JPS62176506A - 選択透過性膜 - Google Patents

選択透過性膜

Info

Publication number
JPS62176506A
JPS62176506A JP1721586A JP1721586A JPS62176506A JP S62176506 A JPS62176506 A JP S62176506A JP 1721586 A JP1721586 A JP 1721586A JP 1721586 A JP1721586 A JP 1721586A JP S62176506 A JPS62176506 A JP S62176506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
acid
reverse osmosis
membrane
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1721586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0559776B2 (ja
Inventor
Juji Konagaya
重次 小長谷
Masaya Tokai
東海 正也
Eiji Kuzumoto
葛本 英司
Osamu Watanabe
修 渡辺
Haruhiko Narisawa
春彦 成澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP1721586A priority Critical patent/JPS62176506A/ja
Publication of JPS62176506A publication Critical patent/JPS62176506A/ja
Publication of JPH0559776B2 publication Critical patent/JPH0559776B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/56Polyamides, e.g. polyester-amides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は海水やかん水を脱塩して淡水を得る逆浸透膜と
して好適な選択透過性膜に関するものである。
また、本発明によって得られる膜は食品工業における水
の再生や、電子工業における超純水の製造に用いること
も可能である。
(従来の技術) 最近、様々な分野で選択的透過膜を用いた膜分離法が望
まれている。その中で、海水やかん水を脱塩して、淡水
を得る逆浸透法が注目を浴びている。工業的に利用され
ているこの種の半透膜には酢酸セルロースから作った非
対称膜として、例えば、米国特許第3,233.132
号および同3.133.137号等に記載されたロブ型
の膜がある。しかし、この膜は耐加水分解性、耐微生物
性、膜寿命等の点で問題がある。
特許にはこれらの点の改善をnmしたセルロースに代わ
る、新しい分離膜材料として芳香族ポリアミドがデュポ
ン社より提案されている(特公昭53−43540)。
これにより、膜の耐加水分解性、耐微生物分解性、耐熱
分解劣化性については改善されたが、耐塩素性に非常に
弱い欠点がある。逆浸透法による水の淡水化装置に導入
される原水は、予め塩素等で殺菌処理が施される。この
時逆浸透膜は塩素により、酸化劣化を受けやすく、著し
い透水性と塩除去性の低下を来たす。
これらの欠点を改善した膜として、カルボキシル基含有
ジアミン化合物、例えば3,5−ジアミノ安息香酸と芳
香族ポリカルボニル/翫ライドから得られる膜も提案さ
れている(特開昭57−140807)。現在のところ
、芳香族ポリアミンを成分とした芳香族ポリアミドから
、酢酸セルロース並の透水量、塩除去率を何し、かつ耐
塩素性に優れた逆浸透膜素材は知られていない。
我々は、植種の芳香族ジアミンからなる芳香族ポリアミ
ドの塩素に対する劣化性(耐塩素性)を、鋭意研究した
結果、芳香族ポリアミドの耐塩素性は用いる芳香族アミ
ン成分の化学構造に大きく依存することを見出し、本発
明に達した。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は (1)透水性、塩除去性にすぐれ、かつ(2)耐塩素性
および耐塩素性の耐久性にすぐれる 逆浸透膜の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本願発明は下記一般式(1)および(2)で
表される化合物をジアミン成分とし、かつ、化合物(1
)と(2)との比がモル比で9515〜40/60で酸
成分が芳香族ポリカルボン酸である芳香族ポリアミド共
重合体からなる選択透過性膜である。
R,R。
(R3)!       (R4ル (ただし、RI およびR1は水素原子または炭素原子
数1〜12の炭化水素基を、Rs + R4は水素原子
、または活性水素を有しない1価のを機性基をハ9mは
0または1〜3の自然数を示す。)(COOM)n (ただし、R5+ Rsは水素原子または炭素原子数1
〜12の炭化水素基を、Mは水素原子、炭素原子数1〜
12の炭化水素基、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
第4級アンモニウム塩基を示す。Arは炭素原子数6−
