JPS6217592B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6217592B2
JPS6217592B2 JP55068008A JP6800880A JPS6217592B2 JP S6217592 B2 JPS6217592 B2 JP S6217592B2 JP 55068008 A JP55068008 A JP 55068008A JP 6800880 A JP6800880 A JP 6800880A JP S6217592 B2 JPS6217592 B2 JP S6217592B2
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JP
Japan
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group
substituted
general formula
alkyl
dioxo
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Application number
JP55068008A
Other languages
English (en)
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JPS55154980A (en
Inventor
Fuaaju Danieru
Mutonie Kuroodo
Ru Ruwa Pieeru
Furansowa Peironeru Jan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhone Poulenc Industries SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Industries SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Industries SA filed Critical Rhone Poulenc Industries SA
Publication of JPS55154980A publication Critical patent/JPS55154980A/ja
Publication of JPS6217592B2 publication Critical patent/JPS6217592B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/247-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式、 の新規な3−チオビニル−セフアロスポリン類、
それらの塩、それらの製法およびそれらの化合物
を含有する薬学的組成物に関する。 一般式()中、記号Rは以下の意味から選択
される。 (1) アルキル、L−2−アミノ−2−カルボキシ
−エチルおよびフエニル、 (2) ピリド−2−イル、ピリド−3−イル又はピ
リド−4−イルおよびこれらのN−オキシド、 (3) ピリミジン−2−イル;6位がアルキル、メ
トキシ、アミノもしくはアシルアミノ基により
置換されたピリダジン−3−イル、そのN−オ
キシド、およびテトラゾロ〔4・5−b〕ピリ
ダジン−6−イル、 (4) 4位が置換れた5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン−3−イル;それぞれ1位が置換された1・
3・4−トリアゾール−5−イルもしくは2−
アルコキシカルボニル−1・3・4−トリアゾ
ール−5−イル、 該置換は、下記置換基によつてなされてい
る、 (a) 未置換のアルキル基、又はアルコキシ、ア
ルキルチオ、フエニル、ホルミル、カルバモ
イル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカ
ルバモイル、アシル、アルコキシカルボニル
もしくはチアゾリジン−2−イル基によつて
置換されたアルキル基、 (b) アリル、2・3−ジヒドロキシプロピル、
1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イル、2
−ホルミル−2−ヒドロキシ−エチル基3−
ホルミルオキシ−2−ヒドロキシプロピル、
2・3−ビスホルミルオキシプロピル又は
1・3−ビスホルミルオキシ−2−プロピル
基、 (c) ヒドロキシル、カルバモイルオキシ、アシ
ルオキシ(このアシル部分はアミノ、アルキ
ルアミノもしくはジアルキルアミノ基によつ
て置換されていてもよい)、アルキルスルフ
イニル、アルキルスルホニル、アミノ、アル
キルアミノ、ジアルキルアミノ、スルホアミ
ノ、アルキルスルホニルアミノ、スルフアモ
イルアミノ、アシルアミノ(このアシル部分
は、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ
もしくはアルキルアミノによつて置換されて
いてもよい)、アルコキシカルボニルアミ
ノ、ウレイド、アルキルウレイドもしくはジ
アルキルウレイド基によつて置換された、2
〜4個の炭素原子を含むアルキル基、 (d) 一般式、 又は、 又は ここで、alkは1〜4個の炭素原子を含有
するアルキレン基、X〓およびY〓は同一で
あり、酸素もしくは硫黄原子を表わし、そし
てR〓がアルキル基を表わすか又はX〓およ
びY〓は同一もしくは異なり酸素もしくは硫
黄原子を表わしそして基R〓が一緒になつて
2個もしくは3個の炭素原子を有するアルキ
レン基を形成する、およびR〓は水素原子又
は1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基
を表わす、 の1つに相当する基、又は (e) アルコキシイミノもしくはヒドロキシイミ
ノ基によつて置換された、1〜5個の炭素原
子を含有するアルキル基、 (5) 1・4−ジアルキル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル、1−アルキル−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イルもしくは2
−アルキル−5・6−ジオキソ−1・2・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−
3−イル、 (6) 1・3・4−トリアゾール−5−イル、1・
2・3−トリアゾール−5−イル又は1−アル
キル−1・2・4−トリアゾール−5−イル、
これらは未置換であるかもしくはアルコキシカ
ルボニルによつて3−位が置換されている、 (7)(a) 未置換、又はアルキル、トリフルオロメチ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ
アルキルチオ(このアルキル部分は2〜4個
の炭素原子を含有している)、アルキルスル
ホニル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−アルキ
ル、カルボキシル、カルボキシルアルキル、
アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキ
ル、ジアルキルアミノ−アルキル、アシルア
ミノもしくはアシルアミノアルキル基によつ
て置換された1・3・4−チアジアゾール−
5−イル、又は (b) アルキルもしくはアルコキシ基によつて置
換された1・2・4−チアジアゾール−5−
イル、 (8)(a) 未置換、又はアルキル、トリフルオロメチ
ル、フエニル、アミノアルキル、アルキルア
ミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルも
しくはアシルアミノ−アルキル基によつて置
換された1・3・4−オキサジアゾール−5
−イル、又は、 (b) オキサゾール−2−イル又は4−アルキル
−オキサゾール−2−イル、 又は、 (9) 未置換テトラゾール−5−イル又は、 (a) 未置換、又はアルコキシ、スルホ、カルボ
キシル、ホルミルもしくはスルフアミルによ
つて置換されたアルキル基、 (b) ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルボキ
シアルキルアミノ、スルフアミルアミノ、ス
ルホアミノ、ウレイド、アルキルウレイドも
しくはジアルキルウレイドによつて置換され
た、2〜4個の炭素原子を含有するアルキル
基、 (c) ヒドロキシイミノもしくはアルコキシイミ
ノによつて置換された、1〜5個の炭素原子
を含有するアルキル基、 (d) フエニル、2・3−ジヒドロキシプロピ
ル、1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イル
tは2−ホルモル−2−ヒドロキシ−エチル
基、又は (e) R〓が水素原子であるかもしくは一般式
()の基である、一般式()の基、 によつて1位が置換されたテトラゾール−5−
イル、 記号R゜は水素原子又はアルキル、ビニル又
はシアノメチル基を表わし、 記号R′は水素原子又は一般式 ここで、R″は水素原子又はアルキル基を表
わし、そして Rはアルキル基又はシクロヘキシル基を表
わす、 の酵素的に容易に除去し得る基を表わす、 上記した(又は後記するであろう)アルキルも
しくはアシル部分又は基は、(逆のことを述べな
い場合には)直鎖状又は分岐鎖状であり、そして
1〜4個の炭素原子を含有すると理解されるべき
である。 同様に、一般式()の生成物の3位の置換基
はシス−又はトランス−形、又はシス−およびト
ランス−形の混合物であることができると理解さ
れるべきである。 以下によつて、トランス−立体異性はEと記述
され、シス−立体異性はZと記述されるであろ
う。 更に、基OR゜はシン−(syn−)又はアンチ−
(anti−)位の1つにあることができ、そしてこ
れらの異性体およびこれらの混合物は本発明の範
囲内に入ると理解されるべきである。 シン−形は式、 によつて表わすことができる。 アンチ−形は式、 によつて表わすことができる。 同様に、基Rがヒドロキシイミノアルキル又は
アルコキシイミノアルキル置換基を含有する場合
には、この基はシン−およびアンチ−異性を示す
ことができ、そしてこれらの異性体およびこれら
の混合物も同様に本発明の範囲内に含まれる。 基Rが1位又は4位において置換された1・
4・5・6−テトラヒドロ−トリアジニル基であ
るか又は2位において置換された1・2・5・6
−テトラヒドロ−トリアジニル基である場合に
は、それは下記するトートマー形(tautomeric
form)によつて表わすことができる。 基Rがホルミルアルキル置換基を含有する場合
には、それはその遊離アルデヒド形か又はアルデ
ヒド水和物の形であることができる。特に、これ
らの形態は下記する条件の下に対抗する。 核磁気共鳴による研究は、Rが5・6−ジオキ
ソ−4−ホルミルメチル−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イルで
ある場合に、その場合:(重水素化された)ギ酸
又はトリフルオロ酢酸の如き酸性溶媒中で、
(重)水の存在下又は非存在下では、生成物は主
として遊離のアルデヒド形にあること、 炭酸水素ナトリウムを添加した(重)水の如き
塩基性溶媒中では、生成物は主としてアルデヒド
水和物の形であること、そして、 ジメチルスルホキシド(d8)の如き中性溶媒中
では、遊離のアルデヒド形とアルデヒド水和物の
形が存在し、水の添加は遊離のアルデヒド形をア
ルデヒド水和物の形へ次第に変換する結果となる
こと、 を、特に示している。 一般に、一般式(a)の生成物が好ましい。
上記した記号Rの意味の内、特に下記の基があげ
られる。 メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
1・3・4−チアジアゾール−5−イル、2−メ
チル−1・3・4−チアジアゾール−5−イル、
2−エチル、1・3・4−チアジアゾール−5−
イル、2−プロピル−1・3・4−チアジアゾー
ル−5−イル、2−イソプロピル−1・3・4−
チアジアゾール−5−イル、2−ブチル−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル、2−イソブ
チル−1・3・4−チアジアゾール、2−sec−
ブチル−1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル、2−t−ブチル−1・3・4−チアジアゾー
ル−5−イル、2−ヒドロキシメチル−1・3・
4−チアジアゾール−5−イル、2−(2−ヒド
ロキシエチル)−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル、2−アミノメチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル、2−メチルアミノメチル
−1・3・4−チアジアゾール−5−イル、2−
ジメチルアミノメチル−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル、2−(2−アミノエチル)−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル、2−(2−
メチルアミノエチル)−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル、2−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−1・3・4−チアジアゾール−5−イル、
2−カルボキシメチル−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル、2−(2−カルボキシエチル)−
1・3・4−チアジアゾール−5−イル、2−メ
トキシ−1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル、2−メチルチオ−1・3・4−チアジアゾー
ル−5イル、2−メチルスルホニル−1・3・4
−チアジアゾール−5−イル、2−アミノ−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル、2−メチル
アミノ−1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル、2−ジメチルアミノ−1・3・4−チアジア
ゾール−5−イル、2−アセチルアミノ−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル、2−ヒドロ
キシ−1・3・4−チアジアゾール−5−イル、
2−アセタミドメチル−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル、2−(2−アセタミド−エチ
ル)−1・3・4−チアジアゾール−5−イル、
3−メチル−1・2・4−チアジアゾール−5−
イル、3−エチル−1・2・4−チアジアゾール
−5−イル、3−メトキシ−1・2・4−チアジ
アゾール−5−イル、1・2・3−トリアゾール
−5−イル、1・3・4−トリアゾール−5−イ
ル、1−メチル−3−メトキシカルボニル−1・
2・4−トリアゾール−5−イル、3−メトキシ
カルボニル−1−エチル−1・2・4−トリアゾ
ール−5−イル、1−メチル−3−エトキシカル
ボニル−1・2・4−トリアゾール−5−イル、
1−エチル−3−エトキシカルボニル−1・2・
4−トリアゾール−5−イル、1H−テトラゾー
ル−5−イル、1−メチル−テトラゾール−5−
イル、1−エチル−テトラゾール−5−イル、1
−プロピル−テトラゾール−5−イル、1−イソ
プロピル−テトラゾール−5−イル、1−ブチル
−テトラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキ
シエチル)−テトラゾール−5−イル、1−(3−
ヒドロキシプロピル)−テトラゾール−5−イ
ル、1−メトキシメチル−テトラゾール−5−イ
ル、1−カルボキシメチル−テトラゾール−5−
イル、1−スルホメチル−テトラゾール−5−イ
ル、1−(2−メチルアミノエチル)−テトラゾー
ル−5−イル、1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−テトラゾール−5−イル、1−(2−ジエチ
ルアミノエチル)−テトラゾール−5−イル、1
−(3−ジメチルアミノプロピル)−テトラゾール
−5−イル、1−(2−スルフアミルアミノエチ
ル)−テトラゾール−5−イル、1−(2−アセタ
ミドエタル)−テトラゾール−5−イル、ピリド
−2−イル、ピリド−3−イル、ピリド−4−イ
ル、ピリド−2−イル−1−オキシド、6−メチ
ル−ピリダジン−3−イル、6−メチル−ピリダ
ジン−3−イル−1−オキシド、6−エチル−ピ
リダジン−3−イル、6−エチル−ピリダジン−
3−イル−1−オキシド、6−メトキシ−ピリダ
ジン−3−イル、6−アミノ−ピリダジン−3−
イル、6−アセタミド−ピリダジン−3−イル、
テトラゾロ〔4・5−b〕ピリダジン−6−イ
ル、5・6−ジオキソ−4−メチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−エチル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−プ
ロピル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキ
ソ−4−イソプロピル−1・4・5−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−ア
リル−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
4−(3−ヒドロキシプロピル)−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−メトキシメチル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−
(2−メトキシエチル)−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
5・6−ジオキソ−4−エトキシメチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−
エトキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−
(2−アセタミドエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−ベンジル−5・6−ジ
オキサ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキ
サ−4−フエネチル−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・
6−ジオキサ−4−メチルチオメチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、4・6−ジオキサ−4−メチルチオ
エチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、4−カルバミル
メチル−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、4−(2−カルバミルエチル)−5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、4−(3−カルバミ
ルプロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル、4−(2−カルバミルオキシエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−
(3−カルバミルオキシプロピル)−5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
4−メチルスルフイニルエチル−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−(2−ホルミルオ
キシエチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−(3−ホルミルオキシプロピル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(2−アセトキシエチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
4−(3−アセトキシプロピル)−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4
−(2−グリシルオキシエチル)−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−(3−グルシルオ
キシプロピル)−1・4・5・6−テトラヒドロ
−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−
ジオキソ−4−(2−プロパニルオキシエチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(2・2−ジメトキシ
エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、4−(3・3−ジメトキシプロピル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、4−(2・
2−ジエトキシエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(3・3−ジエトキシ
プロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、4−(2・2−ビス−メチルチオエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−
(3・3−ビス−メチルチオプロピル)−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、4−(2・2−
ビス−エチルチオエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(3・3−ビス−エチ
ルチオプロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(1・3−
ジオキソラン−2−イル)−メチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−(1・
3−ジオキソラン−2−イル)−エチル〕−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(1・
3−ジチオラン−2−イル)−メチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−(1・
3−ジチオラン−2−イル)−エチル〕−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(1・3−
オキサチオラン)−2−イル)−メチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−(1・
3−オキサチオラン)2−イル)−メチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−
(1・3−ジオキサン−2−イル)−エチル〕−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−
(1・3−ジチアン−2−イル)−メチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−
(1・3−ジチアン−2−イル)−エチル〕−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、ピリミジン−2−イル、5・6
−ジオキソ−4−メチルカルバミルメチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−
メチルカルバミルエチル)−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、5・6−ジオキソ−4−エチルカルバミルメ
チル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、4−ジメチルカルバ
ミルメチル−5・6−ジオキソ−1・2・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、4−(2−ジメチルカルバミルエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−ジ
エチルカルバミルエチル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−アセトニル−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキ
ソ−4−(2−オキソ−ブチル)−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−(3−オキソブチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
4−(メトキシカルボニルメチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−メトキシ
カルボニルエチル)−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・
6−ジオキソ−4−(エトキシカルボニルメチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−4−(チアゾリ
ジン−2−イル)、メチル−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、4−(2・3−ジヒドロキシプ
ロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、4−(1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
5・6−ジオキソ−4−(2−ホルミル−2−ヒ
ドロキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、4−
(2−アミノエチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、4−(3−アミノプロピル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6
−ジオキソ−4−(2−メチルアミノエチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−
(3−メチルアミノプロピル)−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、5・6−ジオキソ−4−(2−エチルアミノ
エチル)−−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−(3−エチルアミノプロピル)−−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(2−ジメチルアミノ
エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、4−(3−ジメチルアミノプロピル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、4−(2−
ジエチルアミノエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(3−ジエチルアミノ
プロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−(2−スルホアミ
ノエチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−(2−メチルスルホニルアミノエチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
4−(3−メチルスルホニルアミノプロピル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−
(2−スルフアミルアミノエチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル、5・6−ジオキソ−4−(3−スルフア
ミルアミノプロピル)−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
5・6−ジオキソ−4−(2−グリコリルアミノ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキ
ソ−4−〔2−(2−ヒドロキシプロピオンアミ
ド)−エチル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−(2−グリシルアミノエチル)−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、4−〔2−(L)−アラニルアミノ
エチル〕−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、5・6−ジオキソ−4−(3−グリシルアミ
ノプロピル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−(2−メチルアミノアセタミドエチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、4−(2−ジメチル
アミノアセタミドエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−(2−ジエチルアミノ
アセタミドエチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−
メトキシカルボニルアミノエチル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−エト
キシカルボニルアミノエチル)−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−4−(2−ウレイドエチル)−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−4−(3−ウレ
イドプロピル)−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−〔2−(3−メチル
ウレイド)−エチル〕−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・
6−ジオキソ−4−〔3−(3−メチルウレイド)
−プロピル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、5・6−ジ
オキソ−4−〔2−(3−エチルウレイド)−エチ
ル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、4−〔2−(3・3−
ジメチルウレイド)−エチル〕−5・6ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−〔3−(3・3−ジメチ
ルウレイド)−プロピル〕−5・6−ジオキシド−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、4−〔2−(3・3−ジメチ
ルウレイド)−エチル〕−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、4−(2・2−ジメトキシプロ
ピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、4−(3・3−ジメトキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、5・6−ジオキソ−4−〔3−(ジオキソラ
ン−2−イル)−2−ヒドロキシプロピル〕−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−
ヒドロキシ−2−メトキシエチル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(3−ヒド
ロキシ−3−メトキシプロピル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−エトキシ
−2−ヒドロキシエチル)−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、5・6−ジオキソ−4−(3−エトキシ−3
−ヒドロキシプロピル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、
5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシ−2−
プロポキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・
6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシイミノエチ
ル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−4
−(2−ヒドロキシイミノ−プロピル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、5・6−ジオキソ−4−(2−メト
キシイミノエチル)−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、5・
6−ジオキソ−4−(3−メトキシイミノプロピ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、5・6−ジオキソ−
4−(2−エトキシイミノエチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル、1−(ホルミルメチル)−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル、1−(2−ホルミルエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−カルバミルメチル−1・3・4−トリアゾール
−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−1・
3・5−トリアゾール−5−イル、1−(2−カ
ルバミルオキシエチル)−1・3・4−トリアゾ
ール−5−イル、1−(2−グリシルオキシエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−(2−アセタミドエチル)−1・3・4−トリア
ゾール−5−イル、1−(2・2−ジメトキシエ
チル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、
1−メチルカルバミルメチル−1・3・4−トリ
アゾール−5−イル、1−ジメチルカルバミルメ
チル−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−(2−ジメチルカルバミルエチル)−1・3・4
−トリアゾール−5−イル、1−アセトニル−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(チ
アゾリジン−2−イル−メチル)−1・3・4−
トリアゾール−5−イル、1−(2・3−ジヒド
ロキシプロピル)−1・3・4−トリアゾール−
5−イル、1−(1・3−ジヒドロキシ−2−プ
ロピル)−1・3・4−トリアゾール−5−イ
ル、1−(2−ホルミル−2−ヒドロキシエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−(2−アミノエチル)−1・3・4−トリアゾー
ル−3−イル、1−(2−メチルアミノエチル)−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2
−ジメチルアミノエチル)−1・3・4−トリア
ゾール−5−イル、1−(2−メチルスルホニル
アミノエチル)−1・3・4−トリアゾール−5
−イル、1−(2−スルフアミルアミノエチル)−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2
−グリコリルアミノエチル)−1・3・4−トリ
アゾール)−5−イル、1−(2−グリシルアミノ
エチル)−1・3・4−トリアゾール−5−イ
ル、1−(2−メトキシカルボニルアミノエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−(2−ウレイドエチル)−1・3・4−トリアゾ
ール−5−イル、1−〔2−(3−メチルウレイ
ド)−エチル〕−1・3・4−トリアゾール−5−
イル、1−〔2−(3・3−ジメチルウレイド)−
エチル〕−1・3・4−トリアゾール−5−イ
ル、1−(3・3−ジメトキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)−1・3・4−トリアゾール−5−イ
ル、1−(2−ヒドロキシ−2−メトキシエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1
−(2−ヒドロキシイミノエチル)−1・3・4−
トリアゾール−5−イル、1−(2−メトキシ−
イミノエチル)−1・3・4−トリアゾール−5
−イル、1−ホルミルメチル−2−メトキシカル
ボニル−1・3・4−トリアゾール−5−イル、
2−エトキシカルボニル−1−ホルミルメチル−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2
−ホルミルエチル)−2−メトキシカルボニル−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2
−ヒドロキシエチル)−2−メトキシカルボニル
−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−カ
ルバミルメチル−2−メトキシカルボニル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2−カ
ルバミルエチル)−2−メトキシカルボニル−
1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−(2
−アセタミドエチル)−2−メトキシカルボニル
−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−
(2・2−ジメトキシエチル)−2−メトキシカル
ボニル−1・3・4−トリアゾール−5−イル、
1−(ジメトキシカルバミルメチル)−2−メトキ
シカルボニル−1・3・4−トリアゾール−5−
イル、1−アセトニル−2−メトキシカルボニル
−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−
(2・3−ジヒドロキシプロピル)−2−メトキシ
カルボニル−1・3・4−トリアゾール−5イ
ル、1−(1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イ
ル)−2−メトキシカルボニル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル、1−(3−ホルミル−2
−ヒドロキシエチル)−2−メトキシカルボニル
−1・3・4−トリアゾール−5−イル、1−
(2−ジメチルアミノエチル)−2−メトキシカル
ボニル−1・3・4−トリアゾール−5−イル、
2−メトキシカルボニル−1−(2−メチルスル
ホニルアミノエチル)−1・3・4−トリアゾー
ル−5−イル、2−メトキシカルボニル−1−
(2−スルフアミルアミノエチル)−1・3・4−
トリアゾール−5−イル、2−メトキシカルボニ
ル−1−(2−メトキシカルボニルアミノエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、2
−メトキシカルボニル−1−(2−ウレイドエチ
ル)−1・3・4−トリアゾール−5−イル、2
−メトキシカルボニル−1−〔2−(3−メチルウ
レイド)−エチル〕−1・3・4−トリアゾール−
5−イル、1−〔2−(3・3−ジメチルウレイ
ド)−エチル〕−2−メトキシカルボニル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル、1−(3・3
−ジメトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−2−
メトキシカルボニル−1・3・4−トリアゾール
−5−イル、1−(2−ヒドロキシ−2−メトキ
シエチル)−2−メトキシカルボニル−1・3・
4−トリアゾール−5−イル、1・4−ジメチル
−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアゾール−3−イル、
1・4−ジエチル−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、1−エチル−4−メチル−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル、4−エチル−1
−メチル−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、1−メチル−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル、1−エチル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル、2−メチル−5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル、2−エチル−5・6
−ジオキソ−1・2・4・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル、1−メチル
−1・2・4−トリアゾール−5−イル、2−
(2−ヒドロキシエチルチオ)−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル、1・3・4−オキサジア
ゾール−5−イル、2−エチル−1・3・4−オ
キサジアゾール−5−イル、2−フエニル−1・
3・4−オキサジアゾール−5−イル、2−アミ
ノメチル−1・3・4−オキサ−ジアゾール−5
−イル、2−アセタミドメチル−1・3・4−オ
キサジアゾール−5−イル、2−ジメチルアミノ
メチル−1・3・4−オキサジアゾール−5−イ
ル、オキサゾール−2−イル、4−メチルオキサ
ゾール−2−イル、1−ホルミル−メチル−テト
ラゾール−5−イル、1−(2−ホルミルエチ
ル)−テトラゾール−5−イル、1−スルフアミ
ルメチル−テトラゾール−5−イル、1−(2−
カルボキシメチルアミノエチル)−テトラゾール
−5−イル、1−(2−スルホアミノエチル)−テ
トラゾール−5−イル、1−(2−ウレイドエチ
ル)−テトラゾール−5−イル、1−〔2−(3−
メチルウレイド)−エチル〕−テトラゾール−5−
イル、1−〔2−(3・3−ジメチルウレイド)−
エチル〕−テトラゾール−5−イル、1−(2−ヒ
ドロキシイミノエチル)−テトラゾール−5−イ
ル、1−(3−ヒドロキシイミノプロピル)−テト
ラゾール−5−イル、1−(2−メトキシイミノ
メチル)−テトラゾール−5−イル、1−(3−メ
トキシイミノプロピル)−テトラゾール−5−イ
ル、1−(2・3−ジヒドロキシプロピル)−テト
ラゾール−5−イル、1−(1・3−ジヒドロキ
シプロプ−2−イル)−テトラゾール−5−イ
ル、1−(2−ホルミル−2−ヒドロキシエチ
ル)−テトラゾール−5−イル、1−(2・2−ジ
メトキシエチル)−テトラゾール−5−イル、1
−(3・3−ジメトキシプロピル)−テトラゾール
−5−イル、1−(2−ヒドロキシ−2−メトキ
シエチル)−テトラゾール−5−イル、1−(2−
エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−テトラゾー
ル−5−イル、2−ヒドロキシ−1−(2−プロ
ポキシエチル)−テトラゾール−5−イル、1−
(3−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−テト
ラゾール−5−イル、1−(3−エトキシ−3−
メトキシプロピル)−テトラゾール−5−イル、
1−(3−エトキシ−3−ヒドロキシプロピル)−
テトラゾール−5−イル、および1−(ジオキソ
ラン−2−イル−エチル)−テトラゾール−5−
イル。 上記記号R゜の意味の内から、特に、水素、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、ビニルおよびシ
アノメチルをあげることができる。 上記記号R′の意味の内から、特に、水素、ピ
バリルオキシメチルおよびアセトキシメチルをあ
げることができる。 A 本発明によれば、Rが一般式()の基によ
つて置換されたトリアジニル又はトリアゾリル
基以外の意味を有する一般式()の生成物
は、一般式、 ここで、R゜は上記と同じに定義され、そし
て式中のアミノ基は予め保護されている(R゜
が水素を表わす場合には、オキシムが同様に保
護される)、 の酸又はその反応性誘導体を、一般式、 ここで、Rは上記と同じに定義され、但し、
一般式()の基によつて置換されたトリアゾ
リル又はトリアジニル基の意味に対しては除外
される、R1は水素原子、一般式()の基、
又は容易に除去し得る保護基例えばメトキシメ
チル、t−ブチル、ベンツヒドリル、p−ニト
ロベンジルもしくはp−メトキシ−ベンジルを
表わし、そしてnは0又は1を表わす、 の7−アミノ−セフアロスポリンに作用せし
め、次いでn=1の場合には得られるオキシド
を還元し、そして次いで保護基を除去する、こ
とによつて製造され得る。 シン−又はアンチ−形又はそれらの混合物の
形態にある一般式()の酸は、それぞれシン
−形又はアンチ−形又はそれらの混合物の形態
にある一般式()の生成物に導かれる。 (a) 一般式()の生成物が酸形で用いられる
場合には、そのアミノ基は分子の残余部分に
影響を与えることなくアミノ基をブロツクす
るためのそれ自体公知の方法によつて保護さ
れる。 容易に除去し得る基例えばt−ブトキシカ
ルボニル、2・2・2−トリクロロ−エトキ
シカルボニル、クロロアセチル、トリクロロ
アセチル、トリチル、ベンジル、ジベンジ
ル、ベンジルオキシカルボニル、p−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベ
ンジルオキシカルボニル、ホルミル又はトリ
フルオロアセチル基を使用することは必要で
ある。 R゜が水素原子を表わす場合には、オキシ
ムは分子の残余の部分に悪い影響を与えない
公知の方法によつて保護され得る。特に、ト
リチル、テトラヒドロピラニル又は2−メト
キシプロプ−2−イル基が用いられる。 一般に、酸基が遊離でありそしてアミノ基
が予め保護されている一般式()の生成物
と、Rとnが上記と同じに定義されそして
R1が一般式()の基すなわち容易に除去
され得る保護基例えばメトキシメチル、t−
ブチル、ベンツヒドリル、p−ニトロベンジ
ル又はp−メトキシベンジルを表す一般式
()の7−アミノ−セフアロスポリンとの
縮合は、有機溶媒例えばジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、
メチレンクロライド又はクロロホルム中で、
縮合剤例えばカルボジイミド(例えばジシク
ロヘキシルカルボジイミド)、N・N′−カル
ボニルジイミダゾール又は2−エトキシ−1
−エトキシカルボニル−1・2−ジヒドロキ
ノンの存在下、−20〜40℃の温度で実施さ
れ、その後n=1の一般式()の7−アミ
ノ−セフアロスポリンが使用された場合には
得られたオキシドが還元され、そして保護基
がアミノ基からおよび必要な場合には酸基お
よびオキシム基から除去される。 ある種の基R中に存在するアミノ、アルキ
ルアミノ、カルボキシルおよびヒドロキシル
基は、その使用が分子の残余部分に悪影響を
与えない、アミン、カルボン酸又はアルコー
ルを保護するために通常採用される保護基に
よつて保護される(され得る)と理解される
べきである。 例えば、 アミノ基およびアルキルアミノ基は、例え
ばt−ブトキシカルボニル、2・2・2−ト
リクロロエトキシカルボニル、トリクロロア
セチル、トリチル、ベンジル、ジベンジル、
ベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベン
ジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、クロロアセチル、ホル
ミル又はトリフルオロアセチルの如き基によ
つて保護され、 カルボキシル基は例えばメトキシメチル、
t−ブチル、ベンツヒドリル、p−ニトロベ
ンジル又はp−メトキシベンジルの如き基に
よつて保護され得、そしてヒドロキシル基は
例えばトリチル、テトラヒドロピラニル、又
は2−メトキシ−プロプ−2−イルの如き基
によつて保護され得るか、あるいは2・3−
ジヒドロキシプロピルもしくは1・3−ジヒ
ドロキシプロプ−2−イル基の保護が関与す
る場合には、2・2−ジメチルジオキソラン
−4−イル−メチルもしくは2・2−ジメチ
ル−ジオキソラン−5−イル基の形態で保護
され得る。 一般式()において、基Rがヒドロキシ
ル、スルホ、スルフイニル又はスルホニル基
を含有する場合には、式中n=0の生成物を
用いることが好ましいことが、同様に理解さ
れるべきである。 Rがホルミルアルキル又はアシルアルキル
基を含有する一般式()の生成物を得るこ
とを望む場合には、この基は、場合により、
アセタールとして上記定義した如き一般式
()又は()の基の形に保護され得る。 Rからの保護基の除去は、オキシドの還元
の後、前もしくは同時に行なわれるか又は他
の保護基の除去の後に行なわれる。 S−オキシドの還元は、例えば、西独国特
許出願第2637176号に記載された条件下で行
なわれる。種々の保護基は同時に又は順次に
除去され得る。 例えば、 1 アミンの保護基の除去は次のように行な
われる: t−ブトキシカルボニル、トリチル、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル又は
ホルミル基の場合には、酸性媒体中で処理
することによる。好ましくは、トリフルオ
ロ酢酸が用いられ、そして工程は0〜20℃
の温度で実施されるか、又は無水もしくは
水性のギ酸もしくはp−トルエンスルホン
酸もしくはメタンスルホン酸が20℃〜反応
混合物の環流温度でアセトン又はアセトニ
トリル中で用いられる。これらの条件下に
おいて、一般式()の生成物はトリフル
オロアセテートの形で、ギ酸と溶媒和した
形で、メタンスルホネートの形で又はp−
トルエンスルホネートの形で得られ、そし
て、これらからのアミン基の遊離化は分子
の残余の部分に影響を与えることなくアミ
ン塩からアミンを得るためのそれ自体公知
の方法によつて行なわれる。特に、この工
程は化合物をイオン交換樹脂と接触させる
か又は有機塩基を作用させることによつて
実施される。 2・2・2−トリクロロ−エトキシカル
ボニル又はp−ニトロベンジルオキシカル
ボニルの場合には、還元することによる
(特に、酢酸中亜鉛で処理することによ
り)。 クロロアセチル又はトリクロロアセチル
基の場合には、フランス国特許公報第
2243199号に記載された方法を適用するこ
とによる。 ベンジル、ジベンジル又はベンジルオキ
シカルボニル基の場合には、接触水素化に
よる。 トリフルオロアセチル基の場合には、塩
基性媒体中で処理することによる。 2 カルボキシル基からの保護基の除去は次
のように行なわれる: t−ブチル、p−メトキシベンジル又は
ベンツヒドリル基の場合には、アミノ基か
ら保護トリチル基を除去するための上記し
た条件下、酸性媒体中で処理することによ
る。ベンツヒドリル基の場合には、その工
程はアニソールの存在下に実施される。 メトキシメチル基の場合には、希酸性媒
体中で処理することによる。 p−ニトロベンジル基の場合には、還元
による(特に、酢酸中亜鉛で処理すること
によるか、又は水素化分解による)。 3 オキシムおよび/またはヒドロキシル基
からの保護基の除去は次のように行なわれ
る: トリチル又はテトラヒドロピラニルの場
合、又は2・2−ジメチル−ジオキソラン
−4−イル−メチルもしくは2・2−ジメ
チル−ジオキサン−5−イル基の場合に
は、例えばトリフルオロ酢酸、水性もしく
は非水性ギ酸又はp−トルエンスルホン酸
を用いた酸分解による水性もしくは非水性
ギ酸を用いるときには、環状アセタール基
で保護されたヒドロキシル基の遊離化は、
必要ならばクロマトグラフイーによつて分
離され得る、相当するモノ−又はジ−エス
テルに対し少くとも部分的に行なわれ得
る。 2−メトキシプロプ−2−イル基の場合
には、ベルギー国特許第875379号に従う。 4 一般式()又は()の基の除去(R
がホルミルアルキル又はアシルアルキル基
である一般式()の生成物を得ることを
望む場合)は次のように行なわれる: スルホン酸(例えばメタンスルホン酸又
はp−トルエンスルホン酸)の存在下、有
機溶媒(例えばアセトニトリル又はアセト
ン)中で、場合により水の存在下におよび
場合により例えばアセトン、グリオキサル
酸、ベンズアルデヒド又はピルビン酸の如
きアセタール化し得る反応試剤の存在下
に、20℃〜反応混合物の環流温度の間の温
度で、又は 基Rが5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン−3−イル基である場合には、水性ギ酸
(好ましくは10%以下の水を含有する)を
シリカの存在下又は非存在下で作用させる
か、あるいは上記した如きアセタール化反
応試剤の存在下にアセタール転位せしめる
ことによる。 (b) 一般式()の酸の誘導体を用いる場合に
は、その酸無水物、混合酸無水物、又は一般
式、 ここで、R゜は上記と同じに定義され、そ
してZはサクシニイミド、ベンゾトリアゾー
ル−1−イル、4−ニトロフエニル、2・4
−ジニトロフエニル、ペンタクロロフエニル
又はフタールイミド基を表わす、 の反応性エステルを用いることも可能であ
る。このような誘導体のアミノ基は予め保護
されている(例えばaに記載されたよう
に)。 反応性誘導体を、後に定義する一般式(
)のチオロ−エステル又は酸ハライドの如
くして用いることも可能である。この後の場
合には、例えば酸クロライドの塩化水素を一
般式()の7−アミノ−セフアロスポリン
と反応せしめることが可能である。 酸無水物、混合酸無水物又は酸ハライド
(これらの誘導体はその場で(in situ)製造
され得る)が用いられる場合には、縮合は不
活性有機溶媒例えばエーテル(例えばテトラ
ヒドロフラン又はジオキサン)、塩素化溶媒
(例えばクロロホルム又はメチレンクロライ
ド)、アミド(例えばジメチルホルムアミド
又はジメチルアセトアミド)、又はケトン
(例えばアセトン)、又はこれらの溶媒の混合
物で、酸捕捉剤例えばエポキサイド(例えば
プロピレンオキシド)又はピリジン、ジメチ
ルアミノピリジン、N−メチルモルホリンも
しくはトリアルキルアミン(例えばトリエチ
ルアミン)の如き含窒素有機塩基の存在下で
実施するか、あるいは水性有機媒体中で炭酸
水素ナトリウムの如きアルカリ性縮合剤の存
在下で実施される。この工程は−40゜〜+40
℃の間の温度で実施され、その後、必要な場
合には、得られたS−オキシドは還元され、
そして、それが適当な場合には保護基が水素
原子で置換される。 一般式()の反応性エステル又はチオロ
−エステルを用いる場合には、一般にその工
程はトリアルキルアミノ(例えばトリエチル
アミン)の存在下、ジメチルホルムアミドの
如き有機溶媒中で、0〜40℃の間の温度で実
施され、その後、必要な場合、得られたS−
オキシドは還元され、そして保護基が水素原
子によつて置換される。 B 本発明によれば、Rが一般式()の基によ
つて置換されたトリアジーニル又はトリアゾリ
ル基以外の定義を持つ一般式()の生成物
は、一般式 R−SH () ここで、Rは上記に定義したとおりであり、
Rがホルミル又はアシルアルキル基を含有して
いる一般式()のセフアロスポリンを得るこ
とを望む場合には、アセタールの形(一般式
()および()によつて定義される如き)
で保護されている、 のチオール(又はそのアルカリ金属塩もしくは
アルカリ土類金属塩)を、一般式、 ここで、R゜、R1およびnに関しては上記
に定義したとおりであり、n=0の場合には生
成物はビシクロオクト−2−エン又はビシクロ
オクト−3−エンの形態にあり、n=1の場合
には生成物はビシクロオクト−2−エンの形態
にあり(ケミカルアブストラクト命名法によ
る)、ビシクロオクテンの3位の炭素原子上の
置換基はE又はZ−立体異性配位を有してお
り、 R2は水素原子又は上記Aにおいて定義した
如きアミノ基の保護基を表わし、そしてR3
一般式 −O−SO2−R′3 (XII)a 又は、−O−CO−R″3 (XII)b ここで、R′3はアルキル、トリフルオロメチ
ル又はトリクロロメチル基であるか、又はハロ
ゲン原子によつてもしくはアルアルもしくはニ
トロ基によつて置換されていてもよいフエニル
基であり、 R″3はR′3と同様に定義されるか、又はアシル
メチル、2−アシルエチル、2−アシルプロピ
ル、アルコキシカルボニルメチル、2−アルコ
キシカルボニルエチル又は2−アルコキシカル
ボニルプロピル基を表わす、 の基を表わす、 のセフアロスポリン誘導体(又は適当な場合に
は、この誘導体の異性体の混合物)に作用せし
め、次いで得られるオキシド(n=1の場合)
を還元し、そして次いで適当な場合には保護基
を除去することによつて製造することが同様に
可能である。 一般式()の生成物の基Rが反応をじやま
する傾向がある場合には、上記した条件下にこ
の基を保護することが好ましい(特に、Rがア
ミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル又はカル
ボキシル基を含有する場合)ことが理解される
べきである。 同様に、R゜が水素を表わす場合には、上記
した条件下にオキシムを保護することが好まし
いことも理解されるべきである。 同様に、基Rが還元反応をじやまする危険が
ある場合には、n=0の一般式(XI)の生成物
を使用することが望ましい(特に、Rがヒドロ
キシル、スルホ、スルフイニル又はスルフオニ
ル基を含有する場合)ことも理解されるべきで
ある。 この工程は、一般に有機塩基例えばピリジン
又はタイプ、 ここで、X1、Y1およびZ1はアルキル又はフ
エニル基を表わすか、又はこれらの2つはそれ
らが結合している窒素原子と一緒になつて環を
形成してもよい、 の三級有機塩基の存在下で実施される。例え
ば、ジイソプロピルエチルアミン又はジエチル
フエニルアミンが使用される。 一般式()のチオールのアルカリ金属塩又
はアルカリ土類金属塩が使用される場合には、
上記定義した如き有機塩基の存在下に反応を実
施する必要はない。 反応を、ジメチルホルムアミド、テトラヒド
ロフラン又はアセトニトリル、又は上記した溶
媒の混合物の如き有機溶媒中で実施するのが有
利である。 同様に、反応を炭酸水素アルカリ金属の存在
下、上記した如き溶媒中で、場合により水の存
在下に実施することも可能である。 反応は−20℃と反応混合物の環流温度との間
の温度で実施される。選ぶべき温度は使用する
チオールに依存する。同様に、使用するチオー
ルに依存して、反応時間は5分から48時間まで
変わり得る。 反応は場合により窒素下で実施される。 好ましくは、一般式(XI)のビシクロオクト
−3−エンを使用することが望ましい場合に
は、R1が水素以外のこのタイプの生成物が用
いられる。 オキシドの還元および保護基の除去は上記し
た方法に従つて実施される。 C 本発明によれば、Rが一般式()の基によ
つて置換されたトリアジニル又はトリアゾリル
基以外の定義を有する一般式()の生成物
は、一般式、 ここで、R゜およびR2は上記に定義したと
おりであり、 Rは上記したとおりに定義される(それがア
ミノ又はアルキル−アミノ置換基を含有する場
合には、後者は保護されており、それがヒドロ
キシル又はカルボキシル基を含有する場合に
は、後者は遊離であるか又は保護されており、
そしてそれがホルミル又はアシルアルキル置換
基を含有する場合には、後者は一般式()又
は()のアセタールの形態で保護されている
ことが理解されるべきである)、 のチオロ−エステルを、一般式、 ここで、R1、R3およびnは上記のとおり定
義され、そしてこの式は一般式(XI)の生成物
に対し上記定義した立体異性を示している、 の7−アミノ−セフアロスポリンに作用させ、
次いでn=1の場合には得られたスルホキシド
を還元し、そして適当な場合には保護基を除去
することによつて、同様に製造することが可能
である。 プロセスAに対する場合と同様に、シン−又
はアンチ−形、又はこれらの混合物にあるチオ
ロ−エステルは、それぞれシン−又はアンチ−
形、又はこれらの混合物にある一般式()の
生成物を与える。 同様に、反応をじやまする傾向がある基を含
有する基Rは、予め保護されていることも理解
されるべきである。 同様に、上記したプロセスに対する場合のよ
うに、Rがヒドロキシル、スルホ、スルフイニ
ル又はスルホニル置換基を含有する場合には、
n=0の一般式()の生成物を使用するこ
とが好ましい。 保護および保護基の除去は上記した条件下に
実施される。 チオロ−エステルと一般式()の7−ア
ミノ−セフアロスポリンとの反応は、一般に酸
捕捉剤例えば有機塩基の存在下、特にピリジン
又は一般式()の三級有機塩基特にトリエ
チルアミン、N・N−ジイソプロピル−N−エ
チルアミン、ジエチルフエニルアミン又はN−
メチル−モルホリンの存在下、実施される。 反応は有機溶媒例えばアミド(例えばジメチ
ルホルムアミド又はジメチルアセトアミド)、
エーテル(例えばテトラヒドロフラン又はジオ
キサン)、塩素化溶媒(例えばクロロホルム又
はメチレンクロライド)、ケトン(例えばアセ
トン)又はニトニル(例えばアセトニトリル)
又はこれらの溶媒の混合物中で有利に実施され
る。反応を炭酸水素アルカリ金属の存在下、上
記した溶媒の1種中で、場合により水の存在下
に実施することも同様に可能である。 反応は、−20℃と反応混合物の環流温度との
間の温度で実施される。場合により、反応は窒
素下で実施される。 S−オキシドの還元は上記した条件下で実施
される。 D 本発明によれば、R゜とR′が上記のとおり
定義され、そしてRが一般式()の基によつ
て置換されたトリアジニル又はトリアゾリル基
を表わし得る以外上記の如く定義される一般式
()の生成物は、一般式、 R2NH−CS−NH2 () ここでR2はクロロアセチル又はトリクロロ
アセチルを表わす場合を除けばBにおけると同
じに定義される、 のチオウレアを、一般式、 ここで、R゜、R、R1およびnは上記のと
おり定義され、そして Halは塩素又は臭素原子を表わす、 の生成物に作用せしめ、次いで、適当な場合に
は、スルホキシドを還元しそして保護基を除去
せしめることによつて、製造することが可能で
ある。 反応は、一般に、水性、有機又は水性−有機
媒体中で、例えばアルコール(メタノール又は
エタノール)、ケトン(アセトン)、塩素化溶媒
(クロロホルム又はエチレンクロライド)、ニト
リル(アセトニトリル)、アミド(ジメチルホ
ルムアミド又はジメチルアセトアミド)、エー
テル(テトラヒドロフラン又はジオキサン)、
エステル(エチルアセテート)又は酸(酢酸又
はギ酸)の如き溶媒又は溶媒の混合物中で、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ア
ルカリ金属、炭酸アルカリ金属、カルボン酸の
アルカリ金属塩(ギ酸ソーダ又は酢酸ソーダ)
又は三級アミン(トリエチルアミン、トリメチ
ルアミン又はピリジン)の如き塩基の存在下又
は非存在下、−30および60℃の間の濃度で実施
される。 反応を塩基の存在下で実施する場合には、一
般式 ここで、R゜、R、R1およびnは上記のと
おり定義される、 の中間体が、導入する塩基の性質と量に依存し
て、単離されたり又は単離されなかつたりす
る。中間体は次いで酸性媒体中で環化され得
る。 Rがホルミル基又はアシルアルキル基を含有
する一般式()の生成物を得ることを望む場
合には、この基は、アセタールとして、上記定
義した如き一般式()又は()の基の形態
で保護され得る。 スルホキシドの還元および保護基の除去は、
上記した条件下に行なわれる。 E 本発明に従えばR゜及びR′が前記した通り
であり、Rは4−位が置換された5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル基又は1−位が
置換された1・3・4−トリアゾール−5−イ
ルもしくは2−アルコキシカルボニル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル基を表わし、
該置換はカルバミルオキシ基又はアシルオキシ
基(そのアシル部分は適宜アミノ、アルキルア
ミノ又はジアルキルアミノ基によつて置換され
ていてもよい)により置換された2〜4個の炭
素原子を有するアルキル基によつてなされてい
る、の一般式()の生成物、即ち、R゜及び
R′が前記した通りであり、Rが5・6−ジオ
キソ−4−ヒドロキシアルキル−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−
3−イル又は1−ヒドロキシアルキル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル又は2−アル
コキシカルボニル−1−ヒドロキシアルキル−
1・3・4−トリアゾール−5−イルから選ば
れた−−alk′−OH基である一般式()の
対応する生成物の機能的誘導体である生成物
は、一般式 式中、R゜、R1、−alk′−OH及びnは前
記した通りであり、 R′2は水素原子を表わすことを除いてR2と同
様に定義される、 の生成物から、分子の残余部分に影響を与える
ことなくアルコールからエステル又はカルバメ
ートを得るための公知の方法により処理し、続
いて必要に応じて得られたスルホキシドを還元
し、そして保護基を除去することにより得るこ
とができる。 エステル化は、特に不活性有機溶媒、たとえ
ばエーテル(たとえばテトラヒドロフラン)、
塩素化溶媒(たとえば塩化メチレン)又はこれ
らの溶媒の混合物中で−50゜乃至反応混合物の
還流温度間の温度で行ない、ピリジン、4−ジ
メチルアミノピリジン又はトリアルキルアミン
(トリエチルアミン)の如き窒素含有塩基及び
アルカリ縮合剤(たとえば炭酸水素ナトリウ
ム)の存在下に酸無水物(又は他の反応性誘導
体、たとえばハライド)を縮合させ、続いて必
要に応じて得られたS−オキシドを還元しそし
て前記した方法に従つて保護基を除去する。 カーバメートは分子の残余部分に不利に影響
しない公知方法により得られる。特に、−80℃
乃至20℃間の温度における不活性有機溶媒、た
とえばテトラヒドロフラン又はアセトニトリル
中のクロロスルホニルイソシアネート又はトリ
クロロアセチルイソシアネートとの反応、続く
保護基の除去が使用される。 一般式()′の生成物は前記した方法の1
つ又は他に従つて得ることができる。 F 本発明に従えば、R゜及びR′が前記した通
りであり、Rが2〜4個の炭素原子を含有する
アルキル基によつて4位が置換された5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル基又は1位
が置換された1・3・4−トリアゾール−5−
イルもしくは2−アルコキシカルボニル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル基を表わす
か、このアルキル基はそれ自体スルホアミノ、
アルキルスルホニルアミノ、スルフアーミルア
ミノ、アシルアミノ(そのアシル部分は場合に
よりヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ又
はジアルキルアミノにより置換されている)、
アルコキシカルボニル−アミノ、ウレイド、ア
ルキルウレイドもしくはジアルキルウレイド基
により置換されており、又はRはアシルアミノ
もしくはアシルアミノアルキル基によつて置換
されている1・3・4−チアジアゾール−5−
イル基を表わすか、又はRはアシルアミノアル
キル基によつて置換された1・3・4−オキサ
ジアゾール−5−イル基を表わすか、又はRは
アシルアミノ、スルフアミルアミノ、スルホア
ミノ、ウレイド、アルキルウレイドもしくはジ
アルキルウレイド基により置換された、2〜4
個の炭素原子を含有するアルキル基によつて1
位が置換されたテトラゾール−5−イル基を表
わす。 一般式()の生成物、即ちすべて対応する
アミンの機能的誘導体である生成物は、一般式 式中、R゜、R1、R′2及びnは前記した通り
であり、そして−〓−NH2はアミノアルキル基
(そのアルキル部分が2〜4個の炭素原子を含
有する)によつて4位が置換された5・6−ジ
オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル基又は1位が置
換された1・3・4−トリアゾール−5−イル
もしくは2−アルコキシカルボニル−1・3・
4−トリアゾール−5−イル基を表わすか、又
はアミノもしくはアミノアルキル基によつて置
換された1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル基を表わすか、又はアミノアルキル基によつ
て置換された1・3・4−オキサジアゾール−
5−イル基を表わすか、又はアミノアルキル基
(2〜4個の炭素原子を含有する)によつて1
位を置換されたテトラゾール−5−イル基を表
わす、 の生成物から、分子量残余部分に影響を与える
ことなくアミド、スルフアミド、カルバメート
又はウレア基を生成するためのそれ自体公知の
方法により処理し、次いで必要に応じてスルホ
キシドを還元し、そして保護基を除去すること
によつて得ることができる。 スルホ、スルホニル又はスルフアミル基を含
有する生成物は、好ましくはn=0である一般
式()″の生成物から製造される。 更に、基Rがアミノ又はヒドロキシル基を含
有する生成物を製造することが所望される場合
には、使用される反応成分中のこれらの基を保
護することが必要である。同じく、R゜が水素
原子を表わす場合にはオキシムを保護すること
が必要である。 基Rがアルキルスルホニルアミノ、スルフア
ミルアミノ、置換又は未置換アシルアミノ、ア
ルコキシカルボニルアミノ又はジアルキルウレ
イド置換基を含有する場合の一般式()の生
成物を製造することが所望されるならば、一般
式()の酸塩化物の反応に対して前記した条
件下に、一般式()の7−アミノ−セフアロ
スポリンに対する、対応するクロロスルホニル
誘導体、酸塩化物、クロロホルメート又はジア
ルキルカルバミルクロライドの作用によつてそ
れぞれ実施するのが有利である。 基Rがスルホアミノ、アルキルスルホニルア
ミノ又は置換もしくは未置換のアシルアミノ置
換基を含有する場合の一般式()の生成物を
製造することが所望される場合には、無水物の
形態にある一般式()の生成物を反応させる
ことに対して前記した条件下に、対応する酸無
水物によつて反応を行なうことが可能である。 Rが置換又は未置換のアシルアミノ基を含有
する場合の一般式()の生成物を得ることが
所望される場合には、一般式()の酸の使用
に対して前記した作用条件下に、対応する酸と
の反応を行なうことも可能である。 Rがウレイド又はアルキルウレイド基を含有
する場合の一般式()の生成物を得ることが
所望される場合には、それぞれアルカリ金属イ
ソシアネート又はアルキルイソシアネートを使
用して−20℃乃至60℃間の温度で水性−有機又
は有機媒体中の(たとえばテトラヒドロフラン
中の)一般式()″の対応する生成物を処理
する。 還元及び保護基の除去は前記した条件下に行
なわれる。 G 本発明に従えば、R゜及びR′が前記した通
りであり、チアゾリジン−2−イルアルキル
基、一般式()の基、又はイミノアルキル部
分が1〜5個の炭素原子を含有するヒドロキシ
イミノアルキルもしくはアルコキシイミノアル
キル基によつて4位が置換された5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル基又は1位が置
換された1・3・4−トリアゾール−5−イル
もしくは2−アルコキシカルボニル−1・3・
4−トリアゾール−5−イル基をRが表わす
か、又はイミノアルキル部分が1〜5個の炭素
原子を含有するヒドロキシイミノアルキル又は
アルコキシイミノアルキル基によつて1位が置
換されたテトラゾール−5−イル基をRが表わ
す、 一般式()の生成物、即ち、R゜及び
R′が前記した通りであり、Rがホルミルアル
キル基(又はその水和物形態)により置換され
た前記した複素環式構造の一つである場合の一
般式()の生成物の付加反応誘導体である生
成物は、一般式、 式中、R゜、R1およびR2は前記した通りで
あり、そして−□R−alk′CHOは5・6−ジオキ
ソ−4−ホルミルアルキル−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、1−ホルミルアルキル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル、2−アルコキシカルボ
ニル−1−ホルミルアルキル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル又は1−ホルミルアルキ
ルエーテル−テトラゾール−5−イル基を表わ
す、 の生成物と、システアミン、アルコール、ヒド
ロキシルアミン又はアルコキシ−アミンとの付
加反応を、カルボニル基の付加誘導体を形成す
るための公知の方法によつて実施し、次いで保
護基を除去することによつて得ることができ
る。 反応は20℃乃至反応混合物の還流温度間の温
度で有機溶媒中で一般に実施される。 有機溶媒は生成物の溶解性に従つて選ばれ
る。R1及びR2が水素以外のものである一般式
()の生成物が使用される場合にはテトラ
ヒドロフラン、アセトニトリル、アルコール及
びケトンの如き溶媒を使用するのが有利であ
る。R1及びR2が水素原子である場合の一般式
()の生成物が使用される場合には反応を
ピリジン、ジメチルスルホキシド又はジメチル
ホルムアミドの如き溶媒中で行なうのが有利で
ある。 基Rが一般式()の置換基を含有する場合
の一般式()の生成物を製造することが所望
される場合には、反応は酸媒体中で行なわれ
る。 H 本発明に従えば、R″及びRが前記した通
りである一般式()の基をR′が表わす場合
の一般式()の生成物は、R′が水素原子を
表わしそしてアミン基が予め保護されている一
般式()の生成物を、分子の残余部分に影響
することなく酸からエステルを製造するための
それ自体公知の方法によりエステル化すること
によつて得ることもできる。 一般に、アミン基が予め保護されており、そ
して必要に応じて基R及びオキシムも保護され
ている、前記した一般式()の生成物のアル
カリ金属塩又は第三級アミン塩は一般式 式中、R″及びRは前記した通りであり、
Z2はハロゲン原子を表わす、の生成物と、0℃
乃至30℃間の温度でジメチルホルムアミドの如
き不活性溶媒中で反応させる。 一般式()の生成物は西ドイツ特許出願
第2350230号に記載の方法に従つて製造するこ
とができる。 一般式()の生成物は、ベルギー特許第
850662号に記載の方法に従つて、又はベルギー
特許第877884号に記載の方法の適用によつて製
造することができる。 R゜がビニル基である一般式()の生成物
はベルギー特許第869079号に記載の方法に従つ
て製造することができる。 R゜がシアノメチル基である一般式()の
生成物は、西ドイツ特許出願第2812625号に記
載の方法に従つて製造することができる。 一般式()の生成物は、一般式 (式中、R及びnは、Rが一般式()の基に
よつて置換されたトリアジニル又はトリアゾリ
ル基を表わすことを除けば前記した通りであ
り、R′1は水素を表わすことを除いてR1と同様
に定義され、そしてR4は容易に除去すること
ができる基を表わす)の生成物から、基R4
除去するか、又は、R1が水素原子である場合
の一般式()の生成物を得ることが所望され
る場合には必要に応じて基R4及びR′1を引き続
いて又は同時に除去することによつて得ること
ができる。 容易に除去することができる基R4とは、ベ
ンズヒドリルもしくはトリチル基、2・2・2
−トリクロロエチル基、一般式 R5−CO− ()a (式中、R5は水素原子又はアルキル基〔場合に
より1個もしくはそれより多くのハロゲン原子
又はフエニルもしくはフエノキシ基により置換
されていてもよい〕又はフエニル基である) のアシル基、又は一般式 R6O CO− ()b 〔式中、R6は分岐状未置換アルキル基、直鎖又
は分岐状アルキル基{ハロゲン原子及びシア
ノ、トリアルキルシリル、フエニル及び置換フ
エニル基(フエニル基の置換基は1個又はそれ
より多くのアルコキシ、ニトロ又はフエニル基
である)から選ばれた1個又はそれより多くの
置換基を有する}、ビニル、アリル又はキノリ
ルである〕の基又はニトロフエニチルであると
理解される。更に、基R4NH−は、メチレン基
がジアルキルアミノ又はアリール基(後者は場
合により1個又はそれより多くのメトキシ又は
ニトロ基により置換されていてもよい)により
置換されているメチレンイミノ基により置き替
えることができる。 使用することができる基R4の例として下記の
基を挙げることができる:ホルミル、アセチル、
クロロアセチル、トリクロロアセチル、フエニル
アセチル、フエノキシアセチル、ベンゾイル、
tert.−ブトキシカルボニル、2−クロロ−1・
1−ジメチル−エトキシカルボニル、2・2・2
−トリクロロ−エトキシカルボニル、2・2・2
−トリクロロ−1・1−ジメチル−エトキシカル
ボニル、2−シアノ−1・1−ジメチル−エトキ
シカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカ
ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル、3・5−ジメト
キシ−ベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベ
ンジルオキシカルボニル、ジフエニルメトキシカ
ルボニル、2−(ビフエニル−4−イル)−イソプ
ロポキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
アリルオキシカルボニル、キノール−8−イルオ
キシカルボニル、o−ニトロフエニルチオ及びp
−ニトロフエニルチオ。 メチレンイミノ基の例として、ジメチルアミノ
メチレンイミノ、3・4−ジメトキシベンジリデ
ンイミノ及び4−ニトロ−ベンジリデンイミノを
挙げることができる。 保護基R4は分子の残余部分に影響を与えるこ
となくアミン基を遊離するための公知の方法によ
り除去される。 例として下記の方法挙げることができる: R4がトリチル、ベンズヒドリル、トリクロロ
アセチル、クロロアセチル、tert.−ブトキシカ
ルボニル、トリクロロエトキシカルボニル、ベン
ジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオ
キシカルボニル及びp−ニトロベンジルオキシカ
ルボニルを表わす場合には、一般式()の生成
物のアミノ基を遊離するための前記した方法に従
えば、これは0℃乃至50℃間の温度でアセトニト
リル中のp−トルエンスルホン酸を使用すること
によつて実施するのが有利である。 R4がホルミル、2−クロロ−1・1−ジメチ
ルエトキシカルボニル、2−シアノ−1・1−ジ
メチル−エトキシカルボニル、3・5−ジメトキ
シ−ベンジルオキシカルボニル、ジフエニルメト
キシカルボニル、2−(ビフエニル−4−イル)−
イソプロボキシカルボニル、ビニルオキシカルボ
ニル、アリルオキシカルボニル、キノール−8−
イル−オキシカルボニル、o−ニトロフエニルチ
オ又はp−ニトロフエニルチオを表わし及び
R4NHがジメチルアミノメチレンイミノ、3・4
−ジメトキシ−ベンジリデンイミノ又は4−ニト
ロ−ベンジリデンイミノにより置替えられる場合
には、酸性媒体中での加水分解による。 R4が2・2・2−トリクロロエチル又は2・
2・2−トリクロロ−1・1−ジメチル−エトキ
シカルボニルを表わす場合には、酢酸中の亜鉛に
より処理する。 R4がアセチル、ベンゾイル、フエニルアセチ
ル又はフエノキシアセチルを表わす場合には、ベ
ルギー特許第758800号に記載の方法に従う。 R4がトリメチルシリルエトキシカルボニルを
表わす場合には、H.GERLACH.Helv.Chim.Acha
60(8)、3039(1977)により記載された方法に従
う。 R4がp−ニトロベンジルオキシカルボニルを
表わす場合には、パラジウムの存在下に水素化分
解する。 一般式()の生成物は、必要に応じて基
Rが保護されている一般式()のチオール又は
そのアルカリ金属塩又はアルカリ土金属塩の一つ
をセフアロスポリン誘導体又は必要に応じて一般
式中、R′1、R3、R4及びnは前記した通りであ
る、 の誘導体のイリマーの混合物に作用させることに
よつて得ることができ、n=0である場合には、
生成物はビシクロオクト−2−エン又はビシクロ
オクト−3−エン形態にあり、n=1であるなら
ば、生成物はビシクロオクト−2−エン形態にあ
り、そしてビシクロオクテンの3−位の炭素原子
上の置換基はE−又はZ−ステレオイソマー配置
(E−or Z−stereoisomeric Configuration)を
示す。 反応は一般式()のチオール及び一般式
(XI)の生成物から一般式()の3−チオビニ
ルセフアロスポリンを得るための前記した条件下
に一般に行なわれる。 一般式()(その互変異性体の形態で使用す
ることができる)のチオールは基Rの意味に依存
して下記方法の一つの適用により製造することが
できる。 Rがピリド−3−イル基である場合には、H.