15の(n+2)価の縮合型または非縮合型の芳香族炭
化水素基である。nは1または2を示す) 特に、上式において、Rr * Rt + Rs *、
R4+R,、R,が水素原子であり、酸成分がイソフタ
ル酸および/またはテレフタル酸であるポリマーから得
られた膜はさらに優れた耐塩素性および逆浸透性能(透
水性、塩除去性)を有することを見出した。
一般式(1)で示される化合物としては、3゜3′−ジ
アミノジフェニルスルホン、3.3’ −ジアミノ−4
,41−ジメチルスルホン、NIN’−ジメチル−3,
3′−ジアミノジメチルスルホン等を挙げることができ
る。
一般式(2)で示される化合物としては、3゜5−ジア
ミノ安息香酸、3.5−ジアミノ安息香酸メチルエステ
ル、3,5−ジアミノ安息香酸エチルエステル、3,5
−ジアミノ安息香酸リチウム、3,5−ジアミノ安息香
酸ナトリウム、3゜5−ジアミノ安息香酸カリウム、N
、N”−ジメチル−3,5−ジアミノ安息香酸、3,4
−ジアミノ安息香酸、3.4−ジアミノ安息香酸メチル
エステル、3.4−ジアミノ安息香酸エチルエステル、
3,4−ジアミノ安息香酸リチウム、3゜4−ジアミノ
安息香酸ナトリウム、3.4−ジアミノ安息香酸カリウ
ム、N、N’ −ジメチル−3,4−ジアミノ安息香酸
、2,5−ジアミノ安息香酸、2.5−ジアミノ安息香
酸メチルエステル、2,5−ジアミノ安息香酸エチルエ
ステル、2.5−ジアミノ安息香酸リチウム、2.5−
ジアミノ安息香酸ナトリウム、2,5−ジアミノ安、Q
香酸カリウム、N、N’−ジメチル−2,5−ジアミノ
安息香酸、2,5−ジアミノテレフタル酸、2,5−ジ
アミノテレフタル酸ジメチルエステル、2.S−ジアミ
ノテレフタル酸ジエチルエステル1,2.5−ジアミノ
テレフタル酸リチウム、2.5−ジアミノテレフタル酸
カリウム、2.5−ジアミノテレフタル酸ナトリウム、
ビス(3−カルボキシ−4−アミノフェニル)メタン、
ビス(3−カルボメトキシ−4−アミノフェニル)メタ
ン、ビス(3−カルボエトキシ−4−アミノフェニル)
メタン、等を挙げることができる。
本発明におけるポリアミド共重合体の酸成分としての芳
香族ポリカルボン酸はフタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、4.4’ −ジフェニルジカルボン酸、1.2
−ナフタリンジカルボン酸、1.3−ナフタリンジカル
ボン酸、1,4−ナフタリンジカルボン酸、1.5−ナ
フタリンジカルボン9.1.8−ナフタリンジカルボン
酸、1゜7−ナフタリンジカルボン酸、1,8−ナフタ
リンジカルボン酸、2,3−ナフタリンジカルボン酸2
,6−ナフタリンジカルボン酸、2,7−ナフタリンジ
カルボン酸、トリメシン酸、トリメリット酸等があげら
れる。
一般式(1)で示される化合物と一般式(2)で示され
る化合物との共重合比はモル比で9075〜40/60
 好ましくは 90/10〜30/70である。化合物
(1)の量が95%より多いか、または409Aより少
ないと良好な逆浸透性能が得られない。また40%より
少ないと膜の耐塩素性は悪くなる。逆浸透性能から考慮
した場合用いられるジアミン化合物全体の40モル%以
上、好ましくは70モル%以上が1級ジアミンであるこ
とが望ましい。2級ジアミンの使用量が多いと膜形成能
が悪くなり、また逆浸透性能も低下する。
本発明の芳香族ポリアミド共重合体は、通常のポリアミ
ドの製造に用いられる重合方法、例えば、溶融重合法、
固相重合法、界面重合法、溶液重合法により合成するこ
とができる。中でも、界面重合法、および溶液重合法が
好ましい。
溶液重合法に用いる溶媒としては種々の有機溶媒を用い
ることができるが、好ましくはアミド系溶媒を用いる。
好ましい溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、
ヘキサメチルホスホルアミド、N、N’−ジメチルアセ
トアミドおよびこれらの混合系が挙げることができる。
溶液重合の一般的重合方法を示せば、ジアミン化合物の
混合物を前記アミド系溶媒に溶解させたのち、この溶液
中にジカルボン酸ハライドを撹はん下に添加し、適当な
時間撹はんを続ける。反応の温度は一20℃から100
℃が好ましく、さらに好ましくは一5℃から70°Cで
ある。重合に際しては、混合物溶液に、重合前、重合中
、および重合後に、添加剤を添加してもよい。このよう
な添加剤には、各種の無機化合物、有機化合物が挙げら
れるが、あるものは、重合によって生成する塩化水素を
中和するためおよび/または重合体の溶解を容易にする
ために添加される。このような無機化合物の例としては
リチウムクロライド、カル/ウムクロライド、カリウム
クロライド、炭酸リチウム、酸化リチソム、水酸化リチ
ウム、水酸化カル/ラム、炭酸カル/ラムなどが好まし
い例として上げられる。また、このような効果を有する
打機化合物としては、ピリジン、トリエチレンジアミン
、トリエチルアミン、N−メチルモルフォリン、N、N
−ツメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、N、
N−ジメチルピペラジン等が好ましい例として挙げられ
る。
他の添加剤としては、必要に応じて末端停止剤を用いる
ことができ、末端停止剤としてはアミノ基、及び酸ハラ
イド基と反応する基を1つだけ何する化合物が適当であ
る。かかる溶液重合反応において、モノマー類の仕込み