M.WUEST及びE.H.SAKAL.J.Am.Chem.Soc.、
73、1210(1951)により述べられた方法に従う。 Rがピリド−3−イル−1−オキシド基である
場合には、B.BLANK等.、J.Med.Chem.17
1065(1974)により述べられた方法に従う。 Rがピリド−4−イル−1−オキシド基である
場合には、R.A.Y.JONES等.、J.Chem.Soc.2937
(1960)により述べられた方法に従う。 Rがアルキル又はメトキシにより置換されたピ
リダジン−3−イル基又はかかる基のN−オキシ
ド誘導体である場合には、ベルギー特許第787635
号に記載の方法に従う。 Rがアミノにより置換されたピリダジン−3−
イル基であるか、又はかかる基のN−オキシド誘
導体である場合には、ベルギー特許第579291号に
記載の方法に従う。 Rがアシルアミノにより置換されたピリダジン
−3−イル基又はかかる基のN−オキシド誘導体
である場合には、M.HUMGAI及びMBANDO、
Nippon Kagaku Zasshi、84、995(1963)及び
T.HORIE及びT.UEDA、Chem.Pharm.Bull.、
11、114(1963);に記載の方法を適用する。 Rがテトラゾロ〔4・5−b〕ピリダジン−6
−イル基である場合には、ベルギー特許第804251
号に記載の方法に従う。 Rが、下記のものから選ばれたR〓によつて4
−位が置換された5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル基、又は1−位が置換された2−アル
コキシカルボニル−1・3・4−トリアゾール−
5−イル基である場合: (a) アリル基又はアルキル基(該基は1〜4個の
炭素原子を有し、そしてそれ自体、アルコキ
シ、アルキルチオ、フエニル、カルバミル、ア
ルキルカルバミル、ジアルキルカルバミル、ア
シル、アルコキシカルボニル又はチアゾリジン
−2−イル基により置換されていてもよい)、 (b) 2・3−ジヒドロキシ−プロピル基又は1・
3−ジヒドロキシ−プロプ−2−イル基(環状
アセタールの形態で保護されていてもよい)、 (c) アルキル(該基は2〜4個の炭素原子を有
し、そしてそれ自体ヒドロキシル、カルバミル
オキシ、ジアルキルアミノ、アルキルスルフイ
ニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニ
ルアミノ、スルフアミルアミノ、アシルアミノ
(置換されていてもよい)、アルコキシカルボニ
ルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド又はジ
アルキルウレイドにより置換されている〕、 (d) 一般式()又は()の基、又は (e) ヒドロキシイミノアルキル又はアルコキシイ
ミノアルキル基: M.PESSON及びM.ANTOINE、Bull.Soc.
Chim.France(1970)、1590.に記載の方法の適
用によつて、アルカリ金属アルコレート、たと
えばナトリウムエチレート又はナトリウムメチ
レート又はカリウム、tert.−ブチレートの存
在下にアルキルオキサレートを一般式 R〓NH CS NH−NH2 ()a (式中、R〓は前記した通りである) のチオセミカルバジツドと反応させる。 一般式()の生成物を製造するために得られ
た生成物を使用するために、該得られた生成物を
精製することは絶対に必要とは限らない(保護基
を遊離することも絶対に必要とは限らない)。 一般式()aのチオセミカルバジツドは、
K.A.JANSSEN等、Acta Chim.Scand.、22、1
(1968)に記載の方法の1つに従い又はY.
KAZAROV及びJ.Y.POTOVSKII.Doklady Acad.
Nank.SSSR134、824(1966)に記載の方法の適
用により製造することができ、もしR〓がアミノ
基を含有する場合にはそれは保護されているもの
と理解される。 アミノ基の保護及び保護基の除去は、分子の残
余部分に不利に影響しない通常の方法に従つて行
なわれる。特に、酸加水分解により除去され得る
tert.−ブトキシカルボニル基が使用される。 Rがアルキル、アリル又はアルコキシアルキル
基、アルキル基(1〜4個の炭素原子を有する)
(チアゾリジン−2−イル基を除いて(a)において
前記した如くそれ自体置換されている、)(c)に記
載した基又はアルコキシイミノアルキル基によつ
て1−位が置換された1・3・4−トリアゾール
−5−イル基である場合には、M.PESSON及び
M.ANTOINE、Bull.Soc.Chim.France1590
(1970)に記載の方法の一つの適用による。 Rがチアゾリジン−2−イル−アルキル又はヒ
ドロキシイミノアルキルにより1−位が置換され
た1・3・4−トリアゾール−5−イルである場
合には、4−ジアルコキシアルキル−チオセミカ
ルバジツドから、M.KANAKA、J.Pharm.Soc.
Japanに記載の方法の適用により得られる1−ジ
アルコキシアルキル−5−メルカプト−1・3・
4−トリアゾールに対するシステアミン
(cysteamine)又はヒドロキシルアミンのそれぞ
れの作用による。 Rが2・3−ジヒドロキシプロピル又は1・3
−ジヒドロキシプロプ−2−イル(場合により環
状アセタールの形態で保護されていてもよい)に
よつて1−位が置換された1・3・4−トリアゾ
ール−5−イル基である又はRが一般式()又
は()の基を表わす場合には、M.
KANAOKA、J.Pharm.Soc.Japan、75、1149
(1955)に記載の方法の適用による。 Rが置換されていてもよいアルシオキシアルキ
ルによつて4−位が置換された5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル基又は1−位が置換された
2−アルコキシカルボニル−1・3・4−トリア
ゾール−5−イルもしくは1・3・4−トリアゾ
ール−5−イル基である場合には、メルカプト基
が予め保護されている(たとえばC.G.KRUSE
等.、Tet.Lett.1725(1976)の方法に従つて)、
5・6−ジオキソ−4−ヒドロキシアルキル−3
−メルカプト−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン、2−アルコキシカルボ
ニル−1−ヒドロキシアルキル−5−メルカプト
−1・3・4−トリアゾール又は1−ヒドロキシ
アルキル−5−メルカプト−1・3・4−トリア
ゾールを、それぞれ、分子の残余部分に影響を与
えることなくアルコールをアシル化するための公
知方法によりアシル化し、次いで酸媒体中でメル
カプト基を遊離する。 Rがアミノアルキル又はアルキルアミノアルキ
ルによつて4−位置が置換された5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル基、又は1−位が置換さ
れた2−アルコキシカルボニル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イルもしくは1・3・4−トリ
アゾール−5−イル基である場合には、たとえば
tert.−ブトキシカルボニル基によつて保護され
た対応する生成物のアミン基を遊離させる。 Rがスルホアミノアルキルによつて4−位が置
換された5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル
基又は1−位が置換された2−アルコキシカルボ
ニル−1・3・4−トリアゾール−5−イルもし
くは1・3・4−トリアゾール−5−イル基であ
る場合には、tert.−ブトキシカルボニルアミノ
アルキル基により置換された対応する生成物か
ら、ベルギー特許第847237号に記載の方法と同様
にして製造する。 Rが1・4−ジアルキル−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル
基又は1−アルキル−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル基である場合には、ベルギー特許
第830455号に記載の方法に従う。 Rが2−アルキル−5・6−ジオキソ−1・
2・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル又は1−アルキル−3−アルコキ
シカルボニル−1・2・4−トリアゾール−5−
イル基である場合には、M.PESSON及びM.
ANTOINE、C.R.Acad.Sci.、Ser C、267、25、
1726(1968)に記載の方法に従う。 Rが1・2・3−トリアゾール−5−イル基で
ある場合には、フランス特許出願第2215942号に
記載の方法に従う。 Rが1・3・4−トリアゾール−5−イル基で
ある場合には、M.KANAOKA、J.Pharm.Soc.
Jap.75、1149(1955)に記載の方法に従う。 Rがアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ア
ルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ又はアシルアミノにより置換され
ていてもよい1・3・4−チアジアゾール−5−
イル基である場合には、ベルギー特許第830821号
に記載の方法に従う。 Rがヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ア
ルキルアミノアルキル又はジアルキルアミノアル
キルにより置換された1・3・4−チアジアゾー
ル−5−イル基である場合には、西ドイツ特許出
願第2446254号に記載の方法に従う。 Rがカルボキシアルキル基により置換された
1・3・4−チアジアゾール−5−イル基である
場合には、西ドイツ特許出願第1953861号に記載
の方法を適用する。 Rがトリフルオロメチル基によつて置換された
1・3・4−チアジアゾール−5−イル基である
場合には、西ドイツ特許出願第2162575号に記載
の方法に従う。 Rがカルボキシル基により置換された1・3・
4−チアジアゾール−5−イル基である場合に
は、特願昭52/48666に記載の方法に従う。 Rがアシルアミノアルキル基により置換された
1・3・4−チアジアゾール−5−イル基である
場合には、特願昭51/80857に記載の方法に従
う。 Rがヒドロキシアルキルチオ基により置換され
た1・3・4−チアジアゾール−5−イル基であ
る場合には、G.NANNINI、Arz.Forsch.27(2)、
343(1977)に記載の方法を適用する。 Rがアルキル又はアルコキシにより置換された
1・2・4−チアジアゾール−5−イル基である
場合には、西ドイツ特許出願第2806226号に記載
の方法に従うか又はChem.Ber.90、184(1957)
に従う。 Rが8aにおいて前記した如き1・3・4−オキ
サジアゾール−5−イル基である場合には、E.
HOGGARTH、J.Chem.Soc.4811(1952)に記載
の方法を適用する。 Rがオキサゾール−2−イル又は4−アルキル
−オキサゾール−2−イル基である場合にはC.
BRADSHER、J.Org.Chem.32、2079(1967)に
既に述べられた方法を適用する。 Rがアルキル、ヒドロキシアルキル又はフエニ
ルによつて1−位が置換されていてもよいテトラ
ゾール−5−イル基である場合には、ベルギー特
許第830821号に記載の方法に従う。 Rがアルコキシアルキルによつて1−位が置換
されたテトラゾール−5−イル基である場合に
は、エタトルの如き有機溶媒中で反応混合物の還
流温度におけるアジ化ナトリウムとイソチオシア
ナトアルコキシアルキル誘導体との付加反応によ
る。 イソチオシアナトアルコキシアルキル誘導体は
E.Schmidt等.、Chem.Ber.73、286(1940)に記
載の方法の適用により得ることができる。 Rがカルボキシアルキル基により1−位が置換
されたテトラゾール−5−イル基である場合には
ベルギー特許第858112号に記載の方法に従う。 Rがスルホアルキル基により1−位が置換され
たテトラゾール−5−イル基である場合には、ベ
ルギー特許第856498号に記載の方法又はD.A.
BERGES等.、J.Het.Chem.15、981(1978)に記
載の方法に従う。 Rがアミノアルキル、アルキルアミノアルキル
又はジアルキルアミノアルキル基により1−位が
置換されたテトラゾール−5−イル基である場合
には、西ドイツ特許出願第2738711に記載の方法
を適用する。 Rがスルフアミルアルキル、スルフアミルアミ
ノアルキル又はスルホアミノアルキル基により1
−位が置換されたテトラゾール−5−イル基であ
る場合にはベルギー特許第856636号に記載の方法
に従う。 Rがアシルアミノアルキル基により置換された
テトラゾール−5−イル基又はヒドロキシルによ
り置換された1・3・4−チアジアゾール−5−
イル基である場合には米国特許第4117123号に記
載の方法に従う。 Rがウレイドアルキル、アルキルウレイドアル
キル又はジアルキルウレイドアルキル基により1
−位が置換されたテトラゾール−5−イル基であ
る場合には、アミノアルキルにより置換された対
応する生成物(そのメルカプト基は予め保護され
ている)をアルカリ金属イソチオシアネート、又
はアルキルイソシアネート又はジアルキルカルバ
ミルハライドで処理し、続いてベルギー特許第
847237号に記載の条件下にメルカプト基を遊離す
る。 Rがカルボキシアルキルアミノアルキル基によ
り1−位が置換されたテトラゾール−5−イル基
である場合には、西ドイツ特許出願第2715597号
に記載の方法に従う。 Rが2・3−ジヒドロキシプロピル基により1
−位が置換されたテトラゾール−5−イル基であ
る場合には、米国特許第4064242号に記載の方法
に従う。 Rが1・3−ジヒドロキシ−プロプ−2−イル
基により1−位が置換されたテトラゾール−5−
イル基である場合には、アジ化ナトリウムを2・
2−ジメチル−1・3−ジオキソラン−5−イル
イチオシアネートと付加反応させ(次いで必要に
応じてヒドロキシル基を遊離する)。 Rが9eに記載の一般式()の基、又は一般式
()の基又は9cに記載の基により1−位が置換
されたテトラゾール−5−イル基である場合に
は、R.E.ORTH、J.Pharm.Sci.52(9)、909
(1963)に記載の方法と同様にして対応するイソ
チオシアネートにアジ化ナトリウムを作用させ
る。その際、Rがヒドロキシル又はヒドロキシイ
ミノアルキル置換基を含有する場合には必要に応
じて、たとえばテトラヒドロピラニル基によつて
アルコール又はオキシム基は保護されるものと理
解される。 一般式(XI)及び(XI)の生成物は、一般式 (式中、n及びR′1は前記した通りであり、生成物
はn=0のときはビシクロオクト−2−エン又は
ビシクロオクト−3−エン又は3−オキソ−エチ
リデン−ビシクロオクタン形態にあり、n=1で
あるときはビシクロオクト−2−エン又は3−オ
キソエチリデン−ビシクロオクタン形態にあり、
R′4は一般式 ここで、R゜は前記した通りであり、R′2は水
素を表わすことを除いてR2と同じく定義され
る、の基を表わすか又はR′4は前記した如き基R4
を表わす) の生成物(又は異性体の混合物)に対して下記の
種類 (式中、R′3及びR″3は前記した通りであり、Hal
はハロゲン原子を表わす)の酸R′3SO3H及び
R″3COOH〔式(XIIa)及び(XIIb)参照〕の活
性化された誘導体を作用させ、次いで、必要に応
じて得られたスルホキシドを還元し、必要に応じ
てアミン基及び酸基(R1及び/又はR2が水素で
ある一般式(XI)の生成物を得ることが所望され
る場合には)から保護基を除去することにより製
造することができる。 R′4が、R゜が水素である一般式()の
基である場合にはオキシムを保護することが必要
であると理解されるべきである。オキシムの保護
及び遊離は前記した方法に従つて行なわれる。 反応は、塩素化有機溶媒(たとえば塩化メチレ
ン)、エステル(酢酸エチル)、エーテル(たとえ
ばジメチルアセトアミド又はジメチルホルムアミ
ド)中で一般式()により定義された第三級
塩基、たとえばトリエチルアミン又はN・N−ジ
メチルアニリンの存在下に、或いは直接にピリジ
ンの如き塩基性溶媒中で或いはアルカリ縮合剤
(たとえば、アルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナ
トリウム又は水酸化カリウム)の存在下に水性有
機媒体中で、−78℃乃至反応混合物の還流温度間
の温度で一般に行なわれる。 必要に応じて反応は窒素下に行なわれる。 この反応を行なう前に一般式()の中間
体を精製することは絶対に必要とは限らない。 適当ならば、一般式()の生成物を得るため
の前記した方法に従つてアミン基及び酸基の保護
基の除去を行なう。 一般式(XI)の生成物は、一般式()、式
中R1、R3及びnは前記した通りであり、n=0
であるとき生成物はビシクロオクト−2−エン又
はビシクロオクト−3−エン形態にあるか又はn
=1であるときはビシクロオクト−2−エン形態
にあり、該ビシクロオクテンの3−位の炭素原子
上の置換基はE又はZ立体異性を示す、の生成物
に対して或いは適当ならばこの生成物の異性体の
混合物に対して、アミン基が予め保護されている
一般式()の酸又はその誘導体の一つを作用さ
せ、次いで必要に応じて得られたオキシドを還元
し、次いで必要に応じて保護基を除去することに
より得ることもできる。 反応は一般式()の7−アミノ−セフアロス
ポリンに対する一般式()の酸の作用に対して
前記した条件下に行なわれる、 適当ならば、オキシドの還元及び保護基の除去
は一般式()の生成物を得るための前記した条
件下に行なうことができる。 一般式()の生成物は一般式(XI)の生
成物から保護基R4を除去するか、又はR1が水素
である一般式()の生成物を得ることが所望
される場合には適当ならば基R4及びR′1を同時に
除去することによつて得ることができる。 この方法は一般式()の生成物から一般式
()の生成物を得るための前記した条件下に一
般に行なわれる。 nが0である一般式()の生成物は、一
般式 式中、R′1及びR′4は前記した通りであり、生成
物はビシクロオクト−2−エン又はビシクロオク
ト−3−エン形態にあり、ビシクロオクテンの3
−位の炭素原子上の置換基はE又はZ立体異性を
示し、そしてR7及びR8は同一又は相異なり、ア
ルキル基(適宜ヒドロキシル、アルコキシ、アミ
ノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノ基によ
り置換されていてもよい)又はフエニル基を表わ
し、或いはそれらが結合している窒素原子と一緒
になつて5又は6員を有する飽和複素環式環を形
成し、該環は窒素、酸素又は硫黄から選ばれた他
のヘテロ原子を含有していてもよく且つアルキル
基により置換されていてもよい、のエナミン(又
は異性体エナミンの混合物)の加水分解により得
ることができる。 好ましくは、R7及びR8が各々メチル基を表わ
す一般式()のエナミンを加水分解する。 反応は、水性又は有機媒体中の溶媒の存在又は
不存在下に有機酸(たとえばギ酸又は酢酸)中又
は無機酸(たとえば塩化水素酸又は硫酸)中で−
20℃乃至反応混合物の還流温度間の温度で一般に
行なわれる。反応を有機媒体中で行なう場合に
は、水を反応混合物に加え、次いでもし適当なら
ば無機塩基(たとえばアルカリ金属炭酸水素塩)
又は有機塩基(たとえば第三級アミン又はピリジ
ン)でそれを処理することによつて行なわれる。 反応を溶媒の存在下に行なう場合には、溶媒が
酸水性相と相容性であることは必要ではない。そ
れが相容性でない場合には接触は激しい撹拌によ
つて行なわれる。 使用することができる溶媒としては、塩素化溶
媒、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド及びアルコールを
挙げることができる。この反応を行なうために、
一般式()の中間体を精製しておくことは
絶対に必要とは限らない。 nが1である一般式()の生成物は西ド
イツ特許出願第2637176号に記載の方法を適用し
て、nが0である一般式()の生成物を酸
化することにより得ることができる。 同様に、nが1である一般式()、(XI)、(
)、()、()又は(XI)の生成物は、
西ドイツ特許出願第2637176号に記載の方法の適
用により、それぞれnが0である一般式()、
(XI)、()、()、()又は(XI)の
生成物を酸化することによつて得ることができ
る。 R7及びR8がヒドロキシル、アミノ又はアルキ
ルアミノにより置換されたアルキルを表わすこと
を除いて前記した通りである一般式()の
生成物は、一般式 式中、R′1及びR′4は前記した通りであり、生成
物は3−メチル−ビシクロオクト−2−エン又は
3−メチル−ビシクロオクト−3−エン又は3−
メチレン−ビシクロオクタン形態にある、のセフ
アロスポリン誘導体に対する、その場で製造され
てもよい一般式 〔式中R7及びR8は前記した通りであり、R9及び
R10は同一又は相異なり、いずれも一般式 −X2R11 ()a ここでX2は酸素原子であり、R11はアルキル又
はフエニル基を表わすか、或いはR9及びR10の一
つは一般式()a(ここでX2は酸素又は
硫黄原子を表わし、R11はアルキル又はフエニル
である)の基を表わし、他は一般式 ここでR12及びR13はR7及びR8と同じく定義さ
れる、 のアミノ基を表わし、或いはR9及びR10は各々一
般式()bの基を表わす〕の生成物を作用
させることによつて得ることができる。 基()bが−NR7R8と異なる場合の一般
式()の生成物が選ばれる場合には、アミ
ンHNR12R13がHNR7R8より揮発性が大きいよう
にこのタイプの生成物を選ぶことが好ましい。 反応は、ジメチルホルムアミド又はヘキサメチ
ルホスホロトリアミドの如き有機溶媒中で又は溶
媒の混合物(たとえばジメチルホルムアミド/テ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド/ジメ
チルアセトアミド、ジメチルホルムアミド/エー
テル又はジメチルホルムアミド/ジオキサン)中
で、20℃乃至反応混合物の還流温度間の温度で一
般に行なわれる。 R′4が、R゜が水素原子である場合の一般式
()の基である場合には、オキシムは前記
した条件下に保護されるべきことが好ましいこと
が理解されよう。 R′1及びR′4が前記した通りであり、R7及びR8
ヒドロキシル、アミノ又はアルキルアミノにより
置換されたアルキル基を表わす場合の一般式(
)の生成物は、R7及びR8がアルキル基、好
ましくはメチルを表わす場合の一般式()
の生成物からのトランスエナミネーシヨン
(transenamination)により得ることができる。 反応は一般式()の生成物に対して、一
般式 (式中、R′7及びR′8は同一又は相異なり、ヒドロ
キシル、アミノ又はアルキルアミノにより置換さ
れたアルキル基を表わす) のアミンを、一般式()の誘導体に対する
一般式()の生成物の作用に対して前記し
た条件下に作用させることにより行なわれる。 一般式()の生成物は、H.
BREDERECK等.、Chem.Ber.10141(1968)、
Chem.Ber.101、3058(1968)及びChem.Ber.
106、3725(1973)に記載の方法に従つて製造す
ることができる。 R′4が一般式()の基を表わす場合の一
般式()のセフアロスポリン誘導体は、一
般式 (式中、R′1は前記した通りである)、 の生成物に、一般式()の生成物を得るために
前記した条件下に一般式()の酸又はその誘導
体の一つを作用させることによつて製造すること
ができる。 R′1が一般式()の基を表わす場合の一般式
()及び()のセフアロスポリン誘
導体は、R1が水素原子である場合の一般式
()の生成物からR1が一般式()の基である
場合の一般式()の生成物を得るための前記し
た方法に従つて対応する酸をエステル化すること
によつて得ることができる。 一般式()の生成物の保護基R′1及びR′4
{又はR′1の場合における()}は、一般式 (式中、二重結合の位置は前記した通りである)
の7−アミノ−セフアロスポリン中に、公知又は
文献に記載の方法に従つて導入することができ
る: R′4がホルミル基である場合には、J.C.
SHEEHAN等.、J.Amer.Chem.Soc.801156
(1958)に従う。 R′4がアセチル、クロロアセチル、トリクロロ
アセチル、フエニルアセチル、フエノキシアセチ
ル又はベンゾイルである場合には、E.H.
FLYNN、Cephalosporins and Penicillins、
Academic Press(1972)に従う。 R′4がtert.−ブトキシカルボニル基である場合
には、L.MORODER等.、Hoppe Seyler′s Z.
Physiol.Chem.357、1651(1976)に従う。 R′4が2・2・2−トリクロロ−1・1−ジメ
チル−エトキシカルボニルである場合には、J.
UGI et al.、Angew.Chem.Int.Ed.Engl.17(5)
361(1978)に従う。 R′4が2・2・2−トリクロロ−エトキシカル
ボニル、2−クロロ−1・1−ジメチル−エトキ
シカルボニル、2−シアノ−1・1−ジメチルエ
トキシカルボニル、2−トリメチルシリル−エト
キシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル、3・5−
ジメトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニト
ロベンジルオキシカルボニル、又はビニルオキシ
カルボニルである場合には、アルカリ金属炭酸水
素塩の存在下に水性有機媒体中のクロロホルメー
トの作用によるか、又はベルギー特許第788885号
に従う。 R′4がジフエニルメトキシカルボニルである場
合には、アルカリ金属炭酸水素塩の存在下に水性
有機媒体中の対応するアジドホルメート
(azidoformate)の作用による。 R′4が2−(ビフエニル−4−イル)−イソプロ
ポキシカルボニルである場合には、Helv.Chim.
Acta.51、924(1968)に記載の方法と同様にす
る。 R′4がキノール−8−イルオキシカルボニル又
はアリルオキシカルボニルである場合には、塩基
性水性有機媒体中で対応するカーボネートを作用
させる。 R′4がo−ニトロフエニルチオ又はp−ニトロ
フエニルチオである場合には、L.ZERVAS et
al.、J.Amer.Chem.Soc.85、3660(1963)に記載
の方法と同様にする。 R′4NH−がジメチルアミノメチレンイミノによ
り置き替えられている場合には、J.F.FITT.J.
Org.Chem.42(15)、2639(1977)に記載の方法
と同様にする。 R′4NH−が4−ニトロ−ベンジリデンイミノ又
は3・4−ジメトキシ−ベンジリデンイミノによ
り置き替えられている場合には、R.A.
SIRSTONE、Tetrahedron Lett.、33、2915
(1977)に記載の方法に従う。 R′1がメトキシメチルである場合には、S.SEKI
et al.、Tetrahedron Lett.、33、2915(1977)に
従う。 R′1がtert.−ブチルである場合には、R.J.
STEDMAN、J.Med.Chem.、、444(1966)に
従う。 R′1がベンズヒドリルである場合には、オラン
ダ特許出願73/03263に従う。 R′1がp−ニトロベンジル又はp−メトキシベ
ンジルである場合には、R.R.CHAUVETTE et
al.、J.Org.Chem.38(17)、2994(1973)に従
う。 一般式(XI)の生成物は、一般式 式中、R゜、R1、R3及びnは前記した通りで
あり、Halは一般式()におけると同様に定
義される、 の生成物から、方法Dにおける一般式()の生
成物の製造に対して記載の方法と同様にする。 一般式(XII)の生成物は、一般式()
の生成物の製造に対して下記した方法の適用によ
つて一般式()の生成物から製造することが
できる。 一般式()のチオロ−エステルは、一般式
()の生成物又はそのアルカリ金属塩又はア
ルカリ土金属塩の1つである場合には、一般式
()(式中Rは式に対し前記した通りであ
る)のチオールに対して一般式 〔式中、R゜はアルキル、ビニル又はシアノメチ
ル基又は保護基であり、R′2は水素原子を表わす
ことを除いてR2と同じく定義される(又は反応
性誘導体が酸塩化物である場合には水素原子を表
わすことができる)〕 の酸又はその反応性誘導体を作用させ、次いで
R2が水素原子である場合の生成物を得ることが
所望される場合にはアミノ基からR′2保護基を除
去し、次いで必要に応じて他の保護基を除去する
ことにより製造することができる。 R゜が水素原子である場合の一般式()の
生成物を得ることが所望される場合には、オキシ
ムは分子の残余部分に不利に影響を与えない公知
方法により保護することができる。特にトリチル
基が使用される。 更に、Rがカルボキシル又はスルホ基を含む場
合の一般式()の生成物を得ることが所望さ
れる場合には、対応するチオールを一般式()
の酸の反応性誘導体で処理することが好ましい。 Rがヒドロキシル基を含む生成物を得ることが
所望される場合には、たとえばトリチル基により
この基を予め保護することが好ましい。 一般式()のチオロ−エステルと一般式
()又は()の生成物との反応の後これら
の保護基を除去することのみが有利である。 a 一般式()aの生成物が酸形態で使用され
る場合には、縮合は、ジメチルホルムアミド、
アセトニトリル、テトラヒドロフラン、塩化メ
チレン、クロロホルム又は酢酸エチルの如き有
機溶媒中で、カルボジイミド(たとえばジシク
ロヘキシルカルボジイミド)、N・N′−カルボ
ニルジイミダゾール又は2−エトキシ−1−エ
トキシカルボニル−1・2−ジヒドロキノリン
の如き縮合剤の存在下に−20℃乃至40℃間の温
度で行ない、その後必要に応じて保護基を除去
する。 b 一般式()aの酸の反応性誘導体が使用さ
れる場合には、無水物、混合無水物、酸ハライ
ド又は一般式 式中、R゜及びR′2は前記した通りであり、
Zはスクシンイミド、ベンゾトリアゾール−1
−イル、4−ニトロフエニル、2・4−ジニト
ロフエニル、ペンタクロロフエニル又はフタル
イミドの如き基を表わす、 の反応性エステルを使用することが可能であ
る。 c R2が水素原子である場合の一般式()
の生成物を得ることが所望される場合には、一
般式()の酸塩化物の塩酸塩をチオール又は
その塩の一つと反応させることによつて酸ハラ
イド、たとえば酸塩化物を使用することも可能
である。 無水物、混合無水物又は酸ハライド(そのすべ
てはその場で製造することができる)が使用され
る場合には、縮合はエーテル(たとえばテトラヒ
ドロフラン又はジオキサン)、塩素化溶媒(たと
えばクロロホルム又は塩化メチレン)、アミド
(たとえばジメチルホルムアミド又はジメチルア
セトアミド)又はケトン(たとえばアセトン)の
如き不活性有機溶媒中又は上記溶媒の混合物中
で、エポキシド(たとえばプロピレンオキシド)
又はピリジン、N−メチルモルホリンもしくはト
リアルキルアミン(たとえばトリエチルアミン)
の如き窒素含有有機塩基の如き酸受容体の存在下
に、或いは炭酸水素ナトリウムの如きアルカリ縮
合剤の存在下に水性−有機媒体中で行なわれ、反
応は−40℃乃至+40℃間の温度で行なわれ、しか
る後必要に応じて保護基を除去する。 一般式(a)の反応性エステルが使用される
場合には、反応は、トリアルキルアミン(たとえ
ばトリエチルアミン)の存在下にジメチルホルム
アミドの如き有機溶媒中で、0℃乃至60℃間の温
度で一般に行なわれ、その後必要に応じて保護基
を除去する。 例として、種々の保護された基の遊離は下記条
件下に実施することができる: R2が水素である場合の一般式()の生成
物を得ることが所望される場合には、アミノチア
ゾールを保護するtert.−ブトキシカルボニル基
は無水酸媒体中での処理により除去される。その
場合に、生成物は、塩の形態又は使用された酸と
の溶媒和物の形態で得られる。好ましくは、トリ
フルオロ酢酸が使用され、この方法は0℃乃至20
℃間で行なわれる。接触水素化によりアミノチア
ゾールから保護ベンジル基を除去することも可能
である。 基Rがヒドロキシル基を含み、及び/又はR゜
が水素原子である場合の一般式()の生成物
を得ることが所望される場合には、トリチル基は
無水トリフルオロ酢酸によるアシドリシス
(acidolysis)により除去される。この除去はア
ミノチアゾールから保護基を除去する前、同時又
は後に行なわれる。 本発明に従えば、Rがカルバミルオキシアルキ
ル又はアシルオキシアルキル基(そのアシル部分
は保護されたアミノ又はアルキルアミノ基又はジ
アルキルアミノ基により置換されていてもよい)
を含有する場合の一般式()のチオロ−エス
テルは、Rがヒドロキシアルキル基を含み、基
R2及びR゜が水素原子以外である場合の一般式
()の対応するチオロ−エステルから、分子
の残余部分に影響することなくアルコールからカ
ルバメート又はエステルを得るための公知の方法
により製造することもできる。 反応は、一般式(′)の生成物から、上記置
換基を含有する一般式()の生成物を得るため
の前記した方法に従つて一般に行なわれる。 R゜が水素原子以外である場合の一般式(
)の生成物は、一般式 式中、Halは前記した通りであり、R′゜は、水
素原子を表わすことを除いてR゜と同じく定義さ
れ、Hal′は塩素又は臭素を表わす、 の酸ハライドを一般式()の7−アミノ−アセ
フアロスポリンに作用させ、次いで必要に応じて
得られたスルホキシド(n=1である場合)を還
元しそして保護基を除去することにより得ること
ができる。 反応は、一般に、水性有機媒体、たとえば水/
エーテル(エーテルはテトラヒドロフラン又はジ
オキサンである)、水/ケトン(ケトンはアセト
ンである)又は水/塩素化溶媒(塩素化溶媒はク
ロロホルム又は塩化メチレンである)中で、アル
カリ金属炭酸水素塩(たとえば炭酸水素ナトリウ
ム)の如きアルカリ縮合剤の存在下に−40℃乃至
+40℃間の温度で行なわれる。 フランス特許出願第2399418号に記載の方法と
同様にしてこの方法を実施することも可能であ
る。 7−アミノ−セフアロスポリンの基Rがアミノ
又はアルキルアミノ基を含有する場合には、これ
らは保護され、そして基Rがヒドロキシル、カル
ボキシル、ホルミル又はアシルアルキル基を含有
する場合にはこれらは遊離であるか又は保護され
ることは理解されよう。 保護及び保護基の除去は前記した条件下に実施
される。 一般式()の生成物は、一般式 式中、R′゜及びHal′は前記した通りである、 の生成物を分子の残余部分に不利に影響しないハ
ロゲン化誘導体の製造のための自体公知の方法に
よりハロゲン化することにより得ることができ
る。 Halが臭素原子を表わす場合の一般式(
)の生成物を得ることが所望される場合には、
臭素による処理は、酸触媒、たとえば臭化水素
酸、塩化水素酸又はスルホン酸(メタンスルホン
酸、無水p−トルエンスルホン酸又はベンゼンス
ルホン酸)であることができる触媒の存在下に又
は紫外線の存在下に行なわれる。 Halが塩素原子である場合の一般式(
)の生成物を得ることが所望される場合には、
塩素による処理は前記した如き触媒の存在下塩素
を用いて行なうか又は塩化スルフリルを用いて行
なわれる。 ハロゲン化は、塩素化溶媒(たとえば塩化メチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタ
ン又はトリクロロエタン)又はエーテル(たとえ
ばエチルエーテル又はジオキサン)の如き有機溶
媒中又はこれらの溶媒の混合物中で、−40℃乃至
反応混合物の還流温度間の温度で行なわれる。 一般式()の生成物は、一般式 式中R′゜は前記した通りである、 の酸又はこの酸の塩もしくはシリルエステルに対
して、一般式 式中、X3、Y3及びZ3は同一又は相異なり、そ
してアルキル又はフエニル基を表わし、或いはそ
れらのうちの二つがそれらが結合している原子と
一緒になつて5又6個の環員を有する複素環式環
を形成し、該環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれ
た他のヘテロ原子を含有していてもよく、或いは
X3及びY3は前記した如きアルキル基を表わし、 そしてZ3は水素原子又はジアルキルアミノ基を
表わす、 の生成物の存在下に、ハロゲン化剤を作用させる
ことにより製造することができる。 ハロゲン化剤は、酸塩化物を得ることが所望さ
れる場合には、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩
化オキサリル(oxalyl Chloride)又はホスゲン
から選ぶことができ、又は酸臭化物を得ることが
所望される場合には、五臭化リン、オキシ臭化リ
ン又は臭化チオニルから選ぶことができる。 一般式(A)の生成物の内では、ジメチル
アセトアミド、ジエチルアセトアミド、ジメチル
プロピオンアミド、ジエチルプロピオンアミド、
ジメチルホルムアミド、N−アセチルモルホリ
ン、N−アセチルピペリジン、N−アセチル−N
−メチルアニリン、N−メチルピロリドン又はテ
トラメチルウレアを使用するのが有利である。 一般式()の酸の塩が使用される場合
には、アルカリ金属塩又は第三級アミン塩(たと
えばトリエチルアミン塩)を使用することが好ま
しい。 シリルエステルが使用される場合には、トリメ
チルシリルエステル又はtert.−ブチルジメチル
シリルエステルを使用するのが有利である。この
エステルはA.WISSNER et al.、J.Org.Chem.、
43(20)、3972(1978)に記載の方法の適用によ
り有利に製造することができ、又はその場で発生
させることができる。 一般式()の酸のハロゲン化は、一般
に、塩素化溶媒(たとえば塩化メチレン又はクロ
ロホルム)、エステル(たとえば酢酸エチル)、芳
香族炭化水素(たとえばトルエン又はキシレン)
又はエーテル(たとえばエチルエーテル、イソプ
ロピルエーテル又はテトラヒドロフラン)の如き
有機溶媒中で、−70℃乃至+30℃間の温度で一般
に行なわれる。 シン−形態の一般式()の酸はシン−
形態の酸ハライドを導き、アンチ−形態の一般式
()の酸はアンチ−形態の一般式(
)の酸ハライドを導くことは理解されよう。 一般式()の酸は、一般式 式中R′゜は前記した通りであり、Alkはアルキ
ル基を表わす、 のエステルの酸加水分解又はケン化により得るこ
とができる。 反応はエタノール中で水酸化ナトリウムの存在
下に、反応混合物の還流温度で一般に行なわれ
る。 一般式()のエステルは、R.
BUCOURT et al.、Tetrahedron、34、2233
(1978)に記載の方法の適用により製造すること
ができる。 R゜が水素原子を表わす場合の一般式()
の生成物は一般式 式中、R、R1、Hal及びnは前記した通りであ
る、 の生成物から、フランス特許出願第2399418号に
記載の方法と同様にして処理し、次いで必要に応
じてスルホキシドを還元し、そして保護基を除去
することにより得ることができる。 一般式()の生成物の基Rがアミノ、
アルキルアミノ又はホルミル基を含有する場合に
は、この基は保護され、そして基Rがヒドロキシ
ル、カルボキシル又はアシルアルキル置換基を含
有する場合にはこの置換基は遊離であるか、又は
保護されることは理解されよう。 適当ならば、スルホキシドの還元及び保護基の
除去は前記した条件下に行なわれる。 一般式()の生成物は一般式()の
7−アミノ−セフアロスポリンから、一般式の生
成物と一般式()との縮合に対して前記した条
件を使用して又はフランス特許出願第2399418号
に記載の方法と同様にして一般式 Hal−CH2COCH2−CO Hal () 式中、Halは前記した通りである、 の生成物(該化合物はその場で生成してもよい)
を作用させることにより得ることができる。 その場で製造してもよい一般式()の
生成物は上記フランス出願に記載の如くして製造
される。一般式 ()、()、(XI)、()、()、(
)、()、(XI)、()、()、

)、(XII)又は()の生成物の異
性体はクロマトグラフイー又は結晶化により分離
することができる。 本発明に従う新規生成物は酸との付加塩に転化
することができる。 本発明の方法に従えば、生成物はトリフルオロ
アセテート、ギ酸又は水との溶媒和物又はパラ−
トルエンスルホネートの形態で得ることができ
る。それらの塩の形態で得られる、Rが本発明に
従つて定義される一般式()の生成物は常用の
方法に従つて遊離したり他の酸との塩に転化する
ことができる。 本発明に従う生成物は自体公知の方法に従つて
金属塩又は窒素含有塩基との付加塩に転化するこ
とができる。これらの塩は、アルコール、エーテ
ル又は水の如き適当な溶媒中で本発明に従う生成
物に対する金属塩基(たとえばアルカリ金属又は
アルカリ土金属塩基)、アンモニア又はアミンの
作用により、或いは有機酸の塩との交換反応によ
り得ることができる。生成した塩は、必要に応じ
てその溶液を濃縮した後沈殿し、そして過又は
デカンテーシヨン又は凍結乾燥により分離され
る。 製薬学的に許容し得る塩の例として、無機酸と
の付加塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸
塩又はリン酸塩)又は有機酸との塩(コハク酸
塩、フマル酸塩、マレイン酸塩及びp−トルエン
スルホン酸塩)、アルカリ金属(ナトリウム、カ
リウム又はリチウム)塩又はアルカリ土金属(マ
グネシウム又はカルシウム)塩、アンモニウム塩
及び窒素含有塩基(エタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、メチルアミン、プロピルアミン、ジイソプロ
ピルアミン、N・N−ジメチルエタノールアミ
ン、ベンジルアミン、ジシクロヘキシルアミン、
N−ベンジル−β−フエネチルアミン、N・
N′−ジベンジルエチレンジアミン、ジフエニレ
ンジアミン、ベンズヒドリルアミン、キニン、コ
リン、アルギニン、リジン、ロイシン又はジベン
ジルアミン)との塩を挙げることができる。 本発明に従う新規なセフアロスポリン誘導体及
びそれらの製薬学的に許容し得る塩は特に価値あ
る抗バクテリア性(anti−bacterial properties)
を示す。それらはグラム陽性菌(Gram−
positive germs)及びグラム陰性菌(Gram−
negative germs)に対して試験管内及び生体内
における顕著な活性を示す。 試験管内では、一般式()の生成物は、ペニ
シリンGに対して感受性であるブドウ球菌
(staphylococci)の菌株(strains)〔スタフイロ
コツカスオ−レウススミス(Staphlococcus
aureus Smith)〕に対して0.5乃至15μg/c.c.間
の濃度で活性であり、ペニシリンGに耐性のブド
ウ球菌の菌株(Staphylococcus aureus MB9)
に対して1乃至30μg/c.c.間の濃度で活性であ
り、大腸菌(Escherichiacoli)、モノド菌株
(Monod strain)に対して0.001乃至1μg/c.c.間
の濃度で活性であり、そして肺炎桿菌
(Klebsiella pneumoniae)に対して0.06乃至30μ
g/c.c.間の濃度で活性であることが証明された。
更に、それらのうちの或るものはモルガン変形菌
(Proteus morganii)に対して0.01乃至30μg/
c.c.間の濃度で活性であり、そしてエンテロバクタ
ーエロゲネス(Enterobactar aerogenes)に対
して0.1乃至30μg/c.c.間の濃度で活性であるこ
とがわかつた。 生体内において、一般式()の生成物は、ス
タフイロコツカス オーレウス スミス(ペニシ
リンGに対して感受性)によるマウスの実験的感
染症に対して皮下投与された0.2乃至15mg/Kg/
日間の投与量で活性であり、そして大腸菌(モノ
ド菌株)に対して皮下投与された0.001乃至10
mg/Kg/日間の投与量で活性であることが証明さ
れた。 更に一般式()の生成物のLD50はマウスに
対する皮下投与に対しては1.5g/Kg乃至2.5g/
Kgより大きい投与量の間である。 特に有利な化合物は、記号Rが下記(1)〜(9)の基
から選ばれたものであり: (1) メチル、L−2−アミノ−2−カルボキシエ
チル又はフエニル、 (2) ピリド−2−イル又はピリド−2−イル−N
−オキシド、 (3) 6′−位がメチル又はアセトアミド基により置
換されたピリミジン−2−イル又はピリダジン
−3−イル又はこれらのN−オキシド、 (4) 4−位が下記(a)〜(e)の基により置換された
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル、 (a) 1〜3個の炭素原子を含むアルキル基、又
はアルコキシ、アルキルチオ、フエニル、ホ
ルミル、カルバミル、アルキルカルバミル、
ジアルキルカルバミル、アルコキシカルボニ
ルもしくはチアゾリジン−2−イル基によつ
て置換された1個又は2個の炭素原子を含有
するアルキル基、 (b) アリル又は2・3−ジヒドロキシプロピル
基、 (c) 2個又は3個の炭素原子を含有するアルキ
ル基であつてヒドロキシル、カルバミルオキ
シ、アシルオキシ(未置換又はアミノによつ
て置換された)、アミノ、アルキルスルホニ
ルアミノ、アシルアミノ(未置換又はアミノ
によつて置換された)、アルコキシカルボニ
ルアミノ、ウレイド又はアルキルウレイドに
より置換されたアルキル基、 (d) alkが1個又は2個の炭素原子を含有する
アルキレンであり、X〓及びY〓が酸素原子
を表わし、R〓はアルキル基を表わし、R〓
は水素原子を表わす場合の一般式()の
基、 (e) アルコキシイミノ又はヒドロキシイミノ基
により置換された1〜3個の炭素原子を含有
するアルキル基、 (4′) 前記した如き一般式()の基により又は
ホルミルアルキルもしくは2・3−ジヒドロ
キシプロピル基により1−位が置換された
1・3・4−トリアゾール−5−イル又は2
−アルコキシカルボニル−1・3・4−トリ
アゾール−5−イル、 (5) 1・4−ジアルキル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル;1−アルキル−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル又は2−ア
ルキル−5・6−ジオキソ−1・2・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル、 (6) 1−アルキル−3−アルコキシカルボニル−
1・2・4−トリアゾール−5−イル、 (7)(a) 未置換の1・3・4−チアジアゾール、又
はアルキル、アミノ、アミノアルキル、アル
キルアミノアルキル、ジアルキルアミノアル
キルもしくはアシルアミノアルキル基により
置換された1・3・4−チアジアゾール−5
−イル、 (b) アルキル基により置換された1・2・4−
チアジアゾール−5−イル、 (8)(a) アルキル又はフエニルによつて置換された
1・3・4−オキサジアゾール−5−イル、 (b) 4−アルキル−オキサゾール−2−イル、 (9) 下記(a)〜(c)の基により1−位が置換されたテ
トラゾール−5−イル、 (a) 未置換又はホルミルにより置換されたアル
キル基、 (b) ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ又はアシルアミノにより置
換された2個又は3個の炭素原子を有するア
ルキル基、 (c) 前記した一般式()の基: 記号R゜は水素原子又はメチル、ビニル又はシ
アノメチル基を表わし、記号R′は水素原子を表
わし、上記したアルキル又はアシル部分又は基は
特記しない限り1個又は2個の炭素原子を含有す
るものと理解される、一般式()aの生成物で
ある。 これらの生成物の内、より特に活性である物質
は、 R゜がメチル、ビニル又はシアノメチルであ
り、 R′が水素であり、 Rが下記(1)〜(9)に記載の基より選ばれたもので
あり: (1) ピリド−2−イル及びそのN−オキシド、 (2) 6−メチル−ピリダジン−3−イル−N−オ
キシド、 (3) 4位が置換された5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリ
アジン−3−イル、 この置換基はアルコキシ、アルキルチオ、フ
エニル又はホルミル基により置換された1個又
は2個の炭素原子を含有するアルキル基;アリ
ル又は2・3−ジヒドロキシプロピル基;ヒド
ロキシル、カルバミルオキシ、アシルオキシ
(未置換又はアミノにより置換された)、アルキ
ルスルホニルアミノ、アシルアミノ(未置換又
はアミノにより置換された)、アルコキシカル
ボニルアミノ又はアルキルウレイドにより置換
された2個又は3個の炭素原子を含有するアル
キル基;又は、アルコキシイミノ又はヒドロキ
シイミノ基により置換された1〜3個の炭素原
子を含有するアルキル基;である、 (4) 1−位がジメトキシアルキル基により置換さ
れた2−アルコキシカルボニル−1・3・4−
トリアゾール−5−イル、 (5) 1・4−ジアルキル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル、 (6) 1−アルキル−3−アルコキシカルボニル−
1・2・4−トリアゾール−5−イル、 (7) アルキル、ジアルキルアミノアルキル又はア
シルアミノアルキル基により置換された1・
3・4−チアジアゾール−5−イル、又はアル
キル基により置換された1・2・4−チアジア
ゾール−5−イル、 (8) フエニル−1・3・4−オキサジアゾール−
5−イル及び4−アルキル−オキサゾール−2
−イル、 (9) 1−位が置換されたテトラゾール−5−イ
ル、 この置換基はアルキル基;ヒドロキシル、ジ
アルキルアミノ又はアシルアミノにより置換さ
れた2個又は3個の炭素原子を含有するアルキ
ル基;ジメトキシアルキル基;である:ただし
上記アルキル又はアシル基及び上記した部分は
(特記しない限り)1個又は2個の炭素原子を
含有するものと理解される、の一般式(a)
の生成物である。 これらの生成物の内、好ましい生成物は、 R゜がメチルであり、R′が水素であり、そし
てRが下記(1)〜(6)の基から選ばれたものであり: (1) ピリド−2−イル−N−オキシド、 (2) 6−メチル−ピリダジン−3−イル−オキシ
ド、 (3) 4位が、 (a) アルコキシ、アルキルチオ又はホルミルに
より置換された1個又は2個の炭素原子を含
有するアルキル基、 (b) アリル又は2・3−ジヒドロキシプロピル
基又は (c) ヒドロキシル、カルバミルオキシ、アシル
オキシ又はアシルアミノ(そのアシル部分は
未置換であるか又はアミノにより置換されて
いる)、アルキルスルホニルアミノ又はアル
キルウレイドにより置換された2個又は3個
の炭素原子を含有するアルキル基、によつて
置換された 5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル、 (4) 1−アルキル−3−アルコキシカルボニル−
1・2・4−トリアゾール−5−イル、 (5) ジアルキルアミノアルキル又はアシルアミノ
アルキルにより置換された1・3・4−チアジ
アゾール−5−イル、又は (6) 1−位が (a) アルキル基又は (b) ヒドロキシルもしくはアシルアミノにより
置換された2個又は3個の炭素原子を含有す
るアルキル基により置換されたテトラゾール
−5−イル: ただしアルキル又はアシル基及び前記した
部分は(特記しない限り)1個又は2個の炭
素原子を含有するものと理解される、の一般
式(a)の生成物である。 下記生成物が特に有利である: 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔4−(2・3−ジヒドロキ
シプロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン、シン−イソマー、E−型、 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−ホルミルオキシエチル)−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン、シン−イソマー、E−型、 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(ホルミルメチル)−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン、シン−
イソマー、E−型、 3−{2−〔4−(2−アセトアミド−エチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン、
シン−イソマ−、E−型、及び 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔4−(2−メトキシエチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン、
シン−イソマ−、E−型。 本発明をいかに実施するかを、限定を意味する
ものではない下記実施例により証明する。 これらの実施例においては、生成物はケミカル
アブストラクト命名法(Chemical Abstracts
nomenclature)に従つて記載される。挙げられ
るすべてのセフアロスポリン誘導体は部分的一般
により示された立体化学を示すことが理解されよ
う。 実施例 1 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシ−イミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8
−オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキ
シビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕−オクト−2−エン(シン−イソマ
−(syn−isomer)、E−及びZ−型の混合物)
(8.03g)、ジメチルホルムアミド(80c.c.)、メチ
ルメルカプタン(1.59g)及びN−エチル−N・
N−ジイソプロピルアミン(1.53c.c.)の混合物を
オートクレーブ中で40℃にて5時間加熱する。混
合物を酢酸エチル(500c.c.)で希釈し、水(3×
250c.c.)、0.1N塩酸(100c.c.)、1%濃度炭酸水素
ナトリウム溶液(100c.c.)及び半飽和塩化ナトリ
ウム溶液(2×200c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして20℃で減圧(20mmHg)下に
乾固するまで濃縮する。 残留物をシクロヘキサンと酢酸エチルの50:50
(容量)混合物(100c.c.)中に溶解し、溶液をメル
クシリカゲル(Merck silica gel)のカラム
(0.04−0.06mm)(300g)(カラム直径:6cm、高
さ:36cm)によりクロマトグラフ法に付す。溶出
は40KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢酸エチル
の50:50(容量)混合物(8)により行ない、
そして125c.c.の画分を集める。画分25−57を合わ
せ、20℃で減圧(20mmHg)下に乾固するまで蒸
発させる。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミ
ド〕−3−(2−メチルチオビニル)−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−及びZ−型の混合物)がクリーム色のあ
わ(froth)の形態で集められる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1720、1680、1515、1370、1205、
1045、835、750及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.17(s、3H、
−CH3E−型);2.35(s、3H、−CH3Z−型);
3.23及び3.98(AB、J=18、2H、−SCH2−E−
型);3.44及び4.3(AB、J=18、2H、−SCH2
Z−型);4.09(s、3H、−OCH3);4.58(d、
J=9、1H、6位のH);6.12(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.17(d、J=10、
1H、−C=CH−S−CH3、Z−型);6.65
(d、J=15、1H、−C=CH−S−CH3、E−
型);6.88(d、J=10、1H、=C−S−
CH3、Z−型);7.15(d、J=15、1H、=C
−S−CH3、E−型);6.72(s、1H、チアゾー
ルの5−位のH);0.98(s、1H、−
COOCH);7.07(s−ブロード、1H、
(C6H53CN−)。 塩化メチレン(25c.c.)及びジメチルアセトアミ
ド(1.04c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセト
アミド〕−3−(2−メチルチオビニル)−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕−オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−及びZ型の混合物)(2.30g)の溶
液を−10℃で30分間三塩化リン(0.46c.c.)で処理
する。混合物を酢酸エチル(500c.c.)で希釈し、
2%強度の炭酸水素ナトリウム溶液(2×100
c.c.)及び半飽和塩化ナトリウム溶液(2×100
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
しそして20℃で減圧(20mmHg)下に乾固するま
で濃縮する。 残留物を塩化メチレン(10c.c.)中に溶解し、溶
液をメルクシリカゲルのカラム(0.04−0.06mm)
(150g)(カラム径:4cm、高さ:20cm)上でク
ロマトグラフイーに付す。40KPaの圧力下にシク
ロヘキサンと酢酸エチル(2)の60:40(容
量)混合物で溶出を行ない、125c.c.の画分を集め
る。画分4−8を20℃で減圧(20mmHg)下に濃
縮し;2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
(2−メチルチオビニル)−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の混合
物)(1.32g)がクリーム色のあわの形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1780、1715、1680、1515、1370、1200、
1050、1035、750及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.18(s、3H、
CH3E−型);2.31(s、3H、−CH3Z−型);
3.44(AB、J=18、2H、−SCH2−E−型);
3.80(AB、J=18、2H、−SCH2−Z−型);
4.08(s、3H、−OCH3);5.06(d、J=4、
1H、6−位のH);5.80(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH、E−型);5.90(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH、Z−型);6.14
(d、J=11、1H、−C=CHS−Z−型);
6.64(d、J=16、1H、−C=CHS−、E−
型);6.70(d、J=11、1H、=CHS−、Z−
型);6.79(s、1H、チアゾールの5−位の
H);6.93(s、1H、【式】);6.98 (d、J=16、1H、=CHS−、E−型)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−(2
−メチルチオビニル)−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の混合
物)(1.26g)をギ酸(35c.c.)中に溶解し、水
(13c.c.)を加え、混合物を50℃で15分間加熱す
る。それを冷却せしめ、過しそして減圧(20℃
で20mmHg)下に濃縮乾固する。残留物をジエチ
ルエーテル(20c.c.)中でトリチユレートし、別
し、エーテル(20c.c.)で洗浄しそして乾燥する。
7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ−3−(2−メチルチオビニル)−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型及
びZ−型の混合物(0.63g)がクリーム色の粉末
の形態においてギ酸との溶媒和物(solvate)と
して得られる。 Rf=0.34及び0.48〔シリカゲルクロマトグラフ
イー用プレート、溶媒:酢酸エチル/アセトン/
ギ酸/水、60:20:1:1(容量)〕。 赤外吸収スペクトル(KBr):特性吸収(cm
-1)3320、1770、1675、1530及び1035。 プロトン核磁気共鳴吸収スペクトル
(350MHz、DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz))E
−型:2.34(s、3H、−SCH3);3.61及び3.77
(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.86(s、
3H、−OCH3);5.14(d、J=4、1H、6−位の
H);5.62(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.77(s、1H、チアゾールの5−位の
H);6.85(d、J=16、1H、−CH=CH−S
−);7.04(d、J=16、1H、=CH−S−);
9.57(d、J=9、1H、−CONH−)Z−型:特
に、下記シグナルが観測される:2.25(s、
3H、−SCH3)、6.74(d、J=13、1H、−CH
CH−S−CH3)及び6.83(d、J=13、1H、=
CHS−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
−ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型及びZ−型の混合物)を下記の如く製
造することができる: ビス−(ジメチルアミノ)−エトキシメタン
(0.91g)をジメチルホルムアミド(50c.c.)中の
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−メ
チル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー)(2.5g)の溶液に加え、これを80℃に加熱し
た。溶液は褐色がかつた緑色になる。それを80℃
で20分間放置し、次いで急速に冷却し、そして酢
酸エチル(200c.c.)中に注ぎ、混合物を水で洗浄
し(3×80c.c.)そして飽和塩化ナトリウム溶液
(50c.c.)で洗浄する。次いで酢酸エチル相を1N塩
化水素酸(37.5c.c.)の存在下に1時間20℃で撹拌
する。水性相を除去し、そして有機相を炭酸水素
ナトリウム飽和溶液(20c.c.)で、次いで飽和塩化
ナトリウム溶液(20c.c.)で洗浄する。有機相を硫
酸マグネシウム上で乾燥し、脱色炭の存在下に
別し、次いで40℃で減圧(20mmHg)下に乾固す
るまで濃縮する。残留物を無水ピリジン(10c.c.)
中に溶解する。溶液を氷浴中5℃に冷却し、塩化
トシル(0.87g)を加え、反応混合物を20℃に戻
した。11/2時間の後、混合物を氷水(200c.c.)中
に注ぐ。形成された沈殿を別し、水(2×20
c.c.)で洗浄し、次いで酢酸エチル(50c.c.)中に溶
解する。この溶液を炭酸水素ナトリウム飽和溶液
(20c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(20c.c.)で
洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、脱色炭の
存在下に過し、40℃で減圧(20mmHg)下に乾
固するまで濃縮する。残留物を塩化メチレン(13
c.c.)中に溶解し、得られる溶液を氷/メタノール
浴中で−10℃に冷却する。塩化メチレン(10c.c.)
中の85%の純粋なm−クロロ過安息香酸(0.226
g)の溶液を15分間かけて加える。反応混合物を
−10℃乃至+5℃間で20分間放置し、次いで炭酸
水素ナトリウム飽和水溶液(20c.c.)で2回洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、脱色炭の存在
下に過し、そして40℃で減圧(20mmHg)下に
乾固するまで濃縮する。 残留物をシリカゲル(26g)を含有するカラム
(直径:1.7cm、高さ:21cm)上でクロマトグラフ
に付す。酢酸エチル/シクロヘキサン混合物)
(それぞれの組成が20:80、30:70、40:60及び
60:40容量である120、240、200及び120c.c.)で溶
出を行ない、溶出液(eluate)の20c.c.画分を集め
る。画分17〜34を蒸発させ、そして2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキ
シド−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−及びZ−型の混合
物)(0.88g)を単離する。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−メ
チル−8−オキソ−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕−オクト−2−エン、シンイ
ソマーは下記の如くして製造することができる: 塩化メチレン(22.5c.c.)中の2−(2−トリチ
ルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノ−酢酸(シンイソマー)の無水物(7.2
g)の溶液を塩化メチレン(31.5c.c.)中の7−ア
ミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−メチル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(3.15
g)の溶液に一気に加える。温度は8〜14℃上昇
する。混合物を1時間15分間撹拌し、この期間温
度は20℃に戻り、次いで0.5N塩化水素酸(10
c.c.)、蒸留水(10c.c.)及び炭酸水素ナトリウム飽
和溶液(20c.c.)で洗浄する。形成された水溶性物
質を別し、有機相を、蒸留水(2×20c.c.)で再
び洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、過
し、40℃で減圧(20mmHg)下に乾固するまで濃
縮する。残留物をシリカゲル(125g)を含有す
るカラム(直径:3cm、高さ:33cm)によりクロ
マトグラフイーに付し、酢酸エチル/シクロヘキ
サン混合物(それぞれ組成が20:80及び40:60容
量である1.2及び1)で溶出を行ない、溶出
液の50c.c.画分を集める。画分31−44を蒸発させ、
そして2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−メチル−8−オキソ−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕−オクト−2−エン、シ
ンイソマー(2.8g)が淡い黄色固体の形態で得
られる。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−メチル−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
をオランダ特許出願73/03263に記載の方法によ
つて製造することができる。 実施例 2 チオフエノール(0.90c.c.)、続いてN−エチル
−N・N−ジイソプロピルアミン(1.53c.c.)を+
2℃に冷却されたジメチルホルムアミド(80c.c.)
中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型及びZ−型の混合物)(8.03g)の溶液に窒素
下に加える。混合物を20℃で2時間撹拌し、次い
で酢酸エチル(320c.c.)で希釈し、水(3×200
c.c.)、0.1N塩化水素酸(100c.c.)、5%濃度炭酸水
素ナトリウム溶液(150c.c.)及び塩化ナトリウム
飽和溶液(2×150c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、20℃で減圧(20mmHg)下に乾固
するまで濃縮する。生成物を塩化メチレン(35
c.c.)中に溶解し、そしてメルクシリカゲル(0.04
−0.06mm)(250g)のカラム(直径:6cm、高
さ:30cm)によりクロマトグラフイーにかける。
40KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢酸エチル
(4)の55:45(容量)混合物で溶出を行な
い、100c.c.画分を集める。画分12〜32を20℃で減
圧(20mmHg)下に蒸発させ、そして2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−3−(2−フエニルチオビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の
混合物)(4.8g)が黄色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、2820、1795、1720、1680、1580、1475、
1445及び1440。 プロトン核磁気共鳴吸収スペクトル
(350MHz、CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.93
及び3.13(AB、J=19、2H、−SCH2−、E−
型);4.32及び5.0(AB、J=19、2H、SCH2
Z−型);4.05(s、3H、−OCH3、E−型);
4.07(s、3H、−OCH3、Z−型);4.51(d、
1H、J=4、6−位のH、E−型);4.56
(d、1H、J=4、6−位のH、Z−型);6.10
(dd、J=4及び9、1H、7−位のH、E−
型);6.14(dd、J=4及び9、1H、7−p位
のH、Z−型);6.41(d、J=11、1H、−C
=CH−S−、Z−型);6.6(d、J=16、
1H、C=CH−S、E−型;6.71(s、1H、チ
アゾールの5−位のH、E−型);6.72(s、
1H、チアゾールの5−位のH、Z−型);6.93
(s、CO2CH);7.09(s、−NH−チアゾー
ル)。 三塩化リン(0.98c.c.)を、塩化メチレン(51
c.c.)とジメチルアセトアミド(2.02c.c.)中の2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−5−オキシド−3−(2−フエニルチオビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマ−、E−型及
びZ−型の混合物)(4.8g)の、−10℃に冷却し
た溶液に加える。混合物を−10℃で1時間撹拌
し、次いで酢酸エチル(300c.c.)中に溶解し、こ
の溶液を5%濃度の炭酸水素ナトリウム溶液(2
×150c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(150c.c.)
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして減
圧下に(20℃で20mmHg)乾固するまで濃縮す
る。生成物を塩化メチレン(30c.c.)中に溶解し、
そして溶液をメルクシリカゲル(0.02−0.06mm)
(250g)を含むカラム(カラム直径:5cm、高
さ:30cm)によりクロマトグラフイーにかける。
0.4バールの圧力下にシクロヘキサンと酢酸エチ
ル65:35(容量)の混合物(2)で溶出を行な
い、100c.c.の画分を集める。画分10−16を蒸発さ
せる:2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8
−オキソ−3−(2−フエニルチオビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の
混合物)(2.6g)がクリーム色あわの形態で得ら
れる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.42及び3.52
(AB、J=19、2H、−SCH2−、E−型);3.50及
び3.88(AB、J=19、2H、−SCH2−、Z−
型);4.07(s、3H、−OCH3、E−型);4.09
(s、3H、−OCH3、Z−型);5.07(d、J=
4、1H、6−位のH、E−型);5.10(d、J
=4、1H、6−位のH、Z−型);5.87(dd、
J=4及び9、1H、7−位のH、E−型);
5.93(dd、J=4及び9、1H、7−位のH、Z
−型);6.41(d、J=11、1H、−C=CH−
S−、Z−型);6.70(d、J=16、1H、−C
=CH−S−、E−型);6.76(s、チアゾール
の5−位のH);6.95(s、−CO2CH−);6.95
(d、J=11、1H、−CH=C−S−、Z−
型);7.22(d、J=16、1H、−CH=C
S、E−型);7.01(sブロード、−NH−チアゾ
ール)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−3−(2−フエニルチオビニル)−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の混合
物)(2.6g)をギ酸(40c.c.)中に溶解し、そして
溶液を水(12.5c.c.)で希釈し、そして50℃で20分
間加熱する。次いでそれを冷却し、不溶性物質を
過により除去し、液を減圧(0.05mmHg)下
に20℃で乾固するまで蒸発させる。残留物をエチ
ルエーテル(50c.c.)中でトリチユレートし、別
し、エーテル(50c.c.)で洗浄し、そして乾燥す
る。7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−(2−フエニルチオビニル)−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2エン(シンイソマー、E−型
及びZ−型の混合物)(1.3g)が黄色粉末の形態
でギ酸との溶媒和物として得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3320、1775、1680、1530、1380、1045、945、745
及び690。 プロトン核磁気共鳴吸収スペクトル
(DMSOd6、350MHz、δ(ppm)、J(Hz)):
3.65及び3.94(AB、J=18、2H、−SCH2−、E
−型);3.84(s、3H、−OCH3);5.17(d、J
=4、1H、6−位のH、E−型);5.22(d、
J=4、1H、6−位のH、Z−型);5.73
(dd、J=4及び9、1H、7−位のH、E−
型);6.61(d、J=11、1H、−C=CH−S
−、Z−型);6.80(d、J=11、1H、−CH=
−S−、Z−型);6.98(d、J=15、
1H、−C=CH−S−、E−型);7.06(d、
J=15、1H、−CH=C−S−、E−型);
6.74(s、チアゾールの5−位のH)、7.18(ブ
ロードシグナル、−NH3 +及び−CO2H);8.11
(s、CO2 -);9.58(d、J=9、1H、−CON
−)。 実施例 3 無水N・N−ジメチルホルムアミド(1c.c.)中
のギ酸と7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2
−カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシルオ
キシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)との溶媒和物(0.1g)及びチオフ
エノール(0.02g)の溶液を0℃に冷却する。
N・N−ジメチルホルムアミド(3c.c.)中のN・
N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(0.069
g)の溶液を滴下により加える。反応混合物を再
び加温し、そして25℃で1時間撹拌する。減圧
(10mmHg)下で30℃における溶媒の蒸発により残
留物(0.19g)が得られ、そのクロニトグラフイ
ーによる分析〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート:溶出剤:酢酸エチル/アセトン/水/酢
酸の50:20:10:10(容量)混合物〕は7−〔2
−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノアセトアミド〕−2−カルボキシ−
8−オキソ−3−(2−フエニルチオビニル)−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型):Rf
0.62、を示す。 ギ酸と7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシル
オキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
−、E−型)との溶媒和物は下記の如く得ること
ができる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマ−、E−型)(1.5g)をギ
酸(30c.c.)と蒸留水(10c.c.)の混合物中に溶解す
る。溶液を50℃で30分間加熱する。それを冷却し
た後、沈殿を別し、そして液減圧(10mm
Hg)下に30℃で乾固するまで濃縮する。残留物
をジエチルエーテル(50c.c.)でトリチユレートす
る。固化した生成物を別し、ジエチルエーテル
(2×25c.c.)で洗浄し、次いで減圧(5mmHg)下
に25℃で乾燥する。7−〔2−(2−アミノ−チア
ゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセ
トアミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(0.75g)がギ酸との溶媒
和物として得られる。 Rf=0.57;シリカゲルクロマトグラフイー用
プレート; 溶出剤:酢酸エチル/アセトン/水/酢酸の
50:20:10:10混合物(容量)。 IRスペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、3340、3000、2820、2200、1775、1720、
1670、1630、1370、1190、1165及び1070。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.42(s、
3H、−CH3トシル);3.55及び3.78(AB、J=
19、2H、−SCH2−);3.83(s、3H、−OCH3);
5.14(d、J=4、1H、6−位のH);5.75
(dd、J=4及び9、1H、7−位のH);6.65
(d、J=12、1H、−C=CH−OSO2−);
6.73(s、1H、チアゾールの5−位のH);7.18
(sブロード、−NH3 +);9.58(d、J=9、1H、
−CON−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
(2−トシルオキシビニル)−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)は下記の如く
製造することができる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
(2−トシルオキシビニル)−8−オキソ−5−オ
キシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(3g)を塩化メチレン(30c.c.)中に溶解す
る;N・N−ジメチルアセトアミド(1.2c.c.)を
加える。溶液を乾燥窒素の雰囲気下に置き、−10
℃に冷却し、そして三塩化リン(0.9g)で処理
する。反応混合物を−10℃乃至−5℃で90分間撹
拌し、次いで酢酸エチル(250c.c.)で希釈し、炭
酸水素ナトリウム飽和水溶液(150c.c.)及び塩化
ナトリウム飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄する。
硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして過した
後、有機溶液を減圧(20mmHg)下に30℃で乾固
するまで濃縮する;残留物を塩化メチレン(20
c.c.)中に溶解し、溶液をシリカ(0.04−0.063
mm)(240g)を含むカラム(高さ、25cm、直径5
cm)によりクロマトグラフにかける。シクロヘキ
サンと酢酸エチルの60:40(容量)混合物(2
)で溶出を行ない、100℃の画分を集める。画
分8〜13を減圧(20mmHg)下に30℃で乾固する
まで濃縮する。2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−3−(2−トシルオキシビニル)−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.7g)が得られる。 Rf=0.52;シリカゲルクロマトグラフイー用
プレート;溶出剤:50:50(容量)シクロヘキサ
ン/酢酸エチル。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1790、1725、1685、1520、1375、1190、
1180、1075、1050、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.42(s、3H、
−CH3、トシル);3.33及び3.42(AB、J=19、
2H、−SCH2−);4.07(s、3H、−OCH3);5.03
(d、J=4、1H、6−位のH);5.87(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.71(s、
1H、チアゾールの5−位のH);6.87(s、
1H、【式】);6.87(d、J=10、 1H、−C=CH−OSO2−);7.0(sブロー
ド、1H、−NH−チアゾール);7.78(d、J=
9、1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型及びZ−型)を下記の如く製造することができ
る: ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.85g)
を、塩化メチレン(100c.c.)中のsyn−2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−酢酸(7.97g)の+4℃に冷
却した溶液に撹拌しながら加える。溶液を+4℃
で40分間次いで20℃で30分間撹拌し、そして過
する。 −30℃に冷却したこの過した溶液に、トリエ
チルアミン(0.84c.c.)を含有する塩化メチレン
(30c.c.)中の粗7−アミノ−2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−8−オキソ−5−オキシド−
3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E−型及びZ−型の混合物)(3.47g)の溶液を
速やかに加える。添加が終ると冷却浴を除去し、
そして反応混合物を20℃で1時間50分間撹拌す
る。次いでそれを減圧(20mmHg)下に20℃で乾
固するまで濃縮し、残留物を酢酸エチル(250
c.c.)中に溶解する。有機相を水(3×100c.c.)、
0.05N塩化水素酸(100c.c.)、1%濃度炭酸水素溶
液(100c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和水溶液
(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、そして減圧下に(20℃で20mmHg)
乾固するまで濃縮する。残留物を酢酸エチル(20
c.c.)中に溶解し、シクロヘキサン(20c.c.)を加
え、そして溶液を過し、メルクシリカゲル
(0.04−0.06mm)(300g)のカラム(カラム直
径:6cm、高さ:30cm)上にクロマトグラフイー
にかける。40KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢
酸エチルとの40:60(容量)混合物(4)で溶
出を行ない、125c.c.の画分を集める。画分6〜25
を20℃で減圧(20mmHg)下に濃縮する。2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型及びZ−
型の混合物(4.8g)がグリーム色のあわの形態
で得られる。 上記と同じ第二のクロマトグラフイーによる分
離を行なうと、Z−型(1.21g)は画分12−16か
ら単離し、E−型(1.49g)を画分22−40から単
離する。画分17−21はE−型及びZ−型の混合物
(0.8g)を含有する。 Z−型: 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1720、1680、1510、1375、1190、
1175、1045、1000及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)J(Hz)):2.03(s、3H、−
C6H4CH3 );3.36及び4.07(2d、J=19、
2H、−SCH2−);4.09(s、3H、−OCH3);4.52
(d、J=4、1H、6−位のH);6.16(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH):6.43(AB、J
=8、2H、−C=C−);6.86(s、1H、
【式】);6.71(s、1H、チアゾー ルの5−位のH);7.75(d、J=9、2H、ト
シル基のオルト−位置のH)。 E−型: 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1725、1685、1515、1380、1190、
1180、1070、1050、755及び735。 プロトン核磁気共鳴吸収スペクトル
(350MHz、CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.45
(s、3H、−C6H4CH3);3.19及び3.77(2d、J=
18、2H、−SCH2−);4.08(s、3H、−OCH3);
4.6(d、J=4、6−位のH);6.18(dd、J
=4及び9、7−位のH);6.72(s、1H、チ
アゾールの5−位のH);6.93(d、J=12、
1H、−C=CH−OSO2−);7.11(d、J=
12、1H、−CH=COSO2);6.90(s、1H、
【式】);7.73(d、J=9、2H、ト シル基のオルト位のH)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−5−オキシド−3−(2−ト
シルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型及
びZ−型の混合物)は下記の如くして製造するこ
とができる。 アセトニトリル(150c.c.)中の2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−tert.−ブトキシカ
ルボニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド−3
−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E−型及びZ−型の混合物)(4.06g)の溶液を
p−トルエンスルホン酸−水和物(2.28g)と共
に20℃で16時間撹拌する。次いで混合物を20℃で
減圧(20mmHg)下に10c.c.の容量に濃縮し、これ
を酢酸エチル(150c.c.)で希釈し、2%濃度の炭
酸水素ナトリウム溶液(100c.c.)で、次いで塩化
ナトリウム飽和水溶液(2×150c.c.)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして20℃で減圧
(20mmHg)下に乾固するまで濃縮する。7−アミ
ノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(E−型及びZ−型の
混合物)(3.5g)が粗褐色固体の形態で得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3430、3360、1780、1725、1370、1170、1180、
1070、745及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.43(s、3H、
−CH3);3.12及び3.75(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.36(d、J=4、1H、6−位の
H);4.75(d、J=4、1H、7−位のH);
6.87(d、J=12、1H、−C=CHOSO2−);
6.90(s、1H、【式】);6.99(d、J =12、1H、=CHOSO2−);7.40及び7.71(2d、
J=9、−C6H4−)。 2−ベンズヒドリルオキシカーボン−7−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(E−型及びZ−型の混合物)が
下記(実施例47)の如くして得られる。 実施例 4 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5.02g)、ジメチルホルムアミド(75c.c.)、
N−tert.−ブトキシカルボニル−L−システイ
ン(2.21g)及びN・N−ジイソプロピルエチル
アミン(2.61c.c.)の混合物を窒素下に60℃で2時
間30分撹拌する。冷却後、混合物を酢酸エチル
(500c.c.)で希釈し、有機相を水(2×400c.c.)、
0.1N塩化水素酸(250c.c.)及び塩化ナトリウム半
飽和水溶液(250c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過し、そして減圧(20mmHg)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。 残留物をアセトニトリル(50c.c.)中に溶解す
る。アセトニトリル(25c.c.)中のジフエニルジア
ゾメタン(0.97g)の溶液を20℃で撹拌しながら
加え、そして混合物を20℃で2時間撹拌し、酢酸
エチル(500c.c.)で希釈する。次いでそれを分流
斗中で、0.05N塩化水素酸(100c.c.)、1%濃度
の炭酸水素ナトリウム溶液(100c.c.)及び塩化ナ
トリウム半飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そして減圧
(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。残
留物をシクロヘキサンと酢酸エチルの60:40(容
量)混合物(50c.c.)中に溶解し、溶液をメルクシ
リカゲル(0.04−0.06mm)(300g)のカラム(カ
ラム直径:6cm、高さ:30cm)によりクロマトグ
ラフイーにかける。40KPaの圧力下に先の混合物
(4)により溶出を行ない、115c.c.画分を集め
る。画分11〜23を合わせ、そして減圧(20mm
Hg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(2−
L−ベンズヒドリルオキシカルボニル−2−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−チ
オビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(3.57g)
が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1795、1710、1690、1510、1495、1445、
1365、1045、940、750及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(s、9H、
−C(CH33);2.95及び3.75(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.20(d、J=7、2H、−
SCH2−);4.08(s、3H、−OCH3);4.48(d、
J=4、1H、6−位のH);4.67(mt、1H、
【式】);6.10(dd、J=4及び9、 1H、7−位のH);6.39(d、J=7、1H)、−
NH COO−);6.41(d、J=16、1H、=CHS
−);6.71(s、1H、チアゾールのH);6.85
(s、1H、【式】);6.93(s、1H、 【式】);7.10(s、1H、−N−C (C6H53)。 ジメチルアセトアミド(1.35c.c.)に続いて、撹
拌しながら、三塩化リン(0.59c.c.)を塩化メチレ
ン(45c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(2−L−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−2−tert.−ブトキシカルボニルア
ミノ−エチル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(4.14g)の−10℃に冷却された溶
液に加える。混合物を−10℃で1時間撹拌し、酢
酸エチル(600c.c.)で希釈し、2%濃度の炭酸水
素ナトリウム溶液(2×100c.c.)及び塩化ナトリ
ウム半飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、過し、そして減圧(20mm
Hg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物
をシクロヘキサンと酢酸エチルの65:35(容量)
混合物(60c.c.)中に溶解し、そして溶液をメルク
シリカゲル(0.04−0.06mm)(250g)のカラム
(カラム直径:5cm)によりクロマトグラフイー
にかける。40KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢
酸エチルの65:35(容量)混合物(2)で溶出
を行ない、130c.c.画分を集める。画分5−8を合
わせ、そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固す
るまで濃縮し、そして2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−〔2−(2−L−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−2−tert.−ブトキシカルボ
ニルアミノ−エチル)−チオビニル〕−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(2.78g)が黄色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性バンド(cm
-1)3400、1780、1710、1690、1515、1495、
1450、1390、1370、1050、945、755及び745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.43(s、9H、
(CH33C−);3.22(2ABリミツト、4H、−SCH2
−);4.10(s、3H、−OCH3);4.70(m、1H、
〓CNH−);5.36(sブロード、1H、−NH
COO−);5.04(d、J=4、1H、6−位の
H);5.85(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.41(d、J=16、1H、=CHS−);6.8
(s、1H、チアゾールのH);6.88(s、1H、−
CH−COO−CH−);6.93(s、1H、−COOCH
−);7.03(s、1H、−NHC(C6H53);7.08
(d、J=16、1H、−C=CHS−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(2−L−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−エチ
ル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−1・3−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.71g)
をギ酸(40c.c.)中に溶解し、そして溶液を水(40
c.c.)で希釈し、そして50℃で30分間撹拌する。次
いで混合物を20℃に冷却し、過し、そして減圧
(0.05mmHg)下に30℃で乾固するまで濃縮する。
残留物をエタノール中で引き続いて3回(各回と
も75c.c.を使用して)溶解し、溶液を各場合に減圧
(20mmHg)下に20℃で乾固するまで蒸発させる。
固体残留物を還流下にエタノール(200c.c.)で処
理し、冷却した懸濁液を過する。ジエチルエー
テル(3×25c.c.)で洗浄し、乾燥した後、3−
〔2−(2−L−アミノ−2−カルボキシエチル)
−チオビニル〕−7−(2−(2−アミノ−1・3
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)のホ
ルメート(1.34g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2000、1750、1660、1530、1035及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSOd6、δ(ppm)、J(Hz)):3〜3.70(こ
ぶ、4H、−SCH2−セフアロスポリン及び側
鎖);3.87(s、3H、−OCH3);5.15(d、J=
4、1H、6−位のH);5.65〜5.72(こぶ
(hump)、2H、7−位のH及び〓CHCOOH);
6.77(s、1H、チアゾールのH);6.92(AB、
2H、−CH=CH−);7.20(s、3H、−NH3 +);
9.58(d、J=9、1H、−CONH−)。 実施例 5 ジメチルホルムアミド(60c.c.)及びN・N−ジ
イソプロピルエチルアミン(2.1c.c.)中の2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型)(6.0
g)及び2−メルカプトピリジン(1.33g)の溶
液を窒素下に20℃で2時間撹拌する。混合物を酢
酸エチル(400c.c.)で希釈し、そして有機相を蒸
留水(2×500c.c.)、次いで炭酸水素ナトリウム半
飽和溶液(300c.c.)、次いで塩化ナトリウム半飽和
溶液(300c.c.)で洗浄する。それを硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、過し、そして減圧(20mm
Hg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。塩化メ
チレン(25c.c.)中に溶解した残留物をメルクシリ
カ(0.04〜0.06mm)(300g)のカラム(カラム直
径:5cm)によりクロマトグラフイーにかけ、塩
化メチレン及び酢酸エチルの80:20(容量)混合
物(4)で溶出を行ない、100c.c.画分を集め
る。画分17−34を合わせ、そして減圧(20mm
Hg)下に35℃で乾固するまで濃縮する。残留物
を減圧(0.2mmHg)下に20℃で15時間乾燥する。
これにより2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミ
ド〕−8−オキソ−5−オキシド−3−〔2−(ピ
リド−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(3.9g)が黄色あわの
形態で得られる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−〔2−(ピリド−2−
イル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(3.9g)、ジメチルホルムアミド
(1.6c.c.)、塩化メチレン(40c.c.)及び三塩化リン
(0.7c.c.)の混合物を−15℃で1時間撹拌する。得
られる溶液を酢酸エチル(600c.c.)中に注ぎ、有
機相を炭酸水素ナトリウム半飽和溶液(2×200
c.c.)、次いで塩化ナトリウム半飽和溶液(2×200
c.c.)で洗浄する。それを硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、フイルターケーキを酢酸エチル
(100c.c.)で洗浄し、一緒にした液を減圧(20mm
Hg)下に35℃で濃緒する。残留物を塩化メチレ
ン(30c.c.)中に溶解し、そしてメルクシリカ
(0.04−0.06mm)(150g)のカラム(カラム直
径:4cm)によりクロマトグラフイーにかけ、塩
化メチレン及び酢酸エチル(4.5)の95:5
(容量)混合物で溶出を行なう。100c.c.画分を集め
る。画分10〜40を一緒にし、そして減圧(20mm
Hg)下に35℃で乾固するまで濃縮する。残留物
を減圧(0.2mmHg)下に20℃で15時間乾燥する。
これにより2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−3−〔2−(ピリド−2−イル)−チ
オビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.4g)が得られる。 ギ酸(21c.c.)及び蒸留水(13c.c.)中の2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−3
−〔2−(ピリド−2−イル)−チオビニル〕−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.40g)
の溶液を50℃で1時間撹拌する。それを冷却した
後、懸濁液を過し、そしてフイルターケーキを
蒸留水(20c.c.)で洗浄する。一緒にした液を減
圧(0.2mmHg)下に35℃で濃緒する。残留物をエ
タノール(100c.c.)中に溶解し、そして減圧(20
mmHg)下に濃縮する。得られた固体を20℃の蒸
留水(20c.c.)中で崩壊し、混合物を過し、フイ
ルターケーキを蒸留水(15c.c.)、エタノール(12
c.c.)及びエーテル(20c.c.)で順次に洗浄する。そ
れを減圧(0.2mmHg)下に20℃で15時間乾燥す
る。故に、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミ
ド〕−2−カルボキシ−8−オキソ−3−〔2−
(ピリド−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(1.05g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2820、2600、1775、1670、1650、1630、
1575、1450、1415、1380、1040、940及び765。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):3.72及び3.95
(2d、J=18、2H、4−位のH);3.85(s、
3H、−OCH3);5.20(d、J=4、1H、6−位の
H);5.77(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.76(s、1H、チアゾールのH);7.15
(d、J=17、1H、−C=CHS−);7.18
(s、2H、アミノ);7.44(d、J=16、17、−
CH=CS−);7.75及び8.2(d、t、1H、J
=8、ピリジンの4−位置のH);8.50(t、
1H、J=4、ピリジンのH2);9.50(d、J=
9、1H、−CON−)。 実施例 6 2−メルカプト−ピリジン−N−オキシド
(0.43g)及びN・N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.6c.c.)を乾燥N・N−ジメチルホルムア
ミド(85c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リメチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(3.4g)の溶液に加え、混合物を25℃で30分
間撹拌する。2−メルカプトピリジン−N−オキ
シド(0.43g)及びN・N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.6c.c.)の更なる量を加え、そして混
合物を25℃で更に10分間撹拌し、その後それを酢
酸エチル(250c.c.)で希釈する。混合物を水(2
×200c.c.)で洗浄し、続いて0.1N塩化水素酸
(200c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(200c.c.)
で洗浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥の後、溶
媒を減圧(30mmHg)下に40℃で蒸発させる。残
留物(3.5g)を同じ方法で得られた生成物の更
なる量(0.5g)に加え、混合物をメルクシリカ
ゲル(0.04−0.06mm30g)(カラム直径:5cm)
によりクロマトグラフイーにかけ、50KPaの圧力
下に酢酸エチルとメタノールの98:2(容量)混
合物10で溶出を行ない、120c.c.画分を集める。
未変化の出発物質(1.1g)を画分2〜4から回
収する。画分45−75を40℃で減圧(30mmHg)下
に乾固するまで濃縮し、そして2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−3−〔2−
(ピリド−2−イル−オキシド)−チオビニル〕5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.6g)
が灰色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1780、1720、1680、1585、1510、1465、
1420、1040、945及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.60及び3.69
(AB、J=18、2H、−SCH2−);4.08(s、
3H、=NOCH3);5.12(d、J=4、1H、6−位
のH);5.97(dd、J=4及び9、1H、7−位
のH);6.57(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.76(s、1H、チアゾールのH);7.0
(s、2H、−CH(C6H52及び(C6H53CNH
−);7.1〜7.5(こぶ、芳香族);8.25(d、J
=9、1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−〔2−(ピリド−2−イル−1−オキ
シド)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(2.3g)をギ酸(54c.c.)中に溶解
する。溶液を蒸留水(21c.c.)で希釈し、そして50
℃で20分間撹拌する。次いでそれを熱過し、そ
して溶媒を減圧(10mmHg)下に40℃で蒸発させ
る。残留物をエタノール(50c.c.)でトリチユレー
トする。混合物を減圧(30mmHg)下に40℃で乾
固するまで濃縮する。この操作を1回繰返す。残
留物をエタノール(50c.c.)中に溶解し、固体を
別し、エタノール(15c.c.)次いでエチルエーテル
(2×25c.c.)で洗浄し、そして減圧(10mmHg)下
に25℃で乾燥する。7−〔2−(2−アミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−8−オキソ−3−〔2−(ピリド−2−イル
−1−オキシド)−チオビニル〕−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(0.98g)が灰色の粉末
の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3330、1770、1670、1540、1470、1420、1040、
950及び760。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.75及び
4.16(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.88
(s、3H、=NOCH3);5.24(d、J=4、1H、
6−位のH);5.73(dd、J=4及び9、1H、
7−位のH);6.78(s、1H、チアゾールの
H);7.05及び7.32(AB、J=16、2H、−CH=
CH−S−);7.63(d、J=7、1H、ピリジン
基の3−位のH);7.1〜7.5(こぶ、4H、ピリジ
ンの4−及び5−位のH+−NH2);7.63(d、
J=7、1H、ピリジンの3−位のH);8.32
(d、J=6、1H、ピリジンの6−位のH);
9.64(d、J=9、1H、−CONH−)。 実施例 7 2−メルカプト−ピリミジン(1.12g)及び
N・N−ジイソプロピルエチルアミン(1.75c.c.)
を乾燥N・N−ジメチルホルムアミド50c.c.)中の
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(5.0g)の溶液に
加える。反応混合物を窒素下に20℃で15分間撹拌
し、次いで酢酸エチル(250c.c.)で希釈する。有
機溶液を蒸留水(250c.c.)、炭酸水素ナトリウム半
飽和溶液(250c.c.)で、そして最後に塩化ナトリ
ウム飽和溶液(250c.c.)で引き続いて洗浄する。
この有機溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、
過した後、溶媒を減圧(25mmHg、3.3KPa)下に
40℃で蒸発させる。これにより粗生成物(5g)
が得られ、このものをメルクシリカゲル(0.04−
0.06mm)のカラム(カラム直径4cm、高さ30cm)
によりクロマトグラフイーにかけ、塩化メチレン
と酢酸エチルとの95:5(容量)混合物(2.5
)で60.3KPaの圧力下に溶出を行ない、100c.c.
の画分を集める。画分15−24を一緒にし、そして
減圧(25mmHg、3.3KPa)下に40℃で濃縮する。
これにより2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミ
ド〕−8−オキソ−3−〔2−(ピリジン−2−イ
ル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、(E−型)(3.0g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1
3400、2820、1785、1730、1685、1595、1585、
1575、1550、1495、1450、1420、1190、1045、
945、770及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.63及び3.77
(2d、J=18、2H、4−位の−SCH2);4.06
(s、3H、=NOCH3);5.08(d、J=4、1H、
6−位の−H);5.90(d、J=4、1H、7−
位の−H);6.75(s、1H、チアゾール環の−
H);6.94(s、1H、ベンズヒドリルの−CH
〓);6.98及び7.63(2d、J=16、2H、トランス
ビニルプロトン);7.0(t、J=5、1H、ピリ
ミジン環の5−位の−H);7.0〜7.4(Mt、
25H、芳香族);8.52(d、J=5、2H、ピリミ
ジン環の4−及び6−位の−H);9.0(d、J
=9、1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−〔2−(ピリミジン−2−イル)−チ
オビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.9g)をギ酸(30c.c.)中に溶解す
る。蒸留水(13c.c.)を加え、そして混合物を50℃
で30分間加熱する。冷却した後、それを過し、
そしてフイルタを蒸留水(5c.c.)で洗浄する。
液を減圧(1mmHg:0.13KPa)下に30℃で濃縮
する。残留物を4分量の無水アルコール(各30
c.c.)中に引き続いて溶解し、懸濁液を前記した如
くして各回蒸発させる。乾燥残留物を蒸留水(30
c.c.)中に溶解し、混合物を過し、フイルターケ
ーキを水(15c.c.)、エタノール(30c.c.)、そして最
後にエーテル(30c.c.)で引き続いて洗浄する。そ
れを減圧(0.2mmHg;0.027KPa)下に20℃で乾燥
する。これにより7−〔2−(2−アミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセト
アミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ−3−〔2
−(ピリミジン−2−イル)−チオビニル〕−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.4g)が
ベージユ色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1
3320、3200、3100〜2100、1770、1665、1560、
1550、1040、945、770及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.72及び
3.90(2d、J=18、2H、4−位の−SCH2−);
3.86(s、3H、=NOCH3);5.20(d、J=4、
1H、6−位の−H);5.77(dd、J=4及び
9、1H、7−位の−H);6.74(s、1H、チア
ゾール環の−H);7.12及び7.46(2d、J=16、
2H、トランスビニルプロトン);7.14(s、
2H、チアゾール環の−NH2);7.27(ブロード、
1H、ピリミジン環の5−位の−H);8.66
(d、J=5、2H、ピリミジン環の4−及び6−
位の−H);9.60(d、J=9、1H、−CONH
−)。 実施例 8 3−メルカプト−6−メチル−ピリダジン−1
−オキシド(0.738g)及びN・N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(0.89c.c.)を窒素雰囲気下に撹
拌しながら22℃で連続的に、ジメチルホルムアミ
ド(40c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(4.9g)の溶液に加える。混合物を25℃で15分間
撹拌し、次いで酢酸エチル(600c.c.)で希釈し、
水(2×120c.c.)、0.1N塩化水素酸(120c.c.)、2
%濃度炭酸水素ナトリウム溶液(2×120c.c.)及
び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×120c.c.)で引
き続いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過し、そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固す
るまで濃縮する。残留物を酢酸エチル(10c.c.)中
に溶解し、溶液をメルクシリカゲル(0.05−0.2
mm)(50g)のカラム(カラム直径:2.4cm)上で
過する。酢酸エチル(500c.c.)で溶出を行な
い、引き続いて無色の画分1(100c.c.)、淡黄色画
分2(20c.c.)及び画分3(360c.c.)を集める。後
者を減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃
縮する。これにより、2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−3−〔2−(6−メチル−ピリダジン
−3−イル−1−オキシド)−チオビニル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(4g)が褐色がかつた橙色のあわの形態で
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1780、1720、1680、1530、1495、1450、
1330、1210、1050、1040、1000、945、810、755
及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.45(s、3H、
−CH3);3.62及び3.77(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.09(s、3H、−OCH3);5.08(d、
J=4、1H、6−位のH);5.93(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.03(s、1H、
(C6H53CNH−);6.76(s、1H、チアゾールの
H);6.95(s、1H、【式】)。 ギ酸(60c.c.)と蒸留水(25c.c.)の混合物中の2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−〔2
−(6−メチル−ピリダジン−3−イル−1−オ
キシド)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(3.9g)の溶液を
30分間50℃で撹拌する。次いで混合物を約20℃に
冷却し、過し、そして液を減圧(0.05mm
Hg)下に30℃で乾固するまで濃縮する。残留物
をエタノール(50c.c.)中に溶解し、混合物を減圧
(200mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮し、こ
の操作を2回繰返す。残つている固体を還流下に
5分間エタノール(40c.c.)で処理し、次いで懸濁
液を約20℃に冷却し、そして過する。乾燥後、
7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−〔2−(6−メチル−ピリダジン−
3−イル−1−オキシド)−チオビニル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.96g)が黄色形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3420、3320、3230、1765、1675、1655、1620、
1535、1325、1210、1040、1000及び810。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSOd6、δ(ppm)、J(Hz)):2.33(s、
3H、−CH3);3.70及び3.97(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、3H、−OCH3);5.23(d、
J=4、1H、6−位のH);5.81(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.76(s、1H、チ
アゾールのH);7.18〜7.20(こぶ、5H、−CH=
CH−及び−NH3 +);7.31及び7.86(2d、J=
7、ピリダジンのH);9.62(d、J=9、
1H、−CONH−)。 3−メルカプト−6−メチル−ピリダジン−1
−オキシドはベルギー特許第787635号に従つて製
造される。 実施例 9 乾燥N・N−ジメチルホルムアミド(50c.c.)中
の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5g)及び6−アセトアミド−3−メルカ
プト−ピリダジン(1.05g)の溶液をN・N−ジ
イソプロピルエチルアミン(1.1c.c.)で処理し、
反応混合物を60℃で1時間40分加熱する。次いで
それを酢酸エチル(300c.c.)で希釈し、そして蒸
留水(3×200c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液
(250c.c.)で洗浄する。 硫酸マグネシウム上で乾燥した後、有機相を減
圧(30mmHg)下に40℃で乾固するまで濃縮し、
残留物をシリカゲル(0.06−0.04mm)のカラム
(カラム直径:5cm)によりクロマトグラフイー
にかけ、50KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢酸
エチルとの25:75(容量)混合物により溶出を行
なう。約100c.c.の画分を集める。純粋な生成物を
含有する画分10−22を減圧(30mmHg)下に40℃
で濃縮する。3−〔2−(6−アセトアミド−ピリ
ダジン−3−イル)−チオビニル〕−2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オ
キシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕−オクト−2−エン(シンイソマー、E
−型)(2.2g)が褐色あわの形態で得られる。 Rf=0.48;シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート;溶出剤:20:80(量)シクロヘキサン/酢
酸エチル。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、3220、1785、1715、1700、1680、1450、
1370、1040、935及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.05(s、3H、
3CONH−);3.26及び4.8(2d、J=18、
2H、−S(O)CH2−);4.08(s、3H、=NOC
);4.62(d、J=4、1H、6−位の
H);6.12(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.75(s、1H、チアゾールのH);7.0
(s、1H、−C(C6H52;7.09(s、1H、
(C6H53CN−);7.18(d、J=4、1H、ピ
リダジンの5−位のH);7.12(d、J=16、
1H、−C=CH−S−);7.25〜7.5(mt、芳香
族+−CH=Cs+ピリダジンの4−位の
H);8.30(d、J=9、1H、−CON−);
9.50(s、1H、CH3CON−)。 N・N−ジメチルアセトアミド(0.47c.c.)を含
有する塩化メチレン(12c.c.)中の3−〔2−(6−
アセトアミド−ピリダジン−3−イル)−チオビ
ニル〕−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(2.2g)の溶液を−10℃に
冷却し、三塩化リン(0.23c.c.)で処理する。反応
混合物を約−10℃で2時間撹拌する。更にN・N
−ジメチルアセトアミド(0.47c.c.)及び三塩化リ
ン(0.23c.c.)を加え、そして混合物を約−10℃で
1時間撹拌し、その後、それを炭酸水素飽和ナト
リウム溶液(150c.c.)及び酢酸エチル(150c.c.)で
希釈する:水性相を酢酸エチル(100c.c.)で抽出
する。一緒にした有機抽出物を塩化ナトリウム飽
和溶液(2×50c.c.)で洗浄し、そして硫酸マグネ
シウム上で乾燥する。溶液を減圧(30mmHg)下
に40℃で乾固するまで蒸発させ、そして残留物を
シリカゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直
径:4cm)によりクロマトグラフイーにかけ、
40KPaの圧力下にシクロヘキサンと酢酸エチルと
の40:60(容量)混合物(1.5)で溶出を行な
う。約100c.c.の画分を集める。純粋な生成物を含
有する画分3−10を減圧(30mmHg)下に40℃で
乾固するまで濃縮する。3−〔2−(6−アセトア
ミド−ピリダジン−3−イル)−チオビニル〕−2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1
g)が黄色あわの形態で得られる。 Rf=0.58;シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート;溶出剤30:70(容量)シクロヘキサン/酢
酸エチル。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、3360、2820、1780、1715、1705、1680、
1580、1510、1490、1445、1400、1040、940、840
及び755。 3−〔2−(6−アセトアミド−ピリダジン−3
−イル)−チオビニル〕−2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−1・3−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(1g)をギ酸
(23.5c.c.)中に溶解し、蒸留水(9c.c.)を加え、
その後混合物を50℃で25分間加熱する。沈殿を
別し、液を減圧(10mmHg)下に40℃で濃縮す
る。残留物をエタノール(50c.c.)中でトリチユレ
ートし、後者を減圧(30mmHg)下に40℃で蒸発
させる。この操作を繰返し、残留物をエタノール
(50c.c.)中に溶解し、不溶性物質を別し、そし
てエチルエーテル(30c.c.)で洗浄する。3−〔2
−(6−アセトアミド−ピリダジン−3−イル)−
チオビニル〕−7−〔2−(2−アミノ−チアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセトア
ミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(0.51g)がク
リーム色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3300、1760、1660、1550、1510、1035及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.10(s、
3H、C 3CONH−);3.72及び3.98(AB、J=
17、2H、−SC −);3.86(s、3H、=
NOCH3);5.2(d、J=4、1H、6−位の
H);5.78(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.76(s、1H、チアゾールのH);7.20
(s、2H、−NH2);7.19(d、J=10、1H、−C
=CH−S−);7.33(d、J=10、1H、−CH
=C−S−);7.78(d、J=9、1H、ピリ
ダジンの5−位のH);8.12(s、1H、
CH3CON−);9.65(d、J=9、1H、−
CONH−);8.27(d、J=9、1H、ピリダジ
ンの4−位のH);11.1(sブロード、1H、−
CO2H)。 3−アセトアミド−6−メルカプト−ピリダジ
ンはM.KUMAGAI及びM.BANDO、Nippon
Kagaku Zasshi 84、995(1963)に記載の方法
に従つて製造することができる。 実施例 10 5・6−ジオキソ−4−メチル−3−チオキソ
−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジン(0.7
g)及びN・N−ジイソプロピルエチルアミン
(0.77c.c.)をN・N−ジメチルホルムアミド(40
c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオ
キシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(4g)の溶液に加える。反応混合
物を60℃で90分間加熱し、次いで酢酸エチル
(200c.c.)で希釈し、そして蒸留水(4×100c.c.)
で洗浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥し、過
し、そして40℃で減圧(30mmHg)下に乾固する
まで蒸発させて後、残留物をメルクシリカゲル
(0.04−0.06mm)(カラム直径:4cm)によりクロ
マトグラフイーにかけ、酢酸エチル(3)で
50KPa下に溶出を行ない、100c.c.画分を集める。
画分11−29を40℃で減圧(30mmHg)下に乾固す
るまで濃縮する。2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−メチ
ル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(2.8g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3360、3200、2820、1795、1710、1680、1590、
1515、1490、1450、1040及び760。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl、δ(ppm)、J(Hz)):3.30(s、3H、
トリアジンの−CH3);3.30及び4.0(AB、J=
18、−S(O)CH2−);3.88(s、3H、=
NOCH3);4.65(d、J=4、1H、6−位の
H);6.02(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.32(d、J=16、1H、−C=CH−S
−);6.68(s、1H、チアゾールのH);6.92
(s、1H、−CH(C6H52);7.15〜7.55(こぶ、芳
香族+−CONH−+(C6H53CNH−+−CH=C
S−)。 三塩化リン(0.53c.c.)を、塩化メチレン(30
c.c.)及びN・N−ジメチルアセトアミド(1−1
c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−メチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.8g)の−30℃に冷却さした溶液
に加え、そして反応混合物を−15℃乃至−10℃で
2時間撹拌し、その後それを酢酸エチル(250
c.c.)で希釈する。それを炭酸水素ナトリウム飽和
水溶液(2×100c.c.)、次いで塩化ナトリウム飽和
溶液(250c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、過し、溶媒を40℃で減圧(30mmHg)
下に蒸発させる。残留物をシリカゲル(0.04−
0.06mm)(120g)(カラム直径:4cm、高さ:20
cm)によりクロマトグラフイーにかけ、50KPaの
圧力下にシクロヘキサンと酢酸エチルとの20:80
(容量)混合物(2)により溶出を行ない、100
c.c.画分を集める。画分4−16を40℃で減圧(30mm
Hg)下に乾固するまで濃縮する。2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−〔2−(5・6−ジ
オキソ−4−メチル−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チ
オビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(1.75g)がクリーム色固
体の形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1785、1710、1680、1515、1490、1445、
1040、940、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.41(s、3H、
トリアジンの−CH3);3.58及び3.68(AB、J=
18、2H、−SCH2−);4.04(s、3H、=
NOCH3);5.10(d、J=4、1H、6−位の
H);5.95(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.74(s、1H、チアゾールのH);6.84
(d、J=17、1H、−C=CH−S−);6.96
(s、1H、−CH(C6H52);7.03(d、J=9、
1H、−CONH−);7.15〜7.55(こぶ、芳香族+
(C6H53CNH−+−CH=CS−);10.8
(s、1H、トリアジンの−NH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−4−メチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.7g)を
ギ酸(24c.c.)中に溶解し、蒸留水(16c.c.)の添加
の後、反応混合物を50℃で25分間加熱し、次いで
熱過し、40℃で減圧(10mmHg)下に乾固する
まで濃縮する。固体をエタノール(40c.c.)でトリ
チユレートし、混合物を40℃で減圧(30mmHg)
下に乾固するまで蒸発させる。この操作を1回繰
返し、次いで得られた残留物をエタノール(30
c.c.)中に溶解する。不溶性物質を別し、エタノ
ール(10c.c.)及びエーテル(2×50c.c.)で洗浄
し、そして25℃で減圧(10mmHg)下に乾燥す
る。7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−
メチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.85g)がクリーム色の固体の形
態で得られる。 Rf=0.37;シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート;溶出剤:3:2:2(容量)酢酸エチル/
水/酢酸。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3300、3260、2600、1770、1705、1680、1630、
1585、1530、1375、1040及び950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSOd6、δ(ppm)、J(Hz)):3.35(s、
3H、トリアジンの−CH3);3.65及び3.88(AB、
J=18、2H、−SCH2−);3.87(s、3H、=
NOCH3);5.22(d、J=4、1H、6−位の
H);5.80(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.75(s、1H、チアゾールのH);6.83
(d、J=16、−CH=C−S−);7.11(d、
J=16、1H、−C=CH−S−);7.20(sプ
ロード、3H、−NH3 +);9.58(d、J=9、1H、
−CONH−)。 5・6−ジオキソ−4−メチル−3−チオキソ
−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジンはM.
PESSON及びM.ANTOINE、Bull.Soc.Chim.Fr.
、1590(1970)に従つて製造することができる。 実施例 11 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(7.02g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)、
ジイソプロピルエチルアミン(1.34c.c.)及び5・
6−ジオキソ−4−エチル−3−チオキソ−ベル
ヒドロ−1・2・4−トリアジン(1.33g)の混
合物を窒素下に60℃で2時間撹拌する。冷却した
混合物を酢酸エチル(600c.c.)で希釈し、そして
有機相を水(2×125c.c.)、0.5N塩化水素酸(150
c.c.)、炭酸水素ナトリウム半飽和溶液(2×125
c.c.)及び塩化ナトリウム水性飽和溶液(2×125
c.c.)で洗浄する。そして硫酸マグネシウム上で乾
燥し、そして減圧(20mmHg)下に30分で乾固す
るまで濃縮する。残留物を酢酸エチル(150c.c.)
中に溶解しそして溶液をメルクシリカゲル(0.04
−0.06mm)のカラム(カラム直径:7cm)により
クロマトグラフイーにかける。酢酸エチル(3
)により40KPaの圧力下に溶出を行ない、100
c.c.の画分を集める。画分10〜23を減圧(20mm
Hg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。これに
より2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−4−エチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−5−チア−1−アザ−ビククロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5.3g)が淡褐色固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2000、1785、1710、1685、1520、1495、
1450、1040、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.27(t、J=
7、3H、−CH3);3.40及び4.12(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.86(q、J=7、2H、〓
NCH2−);4.0(s、3H、−OCH3);4.68(d、
J=4、1H、6−位のH);6.04(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.70(s、1H、チ
アゾールのH);6.85(d、J=16、−CH=CHS
−);6.97(s、1H、−COOCH−)。 ジメチルアセトアミド(1.95c.c.)及び三塩化リ
ン(1c.c.)を塩化メチレン(100c.c.)中の2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(5・
6−ジオキソ−4−エチル−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(5.2g)の−14℃に
冷却した溶液に引き続いて加える。混合物を約−
12℃の温度で1時間20分間撹拌し、次いで更に三
塩化リン(0.5c.c.)を加え、撹拌を−12℃で15分
間続ける。混合物を酢酸エチル(600c.c.)で希釈
し、炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液(2×250
c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×250
c.c.)で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、そし減圧(20mmHg)下に20℃で乾
固するまで濃縮する。残留する油をメルクシリカ
ゲル(0.05−0.2mm)(100g)のカラム(カラム
直径:4.5cm)によりクロマトグラフイーにか
け、生成物をシリカゲル(25g)上に予め固定す
る。酢酸エチル(500c.c.)で溶出を行ない、50c.c.
の画分を集める。画分5〜9を減圧(20mmHg)
下に20℃で乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−〔2−(5・6−ジオ
キソ−4−エチル−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオ
ビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(5.3g)が橙色のあわの形態
で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3385、1785、1710、1680、1515、1490、1445、
1040、940、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.34(t、J=
7、3H、−CH3);3.60及び3.70(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.95(q、J=7、2H、〓
NCH2−);4.05(s、3H、−OCH3);5.12
(d、J=4、1H、6−位のH);5.94(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.77(s、
1H、チアゾールのH);6.87(d、J=16、
1H、−CH=CHS−);6.97(d、J=9、1H、−
CONH−);6.96(s、1H、−COOCH′−);
8.20(s、1H、=NNH CO−又は
【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−4−エチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕−オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(3g)
をギ酸(30c.c.)中に溶解し、溶液を水(14c.c.)で
希釈し、そして撹拌しながら50℃で30分間加熱す
る。混合物を20℃に冷却し、そして過し、液
を減圧(0.05mmHg)下に30℃で乾固するまで濃
縮する。固体をエタノール(100c.c.)中に溶解
し、混合物を減圧(20mmHg)下に20℃で乾固す
るまで濃縮する。この操作を3回繰返し、次いで
固体をエタノール(500c.c.)で60℃で処理する。
僅かな量の不溶性物質を除去した後、溶液を40c.c.