濃度は、一般には5−20重量%が好ましい。重合反応
後、得られた溶液をメタノール、水などと混合して固形
物として、さらに固形物の濾過、水およびメタノールに
よる洗浄を繰り返したのち、乾燥して本発明の芳香族ポ
リアミドを得ることができる。
次に界面重合の一般的な方法に関して述べる。
界面重合に用いる有機相の有機溶媒としては塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等の塩
素系炭化水素溶媒、n−ヘキサン、n−オクタン、シク
ロヘキサノン等の脂肪族炭化水素類、キシレン、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類などが挙げられる。
最も好ましい溶媒としてはシクロヘキサノンである。界
面重合時に発生する塩化水素をトラップする物質として
は水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化リチウム
、炭酸リチウム、水酸化カリウム、などが用いられ、特
に水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが好ましい。
一般的な重合操作を示せばジアミン化合物と塩化水素ト
ラップ剤を水に溶解した溶液と、ジカルボン酸ハライド
化合物を上記のを機溶媒に溶解した液とを機械的に混合
し、本発明のポリマーを得る。このとき、予め、ジカル
ボン酸ハライドの含まない有機相の一部をジアミン化合
物を含む水相と機械的に混合しておき、その中にジカル
ボン酸ハライドを含む有機溶媒の溶液を撹はんしながら
加えることが好ましい。
水相にジアミン化合物の分散を促進するため、水相に界
面活性剤を添加することも可能である。
OR相および水相における該ジカルボン酸ハライド及び
該ジアミン化合物の濃度は、一般には3−10重量%が
好ましい。重合反応後得られた溶液をメタノール、水な
どと混合して沈澱を形成させ、これの濾過、水による洗
浄を数回繰り返したのち、所定温度下で、約24時間乾
燥して本発明の芳香族ポリアミド共重合体を得ることが
できる。
また、該芳香族ポリアミド共重合体を他のポリアミドと
共重合したり、他のポリマーとブレンドしたりして用い
ることも可能である。
本発明によって得られた芳香族ポリアミド共重合体を適
当な有機溶媒に溶解し該溶液を適当なプレート上に塗布
後、芳香族コポリアミド共重合体の貧溶媒中に浸漬する
ことにより非対称膜を得ることができる。
また、該プレート上から、有機溶媒を蒸発させることに
より均質膜を得ることも可能である。さらに、該溶液を
紡糸することにより中空糸の影響をも形成すること、ま
た、適当な多孔質膜上に、本発明で得られた芳香族ポリ
アミド共重合体の溶液を塗布し、複合膜の形態をとるこ
とも可能である。用いられる多孔質膜としては高分子化
合物がら得られる多孔質膜、例えば、ポリエチレン、ポ
リスルホン、ポリプロピレン、ポリイミド等の多孔質膜
が適当である。
この塗布方法としては、浸漬法、ロールコーティング法
、クイックコーティング法等、いかなる方法でもよい。
塗布されたポリマーの厚みは0.05−1.Oミクoy
、好まし’<i;io、1−0.5ミクロンとなるよう
に塗布条件をコントロールすべきである。
ポリマーを塗布する以外に、次のように支持体上で膜を
形成させることも可能である。すなわち、ジアミン化合
物の溶液を多孔質膜上で塗布した後に、ジカルボン酸ク
ロライドを溶がした有機溶媒中に浸漬することにより、
該多孔質膜上に木発明の芳香族ポリアミド共重合体を形
成させることも可能である。用いられる多孔質膜素材と
してはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、
ポリイミドなどが挙げられる。また、無機化合物からな
る多孔質膜素材上に該芳香族ポリアミド共重合体を形成
させることも可能である。複合膜の形成時、膜の強度を
高めるため、トリメシン酸りロリ ド、トリメリット酸
クロリド、3−クロロスルホニルイソフタル酸クロライ
ドのような3個以上の反応性基を有する化合物を添加し
てもよい。
(発明の効果) 本発明により得られる選択透過性膜は後述の実施例に示
すごとく優れた塩排除性および透水性のみならず耐塩素
性をもをするため、特に、海水、かん水の脱塩に適した
有用な膜である。
以下、実施例を挙げ本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明は実施例に限るものではない非対称膜の製法 本発明で得られたポリマーのN、N’−ジメチルアセト
アミド20%溶液(5%LiC!含有)を作成し、30
0ミクロンの厚さでガラス板上にコートする。恒温槽中
110℃で10分間加熱し、溶媒を蒸発させる。冷却後
、水中に、侵1.“tして、該ポリマーの非対称膜を形
成させる。これをガラス面上からはがし、以下の逆浸透
膜実験に供した。
逆浸透膜試験法 通常の連続式ポンプ型逆浸透装置を用い、25°Cにて
35000 ppIIlのNaCeを含む水溶液を原液
として、操作圧力は55 kg / cJで行なった。
塩排除率の計算 実施例中の塩排除率とは通常の方法、すなわち、次式に
よって求められた。
(比較例1)ポリイソフタロイルメタフェニレンジアミ
ンの合成 窒素導入管、温度計、撹はん翼を備えた500ratの
4つ日丸底フラスコに、蒸留により精製したメタフェニ