に濃縮し(20mmHg下に30℃で)そして+4℃に
冷却する。過し、不溶性物質を乾燥すると7−
〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキ
シ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−エチル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.49g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2200、1770、1700、1680、1530、1040及び プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.22(t、
J=7、3H、−CH3);3.65及び3.80(2d、J=
18、2H、−SCH2−);3.80(q、J=7、2H、
〓NCH2−);3.86(s、3H、−OCH3);5.20
(d、J=4、1H、6−位のH);5.78(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.75(s、
1H、チアゾールのH);6.95(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.13(d、J=16、1H、
=CHS−):7.18(s、3H、−NH3 +);9.63
(d、J=9、1H、−CONH−)。 5・6−ジオキソ−4−エチル−3−チオキソ
−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジンはベルギ
ー特許第830455号に記載の方法に従つて製造する
ことができる。 実施例 12 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(9.79g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)、
5・6−ジオキソ−4−イソプロピル−3−チオ
キソ−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジン
(2.28g)及びN・N−ジイソプロピルエチルア
ミン(2.12c.c.)の混合物を窒素下に60℃で1時間
40分撹拌する。混合物を酢酸エチル(600c.c.)で
希釈し、水(2×150c.c.)、1N塩化水素酸(100
c.c.)炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液(2×150
c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×150
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
し、そして20mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮
する。メルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(300
g)のカラム(カラム直径:5cm)上のクロマト
グラフイーにより精製を行なう。シクロヘキサン
と酢酸エチルとの40:60(容量)混合物(15)
で溶出を行ない、1の画分を集める。画分9〜
14を20mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮する。
これにより2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−イソプロピ
ル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(7.4g)が黄橙色のあわの形態
で得られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.45(d、
J=7、6H、−CH(CH32 );3.68及び4.29
(2d、J=19、2H、−SCH2−);3.84(s、3H、
−OCH3)、4.35(mt、1H、−C(CH32);5.05
(d、J=4、1H、6−位のH);5.86(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.78(s、
1H、チアゾールのH);6.97(s、1H、−
COOCH′−);6.96(d、J=16、1H、−C
CHS−);7.11(d、J=16、1H、=CHS−);
8.74(s、1H、−N−C(C6H53);9.05
(d、J=9、1H、−CONH−);12.53(s、
1H、=NNH−CO−又は【式】)。 塩化メチレン(100c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−〔2−(5・6−ジオキ
ソ−4−イソプロピル−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−
チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(7.3g)
及びジメチルアセトアミド(2.73c.c.)の溶液を、
撹拌しながら−10℃で1時間30分三塩化リン
(1.25c.c.)で処理する。混合物を酢酸エチル(600
c.c.)で希釈し、そして炭酸水素ナトリウム2%濃
度溶液(2×150c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和
溶液(2×150c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過し、そして減圧(20mmHg)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメルクシ
リカゲル(0.05−0.2mm)(50g)に先ず固定し、
粉末をシリカゲル(200g)のカラム(カラム直
径:4cm)に付着させる。酢酸エチルとシクロヘ
キサンの80:20(容量)混合物で溶出を行ない、
200c.c.画分を集める。画分3及び4を20mmHgの圧
力下に20℃で乾固するまで濃縮する。2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(5・6−
ジオキソ−4−イソピロピル−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(5.3g)が黄橙色の
あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1790、1720、1685、1520、1495、1450、
1045、945、760及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.46(d、
J=7、6H、−CH(C );3.64及び3.84
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.82(s、3H、
−OCH3);4.36(mt、1H、−C(CH32);5.24
(d、J=4、1H、6−位のH);5.76(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.72(s、
1H、チアゾールのH);6.94(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.94(s、1H、−
COOCH〓);7.0(d、J=16、1H、=CHS
−);8.78(s、1H、−NC(C6H53);9.58
(d、J=9、1H、−CONH−);12.53(s、
1H、=NNHCO−又は【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−4−イソプロピル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(5.25g)をギ酸(50c.c.)中に溶解し、溶液を水
(20c.c.)で希釈し、そして撹拌しながら50℃で30
分間加熱する。それを20℃に冷却した後、混合物
を過し、溶液を減圧(0.05mmHg)下に30℃で
乾固するまで濃縮する。残留物をエタノール(25
c.c.)中に溶解し、溶媒を20mmHgの圧力下に20℃
で除去し、これらの操作を3回繰返す。固体を還
流下にエタノール(600c.c.)で処理し、混合物を
過し、20mmHg下に20℃で50c.c.に濃縮する。不
溶性物質を別し、そして乾燥すると、7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−
3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−イソプロピル
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(2g)が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2200、1775、1705、1680、1530、1050及び
950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(d、
J=7、6H、−CH(C );3.64及び3.82
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、
−OCH3);4.42(mt、1H、−C(CH32);5.22
(d、J=4、1H、6−位のH);5.78(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.74(s、
1H、チアゾールのH);6.93(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.07(d、J=16、1H、
=CHS−);7.18(s、3H、−NH3 +);9.62
(d、J=9、1H、−CONH−);12.55(s、
1H、=NNHCO−又は【式】)。 5・6−ジオキソ−4−イソプロピル−3−チ
オキソ−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジン
は、ベルギー特許第830455号に記載の方法に従つ
て製造することができる。 実施例 13 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5.8g)、ジメチルホルムアミド(58c.c.)、4
−(2−メトキシエチル)−5・6−ジオキソ−3
−チオキソ−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン(1.3g)及びジイソプロピルエチルアミン
(0.819mg)の混合物を窒素下に60℃で80分間撹拌
する。混合物を20℃に冷却し、そして酢酸エチル
(300c.c.)で希釈し、有機相を水(合計100c.c.)で
4回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
し、そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固する
まで濃縮する。残留物を酢酸エチル(250c.c.)中
に溶解し、シリカゲル(32g)のカラム上で過
し、そして酢酸エチル(500c.c.)で溶出する。溶
出液を20℃で減圧(20mmHg)下に乾固するまで
蒸発させる。これにより2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4
−(2−メトキシエチル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(5.4g)
がベージユ色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、2830、1800、1720、1690、1590、1525、
1495、1450、1370、1210、1110、1040、945、755
及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.32(s、3H、
−CH2OC );3.60(t、J=5、2H、−
CH2O−);4.05(t、J=5、2H、−CH2N);
3.34及び4.1(dd、J=18、2H、−S(O)CH2
−);4.00(s、3H、=NOCH3);4.66(d、J
=4、1H、6−位のH);6.08(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.71(s、1H、チア
ゾールのH);6.85(d、J=16、1H、−C
CHS−);6.97(s、1H、−COOCH)。 ジメチルアセトアミド(2.06c.c.)、続いて三塩
化リン(0.91c.c.)を塩化メチレン(53c.c.)中の2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−
〔5・6−ジオキソ−4−(2−メトキシエチル)
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(5.3g)の溶液に加える。溶液を
−10℃で2時間撹拌し、次いでこの溶液を酢酸エ
チル(750c.c.)で希釈する。この溶液を炭酸水素
ナトリウム飽和溶液(2×100c.c.)及び塩化ナト
リウム飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、減圧(20mmHg)下に20
℃で50c.c.に濃縮し、イソプロピルエーテル(200
c.c.)を加える。生成した固体を過により単離
し、イソプロピルエーテル(20c.c.)で洗浄し、乾
燥する。これによりクリーム色の固体(4.2g)
を得る。この固体を酢酸エチルとシクロヘキサン
の70:30(容量)混合物中に溶解し、メルクシリ
カゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直径6
cm、高さ20cm)によりクロマトグラフイーにかけ
る。40KPaの圧力下に酢酸エチルとシクロヘキサ
ンとの70:30(容量)混合物を用いて溶出を行な
い、75c.c.の画分を集める。画分9−19を減圧(20
mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。これ
により2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−メトキシ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.9g)がクリーム色の固体の形態
で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、2820、1785、1720、1690、1590、1525、
1495、1450、1370、1210、1110、1040、945、755
及び705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.34(s、3H、
−CH2OCH3 );3.65(t、J=5、2H、−CH2O
−);4.11(t、J=5、2H、−CH2N〓);3.60
及び3.68(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.06
(s、3H、=NOCH3);5.11(d、J=4、1H、
6−位のH);5.95(dd、J=4及び9、1H、
7−位のH);6.76(s、1H、チアゾールの
H);6.86(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.93(d、J=9、1H、−CONH−);
6.97(s、1H、−COOC〓)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−メトキシエ
チル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.8g)をギ酸(50c.c.)中に溶解
し、水(25c.c.)を加え、混合物を撹拌しながら50
℃で15分間加熱する。次いで混合物を水(25c.c.)
で希釈し、冷却し、過し、そして0.05mmHg下
に40℃で乾固するまで濃縮する。残留物をエタノ
ール(50c.c.)中に3回溶解し、混合物を各回減圧
(0.05mmHg)下に乾固するまで濃縮する。残留物
を還流下にエタノール(200c.c.)中に溶解し、混
合物をガラスフリツト上で熱過し、残留物を還
流下にエタノール(100c.c.)中に再び溶解し、二
つの合わせた液を20c.c.に濃縮し、そして0℃に
冷却し、得られた固体を別し、乾燥する。これ
により7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−メトキシエチル)−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−
チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(1.45g)が黄色固体の形
態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3480、2830、1775、1710、1680、1635、1590、
1535、1380、1110、1040及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.36(s、
3H、−CH2OC );3.56(t、J=5、2H、−
2O−);4.10(t、J=5、2H、−CH2N
〓);3.62及び3.73(2d、J=18、2H、−SCH2
−);3.96(s、3H、=NOCH3);5.18(d、J
=4、1H、6−位のH);5.81(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.78(s、1H、チア
ゾールのH);6.87(d、J=15、1H、−C
CH−S−);7.29(d、J=15、1H、−CH=C
−S−);6.70(s、ブロード、3H、−
NH3 +);9.55(d、J=9、1H、−CONH−);
12.64(s、1H、=N NHCO−又は
【式】)。 4−(2−メトキシエチル)−5・6−ジオキソ
−3−チオキソ−ベルヒドロ−1・2・4−トリ
アジンはベルギー特許第830455号に従つて製造す
ることができる。 実施例 14 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(8.03g)、ジメチルホルムアミド(150c.c.)、
5・6−ジオキソ−4−(2−メチルチオエチ
ル)−3−チオキソ−ペルヒドロ−1・2・4−
トリアジン(2.19g)及びジイソプロピルエチル
アミン(1.7c.c.)の混合物を60℃で4時間撹拌す
る。混合物を酢酸エチル(300c.c.)中に注ぎ、こ
の混合物を水(3×200c.c.)及び塩化ナトリウム
飽和溶液(200c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。生成物を先ずメ
ルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(20g)に固定
し、次いでシリカゲル(200g)(カラム直径:
3.4cm、高さ:40cm)によりクロマトグラフイー
にかける。シクロヘキサンと酢酸エチルとの下記
混合物:40:60(容量)(500c.c.)、30:70(容
量)(500c.c.)、20:80(容量)(500c.c.)、10:90
(容量)(500c.c.)及び最後に純粋な酢酸エチル
(2)で溶出を行ない、120c.c.画分を集める。画
分22−32乾固するまで濃縮して2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキ
ソ−4−(2−メチルチオエチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(5.66g)がクリーム色のあわの形態で得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1795、1715、1670、1525、1495、1455、1040、
945、755及び700。 塩化メチレン(53.8c.c.)とジメチルアセトアミ
ド(1.99c.c.)の混合物中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−
4−(2−メチルチオエチル)−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)(5.6
g)の溶液を、撹拌しながら−10℃で30分三塩化
リン(0.941c.c.)で処理する。混合物を酢酸エチ
ル(200c.c.)で希釈し、そしてこの混合物を炭酸
水素ナトリウム飽和溶液(100c.c.)、水(2×100
c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(100c.c.)で引
き続いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過し、そして20mmHg)(2.7KPa)下に20℃で乾
固するまで濃縮する。 生成物をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(15
g)に固定し、粉末をシリカゲル(100g)のカ
ラム(カラム直径:3cm、高さ:30cm)中に入れ
る。シクロヘキサンと酢酸エチルの20:80(容
量)混合物で溶出を行ない、60c.c.画分を集める。
画分3−18を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固
するまで濃縮する。2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−メチルチオエチル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(4.16g)が黄色のあわ
の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1785、1715、1680、1525、1490、1445、1040、
940、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.18(s、3H、
−SCH3);2.78(t、J=6、2H、−CH2S
−);3.58及び3.67(d、J=18、2H、−SCH2
−);3.95〜4.05(m、5H、−OCH3及びNCH2
−);5.08(d、J=4、1H、6−位のH);
5.93(dd、J=4及び9、1H、7−位のH);
6.74(s、1H、チアゾールのH);6.82(d、J
=16、1H、−C=CHS−);6.95(s、1H、
【式】);11.55(sブロード、1H、= NNHCO−又は【式】)。 ギ酸(40c.c.)と水(20c.c.)の混合物中の2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔5・
6−ジオキソ−4−(2−メチルチオエチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(4.16g)の溶液を50℃で30分間撹拌する。冷却
した混合物を過し、そして減圧下に(40℃、20
mmHg;2.7KPa)乾固するまで濃縮する。残留物
をエタノール(100c.c.)中に溶解し、混合物を20
mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。この操作を2回繰返す。次いで固体を沸騰エ
タノール(250c.c.)中に溶解し、溶液を、熱過
し、そして20c.c.に濃縮する(20℃、20mmHg;
2.7KPa)。沈殿を過し、そして乾燥すると、7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−
メチルチオエチル)−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チ
オビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(1.95g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3600、2200、1770、1710、1680、1585、1535、
1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.12(s、
3H、−SCH3);2.73(t、J=7、2H、−C 2S
−CH3);3.64及び3.82(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.85(s、3H、−OCH3);4.0(t、
J=7、2H、〓NCH2−);5.20(d、J=4、
1H、6−位のH);5.78(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.73(s、1H、チアゾール
のH);6.92(d、J=16、1H、−C=CHS
−);7.12(d、J=16、1H、=CS−);
7.15(s、3H、−NH3 +);9.66(d、J=9、
1H、−CONH−);12.61(s、1H、=NNHCO−
又は【式】)。 5・6−ジオキソ−4−(2−メチルチオエチ
ル)−3−チオキソ−ベルヒドロ−1・2・4−
トリアジンは下記の如くして製造することができ
る: 4−(2−メチルチオエチル)−チオセミカルバ
ジド(13.6g)をメタノール(80c.c.)中のナトリ
ウム(1.83g)の溶液に加え、その後ジエチルオ
キサレート(10.8c.c.)を滴下により15分間にわた
り加える。混合物を3時間還流下に加熱し、冷却
し、ジエチルエーテル(1)を撹拌しながら加
える。沈殿を別する。得られる黄色固体を水
(100c.c.)中に溶解し、そして溶液のPHを永浴中で
冷却しながら1N塩化水素酸を加えることによつ
て2にする。 過及び乾燥の後、白色固体(3g)が得ら
れ、これを沸騰水(50c.c.)からの2回の引き続く
結晶化により精製する。5・6−ジオキソ−4−
(2−メチルチオエチル)−3−チオクソ−ペルヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン(2.4g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3550、3490、3280、3220及び1690。 4−(2−メチルチオエチル)−チオセミカルバ
ジドは、エタノール(500c.c.)中のメチルN−(2
−メチルチオエチル)−ジチオカルバメート(26
g)の溶液にヒドラジン水和物(6.8c.c.)を加
え、そして還流下に3時間加熱することにより製
造することができる。混合物を20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮した後、
得られた油をジエチルエーテル(100c.c.)中で砕
解する。生成した結晶を別し、そして乾燥す
る。チオセミカルバジド(18.16g)、融点70℃が
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3320、3200、3160、1635、1550及び1260。 実施例 15 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(200
c.c.)、4−ベンジル−5・6−ジオキソ−3−チ
オキソ−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジン
(2.82g)及びジイソプロピルエチルアミン(2.1
c.c.)の混合物を60℃で3時間撹拌する。次いでそ
れを酸エチル(500c.c.)中に注ぎ、この混合物を
水(2×250c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液
(2×200c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に20℃
で乾固するまで濃縮する。残留物をシクロヘキサ
ンと酢酸エチルの20:80(容量)混合物(30c.c.)
中に溶解し、この溶液をメルクシリカゲル(0.04
−0.06mm)(200g)のカラム(カラム直径:8
cm、高さ:30cm)によりクロマトグラフイーにか
ける。シクロヘキサンと酢酸エチルの20:80(容
量)混合物(2)、シクロヘキサンと酢酸エチ
ルの10:90(容量)混合物(2)及び酢酸エチ
ル(2)で40KPaの圧力下に溶出を行ない、
100c.c.フラクシヨンを集める。フラクシヨン45−
60を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで
蒸発させると、2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(4−ベンジル−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル)チオビニル〕−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(2.68g)がクリーム色のあわの
形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1720、1670、1520、1495、1450、
1045、940及び755。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.32及び4
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.97(s、3H、
−OCH3);4.60(d、J=4、1H、6−位の
H);5.0(s、2H、〓NCH2−);6.02(dd、
J=4及び9、1H、7−位のH);6.70(s、
1H、チアゾールのH);6.80(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.94(s、1H、−
COOCH−);11.87(sブロード、1H、=N−
NHCO−又は【式】)。 塩化メチレン(25c.c.)とジメチルアセトアミド
(0.95c.c.)の混合物中の2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−3−〔2−(4−ベンジル−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
ル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(2.68g)の溶液
を、撹拌しながら−10℃で30分三塩化リン(0.44
c.c.)で処理する。混合物を酢酸エチル(200c.c.)
で希釈し、そしてこの混合物を炭酸水素ナトリウ
ム5%濃度溶液(50c.c.)、水(2×50c.c.)及び塩
化ナトリウム飽和溶液(50c.c.)で引き続いて洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そして
20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮
する。生成物をメルクシリカゲル(0.05−0.2
mm)(20g)に先ず固定し、次いでシリカゲル
(40g)のカラム(カラム直径:1.4cm、高さ:15
cm)上に付着させる。シクロヘキサンと酢酸エチ
ルの20:80(容量)混合物2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−〔2−(4−ベンジル−5・
6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
ル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(1.78g)がクリーム色のあわの
形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1785、1720、1680、1520、1495、1450、
1045及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.54及び3.64
(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.02(s、3H、
−OCH3);5.06(d、J=4、1H、6−位の
H);5.10(s、2H、〓NCH2−);5.92(dd、
J=4及び9、1H、7−位のH);6.74(s、
1H、チアゾールのH);6.82(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.95(s、1H、−
COOCH−);7.03(d、J=9、1H、−CONH
−);11.60(s、1H、=NNH−CO−又は
【式】)。 ギ酸(16c.c.)と水(8c.c.)の混合物中の2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(4−
ベンジル−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)の溶液を50℃で30分
間撹拌する。冷却した溶液を過し、そして20mm
Hg(2.7KPa)下に50℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をエタノール(50c.c.)中に取り入れ、
混合物を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固する
まで蒸発する。この操作を2回繰返す。得られた
黄色固体を還流下にエタノール(100c.c.)で処理
する。僅かな量の不溶性物質を別し、溶液を50
c.c.に濃縮する(20℃、20mmHg;2.7KPa)。この
残留物を4℃で3時間冷却した後、それを過
し、沈殿を乾燥すると、7−〔2−(2−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミド〕−3−〔2−(4−ベンジル
−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チ
オビニル〕−2−カルボキシ8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(0.69g)が
黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2300、1770、1710、1680、1585、1530、
1045及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.58及び
3.78(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.88(s、
3H、−OCH3);5.10(s、2H、〓NCH2);5.18
(d、J=4、1H、6−位のH);5.78(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.75(s、
1H、チアゾールのH);6.86(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.05(d、J=16、1H、
=CHS−);7.20(s、3H、−NH3 +);9.60
(d、J=9、1H、−CONH−);12.69(s、
1H、=NNHCO−又は【式】)。 トリアジン出発物質は下記の如くして製造する
ことができる。W.BAIRD等.、J.Chem.Soc.2527
に従つて製造した4−ベンジル−チオセミカルバ
ジツド(9.06g)、続いてジエチルオキサレート
(6.76c.c.)をメタノール(50c.c.)中のナトリウム
(1.15g)の20℃の溶液に加える。混合物を還流
下に2時間加熱し、4℃で3時間冷却し、沈殿を
別する。かくして得られたナトリウム塩を水
(50c.c.)中に溶解し、溶液を、4℃に冷却しなが
ら1N塩化水素酸を加えることによつてPH=2に
酸性化する。1時間の後、生成物を別し、乾燥
し、そして4−ベンジル−5・6−ジオキソ−3
−チオキソ−ペルヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン(9.2g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3440、3320、1680、1625、1495、1450、1350、
730及び695。 実施例 16 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)、4
−(2・2−ジメメトキシエチル)−5・6−ジオ
キソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−
トリアジン(2.56g)及びN・N−ジイソプロピ
ルエチルアミン(1.9c.c.)の混合物を窒素下に60
℃で2時間30分撹拌する。次いでそれを酢酸エチ
ル(600c.c.)で希釈し、この混合物を水(2×125
c.c.)、1N塩化水素酸(150c.c.)、炭酸水素ナトリウ
ム半飽和溶液(2×150c.c.)及び塩化ナトリウム
半飽和溶液(2×150c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、過し、そして減圧(20℃、20
mmHg;2.7KPa)下に乾固するまで濃縮する。塩
化メチレン(30c.c.)中に溶解した残留物を、メル
クシリカゲル(0.02−0.06mm)のカラム(カラム
直径:7cm、高さ:35cm)によりクロマトグラフ
イーにかける。40KPaの圧力下にシクロヘキサン
酢酸エチルの40:60(容量)混合物7で溶出を
行ない、100c.c.画分を集める。画分27−46を減圧
(20mmHg;2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃
縮する。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(8.5g)がベ
ージユ色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、3250、1795、1720、1685、1520、1490、
1445、1040、940、760及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.34及び4.12
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.40(s、6H、
−CH(OC );3.94〜4.06(m、5H、−
OCH3及び〓NCH2−);4.60〜4.68(m、2H、
6−位のH及び−C(OCH32);6.07(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.70(s、
1H、チアゾールのH);6.82(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.96(s、1H、
【式】)。 塩化メチレン中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシ
エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)(8.5
g)及びジメチルアセトアミド(3c.c.)の溶液を
撹拌しながら、三塩化リン(1.40c.c.)で処理す
る。三塩化リン(0.7c.c.)を1時間30分後に加
え、同じ量を更に2時間後に再び加える。混合物
を酢酸エチル(600c.c.)で希釈し、この混合物を
炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液(2×150c.c.)
及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×150c.c.)で
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そ
して20mmHg(2.7KPa)の圧力下に20℃で乾固す
るまで濃縮する。残留物を酢酸エチル(50c.c.)中
に取り込み、溶液をメルクシリカゲル(0.05−
0.2mm)(100g)のカラム(カラム直径:3cm、
高さ:25cm)によりクロマトグラフイーにかけ
る。酢酸エチル(1)で溶出を行ない200c.c.の
画分を集める。画分3、4及び5を20℃で(20mm
Hg:2.7KPa)乾固するまで濃縮し、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジオキソ
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(7.5g)が橙色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1780、1720、1680、1515、1490、1445、
755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.40(s、6H、
−CH(OC );3.54及び3.66(2d、J=
18、2H、−SCH2−);3.98(d、J=5、2H、
〓NCH2−);4.02(s、3H、=NOCH3);4.65
(t、J=5、1H、−C(OCH32);5.08
(d、J=4、1H、6−位のH);5.92(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.73(s、
1H、チアゾールのH);6.83(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.95(s、1H、−
COOCH−)。 1(a) 98%濃度のギ酸(20c.c.)中の2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジオ
キソ1・4・5・6−テトラヒドロ1・2・
4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセト
アミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(1.05g)の溶液を
50℃で30分間保持する。次いで混合物を0.05
mmHg(0.007KPa)の圧力下に50℃で乾固す
るまで濃縮する。残留物をアセトン(50c.c.)
中に取り込みし、この混合物を減圧(20mm
Hg;2.7KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮
する。この操作を2回繰返す。 得られた固体を撹拌しながら60℃で10分間
アセトン(50c.c.)で処理し、冷却した懸濁液
を過し、残留物を乾燥すると、7−〔2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−ホ
ルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−
チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)〔0.15g)が
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm
-1)3500、2300、1770、1715、1680、1540、
1050及び950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル
(350MHz、CF3COOD、δ(ppm)、J
(Hz)):3.87(ABリミツト(limit)、2H、−
SCH2−);4.30(s、3H、−OCH3);5.20
(sブロード、2H、〓NCH2−);5.38
(d、J=4、1H、6−位のH);6.03
(d、J=4、1H、7−位のH);7.22
(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.50
(s、1H、チアゾールのH);7.72(d、J
=16、1H、=CHS−);9.74(sブロード、
1H、−CHO)。 プロトン核磁気共鳴スペクトル
(350MHz、CF3COOD+D2O、δ(ppm)J
(Hz)):3.82(ABリミツト、2H、−SCH2
−);4.26(s、1H、−OCH3);5.10(sブ
ロード、2H、〓NCH2−);5.31(d、J=
4、1H、6−位のH);5.96(d、J=
4、1H、7−位のH);7.06(d、J=
16、1H、−C=CHS−);7.43(s、1H、
チアゾールのH);7.56(d、J=16、
1H、=CHS−);9.67(sブロード、1H、−
CHO)。 (b) これは下記の如く進めることも可能である。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−{2−〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(1g)、純粋なギ酸(40c.c.)、水(1.27
c.c.)、及びメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)
(6g)の混合物を撹拌しながら50℃で30分
間加熱する。混合物を20mmHg(2.7KPa)下
に30℃で乾固するまで濃縮する。得られた粉
末をメルクシリカゲル(0.05−0.02mm)(20
g)のカラム(カラム直径:2cm、高さ、17
cm)上に付着させる。酢酸エチル/ギ酸/水
の3:1:1(容量)混合物により溶出を行
なう。画分3〜26を0.05mmHg(0.007KPa)
下に27℃で乾固するまで濃縮する。得られた
黄色固体をエーテル(60c.c.)中で砕解し、混
合物を過し、残留物を乾燥して、7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−
ホルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(0.4g)が
得られる。 この生成物の核磁気共鳴特性及び赤外特性
は(a)に記載の生成物のそれと同一である。 2 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2
−カルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−
4−ホルミルメチル−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(0.297g)、水
(10c.c.)及び炭酸水素ナトリウム(0.042g)の
混合物を、すべて溶解するまで窒素下に撹拌
し、溶液を過し、そして凍結乾燥する。 アルデヒド水和物としての7−〔2−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3
−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホルミルメチ
ル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)のナトリウム塩(0.28g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3420、3200、1760、1710、1670、1600、1530、
1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6+D2O、δ(ppm)、J(Hz)):
3.54(ABリミツト、2H、−SCH2−);5.06
(d、J=4、1H、6−位のH);5.08(s、
1H、−C(OH)2);5.63(d、J=4、1H、
7−位のH);6.44(d、J=16、1H、−C
=CHS−);6.76(s、1H、チアゾールの
H);7.24(d、J=16、1H、=CHS−);
9.60(s、0.05H、−CHO)。 CF3COOD中において記録された、アルデヒ
ド水和物としてのこのナトリウム塩の核磁気共
鳴スペクトルは、この溶媒中の溶液において生
成物はアルデヒド形態にある(1(a)に記載のそ
れと同じスペクトル)ことを示す。 3 蒸留水(2.8c.c.)中のL−リジン(0.233g)
の溶液を、二酸化炭素をこの溶液中にバブリン
グすることによつて二酸化炭素で飽和させる。
得られる溶液を、蒸留水(2.8c.c.)中の7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキ
シ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホルミ
ルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビ
ニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(1g)の懸濁液に加え
る。20℃で25分間撹拌した後溶液を過し、
液を凍結乾燥する。これにより、アルデヒド水
和物としての、7−〔2−(2−アミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセ
トアミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−(5・
6−ジオキソ−4−ホルミルメチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.23
g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
342、3200、1765、1710、1660、1600、1530、
1040及び945。 4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−
ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジンは下記の如くして製造する
ことができる: ナトリウムメチレートの溶液をメタノール
(140c.c.)中にナトリウム(4.15g)を溶解する
ことによつて調製し、4−(2・2−ジメトキ
シエチル)−チオセミカルバジツド(32.3g)
及びエチルオキサレート(26.3g)を加える。
混合物を撹拌しながら4時間還流し、次いで冷
却する。一夜放置した後、得られた懸濁液を
過し、沈殿をエーテル(3×25c.c.)で洗浄す
る。固体を水(40c.c.)中に溶解し、約4℃に冷
却した後溶液を4N塩化水素酸によつてPH3に
酸性化し、そして30分間4℃で放置する。過
及び乾燥の後、4−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ−パー
ヒドロ−1・2・4−トリアジン(12g)が白
色の固体の形態で得られる。瞬間融点
(Instantaneous m.p.)(Kofler)=172℃(分解
を伴なう)。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3280、3250、1695、1380、1130及び1050。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.30
(s、6H、−CH(OC );4.38(d、
J=5.5、2H、〓NCH2−);4.94(t、J=
5.5、1H、−C(OCH32)。 4−(2・2−ジメトキシエチル)−チオセミ
カルバジツドは下記の如くして製造することが
できる: 2・2−ジメトキシエチルイソチオシアネー
ト(37.7g)を5℃乃至9℃間の温度で撹拌し
ながらエタノール(40c.c.)中のヒドラジン水和
物(14.35g)の溶液に1時間かけて加える。
4℃で12時間の後、混合物を減圧(20mmHg;
2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮する。
得られた黄色シロツプは種晶を施こして後結晶
化する。固体を熱メタノール(50c.c.)中に溶解
し、溶液を過し、そしてジエチルエーテル
(200c.c.)で希釈する。4℃で約10時間後、混合
物を過し、4−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−チオセミカルバジツド(32.3g)が白色
固体の形態で得られる。 瞬間融点(Kofler)=69℃。 実施例 17 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2・2−ジエトキシエチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)がジメチルホルム
アミド(75c.c.)中のN・N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(2.85c.c.)の存在下にトシレート
(15.06g)及び4−(2・2−ジエトキシエチ
ル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン(8g)から実施
例16に記載の如くして製造される。メルクシリカ
ゲル(0.05−0.2mm)(250g)のカラム(カラム
直径:5cm、高さ:40cm)によりクロマトグラフ
イーにかける。シクロヘキサンと酢酸エチルの
30:70(容量)混合物により溶出を行なう。予期
される生成物(8.35g)が褐赤色あわの形態で得
られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.15(t、J=
7、6H、−CH3);3.38(d、J=18、1H、−SCH
−);3.50及び3.72(2qAB、J=9及び7、
4H、−OCH2−);3.90乃至4.20(こぶ、6H、〓
NCH2−、−OCH3及び−SCH−);4.65(d、J
=4、1H、6−位のH);4.72(t、J=5、
1H、−C(OEt)2);6.04(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.70(s、1H、チアゾール
のH);6.85(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.97(s、1H、【式】);11.94 (sブロード、1H、=NNHCO−又は
【式】)。 塩化メチレン(100c.c.)とジメチルアセトアミ
ド(2.88c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジエトキシエ
チル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(8.30g)の溶液を、撹拌しながら−10℃で2時
間三塩化リン(1.33c.c.)で処理する。 生成物をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)
(200g)のカラム(カラム直径:4cm、高さ:44
cm)によるクロマトグラフイー及びシクロヘキサ
ンと酢酸エチルの30:70(容量)混合物(2)
による溶出により実施例4(a)に記載の如くして処
理する。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2・2−ジエトキシエチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(5.3g)が黄橙色あわの形態で得ら
れる。生成物を酢酸エチル(20c.c.)中に溶解し、
イソプロピルエーテル(100c.c.)を加えることに
より生成物を精製する。これによりクリーム色の
固体(4.5g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1785、1720、1685、1585、1515、1495、
1050、940、750及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.18(t、J=
7、6H、−CH3);3.52及び3.75(2qAB、J=7
及び10、4H、−OCH2−);3.60(d、J=18、
1H、−SCH=);3.97乃至4.06(こぶ、6H、−
OCH3、〓NCH2−、−SCH=);4.76(t、J=
5、1H、−C(OEt)2);5.09(d、J=4、
1H、6−位のH)、5.92(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.75(s、1H、チアゾール
のH);6.85(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.92(d、J=9、1H、−CONH−);
6.92(s、1H、【式】);1.30(sブロ ード、1H、=NNHCO−又は【式】)。 純粋なギ酸(25c.c.)中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジエ
トキシエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1g)の
溶液を50℃で30分間加熱する。次いでそれを20mm
Hg(2.7KPa)下に40℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をアセトン(20c.c.)中に取り込み、混
合物を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するま
で濃縮する。この操作を2回繰返す。残留物をア
セトン(40c.c.)中にて砕解し、この混合物を還流
下に10分間撹拌しながら加熱し、懸濁液を冷却
し、過する。黄色粉末(0.6g)が得られ、こ
れを下記の如くして精製する。 前記生成物(50mg)を純粋なギ酸(5c.c.)中に
溶解し、メルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(2.5
g)を加え、混合物を0.05mmHg(0.007KPa)下
に30℃で乾固するまで濃縮する。粉末をシリカゲ
ル(5g)のカラム(カラム直径:2.5cm、高
さ:3cm)に付着させ、酢酸エチル/酢酸/水の
3:2:2(容量)混合物(100c.c.)で溶出を行
ない、10c.c.画分を集める。画分2〜7を乾固する
まで濃縮し(30℃、0.05mmHg;0.007KPa下に)、
7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホ
ルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)がクリーム色の粉末の形態で得ら
れ、その赤外特性及び核磁気共鳴特性は実施例
16、変法1(a)の生成物のそれらと同一である。 4−(2・2−ジエトキシエチル)−5・6−ジ
オキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4
−トリアジンは下記の如くして製造することがで
きる。 4−(2・2−ジエトキシエチル)−チオセミカ
ルバジツド(18.6g)、及びジエチルオキサレー
ト(13.15g)を乾燥メタノール(70c.c.)中のナ
トリウム(2.07g)の溶液に引き続いて加え、混
合物を窒素下に4時間還流する。冷却した混合物
を水(300c.c.)及び酢酸エチル(150c.c.)で希釈
し、次いで4℃に冷却しながら濃塩酸でPH=2に
酸性化する。混合物を沈降せしめ、水性相を酢酸
エチル(3×100c.c.)で抽出し、有機相を塩化ナ
トリウム飽和溶液(3×100c.c.)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、過し、そして20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮する。主
として4−(2・2−ジエトキシエチル)−5・6
−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジンから成る粘ちような黄色油
(22.6g)が得られる。 4−(2・2−ジエトキシエチル)−チオセミカ
ルバジツドは下記の如くして製造することができ
る: ヒドラジン水和物(27.3c.c.)を4℃のエタノー
ル(150c.c.)中の2・2−ジエトキシエチルイソ
チオシアネート(94g)の溶液に1時間かけて加
える。混合物を4℃で更に20分間撹拌し、次いで
過する。所望の生成物(86g)が白色固体、融
点=96℃として得られる。 実施例 18 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(アンチイソマー、E
−型)(7.33g)、ジメチルホルムアミド(37
c.c.)、4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6
−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジン(2.04g)及びN・N−ジイ
ソプロピルエチルアミン(1.39c.c.)の混合物を窒
素下に50℃で2時間30分撹拌する。混合物を水
(250c.c.)中に注ぎ、そしてこの混合物を酢酸エチ
ル(250c.c.)で抽出し、抽出物を水(2×200
c.c.)、0.1N塩化水素酸(100c.c.)、水(100c.c.)及
び塩化ナトリウム飽和溶液(100c.c.)で洗浄し、
過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾
固するまで濃縮する。残留物をジエエチルエーテ
ル(100c.c.)中に取り込み、そして不溶性物質を
別する。 乾燥後、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(アンチイソマー、E−型)(6.7g)が
クリーム色の粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400−3250、1800、1725、1695、1590、1555、
1520、1495、1450、1210、1080、1060、1035、
1025、940、755、745及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトール(350MHz、
DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):3.35(s、
6H、−OCH3);3.98(こぶ、5H、=NOCH3及び
【式】 );3.76及び4.23(2d、J=18、 2H、【式】);4.58(J=6、1H、 【式】);5.14(d、J=4、1H、6 −位のH);6.08(dd、J=4及び9、1H、7
−位のH);6.98(s、1H、−CO2CH
(C6H52;7.03及び7.17(2d、J=16、2H、−CH
=CH−);8.62(s、1H、チアゾールの−N
);9.57(d、J=9、1H、7−位の−
CONH−);12.72(s、1H、【式】又 は【式】 塩化メチレン(70c.c.)とジメチルアセトアミド
(2.3c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(アンチイソマー、E−型)(6.7
g)の溶液を、−8℃で35分三塩化リン(1.1c.c.)
で処理する。混合物を酢酸エチル(200c.c.)で希
釈し、そしてこの混合物を炭酸水素ナトリウム飽
和溶液(200c.c.)及び水(2×100c.c.)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そして20mm
Hg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。 残留物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(20
g)に先ず固定し、そしてメルクシリカゲル
(0.06−0.2mm(140g)のカラム(カラム直径:
3.5cm、高さ:60cm)によりクロマトグラフイー
にかける。シクロヘキサンと酢酸エチルの20:80
(容量)混合物(1)、次いで酢酸エチル(1
)で溶出を行なう。画分5〜12(画分の容量:
120c.c.)を20mmHg(2.7KPa)下に30℃で乾固す
るまで濃縮する。残留物を酢酸エチル(50c.c.)中
に溶解し、ジイソプロピルエーテル(200c.c.)を
撹拌しながら加える。過及び乾燥の後、2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(アンチイソマー、E−
型)(3.8g)が白色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1785、1720、1695、1585、1510、1490、
1445、1205、1075、1020、940、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.41(s、6H、
−OCH3);3.50及び3.57(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.00(d、J=6、2H、〓NCH2
−);4.10(s、3H、=NOCH3);4.66(t、J
=6、1H、〓C−CH2−);5.08(d、J=
4、1H、6−位のH);6.02(dd、J=4及び
9、1H、7−位のH);6.77d、J=16、1H、−
=CH−S−);6.96(s、1H、−COOCH
〓);9.55(d、J=9、1H、−CONH−);
10.90(s、1H、【式】又は 【式】)。 ギ酸(300c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキ
シエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(アンチイソマー、E−型)(3.5g)の溶液を
50℃で30分間撹拌する。それを0.05mmHg
(0.0067KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をアセトン(250c.c.)中に取込み、こ
の混合物を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固す
るまで濃縮する。この操作を2回繰返す。得られ
た固体をアセトン(100c.c.)中で還流し、混合物
を冷却し、生成物を別し、ジエチルエーテル
(50c.c.)で洗浄する。予期した生成物(2.1g)が
得られ、これは下記の如くして精製することがで
きる: 前記生成物(2.1g)を水(16.5c.c.)中に懸濁
させ、水(16.5c.c.)中に溶解した炭酸水素ナトリ
ウム(0.3g)を窒素下に非常に激しく撹拌しな
がら加え、混合物を30℃に加温し、獣炭で処理
し、過する。液はPH5.4であり、これを酢酸
を加えてPH3.2に酸性化し、80℃に加熱し、獣炭
で処理し、過し、そして4℃で1時間冷却せし
める。過及び乾燥の後、7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−
(5・6−ジオキソ−4−ホルミルメチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(アンチイソマー、E−型)(1.2
g)がクリーム色の粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3700−2300、1770、1715、1685、1630、1590、
1525、1060、1030及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):3.86(sブ
ロード、2H、−SCH2−);4.43(s、3H、=
NOCH3);5.18(sブロード、2H、〓N−CH2
−);5.35(d、J=4、1H、6−位のH);
5.88(d、J=4、1H、7−位のH);7.24及び
7.74(2d、J=16、2H、−CH=CHS−);8.14
(s、1H、チアゾールのH);9.77(s、1H、−
CHO)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(アンチイソマー、E
−型)は下記の如くして製造することができる: 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−(2−トシルオキシビニル)−8−オキ
ソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(Eイソマ
ー)(8.5g)を、塩化メチレン(100c.c.)中に溶
解し、RBUCOURT、Tetrahedron 34、2233−
2243(1978)に従つて製造された2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−酢酸(アンチイソマー)(7.1g)及
び4−ジメチルアミノピリジン(0.1g)を加
え、混合物を5℃に冷却し、そして塩化メチレン
(50c.c.)中のN・N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミドの溶液を25分間かけて滴下により加える。 混合物を20℃で2時間撹拌し、そして20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮し、残留
物を酢酸エチル(300c.c.)中に取込み、溶液を
過し、水(100c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液
(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
再び過し、20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固
するまで濃縮する生成物をメルクシリカゲル
(0.06−0.2mm)(200g)のカラム(カラム直径:
4cm、高さ:60cm)によりクロマトグラフイーに
かける。シクロヘキサンと酢酸エチルとの下記混
合物:70:30(容量)混合物(0.5)、60:40
(容量)混合物(0.5)、及び50:50(容量)混
合物(4)により続いて溶出を行ない、120c.c.
画分を集める。画分17−32を20mmHg(2.7KPa)
下に20℃で乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−8−オキソ5−オキシド
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(7.33g)が得られ
る。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1):
3400、3280、1805、1730、1680、1555、1520、
1495、1450、1375、1190、1180、1070、1035、
1025及び935。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.44(s、3H、
−C6H4C );3.16及び3.48(2d、J=18、
2H、【式】);4.14(s、3H、= NOCH3);4.59(d、J=4、1H、6−位の
H);6.34(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.90(s、1H、−COOCH〓);6.92及び
7.15(2d、J=12、2H、−CH=CH−);7.47
(s、1H、チアゾールの5−位のH);7.43及び
7.77(2d、J=8、4H、−OSO2C6 4CH3)。 実施例 19 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、Z−
型)(22.59g)、ジメチルホルムアミド(112
c.c.)、4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6
−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジン(6.29g)及びN・N−ジイ
ソプロピルエチルアミン(4.27c.c.)の混合物を窒
素下に50℃で5時間撹拌する。次いでそれを酢酸
エチル(500c.c.)の存在下に水(500c.c.)中に注ぎ
有機相をデカンテーシヨンし、水(2×250c.c.)、
0.1N塩化水素酸(100c.c.)及び塩化ナトリウム飽
和溶液(200c.c.)で洗浄する。硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。生成物をメルク
シリカゲル(0.06−0.2mm)(75g)上に固定し、
そしてメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(500
g)のカラム(カラム直径:4cm、高さ:80cm)
によりクロマトグラフイーにかけそして酢酸エチ
ル(4)で溶出し、300c.c.画分を集める。画分
5〜12を20mmHg(4KPa)下に20mmで乾固するま
で濃縮する。これにより2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメト
キシエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、Z−型)
(18.5g)がクリーム色の粉末の形態で得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、3200、1800、1725、1685、1585、1515、
1495、1445、1080、1040、750及び740。 塩化メチレン(137c.c.)とジメチルアセトアミ
ド(6.43c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシエ
チル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、Z−型)
(18.5g)の溶液を、撹拌しながら−8℃で45分
間三塩化リン(3.03c.c.)で処理する。次いで混合
物を酢酸エチル(400c.c.)中に注ぎそしてこの混
合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(150c.c.)、及
び水(×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。 生成物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(40
g)に固定し、そしてメルクシリカゲル(0.06−
0.2mm)(400g)のカラム(カラム直径:4.5cm、
高さ:80cm)によりクロマトグラフイーにかけ
る。酢酸エチル(2)で溶出を行ない、60c.c.画
分を集る。画分2〜5を20mmHg(2.7KPa)下に
30℃で乾固するまで蒸発する。残留物を酢酸エチ
ル(100c.c.)中に取込み、ジイソプロピルエーテ
ル(1)を撹拌しながら加える。2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−(2・
2−ジメトキシエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、Z−型)
(6.8g)がクリーム色の粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1790、1720、1685、1585、1515、1495、
1450、1220、1080、1050、1040、750及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.30(s、
6H、〓C(OCH32);3.22及び3.78(2d、J=
8、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、=
NOCH3);3.88(d、J=5、2H、〓NCH2
−);4.50(t、J=5、1H、−C
(OCH32);5.23(d、J=4、1H、6−位の
H);5.78(d、d、J=4及び9、1H、7−
位のH);6.58及び6.70(2d、J=10、2H、−CH
=CHS−);6.72(d、1H、チアゾールの
H);6.88(s、1H、−COOCH〓);8.75
(s、ブロード、1H、−NHC(C6H53);9.58
(d、J=9、1H、−CONH−);12.63(sブロ
ード、1H、〓N−NHCO−)。 ギ酸(200)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメトキシ
エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、Z−型)(5g)の溶液を50
℃で30分間加熱する。次いでそれを0.05mmHg
(0.007KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮する。
残留物をアセトン(200c.c.)中に取込み、混合物
を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃
縮する。この操作を2回繰返す。残留する固体を
還流下のアセトン(200c.c.)中で加熱し、混合物
を冷却し、そして固体を別し、ジエチルエーテ
ル(100c.c.)で洗浄する。予期した生成物(2.8
g)が得られる。この生成物の最後の精製は下記
の如くして行なう: 前記生成物(1g)を水(31c.c.)中に懸濁さ
せ、水(9c.c.)中に溶解した炭酸水素ナトリウム
(0.15g)を、30℃に穏かに加温し且つ激しく撹
拌しながら加え、炭酸水素ナトリウムの補助的添
加によりPHを6.2にし、混合物を脱色炭で処理
し、過し、酢酸の添加によりPH3.2に酸性化す
る。得られた懸濁液を80℃に加熱し、カーボンブ
ラツクで処理し、過し、4℃で3時間放置す
る。過及び乾燥の後、7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−
(5・6−ジオキソ4−ホルミルメチル−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、Z−型)(0.4g)
が白色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3700−2200、1770、1715、1680、1590、1530及び
1045。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):3.77及び
3.84(2d、J=18、2H、−SCH2−);5.18(s、
2H、〓N−CH2−);5.38(d、J=4、1H、
6−位のH);6.02(d、J=4、1H、7−位
のH);6.84及び7.05(2d、J=10、2H、−CH=
CHS−);7.48(s、1H、チアゾールのH);
9.72(s、1H、−CHO)。 実施例 20 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシルオキ
シビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(1g)、ジメチルホルムアミド(20
c.c.)及び5・6−ジオキソ−4−(2・2−ジメ
トキシエチル)−3−チオキソ−パーヒドロ−
1・2・4−トリアジン(0.44g)の混合物を60
℃で5時間撹拌する。次いでそれを0.05mmHg
(0.007KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮し、残
留物を水(30c.c.)中に取込み、生成物を別し、
乾燥する。粗生成物を(0.9g)が得られる。 精製は下記の方法で行なうことができる: 前記粗生成物(0.5g)を沸騰イソプロパノー
ル(2×10c.c.)で処理し、混合物を過し、冷却
する。過及び乾燥の後、7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−{2−
〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジ
オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.215g)が黄色粉末の形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、3300、1780、1715、1680、1590、1535、
1050及び950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.62及び
3.81(2d、J=8、−SCH2−);3.84(s、3H、
−OCH3);3.97(d、J=3、2H、〓NCH2
−);4.58(t、J=3、1H、−C
(OCH32);5.20(d、J=4、1H、6−位の
H);5.77(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.74(s、1H、チアゾールのH);6.91
(d、J=16、1H、−CH=CHS−);7.09(d、
J=16、1H、=CHS−);7.17(s、3H、−
NH3 +);9.60(d、J=9、1H、−CONH−);
12.64(s、1H、=NNHCO−又は
【式】)。 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシルオキ
シビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)は下記の如くして製造することがで
きる: 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オキソ−
3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(0.35g)、ギ酸(10
c.c.)及び水(3c.c.)を50℃で30分間撹拌する。次
いで水(8c.c.)を加え、混合物を過し、0.05mm
Hg(0.007KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をエタノール(2×20c.c.)中に取込
み、各場合に混合物を20mmHg(2.7KPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。得られた固体をジエ
チルエーテル(20c.c.)中で砕解する。過及び乾
燥の後、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシル
オキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.12g)が黄色粉末の形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3360、3200、3100、2000、1770、1670、1630、
1530、1370、1190、1175、1070、1045、925及び
810。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.45(s、
3H、−CH3);3.58及び3.80(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.88(s、3H、−OCH3);5.18(d、
J=4、1H、6−位のH);5.78(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.68及び7.20(2d、
J=12、2H、−CH=CH−);6.74(s、1H、チ
アゾールのH);7.20(s、2H、−NH2);7.51及
び7.88(2d、J=8、4H、トシル基);9.58
(d、J=9、1H、−CONH−)。 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オキソ−
3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)は下記の如くして製造
することができる: アセトン(10c.c.)中の4−ブロモ−2−メトキ
シイミノ−3−オキソ−ブチリルクロリド(シン
イソマー)(2g)を、アセトン(50c.c.)、水(5
c.c.)及び炭酸水素ナトリウム(2.8g)中の7−
アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
8−オキソ−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(E−型)(4.7g)の−10℃に冷却した
溶液に7分間かけて加える。混合物を−10℃で1
時間撹拌し、次いで20mmHg(2.7KPa)下に20℃
で乾固するまで濃縮する。これによりくり色の固
体A(11g)が得られる。この固体Aの部分(6
g)をメルクシリカゲル(0.04−0.06mm)のカラ
ム(カラム直径:5cm、高さ:25cm)によりクロ
マトグラフイーにかける。シクロヘキサンと酢酸
エチルとの65:35(容量)混合物(2.5)によ
り、40KPaの圧力下に溶出を行ない、125c.c.画分
を集める。画分10−14を20mmHg(2.7KPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−(4−ブロモ−2−メト
キシイミノ−3−オキソ−ブチリルアミノ)−8
−オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1g)が
黄色あわの形態で集められる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1785、1720、1685、1515、1495、1455、
1375、1190、1180、1075、1045、950、810、760
及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3
350MHz、δ(ppm)、J(Hz)):2.43(s、
3H、−C6H4C );3.35(AB、J=17、2H、−
SCH2−);4.14(s、3H、=NOCH3);4.35
(s、2H、BrC 2CO−);5.02(d、J=4、
1H、6−位のH);5.34(dd、J=4及び9、
1H、6−位のH);6.89(s、1H、−CH
(C6H52);6.86及び6.92(2d、J=12、2H、−
CH=CH−);7.17(d、J=9、1H、−CONH
−);7.2〜7.4(こぶ、12H、−CH(C6
及びトシル基のメタ位の2H);7.74(d、J=
8、2H、トシル基のオルト−位の2H)。 上記の得られた粗生成物A(5g)のテトラヒ
ドロフラン(25c.c.)中の溶液を、チオウレア
(0.5g)、水(50c.c.)及びエタノール(25c.c.)の
20℃の溶液に5分間かけて注ぐ。混合物を20℃で
30分間撹拌し、次いで20mmHg(2.7KPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。残留物を酢酸エチル
(150c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(50c.c.)中
に取り込み、相を分離し、有機相を水(2×100
c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(100c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウムム上で乾燥し、過し、そ
して20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで
濃縮する。得られた生成物をメルクシリカゲル
(0.04−0.06mm)(120g)のカラム(カラム直
径:4cm、高さ:20cm)によりクロマトグラフイ
ーにかける。シクロヘキサンと酢酸エチルの30:
70(容量)混合物にり40KPaの圧力下に溶出を行
ない、50c.c.画分を集める。画分16−38を20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮して、7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−8−オキソ−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(0.75g)がクリーム色の
固体の形態で集められる。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型)は下記の方法に
より製造することができる: アセトニトリル(25c.c.)中のp−トルエンスル
ホン酸水和物(3.49g)の溶液を、アセトニトリ
ル(76c.c.)中の6−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−7−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−
8−オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(E−型)(6.1g)の35℃の溶液に
25分間かけて滴下により加える。混合物を35℃で
45分間撹拌し、次いで炭酸水素ナトリウム飽和溶
液(500c.c.)中に注ぐ。30分接触の後、撹拌しな
がら、混合物を酢酸エチル(500c.c.)で抽出し、
有機相を水(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過し、20mmHg(2.7KPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。7−アミノ−2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−8−オキソ−3
−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E−型)(4.7g)が褐色のあわの形態で得られ
る。 Rf=0.18〔シリカゲル クロマトグラフイー
プレート、シクロヘキサンと酢酸エチルとの80:
50(容量)混合物〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(E−型)は下記の方法により製造することが
できる: 塩化メチレン(75c.c.)及びジメチルアセトアミ
ド(4.62c.c.)中に2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−tert.−ブトキシカルボニルアミノ
−8−オキソ−5−オキシド−3−(2−トシル
オキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)(7.1
g)を実施例19に記載の如くして三塩化リン
(2.03c.c.)で還元する。シリカゲルによるクロマ
トグラフイー〔溶出剤:50:50(容量)シクロヘ
キサン/酢酸エチル〕の後、2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−tert.−ブトキシカルボ
ニルアミノ−8−オキソ−3−(2−トシルオキ
シビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)(6.1
g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3425、1780、1720、1505、1370、1190、1180、
1075及び760。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.50(s、9H、
−C(CH33);2.42(s、3H、−CH3);3.35及び
3.42(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.92(d、
J=4、1H、6−位のH);5.59(dd、J=5
及び9、1H、7−位のH);6.84(d、J=
12、1H、−C=CHS−);6.88(s、1H、−
COOCH〓);6.90(d、J=12、1H、=CHS
−)。 4−ブロモ−2−メトキシイミノ−3−オキソ
−ブチリルクロライド(シンイソマー)は下記の
如くして製造することができる: ジメチルホルムアミド2滴をジエチルエーテル
(50c.c.)中の2−メトキシイミノ−3−オキソ−
酪酸(シンイソマー)(4.08g)の20℃の溶液に
加え、そしてエチルエーテル(5c.c.)中に溶解し
た塩化オキサリル(2c.c.)を15分間かけて滴下に
より加える。混合物を20℃で1時間撹拌し、更に
追加の滴のジメチルホルムアミドを加え、そして
反応を15分間続ける。次いで混合物を20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮し、残留
物を石油エーテル(2×30c.c.)中に溶解し、溶媒
を各回20mmHg(2.7KPa)下に20℃で蒸発除去す
る。かくして得られた2−メトキシイミノ−3−
オキソ−ブタノイルクロライド(シンイソマー)
を塩化メチレン(50c.c.)中に溶解し、エーテル
(0.2c.c.)中の塩化水素の5.4N溶液及び臭素(1.14
c.c.)を20℃でこの溶液に加える。混合物を20℃で
20時間撹拌し、次いで20mmHg(2.7KPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮し、そして主として4−ブ
ロモ−2−メトキシイミノ−3−オキソ−ブチリ
ルクロライド(シンイソマー)(5.42g)から成
る褐色の油が得られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(60MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):4.25(s、3H、
−OCH3);4.34(s、2H、−CH2−)。 2−メトキシイミノ−3−オキソ−酪酸(シン
イソマー)は下記の如くして製造することができ
る: エチル−2−メトキシイミノ−3−オキソ−ブ
チレート(シンイソマー)(52g)、エタノール
(300c.c.)及び1N水酸化ナトリウム溶液(330c.c.)
の混合物を還流下に15時間加熱する。エタノール
を20mmHg(2.7KPa)の圧力下に20℃で蒸発さ
せ、そして残留物を塩化メチレン(150c.c.)で抽
出する。水性相を獣炭(1g)で処理し、過
し、塩化ナトリウムで飽和させ、4℃に冷却し、
塩化メチレン(200c.c.)の存在下に2N塩酸により
PH2に酸性化する。水性相を同じ溶媒(2×100
c.c.)、次いで酢酸エチル(6×200c.c.)で再抽出す
る。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、20mm
Hg(2.7KPa)下に20℃で別々に乾固するまで濃
縮する。残留物を合わせ、非常に激しく撹拌しな
がらジイソプロピルエーテル(80c.c.)で4時間処
理する。得られた結晶を別し、乾燥し、これに
より2−メトキシイミノ−3−オキソ−酪酸(シ
ンイソマー)(8.9g)が得られる。 赤外スペクトル(CHCl3):特性吸収(cm-1
3400、2830、2300、1730、1695、1370及び1035。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(60MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.48(s、3H、
CH3CO−);4.18(s、3H、−OCH3);11.2
(s、1H、−COOH)。 エチル2−メトキシイミノ−3−オキソ−ブチ
レート(シンイソマー)はR.BUCORT et al.、
Tetrahedron Letters 34、2233(1978)に従つ
て製造される。 純粋なギ酸(10c.c.)中の7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−{2−
〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジ
オキソ1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(0.1g)の溶液を50℃で30分間撹拌する。次
いでそれを30mmHg(4KPa)下に50℃で乾固する
まで濃縮し、残留物をアセトン(10c.c.)中に取込
み、混合物を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固
するまで濃縮し、残留物を還流下にアセトン(20
c.c.)で処理し、混合物を冷却し、過する。7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホルミ
ルメチル−1・4・5・6−ニトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.088g)が黄色粉末の形態で得ら
れ、その特性は実施例16(1−a)において得ら
れた生成物の特性と同一である。 実施例 22 4−カルバミルメチル−5・6−ジオキソ−3
−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン(1.5g)及びN・N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.65c.c.)を、乾燥N・N−ジメチルホル
ムアミド(70c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−3−(2−トシルオキ
シビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3.7g)の溶液に加える。反応混合
物を窒素下に60−65℃で3間加熱し、次いで酢酸
エチル(300c.c.)で希釈し、蒸留水(3×100c.c.)
で洗浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥し、過
した後、溶媒を40℃で減圧(35mmHg;4.4KPa)
下に蒸発させ、予期した粗生成物(3.1g)が得
られる。 上記した処理方法に従つて得られた粗生成物
(3.7g)をメルクシリカゲル(0.04−0.06mm)の
カラム(カラム直径:4cm、高さ:30cm)により
クロマトグラフイーにかけ、酢酸エチルで40KPa
の圧力下に溶出を行ない、200c.c.画分を集める。
画分11〜32を40℃で減圧(35mmHg;9.4KPa)下
に乾固するまで蒸発させる。これにより2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(4−カ
ルバミルメチル−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ1・2・4−トリアジン−
3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(2.7g)が得
られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3450、3390、3190、2820、1780、1720、1685、
1590、1475、1450、1050、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.62及び3.88
(AB、J=16、2H、−SCH2−);3.83(s、
3H、=NOCH3);4.41(sブロード、2H、−C
2CONH2);5.22(d、J=5、1H、6−位の
H);5.75(dd、J=5及び9、1H、7−位の
H);6.71(s、1H、チアゾールのH);6.85及
び6.95(AB、J=16、−CH=CH−S−);6.94
(s、1H、−CH(C6H52);7.15〜7.50
(Mt.25H、芳香族);7.71及び8.80(2s、2x1H、
−CON );9.58(d、J=9、1H、−CONH
−C7);12.65(s、1H、【式】又は 【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(4−カルバミルメチル−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)、(2.7g)をギ酸(47c.c.)中に溶解する。蒸
留水(30c.c.)を添加した後、反応混合物を50℃で
30分間加熱し、次いで蒸留水17c.c.)で希釈し、
過する。液を40℃で減圧(5mmHg;
0.67KPa)下に濃縮する。残留物を無水エタノー
ル(50c.c.)で砕解し、これを40℃で減圧(30mm
Hg;4KPa)下に蒸発させる。この操作を更に2
回繰返す。残留物を無水エタノール(50c.c.)中に
取込む。不溶性物質を別し、無水エタノール
(25c.c.)及びエーテル(2×50c.c.)cm2洗浄し、次
いで20℃で減圧(5mmHg;0.67KPa)下に乾燥
する。これにより7−〔2−(2−アミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセト
アミド〕−3−〔2−(4−カルバミルメチル−
5・6−ジオキソ−1・4・・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チ
オビニル〕−2−カルボキシ−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.3g)が
ベージユ色の粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3410、3320、3200、3100、2000、1770、1710、
1680、1630、1590、1380、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.63及び
3.83(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.87
(s、3H、=NOCH3);4.45(sブロード、2H、−
−CONH2);5.20(d、J=4、1H、6−
位のH);5.78(dd、J=4及びび9、1H、7
−位のH);6.75(s、1H、チアゾールの
H);6.90及び7.08(2d、J=16、2x1H、−CH=
CH−S−);7.32(s ブロード、2H、チアゾ
ールの−NH2);7.70(sブロード、2H、−
CONH2);9.60(d、J=9、1H、−CONH−
C7);【式】又は【式】δ> 12ppm。 4−カルバミルメチル−5・6−ジオキソ−3
−チオキソ−パーシドロ−1・2・4−トリアジ
ンは下記の方法で製造することができる: 4−エトキシカルボニルメチル−チオセミカル
バジツド(8.33g)(GANTE及びLANTSCH、
Chem.Ber.、97、989(1964))をエタノール中の
アンモニアの飽和溶液(250c.c.)中に懸濁させ
る。反応混合物を25℃で22時間撹拌する。不溶性
物質を別し、アルコール(2×25c.c.)及びエー
テル(2×50c.c.)で洗浄する:乾燥後、4−カル
バミルメチル−チオセミカルバジツド(6.2g)、
融点=188℃が得られる。 4−カルバミルメチル−5・6−ジオキソ−3
−チオキソーパーヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン(3.8g)が4−カルバミルメチル−チオセミ
カルバジツド(6.8g)とエチルオキサレートを
M.PESSON及びM.ANTOINE、Bull.oc.Chem.
France 1590(1970)の方法に従つて縮合させる
ことによつて得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3350、3480、3430、3270、3100、2000、1710、
1690、1670、1365及び1200。 実施例 23 N・N−ジメチルホルムアミド(240c.c.)中の
4−N・N−ジメチルカルバミルメチル−5・6
−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジン(4g)のナトリウム塩の溶
液をギ酸(0.60c.c.)で処理し、次いで窒素下に60
℃に加熱する。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(8g)を加え、次いでジメチルホルムアミ
ド(20c.c.)中のジイソプロピルエチルアミン
(2.8c.c.)の溶液を10分間かけて滴下により加え
る。混合物を60℃に2時間20分撹拌し、次いで蒸
留水(600c.c.)で希釈し、そして酢酸エチル(2
×250c.c.)で抽出する。有機抽出物を0.1N塩化水
素酸溶液(200c.c.)、炭酸水素ナトリウム半飽和溶
液(200c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(200
c.c.)で続けて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥す
る。減圧(30mmHg;4KPa)下に30℃で乾燥する
まで濃縮することによ得られた残留物をシリカゲ
ル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直径:30
cm、直径:5cm)によりクロマトグラフイーにか
け、酢酸エチル(2.5)、次いで酢酸エチルとメ
タノールの95:5(容量混合物)(2.5)で
50KPa下に溶出を行なう。画分32〜37(100c.c.)
の各々)を合わせ、乾固するまで濃縮する。これ
により2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−{2−〔4−N・N−ジメチルカルバミルメチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.5g)
がさか肉色(salmon−coloured)の固体形態で
得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、3200、1800、1725、1685、1670、1590、
1520、1495、1450、1040、945、755及び740。 塩化メチレン(100c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−{2−〔4−(N・N−
ジメチルカルバミルメチル)−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(2.4g)の溶液を、N・N−ジメ
チルアセトアミド(1.47c.c.)、次いで三塩化リン
(0.4c.c.)で処理する。この後、混合物を約−10℃
で3時間撹拌する。反応混合物を塩化メチレン
(100c.c.)で希釈し、そして炭酸水素ナトリウム半
飽和溶液(100c.c.)中に注ぐ。有機相を塩化ナト
リウム半飽和溶液(100c.c.)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、次いで減圧(30mmHg;
4KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮する。 残留物をメルクシリカゲル(0.04−0.06mm)カ
ラム(カラム直径:2.2cm、高さ:30cm)により
クロマトグラフイーにかけ、酢酸エチル(600
c.c.)で溶出を行ない、25c.c.画分を集める。画分10
−21を合わせ、そして乾固するまで濃縮する。2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−
〔4−N・N−ジメチルカルバミルメチル)−5・
6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E型)(1.3g)が得られらる。 赤外吸収スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm
-1)3400、1790、1730、1690、1670、1590、
1520、1500、1460、1050、760及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.97及び3.40
(2s、2x3H、−CON(CH32);3.60及び3.75
(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.08(s、3H、
=NOCH3);4.73(sブロード、2H、−C 3CON
〓);5.08(d、J=4、1H、6−位のH);
5.93(dd、J=4及び9、1H、7−位のH)、
6.77(s、1H、チアゾールの5−位のH);6.88
(d、J=16、1H、−C=CH−S−);6.92
(s、1H、−CO2C(C6H52);7.0〜7.6(こ
ぶ、27H、芳香族、−CONH及び−CH=C
−);7.81(sブロード、1H、トリチルの−
NH);11.25(s−ブロード、1H、−N=C−
OH又はトリアジンの【式】)。 98%濃度ギ酸中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−N・N−ジメチルカル
バミルメチル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.3g)の
溶液に蒸留水(9c.c.)を加え、反応混合物を50℃
で45分間加熱する。過して不活性物質を除去し
た後、溶液を減圧(10mmHg;1.33KPa)下に40
℃で乾固するまで濃縮する。残留物をエタノール
(20c.c.)中に取り込み且つ砕解し、次いで減圧
(30mmHg;4KPa)下に30℃で乾固するまで濃縮
する。固体をエタノール(25c.c.)中に取り込み、
次いでエタノール(3×5c.c.)及びエチルエーテ
ル(3×10c.c.)で続けて洗浄し、乾燥する。7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−3−{4−(N・N−ジメチルカルバミルメ
チル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−5−イ
ル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(0.62g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3420、3320、3210、1780、1720、1690、1660、
1530、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.88及び
3.08(2s−2x3H、−CON(CH32);3.61及び3.82
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、
=NOCH3);4.80(s−ブロード、2H、−
CH2CON〓);5.21(d、J=4、1H、6−位
のH);5.79(dd、J=4及び9、1H、7−位
のH);6.75(s、1H、チアゾールのH);6.88
及び7.10(2d、J=16、2H、−CH=CH−S
−);7.19(sブロード、2H、−NH2);9.60
(d、J=9、1H、−CONH−C7);12.73(s、
1H、【式】 又はトリアジンの 【式】)。 4−(N・N−ジメチルカルバミルメチル)−
5・6−ジオキソ−4−チオキソ−パーヒドロ−
1・2・4−トリアジンのナトリウム塩は、M.
PESSON及びM.ANTOINE、Bull.Soc.Chim.Fr
(1970)1590の方法により、ナトリウムメチレー
トの存在下にメタノール中の4−(N・N−ジメ
チルカルバミルメチル)−チオセミカルバジツド
にエチルオキサレートを作用させることにより得
ることができる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3200、1696、1640、1580及び1530。 実施例 24 ジメチルホルムアミド(182c.c.)中の2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5
−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(18.2
g)、5・6−ジオキソ−4−エトキシカルボニ
ルメチル−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・
4−トリアジン(8.4g)及びジイソプロピルエ
チルアミン(3.11c.c.)の溶液を80℃で1時間20分
加熱する。次いで混合物を冷却し、酢酸エチル
(2000c.c.)で希釈し、そして炭酸水素ナトリウム
飽和溶液(3×100c.c.)及び塩化ナトリウム飽和
溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、過し、そして減圧(20mmHg;
2.7KPa)下に乾固するまで濃縮する。残留物を
メルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(313g)のカ
ラム(カラム直径:4.9cm、高さ:31cm)により
クロマトグラフイーにかけ、シクロヘキサンと酢
酸エチル(2000c.c.)、酢酸エチル(2200c.c.)で溶
出を行ない、100c.c.画分を集める。画分10〜40を
減圧(20mmHg;2.7KPa)下に乾固するまで濃縮
し、かくして2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−エトキシ
カルボニルメチル−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオ
ビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(6.15g)が
黄色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1795、1720、1685、1590、1515、1490、
1445、1210、1040、935、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(35MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.28(t、J=
7、3H、−CH2C );3.32及び4.50(2d、J
=18、2H、【式】);4.02(s、3H、− OCH3);4.23(q、J=7.2H、−O−C
2CH3);4.60(s、2H、〓NCH2COO−);4.63
(d、J=4、1H、6−位のH);6.05(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.70(s、
1H、チアゾールのH);6.76(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.95(s、1H、−
COOCH〓);11.54(s、1H、=N−NHCO−又
は【式】)。 塩化メチレン(60c.c.)中の2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−3−〔2−(5・6−ジオキソ
−4−エトキシカルボニルメチル−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(6g)及びジメチルアセトアミド(2.27c.c.)の
−10℃で冷却した溶液に三塩化リン(1c.c.)を加
え、混合物を−10℃で1時間20分保持する。それ
を酢酸エチル(750c.c.)で希釈し、この混合物を
炭酸水素ナトリウム飽和溶液(3×100c.c.)及び
塩化ナトリウム飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄
し、そして減圧(20mmHg;2.7KPa)下に乾固す
るまで濃縮する。残留物をメルクシリカゲル
(0.06−0.2mm)(35g)のカラム(カラム直径:
2.1cm、高さ:18cm)によりクロマトグラフイー
にかけ、酢酸エチル(0.5)で溶出を行ない、
30c.c.画分を集める。画分2〜7を20mmHg
(2.7KPa)下に乾固するまで濃縮し、かくして2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−
(5・6−ジオキソ−4−エトキシカルボニルメ
チル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5.2g)が黄色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1780、1720、1685、1590、1525、1490、
1445、1210、1035、940、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.28(t、J=
7、3H、−CH2C );3.55及び3.64(2d、J
=18、2H、−SCH2−);4.06(s、3H、−
OCH3);4.26(q、J=7、2H、−OC 2CH3);
4.63(s、2H、〓N−CH2COO−);5.09
(d、J=4、1H、6−位のH);5.94(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.72(s、
1H、チアゾールのH);6.75(d、J=16、
1H、−C=CHS−);6.94(s、1H、−COOC
〓);11.05(s、1H、=N−NHCO−又は
【式】)。 98%濃度のギ酸(100c.c.)と蒸留水(30c.c.)中
の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−4−エトキシカルボニ
ルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(5g)の溶液を50℃で15分間加熱
する。混合物を冷却し、水(70c.c.)で希釈し、
過し、そして液を減圧(20mmHg:2.7KPa)下
に乾固するまで濃縮する。残留物をエタノール
(3×50c.c.)中に取り込み、各回とも減圧(20mm
Hg;2.7KPa)下に乾固するまで濃縮する。次い
で得られた固体を還流エタノール(50c.c.)中に懸
濁させ、冷却し、別し、そして真空(20mm
Hg;2.7KPa)中で乾燥する。これにより7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−エトキ
シカルボニルメチル−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−チ
オビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(1.9g)が黄色固体の形態で
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3340、3220、3130、1780、1725、1690、1590、
1530、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.22(t、
J=7、3H、C −CH2−);3.60及び3.85
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、
−OCH3);4.15(q、J=7、2H−、OC
CH3);4.66(s、2H、〓N−CH2CO−);5.18
(d、J=4、1H、6−位のH);5.77(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.72(s、
1H)、チアゾールのH);6.87(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.08(d、J=16、1H、
−CH=CS−);7.15(sブロード、2H、−
NH2);9.58(d、J=9、1H、−CONH−);
12.80(s、1H、=NNHCO−又は
【式】)。 5・5−ジオキソ−4−エトキシカルボニルメ
チル−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−
トリアジンは下記の如くして得ることができる。 無水エタノール(185c.c.)中のエチルイソチオ
シアネートの溶液を25℃の無水エタノール(185
c.c.)中のエチルヒドラジノ−オキサレート(24.4
g)の懸濁液に5分間かけて加える。混合物を溶
解し、その後、白色沈澱が再び生じる。混合物を
窒素下に20時間撹拌し、その後、エタノール
(185c.c.)中のナトリウム(8.5g)から調製した
溶液を15分間かけて加え、混合物を還流下に4時
間加熱する。得られた赤褐色懸濁液を減圧(20mm
Hg;2.7KPa)下に乾燥するまで濃縮し、残留物
を4N塩化水素酸(100c.c.)及び酢酸エチル(2000
c.c.)を加えることによつて溶解する。不活性物質
を別し、有機相を塩化ナトリウム飽和溶液(4
×250c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、過し、減圧(20mmHg;2.7KPa)下に乾固
するまで濃縮する。これにより赤褐色ゴム状物が
得られ、これを炭酸水素ナトリウム飽和溶液
(300c.c.)中に溶解する。得られる褐色溶液をイソ
プロピルエーテル(3×100c.c.)で洗浄し、必要
量の1N塩化水素酸でPH1にし、酢酸エチル(500
c.c.)で抽出する。有機相を塩化ナトリウム飽和溶
液(2×50c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、脱色炭の存在下に過し、そして減圧
(20mmHg;2.7KPa)下に乾固するまで濃縮す
る。これにより5・6−ジオキソ−4−エトキシ
カルボニル−メチル−3−チオキソ−パーヒドロ
−1・2・4−トリアジン(9.5g)が褐色の固
体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500−2800、1740、1700、1645、1380、1235及び
1200。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.38(t、
J=7、3H、−CH2C );4.30(q、J=
7、2H、−C 2CH3);5.03(s、2H、〓N−
CH2CO−);12.50(s、1H、−NHCO−)。 エチルイソチオシアノアセテートはD.HOPPE
及びR.FOLLMAN、Chem.Ber.1093047(1976)
に従つて製造することができる。 実施例 25 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(200
c.c.)、4−アリル−5・6−ジオキソ−3−チオ
キソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジン
(2.22g)及びN・N−ジイソプロピルエチルア
ミン(2.1c.c.)の混合物を窒素下に60℃で3時間
撹拌する。混合物を酢酸エチル(600c.c.)で希釈
し、この混合物を水(2×200c.c.)及び塩化ナト
リウム半飽和溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、過し、そして20mmHg
下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物を塩化
メチレン(50c.c.)中に取込み、メルクシリカゲル
(0.05〜0.2mm)(20g)を加え、混合物を20mmHg
下に20℃で乾固するまで濃縮する。粉末をメルク
シリカゲル(0.05−0.2mm)(200g)のカラム
(カラム直径:6.1cm)に付着させる。シクロヘキ
サンと酢酸エチルの20:80(容量)混合物(2
)、シクロヘキサンと酢酸エチルの10:90(容
量)混合物(1)及び次いで酢酸エチル(2
)で溶出を行ない、120c.c.画分を集める。画分
8−28を20mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。3−〔2−(4−アリル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル)−チオビニル〕−2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(3.7g)が橙色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1720、1670、1515、1045及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.60及び
4.29(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、
3H、−OCH3);4.45(d、J=5、2H、〓NCH2
−);5.05(d、J=4、1H、6−位のH);
5.17〜5.27(Mt、2H、=CH2);5.78〜5.92
(2Mt、2H、7−位のH及び−C=CH3);6.78
(s、1H、チアゾールのH);6.95(d、J=
16、1H、−C=CHS−);6.97(s、1H、−
COOCH〓);7.09(d、J=16、1H、=CHS
−);8.78(s、1H、−NHC(C6H53);9.04
(d、J=9、1H、−CONH−);12.62(s、
1H、=N−NH−CO−又は【式】)。 塩化メチレン(23c.c.)中の3−{2−〔4−(ア
リ−3−イル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・7−トリアジン
−3イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2
−(2−トリチルアミノ−1・3−チアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オ
キシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(2.34g)及びジメチルアセトアミド(0.85
c.c.)の−10℃に冷却した混合物に三塩化リン
(0.40c.c.)を加え、混合物を−10℃で30分間撹拌
する。それを酢酸エチル(250c.c.)中に注ぎ、そ
してこの混合物を水(50c.c.)、炭酸水素ナトリウ
ム飽和溶液(50c.c.)及び塩化ナトリウ飽和溶液
(2×50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、そして20mmHg下に30℃で乾固する
まで濃縮する。残留物を塩化メチレン(10c.c.)中
に溶解し、そしてメルクシリカゲル(0.05−0.2
mm)(10g)に先ず固定し、シリカゲル(30g)
のカラム(カラム直径:1.4cm)上に付着させ
る。シクロヘキサンと酢酸エチルの20:80(容
量)混合物(500c.c.)で溶出を行ない、60c.c.画分
を集める。画分2〜4を減圧(20mmHg)下に20
℃で乾固するまで蒸発する。3−{2−〔4−(ア
リ−3−イル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(1.34g)が黄色の
あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1780、1720、1680、1515、1490、1445、
1040、940、750及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.57及び3.66
(2d、J=18、2H、−SCCH2−);4.03(s、
3H、−OCH3);4.52(d、J=4、2H、〓NCH2
−);5.09(d、J=4、1H、6−位のH);
5.26〜5.38(2d、2H、=CH2);5.78〜5.88(mt、
1H、−C=CH2);5.92(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.74(s、1H、チアゾール
のH);6.86(d、J=16、−C=CHS−);
6.96(s、1H、−COOCH〓);7.05(d、J=
9、1H、−CONH−);11.68(s、1H、=
NNHCO−又は【式】)。 3−{2−〔4−(アリ−3−イル)−5・6−ジ
オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.34g)をギ酸(13c.c.)中に溶解し、水(6.5
c.c.)を加え、混合物を撹拌しながら50℃で30分間
加熱する。冷却後混合物を過し、溶液を減圧
(0.05mmHg)下に30℃で乾固するまで濃縮する。
残留物をエタノール(50c.c.)中に取込み、溶媒を
減圧(20mmHg)下に20℃で除去し、この操作を
3回繰り返す。残留物を還流下にエタノール
(100c.c.)で処理し、僅かな量の不活性物質を過
により除去し、液を減圧(20mmHg)下に30℃
で50c.c.に濃縮し、次いで+4℃で1時間冷却す
る。沈殿を別し、乾燥した後、3−{2−〔4−
(アリ−3−イル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)が黄
色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3600、2300、1775、1710、1680、1535、1040及び
945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.63及び
3.80(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.88(s、
3H、−OCH3);4.48(d、J=4、2H、〓NCH2
−);5.19〜5.27(mt、3H、=CH2及び6−位の
H);5.74〜5.92(mt、2H、−C=CH2及び7
−位のH);6.74(s、1H、チアゾールの
H);6.91(d、J=16、1H、−C=CHS
−);7.09(d、J=16、1H、=CHS);7.18
(s、−NH3 +);9.60(d、J=9、1H、−CONH
−);12.61(s、1H、=N−NHCO−又は
【式】)。 4−アリル−5・6−ジオキソ−3−チオキソ
−パーヒドロ−1・2・4−トリアジンはベルギ
ー特許第830455号に記載の方法に従つて製造する
ことができる。 実施例 26 2−ベンゾヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(5.02g)、ジメチルホルムアミド(93c.c.)、
4−(2・2−ジメチル−ジオキソラン−4−イ
ル−メチル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ
−パーヒドロ−1・2・4−トリアジン(1.5
g)及びN・N−ジイソプロピルエチルアミン
(1.05c.c.)の混合物を窒素下に60℃で3時間撹拌
する。次いでそれを酢酸エチル(200c.c.)で希釈
し、この混合物を水(4×200c.c.)で洗浄し、硫
残ナトリウム上で乾燥し、過し、乾燥し、減圧
20mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留
物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(10g)に
固定し、粉末をメルクシリカゲル(0.06−0.2
mm)(100g)のカラム(カラム直径:2.5cm、高
さ:40cm)上に付着させる。酢酸エチル(1.3
)で溶出を行ない、60c.c.画分を集める。画分6
〜20を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するま
で濃縮し、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−{2−〔4−(2・2−ジメチル−ジオキソ
ラン−4−イル−メチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2.48g)が黄色のあわの形態で得
られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.32及び1.43
(2s、6H、−C(CH32);3.34及び4.05(2d、J
=18、2H、【式】);3.74(t、J= 6、2H、−CH2O−);3.84(s、3H、=
NOCH3);3.95(t、J=6、2H、〓N−CH2
−);4.38(五重線(quintuplet)、J=6、
1H、〓CH−O−);4.65(d、J=4、1H、6
−位のH);6.06(dd、J=4及び9、1H、7
−位のH);6.71(s、1H、チアゾールの
H);6.84(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.96(s、1H、−COOCH〓);11.60
(s、1H、=N−NHCO−)。 塩化メチレン(22.9c.c.)とジメチルアセトアミ
ド(0.85c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−{2−〔4−(2・2−ジメチル−ジ
オキソラン−4−イル−メチル)−5・6−ジオ
キソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(2.48g)の溶液を、−10℃で40
分間三塩化リン(0.4c.c.)で処理する。混合物を
酢酸エチル(250c.c.)中に注ぎ、そしてこの混合
物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(200c.c.)、水
(2×100c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(100
c.c.)で引き続いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾
燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。残留物を塩化メチレ
ン(20c.c.)中に取込み、メルクシリカゲル(0.06
−0.2mm)(10g)を加え、混合物を20mmHg下に
20℃で乾固するまで濃縮し、得られた粉末をメル
クシリカゲル(0.06−0.2mm)(40g)のカムウ
(カラム直径:1.5cm、高さ:15cm)上に付着させ
る。塩化メチレン(500c.c.)で溶出を行ない、60
c.c.画分を集める。画分2〜7を合わせ、20mmHg
下に20℃で乾固するまで濃縮する。2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−(2・
2−ジメチル−ジオキソラン−4−イル−メチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−チアー1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(1.4g)が黄色のあわ
の形態で得られる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2・2−ジメチル−ジオキソラン−
4−イル−メチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)アセトアミド〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.4
g)ギ酸(13c.c.)、及び水(6.5c.c.)の混合物を50
℃で30分間加熱する。それを20℃に冷却し、過
し0.05mmHg(0.007KPa)下に30℃で乾固するま
で濃縮する。残留物をエタノール(100c.c.)中に
取込み、溶媒を20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾
固するまで追出す。この操作を2回繰返す。黄色
固体を沸騰エタノール(100c.c.)中に取込み、混
合物を過し、液を20℃で(20mmHg、
2.7KPa)50c.c.に濃縮し、次いで過し、固体を
ジエチルエーテル(20c.c.)で洗浄し、乾燥する。 7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔4−(2・3−ジヒドロキ
シプロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(0.49g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3650−2200、1770、1710、1680、1590、1530、
1045及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6+D2O、δ(ppm)、J(Hz)):ジオ
ール:3.87(s、3H、=NOCH3);5.20(d、J
=4、1H、6−位のH);5.75(d、J=4、
7−位のH);6.74(s、1H、チアゾールの
H);6.95及び7.10(2d、J=16、2H、−CH=
CH−S−);ギ酸エステル:3.87(s、3H、=
NOCH3);5.18(d、J=4、1H、6−位の
H);5.75(d、J=4、1H、7−位のH);
6.74(s、1H、チアゾールのH);6.93及び7.08
(2d、J=16、2H、−CH=CHS−);8.22(s、
1H、HCOO−)。 4−(2・2−ジメチル−ジオキソラン−4−
イル−メチル)−5・6−ジオキソ−3−チオキ
ソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジンは下記
の如くして製造することができる: 無水メタノール(50c.c.)中のナトリウム(1.12
g)の溶液を調製し、4−(2・2−ジメチル−
ジオキソラン−4−イル−メチル)−チオセミカ
ルバジツド(10g)を25℃で撹拌しながら窒素下
に加え、次いでジエチルオキサレート(6.6c.c.)
を10分間かけて滴下により導入し、混合物を2時
間還流下に加熱する。それを20℃に冷却せしめ、
ジエチルエーテル(1)で希釈し、過し、乾
燥後、白色固体(3.7g)を得る。生成物を塩化
メチレン(200c.c.)中に取込み、混合物を1N塩化
水素酸(10c.c.)の存在下に撹拌する。有機相をデ
カンテーシヨンし、飽和水性塩化ナトリウム(2
×15c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
20mmHg(2.7KPa)下に20で乾固するまで濃縮す
る。残留する油を塩化メチレン(50c.c.)中に取込
み、ひつかき(scratching)により結晶化を開始
し、混合物を4℃で3時間放置する。過及び乾
燥の後、4−(2・2−ジメチル−ジオキソラン
−4−イル−メチル)−5・6−ジオキソ−3−
チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジン
(1.5g)が白色結晶の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3600−3100、1680、1575、1535、1210及び1060。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.30及び
1.42(2s、6H、〓C(CH32);3.95(m、2H、−
CH2O−);4.50(m、3H、【式】及び 【式】)。 4−(2・2−ジメチル−ジオキソラン−4−
イル−メチル)−チオセミカルバジツドは下記の
如くして製造することができる: 米国特許第4064242号に従つて製造されたメチ
ルN−(2・2−ジメチル−ジオキソラン−4−
イル−メチル)−ジチオカルバメート(23.6g)、
無水エタノール(500c.c.)及びヒドラジン水和物
(5.6g)の混合物を還流下に2時間加熱する。次
いでそれを20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固す
るまで濃縮し、残留物をジエチルエーテル(100
c.c.)中に取込む。過及び乾燥の後、4−(2・
2−ジメチル−ジオキソラン−4−イル−メチ
ル)−チオセミカルバジツド(15.2g)が145℃で
溶融するクリーム色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1):
3340、3200、1630、1555、1510、1380、1370、
1240、1210及び1060。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.38及び1.48
(2s、6H、〓(CH32);3.72(dd、J=5及び
6、2H、−CH2N〓);3.90(s、2H、−NH2);
4.10(dd、J=6及び7、2H、−CH2O−);
4.38(m、1H、〓CHO−);7.78(t、J=
5、1H、−CH2N−);7.98(s、1H、
【式】)。 実施例 27 N・N−ジメチルホルムアミド(10c.c.)中の7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ−8−オキソ−3−(2−トシルオキシビ
ニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(0.58g)、及び5・6−ジオキソ−4−(2
−ヒドロキシエチル)−3−チオキソ−パーヒド
ロ−1・2・4−トリアジン(0.31g)の溶液を
30−60℃で4時間撹拌する。反応混合物を冷却
し、エチルエーテル(150c.c.)で希釈し、沈殿を
別し、エチルエーテル(2×25c.c.)で洗浄し、
乾燥する。 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−ヒドロキシエチル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E型)(0.6g)が無定形ベージ
ユ色の粉末の形態で得られる。 Rf=0.42;シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート;溶出剤:60:20:20(容量)酢酸エチル、
酢酸及び水の混合物。 上記生成物は下記の如くして精製することがで
きる:それを希薄は水酸化ナトリウム溶液(50
c.c.)(PH=8)中に再溶解し、次いで混合物を希
塩化水素酸によりPH5に到らしめ、少量の不溶性
物質を別した後、得られる溶液をXAD−2樹
脂のカラム(直径:2.4cm)によりクロマトグラ
フイーにかけ、蒸留水(1)により不純物を溶
出し、続いて純粋な生成物を水とエタノールの
95:5(容量)混合物で溶出する。30℃で減圧
(5mmHg)下に濃縮しそして乾燥した後、7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−
ヒドロキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チ
オビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(0.2g)が淡黄色結晶の形態
で得られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.60t、J=
5、2H、N−CH2−COH);3.84(s、3H、
=NOCH3);3.92(t、J=5、2H、〓N−C
2CH2OH);5.10(d、J=4、1H、6−位の
H);5.65(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.39(d、J=16、1H、−C=CH−S
−);6.73(s、1H、チアゾールの5−位の
H);7.17(sブロード、2H、−NH2);7.37
(d、J=16、1H、−CH=C−S−);9.54
(d、J=9、1H、−CONH−C7)。 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−ヒドロキシエチル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(0.13g)をN/100炭
酸水素ナトリウム溶液(21c.c.)中に溶解する。溶
液を−80℃で凍結させ、そして凍結乾燥させる。 7−〔2−(2−アミノ−1・3−チアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミ
ド〕−2−カルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオ
キソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)のナトリウム
塩(0.145g)が無定形白色の凍結乾燥物の形態
で得られる。 Rf=0.28;シリカゲルクロマトグラフイ−プレ
ート;溶出剤:60:20:20(容量)酢酸エチル、
酢酸及び水の混合物。 プロトン核磁気共鳴スペクトル350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.50(AB分
解しない(not resolved)、2H、−SCH2−);
3.60(t、J=6、2H、〓NCCH2OH);3.91
(t、J=6、2H、〓N−CH2COH);3.87
(s、3H、=NOCH3);5.07(d、J=4、1H、
6−位のH);5.60(dd、J=4及び9、1H、
7−位のH);6.31(d、J=16、1H、−C
CH−S−);6.71(s、1H、チアゾールの5位
のH);7.17(sブロード、2H、−NH2);7.36
(d、J=16、1H、−CH=CS−);9.54
(d、J=9、1H、−CHN−)。 5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−
トリアジンは、M.PESSON及びM.ANTOINE.
Bull.Soc.Chim.France1590(1970)に記載の方
法を適用し、下記の如く処理することによつて製
造することができる。 4−(ヒドロキシエチル)−チオセミカルバジツ
ド(5g)及びエチルオキサレート(5.5c.c.)
を、ナトリウムメチレートの溶液(ナトリウム
(0.85g)及びメタノール(37c.c.)から調製し
た)に加え、混合物を3時間還流下に加熱する。
それを冷却した後、沈殿を別し、そしてメタノ
ール(2×5c.c.)で洗浄する。粗ナトリウム塩を
得、次いで蒸留水(25c.c.)中に取り込む。溶液を
過し、1N塩化水素酸でPH2に酸性化する。沈
澱を別し、水で洗浄し、空気中で乾燥する。
5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−
トリアジン(2.4g)(融点=230℃)が得られ
る。 上記ナトリウム塩は、5・6−ジオキソ−4−
(2−ヒドロキシエチル)−3−チオキソ−パーヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン(4.73g)を無水
メタノール中でナトリウム2−エチルヘキサノエ
ートで処理することにより製造することができ
る。これによりナトリウム塩4.7gを得る。 赤外スペクトル(KBr):主吸収(cm-1
3420、3200、3070、1655、1575、1560、1395、
1205、1080、1045及び835。 4−(2−ヒドロキシエチル)−チオセミカルバ
ジツドはY.KAZAKV及びI.Y.POTOVSKII、
Doklady Acad.Nauk.SSSR、134、824(1960)
に記載の方法に従つて得ることができる。 7−〔2−(2−(2−アミノ−チアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ−8−オキソ−3−(2−トシル
オキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)は、下記の如くして得ることができ
る: ギ酸(80c.c.)及び水(25c.c.)の混合物中の2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(5.93g)を50℃で
30分間加熱する。次いで混合物を20℃に冷却し、
過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に30℃で乾
固するまで濃縮する。残留物をアセトン(150
c.c.)中に取込み、混合物を20mmHg(2.7KPa)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。この操作を2回
繰返し、そして別する。7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(ジンイソマー、E−型)(3.4g)が黄色粉末
の形態で得られる。 実施例 28 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(200
c.c.)、4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミ
ノ−エチル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ
−パーヒドロ−1・2・4−トリアジン(3.46
g)及びN・N−ジイソプロピルエチルアミン
(2.1c.c.)の混合物を60℃で3時間30分撹拌する。
次いでそれを、酢酸エチル(800c.c.)で希釈し、
この混合物をナトリウム半飽和溶液(400c.c.)で
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そ
して20mmHg(2.7KPa)下に30℃で乾固するまで
濃縮する。塩化メチレン(50c.c.)中に溶解した生
成物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(100
g)のカラム(カラム直径:3cm、高さ:30cm)
によりクロマトグラフイーにかけるシクロヘキサ
ンと酢酸エチルとの50:50(容量)混合物(500
c.c.)、25:75(容量)混合物(500c.c.)、及び酢酸
エチルのみ(1.5)により溶出を行ない、125c.c.
画分を集める。画分9−21を(20mmHg:2.7KPa
下に20℃で)乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−tert.
−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラ−テトラヒ
ドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チ
オビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(7.69g)
が褐色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、1795、1715、1690、1590、1520、1495、
1445、1205、1160、1040、940、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.36(s、9H、
−C(C );3.30及び4.65(2d、J=
18、2H、−SCH2−);3.38(m、2H、−C
2NHCO−);3.95(m、2H、−C −CH2NH
−);4.0(s、3H、CH3ON=);5.20Pd、J=
4、H6);6.03(dd、J=4及び9、H7);6.70
(s、チアゾールのH);6.86(d、J=16、−C
=CHS−);6.94(s、−COOC〓);11.7
(sブロード、トリアジンの−NH−)。 塩化メチレン(30c.c.)とジメチルホルムアミド
(1.2c.c.)の混合物中の2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−{2−〔4−(2−tert.−ブトキ
シカルボニルアミノ−エチル)−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(3.36g)の溶液を、撹拌しな
がら−10℃で1時間30分三塩化リン(1.04c.c.)で
処理する。混合物を酢酸エチル(250c.c.)で希釈
し、そしてこの混合物を炭酸水素ナトリウム2%
濃度溶液(150c.c.)、及び塩化ナトリウム半飽和溶
液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。生成物をメルクシ
リカゲル(0.06−0.2mm)(5g)に先ず固定し、
メルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(50g)のカラ
ム(カラム直径:3cm、高さ:15cm)によりクロ
マトグラフイーにかける。酢酸エチル(6)に
より溶出を行ない、600c.c.画分を集める。画分2
−7、20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固するま
で濃縮する。2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−{2−〔4−(2−tert.−ブトキシカルボ
ニルアミノ−エチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.97
g)が黄色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、3280、1790、1715、1695、1590、1520、
1495、1450、1040、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):1.33(s、
9H、−C(C ;3.20(m、2H、−CH2C
2N〓);3.64及び3.86(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.83(2、J=6、2H、−C
CH2N〓);3.84(s、3H、=NOC );5.25
(d、J=4、1H、H6);5.77(dd、J=4及び
6、1H、H7);6.72(s、1H、チアゾールの
H);6.92(s、1H、−COOC〓);9.93及び
7.02(2d、J=12、2H、−CH=CH−S−);
8.82(s、1H、−NH−);9.58(d、J=9、
1H、−NHCO−);12、55(s、1H、トリアジン
の−NH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミ
ノ−エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキシ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(1.88g)、ギ酸
(35c.c.)及び水(15c.c.)の混合物を50℃で30分加
熱する。次いで水(20c.c.)を加え、混合物を20℃
に冷却し、過し、そして0.05mmHg
(0.007KPa)下に50℃で乾固するまで濃縮する。
残留物をエタノール(2×100c.c.)中に取込み、
混合物を各場合に20mmHg(2.7KPa)下に20℃で
乾固するまで濃縮する。残留物をエタノール(50
c.c.)で45℃で15分間処理し、混合物を過し、固
定をエーテル(2×20c.c.)で洗浄し、そして乾燥
する。 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−3−
{2−〔4−(2−アミノエチル)−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−カ
ルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(1.08g)がホルメートとし
て、黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2200、1770、1710、1680、1630、1530、
1380、1070及び930。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):3.12(m、
2H、−CH2−C −NH2);3.51及び3.60(2d、
J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、C
3ON=);4.12(t、J=6、2H、〓NCH2
CH2−NH2);5.12(d、J=4、1H、H6);5.67
(dd、J=4及び9、1H、H7);6.44(d、J=
8、1H、−C=CHS−);6.73(s、1H、チア
ゾールのH);7.2(sブロード、2H、−NH2);
8.18(s、1H、ホルメートのH);9.55(d、J
=9、1H、−NHCO−)。 4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−
エチル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ−パ
ーヒドロ−1・2・4−トリアジンは下記の如く
して製造することができる。 4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−
エチル)−チオセミカルバジツド(9.37g)を20
℃中のメタノール(40c.c.)中のナトリウム(0.92
g)の溶液に加え、次いでジエチルオキサレート
(5.4g)を10分間かけて滴下により導入する。混
合物を還流下に3時間加熱する。それを冷却し、
水(100c.c.)を加え、濃塩化水素酸(3c.c.)を滴
下により導入し、混合物を酢酸エチル(2×100
c.c.)で抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和溶液
(2×50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、20mmHg(2.7KPa)下に20℃で乾固
するまで濃縮する。残留物を塩化メチレン(65
c.c.)中に取り込み、結晶化を開始し、浴を20℃で
2時間放置し、次いで過し、そして160℃で溶
融する4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミ
ノ−エチル)−5・6−ジオキソ−3−チオキソ
−パーヒドロ−1・2・4−トリアジンの結晶
(4.59g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、3150、1685、1640、1545及び1370。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):1.45(s、
9H、−C(C );3.32(q、J=5、
2H、−CH2C 2NH−);4.38(t、J=5、
2H、−C −CH2−NH−);6.72(d、J=
5、1H、CH2CH2 NH−);12.3(sブロード、
1H、トリアジンの−NH−)。 4−(2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−
エチル)−チオセミカルバジツドは下記の如くし
て製造することができる: メチルN−(2−tert.−ブトキシカルボニルア
ミノ−エチル)−ジチオカルバメート(22.53
g)、エタノール(90c.c.)及びヒドラジン水和物
(4.4c.c.)を還流下に1時間30分間加熱する。溶液
を20mmHg(2.7Kpa)下に30℃で乾固するまで濃
縮し、残留物をジエチルエーテル(100c.c.)の存
在下に砕解する。結晶化は5分で始まる。混合物
を20℃で1時間放置し、次いで生成物を別し、
そして乾燥する。85℃で溶融する4−(2−tert.
−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−チオセ
ミカルバジツド桃色がかつた白色結晶(pinkish
white crystals)(11.3g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3450、3350、1700、1620、1545、1510、1390、
1370、1250、1225及び1160。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(s、9H、
−C(CH33);3.45及び3.80(2t、J=5、
4H、−CH2CH2−)。 トリエチルアミン(15.5c.c.)を95%濃度エタノ
ール(110c.c.)中の2−tert.−ブトキシカルボニ
ルアミノ−エチルアミン(17.62g)の溶液に加
え、二硫化炭素(6.65c.c.)を、20゜乃至25℃間の
温度を保持しながら10分間かけて滴下により導入
する。混合物を22℃で1時間30分撹拌する。次い
でヨウ化メチル(6.85c.c.)を加え、混合物を22℃
で1時間30分撹拌する。次いでそれを20mmHg
(2.7KPa)下に20℃で乾固するまで濃縮し、残留
物を酢酸エチル(200c.c.)中に取込み、有機相を
水(3×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7KPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。メチルN−(2−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−ジ
チオカルバメート(23.2g)が黄色油の形態で得
られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3440、3370、1700、1505、1430、1380、1370及び
945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(60MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.50(s、9H、
−C(CH33);2.65(s、3H、−CH3);3.50及び
3.80(2t、J=5、4H、−CH2−CH2−)。 2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−エチ
ルアミンはN−tert.−ブトキシカルボニルフタ
ルイミドエチルアミンのがヒドラジン分解
(hydrazinolysis)により製造される。 ヒドラジン水和物(10.8c.c.)をエタノール
(540c.c.)中の2−N−tert.−ブトキシカルボニ
ル−フタルイミドエチルアミン(53.7g)の懸濁
液に加え、混合物を還流下に25分間加熱する。次
いでそれを0℃に冷却し、過する。液を減圧
(20mmHg:2.7KPa)下に乾固するまで濃縮す
る。これにより2−N−tert.−ブトキシカルボ
ニルアミノ−エチルアミン(19.6g)が黄色油状
物の形態で得られる。 赤外スペクトル(CHCl3):特性吸収(cm-1
3460、3380、3320、1700、1585、1500、1390、
1370、1160及び490。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(60MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(s、9H、
−C(C ;2.20(s ブロード、2H、−
NH2);2.80(t、J=5、2H、H2N−C
CH2−);3.18(t、J=5、2H、H2NCH2C
−);5.50(sブロード、1H、−NHSO−)。 実施例 29 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
4・2〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(200
c.c.)、4−(2−アセトアミドエチル)−5・6−
ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・
4−トリアジン(2.76g)及びジイソプロピルエ
チルアミン(2.1c.c.)の混合物を窒素下に60℃で
3時間撹拌する。冷却した混合物を酢酸エチル
(800c.c.)で希釈し、有機相を水(1.2)で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして減
圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をエーテル(150c.c.)中で砕解し、不
溶性物質を別し、そして乾燥後、3−{2−〔4
−(2−アセトアミドエチル)−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(9.5g)が淡褐色の固体の形態で得
られる。 赤外スペクトル(CHBr):特性吸収(cm-1
3370、1795、1710、1680、1520、1495、1445、
750及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.75(s、
3H、−COCH3);3.65及び3.90(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.86(s、3H、−OCH3);3.88
(t、2H、〓NCH2−);5.26(d、J=4、
1H、6−位のH);5.78(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.73(s、1H、チアゾール
のH);6.92(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.95(s、1H、【式】);7.0 (d、J=16、1H、=CHS−);7.78(t、J=
6、−NCOCH3);8.81(s、1H、−NHC
(C6H53;9.60(d、J=9、1H、−CONH
−);12.60(s、1H、=N−NHCO−又は
【式】)。 塩化メチレン(85c.c.)中の3−{2−〔4−(2
−アセトアミドエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(9.03g)
の−10℃に冷却した溶液にジメチルアセトアミド
(3.4c.c.)、次いで三塩化リン(1.49c.c.)を加え
る。混合物を−10℃で2時間撹拌し次いで塩化メ
チレン(500c.c.)で希釈し、炭酸水素ナトリウム
半飽和溶液(250c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶
液(250c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固する
まで濃縮する。得られたくり色の固体を酢酸エチ
ル、塩化メチレン及びメタノール(120:120:80
c.c.)の混合物中に溶解し、溶液をメルクシリカゲ
ル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直径:4
cm)によりクロマトグラフイーにかける。酢酸エ
チルとメタノールの95:5(容量)混合物(1.5
)で40kPaの圧力下に溶出を行ない、125c.c.画
分を集める。画分6〜10を20℃で減圧(20mm
Hg)下に乾固するまで濃縮して、3−{2−〔4
−(2−アセトアミドエチル)−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−トリメチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(3.33g)が
ベージユ色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1785、1710、1680、1520、1495、1445、
755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.75(s、
3H、−COCH3);3.32(mt、2H、−C 2NHCO
−);3.62及び4.30(2d、J=18、2H、−SCH2
−);3.86(t、2H、〓NCH2−);3.86(s、
3H、−OCH3);5.05(d、J=4、1H、6位の
H);5.85(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.80(s、1H、チアゾールのH);6.96
(d、J=16、1H、−C=CHS−);6.97
(s、1H、−COOCH−);7.12(d、J=16、
1H、=CHS−);7.98(t、J=6、1H、−N
COCH3);8.75(s、1H、−NHC(C6H53);
9.04(d、J=9、1H、−CONH−);12.60
(s、1H、=N−NHCO−又は【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2−アセトアミドエチル)−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリメチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(3.15g)をギ酸(80c.c.)中に溶解し、水
(30c.c.)を加え、混合物を撹拌しながら60℃で30
分間加熱する。次いでそれを冷却し、過し、減
圧(0.05mmHg)下に50℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をエタノール(250c.c.)中に取り込
み、混合物を減圧(20mmHg)下に30℃で乾固す
るまで濃縮し、この操作を繰り返し、次いで固体
を40℃で撹拌しながらエタノール(40c.c.)中に取
込む。冷却、過及び乾燥の後、3−{2−(2−
アセトアミドエチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オ
キシ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.56g)が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2500、1775、1710、1685〜1630、1540、
1045及び950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.90(s、
3H、−CH3);3.48(m、2H、−C 2NH−);
3.62及び3.73(2d、J=18、2H、−SCH2−);
4.0(s、3H、−OCH3);5.15(d、J=4、
1H、6−位のH);5.82(dd、J=4and9、
1H、7−位のH);6.78(s、1H、チアゾール
のH);6.86(d、J=16、1H、−C=CHS
−);7.31(d、J=16、1H、=CHS−);7.73
(s、3H、−NH3 +);9.50(d、J=9、1H、−
CONH−);12.54(sブロード、1H、−CONHN
=又は【式】)。 前記生成物(0.128g)の一部を0.1M炭酸水素
ナトリウム溶液(2c.c.)中に溶解し、得られる溶
液を過し、そして凍結乾燥する。3−{2−〔4
−(アセトアミドエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メト
キシ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
のナトリウム塩(0.127g)が得られる。 4−(2−アセトアミドエチル)−5・6−ジオ
キソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−
トリアジン(3.61g)がナトリウムメチレートの
存在下に4−(2−アセトアミドエチル)−チアセ
ミカルバジツド(4.41g)及びエチルオキサレー
ト(3.4c.c.)から、M.PESSON及びM.ANTOINE.
Bull.Soc.Chim.France 1590(1970)に記載の方
法に従つて得られる。生成物は下記特性を有す
る:瞬間融点m.p.〔コフラー〕>260℃;赤外ス
ペクトル(KBr):特性吸収(cm-1)3365、
3050、2000、1710、1630、1600−1580、1545、
1350、1330及び1200;プロトン核磁気共鳴スペク
トル(80MHz、DMSO d6、δ(ppm)、J
(Hz):1.7(s、3H、−CH3);3乃至3.7(mt、−
2NHCO−及びH2O);4.3(t、2H、〓N
CH2−);7.85(t、1H、−NHCO−);12.5
(m、2H、リングの−NH−)。 チオセミカルバジツド出発物質は下記の如くし
て得ることができる: 無水エタノール(300c.c.)中のメチルN−(2−
アセトアミドエチル)−ジチオカルバメート
(57.7g)及びヒドラジン水和物(1.46c.c.)の溶
液を還流下に2時間加熱する。次いで混合物を4
℃に冷却し、過し、不溶性物質を0.05mmHg下
に30℃で乾燥する。4−(2−アセトアミドエチ
ル)−チオセミカルバジツド(39.5g)が白色結
晶(瞬間融点〔コフラー〕=171℃)の形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3280、3180、1650、1560乃至1535、1360及び
1280; 実施例 30 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)、
1−(2・2−ジメトキシエチル)−5−メルカプ
ト−2−メトキシカルボニル−1・3・4−トリ
アゾール(3.95g)及びN・N−ジイソプロピル
エチルアミン(1.91c.c.)の混合物を60℃で6時間
及び20℃で8時間撹拌する。次いでそれを酢酸エ
チル(700c.c.)中に注ぎ、この混合物を水(2×
125c.c.)、0.1N塩化水素酸(150c.c.)、炭酸水素ナ
トリウム半飽和溶液(2×150c.c.)及び塩化ナト
リウム半飽和溶液(2×150c.c.)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、過し、20mmHg
(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮する。生
成物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(50g)
上に固定し、そしてメルクシリカゲル(0.06−
0.2mm)(200g)のカラム(カラム直径:4cm、
高さ:46cm)によりクロマトグラフイーにかけ
る。酢酸エチル(3.5)で溶出を行ない、250c.c.
画分を集める。画分5−14を20mmHg(2.7kPa)
下に30℃で乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔1−(2・2
−ジメトキシエチル)−2−メトキシカルボニル
−1・3・4−トリアゾール−5−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E型)(4.35g)が橙色
のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1800、1730、1685、1515、1450、1210、
1050、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.30(s、
6H、〓C(OC ;3.86(s、3H、C
3ON=);3.94(s、3H、C 3OCO−);3.64
及び4.35(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.35
(d、J=6、2H、〓CH−C 2N〓);4.58
(t、J=6、1H、〓C−CH2−N〓);5.05
(d、J=4、1H、6−位のH);5.86(dd、J
=4及び9、H7);6.80(s、1H、チアゾールの
H);6.98(s、1H、−COOCH〓);7.06
(d、J=16、−C=CH−S−);7.17(d、
J=16、1H、−CH=CH−S−);8.72(s、
1H、チアゾリル基の−N−);9.0(d、J=
9、1H、−CONH−)。 塩化メチレン(60c.c.)とジメチルアセトアミド
(1.46c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−{2−〔1−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−2−メトキシカルボニル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(4.15g)の溶液を、撹拌しなが
ら−6℃で1時間20分三塩化リン(0.67c.c.)で処
理する。次いで混合物を酢酸エチル(700c.c.)で
希釈しそしてこの混合物を水(150c.c.)、炭酸水素
ナトリウム飽和溶液(150c.c.)、及び塩化ナトリウ
ム飽和溶液(150c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過し、そして20mmHg(2.7kPa)
下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメル
クシリカゲル(0.06−0.2mm)(150g)のカラム
(カラム直径:4.5cm、高さ:28cm)によりクロマ
トグラフイーにかける。 酢酸エチル(1.7)により溶出を行ない、250
c.c.画分を集める。画分2−6を20mmHg
(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで蒸発する。橙
色あわ(4g)が得られる。この生成物を酢酸エ
チル(70c.c.)中に溶解し、ジイソプロピルエーテ
ル(450c.c.)を撹拌しながら加え、生成物を別
し、乾燥して2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−{2−(1−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−2−メトキシカルボニル−1・3・4−ト
リアゾール−5−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(3.4g)がベージユ色の固体の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1790、1730、1690、1520、1495、1450、
1210、1090、1050、945、755及び705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.29(s、
6H、【式】);3.65及び3.87(2d、J =18、2H、−SCH2−);3.86(s、3H、=N−
OC );3.94(s、3H、C 3OCO−);
4.35(d、J=6、2H〓NC 2CH〓);4.57
(t、J=6、1H、〓NC 2CH−);5.23(d、
J=4、1H、H6);5.77(dd、J=4and9、1H、
H7);6.73(s、1H、チアゾールのH);6.94
(s、1H、−COOC);7.0(d、J=12、1H、
−C=CH−S−);7.10(d、J=12、1H、
−CH=C−S);8.77(s、1H、〓NH);
9.57(d、J=9、1H、−CONH−)。 ギ酸(100c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−{2−〔1−(2・2−ジメトキ
シエチル)−2−メトキシカルボニル−1・3・
4−トリアゾール−5−イル〕−チオビニル}−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(3.3g)の溶液を50℃で40分間撹拌する。次
いでそれを0.05mmHg(0.007kPa)下に30℃で乾
固するまで濃縮し、残留物をアセトン(60c.c.)中
に取込み、混合物を20mmHg(2.7KPa)下に20℃
で乾固するまで濃縮する。この操作を2回繰返
す。残留する固体を40℃でアセトン(15c.c.)で処
理し、混合物を冷却し、過する。過し、乾燥
すると、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ3−{2−〔1−(2・2−ジメト
キシエチル)−2−メトキシカルボニル−1・
3・4−トリアゾール−5−イル〕−チオビニ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.65g)がクリーム色粉末の形態
で得られる。 赤外スペクトル(KBr3):特性吸収(cm-1
3200、1775、1735、1680、1620、1535、1385、
1050及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):3.65(s、
6H、〓CH(OC );4.21(s、3H、−
COOCH3);4.29(s、3H、=NOCH3);5.38
(d、J=4、1H、6−位のH);6.08(d、J
=4、1H、7−位のH);7.07及び7.95(2d、J
=16、2H、−CH=CHS−);7.48(s、1H、チ
アゾールのH)。 1−(2・2−ジメトキシエチル)−5−メルカ
プト−2−メトキシカルボニル−1・3・4−ト
リアゾールが、実施例16において、即ち、メタノ
ール(440c.c.)中のナトリウムメチレート(44
g)の存在下に4−(2・2−ジメトキシエチ
ル)−チオセミカルバジツド(100g)とエチルオ
キサレート(81.6g)との縮合の過程において、
前記した4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・
6−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジンの製造の副生物として得られ
る。反応の終りには、混合物を過し、トリアジ
ンのナトリウム塩(46.8g)を集める。液を20
mmHg(2.7kPa)下に20℃に乾固するまで濃縮
し、残留物を酢酸エチル(300c.c.)中に取込み、
混合物を撹拌して1N塩化水素酸(200c.c.)により
酸性化する。有機相をデカンテーシヨンし、飽和
水性塩化ナトリウム(3×100c.c.)で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そして20mm
Hg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)
(200g)(カラム直径:4.5cm、高さ:25cm)によ
りクロマトグラフイーにかける。シクロヘキキン
と酢酸エチルとの30:70(容量)混合物(1)
で溶出を行ない、100c.c.画分を集める。画分2−
9を20mmHg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで
濃縮し、123℃で溶融する結晶性白色固体(14.3
g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3420、3200、2840、2600、1745、1450、1085、
1065及び980。 実施例 31 60℃に加熱された乾燥N・N−ジメチルホルム
アミド(75c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−3−(2
−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(2.37g)の溶液に、1・4
−ジメチル−5・6−ジオキソ−3−チオキソ−
パーヒドロ−1・2・4−トリアジン(0.75g)
を加え、そして次に乾燥N・N−ジメチルホルム
アミド(25c.c.)中のN・Nジイソプロピルエチル
アミン(0.42c.c.)の溶液を15分間かけて滴下によ
り導入する。反応混合物を60℃で24分間撹拌し、
次いで酢酸エチル(400c.c.)で希釈し、そして蒸
留水(3×200c.c.)、炭酸水素ナトリウム飽和溶液
(100c.c.)塩化ナトリウム飽和溶液(200c.c.)で洗
浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、有機
相を減圧(30mmHg;4KPa)下に40℃で乾固する
まで濃縮する。橙色あわ(2g)が得られ、これ
をメルクシリカゲル(0.04−0.06mm)のカラム
(カラム直径:4cm高さ:30cm)によりクロマト
グラフイーにかけで精製し、シクロヘキサンと酢
酸エチルとの30:70(容量)混合物(2)で溶
出を行ない、50c.c.画分を集める。画分15−40を合
わせ、そして40℃で減圧(30mmHg;4kPa)下に
濃縮する。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(1・4−ジメチル−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリメチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンE−型のシンイソマーとア
ンチイソマーの50:50混合物(0.85g)が得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1790、1720、1680、1585、1520、1506、
1450、1035、1025、945及び760。 核磁気共鳴スペクトル(350MHz、CDCl3、δ
(ppm)、J(Hz): シンイソマー: 3.43及び3.58(2s、2×3H、トリアジン2CH3);
3.61及び3.70(2d、J=18、2H、−SCH2−);
4.08(s、3H、=NOCH3);5.12(d、J=4、
1H、6−位のH);5.95(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH;6.77(s、1H、チアゾールの
H);6.81(d、J=16、1H、−C=CH−S
−);6.98(s、1H、−CO2C(C6H52);7.0
(sブロード、1H、トリチルの〓N);
7.2to7.50)こぶ、27H、aromatics、−CON
C7、−CH=CH−S−)。 アンチイソマー: 3.43及び3.50(2s、2×3H、トリアジンの
2CH3);3.50及び3.58(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.12(s、3H、=NOCH3);5.13(d、J
=4、1H、6−位のH);6.08(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.75(d、J=16、
1H、−C=CH−S−);6.98(s、1H、−
CO2C(C6H52);7.18(s、ブロード、1H、
トリチルの−N−);7.2to7.50(こぶ、26H、
芳香族、−CH=C−S−);7.42(s、1H、
チアゾールのH);9.60(d、J=9、−CONH
−C7)。 98%濃度のギ酸(20c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−〔2−(1・4−ジメチ
ル−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル)−
チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンE
−型のシンイソマーとアンチイソマーとの50:50
混合物)(0.8g)の溶液に蒸留水(10c.c.)を加
え、次いで反応混合物を60℃で25分間撹拌する。
減圧(10mmHg):1.44kPa)下に40℃で濃縮の
後、残留物を無水エタノール(25c.c.)中で砕解
し、混合物を減圧(30mmHg:4kPa)下に40℃で
乾固するまで濃縮する。この操作を2回繰返す。
次いで固体残留物を沸騰エタノール(20c.c.)中に
取り込む。固体に熱別し、25℃で減圧(10mm
Hg:1.33kPa)下に乾燥する。7−〔2−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−〔2
−(1・4−ジメチル−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エンE型のシンイソマーとアンチイソマ
ーとの50:50混合物)(0.345g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2300、1770、1710、1670、1575、1530、
1030及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz): シンイソマー: 3.35及び3.48(2s、2×3H、トリアジンの2−
CH3);3.66及び3.90(2d、J=18、2H、−SCH2
−);3.87(s、3H、=NCOH3);5.18(d、J
=4、1H、6−位のH);5.82(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.74(s、1H、チア
ゾールのH);6.95及び7.14(2d、J=16、2H、
−CH=CH−S−);7.18(s、ブロード、
2H、−NH2);9.64(d、J=9、1H、−CON
−)。 アンチイソマー: 3.35及び3.48(2s、2×3H、トリアジンの2−
CH3);3.66及び3.90(2d、J=18、2H、−SCH2
−);3.98(s、3H、=NOCH3);5.19(d、J
=4、1H、6−位のH);5.81(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.95及び7.15(2d、J
=16、2H、−CH=CH−S−);7.09(sブロー
ド、2H、−NH2);9.48(d、J=9、1H、−
CONH−)。 1・4−ジメチル−5・6−ジオキソ−3−チ
オキソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジンは
ベルギー特許第830455号に記載の方法に従つて製
造することができる。 実施例 32 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−(2−トキシオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E型)(1g)、ジメチ
ルホルムアミド(10c.c.)、5・6−ジオキソ−1
−エチル−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・
4−トリアジン(0.345g)及びN・N−ジイソ
プロピルエチルアミン(0.35c.c.)の混合物を窒素
下に23℃で1時間20分撹拌する。次いでそれを2
%濃度炭酸水素ナトリウム溶液(100c.c.)中に注
ぎ、この混合物を酢酸エチル(2×30c.c.)で抽出
し、そして有機相を0.05N塩化水素酸(50c.c.)及
び塩化ナトリウム半飽和溶液(50c.c.)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、20mmHg(2.7kPa)
下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメル
クシリカゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム
直径:1.5cm、高さ:30cm)によりクロマトグラ
フイーにかける。40kPaの圧力下に酢酸エチル
(0.5)で溶出を行ない、25c.c.画分を集める。画
分4−15を20℃で20mmHg(2.7kPa)下に乾固す
るまで蒸発させる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−1−エチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル)−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E型)(0.75g)
が黄色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3410、1795、1720、1625、1605、1560、1505、
1455、1245、1205、1045、940、760及び745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.25(t、
J=7、−CH2C );3.68及び3.88(2d、J=
18、2H、−SCH2−);3.80−3.90(こぶ、5H、−
2CH3、and−OCH3);5.22(d、J=4、
1H、6−位のH);5.74(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.75(s、1H、チアゾール
のH);6.94(s、1H、−COOCH−);6.95
(d、J=16、1H、−C=CHS−);8.80
(s、1H、−NHC(C6H53);9.60(d、J=9、
1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−1−エチル−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(0.72g)、
ギ酸(12c.c.)及び水(6c.c.)の混合物を50℃で45
分間撹拌する。冷却した混合物を過し、そして
0.05mmHg(0.007kPa)下に35℃で乾固するまで
濃縮する。残留分をエタノール(2×20c.c.)中に
取込み、混合物を各回20mmHg(2.7kPa)下に20
℃で乾固するまで蒸発する。固体残留物を60℃で
1分間エタノール(10c.c.)中で砕解し、冷却した
懸濁液を過し、フイルタ残留物をジエチルエー
テル(2×5c.c.)で洗浄し、乾燥する。7−〔2
−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ
−3−〔2−(5・6−ジオキソ−1−エチル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル)−チオビニル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(0.39g)が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3700、2200、1770、1720、1665、1630、1590、
1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.25(t、
J=7、3H、−CH2CH3);3.71及び3.88(2d、J
=18、2H、−SCH2−);3.80to3.90(こぶ、
5H、−CH2CH3及び−OCH3);5.19(d、J=
4、1H、6−位のH);5.75(dd、J=4及び
9、1H、7−位のH);6.77(s、1H、チアゾ
ールのH);7.10(sブロード、2H、−CH=CH
−);7.20(s、2H、−NH2);9.62(d、J=
9、1H、−CONH−)。 1−エチル−5−ジオキソ−3−チオキソ−パ
ーヒドロ−1・2・4−トリアジンは下記の如く
くて製造することができる: メタノール(25c.c.)中のナトリウム(1.15g)
の溶液を調製し、1−エチル−1−エトキサリル
−チオセミカルバジソド(11g)を加え、反応混
合物を還流下に1時間加熱する。次いでそれを20
mmHg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮
し、そして残留物をジエチルエーテル(50c.c.)中
で砕解し、そして別する。得られた黄色固体を
水(15c.c.)中に溶解し、溶液を2N塩化水素酸を
加えることによつてPH2に酸性化し、引つかきに
より結晶化を開始し、混合物を4℃で1時間放置
しそして過する。1−エチル−5・6−ジオキ
ソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−ト
リアジン(5g)が214−216℃で溶融する淡黄色
固体の形態で得られる。 1−エチル−1−エトキサリル−チオセミカル
バジツドは下記の方法で製造することができる: エトキサリルクロリド(10.6c.c.)をアセトン
(200c.c.)中の1−エチル−チオセミカルバジツド
(11.9g)の20℃の溶液に10分間かけて滴下によ
り加える。温度は43℃に上昇し、混合物を加熱し
ないで1時間撹拌し、20mmHg(2.7kPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮し、残留物をメタノール
(30c.c.)中に取込み、結晶化を開始する。過及
び乾燥の後、1−エチル−1−エトキサリル−チ
オセミカルバジツド(13.2g)が170℃で溶融す
る白色固体の形態で得られる。 1−エチル−チオセミカルバジツドは水素化ホ
ウ素ナトリウム(26g)によるエタノール(2
)中のアセトアルデヒドチオセミカルバゾン
(52g)の還元により製造される。得られた生成
物は143℃で溶融する。 アセトアルデヒドチオセミカルバゾン(52.2
g)はエタノール(1)中でチオセミカルバジ
ツド(45.5g)及びアセトアルデヒド(42.4c.c.)