レンジアミン10.80g(0,10a+ff1)+脱
水精製したNMP150meを入れる。
撹はんにより系が均一になったら、0℃まで冷却し、撹
はんしながらイソフタル酸クロライド(IPC)0.1
モル(10,15g)を粉末状で一度に加える。容器に
付着した試薬をNMP 10raQで洗い落とし、正確
にモル比を合せる。
IPCを加え始めると、系の温度は約50℃に上昇する
。冷却しながら約1時間撹はんし、その後、室温にもど
し、さらに2時間撹はんを行い反応を終了する。得られ
た溶液を約1500mffiのメタノール中に注ぎポリ
マーを得た。沈澱物を鑓過後、水を入れたホームミキサ
ーで粉砕洗浄により精製した。次いで、精製物を24時
間減圧下にて乾燥した。このときの収率は約85%であ
った。
粘度は1.35 (0,5g/ld完−H,5o4)で
あった。
さらに、参考例の方法に従って、得られたポリマーの非
対称膜の製造、および逆浸透実験をおこなった。
(比較例2)ポリイソフタロイルメタフェニレンジアミ
ン/3,5−ジアミノ安息香酸共重合体の合成 比較例1においてメタフェニレンジアミンの代わりにメ
タフェニレンジアミンと3,5−ジアミノ安息香酸との
混合物(3,5−ジアミノ安息6酸m=10モル%)を
用いた以外は全て同様にして、該共重合体の合成をおこ
なった。さらに、参考例1に従い非対称膜を作成し、以
下の逆浸透実験に供した。
(比較例3)ポリイソフタロイルメタフェニレンジアミ
ン/2,4−ジアミノベンゼスルホン酸共重合体の合成 比較例1においてメタフェニレンジアミンの代わりにメ
タフェニレンジアミンと2,4−ジアミノベンゼンスル
ホン酸との混合物(2,4−ジアミノベンゼンスルホン
酸量=10モル%)を用いた以外は、全て同様にして、
該共重合体の合成をおこなった。さらに、参考例1に従
い非対称膜を作成し、以下の逆浸透実験に供した。
(比較例4)ポリ(イソフタロイル−3,3′=ジアミ
ノジフエニルスルホン)重合体の合成比較例1において
メタフェニレンジアミンの代わりに3,3′−ジアミノ
ジフェニルスルホンを用いた以外は全て同様にして、該
重合体の合成をおこなった。参考例1に従い非対称膜を
作成し、以下の逆浸透実験に供した。
(比較例5)ポリ(イソフタロイル−3,5−ジアミノ
安息香酸)重合体の合成 比較例1においてメタフェニレンジアミンの代わりに3
.5−ジアミノ安息香酸を用いた以外は全て同様にして
、該重合体の合成をおこなった。
該重合体は水溶性であるので、非対称膜の作成および逆
浸透性能測定は困難であった。
(実施例1) 3.5−ジアミノ安息香酸1.9018g(0,012
5モル)、3.3’ −ジアミノジフェニルスルホン2
7.9979g (0,1125モル)を窒素導入管、
温度計、撹はん機を備えた500mffの4つロフラス
コ中に窒素気流下で入れる。さらに、この系中にN−メ
チルピロリドン150mQを加えモノマーを溶解させる
十分撹はん後、反応系全体を水冷しながらイソフタル酸
クロライド25.3775g(0,125モル)を窒素
気流下にて素早く加える。約60分間水冷下で反応後、
室温に戻し、さらに約1時間、反応系の撹はんをおこな
う。反応終了後、この溶液をメタノール1500mf中
に加え、ポリマーを沈澱析出させる。家庭用ミキサーに
よるポリマーの粉砕、濾過、水による洗浄の一連の精製
工程を数回繰り返しおこない、ポリマー中の未反応物の
除去、溶媒の除去をおこなった。最後に、ポリマーをメ
タノールで洗浄し、約140℃下、真空下で約48時間
乾煽をおこない以下の非対称膜の製造に供した。得られ
たポリマーの収率は約95%であり、ポリマーの還元比
粘度はη1nh=0.97 (0,5g/axN−メチ
ル−2−ピロリドン、30℃)であった。先述の方法に
従って、得られたポリマーの非対称膜の製造、および逆
浸透実験をおこなった。
(実施例2) 3.5−ノアミノ安息香酸3.8036 g(0,02
5モル)3.3’ −ジアミノジフェニルスルホン24
.8870g (0,100モル)とした以外はすべて
実施例1と同様にしておこなった。得られたポリマーの (実施例3) 3.5−ジアミノ安息香酸5.7056 g(0,03
75モル)3.3’ −ジアミノジフェニルスルホン2
1.77263g(0,0875モル)とした以外はす
べて実施例1と同様にしておこなった。
(実施例4) イソフタル酸クロライドの代わりにテレフタル酸クロラ
イドを用いた以外はすべて実施例1と同様にしておこな
った。得られたポリマーの(実施例5) イソフタル酸クロライドの代わりにテレフタル酸クロラ
イドを用いた以外はすべて実施例2と同様にしておこな
った。
(実施例6) イソフタル酸クロライドの代わりにテレフタル酸クロラ
イドを用いた以外はすべて実施例3と同様にしておこな
った。
比較例1〜4、実施例1〜6によるポリマーの製膜性、
得られた非対称膜の逆浸透実験結果(塩排除率Rj1透
水性FR)および耐塩素性評価結果を第1表に一括表示
した。
以   下   余   白 第1表の結果は、本願発明の実施例1〜6で得られるポ
リマーの製膜性および該ポリマーによる非対称膜の逆浸
透性能(塩排除性、透水性)および耐塩素性能が比較例
1〜5で示される製膜性や逆浸透性能および耐塩素性能
よりも優れていることを示している。
(実施例7)耐塩素性試験 実施例1.比較例21および比較例3で得られた非対称
膜(構造式を下図に示す)を用いて、塩素10ppmを