を縮合させることによつて得られる。生成物は反
応混合物を部分的に濃縮すると結晶化し、そして
153℃で溶融する。 実施例 33 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(7.03g)、ジメチルホルムアミド(70c.c.)、
5・6−ジオキソ−2−メチル−3−チオキソ−
パーヒドロ−1・2・4−トリアジン(1.23g)
及び及びN・Nジイソプロピルエチルアミン
(1.34c.c.)の混合物を撹拌しながら、20時間窒素
下に60℃で加熱する。次いでそれを酢酸エチル
(300c.c.)中に注ぎ、この混合物を水(4×150
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
しそして20mmHg(2.7kPa)下に20℃で乾固する
まで濃縮する。生成物をメルクシリカゲル(0.04
−0.06mm)(200g)のカラム(カラム直径:6
cm、高さ:30cm)によりクロマトグラフイーによ
り精製する。40kPaの圧力下にシクロヘキサンと
酢酸エチルの20:80混合物(3.5)で溶出を行
ない、125c.c.の画分を集める。画分17−25を20mm
Hg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮し
て、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−2−メチル−1・2・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(0.50g)がクリーム色のあわの形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
1800、1725、1685、1595、1515、1495、1450、
1040、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.24及び3.88
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.80(s、3H、
−CH3);4.09(s、3H、−OCH3);4.60(d、J
=4、1H、6−位のH);6.15(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.74(s、1H、チア
ゾールのH);6.95(s、1H、−COOCH〓);
7.73(d、J=9、1H、−CONH−)。 塩化メチレン(30c.c.)とジメチルアセトアミド
(0.192c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(5・6−ジオキソ−2−メチル
−1・2・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(0.5g)の溶液を、撹拌しながら
−9℃で1時間40分三塩化リン(0.176c.c.)で処
理する。混合物を酢酸エチル(250c.c.)で希釈し
そしてこの混合物を水(2×100c.c.)、炭酸水素ナ
トリウム飽和溶液(100c.c.)及び水(100c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして
20mmHg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮
する。 生成物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(50
g)のカラム(カラム直径:2.5cm、高さ:15
cm)によるクロマトグラフイーにより精製する。
酢酸エチル(50c.c.)で溶出を行ない、30c.c.画分を
集める。画分6−10を20mmHg(2.7kPa)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−3−〔2−(5・6−ジオキソ
−2−メチル−1・2・56−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.4g)が淡黄色のあわの形態で得
られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1780、1725、1680、1595、1520)1495、
1450、1040、及び755。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.52及び3.51
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.84(s、3H、
−CH3);4.08(s、3H、−OCH3);5.12(d、J
=4、1H、6−位のH);5.84(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.78(s、1H、チア
ゾールのH);6.81(d、J=9、1H、−CONH
−);6.98(s、1H、−COOCH〓);7.18
(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.20
(s、1H、−NHC(C6H53)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(5・6−ジオキソ−2−メチル−1・2・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(0.18g)、
ギ酸(15c.c.)及び水(15c.c.)の混合物を50℃で30
分間処理する。混合物を過し、そして0.05mm
Hg(0.007kPa)下に30℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をエタノール(4×25c.c.)中に取込
み、混合物を各回共(20mmHg;2.7kPa下に20
℃)で乾固するまで蒸発し、残留物を60℃でエタ
ノール(10c.c.)中で砕解し、冷却し、別する。
乾燥後、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−
2−カルボキシ3−〔2−(5・6−ジオキソ−2
−メチル−1・2・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.062g)黄色粉末の形態で得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3600、2300、1765、1720、1670、1600、1525、
1280、1075、1040及び930。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):3.77及び
3.88(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.0(s、
3H、−CH3);4.30(s、3H、−OCH3);5.41
(d、J=4、1H、6−位のH);6.0(d、J
=4、1H、7−位のH);7.50(s、1H、チア
ゾールのH)。 5・6−ジオキソ−2−メチル−3−オキソ−
パーヒドロ−1・2・4−トリアジンは下記の如
くして製造することができる。 メタノール(200c.c.)中のナトリウム(4.6g)
の溶液を窒素下に調製し、2−メチル−チオセミ
カルバジツド(21.03g)を40℃のこの溶液に加
え、続いてジエチルオキサレート(27.1c.c.)を10
分間かけて滴下により加える。次いで混合物を5
時間撹拌しながら還流下に加熱し、5℃で1時間
冷却する。それを過し、得られた白色結晶をメ
タノール(25c.c.)及びエーテル(3×25c.c.)で洗
浄する。かくして得られたナトリウム塩を2N塩
化水素酸(50c.c.)の存在下に20℃で15分間次いで
5℃で1時間撹拌する。混合物を過し、予期さ
れた生成物、即ち、チオセミカルバジツド出発物
質及び5−メルカプト−3−メトキシカルボニル
−1−メチル−1・2・4−トリアゾールから成
る白色固体(10.7g)が得られる。生成物を還流
下に塩化メチレン(200c.c.)中に溶解した後、溶
液を冷却し、過し、予期された生成物及び2−
メチル−チオセミカルバジツドの混合物(9.63
g)が得られる。生成物の最終の精製は、それを
ナトリウム塩に転化し(メタノール(200c.c.)4N
−ナトリウム2−エチルヘキサノエート溶液(10
c.c.)中生成物を加え、そして過することによつ
て)、次いで(2N−塩化水素酸(20c.c.)で、水
(10c.c.)中で)酸性化することにより行なう。
5・6−ジオキソ−2−メチル−3−チオキソ−
パーヒドロ−1・2・4−トリアジン(5.5g)
が185℃で溶融する白色粉末の形態で得られる。 2−メチル−チオセミカルバジツドは、K.A.
JENSEN、Acta Chem.Scand.22、1−50
(1968)に従つて製造される。 実施例 34 乾燥N・N−ジメチルホルムアミド(35c.c.)中
のN・N−ジイソプロピルエチルアミン(1.21
c.c.)並びに3−メトキシカルボニル−1−メチル
−5−チオキソ−1・2・4−トリアゾリン及び
5・6−ジオキソ−2−メチル−3−チオキソ−
パーヒドロ−1・2・4−トリアジン〔M.
PESSON及びM.ANTOINE、C.R.Acad.Sci.、
Ser.C、267、25、1726(1968)に従つて製造さ
れた〕の等モル混合物(2.2g)の溶液を65℃の
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビ
ニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(6.92g)の溶液に、窒素下に40分かけて滴
下により加える。反応混合物を65℃で5時間30分
撹拌し、次いで酢酸エチル(200c.c.)で希釈し、
蒸留水(2×100c.c.)で洗浄する。硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、過した後、有機相を減圧(30
mmHg;4kPa)下に40℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をシリカゲル(0.02−0.04mm)のカラ
ム(高さ=35cm、直径=4cm)によりクロマトグ
ラフイーにかけ、40kPaの圧力下にシクロヘキサ
ンと酢酸エチルの30:70(容量)混合物(4.5
)により溶出を行ない、100c.c.画分を集める。
画分2、3及び4を合わせ、そして橙圧(30mm
Hg;4kPa)下に40℃で濃縮する。これにより、
未変化のトシレート出発物質の一部(2.1g)が
得られる。画分17〜42を合わせ、そして40℃で減
圧(30mmHg;4kPa)下に幹固するまで濃縮す
る。これにより2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−{2−〔3−メトキシカルボニル−1−
メチル−1・2・4−トリアゾール−5−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(3g)
が黄色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3、特性吸収cm-1):
3380、1800、1730、1670、1515、1495、1450、
1210、1040、950、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.30及び4
(2d、J=18、2H、−S(O)CH2−);3.84
(s、3H、トリアゾールの〓NCH3);3.97(s、
3H、−CO2CH3);4.07(s、3H、=NOCH3);
4.63(d、J=9、6−位のH);6.13(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.72(s、
1H、−CH(C6H52);7.0及び7.50(2d、J=
16、2H、−CH=CH−S−);7.09(s、1H、
(C6H53CNH−);7.15to7.45(Mt、26、H、芳
香族及び−CONH−C7)。 乾燥塩化メチレン(30c.c.)とN・N−ジメチル
アセトアミド(1.2c.c.)の混合物中の2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔3−メト
キシカルボニル−1−メチル−1・2・4−トリ
アゾール−4−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3g)の溶液を、撹拌しながら−
25℃に冷却し、三塩化リン(0.57c.c.)で処理す
る。−25℃乃至−10℃間の温度で30分間撹拌した
後、反応混合物を酢酸エチル(150c.c.)で希釈し
そして炭酸水素ナトリウム飽和溶液(100c.c.)、次
いで塩化ナトリウム飽和溶液(100c.c.)で洗浄す
る。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、過
しそして40℃で減圧(30mmHg;4kPa)下に乾固
するまで濃縮する。残留物をシリカゲル(0.02−
0.04mm)のカラム(高さ=25cm、直径=4cm)に
より過し、シクロヘキサンと酢酸エチルの50:
50(容量)混合物(2.5)で40kPaの圧力下に
溶出を行ない、100c.c.画分を集める。画分9−24
を合わせ、減圧(30mmHg;4kPa)下に40℃で乾
固するまで濃縮する。2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−{2−〔3−メトキシカルボニル
−1−メチル−1・2・4−トリアゾール−5−
イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(2.35g)が黄色
のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3、特性吸収cm-1):
3490、1785、1735、1685、1515、1495、1450、
1210、1040、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.62及び3.72
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.87(s、3H、
−COOCH3);4.0(s、3H、トリアゾールの
NCH3);4.08(s、3H、NOCH3);5.12(d、J
=9、1H、6−位のH);5.98(dd、J=4及
び9、1H、7−位のH);6.78(s、1H、チア
ゾールのH);6.96(s、1H、−CH(C6H52);
6.94及び7.03(2d、J=14、2H、−CH=CH−S
−);7.15to7.50(Mt、27H、芳香族+−CONH
−C7+(C6H53CN−)。 ギ酸(40c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔3−メトキシカルボニル−
1−メチル−1・2・4−トリアゾール−5−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(2.3g)の溶液を蒸
留水(25c.c.)で希釈し、50℃で20分間加熱し、次
いで再び蒸留水(15c.c.)で希釈する。冷却した混
合物を不溶性物質を過した後、反応混合物を減
圧(5mmHg;0.67kPa)下に40℃で濃縮する。残
留物をエタノール(50c.c.)で砕解し、次いで、減
圧(30mmHg;4kPa)下に40℃で蒸発する。この
操作を2回繰返し、次いで残留物をエタノール
(50c.c.)中に取込む。固体を別し、エタノール
(10c.c.)及びイソプロピルエーテル(2×25c.c.)
で洗浄する。乾燥した後、7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−{2−
〔3−メトキシカルボニル−1−メチル−1・
2・4−トリアゾール−5−イル〕−チオビニ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(1.1g)クリーム色粉末の形態で得
られる。 赤外スペクトル(KBr、特性吸収cm-1):
3450、3320、2200、1770、1735、1660、1630、
1535、1385、1220、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.66及び
3.90(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、
3H、=NOCH3);3.87(s、3H、−CO2CH3);
3.90(s、3H、トリアゾールの〓NCH3);5.20
(d、J=9、1H、6−位のH);5.79(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.74(s、
1H、チアゾールのH);6.98及び7.03(AB、J
=14、2H、−CH=CH−S−);7.20(sブロー
ド、2H、−NH2);9.63(d、J=9、1H、−
CONH−C7)。 実施例 35 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(6.02g)、ジメチルホルムアミド(60c.c.)、
2−アセトアミドメチル−5−メルカプト−1・
3・4−チアジアゾール(2.27g)及びジイソプ
ロピルエチルアミン(1.15c.c.)の混合物を窒素下
に60℃で2時間30分撹拌する。冷却した混合物を
酢酸エチル(250c.c.)で希釈し、この混合物を水
(150c.c.)、0.1N塩化水素酸(100c.c.)、炭酸水素ナ
トリウム飽和溶液(100c.c.)及び水(2×100c.c.)
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、
そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで
濃縮する。メルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(20
g)上に固定された残留物をシリカゲル(0.05−
0.2mm)(70g)のカラム(カラム直径:2.5cm)
上に付着させる。酢酸エチル(2.5)で溶出を
行ない、100c.c.画分を集める。画分9〜23を減圧
(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮し、これ
により2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−〔2−(2−アセトアミドメチル−1・3・4−
チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3g)が褐色のあわの形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1795、1720、1670、1525、1495、1450、
1370、1040、940、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.97(s、3H、
−COCH3);3.30及び4.15(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.08(s、3H、−OCH3);4.64(d、
J=4、1H、6−位のH);4.72(AB、2H、−
CH2NHCO−);6.14(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.72(s、1H、チアゾール
のH);6.97(s、1H、【式】)。 ジメチルアセトアミド(1.1c.c.)及び三塩化リ
ン(0.519c.c.)を塩化メチレン(29c.c.)中の3−
〔2−(2−アセトアミドメチル−1・3・4−チ
アジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3g)の−10℃に冷却した溶液に
加え、次いで混合物を−10℃で1時間撹拌する。
しかる後、それを酢酸エチル(250c.c.中に注ぎ、
この混合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(250
c.c.)及び水(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)
下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物を塩化
メチレン(10c.c.)中に溶解し、溶液をメルクシリ
カゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直径:
4cm)によりクロマトグラフイーにかける。
40kPaの圧力下に酢酸エチルとシクロヘキサンと
の80:20(容量)混合物(2.5)で溶出を行な
い、100c.c.画分を集める。画分11〜21を減圧(20
mmHg)下に20℃で乾固するまで蒸発させ、3−
〔2−(2−アセトアミド−1・3・4−チアジア
ゾール−5−イル)−チオビニル〕−2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(2.1g)が黄
色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、3280、1785、1720、1670、1530、1495、
1450、1370、1040、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.0(s、3H、−
COOCH3);3.58及び3.68(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.08(s、3H、−OCH3);4.75(d、
J=5、2H、−CH2 NHCO−);4.08(d、J=
4、1H、6−位のH);5.97(dd、J=4及び
9、1H、7−位のH);6.55(t、J=5、
1H、−NHCO−);6.76(s、1H、チアゾールの
H);7.0(s、1H、−COOCH〓);7.05(s、
1H、−NH−C(C6H53);7.18(d、J=16、
1H、−C=CHS−)。 3−〔2−(2−アセトアミドメチル−1・3・
4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(2.1g)をギ酸(21c.c.)中に溶解し、水(12c.c.)
を加え、混合物を50℃で30分加熱する。次いでそ
れを約20℃に冷却し、過し、そして減圧(0.05
mmHg)下に50℃で乾固するまで濃縮する。残留
物をエタノール(50c.c.)中に取込み、溶媒を減圧
(20mmHg)下に20℃で追い出しこの操作を2回繰
返し、その後、残留物を還流下にエタノール(50
c.c.)中に取込む。混合物を熱過して少量の不溶
性物質を除去し、液を20℃で減圧(20mmHg)
下に20c.c.に濃縮し、過する。乾燥後、3−〔2
−(2−アセトアミドメチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−7−〔2
−(2−アミノチアゾール)−4−イル)−2−メ
トキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ
−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.75g)がクリーム色粉末の形態
で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3320、1770、1660、1540、1380及び1040。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.90(s、
3H、−COCH3);3.68及び3.92(2d、J=18、
2H、−S−CH2−);3.87(s、3H、−OCH3);
4.22(d、J=4、1H、6−位のH);4.60
(AB、リミツト、2H、−CH2 NHCo−);5.82
(dd、J=4及び9、1H、7−位のH);6.75
(s、1H、−OCH3);7.15(d、J=16、1H、−C
=CHS−);7.20(s、3H、−NH3 +);7.25
(d、J=16、1H、=CHS−);9.63(d、J=
9、1H、−CONH−)。 2−アセトアミドメチル−5−メルカプト−
1・3・4−チアジアゾールは日本特許出願51/
80857(ダーウエント65961X)に記載の方法の適
用によつて製造することができる。 実施例 36 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル〕−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(4g)をジメチルホルムアミド(50c.c.)中
の2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−メ
ルカプト−1・3・4−チアジアゾール(1.86
g)でN・N−ジイソプロピルエチルアミン
(0.83c.c.)の存在下に処理する。シリカゲルによ
るクロマトグラフイー〔溶出剤:シクロヘキサン
と酢酸エチルの40:60(容量)混合物〕により2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−
(2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(2.6g)がクリー
ム色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、2820、1800、1720、1530、1490、1445、
1390、1370、1050、940、760及び605。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.43(s、9H、
−C(CH33);3.24及び4.46(2d、J=19、
2H、−SCH2−);4.04(s、3H、−OCH3);4.64
(d、J=4、1H、6−位のH);6.14(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.70(s、
1H、チアゾールのH);6.94(s、1H、−
COOCH−);7.11(d、J=16、1H、−C
CHS−);7.34(d、J=9、1H、−CONH
−);7.37(d、J=16、1H、=CHS−)。 実施例35に記載の条件を使用して、塩化メチレ
ン(50c.c.)中のジメチルアセトアミド(0.95c.c.)
の存在下に2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−〔2−(2−tert.−ブトキシカルボニルア
ミノ−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)
−チオビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.55
g)の溶液を、三塩化リン(0.46c.c.)で処理す
る。シリカゲルによるクロマトグラフイー〔溶出
剤としてシクロヘキサンと酢酸エチルの30:70
(容量)混合物を利用して〕2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−3−〔2−(2−tert.−ブト
キシカルボニルアミノ−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリメチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.1
g)がクリーム色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1785、1725、1685、1530、1495、1450、
1250、1210、1050、940、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.53(s、9H、
−C(CH33);3.52and3.62(2d、J=18、2H、
−SCH2−);4.06(s、3H、−OCH3);5.06
(d、J=4、1H、6−位のH);5.92(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.72(s、
1H、チアゾールのH);7.30(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.07(d、J=9、1H、
−CONH−)。 実施例35に記載の条件を使用して、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(2−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−1・3・4
−チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)、(2g)をギ酸(40c.c.)と水(15c.c.)の混合
物で処理する。3−〔2−(2−アミノ−1・3・
4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−
7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(0.74g)が黄色粉末の形態で
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3320、3200、3100、2820、2000、1770、1670、
1610、1380、1040及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.83(s、
3H、−OCH3);5.12(d、J=4、1H、6−位の
H);5.76(dd、J=4and9、1H、7−位の
H);6.74(s、1H、チアゾールのH);6.95
(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.02
(d、J=16、1H、=CHS−);7.18(s、ブロ
ード、2H、チアゾールの−NH2);7.48(sブロ
ード、2H、チアジアゾールの−NH2);9.60
(d、J=9、1H、−CONH−)。 2−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−5−
メルカプト−1・3・4−チアジアゾールは、
水/ジオキサン混合物中で、炭酸ナトリウムの存
在下に25℃で24時間、V.PETROW、J.Chem.
Soc.1508(1958)従つて得られた2−アミノ−5
−メルカプト−1・3・4−チアジアゾールと
tert.ブチルジカーボネートの縮合により製造さ
れる。 生成物はアセトニトリルから再結晶する。 瞬間融点(コフラー)=200℃ 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1725、1390、1370、1240、1170及び1070。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(60MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.53(s、
9H、−C(CH33)。 実施例 37 実施例35に記載の条件を使用して、2−ジメチ
ルアミノメチル−5−メルカプト−1・3・4−
チアジアゾール(1.3g)をN・N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(1.15c.c.)の存在下にジメチル
ホルムアミド(60c.c.)中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(6.02g)と反応さ
もる。シリカゲル〔溶出剤:シクロヘキサンと酢
酸エチルとの20:80(容量)混合物〕上のクロマ
トグラフイーにより2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−〔2−(2−ジメチルアミノメチル
−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)−チ
オビニル〕−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(2.7g)が
橙色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、2820、2780、1790、1715、1665、1515、
1445、1200、1040、940、750及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.34(s、6H、
−N(CH32);3.28及び3.98(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.85(s、2H、〓NCH2−);
4.07(s、3H、−OCH3);4.62(d、J=4、
1H、6−位のH);6.15(dd、J=4and9、
1H、7−位のH);6.71(s、1H、チアゾール
のH);6.96(s、1H、−COOCH〓)。 ジメチルアセトアミド(0.995c.c.)の存在下に
おける塩化メチレン(27c.c.)中の三塩化リン
(0.468c.c.)により、実施例35に記載の条件下に2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−
(2−ジメチルアミノメチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアジアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(2.7g)の還元の結果、シリ
カゲル(溶出剤:シクロヘキサンと酢酸エチルの
30:70(容量)混合物〕上のクロマトグラフイー
の後2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(2−ジメチルアミノメチル−1・3・4−
チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアジアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(1.6g)が淡紅色(pinkish)あわ
の状態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、2820、2780、1780、1715、1685、1515、
1450、1205、1040、755及び740。 核磁気共鳴スペクトル(350MHz、CDCl3、δ
(ppm)、J(Hz)):2.35(s、6H、−N
(CH32);3.62及び3.72(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、2H、〓NCH2−);4.09
(s、3H、−OCH3);5.12(d、J=4、1H、6
−位のH);5.95(dd、J=4及び9、1H、7
−位のH);6.76(s、1H、チアゾールの
H);6.88(s、1H、−COOCH〓);6.88
(d、J=9、1H、−CONH−):7.22(d、J
=16、1H、−C=CHS−);7.42(d、J=
16、1H、=CHS−)。 実施例35に記載の条件を使用して、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(2−ジメ
チルアミノメチル−1・3・4−チアジアゾール
−5−イル)−チオビニル〕−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.6g)を
ギ酸(16c.c.)及び水(8c.c.)中の混合物で処理す
る。7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ3−〔2−(2−ジメチルアミノメチル
−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)−チ
オビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(0.92g)がホルメートとし
て黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、3330、3250、2000、1765、1665、1600、
1530、1035、1035及び960。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.36(s、
6H、−N(CH32);3.67及び3.92(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.88(s、3H、−OCH3);5.28
(d、J=4、1H、6−位のH);5.80(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.76(s、
1H、チアゾールのH);7.10(d、J=16、
1H、−C=CHS−);7.20(s、2H、−NH2);
7.25(d、J=16、1H、=CHS−);9.60(d、
J=9、1H、−CONH−)。 実施例 38 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(4g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)及び
N・N−ジイソプロピルエチルアミン(0.83c.c.)
の混合物を窒素下に60℃で2時間撹拌する。混合
物を約20℃に冷却し、酢酸エチル(600c.c.)で希
釈し、有機相を蒸留水(100c.c.)、0.1N塩化水素
酸(150c.c.)、炭酸水素ナトリウム5%濃度溶液
(2×150c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(2×
150c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し
過しそして減圧(20mmHg)下に20℃で乾固する
まで濃縮する。褐色残留物をシクロヘキサンと酢
酸エチルとの40:60(容量)混合物(10c.c.)中に
取り込み、溶液をメルクシリカゲル(0.04−0.06
mm)(150g)のカラム(カラム直径:4cm)によ
りクロマトグラフイーにかける。40kPaの圧力下
にシクロヘキサンと酢酸エチルの40:60(容量)
混合物で溶出を行ない、50c.c.画分を集める。画分
24−60を減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するま
で蒸発させ、これにより2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−3−〔2−(3−メチル−1・
2・4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ−〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(1.8g)が得られ
る。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.63(s、3H、
−CH3);3.29及び4.07(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.08(s、3H、−OCH3);4.61(d、
J=4、1H、6−位のH);6.18(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.71(s、1H、チ
アゾールのH);6.89(s、1H、−COOCH
〓);7.05(d、J=14、1H、−C=CHS
−);7.48(d、J=9、1H、−CONH−);
7.58(d、J=14、1H、=CHS−)。 塩化メチレン(40c.c.)中の2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−3−〔2−(3−メチル−
1・2・4−チアジアゾール−5−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(1.75g)及び
ジメチルアセトアミド(0.72c.c.)の−10℃に冷却
した溶液に三塩化リン(0.35c.c.)を1回で加え、
混合物を−10℃で1時間撹拌し、更に追加の量の
三塩化リン(0.17c.c.)を加え、撹拌を10分間続
け、次いで混合物を下記の如くして処理する: それを酢酸エチル(500c.c.)で希釈し、この混
合物を炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液(2×
150c.c.)塩化ナトリウム半飽和溶液(2×150c.c.)
で洗浄し硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、そ
して減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃
縮する残留物をシクロヘキサンと酢酸エチルの
30:70(容量)混合物(15c.c.)中に取込み、溶液
をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(60g)のカ
ラム(カラム直径:4cm)によりクロマトグラフ
イーにかける。上記したのと同じ混合物(300
c.c.)で溶出を行ない、20c.c.画分を集める。画分6
−13を一緒にし、そして減圧(20mmHg)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−3−〔2−(3−メチル−
1・2・4−チアジアゾール−5−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(1.18g)が得られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCL3、δ(ppm)、J(Hz)):2.62(s、
3H、−CH3);3.60及び3.68(2d、J=18、−SCH2
−);4.07(s、3H、−OCH3);5.11(d、J=
4、1H、6−位のH);5.95(dd、J=4及び
9、1H、7−位のH);6.75(s、1H、チアゾ
ールのH);6.88(d、J=9、1H、−CONH
−);6.98(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.99(s、1H、−COOCH〓);7.0(s、
1H、−NH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
(2−(3−メチル−1・2・4−チアジアゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)、(1.1g)を
ギ酸(30c.c.)中に溶解し、蒸留水(13c.c.)を加
え、混合物を50℃で30分間加熱する。 懸濁液を約20℃に冷却し、過しそして液を
減圧(0.05mmHg)下に20℃で濃縮する。残留物
をエタノール(30c.c.)中に取込み、混合物を減圧
下に20℃で濃縮し、この操作を3回繰り返す。残
留する固体を還流下にエタノール(100c.c.)で処
理し、僅かな量の不溶性物質を過により除去
し、次いで液を5c.c.に濃縮し、ジエチルエーテ
ル(20c.c.)で希釈し、混合物を+4℃に冷却す
る。過及び乾燥の後、7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセトアミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−(3
−メチル−1・2・4−チアジアゾール−5−イ
ル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(0.44g)が黄色粉末の
形態で得られる。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.57(s、
3H、−CH3);3.65及び3.95(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、3H、−OCH3);5.23(d、
J=4、1H、6−位のH);5.82(dd、J=4
及び9、1H、7−位のH);6.75(s、1H、チ
アゾールのH);7.04(d、J=16、1H、−C
=CHS−);7.36(d、J=16、1H、=CHS
−);9.63(d、J=9、1H、−CONH−)。 5−メルカプト−3−メチル−1・2・4−チ
アジアジールは、Chem.Ber.90、184(1957)に
記載の方法に従つて製造することができる。 実施例 39 N−エチル−N・N−ジイソプロピルアミン
(1.4c.c.)を、乾燥ジメチルホルムアミド(40c.c.)
中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
(2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(4.0g)及び2−メルカプト−5−フエニル
−1・3・5−オキサジアゾール(1.4g)の溶
液に加える。得られた溶液を60℃で6時間加熱す
る。冷却後、それを酢酸エチル(500c.c.)で希釈
し、次いでこの混合物を0.1N塩化水素酸(150
c.c.)、蒸留水(150c.c.)、炭酸水素ナトリウム3%
濃度溶液(150c.c.)及び最後に塩化ナトリウム飽
和溶液(150c.c.)で洗浄する。有機抽出物を硫酸
マグネシウム上で乾燥し、過し減圧(25mm
Hg:3.3kPa)下に30℃で濃縮する。得られた生
成物を50kPaの圧力下にメルクシリカゲル
(0.020−0.063mm)のカラム(カラム直径45mm;
高さ300mm)によりクロマトグラフイーにかけ
る。シクロヘキサンと酢酸エチルの50:50(容
量)混合物(3)で溶出を行ない、50c.c.画分を
集める。画分43〜59を合わせ、減圧(25mmHg;
3.3kPa)下に濃縮する。これにより2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−(2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−3−〔2−(5−フエニル−1・3・4
−オキサジアゾール−2−イル)−チオビニル〕−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.0
g)が得られる。 三塩化リン(0.36c.c.)を、乾燥塩化メチレン
(20c.c.)及びN・N−ジエチルアセトアミド
(0.76c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−7−(2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトア
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド3−〔2−(5
−フエニル−1・3・4−オキサジアゾール−2
−イル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(2.1g)の−15℃に冷却した溶
液に加える。得られた溶液を−10℃乃至−15℃間
で1時間撹拌し、次いで酢酸エチル(500c.c.)で
希釈しそしてこの混合物を炭酸水素ナトリウム5
%溶液(2×200c.c.)、及び塩化ナトリウム飽和溶
液(2×200c.c.)で引き続いて洗浄する。有機抽
出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、過しそし
て減圧(25mmHg;3.3kPa)下に濃縮する。 生成物をメルクシリカゲル(0.020−0.063mm)
のカラム(カラム直径15mm、高さ200mm)により
50kPaの圧力下にクロマトグラフイーにかける。
塩化メチレンと酢酸エチルの95:5(容量)混合
物(1)で溶出を行ない、50c.c.画分を集める。
画分5−16を合わせ、そして減圧(25mmHg;
3.3kPa)下に濃縮する。これにより2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−3−
〔2−(5−フエニル−1・3・4−オキサジアゾ
ール−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E型)(1.2g)が得られる。 ギ酸(10c.c.)及び蒸留水(3c.c.)中の2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−(2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−3
−〔2−(5−フエニル−1・3・4−オキサジア
ゾール−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(1.2g)の溶液を50
℃で30分間加熱する。冷却後、懸濁液を過し、
フイルターケーキを蒸留水(2×3c.c.)で洗浄
し、液を30℃で減圧(0.5mmHg;0.07kPa)下
に濃縮する。得られた固体をエタノール(40c.c.)
中に取込み、得られた懸濁液を30℃で減圧(0.5
mmHg;0.07kPa)下に濃縮する。操作を2回繰り
返す。得られた固体をアセトニトリル(10c.c.)と
エタノール(5c.c.)の混合物中で砕解する。次い
でそれを別し、アセトニトリル(2×5c.c.)で
洗浄し、減圧(0.2mmHg;0.03kPa)下に20℃で
乾燥させる。これにより7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセトアミド〕−2−カルボキシ−8−オキソ−
3−〔2−(5−フエニル−1・3・4−オキサジ
アゾール−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(0.25g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1):
3400乃至2000、3330、1760、1630、1540、1380、
1055、750、710及び695。 核磁気共鳴スペクトル(350MHz、DMSO
d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.68及び3.94(2d、
J=18、2H、−SCH2−);3.86(s、3H、=
NOCH3);5.22(d、1H、6−位のH);5.82
(dd、1H、7−位のH);6.74(s、1H、チアゾ
ール環のH);7.10(d、J=16、1H、−C
CHS−);7.18(s、2H、−NH2);7.26(d、J
=16、1H、−CH=CS−);7.83(mt、3H、
−C6H5のp−及びm−プロトン);8.0(d、J
=7、2H、−C6H5のo−プロトン);9.61(d、
J=9、1H、−CONH−)。 2−メルカプト−5−フエニル−1・3・4−
オキサジアゾールはE.HOGGARTH、J.Chem.
Soc.4811(1952)に記載の方法に従つて製造する
ことができる。 実施例 40 ジメチルホルムアミド(40c.c.)中の2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(4.0g)及
び2−メルカプト−4−メチル−オキサゾール
(0.92g)の溶液にN−エチル−N・N−ジイソ
プロピルアミン(1.4c.c.)を加える。得られた溶
液を55℃で2時間加熱する。冷却後、それを酢酸
エチル(500c.c.)で希釈し、次いで混合物を0.1N
塩化水素酸(150c.c.)炭酸水素ナトリウム3%濃
度溶液(2×150c.c.)及び最後に塩化ナトリウム
飽和溶液(150c.c.)で洗浄する。有機抽出物を硫
酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして減圧(25
mmHg、3.3kPa)下に20−25℃で濃縮する。得ら
れた生成物を50kPaの圧力下にメルクシリカゲル
(0.02−0.063mm)(150g)のカラム(カラム直
径:3cm)によりクロマトグラフイーにかける。
シクロヘキサンと酢酸エチルの40:60(容量)混
合物で溶出を行ない、50c.c.画分を集める。画分14
−23を合わせ、減圧(25mmHg;3.3kPa)下に40
℃で乾固するまで濃縮する。20℃で0.2mmHg
(0.03kPa)下に乾燥を完了する。これにより2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−〔2
−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(1.15g)が黄
色あわの形態で得られる。 乾燥塩化メチレン(10c.c.)及びN・N−ジメチ
ルアセトアミド(0.43c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−3−〔2−(4−メチル−
オキサゾール−2−イル)−チオビニル〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(1.1g)の−12℃に冷却した溶液
に、三塩化リン(0.202c.c.)を加える。得られた
溶液を−15℃で1時間30分撹拌し、この混合物を
炭酸水素ナトリウム3%濃度溶液(250c.c.)及び
塩化ナトリウム飽和溶液(250c.c.)で続けて洗浄
する。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、
過し、次いで約30℃で減圧(25mmHg;3.3kPa)
下に濃縮する。これにより2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−3−〔2−(4−メチル−オ
キサゾール−2−イル)−チオビニル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(1.08g)が得られる。 ギ酸(10c.c.)及び蒸留水(6c.c.)中の2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−3−〔2−(4−
メチル−オキサゾール−2−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(1.08g)の溶液を50℃で45分間加
熱する。冷却後懸濁液を過し、そして固体を蒸
留水(3c.c.)で洗浄する。液を30℃で減圧
(0.5mmHg;0.07kPa)下に乾固するまで濃縮す
る。得られた固体をエタノール(75c.c.)中に取込
み懸濁液を減圧(0.5mmHg;0.074kPa)下に30℃
で濃縮する。この操作を2回繰返す。得られた固
体をアセトニトリル(50c.c.)中で砕解し、別
し、洗浄し、次いで減圧(0.2mmHg;0.03kPa)
下に20℃で乾燥する。これにより7−〔2−(2−
アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ3−〔2
−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(0.41g) 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3300、2940、1770、1675、1530、1380、1040、
940、730及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.10(s、3H、
−CH3);3.66及び3.90(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、3H、=NOCH3);5.19
(d、1H、6−位のH):5.78(dd、1H、7−位
のH);6.74(s、1H、チアゾール環のH);
7.0(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.14
(d、J=16、1H、−CH=CS−);7.20
(s、2H、−NH2);7.94(s、1H、オキサゾール
環のH);9.72(d、J=9、1H、−CONH
−)。 2−メルカプト−4−メチル−オキサゾール
は、C.BRADSHER、J.Org.Chem.32、2079
(1967)に記載の方法に従つて製造することがで
きる。 実施例 41 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(0.57g)、ジ
メチルホルムアミド(15c.c.)及び1−(2−ヒド
ロキシエチル)−5−メルカプト−テトラゾール
(0.17g)の混合物を窒素下に60℃で加熱する。
この混合物にジメチルホルムアミド(5c.c.)中の
N−エチル−N・N−ジイソプロピルアミン
(0.1c.c.)の溶液を撹拌しながら、15分かけて滴下
により加える。60℃で3 1/2時間後混合物を酢酸
エチル(100c.c.)で希釈し、この混合物を蒸留水
(5×50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過しそして減圧(20mmHg)下に20℃で乾
固するまで濃縮する。残留物を塩化メチレン(5
c.c.)中に溶解し、溶液をメルクシリカゲル(0.04
−0.06mm)(80g)のカラム(カラム直径;2
cm、高さ:15cm)によりクロマトグラフイーにか
ける。40kPaの圧力下にシクロヘキサンと酢酸エ
チルの25:75(容量)混合物(300c.c.)で溶出を
行ない、60c.c.画分を集める。 画分1においては、出発物質の1部(0.06g)
が得られる。画分2−4を20℃で減圧(20mm
Hg)下に乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−テトラゾール−5−イル〕−チ
オビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)アセ
トアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(0.4g)が得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1785、1720、1580、1525、1370、1210、
1035、940、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.57及び3.67
(AB、J=18、2H、−SCH2−);4.07(s、
3H、−OCH3);4.1及び4.35(2t、4H、−
CH2CH2O−);5.09(d、J=4、1H、6−位
のH);5.94(dd、J=4及び9、1H、7−位
のH);6.74(s、チアゾールの5−位のH);
6.95(s、1H、【式】);6.97(s、 1H、(C6H53CN−);7.00(d、J=16、
1H、−C=CHS−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔1−(2−ヒドロキシエチル)−テトラゾー
ル−5−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)、(0.39
g)をギ酸(7c.c.)中に溶解し、溶液を水(4
c.c.)で希釈し、50℃で30分間加熱する。それを冷
却し、過し、そして減圧(0.05mmHg)下に20
℃で乾固するまで濃縮する。残留物をジイソプロ
ピルエーテル(10c.c.)中で砕解し、過し、乾燥
した後、7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2
−カルボキシ−3−{2−〔1−(2−ヒドロキシ
エチル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)のギ酸溶媒和物(0.2g)が淡黄色
固体の形態で得られる。 上記生成物(溶媒和物として)(0.9g)を還流
下にエタノール(50c.c.)で処理し、僅かな量の不
溶性物質を過により除去し、液を20℃で2時
間次いで4℃で2時間冷却し、次いで混合物を
過する。上記生成物(0.41g)がその内部塩
(internal salt)の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3350、1770、1720、1675、1530、1390、1040及び
940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.63及び
3.87(AB、J=19、2H、−SCH2−);3.77及び
4.41(2t、4H、−CH2CH2O−);3.84(s、
3H、−OCH3);5.19(d、J=4、1H、6−位の
H);5.89(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.73(s、1H、チアゾールの5−位の
H);6.94(d、J=16、1H、−C=CHS
−);7.25(d、J=16、1H、=CHS−);9.61
(d、J=9、1H、−CONH−)。 内部塩(0.27g)を蒸留水(2c.c.)中に懸濁さ
せ、炭酸水素ナトリウム(0.042g)を加え、そ
して混合物を20℃で15分間撹拌する。凍結乾燥の
後、生成物のナトリウム塩(0.27g)が得られ
る。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)は実施例3に
記載の方法に従つて得ることができる。 実施例 42 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10.04g)、ジメチルホルムアミド(200
c.c.)、1−(アセトアミドエチル)−5−メルカプ
ト−テトラゾール(3.74g)及びジイソプロピル
エチルアミン(3.5c.c.)の混合物を窒素下に60℃
で6時間撹拌する。それを酢酸エチル(800c.c.)
で希釈し、この混合物を水(3×400c.c.)で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして20
mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮する。生成物
を先ずメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(50g)
に固定し、同じシリカゲル(100g)のカラム
(カラム直径;3cm)上に付着させる。シクロヘ
キサンと酢酸エチルの50:50(容量)混合物
(500c.c.)及び25:75(容量)混合物(1)及び
酢酸エチル(3)で続けて洗浄し、125c.c.画分
を集める。画分19−30を20mmHg下に20℃で乾固
するまで濃縮する。3−{2−〔1−(2−アセト
アミド−エチル)−テトラゾール−5−イル〕−チ
オビニル}−2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミ
ド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(5.05g)が褐色あ
わの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3440、3380、1800、1720、1670、1510、1495、
1445、1370、1045、940、750及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.84(s、3H、
−COCH3);3.27及び4(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.62(mt、2H、−C 2NHCO−);
4.05(s、3H、−OCH3);4.35(t、2H、〓N
CH2−);4.62(d、J=4、1H、6−位の
H);6.07(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.50(t、J=7、1H、−NHCO−);
6.69(s、1H、チアゾールのH);6.93(s、
1H、−COOCH−);6.96(d、J=16、1H、−
=CHS−);7.10(s、1H、−NHC
(C6H53)。 塩化メチレン(49c.c.)中の3−{2−〔1−(2
−アセトアミド−エチル)−テトラゾール−5−
イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(4.99g)
の−10℃に冷却した溶液に、ジメチルアセトアミ
ド(1.95c.c.)及び三塩化リン(0.86c.c.)を加え
る。混合物を−10℃で2時間撹拌しそして酢酸エ
チル(300c.c.)で希釈しそしてこの混合物を炭酸
水素ナトリウム半飽和溶液(200c.c.)、及び塩化ナ
トリウム飽和溶液(200c.c.)で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、過しそして20mmHg下に20
℃で乾固するまで濃縮する。この物質をメルクシ
リカゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直
径:6cm)によりクロマトグラフイーにかける。
シクロヘキサンと酢酸エチルの20:80(容量)混
合物(5)40kPaの圧力下に溶出を行ない、
125c.c.画分を集める。画分19−32を20mmHg下に20
℃で乾固するまで蒸発させて3−{2−〔1−(2
−アセトアミド−エチル)−テトラゾール−5−
イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ア
セトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、E−型)(2.36g)が黄色のあわの
形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3440、3400、1785、1720、1680、1515、1495、
1450、1370、1040、945、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.93(s、3H、
−CH3);3.54及び3.60(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.70(m、2H、−CH2NHCO−);
4.04(s、3H、−OCH3);4.35(t、J=5、
2H、〓NCH2−);5.10(d、J=4、1H、6−
位のH);5.94(dd、J=4及び9、1H、7−
位のH);6.40(t、J=5、1H、−N
COCH3);6.73(s、1H、チアゾールのH);
6.93(s、1H、【式】);7.00(s、 1H、(C6H53C−N−)。 3−{2−〔1−(2−アセトアミド−エチル)−
テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}−2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル〕−アセトアミド〕−8−オキソ−
5−チア−1−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)(2.32g)を
ギ酸(60c.c.)中に溶解し、水(60c.c.)を加え、混
合物を撹拌しながら50℃で15分加熱する。次いで
それを約20℃に冷却し、過し、そして0.05mm
Hg下に50℃で乾固するまで濃縮し、残留物をエ
タノール(3×150c.c.)中に取込み、溶媒を各回
減圧(20mmHg)下に20℃で追出す。残留物をエ
タノール(50c.c.)中に取込み、懸濁液を40℃で1
時間撹拌し、20℃に冷却し、過する。これによ
り、3−{2−〔1−(2−アセトアミド−エチ
ル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カ
ルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(0.86g)が黄色粉末の形態で
得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3500、2500、1775、1660、1540及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.90(s、
3H、−CH3);3.44(t、2H、〓N CH2−);
3.60(q、2H、−C 2NHCO−):3.64及び3.76
(2d、J=18、2H、−S CH2−);4.0(s、
3H、−OCH3);5.16(d、J=4、1H、6−位の
H);5.82(dd、J=4及び9、1H、7−位の
H);6.60(s、3H、−NH3 +);6.78(s、1H、
チアゾールのH);6.96(d、J=16、1H、−C
=CH−S−);7.37(d、J=16、1H、=
CHS−);7.86(t、J=5、1H、−N
COCH3);9.50(d、J=9、1H、−CONH−)。 1−(2−アセトアミド−エチル)−5−メルカ
プト−テトラゾールは米国特許第4117123号に記
載の方法に従つて製造することができる。 実施例 43 ジメチルホルムアミド(15c.c.)中の2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(1.04g)
及び1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メル
カプト−テトラゾール(0.35g)(西ドイツ特許
出願2738711号に従つて製造された)(0.35g)の
溶液を窒素下に60℃で5時間撹拌する。実施例42
に記載の如く酢酸エチルで抽出し、そしてシリカ
ゲルによりクロマトグラフイーにかけ、シクロヘ
キサンと酢酸エチルの20:80(容量)混合物で溶
出を行なつて、2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−{2−〔1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.3g)が淡褐色あわの形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、2820、2780、1780、1715、1680、1510、
1445、1205、1045、940、750及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3 d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.25(s、
6H、−N(CH32);2.73(t、J=7、2H、−
CH2N(CH32);3.61及び3.68(2d、J=18、
2H、−SCH2−);4.08(s、3H、=NOCH3);4.3
(t、J=7、2H、−C 2CH2N(CH32);5.11
(d、J=4、1H、6−位のH);5.95(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.76(s、
1H、チアゾールのH);6.84(d、J=9、
1H、−CONH−);6.95(s、1H、−
COOCH);6.99(s、1H、−NHC(C6H53);
7.07(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.42
(d、J=16、1H、=CHS−)。 実施例42に記載の方法に従い、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔1−(2−ジ
メチルアミノ−エチル)−テトラゾール−5−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(0.59g)をギ酸
(30c.c.)及び水(30c.c.)の混合物で処理し、7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−3−{2−〔1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.38g)がホルメートとして黄色
粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、3200、2000、1770、1670、1615、1530及
び1035。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.70(s、
6H、−N(CH32);2.75(t、J=7、2H、−
CH2N〓);3.85(s、3H、−OCH3);3.95
(t、J=7、2H、−CH2CH2N(CH32);5.16
(d、J=4、1H、6−位のH);5.85(dd、
J=4及び9、1H、7−位のH);6.74
(s、1H、チアゾールのH);6.80(d、J=
16、1H、−C=CHS−);6.90(d、J=
16、1H、=CHS−);7.20(s、2H、−NH2);
9.63(d、J=9、1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシ
ビニル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)(10g)、ジメチルホルムアミド(200c.c.)、及
び1−(2・2−ジメトキシエチル)−5−メルカ
プト−テトラゾール(5.75g)のナトリウム塩の
混合物を窒素下に50℃で24時間撹拌する。次いで
それを酢酸エチル(200c.c.)及び水(200c.c.)で希
釈し、有機相をデカンテーシヨンし、水(3×
200c.c.)及び塩化ナトリウム飽和水溶液(100c.c.)
で洗浄し、過しそして20mmHg(2.7kPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメルクシ
リカゲル(0.04−0.06mm)のカラム(カラム直
径:6cm、高さ:30cm)によりクロマトグラフイ
ーにかける。シクロヘキサンと酢酸エチルの50:
50(容量)混合物(3.8)及び25:75(容量)
混合物(4.6)で溶出を行ない、画分40−69を
20℃で20mmHg(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮
し、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔1−(2・2−ジメトキシエチル)−テトラ
ゾール−5−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3.4g)が褐色のあわの形態で得ら
れ、これを次の操作において、上記の得られたそ
のままで使用する。 三塩化リンを塩化メチレン(25c.c.)及びジメチ
ルアセトアミド(1.31c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−{2−〔1−(2・2−
ジメトキシエチル)−テトラゾール−5−イル〕−
チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E−型)(3.37
g)溶液を撹拌しながら−8℃で30分間三塩化リ
ン(0.58c.c.)で処理する。混合物を塩化メチレン
(75c.c.)で希釈し、この混合物を炭酸水素ナトリ
ウム半飽和溶液(2×50c.c.)及び水(2×50c.c.)
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそ
して20mmHg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで
濃縮する。残留物をメルクシリカゲル(0.04−
0.06mm)のカラム(カラム直径:4cm、高さ:20
cm)によりクロマトグラフイーにかける。シクロ
ヘキサンと酢酸エチルの50:50(容量)混合物で
40kPa下に溶出を行ない、60c.c.画分を集める。画
分16−24を乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔1−(2・2
−ジメトキシエチル)−テトラゾール−5−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(1.1g)がクリーム
色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1790、1725、1690、1520、1500、1450、
1210、1050、1040、945、755及び705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.31(s、
6H、C(CH32);3.65及び3.91(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.83(s、3H、=NOC
);4.48(d、J=6、2H、〓NCH2CH
〓);4.70(t、J=6、〓NCH2C〓);5.23
(d、J=4、H6);5.78(dd、J=4及び9、
H7);6.74(s、チアゾールのH);6.96(s、−
COOC);7.02及び7.08(2d、J=16、2H、−
CH=CH−S−);8.79(s、−NH−);9.60
(d、J=9、−NHCO−)。 ギ酸(42c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔1−(2・2−ジメトキシ
エチル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセト
アミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(1.06g)の溶液を50℃で30分
間加熱する。冷却した混合物を過し、そして次
いでそれを30℃で0.05mmHg(0.007kPa)下に乾
固するまで濃縮し、残留物をアセトン(100c.c.)
中に取込み、混合物を再び20mmHg(2.7kPa)下
に乾固するまで濃縮する。この操作を4回繰返
す。得られた黄色固体を還流下にアセトン(30
c.c.)で処理し、混合物を冷却し、過する。生成
物を乾燥した後、過し乾燥すると、7−〔2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−
3−{2−〔1−(2・2−ジメトキシエチル)−テ
トラゾール−5−イル〕−チオビニル}−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(0.43g)黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3350、1780、1680、1655、1620、1530、1120、
1040及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3CO2D、δ(ppm)、J(Hz)):3.61(s、
6H、〓C(OCH32);3.92(s、ブロード、
2H、−SCH2−);4.31(s、3H、=NOCH3);
4.73(d、J=6、2H、〓NCH2−);5.0(t、
J=6、1H、−CH2−C〓);5.38(d、J=
4、H6);6.05(dd、J=4及び9、H7);7.16
及び7.88(2d、J=16、−CH=CH−);7.50
(s、チアゾールのH)。 1−(2・2−ジメトキシエチル)−5−メルカ
プト−テトラゾールのナトリウム塩は下記の如く
して製造することができる: 95%濃度エタノール(1680c.c.)中のアジ化ナト
リウムの溶液を還流下に加熱する。95%濃度エタ
ノール(320c.c.)中の2・2−ジメトキシエチル
イソチオシアネート(147.2g)の溶液を1時間
30分かけて撹拌しながら滴下により加え、混合物
を12時間還流下に加熱する。次いでそれを20mm
Hg(2.7kPa)下に40℃で乾固するまで濃縮し、
残留物をアセトン(600c.c.)中に取込み混合物を
過し、ジエチルエーテル(1)を加える。結
晶化を開始し、更にジエチルエーテル(2.5)
を加える。バツチを20℃で24時間放置し、次いで
過する。乾燥後、1−(2・2−ジメトキシエ
チル)−5−メルカプト−テトラゾールのナトリ
ウム塩が水和物(208.2g)の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3480、3220、2840、1660、1400、1290、1115、
1070、1025及び790。 実施例 45 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オ
キソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビ
ニル)−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−ア
セトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.4g)、ジメチルホルムアミド
(5c.c.)、5−メルカプト−1−メチル−テトラゾ
ール(0.1g)及びN・N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.15c.c.)の混合物を60℃で4時間加熱
する。 次いでそれを酢酸エチル(50c.c.)中に取込み、
有機相を水(50c.c.)、0.1N塩化水素酸(50c.c.)、
炭酸水素ナトリウム半飽和溶液(50c.c.)、塩化ナ
トリウム飽和溶液(50c.c.)で洗浄し硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、過し、30℃で20mmHg
(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮する残留物をメ
ルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(50g)のカラム
(カラム直径:1.5cm、高さ:15cm)によりクロマ
トグラフイーにかける。塩化メチレンと酢酸エチ
ルとの90:10(容量)混合物で40kPaの圧力下
に、溶出を行ない、25c.c.画分を集める。画分18−
42を20℃で20mmHg(2.7kPa)下に乾固するまで
濃縮する。これにより、下記特性を有する2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(1−
メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−7−〔2−(2
−トリチルアミノ−チアゾ−4−イル)−2−ビ
ニルオキシイミノ−アセトアミド〕−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー、E−型)(0.15g)が得ら
れる: 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3340、2940、2860、1800、1730、1690、1640、
1575、1525、1500、1450、1215、1045、1005、
950、765及び760。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.31及び4.05
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.92(s、3H、
−CH3);4.26(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.76(dd、J=2及び14、 1H、【式】);4.67(d、J=4、 1H、6−位のH);6.18(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.78(s、3H、チアゾール
のH);6.95(s、1H、−COCH〓);7.0(d、
J=15、1H、−C=CHS−);7.05(dd、J=
4及び6、1H、−OCH=);7.10(s、1H、〓
CNH−);7.58(d、J=15、1H、−CH=C
S−)。 塩化メチレン(3.17c.c.)とジメチルアセトアミ
ド(1.22c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−
5−イル)−チオビニル}−8−オキソ−5−オキ
シド−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−アセ
トアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(3g)の溶液を、−10℃で20分三塩
化リン(0.554c.c.)で処理する。混合物を酢酸エ
チル(250c.c.)中に注ぎそしてこの混合物を炭酸
水素ナトリウム飽和溶液(250c.c.)、水(250c.c.)