含有した3 5000 ppmN a C水溶液(pH
f3.5)の逆浸透実験を参考例2に従っておこない、
逆浸透性能の経時変化を測定した。
得られた結果を図1に示した。
この様に、本発明の芳香族ポリアミドは優れた逆浸透性
能を打するのみならす、優れた耐塩素性をも有すること
を確認した。
1、 ポリテレフタロイル−3,3′ジアミノジフエニ
ルスルホン/3,5−ジアミノ安息香M 共m合体(実
施例1のポリマー) 2 ポリイソフタロイルメタフェニレンジアミン/3,
5−ジアミノ安息香酸共重合体(比較例2のポリマー) 3、  ポリイソフタロイルメタフェニレンジアミン/
2.4−ジアミノベンゼンスルホン酸共重合体(比較例
3のポリマー) 経過時間(hrs) 図1 逆浸透実験における耐塩素性試験(PH8,5)
図1の結果は、本願発明による非対称膜は塩素を歯打す
る塩化ナトリウム(NaC)水溶液の長時間逆浸透実験
でも初期の優れた塩除去率を維持し、優れた耐塩素性を
もつことを示している。
これに対し比較例2.3で得られる非対称膜は短時間の
逆浸透実験で塩除去率が低下し、耐塩素性に劣ることを
示している。
(発明の効果) 本発明によって得られる芳書族ポリアミド共重合体は溶
剤溶解性にすぐれ非対称膜への制膜性に優れている。ま
た該ポリマーで得られる非対称膜は特に塩排除性と耐塩
素性に優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)および(2)で表される化合物
    をジアミン成分とし、かつ、化合物(1)と(2)との
    比がモル比で95/5〜40/60で酸成分が芳香族ポ
    リカルボン酸である芳香、族ポリアミド共重合体からな
    る選択透過性膜。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (ただし、R_1およびR_2は水素原子または炭素原
    子数1〜12の炭化水素基を、R_3、R_4は水素原
    子、または活性水素を有しない1価の有機性基を、l、
    mは0または1〜3の自然数を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (ただし、R_5、R_6は水素原子、または炭素原子
    数1〜12の炭化水素基を、Mは水素原子、炭素原子数
    1〜12の炭化水素基、アルカリ金属、アルカリ土類金
    属、第4級アンモニウム塩基を示す。Arは炭素原子数
    6−15の(n+2)価の縮合型または非縮合型の芳香
    族炭化水素基である。nは1または2を示す)
  2. (2)R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R_
    6が水素原子であり、酸成分がイソフタル酸および/ま
    たはテレフタル酸である特許請求の範囲第1項記載の選
    択透過性膜。
JP1721586A 1986-01-28 1986-01-28 選択透過性膜 Granted JPS62176506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1721586A JPS62176506A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 選択透過性膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1721586A JPS62176506A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 選択透過性膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62176506A true JPS62176506A (ja) 1987-08-03
JPH0559776B2 JPH0559776B2 (ja) 1993-08-31

Family

ID=11937722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1721586A Granted JPS62176506A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 選択透過性膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62176506A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014350A2 (en) 2001-03-19 2009-01-14 Nitto Denko Corporation Water-treating method
JP2010537078A (ja) * 2007-08-22 2010-12-02 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 3,3’ジアミノジフェニルスルホンを含む複数のアミンモノマーから誘導された構造を含有するコポリマーを含む繊維およびそれらの製造方法
JP2014518935A (ja) * 2010-12-21 2014-08-07 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 保護アミン基を含むモノマーから形成されたポリマーマトリックス