及び塩化ナトリウム飽和溶液(250c.c.)で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして20
℃で20mmHg(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮す
る。 生成物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)(10
g)に先ず固定し、そしてメルクシリカゲル
(0.06−0.2mm(30g)のカラム(カラム直径:1.5
cm)によりクロマトグラフイーにかける。シクロ
ヘキサンと酢酸エチルの80:20(容量)混合物
(250c.c.)、70:30(容量)混合物(250c.c.)及び
60:40(容量)混合物(250c.c.)溶出を行ない、
60c.c.画分を集める。画分5−10を20℃で20mmHg
(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮し、そして2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−7−(2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−2−ビニルオキシ
イミノ−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(1.92g)がクリーム色のあ
わの形態で得られる。 Rf=0.58〔シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート、溶出剤:シクロヘキサンと酢酸エチルの
a50:50(容量)混合物〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−7−〔2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−ビニルオ
キシイミノ−アセトアミド〕−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(1.92g)、ギ酸(15
c.c.)及び水(7c.c.)の混合物を50℃で15分間撹拌
する。次いでそれを過し、そして30℃で0.05mm
Hg(0.007kPa)下に乾固するまで濃縮する。残
留する油を、エタノール(100c.c.)中に取込み、
溶媒を20℃で20mmHg(2.7kPa)下に追い出し、
この操作を2回繰り返す。残留物をエタノール
(100c.c.)中に取り込み、混合物を撹拌しながら、
還流下に加熱し、冷却し、過する。乾燥後、7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−ビニルオキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)(0.72g)
が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3340、1770、1680、1620、1530及び1380)。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.64及び
3.89(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.0(s、
3H、−CH3);4.22(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.65(dd、J=2及び14、 1H、【式】);5.22(d、J=4、 1H、6−位のH);5.82(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.75(s、1H、チアゾール
のH);6.95(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.96(dd、J=6及び14、1H、−OC
CH2);7.13(d、J=16、1H、=CS−);
9.83(d、J=9、1H、−CONH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オ
キソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビ
ニル)−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−ア
セトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)は下記の如くして製造することがで
きる。 塩化メチレン(7c.c.)中の85%濃度m−クロロ
過安息香酸(0.33g)の溶液を塩化メチレン(5
c.c.)中の2−2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−8−オキソ−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−アセ
トアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン及びオクト−3
−エン(シンイソマー、E−及びZ−型の混合
物)の−10℃に冷却した溶液に、10分間かけて滴
下により加える。混合物を−10℃で1時間撹拌
し、次いで塩化メチレン(30c.c.)で希釈し、この
混合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(2×50
c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(50c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mm
Hg(2.7kPa)下に30℃で乾固するまで濃縮す
る。残留物をメルクシリカゲル(0.06−0.2mm)
のカラム(カラム直径:1cm、高さ:10cm)によ
りクロマトグラフイーにかける。塩化メチレン
(500c.c.)及び塩化メチレンと酢酸エチルの97:3
(容量)混合物(1)及び95:5(容量)混合
物で(1.5)溶出を行ない、25c.c.画分を集め
る。画分14〜24を20mmHg(2.7kPa)下に20℃で
乾固するまで蒸発させる。2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−8−オキソ−5−オキシド−3
−(2−トシルオキシビニル)−7−〔2−(2−ト
リメチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ビニ
ルオキシイミノ−アセトアミド〕−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シンイソマー、E−型)(0.45g)が得られ
る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1800、1725、1690、1635、1520、1495、1450、
1195、1180、1070、1050、1000、945、740及び
700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.45(s、3H、
−CH3);3.19and3.77(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.27(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.62(d、J=4、1H、6 −位のH);4.76(dd、J=2及び13、1H、
【式】);6.20(dd、J=4及び9、 1H、7−位のH);6.80(s、1H、チアゾール
のH);6.90(s、1H、−COOCH〓);6.92及
び7.10(2d、J=12、2H、−CH=CH−);7.05
(dd、J=6及び13、1H、=NOCH=);7.73
(d、J=8、2H、−OSO2−基のオルト−位の
H)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オ
キソ−3−(2−トシルオキシビニル)−7−〔2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ−アセトアミド〕−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン及び−3−エン(E型及びZ型の
混合物)は下記の方法で製造することができる。 p−トルエンスルホニルクロリド(0.65g)を
塩化メチレン(30c.c.)中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−(2−オキソエチル)−8−
オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−ア
セトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー)(2.4g)の−15℃に冷却した溶液に加え、そ
の後、塩化メチレン(5c.c.)の中のトリエチルア
ミン(0.44c.c.)の溶液を10分かけて滴下により加
える。混合物を−15℃で30分間撹拌し、温度を1
時間かけて+20℃に戻し、次いで混合物を塩化メ
チレン(50c.c.)で希釈し、炭酸水素ナトリウム飽
和溶液(3×50c.c.)及び水(3×50c.c.)で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、30℃で20mmHg
(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮する。 残留物を酢酸エチル(5c.c.)中に取り込み、ジ
イソプロピルエーテル(50c.c.)を加え、混合物を
10分間撹拌し、過し、乾燥した後、ベージユ色
の粉末(1.6g)が得られ、この粉末は、主とし
て2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−8−オ
キソ−3−(2−トシルオキシビニル)−7−〔2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ−アセトアミド〕−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン及び−オクト−3−エン(E−型
及びZ−型の混合物)から成る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1790、1725、1690、1640、1525、1495、1450、
1195、1180、1075、1005、950、755及び705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.45(s、3H、
−CH3);3.40and3.55(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.27(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.77(dd、J=2及び16、 1H、【式】);5.09(d、J=4、 1H、6−位のH);5.94(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.81(s、1H、チアゾール
のH);6.91(s、1H、−COOCH〓);7.07
(dd、J=6及び16)、1H、−C=CH2);7.74
(d、J=8、2H、スルホニル基のH)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
(2−オキソエチル)−8−オキソ−7−〔2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−2
−ビニルオキシイミノ−アセトアミド〕−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー)は下記の如くして製造
することができる。 酢酸エチル(70c.c.)中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−(2−ジメチルアミノビニ
ル)−8−オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−2−ビニルオキシ
イミノ−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(2.5g)の溶液を25℃で1時
間1N塩化水素酸(50c.c.)の存在下に撹拌する。
有機相をデカンテーシヨンし、炭酸水素ナトリウ
ム半飽和溶液(2×50c.c.)及び塩化ナトリウム半
飽和溶液(50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、過し、そして20℃で20mmHg
(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮する。褐色あわ
(2.4g)が得られ、これは主として2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−(2−オキソエチ
ル)−8−オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−2−ビニルオキシ
イミノ−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
イソマー)から成る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1785、1725、1685、1640、1530、1495、1450、
1000、950、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.26及び3.58
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.53及び3.69
(2d、J=18、2H、−CH2−);4.28(dd、J=
2及び6、1H、【式】);4.78(dd、 J=2及び17、1H、【式】);5.12 (d、J=4、1H、6−位のH);6.0(dd、J
=4及び9、1H、7−位のH);6.8(s、1H、
チアゾールのH);6.90(s、1H、−COOCH
〓);7.08(dd、J=6及び17、1H、−C
CH2);9.55(s、1H、−CHO)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
(2−ジメチルアミノビニル)−8−オキソ−7−
〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ−アセトアミド〕−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シンイソマー、E−型)は下記
の如くして製造することができる: 80℃のジメチルホルムアミド(40c.c.)中の2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−メチル−
8−オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ
−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー)(2.5g)の溶液にtert.−ブトキシ−ビス−
ジメチルアミノメタン(0.7c.c.)を窒素下に加
え、そして混合物を80℃で10分間撹拌し、次いで
酢酸エチル(250c.c.)及び氷水(250c.c.)中に注
ぐ。有機相をデカンテーシヨンし、水(3×150
c.c.)及び飽和水性塩化ナトリウム(150c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして
30℃で20mmHg(2.7kPa)下に乾固するまで濃縮
する。主として、2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−(2−ジメチル−アミノビニル)−8
−オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−
アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)から成る褐色あわ(2.5g)が得ら
れる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
1770、1670、1635、1610、1530、1495、1450、
1000、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.90(s、6H、
−N(CH32);4.25(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.73(dd、J=2及び14、 1H、【式】);5.18(d、J=4、 1H、6−位のH);5.60(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.53及び6.75(2d、J=16、
2H、−CH=CH−);6.88(s、1H、−COOCH
〓);7.10(dd、J=6及び14、1H、=NOCH
=)。 塩化メチレン(40c.c.)中のN・N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(2.3g)及び4−ジメ
チル−アミノピリジン(0.05g)の存在下に7−
ADCA(3.8g)のベンズヒドリルエステルと2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ−酢酸、シンイソ
マー(4.6g)を5℃乃至20℃間で4時間縮合さ
せることによつて2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−メチル−8−オキソ−7−〔2−(2
−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−ビ
ニルオキシイミノ−アセトアミド〕−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シンイソマー)を製造する。塩化メチレン
を使用して、シリカゲル(200g)上でのクロマ
トグラフイーの後、予期された生成物(5g)が
黄色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3400、1785、1725、1690、1640、1525、1495、
1450、1040、1000、940、755及び700。= プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.12(s、3H、
−CH3);3.22及び3.49(2d、J=18、2H、−CH2
−);4.25(dd、J=2及び6、1H、
【式】);4.76(dd、J=2及び14、 1H、【式】);5.08(d、J=4、 1H、6−位のH);5.92(dd、J=4及び9、
1H、7−位のH);6.83(s、1H、チアゾール
のH);6.93(s、1H、−COOCH〓);7.0
(s、1H、−N−C(C6H53)。 2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−2−ビニルオキシイミノ−酢酸、シンイ
ソマーをベルギー特許第869079号に従つて製造す
る。 実施例 46 ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.90g)を
塩化メチレン(30c.c.)中のシン−2−メトキシイ
ミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−酢酸(7.81g)の5℃に冷却した溶
液に加える。溶液を5℃で40分間撹拌し次いて20
℃で30分間撹拌する。 −30℃に冷却したこの過した溶液に、トリエ
チルアミン(1.25c.c.)を含有する塩化メチレン
(25c.c.)中の7−アミノ−2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−〔2−(2−メチル−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(E−型及びZ−型の混合物)(4.32g)の溶
液を加える。冷却浴を除去し、混合物を20℃で1
時間50分間撹拌する。次いでそれを20℃で減圧
(20mmHg)下に濃縮し、残留物を酢酸エチル
(300c.c.)中に取込み、この溶液を水(3×100
c.c.)、0.1N塩化水素酸(100c.c.)、炭酸水素ナトリ
ウム1%濃度溶液(100c.c.)及び塩化ナトリウム
半飽和水溶液(2×100c.c.)で引き続いて洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして減圧(20
mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留
物をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(20g)上
に固定し、粉末をメルクシリカゲル(0.05−0.2
mm)(130g)のカラム(カラム直径:3cm、高
さ:54cm)に仕込む。シクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの下記混合物:80:20(容量)(500c.c.)、
60:40(容量)(1000c.c.)、40:60(容量)(2000
c.c.)及び20:80(容量)(3000c.c.)で順次に溶出
を行ない、125c.c.画分を集める。画分32−49を集
め、減圧(20℃で20mmHg)下に蒸発させた後2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−〔2
−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E型及び
Z−型の混合物)(3.2g)が淡褐色あわの形態で
得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1805、1725、1685、1520、1375、1050、
940、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):下記の主要なシ
グナルが観測される:2.74及び2.75(2s、トータ
ル3H、−CH3);4.09(s、3H、=NOCH3);6.73
(s、1H、チアゾールの5−位のH)。 塩化メチレン(30c.c.)及びジメチルアセトアミ
ド(1.25c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−3−〔2
−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマーE−型及び
Z−型の混合物)(2.99g)の−10℃に冷却した
溶液に三塩化リン(0.54c.c.)を加え、そして混合
物を同じ温度で30分間撹拌する。次いでそれを酢
酸エチル(500c.c.)で希釈しこの混合物を炭酸水
素ナトリウム2%濃度溶液(2×100c.c.)及び塩
化ナトリウム半飽和溶液(2×200c.c.)で洗浄し
硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20℃で減圧
(20mmHg)下に乾固するまで濃縮する。残留物を
メルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(10g)上に固
定し、粉末をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)
(50g)のカラム(カラム直径:3cm、高さ:23
cm)に仕込む。シクロヘキサンと酢酸エチルとの
下記混合物:75:25(容量)混合物(500c.c.)、
50:50(容量)混合物(750c.c.)及び25:75(容
量)混合物(1000c.c.)により続いて溶出を行な
い、125c.c.画分を集める。画分9−14を20℃で減
圧(20mmHg)に下に乾固するまで濃縮し、2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メ
トキシイミノ−2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型)及びZ−型の
混合物)(1.55g)が黄色あわの形態で得られ
る。 赤外スペクトル(CHBr3);特性吸収(cm-1
3400、1790、1720、1685、1515、1370、1045、
755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):下記の主シグナ
ルが観測される:2.77(s、3H、−CH3);4.09
(s、3H、=NOCH3);6.77(s、1H、チアゾー
ルの5−位のH)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シンイソマー、E−型及びZ−型の混
合物)(1.47g)をトリフルオロ酢酸(8c.c.)及
びアニソール(0.15c.c.)中に溶解する。混合物を
+5℃で1時間及び20℃で30分間撹拌し、次いで
撹拌しながらジエチルエーテル(35c.c.)中に注
ぐ。生成物を別し、乾燥し、そして7−〔2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボキシ−
3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シンイソマー、E型及びZ−型の
混合物)トリフルオロアセテート(1g)が得ら
れる。 Rf=0.50〔シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート溶媒:酢酸エチル、アセトン、酢酸及び水の
a50:20:10:10(容量)混合物〕。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、3300、1780、1675、1200、1140、1050及び
945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):E−型:2.74
(s、3H、−CH3);3.69及び3.83(2d、J=17、
2H、−SCH2−);3.91(s、3H、−OCH3);5.23
(d、J=4、1H、6−位のH);5.82(dd、J
=4及び10、1H、7−位のH);6.85(s、
1H、チアゾールの5−位のH);7.16及び7.32
(2d、J=16、2H、−C=CS−);9.75
(d、J=10、1H、−CONH−);Z−型:3.88
及び3.92(2d、J=17、2H、−SCH2−);6.91
(ABリミツト、2H、−C=C−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキ
ソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型及び
Z−型の混合物)は下記の如くして製造すること
ができる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−
(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型及びZ−型の混合
物)(7.67g)、アセトニトリル(120c.c.)及びp
−トルエンスルホン酸1水和物(4.57g)の混合
物を20℃で16時間撹拌する。混合物を酢酸エチル
(300c.c.)で希釈し、この混合物を、炭酸水素ナト
リウム飽和溶液(200c.c.)及び塩化ナトリウム半
飽和溶液(3×200c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。7−アミノ−2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−
(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(4.32g)が粗褐色あわの
形態で得られる。 Rf=0.17〔シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート、溶出剤:ジクロロエタンとメタノールの
85:15(容量)混合物〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert.−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔2−
(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型及びZ−型の混合
物)は、下記の如くして製造することができる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−8−−オキ
ソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型及びZ−型の混合
物)(13.58g)、ジメチルホルムアミド(40c.c.)、
トリメチルクロロシラン(0.13c.c.)、2−メチル
−5−メルカプト−1・3・4−チアジアゾール
(2.91g)及びN−エチル−N・N−ジイソプロ
ピルアミン(1.85c.c.)の混合物を窒素下に17時間
20℃で撹拌する。混合物を酢酸エチル(500c.c.)
で希釈し、この混合物を酢酸エチル(500c.c.)で
希釈し、この混合物を水(4×250c.c.)、0.1N塩
化水素酸(250c.c.)、炭酸水素ナトリウム2%濃度
溶液(2×250c.c.)及び塩化ナトリウム水性飽和
溶液(2×250c.c.)で続けて洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)
下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメル
クシリカゲル(0.05−0.2mm)(50g)上に固定
し、メルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(200g)
のカラム(カラム直径:4cm、高さ:47cm)に仕
込む。シクロヘキサンと酢酸エチルとの下記混合
物:80:20(容量)(500c.c.)、60:40(容量)
(2000c.c.)及び40:60(容量)(8000c.c.)、で溶出
を行ない、124c.c.画分を集める。画分38−80を集
め、減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃
縮する。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
7−tert.−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2
−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキ
シド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型及びZ−型の混合
物(7.91g)が淡褐色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3420、1805、1720、1505、1370、1050、940、760
及び745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):E−型:1.5
(s、9H、(CH33C−);2.75(s、3H、−
CH3);3.30及び4.15(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.55(d、J=4.5、1H、6−位のH);
5.7〜5.9(mt、2H、−CONH−及び7−位の
H);6.97(s、1H、【式】);7.15 (p、J=16、1H、−C=CHS−);7.53
(d、J=16、1H、=CHS−)。Z−型:1.5
(s、9H、(CH33C−);2.74(s、3H、−
CH3);3.45及び4.11(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.55(d、J=4.5、1H、6−位のH);
5.7〜5.9(mt、2H、−CONH−及び7−位の
H);6.78(d、J=10、1H、−C=CHS
−);6.88(d、J=10、1H、=CHS−);6.95
(s、1H、【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル7−
tert.−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ
−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンのE−型及びZ−型の混合
物は実施例47において前記した方法に従つて得る
ことができる。 実施例 47 塩化メチレン(10c.c.)中のsyn−2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−酢酸(2.89g)の4℃に冷却した
溶液にジシクロヘキシルカルボジイミド(0.71
g)を加える。溶液を4℃で40分前、次いで20℃
で30分撹拌しそして過する。 −30℃に冷却したこの過した溶液にトリエチ
ルアミン(0.46c.c.)を含有する塩化メチレン(13
c.c.)中の7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(Z−型)(1.55g)
の溶液を加える。冷却浴を除去し、混合物を20℃
で1時間50分撹拌する。次いでそれを減圧(20mm
Hg)下に20℃で濃縮し、残留物を酢酸エチル
(100c.c.)中に溶解する。この有機相を水(3×50
c.c.)、0.05N塩化水素酸(50c.c.)、炭酸水素ナトリ
ウム1%濃度溶液(50c.c.)及び塩化ナトリウム半
飽和溶液(2×50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。濃縮物をシクロヘ
キサンと酢酸エチルの10:90(容量)混合物中に
再溶解し、溶液をメルクシリカゲル(0.04−00.6
mm)(300g)のカラム(カラム直径:5cm、高
さ:33cm)によりクロマトグラフイーにかける。
0.4バールの窒素圧力下にシクロヘキサンと酢酸
エチルとの10:90(容量)混合物により溶出を行
ない、110c.c.画分を集める。画分9−17を乾固す
るまで濃縮した後、この生成物を乾燥すると、2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−(2
−(1−メチル テトラゾール−5−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、Z−型)(0.98g)が黄
色あわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1805、1725、1680、1515、1050、755及び
740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.81(s、3H、
〓NCH3);3.89及び4.01(2d、J=19、2H、S
−CH2−);4.10(s、3H、−OCH3);4.66
(d、J=4、1H、6位のH);6.24(dd、J=
4及び10、1H、7位のH);6.72及び6.76(2d、
J=10、2H、−C=CS−);6.98(s、
1H、【式】);6.72(s、1H、チアゾ ールの5位のH);7.07(s、1H、(C6H53C−
−)。 塩化メチレン(10c.c.)とジメチルアセトアミド
(0.39c.c.)の中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセト
アミド〕−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オ
キシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、Z−
型)(0.93g)の−10℃に冷却した溶液三塩化リ
ン(0.17c.c.)を加える。混合物を同じ温度で45分
間撹拌する。次いで混合物を酢酸エチル(200
c.c.)で希釈しそしてこの混合物を炭酸水素ナトリ
ウム2%濃度溶液(2×50c.c.)及び塩化ナトリウ
ム飽和溶液(2×50c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下
に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメルク
シリカゲル(0.05−0.2mm)(5g)に先ず固定
し、粉末をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)の
カラム(直径:2cm、高さ:8cm)にチヤージす
る。シクロヘキサンと酢酸エチルの下記混合物:
75:25(容量)(100c.c.)、50:50(容量)(250
c.c.)及び25:75(容量)(250c.c.)、で引き続いて
溶出を行ない、60c.c.画分を集める。画分3〜7を
減圧(20mmHg)下に25℃で濃縮し、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリメチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−アセトアミド〕−3−〔2−(1−
メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、Z−型)(0.74g)が黄色あわの形態で得ら
れる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm
3400、1790、1725、1685、1515、1370、1050、
755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.56及び3.69
(2d、J=17.5、2H、−SCH2−);3.81(s、
3H、〓NCH3);4.09(s、3H、−OCH3);5.13
(d、J=4、1H、6位のH);5.99(dd、J=
4及び10、1H、7位のH);6.76(AB、J=
11、2H、−CH=CHS−);6.9(d、J=10、
1H、−CONH−);6.97(s、1H、
【式】);7.01(s、1H、(C6H53CNH −)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、Z−型)(0.67g)をトリフルオロ
酢酸(3.6c.c.)及びアニソール(0.07c.c.)中に溶
解する。混合物を5℃で1時間、次いで20℃で30
分撹拌し、そして減圧(20mmHg)下に20℃で乾
固するまで濃縮する。残留物をトリフルオロ酢酸
(2c.c.)中に再溶融し、溶液を撹拌しながらエチ
ルエーテル(10c.c.)中に注ぐ。過及び乾燥した
後、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−
カルボキシ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、Z−型)トリフルオ
ロアセテート(0.33g)が得られる。 Rf=0.50〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート、溶媒:a50:20:10:10(容量)酢酸エ
チル、アセトン、酢酸及び水の混合物〕。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3300、1785、1675、1180、1140及び1050。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.8及び3.85
(AB、J=17.5、2H、−SCH2−);3.93(s、
3H、〓NCH3);4.0(s、3H、−OCH3);5.26
(d、J=4、1H、6位のH);5.85(dd、J=
4及び10、7位のH);6.75(d、J=11、
1H、=C=CH−S−);6.87(s、1H、チア
ゾールの5位のH);6.91(d、J=11、1H、=
CH−S−);9.34(d、J=10、1H、−CONH
−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(Z−型)は下記の如くし
て製造することができる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(Z−型)(3.11g)、アセトニトリル(50c.c.)
及びp−トルエンスルホン酸1水和物(1.9g)
の混合物を25℃で16時間撹拌する。次いで混合物
を減圧(20mmHg)下に20℃で濃縮し、残留物を
酢酸エチル(100c.c.)及び炭酸水素ナトリウム5
%濃度溶液(100c.c.)と共に撹拌する。有機相を
デカントし、炭酸水素ナトリウム5%濃度溶液
(50c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×50
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
しそして減圧(220℃で20mmHg)下に乾固するま
で濃縮する。これにより7−アミノ−2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(1−メチ
ル−テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(Z−
型)(1.55g)が粗褐色のあわの形態で得られ
る。 R=0.21(シリカゲルクロマトグラフイープレ
ート、溶媒:anジクロロエタン及びメタノール
の85:15(容量)混合物)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔2−
(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビ
ニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(Z−型)は下記の方法で製造することがで
きる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(Z−型)(5.44g)、ジメチルホ
ルムアミド(40c.c.)及び1−メチル−2−メルカ
プト−テトラゾール(1.88g)及びN−エチル−
N・N−ジイソプロピルアミン(2.8c.c.)の混合
物を窒素下に撹拌しながら60℃で1時間加熱す
る。次いで混合物を酢酸エチル(250c.c.)で希釈
し、この混合物を水(3×100c.c.)、0.1N塩化水
素酸(100c.c.)、炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液
(2×100c.c.)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2
×100c.c.)で引き続いて洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をシリカゲ
ル(20g)上に固定し、メルクシリカゲル(0.05
−0.2mm)(80g)のカラム(カラム直径:3cm、
高さ:12cm)に仕込む。シクロヘキサンと酢酸エ
チルとの下記混合物:90:10(容量)(250c.c.)、
80:20(容量)(500c.c.)、70:30(容量)(1000
c.c.)、60:40(容量)(2000c.c.)及び40:60(容
量)(2000c.c.)で溶出を行ない、125c.c.画分を集め
る。画分34−45を集め、乾固するまで濃縮して2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−tert−
ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−(1−メチ
ル−テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(Z−
型)(3.44g)が淡褐色のあわの形態で得られ
る。 赤外スペクトル(CHBr):特性吸収(cm-1
3410、1800、1720、1500、1370、1230、1045、
755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(s、9H、
(CH33C−);3.81(s、3H、〓NCH3);3.38及
び4.03(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.58
(d、J=4.5、1H、6位のH);5.75(d、J=
9、1H、−CONH−);5.85(dd、J=4.5及び
9、1H、7位のH);6.70(d、J=9.5、1H、
−C=CH−S−);6.79(d、J=9.5、1H、
=CHS−);6.98(s、1H、【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニル−アミノ−8−オキソ
−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニ
ル)−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンは下記の方法で製造するこ
とができる: 塩化メチレン(600c.c.)中の85%濃度m−クロ
ロ過安息香酸(55.22g)の溶液を塩化メチレン
(1.4)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−
オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(又はオクト−3−エン)(E−型及び
Z−型の混合物(180.56g)の−10℃に冷却した
溶液に2時間かけて滴下により加える。混合物を
5%濃度の炭酸水素ナトリウム溶液(1.5)及
び水(2×1.5)で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、減圧(20mmHg)下に20℃で300c.c.の容
量に濃縮する。この溶液をメルクシリカゲル
(0.05−0.2mm)(3Kg)のカラム(カラム直径:
9.2cm、高さ:145cm)によりクロマトグラフイー
にかける。シクロヘキサンと酢酸エチルとの下記
混合物:80:20(容量)(15)及び、70:30
(容量)(32)、により続いて溶出を行ない、600
c.c.画分を集める。画分27及び28を合わせ、そして
乾固するまで濃縮し、2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ−8−オキソ−5−オキシド−3−(2−トシ
ルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(5.56g)の
Z−型が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1):
3420、1800、1720、1505、1380、1370、1195、
1180、1050、1010及び730。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.49(s、9H−
−C(CH33);2.44(s、3H、−CH3);3.36及び
4.04(2d、J=19、2H、−SCH2−);4.44(d、
J=4.5、1H、6位のH);5.73(d、J=9、
1H、−CONH−);5.81(dd、J=4.5及び9、
1H、7位のH);6.42(d、J=7、1H、−C
=CHOSO2−);6.46(d、J=7、1H、=
CHOSO2−);6.89(s、1H、
【式】);7.77(d、J=9、2H、ト シル基のオルト位のH)。 Z−型及びE−型(26g)の混合物は画分29−
34から得られる。 最後に、生成物のE−型(43g)は画分35−58
から得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1800、1720、1505、1380、1370、1195、
1180、1075、935及び745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.48(s、9H、
(CH33C−);2.46(s、3H、−CH3);3.16及び
3.81(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.46(d、
J=4.5、1H、6位のH);5.73(d、J=9、
1H、−CONH−);5.8(dd、J=9及び4.5、
1H、7位のH);6.83(d、J=13、1H、−C
=CHOSO2−);6.83(s、1H、
【式】);7.08(d、J=13、1H、= CHOSO2−);7.73(d、J=9、2H、トシル
基のオルト位置のH)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−
3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E−型及びZ−型の混合物)は下記の如くして
得ることができる: テトラヒドロフラン(1)中の2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−3−(2−ジメチルアミノビニ
ル)−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(113.7g)の溶液に水(500c.c.)中のギ酸(50
c.c.)の溶液を加える。均質な溶液を20℃で20分間
撹拌し、次いで20℃で減圧(20mmHg)下にその
容積の4分の1に濃縮する。濃縮物を酢酸エチル
(2)中に取込み、この混合物を炭酸水素ナト
リウム5%濃度溶液(2×500c.c.)、水(2×500
c.c.)、塩化ナトリウム飽和溶液(2×500c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、減圧
(20mmHg)下に20℃で乾固するまで蒸発させる。
粗生成物(112.4g)が得られ、このものを無水
ピリジン(250c.c.)中に溶解し、溶液をトシルク
ロリド(57.2g)で5℃で処理する。5℃で30分
及び20℃で1時間後、溶液を水と砕氷の混合物
(1)中に注ぐ。水性相を分離し、不溶性物質
を蒸留水(300c.c.)で洗浄する。ペースト状生成
物を酢酸エチル中に溶解し、溶液を1N塩化水素
酸(2×750c.c.)、炭酸水素ナトリウム5%濃度溶
液(2×750c.c.)及び水(4×750c.c.)で洗浄し、
20℃で減圧(20mmHg)下に乾固するまで濃縮す
る。主として2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−
オキソ−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(E−型及びZ−型の混合物)が粗褐色
あわの形態で得られる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−ジ
メチルアミノビニル)−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(E−型)は下記の如くして得ることができ
る: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(90.5g)を無
水N・N−ジメチルホルムアミド(400c.c.)中に
溶解する。得られた溶液を窒素の雰囲気下に80℃
で加熱する。次いで無水N・N−ジメチルホルム
アミド(60c.c.)中のビス−ジメチルアミノ−tert
−ブトキシ−メタン(36.1g)の80℃に予備加熱
した溶液を素速く加える。反応混合物を80℃で5
分間保持し、次いで酢酸エチル(3)中に注
ぐ。蒸留水(1)の添加後、有機相をデカンテ
ーシヨンし、蒸留水(4×1)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、脱色炭の存在下に過す
る。液を30℃で減圧(20mmHg)下に乾固する
まで濃縮し、2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−
(2−ジメチルアミノビニル)−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(E−型)(101g)が橙色あわの形態
で得られる。 Rf=0.29;シリカゲルクロマトグラフイープ
レート〔aシクロヘキサンと酢酸エチルの50:50
(容量)混合物を使用して〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エンは下記の方法で
得ることができる: アセトニトリル(800c.c.)中のジフエニルジア
ゾメタン(116.5g)の溶液を、アセトニトリル
(2100c.c.)中の7−tert−ブトキシカルボニルア
ミノ−2−カルボキシ−3−メチル−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(188.6g)の溶液に25℃乃至
30℃間の温度で45分間かけて滴下により加える。
反応混合物を22℃で16時間撹拌し、次いで40℃で
減圧(20mmHg)下に乾固するまで濃縮する。残
留物を酢酸エチル(2)中に再溶解し、溶液を
2N塩化水素酸(700c.c.)次いで炭酸水素ナトリウ
ム飽和水溶液(700c.c.)で再溶解する。溶液を硫
酸ナトリウム上で乾燥し、脱色炭で処理し、過
し、次いで40℃で減圧(20mmHg)下に乾固する
まで濃縮する。残留物を沸騰酢酸エチル(600
c.c.)中に溶解する。シクロヘキサン(1)を加
え、混合物を還流下に加熱し、次いで冷却せしめ
る。現われた結晶を別し、ジエチルエーテル
(3×250c.c.)で洗浄し、次いで乾燥する。ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシ
カルボニルアミノ−3−メチル−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(191g)が白色結晶(融点=179
℃)の形態で得られる。母液を500c.c.に濃縮する
と生成物の第二画分(32.6g、融点=178℃)が
得られる。 7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−カ
ルボキシ−3−メチル−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エンは下記の方法で得ることができる: 7−アミノ−2−カルボキシ−3−メチル−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0)オクト−2−エン(371g)を蒸留水
(2)及びジオキサン(2)の混合物中の炭
酸水素ナトリウム(307g)の溶液中に溶解す
る。ジオキサン(2)中のジ−tert−ブチル−
ジカーボネート(421g)の溶液を10分間かけて
加える。反応混合物を25℃で48時間撹拌する。得
られた懸濁液を50℃で減圧(20mmHg)下に約2
の残留容積中に濃縮し、次いで酢酸エチル(1
ml)及び蒸留水(2)で希釈する。水性相をデ
カンテーシヨンし、酢酸エチル(500c.c.)で洗浄
し、酢酸エチル(1500c.c.)の存在下に6N塩化水
素酸でPH2に酸性化する。水性相を酢酸エチル
(2×1)で抽出する。合わせた有機相を塩化
ナトリウム飽和溶液(2×250c.c.)で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥する。過後、溶媒を50℃
で減圧(20mmHg)下に蒸発させる。7−tert−
ブトキシカルボニルアミノ−2−カルボキシ−3
−メチル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(486
g)を黄色結晶の形態で得られる(融点=190
℃、分解を伴なう)。 実施例 48 ジシクロヘキシルカルボジイミド(8.90g)を
塩化メチレン(135c.c.)中のsyn−2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル−酢酸(36.59g)の4℃に冷却した
溶液に加える。4℃で40分間及び20℃で30分間撹
拌した後、溶液を過する。 −30℃に冷却したこの過した溶液に、トリエ
チルアミン(5.8c.c.)を含有する塩化メチレン
(165c.c.)中の7−アミノ−2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラ
ゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(19.59g)の溶液を撹拌しながら加える。冷却浴
を除去し撹拌を11/2時間続ける。混合物を減圧
(20mmHg)下に20℃で濃縮し、残留物を酢酸エチ
ル()で希釈し、溶液を水(2×500c.c.)、
0.1N塩化水素酸(500c.c.)、炭酸水素ナトリウム
2%濃度溶液(2×250c.c.)及び塩化ナトリウム
半飽和溶液(2×500c.c.)で引き続いて洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして減圧(20mm
Hg)下に20℃で乾固するまで濃縮する。残留物
をメルクシリカゲル(0.05−0.2mm)(100g)上
に固定し、得られた粉末をメルクシリカゲル
(0.05−−0.2mm)(700g)のカラム(カラム直
径:6cm、高さ:61cm)に仕込む。シクロヘキサ
ンと酢酸エチルとの下記混合物:80:20(容量)
(1.5)、70:30(容量)(1.5)、60:40(容
量)(3)50:50(容量)(3)及び40:60
(容量)(6)及び30:70(容量)(7.5)で溶
出を続けて行ない、600c.c.画分を集める。画分27
−37減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで蒸
発させ後、残留物を乾燥し、2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリメチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−3−〔2−(1−メチル−
テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソ
マー、E−型)(15.52g)が得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1805、1725、1685、1520、1375、1210、
1050、945、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.28及び4.06
(2d、J=17.5、2H、−SCH2−);3.91(s、
3H、〓NCH3);4.06(s、3H、−OCH3);4.60
(d、J=4、1H、6位のH);6.14(dd、J=
4及び10、1H、7位のH);6.71(s、1H、チ
アゾールの5位のH);6.94(s、1H、
【式】);6.99(d、J=16、1H、−CH=CHS−);7.56(d、J=16、1H、=CHS
−)。 塩化メチレン(160c.c.)及びジメチルアセトア
ミド(6.4c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
トアミド〕−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イイル)チオビニル〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、−E型)(15.17g)の−10℃に冷却した溶液
に三塩化リン(2.8c.c.)を加え、混合物を同じ温
度で1時間撹拌する。次いでそれを約20c.c.に濃縮
し(25mmHg下に20℃で)、この物質を酢酸メチル
(1)で希釈し、そして溶液を炭酸水素ナトリ
ウム5%濃度溶液(2×500c.c.)及び塩化ナトリ
ウム半飽和溶液(2×500c.c.)で続けて洗浄す
る。硫酸ナトリウム上で乾燥し、過した後溶液
を減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで濃縮
する。残留物をメルクシリカゲル(0.05−0.2
mm)(50g)上に固定し、得られた粉末をメルク
シリカゲル(0.05−0.2mm)(250g)のカラム
(直径:6cm、高さ:37cm)に仕込む。シクロヘ
キサンと酢酸エチルとの下記混合物:74:25(容
量)(1)、50:50(容量)(2)及び25:75
(容量)(2)により続けて洗浄し、600c.c.画分
を集める。画分4−6を減圧(20mmHg)下に25
℃で乾固するまで蒸発させて後2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−
5−イル)−チオビニル〕−アセトアミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−
型)が黄色のあわの形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1785、1720、1680、1515、1370、1205、
1040、940、760及び735。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.60及び3.70
(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.95(s、
3H、〓NCH3);4.10(s、3H、−OCH3);5.10
(d、J=4、1H、6位のH);5.95(dd、J=
4及び10、1H、7位のH);6.72(s、1H、チ
アゾールの5位のH);6.95(s、1H、
【式】);7.02(d、J=16、1H、−CH=CHS−);7.04(d、J=10、1H、−CONH
−);7.05(s、1H、−NH−);7.37(j、J=
16、=CHS−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセトアミド〕−3−
〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ンイソマー、Z−型)(9.32g)をトリフルオロ
酢酸(50c.c.)及びアニソール(1c.c.)中に溶解す
る。混合物を4℃で1時間及び20℃で30分撹拌
し、減圧(0.05mmHg)下に20℃で乾固するまで
濃縮する。濃縮物を酢酸エチル(2×200c.c.)中
に取込み、混合物を各回減圧(20mmHg)下に20
℃で蒸発させる。残留物をジエチルエーテル
(100c.c.)中で破解する。過及び乾燥の後、予期
された生成物80%とN−トリチル化生成物20%
(この百分率は核磁気共鳴測定をベースとして得
られる)を含有するクリーム色の固体が得られ
る。得られた固体をトリフルオロ酢酸(35c.c.)中
に再溶解し、溶液を撹拌しながらジエチルエーテ
ル(175c.c.)中に注ぐ。過及び乾燥した後、7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カル
ボキシ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)トリフルオロア
セテート(4.57g)が得られる。 Rf=0.49〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート、溶媒:酢酸エチル、アセトン、酢酸及び
水の50:20:10:10(容量)混合物〕 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3320、1780、1675、1200、1140、1040、及び
950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.66及び
3.86(2d、J=17、2H、−SCH2−);3.90(s、
3H>NCH3);4.0(s、3H、−OCH3);5.20
(d、J=4、1H、6位のH);5.80(dd、J=
4及び9、1H、7位のH);6.83(s、1H、チ
アゾールの5位のH);7.0(d、J=16、1H、
−C=CHS−);7.1(d、J=16、1H、=
CHS−);9.7(d、J=9、1H、−CONH−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型)は下記の方法で
製造することができる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(E−型)(34.87g)、アセトニトリル(560
c.c.)及びD−トルエンスルホン酸1水和物
(21.31g)の混合物を25℃で16時間撹拌する。次
いで混合物を減圧(20mmHg)下に20℃で濃縮
し、残留物を酢酸エチル(1)中に取り込む。
溶液を炭酸水素ナトリウム5%濃度溶液(500
c.c.)と撹拌することにより中和しそしてデカンテ
ーシヨンし、塩化ナトリウム半飽和溶液(3×
500c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過し減圧(20mmHg)下に20℃で乾固するまで
濃縮する。7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾ
ール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(19.59g)が粗褐色あわの形態で得られる。 Rf=0.27〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート、溶媒:anジクロロエタン及びメタノー
ルの85:15(容量)混合物〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔2−
(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビ
ニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(E−型)は下記方法で製造することができ
る: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(E−型)(40.73g)ジメチルホ
ルムアミド(300c.c.)、1−メチル−5−メルカプ
ト−テトラゾール(13.94g)及びN−エチル−
N・N−ジイソプロピルアミン(20.9c.c.)の混合
物を窒素下に撹拌しながら、60℃で11/2時間加
熱する。次いでそれを酢酸エチル(2)で希釈
し、混合物を水(3×1)、0.1N塩化水素酸
(1)、炭酸水素ナトリウム1%濃度溶液(1
)及び塩化ナトリウム半飽和溶液(2×1)
で続けて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過し減圧(20mmHg)下に30℃で乾固するまで濃
縮する。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2
−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(E−型)(35.7g)が褐色あわの形態で
得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3410、1800、1715、1505、1370、1050、945、760
及び745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.47(s、9H、
(CH33C−);3.32及び4.15(2d、J=17.5、
2H、−SCH2−);3.94(s、3H、〓NCH3);
4.56(d、J=4、1H、6位のH);5.72(d、
J=10、1H、−CONH−);5.83(dd、J=4及
び10、1H、7位のH);6.97(s、1H、
【式】);7.05(d、J=16、1H、−CH=CHS−);7.58(d、J=16、1H、=CHS
−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−
5−オキシド−3−(2−トシルオキシビニル)−
5−チア−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(E−型)は実施例47に記載の方法に
従つて得ることができる。 実施例 49 塩化メチレン(150c.c.)中のN・N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(4.12g)の存在下での
2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−酢酸(シンイソマ
ー)(8g)、及び7−アミノ−2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−8−オキソ−5−オキシド
−3−〔2−(1・3・4−チアジアゾール−2−
イル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(9.43g)の縮合により、シリカゲルによるクロ
マトグラフイー(溶出剤シクロヘキサンと酢酸エ
チルの30:70(容量)混合物)の後、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
オキシド−3−〔2−(1・3・4−チアジアゾー
ル−2−イル)−チオビニル〕−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(6.7g)が橙色固体の
形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3380、1800、1725、1680、1595、1580、1515、
1495、1450、1210、1050、940及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.31及び4.09
(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.08(s、3H、
−OCH3);4.63(d、J=4、1H、6のH);
6.18(dd、J=4及び9、1H、7位のH);
6.72(s、1H、チアゾールのH);6.97(s、
1H−−COOCH−);7.10(s、1H、−NHC
(C6H53);7.57(d、J=14、1H、=CHS−);
9.05(s、1H、チアジアゾールのH)。 実施例48に記載の条件下にジメチルアセトアミ
ド(2.78c.c.)の存在下に塩化メチレン(1.21c.c.)
中の三塩化リン(1.21c.c.)により2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−〔−メトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−
イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−3−〔2−(1・3・4−チアジアゾール−2
−イル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(6.7g)を還元し、、シリカゲ
ル上のクマトグラフイー〔溶出剤:シクロヘキサ
ンと酢酸エチルの30:70(容量)混合物〕の後2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキ
ソ−3−〔2−(1・3・4−チアジアゾール−2
−イル)チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕−オクト−2−エン(シン
イソマー、E−型)(5.05g)が橙色固体の形態
で得られる。 赤外スペクトル(CHCl3):特性吸収(cm-1
3400、2820、1790、1725、1685、1495、1450、
1040及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.59及び3.70
(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.07(s、3H、
−OCH3);5.11(d、J=4、1H、6位の
H);5.95(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.74(s、1H、チアゾールのH);6.98
(s、1H、−COOCH〓);7.04(s、1H、−NHC
(C6H53);9.04(s、1H、チアゾールのH)。 実施例50に記載の条件を使用して、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−3−
〔2−(1・3・4−チアジアゾール−2−イル)
−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(4.9g)をギ酸(70c.c.)及び水(13
c.c.)の混合物で処理する。この処理の後、7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセトアミド〕−2−カルボ
キシ−8−オキソ−3−〔2−(1・3・4−チア
ジアゾール−2−イル)−チオビニル〕−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シンイソマー、E−型)(1.5g)が黄色
粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
2820、1775、1675、1630、1530、1490、1450、
1370、1040、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6δ(ppm)、J(Hz)):3.68及び3.96
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.84(s、3H、
−OCH3);5.21(d、J=4、1H、6位の
H);5.80(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.73(s、1H、チアゾールのH);7.18乃
至7.22(こぶ、4H、−NH2及び−CH=CH−);
9.03(d、J=9、1H、−CONH−);9.60
(s、1H、チアゾールのH)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−5−オキシド−3−〔2−
(1・3・4−チアジアゾール−2−イル)−チオ
ビニル〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(E−型)は2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド
−3−〔2−(1・3・4−チアジアゾール−2−
イル)−チオビニル〕−5−チア−1−アザ−ジヒ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
を35℃のアセトニトリル中の水和p−トルエンス
ルホン酸で処理することにより得られる。 得られた組成物は次の段階のため精製すること
なく使用される。 Rf=0.32〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート;溶出剤:1・2−ジクロロエタンとメタ
ノールの85:15(容量)混合物〕。 実施例46に記載の条件を使用して、2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシ
カルボニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド−
3−(トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕−オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(15.3g)をN・N′−ジ
イソプロピルエチルアミン(3.93c.c.)の存在下に
ジメチルホルムアミド(100c.c.)中の2−メルカ
プト−1・3・4−チアジアゾール(2.66g)で
処理する。 この処理に続いて、シリカゲル上のクロマトグ
ラフイー〔溶出剤:シクロヘキサンと酢酸エチル
の20:80(容量)混合物〕により、2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド−3
−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シンイソマー、E−型)(7.2g)が橙色固体の
形態で得られる。 Rf=0.43〔シリカゲルクロマトグラフイープ
レート、溶出剤:シクロヘキサンと酢酸エチルの
20:80(容量)混合物〕。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−
5−オキシド−3−(トシルオキシビニル)−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シンイソマー、E−型)は実施例47
に記載の如くして得ることができる。 実施例 50 塩化メチレン(100c.c.)中の7−アミノ−2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(E−型)(4.4g)の溶液に2−(2−トリチ
ルアミノ−チアゾール−4−イル)−2−トリチ
ルオキシイミノ酢酸(シンイソマー)(6.2g)を
加え、混合物を4℃に冷却し、4−ジメチルアミ
ノピリジン(0.1g)及びジシクロヘキシルカル
ボジイミド(1.89g)を撹拌しながら続けて導入
する。冷却浴を除去しそして混合物を20℃で11/
2時間撹拌する。次いでそれを過し、液を減
圧(20mmHg)下に20℃で濃縮し、残留物を酢酸
エチル(500c.c.)中に取り込み、溶液を1N塩化水
素酸(250c.c.)、炭酸水素ナトリウム2%濃度溶液
(2×100c.c.)、水(2×100c.c.)及び塩化ナトリウ
ム飽和溶液(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメルクシ
リカゲル(0.05−0.2mm)(20g)上に固定し、粉
末をシクロヘキサンと酢酸エチルの80:20(容
量)混合物を使用して調製したシリカゲル(70
g)のカラム(カラム直径:2.6cm、高さ:30
cm)に仕込み、それをシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの下記混合物:80:20(容量)(500c.c.)、
70:30(容量)(1000c.c.)及び60:40(容量)
(1200c.c.)で溶出を行ない、60c.c.画分を集める。 画分33−42を集め、減圧(20mmHg)下に20℃
で乾固するまで蒸発させて2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラ
ゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−
5−オキシド−7−〔2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイ
ミノ−アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイ
ソマー、E−型)(2g)がクリーム色の粉末の
形態で得られる。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3390、1800、1720、1680、1655、1525、1490、
1450、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.72及び3
(2d、J=18、2H、−S−CH2−);3.96(s、
3H、>NCH3);4.44(d、J=4、1H、6位の
H);5.35(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.40(s、1H、チアゾールの5位の
H);6.95(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.97(s、1H、【式】);7.60 (d、J=16、1H、=CHS−)。 塩化メチレン(17c.c.)及びジメチルアセトアミ
ド(0.64c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8オキソ−5−オキシ
ド−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ)−アセ
トアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(2g)の−10℃に冷却した溶液に
撹拌しながら、三塩化リン(0.302c.c.)を加え
る。同じ温度で10分後、混合物を酢酸エチル
(500c.c.)で希釈し、溶液を炭酸水素ナトリウム5
%濃度溶液(2×100c.c.)及び塩化ナトリウム飽
和溶液(2×100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、過しそして減圧(20mmHg)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物を塩化メチ
レン(10c.c.)中に取込み、溶液をシクロヘキサン
と酢酸エチルの65:35(容量)混合物を使用して
調製したシリカゲル(0.04−0.06mm)(150g)の
カラム(カラム直径:4cm、高さ:20cm)により
クロマトグラフイーにかける。40kPaの圧力下に
同じ混合物2を用いて溶出を行ない。120c.c.画
分を集める。 画分6−21を減圧(20mmHg)下に20℃で乾固
するまで濃縮し、2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−7−〔2
−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノ−アセトアミ
ド〕−5−チア−1−アザ−ビシク〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(0.85g)がクリーム色の粉末の形態で得られ
る。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収(cm-1
3400、1790、1715、1690、1510、1490、1450、
950、750及び710。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.43及び3.50
(2d、J=18、2H、−S−CH2−);3.94(s、
3H、>NCH3);5.09(d、J=4、1H、6位の
H);6.10(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.41(s、1H、チアゾールの5位の
H);6.71(s、1H、(C6H53CN−);6.95
(s、1H、【式】);6.97(d、J= 16、1H、−C=CHS−)。 ナトラヒドロフラン(10c.c.)中の2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−〔2−(1−メチル
−テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−
オキソ−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ−
アセトアミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シンイソマ
ー、E−型)(0.85g)の溶液を50℃で30分間50
%容量濃度の水性ギ酸(10c.c.)で処理する。混合
物を20℃で減圧(20mmHg)下に乾固するまで濃
縮し、残留物を60℃でエタノール(20c.c.)中に取
り込ま、溶液を冷却し、そして出現した結晶を
別し、ジエチルエーテル(2×10c.c.)で洗浄し、
乾燥する。7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−
4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセトアミ
ド〕−2−カルボキシ−3−〔2−(1−メチル−
テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シンイソマー、E−型)
(0.24g)が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3440、3360、3200、1785、1720、1680、1610及び
1405。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6δ(ppm)、J(Hz)):3.65及び3.91
(2d、J=18、2H、−S−CH2);4.97(s、3H、
>NCH3);5.25(d、J=4、1H、6位の
H);5.90(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.76(s、1H、チアゾールの5位の
H);6.96(d、J=14、1H、−C=HS−);
7.07(d、J=14、1H、=CHS−);9.50(d、
J=9、1、1H、−CONH−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシ
ド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E−型)は2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−3−〔2−(1−メチル−テトラ
ゾール−5−イル−)チオビニル〕−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)から
実施例48に記載の方法により得ることができる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(E−型)は下記の如くして製造することがで
きる: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−エ
トキシマロニルオキシビニル)−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)(0.8
g)、ジメチルホルムアミド(8c.c.)、5−メルカ
プト−1−メチル−テトラゾール(0.3g)及び
N・N−ジイソプロピルエチルアミン(0.45c.c.)
を25℃で3時間撹拌する。次いでそれを酢酸エチ
ル(200c.c.)で希釈し、この混合物を水(2×100
c.c.)、0.1N塩化水素酸(100c.c.)、炭酸水素ナトリ
ウム2%濃度溶液(100c.c.)及び塩化ナトリウム
飽和溶液(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過しそして20mmHg(2.7kPa)下に
20℃で乾固するまで濃縮する。残留物をメルクシ
リカゲル(0.06−0.04mm)のカラム(カラム直
径:15cm、高さ:15cm)によりクロマトグラフイ
ーにかける。シクロヘキサンと酢酸エチルとの
50:50(容量)(0.5)で40kPaの圧力下に溶出
を行ない、25c.c.画分を集める。画分10−21を20mm
Hg(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮す
る。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニル−3−〔2−(1−メチ
ル−テトラゾール−5−イル)−チオビニル−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−
型)(0.15g)がクリーム色の粉末の形態で得ら
れる。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−エ
トキシマロニルオキシビニル)−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)が下
記の方法で得られ得る。 塩化メチレン(8c.c.)中の85%濃度m−クロロ
過安息香酸(0.63g)の溶液を塩化メチレン(8
c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2
−エトキシマロニルオキシビニル)−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(E−型)(1.65g)の、−10℃
に冷却した溶液に、撹拌しながら10分間かけて滴
下により加える。混合物を−10℃乃至−15℃で1
時間撹拌し、次いで塩化メチレン(50c.c.)中に溶
解し、この混合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液
(2×50c.c.)及び塩化ナトリウム飽和溶液(50
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
し、20mmHg下に20℃で乾固するまで濃縮する。
残留物をメルクシリカゲル(0.04−0.06mm)のカ
ラム(カラム直径:1.5cm、高さ:15cm)により
クロマトグラフイーにかける。40kPaの圧力下に
塩化メチレンと酢酸エチル(0.5)の95.5:5
(容量)混合物で溶出を行ない、20c.c.画分を集め
る。画分5〜10を20mmHg下に20℃で乾固するま
で濃縮し、そして2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−
3−(2−エトキシマロニルオキシビニル)−8−
オネソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−
型)(0.8g)が黄色粉末の形態で得られる。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3420、1795、1725、1640、1500、1460、1395、
1370、1160、1050、940、760、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.29(t、J=
7、3H、−CH2C );1.48(s、9H、−C
(CH33);3.24及び3.95(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.45(s、2H、−OCOCH2−);4.23
(q、J=7、2H、−OCH2−);4.55(d、J=
4、1H、6位のH);5.76(d、J=9、1H、−
CONH−);5.83(dd、J=4及び9、1H、7
位のH);6.98(s、1H、−COOCH<);7.61
(d、J=11、1H、−C=CHO−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−エ
トキシマロニルオキシビニル)−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(E−型)は下記の方法で得ること
ができる。 トリエチルアミン(1.4c.c.)は塩化メチレン
(50c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−
(2−オキソエチル)−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(5g)の窒素下に−30℃に冷却した溶液に滴
下により加え、次いで塩化メチレン(10c.c.)中の
エトキシマロニルクロリド(1.5g)の溶液を10
分間かけて滴下により加え、混合物を−30℃で1
時間撹拌し、次いで塩化メチレン(50c.c.)で希釈
し、この混合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液
(3×50c.c.)及び水(3×50c.c.)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、過しそして20mmHg
(2.7kPa)下に20℃で乾固するまで濃縮する。残
留物を酢酸エチル(5c.c.)中に取り込み、溶液を
ジイソプロピルエーテル(50c.c.)に加え、そして
上澄液をデカンテーシヨンする。ゴム状物質を塩
化メチレン(5c.c.)中に取込み、溶媒を20mmHg
(2.7kPa)下に20℃で追い出す。淡黄色あわ(2.4
g)が得られ、これは主として2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−3−(2−エトキシ−マロニルオキ
シビニル)−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−
型〕から成る。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収(cm-1
3380、1785、1720、1635、1510、1500、1455、
1395、1370、1160、955、760、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.29(t、J=
7、3H、−OCH2 CH );1.48(s、9H、−C
(CH33);3.46(s、2H、−COCH2CO−);4.23
(q、J=7、2H、−OCH2−);5.02、(d、J
=H、1H、6位のH);5.22(d、J=9、
1H、−CONH−);5.64(dd、J=4及び9、
1H、7位のH);6.94(s、1H、−COOCH
−);7.05及び7.60(2d、J=12、2H、−CH=
CH−)。 実施例 51 ベルギー国特許第869079号に従つて製造した2
−(2−トリメチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ酢酸、シン異性体
(3.8g)、4−ジメチルアミノピリジン(0.10
g)及びN・N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(2.06g)を塩化メチレン(100c.c.)中の7
−アミノ−2−ベンズヒドロキシカルボニル−3
−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(E−型)(4.37g)の+5℃に冷
却した溶液に加えた。この混合物を20℃で2時間
撹拌し、酢酸エチル(500c.c.)で希釈し、この混
合物を1N塩酸(200c.c.)、5%炭酸水素ナトリウ
ム溶液(2×200c.c.)及び水(200c.c.)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mmHg
(2.7kPa)の減圧下にて20℃で濃縮乾固させた。
残渣をメルク・シリカゲル(0.04〜0.06mm)のカ
ラム(カラム径:6cm、高さ:35cm)上でクロマ
トグラフにかけた。シクロヘキサン及び酢酸エチ
ルの50:50(容量部)(4)及び30:70(容量
部)の混合物を用いて40kPaの圧力下で溶難し、
120c.c.のフラクシヨンを捕集した。フラクシヨン
32〜39を20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で蒸発乾
固させ、橙色泡状物として2−ベンズヒドロキシ
カルボニル−3−〔2−(1−メチルテトラゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−オ
キシド−7−〔2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−2−ビニルオキシイミノ−ア
セタミド〕−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(3g)が得られた。 実施例45に述べた如くして上記の生成物を処理
した際、実施例45に述べたものと同一特性を有す
る7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ビニルオキシイミノ−アセタミド〕−2
−カルボキシ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾ
ール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シン異性体、E−型)が得られ
た。 実施例 52 実施例45と同様の方法に従い、4−ジメチルア
ミノピリジン(100mg)及びN・N′−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(1.48g)の存在下におい
て塩化メチレン(200c.c.)中で、7−アミノ−2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−
(1−メチル−テトラゾール−5−イル)チオビ
ニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(E−型)(3.45g)及び2−シアノメトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)−酢酸、シン異性体(3.1g)(ド
イツ国特許第2812625号明細書に従つて製造した
もの)を縮合させた。(実施例45と)同様の精製
を行ない、橙色泡状物として、2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−〔2−シアノメトキシ
イミノ−2−(2−トリメチルアミノ−チアゾー
ル−4−イル)アセタミド〕−3−〔2−(1−メ
チル−テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−
8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E型)(2.01g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3330、1800、1720、1685、1625、1525、
1495、1450、1210、1040、750及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz));3.27及び4.10
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.90(s、3H、
−CH3);4.62(d、J=4、1H、6位のH);
4.86(s、2H、−OCH2−);6.08(dd、J=4
及び9、1H、7位のH);6.76(s、1H、チア
ゾールのH);6.92(s、1H、−COOCH−);
6.99(d、J=16、1H、−C=CHS−);7.50
(d、J=16、=CHS−);7.58(d、J=9、
1H、−CONH−)。 実施例45と同様にして、塩化メチレン(21c.c.)
及びジメチルアタミド(0.78c.c.)中の2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−シアノメ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセタミド〕−3−〔2−(1
−メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シス異性体、E−型)(2.01g)を三塩化リ
ン(0.365c.c.)で処理した。生成物を実施例45と
同様にしてクロマトグラフによつて精製し、クリ
ーム色の泡状物として、2−ベンズヒドリルオキ
シ−7−〔2−シアノメトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
タミド〕−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アジ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(シス異性体、E−型)(1.14g)が得
られた。 Rf=0.32〔シリカゲル・クロマトグラフ用プ
レート、溶離剤:シクロヘキサン及び酢酸エチル
の50:50(容量部)混合物〕。 実施例45と同様の方法を用いて、2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−〔2−シアノメト
キシイミノ−2−トリチルアミノ−チアゾール−
4−イル)−アセタミド〕−3−〔2−(1−メチル
−テトラゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)(1.13g)から出発した際、黄色粉末状で7
−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−
2−シアノメトキシイミノ−アセタミド〕−2−
カルボキシ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シン異性体、E−型)(0.53g)が
得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1):1770、1680、1620、153及び1380。 核磁気共鳴スペクトル(350MHz、DMSO
d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.66、3.88(2d、J
=18、2H、−SCH2−);4.02(s、3H、−
CH3);5.0(s、2H、−OCH2−);5.22(d、J
=4、1H、6位のH);5.80(dd、J=4及び
9、1H、7位のH);6.89(s、1H、チアゾー
ルのH);6.99(d、J=16、1H、−CH=CHS
−);7.12(d、J=16、1H、=CHS−);9.82
(d、J=9、1H、−CONH−)。 実施例 53 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキシ−5−オキシド−3−(2−ト
シルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E型)
(1.16g)、ジメチルホルムアミド(35c.c.)、5−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセチルチオ〕−2−
メチル−1・3・4−チアジアゾール(シン異性
体)(1.67g)及びN・N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.35c.c.)の混合物を窒素下にて60℃で
1時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(140
c.c.)で希釈し、この溶液を水(3×70c.c.)で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させた。残
渣を塩化メチレン(25c.c.)に採り入れ、メルク・
シリカゲル(0.06〜0.2mm)(5g)を加え、この
混合物を20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾
固させ、粉末をメルク・シリカゲル(0.06〜0.2
mm)(35g)のカラム(カラム直径:2cm)に付
着させた。次のシクロヘキサン及び酢酸エチル混
合物で順次溶離を行つた:80:20(容量部)(100
c.c.)、60:40(容量部)(250c.c.)、40:60(容量
部)(500c.c.)及び20:80(容量部)(500c.c.)、そ
して純酢酸エチル(500c.c.)、60c.c.のフラクシヨン
を捕集した。フラクシヨン17〜26を20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させ、ピンク色
の泡状物として、2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタ
ミド〕−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チ
アジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(0.56g)が得られた。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収帯(cm
-1);3380、1800、1725、1680、1515、1490、
1445、1045、935及び750。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.72(s、3H、
−CH3);3.28及び4.08(2d、J=18、2H、−
SCH2−);4.07(s、3H、−OCH3);4.60(d、
J=4、1H、6位のH);6.16(dd、J=4及
び9、1H、7位のH);6.71(s、1H、チアゾ
ールのH);6.95(s、1H、−COOCH−);
7.07(s、1H、−NC(C6H53);7.23及び7.33
(2d、J=16、−CH=CH−)。 塩化メチレン(50c.c.)中の2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセタミド〕−3−〔2−(2−メチル−1・
3・4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−−2−
エン(シン異性体、E−型)(5.11g)及びジメ
チルアセタミド(2.1c.c.)の溶液に撹拌しながら
−8℃で三塩化リン(0.93c.c.)を加えた。この混
合物を−8℃で1時間撹拌し、次に酢酸エチル
(1)で希釈し、この混合物を半飽和炭酸水素
ナトリウム溶液(2×250c.c.)及び半飽和塩化ナ
トリウム溶液(2×250c.c.)で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、20mmHg(2.7kPa)下にて20
℃で濃縮乾固させた。シクロヘキサン及び酢酸エ
チルの40:60(容量部)混合物(50c.c.)に溶解し
た上記の生成物をメルク・シリカゲル(0.04〜
0.06mm)(150g)のカラム(カラム直径:5cm)
でクロマトグラフにかけた。4kPaの減圧下にて
前記の混合物(3)で溶離を行い、125c.c.フラ
クシヨンを捕集した。フラクシヨン10〜20を20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固した。黄色
泡状物として、2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミ
ド〕−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−型)
(2.69g)が得られた。 赤外スペクトル(CHBr3);特性吸収帯(cm
-1);3390、1785、1720、1685、1515、1495、
1445、1045、940及び755。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz):2.75(s、3H、−
CH3);3.60及び3.69(2d、J=18、2H、−SCH2
−);4.09(s、3H、−OCH3);5.09(d、J=
4、1H、6位のH);5.93(dd、J=4及び
9、1H、7位のH);6.75(s、1H、チアゾー
ルのH):6.98(s、1H、【式】); 7.0(s、1H、−NH−C(C5H53);7.22(d、J
=14、1H、−C=CHS−)。 水(14c.c.)を含むギ酸(30c.c.)中の2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセタミド〕−3−〔2−(2−メチ
ル−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(2.37g)の混合物を50℃で
15分間撹拌した。このものを放冷し、水(16c.c.)