WO2014162845A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 住友ベークライト株式会社 ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
WO2014171397A1 (ja) * 2013-04-15 2014-10-23 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
WO2014192684A1 (ja) * 2013-05-28 2014-12-04 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
WO2015049869A1 (en) * 2013-10-04 2015-04-09 Akron Polymer Systems Inc. Resin composition, substrate and method of manufacturing electronic device
WO2015050089A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
WO2015049870A1 (en) * 2013-10-04 2015-04-09 Akron Polymer Systems Inc. Resin composition, substrate, method of manufacturing electronic device and electronic device
WO2015125651A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014350A2 (en) 2001-03-19 2009-01-14 Nitto Denko Corporation Water-treating method
JP2010537078A (ja) * 2007-08-22 2010-12-02 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 3,3’ジアミノジフェニルスルホンを含む複数のアミンモノマーから誘導された構造を含有するコポリマーを含む繊維およびそれらの製造方法
JP2014518935A (ja) * 2010-12-21 2014-08-07 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 保護アミン基を含むモノマーから形成されたポリマーマトリックス
US9636643B2 (en) 2010-12-21 2017-05-02 General Electric Company Polymeric matrices formed from monomers comprising a protected amine group
JP2016222928A (ja) * 2010-12-21 2016-12-28 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 保護アミン基を含むモノマーから形成されたポリマーマトリックス
WO2014162845A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 住友ベークライト株式会社 ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
JP6041046B2 (ja) * 2013-04-05 2016-12-07 住友ベークライト株式会社 ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
CN105164207A (zh) * 2013-04-05 2015-12-16 住友电木株式会社 用于显示器用元件、光学用元件或照明用元件的制造的芳香族聚酰胺溶液
CN105189609A (zh) * 2013-04-15 2015-12-23 艾克伦聚合物系统公司 用于制造显示器用元件、光学用元件或照明用元件的芳香族聚酰胺溶液
WO2014171397A1 (ja) * 2013-04-15 2014-10-23 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
JPWO2014171397A1 (ja) * 2013-04-15 2017-02-23 アクロン ポリマー システムズ,インク. ポリアミド溶液、ポリアミドフィルム、積層複合材、ディスプレイ用素子、光学用素子、又は、照明用素子およびその製造方法
KR20150141945A (ko) * 2013-04-15 2015-12-21 아크론 폴리머 시스템즈, 인코포레이티드 디스플레이용 소자, 광학용 소자, 또는 조명용 소자의 제조를 위한 방향족 폴리아미드 용액
WO2014192684A1 (ja) * 2013-05-28 2014-12-04 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、又は照明用素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
WO2015049870A1 (en) * 2013-10-04 2015-04-09 Akron Polymer Systems Inc. Resin composition, substrate, method of manufacturing electronic device and electronic device
WO2015050089A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
JPWO2015050089A1 (ja) * 2013-10-04 2017-03-09 アクロン ポリマー システムズ,インク. ポリアミド溶液、ポリアミドフィルム、積層複合材、ならびにディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子、およびその製造方法
WO2015049869A1 (en) * 2013-10-04 2015-04-09 Akron Polymer Systems Inc. Resin composition, substrate and method of manufacturing electronic device
US9873763B2 (en) 2013-10-04 2018-01-23 Akron Polymer Systems, Inc. Solution of aromatic polyamide for manufacturing display element, optical element, illumination element or sensor element
WO2015125651A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 アクロン ポリマー システムズ, インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
JP6067922B2 (ja) * 2014-02-20 2017-01-25 アクロン ポリマー システムズ,インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液
JPWO2015125651A1 (ja) * 2014-02-20 2017-03-30 アクロン ポリマー システムズ,インク. ディスプレイ用素子、光学用素子、照明用素子又はセンサ素子の製造のための芳香族ポリアミド溶液

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0559776B2 (ja) 1993-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5342019B2 (ja) フルオロアルコール官能性を有するポリアミド膜
JPH0138522B2 (ja)
JPS5827963B2 (ja) 選択性透過膜の製造方法
CN111514768B (zh) 耐溶剂聚合物纳滤膜及其制备方法和应用
EP0447971A2 (en) Gas separation material
US5271843A (en) Chlorine-tolerant, thin-film composite membrane
CN100551502C (zh) 复合半渗透膜及其生产方法
JPS62176506A (ja) 選択透過性膜
JP2947352B2 (ja) 位置特異的ポリアミド−イミドから作製した半透膜及びこれを使用するガス分離法
Konagaya et al. Synthesis of ternary copolyamides from aromatic diamine (m‐phenylenediamine, diaminodiphenylsulfone), aromatic diamine with carboxyl or sulfonic group (3, 5‐diaminobenzoic acid, 2, 4‐diaminobenzenesulfonic acid), and iso‐or terephthaloyl chloride
US4410568A (en) Process for preparing selective permeable membrane
US3935172A (en) Regular copolyamides as desalination membranes
US4529793A (en) Selective permeable membranes comprising a polyquinazolone-based polymer
US4002563A (en) Regular copolyamides as desalination membranes
JPS5837842B2 (ja) 限外濾過膜の製造方法
US4695383A (en) Permselective membrane
JPH07114942B2 (ja) 選択透過性膜
JP2522312B2 (ja) 選択透過性中空糸複合膜及びその製造方法
JPS62213807A (ja) 選択透過性膜
JPS62244403A (ja) 選択透過性膜
JPS62244404A (ja) 選択透過性膜
JPS63137704A (ja) 選択透過膜
JPS6151928B2 (ja)
JPS5850121B2 (ja) 微孔性透過膜
JPH0829238B2 (ja) 選択透過性分離膜