で希釈し、そして過した。液を0.05mmHg
(0.007kPa)下にて30℃で濃縮乾固させ、残渣を
エタノール(3×50c.c.)に採り入れ、その際に
各々この混合物を濃縮乾固させた。得られた固体
をエタノール(35c.c.)中で50℃にて25分間撹拌
し、次に別し、エチルエーテル(2×20c.c.)で
洗浄し、そして乾燥した。黄色粉末状で7−〔2
−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノ−アセタミド〕−2−カルボキシ−
3−−〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジア
ゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(シン異性体、E−型)(1.18
g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3200、3100、2200、1775、1675、
1530、1045及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz):2.74(s、
3H、−CH3);3.67及び3.94(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、3H、−OCH3);5.21(d、
J=4、1H、6位のH);5.80(2d、J=4及
び9、1H、7位のH);6.75(s、1H、チアゾ
ールのH);7.12及び7.17(2d、J=16、2H、−
CH=CHS−);7.20(s、2H、−NH2);9.63
(d、J=9、1H、−CONH−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−5−オキシド−3−(2−ト
シルオキシビニル)−5−チア−1−アジ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エンは次の方法
で得ることができた: アセトニトリル(1.4中)の2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E
−型)(54.3g)及び水和したp−トルエンスル
ホン酸(30.4g)の溶液を35℃で2時間撹拌し
た。次にこのものを20mmHg(2.7kPa)下にて30
℃濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチル(1)に採
り入れ、この溶液を半飽和炭酸水素ナトリウム溶
液(2×500c.c.)及び半飽和塩化ナトリウム溶液
(2×500c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固さ
せた。残渣をエーテル(200c.c.)中で破解した。
淡褐色粉末状で7−アミノ−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−8−オキソ−5−オキシド−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(28.13g)が得られた。 Rf=0.32;シリカゲル・クロマトグラフ用プ
レート〔塩化メチレン及びメタノールの85:15
(容量部)混合物を使用〕。 5−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール−4−イル)−アセチルチ
オ〕−2−メチル−1・3・4−チアジアゾール
(シン異性体)は次の方法で得ることができた: 酢酸エチル(200c.c.)中の〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)〕−酢酸(シン異性体)(8.88g)及び5
−メルカプト−2−メチル−1・3・4−チアジ
アゾール(2.64g)の4℃に冷却された懸濁液
に、N・N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(4.96g)を撹拌しながら一度に加えた。懸濁液
を4℃で4時間撹拌し、次に過し、液を水
(2×200c.c.)、半飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(2×100c.c.)及び飽和塩化ナトリウム溶液(100
c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
し、20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で20c.c.に濃縮
し、そして再び過した。液を石油エーテル
(200c.c.)で希釈し、この混合物を過し、予想さ
れた生成物の粗製の状態に対応する黄色粉末
(6.2g)を捕集した。 精製を次の方法で行つた:上記の生成物を還流
下にてシクロヘキサン(200c.c.)で処理し、この
混合物を熱時過し、液を30c.c.に濃縮し(20mm
Hg;2.7kPa下にて20℃)、濃縮液を過し、5−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセチルチオ〕−2−
メチル−1・3・4−チアジアゾール、シン異性
体(4.5g)を捕集した。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.85(s、3H、
−CH3);4.08(s、3H、=NOCH3);6.60(s、
1H、チアゾールのH)。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収帯(cm
-1);1695、1605、1580、1530、1490、1450、
1050及び900。 実施例 54 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−5−オキシド−3−〔2−ト
シルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(0.23g)、ジメチルホルムアミド(15c.c.)、4−
(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジオキソ
−3−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセチルチオ〕−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン(シン異性体)(0.40g)及びN・N−
ジイソプロピルエチルアミン(0.07c.c.)の混合物
を窒素下にて60℃で5時間撹拌した。このものを
酢酸エチル(60c.c.)で希釈し、この溶液を水(3
×30c.c.)、次に半飽和塩化ナトリウム溶液(2×
30c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過し、20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固
させた。残渣を塩化メチレン(10c.c.)に採り入
れ、メルク・シリカゲル(0.06〜0.2mm)(2g)
を加え、この混合物を20mmHg(2.7kPa)下にて
20℃で濃縮乾固させた。得られた粉末をメルク・
シリカゲル(0.06〜0.2mm)(8g)のカラム(カ
ラム直径:1.2cm)に付着させた。順次、次のシ
クロヘキサン及び酢酸エチルの混合物によつて溶
離を行つた:80:20(容量部)(50c.c.)、60:40
(容量部)(100c.c.)、40:60(容量部)(100c.c.)

び20:80(容量部)(200c.c.)、そして純酢酸エチ
ル(200c.c.)、25c.c.フラクシヨンを捕集した。フラ
クシヨン12〜19を20mmHg(2.7kPa)下にて20℃
で濃縮乾固させ、ベージユ色の泡状物として、2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−
〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジ
オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
異性体、E−型)(0.19g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3380、3250、1795、1720、1685、1520、
1490、1445、1040、940、760及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.34及び4.12
(2d、J=18、2H、−SCH2−):3.40(s、6H、
−OCH3);3.94〜4.06(m、5H、−OCH3及び〓
NCH2−):4.60〜4.68(m、2H、6位のH及び
−C(OCH32):6.07(dd、J=4及び9、
1H、7位のH);6.70(s、1H、チアゾールの
H);6.82(d、J=16、1H、−C=CHS
−);6.96(s、1H、【式】)。 スルホキシドの還元及び保護基の除去は実施例
16に述べた如くして行つた。かくして7−〔2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノ−アセタミド〕−2−カルボキシ−3
{2−〔5・6−ジオキソ−4−ホルミルメチル−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シン異性体、E−型)が得ら
れた;この生成物の特性は実施例16で得られた生
成物の特性と同一であつた。 4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・6−ジ
オキソ−3−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセチ
ルチオ〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン(シン異性体)の次の方法で
製造することができた: ジメチルホルムアミド(20c.c.)中の〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)〕−酢酸(シン異性体)(0.89
g)及び4−(2・2−ジメトキシエチル)−5・
6−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジン(0.47g)の4℃に冷却され
た溶液に、N・N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(0.50g)を一度に加えた;この混合物を
4℃で1時間、次に20℃で3時間撹拌した。この
反応懸濁液を過し、液を酢酸エチル(100
c.c.)で希釈し、この混合物を水(2×50c.c.)、1
%炭酸水素ナトリウム溶液(2×50c.c.)及び半飽
和塩化ナトリウム溶液(2×50c.c.)で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固した。残渣をイ
ソブロピルエーテル(10c.c.)中で破解し、過し
そして乾燥した後、黄色粉末状で4−(2・2−
ジメトキシエチル)−5・6−ジオキソ−3−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
(シン異性体)(0.91g)が得られた。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.30(s、6H、
−OCH3);4.05(s、3H、=NOCH3);4.28
(d、J=5、2H、〓NCH2−);4.66(t、J
=5、1H、−CH=);6.68(s、1H、チアゾー
ルのH)。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収帯(cm
-1);3380、1720、1585、1525、1490、1450、
1040、900、750及び730。 実施例 55 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−8−オキソ−5−オキシド−3−(2−ト
シルオキシビニル)−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(0.614g)、ジメチルホルムアミド(50c.c.)及び
4−(2−t−ブトキシカルボニルアミノエチ
ル)−5・6−ジオキソ−3−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセチルチオ〕−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン(シン異性
体)(0.70g)の混合物を窒素下で60℃に6時間
加熱した。次にこのものを酢酸エチル(150c.c.)
で希釈し、この混合物を水(2×120c.c.)、1N塩
酸(2×100c.c.)、水(100c.c.)及び飽和塩化ナト
リウム水溶液(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、過し、20mmHg(2.7kPa)下に
て20℃で濃縮乾固した。残渣をメルク・シリカゲ
ル(0.06〜0.2mm)(40g)のカラム(カラム直
径:2.5cm、高さ:29cm)でクロマトグラフにか
けた。酢酸エチル(1)で溶離を行い、60c.c.フ
ラクシヨンを捕集した。フラクシヨン3〜6を20
mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させた。
褐色泡状物として、2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−(2−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−エチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(0.21g)が得られた。 本生成物を前記の実施例28に述べた如く処理し
た際、ホルメートとして7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセタミド〕−3−{2−〔4−(2−アミノエチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−2−カルボキシ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シン異性体、E−型)が得られ、その特性は
実施例28の生成物の特性と同一であつた。 出発物質として用いたチオロ−エステルは次の
方法で製造することができた: 酢酸エチル(50c.c.)中の2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−酢酸、シン異性体(2.17g)及び4−(2−
t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−5・
6−ジオキソ−3−チオキソ−パーヒドロ−1・
2・4−トリアジン(1.05g)の+4℃に冷却さ
れた懸濁液に、N・N′−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド(1.11g)を加えた。この混合物を20
℃で4時間撹拌し、過し、20mmHg(2.7kPa)
下にて20℃で濃縮乾固させた。残渣を塩化メチレ
ン(20c.c.)に採り入れ、この溶液をジイソプロピ
ルエーテル(250c.c.)に注いだ。過しそして乾
燥した後、黄色粉末状で4−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノ−エチル)−5・6−ジオキソ
−3−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノ−チアゾール−4−イル−アセチルチオ〕
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン(シン異性体)(0.75g)が得られ
た。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収帯(cm
-1);3440、3390、2820、1710、1585、1530、
1450、1390、1370、1050、955、900及び755。 実施例 56 エタノール(25c.c.)、テトラヒドロフラン(25
c.c.)及び水(5c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−7−(4−ブロモ−2−ヒドロキ
シイミノ−3−オキソ−ブチルアミド)−3−〔2
−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シン異性体、E−型)(1.4g)の溶液
に、チオウレア(0.18g)を加え、この溶液を20
℃で4時間撹拌した。次にこのものを減圧下(20
mmHg、2.7kPa)で濃縮乾固させた。残渣を水
(10c.c.)と共に破解し、この混合物を炭酸水素ナ
トリウム溶液でPH値7にし、沈殿物を別し、水
(5c.c.)で洗浄しそして乾燥した。淡いベージユ
色の固体(1.3g)が得られ、このものをクロロ
ホルム(10c.c.)に溶解した。得られた溶液を撹拌
しながらイソプロピルエーテル(100c.c.)に滴下
した。生じた不溶性物質を別し、テトラヒドロ
フラン(25c.c.)に再溶解し、得られた溶液を脱色
用木炭の存在下にかいて過し、液を減圧下
(20mmHg、2.7kPa)で容量5c.c.に濃縮した。この
溶液に酢酸エチル(25c.c.)を加えた。生じた固体
を別し、酢酸エチル(10c.c.)で洗浄しそして乾
燥した。かくしてベージユ色の固体として、2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−ヒ
ドロキシイミノ−2−(2−アミノ−チアゾール
−4−イル)−アセタミド〕−3〔2−(2−メチ
ル−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.9g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3380、3200、3100、1785、1720、1685、
1630、1535、1500、1445、1210、950、760、745
及び705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.71(s、
3H、−CH3ヘテロ);3.72及び3.98(2d、J=
18、2H、−SCH2−);5.28(d、J=4、1H、
6位のH);5.90(dd、J=4及び9、1H、7
位のH);6.80(s、1H、チアゾールのH);
6.98(s、1H、−COOCH〓);7.05(d、J=
16、1H、−C=CHS−);7.6(d、J=16、
1H、−CH=CS−);9.65(d、J=9、
1H、−CONH−);11.85(sブロード、1H、=
NOH)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−ヒドロキシイミノ−2−(2−アミノ−チア
ゾール−4−イル)−アセタミド〕−3−〔2−(2
−メチル−1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シン異性体、E−型)(0.3g)を98%ギ酸(6
c.c.)に溶解した。蒸留水(6c.c.)を加え、この混
合物を60℃に15分間加熱した。濁つた溶液を冷却
し、脱色用木炭の存在下において過し、液を
減圧下(20mmHg、2.7kPa)で蒸発乾固させた。
残渣にエタノール(10c.c.)を加え、この混合物を
減圧下(20mmHg、2.7kPa)で濃縮乾固させ、こ
の操作を2回くり返し行い、次にエタノール(10
c.c.)中の残渣懸濁液を還流下で加熱し、冷却し、
生成物を別し、減圧下(0.5mmHg、0.07kPa)
で乾燥した。かくして黄色固体として、2−カル
ボキシ−7−〔2−ヒドロキシイミノ−2−(2−
アミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−
3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾ
ール−5−イル)−チオビヒル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シン異性体、E−型)(0.07g)
を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3600、2200、1770、1660、1530、1390及び
950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2・74
(s、3H、−CH3ヘテロ);3.64及び3.90(2d、J
=18、2H、−SCH2−);5.20(d、J=4、
1H、6位のH);5.80(dd、J=4及び9、
1H、7位のH);6.65(s、1H、チアゾールの
H)。6.08(s、ブロード、2H、−NH2);7.10及
び7.20(2d、J=14、2H、−CH=CH−S−);
9.46(d、J=9、1H、−CONH−);11.28(s
ブロード、1H、=NOH)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
(4−ブロモ−2−ヒドロキシイミノ−3−オキ
ソ−ブチルアミド)−3−〔2−(2−メチル−
1・3・4−チアジアゾール−5−イル)−チオ
ビニル〕−8−オキソ−5−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)は次の方法で製造することができた: 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
(4−ブロモ−3−オキソ−ブチルアミド)−3−
〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(E異性体)(1.8g)をテトラヒドロフ
ラン(23c.c.)及び水(4.7c.c.)の混合物に10℃で
懸濁させた。次に酢酸(7.8c.c.)を加え、この混
合物を氷で0℃に冷却し、水(2.3c.c.)中の亜硝
酸ナトリウム(0.187g)の溶液を加え、この反
応混合物を4時間にわたつて20℃の温度にもどし
た。得られた溶液を氷冷した水(150c.c.)で希釈
した。沈殿物を別し、酢酸エチル(100c.c.)に
溶解し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(2×25c.c.)及び飽和塩化ナトリウム溶液(2×
25c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
減圧下(20mmHg、2.7kPa)で濃縮乾固させた。
かくして褐色の固体として、2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−(4−ブロモ−2−ヒド
ロキシイミノ−3−オキソ−ブチルアミド)−3
−〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シン異性体、E−型)(1.5g)を得
た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);1785、1715、1685、1540、1495、1455、
1205、950、760、745及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.76(s、3H、
−CH3ヘテロ);4.53(s、2H、−COCH2Br);
5.12(d、J=4、1H、6位のH):5.85
(dd、J=4及び9、1H、7位のH);7.01
(s、1H−COOCH);9.43(d、J=9、1H、
−CONH−);16.50(sブロード、1H、=
NOH)。 塩化メチレン(3.53c.c.)中のジケテン(3.04
g)の溶液に−30℃で35分間にわたつて塩化メチ
レン(3.53c.c.)中の臭素(5.79g)を滴下した。
次にこの溶液を同一温度で30分間撹拌した。この
溶液の1/10を取り出し、−15℃で10分間にわたつ
て酢酸エチル(20c.c.)中の7−アミノ−2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−3−〔2−(2−メ
チル−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E異性体)(1.38g)及びビス−トリメチルシリ
ル−アセタミド(1.11c.c.)の撹拌された溶液に滴
下し、次にこの溶液を同一温度で30分間撹拌し
た。その後に水(20c.c.)を加え、有機相をデカン
テーシヨンし、飽和塩化ナトリウム溶液(3×10
c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
過し、減圧下(20mmHg、2.7kPa)で濃縮乾固さ
せた。かくして褐色の固体として、2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−(4−ブロモ−3
−オキソ−ブチルアミド)−3−〔2−(2−メチ
ル−1・3・4−チアジアゾール−4−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E
異性体)(1.9g)を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);1780、1720、1680、1535、1490、1450、
1250、940、760及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.75(s、3H、
複素環式環の−CH3);3.58及び3.84(2d、J=
19、2H、−SCH2−);3.75(s、2H、−
COCH2CO−);4.03(s、2H、−CH2Br);
5.04(d、J=4、1H、6位のH);5.85
(dd、J=4及び9、1H、7位のH);6.98
(s、1H、−COOCH〓)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チア
ジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(E異性体)は次の方法で
製造することができた: アセトニトリル(46c.c.)中のp−トルエンスル
ホン酸−水和物(8.43g)の溶液を3分間にわた
り、アセトニトリル(138c.c.)中の2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカル
ボニルアミノ−3−〔2−(2−メチル−1・3・
4−チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E異性体)
(9.2g)の懸濁液に35℃で加えた。この混合物は
均質になり、このものを38℃に40分間保持し、そ
の後に水(600c.c.)中の炭酸水素ナトリウム
(7.44g)の溶液に注いだ。この混合物を酢酸エ
チル(300c.c.、次いで3×100c.c.)で抽出した。有
機相を合液し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(100c.c.)、次に飽和塩化ナトリウム溶液(2×100
c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
過し、減圧下(20mmHg、2.7kPa)で濃縮乾固さ
せた。かくして褐色ゴム状物質として、7−アミ
ノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール
−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−
2−エン(E異性体)(6.8g)を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3340、1780、1720、1670、1560、
1500、1455、940、760、745及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):2.72(s、3H、
複素環式環の−CH3);3.46(s、ブロード、
2H、−SCH2−);4.77(d、J=4、1H、6位
のH);5.00(d、J=4、1H、7位のH);
7.00(s、1H、COOCH〓);7.18(s、ブロー
ド、2H、−CH=CH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔2−(2−
メチル−1・3・4−チアジアゾール−5−イ
ル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E異性体)は次の如くして製造することができ
た: 塩化メチレン(170c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−
チアジアゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−
オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アジ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E異性
体)(17g)及びジメチルアセタミド(10.9c.c.)
の溶液に−10℃で5分間にわたり三塩化リン
(4.7c.c.)を加え、この混合物を同一温度に1時間
保持した。次にこのものを酢酸エチル(2000c.c.)
で0℃にて希釈し、この混合物を飽和炭酸水素ナ
トリウム溶液(3×250c.c.)及び飽和塩化ナトリ
ウム溶液(250c.c.)で洗浄し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、過し、減圧下で蒸発乾固させた。
残渣をメルク・シリカゲル(0.063〜0.2mm)(291
gの)カラム(カラム直径:4.5cm;高さ:37
cm)でクロマトグラフにかけ、塩化メチレン及び
エチルの92.5:7.5(容量部)混合物で溶離を行
い、100c.c.フラクシヨンを捕集した。生成物を含
むフラクシヨン12〜29を減圧下(20mmHg、
2.7kPa)で蒸発乾固させた。かくして淡黄色固
体として、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2
−(2−メチル−1・3・4−チアジアゾール−
5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(E異性体)(9.25g)を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3370、1790、1715、1700、1520、1160、
945、740及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(80MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.50(s、9H、
(CE33C−)、;2.75(s、3H、複素環式環の−
CH3);3.68(s、ブロード、2H、−SCH2−);
5.03(d、J=4、1H、6位のH);5.28(d、
J=9、1H、−CONH−);5.65(dd、J=4及
び9、1H、7位のH);7.00(1H、s、−
COOCH〓)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−(2−メ
チル−1・3・4−チアジアゾール−5−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(E異性体)は次の如くして製造す
ることができた。 ジメチルホルムアミド(200c.c.)中の2−ベン
スヒドリルオキシカルボニル−7−t−ブトキシ
カルボニルアミノ−8−オキソ−5−オキシド−
3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(E異性体)(20g)、2−メチル−1・3・4−
チアジアゾリン−5−チオン(4.87g)及びジイ
ソプロピルエチルアミン(5.04c.c.)の溶液を60℃
に2時間加熱した。この混合物を氷冷した水
(2000c.c.)に注ぎ、混合物を酢酸エチル(2000
c.c.、次に500c.c.)で抽出し、有機相を合液し、飽
和炭酸水素ナトリウム溶液(250c.c.)、蒸留水(4
×250c.c.)及び飽和塩化ナトリウム溶液(250c.c.)
で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、脱色用
木炭の存在下において過し、減圧下(30mm
Hg、4kPa)で濃縮乾固させた。かくして緑−褐
色のゴム状物質として、2−ベンズヒドリルオキ
シカルボニル−7−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−3−〔2−(2−メチル−1・3・4−チアジ
アゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ
−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(E異性体)(17
g)を得た。この物質を酢酸エチル(60c.c.)に再
溶解し、イソプロピルエーテル(600c.c.)で再沈
殿させ、過しそして乾燥した。かくして黄色粉
末状で目的の生成物を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3410、1795、1720、1500、1160、1050、
940、755、740及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.50(s、9H、
(CH33C−);2.75(s、3H、−CH3ヘテロ);
3.30及び4.15(2d、J=18、2H、
【式】);4.55(d、J=4、1H、6位 のH);5.7〜5.9(m、2H、−CONH−及び7位
のH);6.97(s、1H、−COOCH〓);7.53
(d、J=16.1、1H、−CH=CS−)。 実施例 57 7−アミノ−2−カルボキシ−3−〔2−(1−
メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)
(0.51g)を水(10c.c.)、炭酸水素ナトリウム
(0.63g)及びアセトン(7.5c.c.)の混合物に溶解
した。この溶液を−8℃に冷却し、アセトン(5
c.c.)中の4−ブロモ−2−メトキシイミノ−3−
オキソ−ブチリルクロリド、シン異性体(0.363
g)の溶液を加えた。この混合物を、温度−8℃
から+5℃に上昇させながら、50分間撹拌した。
次に混合物を過し、アセトンを20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で蒸発させ、残渣を水(50
c.c.)で希釈し、この溶液を酢酸エチル(50c.c.)で
洗浄し、水相を水(100c.c.で希釈し、酢酸エチル
(150c.c.)を加え、この混合物を4N塩酸でPH値2.3
の酸性にした。有機層を半飽和塩化ナトリウム溶
液(100c.c.)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固さ
せた。 かくして得られたエタノール(5c.c.)中の生成
物の溶液を20℃で、エタノール(5c.c.)及び水
(10c.c.)中のチオウレア(0.11g)の溶液に加え
た。この混合物を20℃で35分間撹拌し、次にPH値
を炭酸水素ナトリウムによつて6に調節し、この
混合物をギ酸(1c.c.)の添加によつて酸性にし、
20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させ、
残渣をエタノール(3×50c.c.)に採り入れ、その
際に混合物を20mmHgにて20℃で各々蒸発乾固さ
せた。残渣を還流下にてエタノール(250c.c.)で
抽出し、混合物を過し、液を20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で約25c.c.に濃縮し、この残
渣を5℃で15分間放置し、再び過し、固体分を
エタノール(5c.c.)及びエーテル(2×10c.c.)で
洗浄した。かくして黄色粉末状で、7−〔2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキ
シイミノ−アセタミド〕−2−カルボキシ−3−
〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.28g)が得られ、このも
のの特性は実施例48に述べられた生成物の特性と
同一であつた。 7−アミノ−2−カルボキシ−3−〔2−(1−
メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)は
次の方法で得ることができた: ギ酸(105c.c.)及び水(40c.c.)中の7−アミノ
−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E
−型)(3g)の混合物を50℃で30分間処理し
た。次にこのものを0.05mmHg(0.007kPa)下に
て20℃で濃縮乾固させ、残渣をエタノール(2×
100c.c.)に採り入れ、その際に各々混合物を20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させ、得ら
れた固体分をエタノール(50c.c.)中で破解し、
別し、ジエチルエーテル(2×25c.c.)で洗浄し
た。 7−アミノ−2−カルボキシ−3−〔2−(1−
メチル−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(E−型)が
ホルメート(1.5g)として得られた。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.64及び
3.89(2d、J=18、2H、−SCH2−);4.02(s、
3H、−CH3);5.15(d、J=4、1H、6位の
H);5.77(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.97及び7.13(2d、J=16、2H、−CH=
CH−);9.07(d、J=9、1H、−CONH−)。 7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5
−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(E−型)は次の方法で得ることができた: アセトニトリル(80c.c.)に溶解した2−ベンズ
ヒドリルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−3−〔2−(1−メチル−テトラ
ゾール−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エン(E−型)(8g)を実施例56に
述べた条件下にてp−トルエンスルホン酸水和物
(4.9g)で処理した。この処理後、淡褐色の固体
として、7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(E−型)(5.7g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);1775、1710、1495、1455、1210、755及び
705。 塩化メチレン(250c.c.)及びジメチルアセタミ
ド(7.65g)中の2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−t−ブトキシカルボニルアミノ−3
−〔2−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)
−チオビニル〕−8−オキソ−5−オキシド−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(E−型)(13.8g)の溶液を−20
℃にて10分間、三臭化リン(11.9g)で処理し
た。この混合物をはげしく撹拌しながら飽和炭酸
水素カリウム溶液(250c.c.)に注ぎ、有機相を飽
和塩化ナトリウム溶液(100c.c.)で洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、過し、20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させた。残渣を
メルク・シリカゲル(0.06〜0.2mm)(260gのカ
ラム(カラム直径;3cm、高さ:32cm)でクロマ
トグラフにかけた。シクロヘキサン及び酢酸エチ
ルの70:30(容量部)混合物(1.5)を用いて
溶離し、100c.c.フラクシヨンを捕集した。フラク
シヨン7〜14を20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で
濃縮乾固させ、黄色粉末として、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−3−〔2−(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(E−型)(8.5g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3340、1790、1705、1690、1510、1160、
940、730及び700。 実施例 58 乾燥テトラヒドロフラン(250c.c.)中の2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔5・
6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シン異性体、E−型)(2.5
g)を−50℃に冷却し、クロロスルホニルイソシ
アネート(11c.c.)で処理した。この混合物を、
徐々に−5℃に温度を上昇させながら、55分間撹
拌し、次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150
c.c.)及び酢酸エチル(250c.c.)を加えた。水相を
酢酸エチル(100c.c.)で抽出し、合液した有機抽
出液を飽和塩化ナトリウム溶液(2×100c.c.)で
洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして
過した。溶媒を減圧下(30mmHg;4kPa)にて40
℃にて蒸発させそして乾燥した後、黄色粉末とし
て、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2−カルバモイルオキシエチル)−
5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
タミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異
性体、E−型)(2.6g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3350、2600、1785、1720、1685、1530、
1490、1450、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.30及び
3.64(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.84(s、
3H、=NOCH3);4.03及び4.11(2t、J=5、2
×2H、〓NCH2CH2OCO−);5.24(d、J=
4、1H、6位のH);5.77(dd、J=4及び
9、1H、7位のH);6.71(s、1H、チアゾー
ルのH);6.94(s、1H、−CH、(C6H52);6.93
及び7.02(AB、J=16、2H、−CH=CH−S
−);7.15〜7.60(Mt、−25H、芳香族);8.25〜
8.80(2s、2H、−OCONH2);9.60(d、J=
9、1H、−CONH−C7);12.60(s、1H、
【式】またはトリアジンの 【式】)。 ギ酸(47c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−(2−カルバモイルオ
キシエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シン異性体、E−型)(2.6g)の溶液を
蒸留水(20c.c.)で希釈し、この混合物を50℃に20
分間加熱し、次に蒸留水(27c.c.)で更に希釈し
た;不溶性物質を別した後、液を減圧下(5
mmHg、0.67kPa)にて30℃で濃縮乾固させた。残
渣を無水エタノール(50c.c.)と共に破解し、この
ものを減圧下(30mmHg、4kPa)にて40℃で蒸発
させた。この操作を更に2回くり返し行い、次に
残渣をエタノール(40c.c.)に採り入れ、別し、
エーテル(2×50c.c.)で洗浄しそして乾燥した。
クリーム色の粉末として、7−〔2−(2−アミノ
−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
−アセタミド〕−3−{2−〔4−(2−カルバミル
オキシエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−2−カルボキシ−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)(1.5g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm-1);
3550、2200、1770、1710、1680、1050及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.62及び
3.82(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.86(s、
3H、=NOCH3);4.06及び4.15(2t、J=5、2
×2H、〓NCH2CH2O−):5.21(d、J=9、
1H、6位のH);5.78(dd、J=4及び9、
1H、7位H);6.50(s、ブロード、2H、−
OCONH2);6.75(s、1H、チアゾールのH);
6.92及び7.08(2d、J=16、2H、−CH=CH−S
−);7〜7.50(s、ブロード、2H、チアゾー
ルの−NH2);9.66(d、J=9、11H、−CONH
−C7);12.62(s、1H、【式】または 【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−2−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)は次の方法で得ることができた: 乾燥N・N−ジメチルホルムアミド(50c.c.)中
のN・N−ジイソプロピルエチルアミンの溶液
を、乾燥ジメチルホルムアミド(150c.c.)中の2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ
−3−(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シン異性体、E−型)(5.5g)及び5・6−
ジオキソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−
(チオキソ−パーヒドロ−1・2・4−トリアジ
ン(2.08g)の溶液に60℃で15分間にわたつて加
えた。この反応混合物を60℃で3時間撹拌し、酢
酸エチル(600c.c.)で希釈した。有機相を飽和塩
化ナトリウム溶液(150c.c.)、次に蒸留水(3×
150c.c.)で洗浄し、その後に硫酸マグネシウム上
で乾燥した。過しそして減圧下(30mmHg;
4kPa)にて40℃で濃縮乾固させた後、酸渣をメ
ルク・シリカゲル(0.04〜0.06mm)(カラム直
径:6cm、高さ:30cm)でクロマトグラフにか
け、シクロヘキサン及び酢酸エチルの15:85(容
量部)混合物によつて40kPaの減圧下で溶離を行
つた。溶離液を約100c.c.のクラクシヨンとして捕
集した。フラクシヨン24〜70を合液し、減圧下
(30mmHg、4kPa)にて40℃で濃縮乾固させた。
かくして淡黄色の固体として、2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキ
ソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(3.31g)を得た。 Rf=0.33〔シリカゲル・クロマトグラフ用プ
レート、溶離剤:シクロヘキサン及び酢酸エチル
の10:90(容量部)混合物〕。 赤外スペクトル(CHBr3):特性吸収帯(cm
-1);3380、1785、1715、1680、1585、1520、
1495、1450、1050、940、755及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):3.44及び3.60
(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.81(mf、
2H、−C 2OH);4.00(s、3H、=NOCH3);
5.00(d、J=4、1H、6位のH);5.90
(dd、J=4及び9、1H、7位のH);6.70
(s、1H、チアゾールのH);6.81(d、J=
15、1H、−CHδCH−S−);6.90(s、1H、−
CH(C6H52);5.72〜7.6(mf、芳香族、−CON
−、−CH=CS−、(C6H53CN−)。 実施例 59 −10℃に冷却した乾燥テトラヒドロフラン
(100c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ヒ
ドロキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
タミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シン異性体、E−型)(2.5g)の溶液
に、トリエチルアミン(0.38c.c.)及び4−N・N
−ジメチルアミノピリジン(0.05g)、次いで塩
化メチレン(10c.c.)中のギ酸無水物(4.9ミリモ
ル)の溶液〔G.A.OLAH等によりAngew.Chem.
91、649(1979)に従つて製造したもの)を加え
た。この反応混合物を約20℃で3時間撹拌し、次
いで過し、酢酸エチル(450c.c.)で希釈し、順
次0.2N塩酸(50c.c.)、蒸留水(100c.c.)、飽和炭酸
水素ナトリウム溶液(100c.c.)及び飽和塩化ナト
リウム溶液(100c.c.)で洗浄した。有機相を硫酸
マグネシウム上で乾燥し、過し、減圧下(30mm
Hg;4kPa)にて40℃で濃縮した。褐色粉末状で
粗製の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3
−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ホルミル
オキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ
−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビ
ニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタ
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(2.7g)が得られ
た。 Rf=0.68〔シリカゲル・クロマトグラフ用プ
レート:溶離剤:酢酸エチル及びメタノールの
80:20(容量部)混合物〕。 上で得られた粗製の生成物(3.35g)を乾燥塩
化メチレン(50c.c.)に溶解した。N・N−ジメチ
ルアセタミド(1.42c.c.)を加え、次に混合物を−
10℃に冷却し、三塩化リン(0.67c.c.)を導入し
た。反応混合物を約−10℃で1時間撹拌し、次に
N・N−ジメチルアセタミド(0.2c.c.)及び三塩
化リン(0.1c.c.)で処理した。−10℃で20分間放置
した後、反応混合物を酢酸エチル(500c.c.)及び
飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150c.c.)で希釈し
た。有機相をデカンテーシヨンし、蒸留水(2×
50c.c.)及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫
酸マグネシウム上で乾燥しそして過した。溶媒
を減圧下(35mmHg、4.7kPa)にて40℃で蒸発さ
せて残渣が得られ、このものをメルク・シリカゲ
ル(0.063〜0.04mm)のカラム(カラム直径:5
cm、高さ:30cm)でクロマトグラフにかけ、シク
ロヘキサン及び酢酸エチルの40:60(容量部)混
合物(4)を用いて40kPaの減圧下で溶離し、
約50c.c.のフラクシヨンを捕集した。フラクシヨン
38〜76を減圧下(35mmHg;4.7kPa)にて40℃で
蒸発乾固させ、淡黄色粉末として、2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジ
オキソ−4(2−ホルミルオキシエチル)−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シン異性体、E−型)(1.3g)が
得られた。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.65及び
3.88(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.84
(s、3H、=NOCH3);4.10及び4.32(2t、J=
5、2×2H、>NC 2C 2OCHO);5.21(d、
J=4、1H、6位のH);5.75(dd、J=4及
び9、1H、7位のH);6.72(s、1H、チアゾ
ールのH);6.94(s、1H、−C(C6H52);
6.93及び7.02(AB、J=16、2H、−CH=CH−S
−);7.1〜7.5(Mt、25H、芳香族);8.80
(s、ブロード、1H、(C6H53CN−);9.60
(d、J=9、1H、−CONH−C7);12.60(sブ
ロード、1H、【式】または 【式】)。 ギ酸(15c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−ホルミルオキシエチル)−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シン異性体、E−型)(1.25g)の溶液を蒸留水
(4c.c.)で希釈し、25分間50℃に加熱し、その後
にこのものを蒸留水(11c.c.)で更に希釈した。不
溶性物質を別した後、液を減圧下(5mm
Hg;0.67kPa)にて30℃で濃縮した;残渣をエタ
ノール(50c.c.)中で破解し、このものを減圧下
(35mmHg:4.0kPa)にて40℃で蒸発させた。後者
の操作を4回くり返し行い、その後にこの固体残
渣をエタノール(20c.c.)に採り入れ、別し、ジ
イソプロピルエーテル(2×25c.c.)で洗浄し、そ
して乾燥した。この生成物を純ギ酸(10c.c.)に溶
解し、この溶液を45℃に1時間30分加熱し、次に
減圧下(5mmHg;0.67kPa)にて40℃で濃縮し
た。残渣を無水エタノール(30c.c.)中で破解し、
次にこのものを減圧下(30mmHg;4kPa)にて40
℃で蒸発させた;この操作を更に2回くり返し行
つた。かくして黄色粉末として、7−〔2−(2−
アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノ−アセタミド〕−2−カルボキシ−3−{2
−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ホルミルオキシ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(0.54g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3200、2200、1775、1710、1680、
1530、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.62及び
3.82(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.84
(s、3H、=NOCH3);4.15及び4.32(2t、J=
5、2×2H、NC 2C −OCHO);5.21
(d、J=4、1H、6位のH);5.78(dd、J=
4及び9、1H、7位のH);6.73(s、1H、チ
アゾールのH);6.89及び7.10(2d、J=16、
2H、−CH=CH−S−);7.16(s、ブロード、
2H、−NH2);8.18(s、1H、COO−);9.59
(d、J=9、1H、−CONH−C7);12.60(s、
ブロード、1H、【式】または 【式】)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ヒドロキシ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)は次の方法で製造することが
できた: 乾燥N・N−ジメチルホルムアミド(490c.c.)
中の2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−3−(2−トシルオキシビ
ニル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−型)
(18g)の溶液に65℃で5・6−ジオキソ−4−
(2−ヒドロキシエチル)−パーヒドロ−1・2・
4−トリアジン(7g)を加え、その後にN・N
−ジメチルホルムアミド(160c.c.)中のN・N−
ジイソプロピルエチルアミン(2.32g)の溶液を
10分間にわたつて滴下導入した。この反応混合物
を65℃で3時間撹拌し、次に酢酸エチル(2)
で希釈し、蒸留水(4×500c.c.)で洗浄した。有
機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下(35
mmHg;4.7kPa)にて40℃で濃縮した。残渣をメ
ルク・シリカゲル(0.2〜0.04mm)(カラム直径;
4cm)(200g)でクロマトグラフにかけ、シクロ
ヘキサン及び酢酸エチルの20:80(容量部)混合
物で溶離を行い、約250c.c.のフラクシヨンを捕集
した。フラクシヨン6〜41を減圧下(35mmHg;
4.7kPa)にて40℃で濃縮乾固させた。淡褐色の
粉末として2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−ヒド
ロキシエチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ
−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビ
ニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタ
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(17.16g)が得られ
た。 赤外スペクトル(KBr);特性吸収帯(cm
-1);1800、1720、1685、1525、1495、1450、
1045、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.60及び
4.28(2d、J=17.5、2×1H、−S(O)CH2
−)3.57及び3.88(2Mt、2×2H、
NCH2CH2OH);3.84(s、3H、=NOCH3);
5.04(d、J=4、1H、6位のH);5.84
(dd、J=4及び9、1H、7位のH);6.77
(s、1H、チアゾールのH);6.96(s、1H、−
CH(C6H52);6.96及び7.09(AB、J=16、2
×1H、−CH=CH−S−);7.15〜7.60(Mt、
25H、芳香族);8.72(s、1H、
【式】または【式】)。 実施例 60 乾燥テトラヒドロフラン(25c.c.)中の2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(2−ヒドロキシエチル)−5・6−ジオキソ−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シン異性体、E−型)(2.05
g)の溶液に22℃で炭酸水素ナトリウム(0.64
g)を加え、その後乾燥テトラヒドロフラン(5
c.c.)中の酢酸無水物(0.4c.c.)の溶液を15分間に
わたつて滴下導入した。次に乾燥テトラヒドロフ
ラン(1c.c.)に溶解した4−ジメチルアミノピリ
ジン(0.05g)を加え、この反応混合物を25℃で
10分間撹拌した。次にこのものを蒸留水(50c.c.)
及び酢酸エチル(120c.c.)で希釈した。有機相を
デカンテーシヨンし、順次0.5N塩酸(80c.c.)、飽
和炭酸水素ナトリウム溶液(80c.c.)及び飽和塩化
ナトリウム溶液(100c.c.)で洗浄した。硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、過した後、この溶液を減
圧下(30mmHg、4kPa)にて40℃で濃縮乾固させ
た。黄色粉末としての粗製の生成物(2.05g)が
得られた。 上記の如くして得られた粗製の生成物(2.5
g)をメルク・シリカゲル(0.04〜0.06mm)のカ
ラム(カラム直径:4cm、高さ:30cm)でクロマ
トグラフにかけ、40kPaの圧力下にシクロヘキサ
ン及び酢酸エチルの40:60(容量部)混合物(3
)で溶離を行い、100c.c.フラクシヨンを捕集し
た。フラクシヨン11〜26を減圧下(30mmHg、
4kPa)にて40℃で濃縮乾固させた。淡黄色の泡
状物として、3−{2−〔4−(2−アセトキシエ
チル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセ
タミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異
性体、E−型)(1.84g)が得られた。 赤外スペクトル(CHBr3);特性吸収帯(cm
-1);3400、2820、1790、1685、1590、1495、
1450、1050、940、760及び740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm):J(Hz)):1.97(s、
3H、C 3CO2−);3.63及び3.88(AB、J=
18、2H、−SCH2−);3.83(s、3H、=
NOCH3);4.06(t、J=5、2H、〓N−C
2CH2OCOCH3);4.23(t、J=5、2H、〓
NCH2−C 2OCOCH3);5.21(d、J=4、
1H、6位のH);5.76(dd、J=4及び9、
1H、7位のH);6.71(s、1H、チアゾールの
H);6.91(d、J=16、1H、−C=CH−S
−);6.93(s、1H、−C(C6H52);7.0
(d、J=16、1H、−CH=C−S−);7.2〜
7.5(mt、25H、芳香族);9.60(d、J=9、
1H、−CONH−);12.58(s、ブロード、
【式】または【式】)。 3−{2−〔4−(2−アセトキシエチル)−5・
6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)(1.8g)をギ酸(40c.c.)に溶解した。蒸留水
(15c.c.)の添加後、反応混合物を60℃に30分間加
熱し、次に過し、減圧下(5mmHg、0.67kPa)
にて40℃で濃縮乾固させた。残渣をエタノール
(50c.c.)中で破解し、次に減圧下(30mmHg、
4kPa)にて40℃で蒸発させた。この操作を2回
くり返し行つた。残渣を沸騰エタノール(150
c.c.)に溶解した;熱溶液を過した後、液を放
冷し、5℃に2日間保持した。固体分を別し、
ジエチルエーテル(20c.c.)で洗浄し、次に乾燥し
た。淡黄色粉末状で3−{2−〔4−(2−アセト
キシエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.65g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3320、3220、3150、2300、1780、1740、
1720、1680、1635、1590、1535、1375、1210、
1040及び950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.0(s、
3H、C 3CO2−);3.63及び3.82(AB、J=
18、2H、−SC −);3.85(s、3H、=
NOCH3);4.08(t、J=5、2H、〓NC
2CH2OCOCH3);4.25(t、J=5、2H、〓
NCH2C 2OCOCH3);5.20(d、J=4、1H、
6位のH);5.78(dd、J=4及び9、1H、7
位のH);6.73(s、1H、チアゾールのH);
6.90(d、J=16、1H、−C=CH−S−);
7.12(d、J=16、1H、−CH=CS−);7.18
(s、ブロード、2H、−NH2);9.60(s、J=
9、1H、−CONH−C7);12.6(s、ブロード、
1H、【式】または【式】)。 実施例 61 乾燥塩化メチレン(30c.c.)に溶解したN−t−
ブトキシカルボニルグリシン(1.12g)に0℃で
5分間にわたり、塩化メチレン(20c.c.)中のN・
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.72g)
の溶液を加えた。この反応混合物を0及び5℃間
の温度で30分間撹拌し、次いで速かに過した。
この液を10分間にわたり、0℃に冷却した乾燥
テトラヒドロフラン(70c.c.)中の2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオ
キソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−オ
キシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)(3g)の溶液に加えた。反応混合物を20℃
で45分間撹拌し、次に酢酸エチル(500c.c.)で希
釈し、順次、蒸留水(200c.c.)、飽和炭酸水素ナト
リウム溶液(100c.c.)、蒸留水(100c.c.)及び飽和
塩化ナトリウム溶液(50c.c.)で洗浄した。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、減圧下
(30mmHg、4kPa)にて40℃で濃縮した。褐色の
粉末として、粗製の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔2−(2−N−t−ブトキ
シカルボニルグリシルオキシ−エチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミ
ド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シン異性体、E−型)(3.45g)が得られ
た。 上記の粗製の生成物(3.3g)を乾燥塩化メチ
レン(45c.c.)に溶解した。−10℃に冷却したこの
溶液をN・N−ジメチルアセタミド(1.24c.c.)、
次に三塩化リン(0.6c.c.)で処理した。−10℃で1
時間後、反応混合物を酢酸エチル(600c.c.)で希
釈し、順次飽和炭酸ナトリウム溶液(100c.c.)、蒸
留水(2×100c.c.)及び飽和塩化ナトリウム溶液
(2×200c.c.)で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾
燥しそして過した後、有機溶液を減圧下(30mm
Hg、4kPa)にて40℃で濃縮乾固させた。残渣を
メルク・シリカゲル(0.04〜0.062mm)のカラム
(カラム直径:4cm、高さ:30cm)でクロマトグ
ラフにかけ、40kPaの圧力下にてシクロヘキサン
及び酢酸エチルの10:90(容量部)混合物(1.5
)で溶離を行い、50c.c.でフラクシヨンを捕集し
た。フラクシヨン7〜22を合液し、減圧下(30mm
Hg、4kPa)にて30℃で濃縮乾固させた。黄色粉
末として、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−3−{2−〔4−(N−2−t−ブトキシカルボ
ニルグリシルオキシエチル)−5・6−ジオキソ
−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シン異性体、E−型)(1.44g)が得ら
れた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);1785、1715、1685、1530、1495、1445、
1160、1030、945、755及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.36(s、
9H、(CH33CO−);3.25及び3.86(2d、J=
18、1H、−SCH2−);3.65(d、J=9、2H、−
COC 2NH−);3.884(s、3H、=NOCH3);
4.05及び4.26(2t、J=5、2×2H、〓
NCH2CH2OCO−);5.23(d、J=4、1H、6
位のH);5.50(d、J=9、1H、−CH2NCO
−);5.76(dd、J=4及び9、1H、7位の
H);6.71(s、1H、チアゾールのH)、6.91
(s、1H、−CH(C6H52);6.90及び7(2d、J
=16、2H、−CH=CH−S−);7.15〜7.5
(mt、25H、芳香族);8.78(s、ブロード、
1H、(C6H53CN−);9.60(d、J=9、
1H、−CONH−);12.60(s、1H、
【式】または【式】)。 ギ酸(15c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−3−{2−〔4−(N−2−t−ブトキ
シカルボニルグリシルオキシ−エチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミ
ド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(1.5g)の溶液を蒸留水(4c.c.)で
希釈し、30分間50℃に加熱し、その後このものを
蒸留水(11c.c.)で希釈した。不溶性物質を別し
た後、液を減圧下(5mmHg、0.67kPa)にて30
℃で蒸発乾固させた。残渣を乾燥エタノール(60
c.c.)と共に破解し、次に減圧下(30mmHg、
4kPa)にて40℃で蒸発させた。この後者の操作
を合計3回行い、その後に固体残渣をイソプロピ
ルエーテル(50c.c.)に採り入れ、過し、エチル
エーテル(3×20c.c.)で洗浄しそして乾燥した。
淡黄色の粉末として、7−〔2−(2−アミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−ア
セタミド〕−2−カルボキシ−3−{2−〔5・6
−ジオキソ−4−(2−グリシルオキシエチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エンのホルメート(シン異性体、E
−型)(0.8g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3550、2200、1755、1705、1675、1580、
1530及び1035。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.51及び
3.62(AB、J=18、2H、−SCH2−);3.72
(mt、2H、−COC 2NH2);3.82(s、3H、=
NOCH3);4.12及び4.40(2 Mt、2×2H、〓
NCH2CH2OCO−);5.10(d、J=4、1H、6
位のH);5.67(dd、J=4及び9、1H、7位
のH);6.44(d、J=16、1H、−C=CH−
S−);6.72(s、1H、チアゾールのH);7.18
(s、ブロード、3H チアゾールの−NH3 +);
8.12(s、1H、HCO2−);9.56(d、J=9、
1H、−CONH−C7)。 実施例 62 テトラヒドロフラン(25c.c.)中の実施例28に述
べた如くして製造した3−{2−〔4−(2−アミ
ノエチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒドリリルオキ
シカルボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(2g)の溶液に−20℃でメ
チルスルホニルクロリド(0.28c.c.)及びトリエチ
ルアミン(0.2c.c.)を加え、その後、温度を1時
間30分にわたつて−5℃に上昇させた。この混合
物をはげしく撹拌しながら水(500c.c.)に注ぎ、
過し、固体分をエタノール(30c.c.)及びジエチ
ルエーテル(10c.c.)で洗浄しそして乾燥した;メ
ルク・シリカゲル(0.06〜0.2mm)(5g)にあら
かじめ付着させた上記の生成物をメルク・シリカ
ゲル(0.06〜0.2mm)(10g)のカラム(カラム直
径:0.5cm、高さ:10cm)でクロマトグラフにか
けた。酢酸エチル(200c.c.)で溶離を行い、15c.c.
フラクシヨンを捕集した。フラクシヨン5〜11を
蒸発乾固させ、黄色粉末として、2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジオ
キソ−2−メチルスルホニルアミノ−エチル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チ
アゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シン異性体、E−型)(0.3
g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3300、1790、1715、1695、1590、1525、
1495、1450、1320、1160、1035、945、755及び
700。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−メチルスル
ホニルアミノエチル)−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−
チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.7g)をギ酸(10c.c.)及び
水(5c.c.)の混合物で30分間50℃にて処理した。
この混合物を過し、液を20mmHg(2.7kPa)
にて50℃で濃縮乾固し、残渣をエタノール(4×
50c.c.)に採り入れ、その際に混合物を各々20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で蒸発乾固させた。得
られた固体分をエタノール(50c.c.)中で破解し、
過し、ジエチルエーテル(2×10c.c.)で洗浄し
た。黄色粉末として、7−〔2−(2−アミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−ア
セタミド〕−2−カルボキシ−3−{2−〔5・6
−ジオキソ−4−(2−メチルスルホニルアミノ
エチル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(0.4g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3300、3200、1775、1710、1680、
1590、1530、1320、1150、1140及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):2.90(s、
3H、−SO2CH3);3.20(mt、2H、−CH2NH
−);3.61及び3.78(2d、J=18、2H、−SCH2
−);3.96(s、3H、=NOCH3);3.96(t、J
=5、2H、〓N−CH2−);5.17(d、J=4、
1H、6位のH);5.73(dd、J=4及び9、
1H、7位のH);6.74(s、1H、チアゾールの
H);6.79(d、J=16、1H、−C=CHS
−);7.17(s、2H、−NH2);9.60(d、J=
9、1H、−CONH−)。 実施例 63 塩化メチレン(10c.c.)中のN・N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(0.5g)の溶液を、塩
化メチレン(20c.c.)中のN−t−ブトキシカルボ
ニルグリシン(0.84g)の+5℃に冷却した溶液
に10分間にわたつて滴下した。この混合物を5℃
で30分間撹拌し、過し、液を、塩化メチレン
(100c.c.)中の3−{2−〔4−(2−アミノエチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−2−ベンズヒドリルオキシカル
ボニル−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタ
ミド〕−8−オキソ−5−オキシド−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(2.04g)、トリエチ
ルアミン(0.34c.c.)及びジメチルアミノピリジン
(50mg)の5℃に冷却された溶液中に20分間にわ
たつて滴下した。撹拌しながら温度を20℃に上昇
させ、1時間後、混合物を20mmHg(2.7kPa)下
にて20℃で約30c.c.に濃縮した。残渣を酢酸エチル
(70c.c.)で希釈し、この混合物飽和炭酸水素ナト
リウム溶液(2×50c.c.)及び水(3×50c.c.)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固した。残渣
をテトラヒドロフラン(10c.c.)に採り入れ、この
混合物を4℃で48時間放置した。次にこのものを
過し、液を20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で
濃縮乾固した;残渣をジエチルエーテル(50c.c.)
中で破解し、過しそして乾燥した。褐色の粉末
として、2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−
3−{2−〔4−(2−t−ブトキシカルボニルア
ミノ−エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセトアミド〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エン(シン異性体、E−型)(1.72g)が
得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3380、1800、1710、1690、1590、1515、
1495、1450、1210、1165、1050、1040、945、755
及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.35(s、
9H、−C(CH33);3.33(m、2H、〓N−
CH2CH2NH−);3.54(t、J=5、2H、〓NC
2CH2NH−);3.63(d、J=5、2H、−COC
2NH−);3.6及び4.3(2d、J=18、2H、−
SCH2−);3.86(s、3H、=NOCH3);5.06
(d、J=4、1H、H6);5.86(dd、J=4及び
9、1H、H7);6.78(s、1H、チアゾールの
H);6.86及び7.12(2d、J=16、2H、−CH=
CH−);6.97(s、1H、−COOC〓);7.18
(s、1H、チアゾールのN);8.0(t、J=
5、1H、−COC 2N−);8.75(s、ブロー
ド、1H、NCH2CH2N−);9.03(d、J=
9、1H、−CONH−);12.6(s、1H、トリアジ
ンの−NH)。 塩化メチレン(30c.c.)及びジメチルアセタミド
(0.56c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−{2−〔4−(2−t−ブトキシカルボ
ニルグリシルアミノ−エチル)−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オ
キソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(1.65g)の溶液を−10℃にて三塩
化リン(0.5c.c.)で1時間30分処理した。この混
合物を塩化メチレン(150c.c.)で希釈し、半飽和
炭酸水素ナトリウム溶液(2×100c.c.)及び半飽
和塩化ナトリウム溶液(2×200c.c.)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mmHg
(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固した。 この生成物をメルク・シリカゲル(0.06〜0.2
mm)(50g)のカラム(カラム直径:2cm、高
さ:34cm)でクロマトグラフにかけた。溶離をシ
クロヘキサン及び酢酸エチルの50:50(容量部)
混合物(250c.c.)、25:75(容量部)混合物(500
c.c.)、そして酢酸エチル(1.5)で行い、60c.c.フ
ラクシヨンを捕集した。フラクシヨン9〜24を濃
縮乾固し、クリーム色の泡状物として、2−ベン
ズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(t−ブトキシカルボニルグリシルアミノ−エチ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.78g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3300、1785、1710、1680、1590、
1530、1495、1450、1200、1165、1050、950、755
及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):1.38(s、
9H、−C(CH33);3.30(m、2H、〓NCH2 CH
2NH−);3.45(d、J=5、−COCH2NH−);
3.65及び3.88(2d、J=16、2H、−SCH2−);
3.85(t、J=6、2H、〓NCH 2CH2NH−);
3.85(s、3H、=NOCH3);5.24(d、J=4、
H6);5.76(dd、J=4及び9、H7);6.92及び
7.00(2d、J=16、−C=C−);6.93
(s、−COOCH〓);7.79(t、J=5、1H、−
CH2NCO−);8.80(s、チアゾールのN
−);9.59(d、J=9、−CONH−);12.53
(s、トリアジンの−NH−)。 ギ酸(15c.c.)及び水(15c.c.)の混合物中の2−
ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4
−(2−t−ブトキシカルボニルグリシルアミノ
−エチル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル〕チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イ
ル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シン異性体、E−型)(0.73g)の溶液を50℃で
30分間処理した。このものを0.05mmHg
(0.007kPa)下にて50℃で濃縮乾固させ、残渣を
エタノール(3×150c.c.)に採り入れ、その際に
混合物を各々20mmHg(2.7kPa)下にて20℃で蒸
発させた。その後、固体分をエタノール(25c.c.)
に45℃で採り入れ、この混合物を30分間撹拌し、
放冷し、そして過した。乾燥後、黄色粉末とし
て、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−グリシルエチルアミノ)−1・4・5.6−テ
トラ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チ
オビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
異性体、E−型)ホルメート(0.39g)が得られ
た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3700〜2200、1765、1705、1675、1610、
1585、1530、1035及び930。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.2〜3.6
(m、8H、−SCH2−、〓NCH2CH2N〓及び−
COCH2N〓);3.85(s、=NOCH3);5.12
(d、J=4、H6);5.67(dd、J=4及び9、
H7);6.35(d、J=16、=CH=CHS−);6.73
(s、チアゾールのH);7.15(s、ブロード、−
NH2);8.2(s、ホルメートのH);8.6(m、−
CH2HCO−);9.54(d、J=9、−NHCO
−)。 3−{2−〔4−(2−アミノエチル)−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキ
ソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)は次の方法で得ることができた: アセトニトリル(45c.c.)中の2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−3−{2−〔4−(2−t−
ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8
−オキソ−5−オキシド−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
異性体、E−型)実施例28に述べた如くして製造
したもの(3.36g)の40℃の溶液に10分間にわた
つて、アセトニトリル(15c.c.)中の水和したp−
トルエンスルホン酸(1.14g)の溶液を滴下し
た。この混合物を40℃で2時間撹拌し、次に放冷
した。半飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100c.c.)
を導入し、このバツチを1時間はげしく撹拌し、
次に過した。乾燥後、褐色の粉末として、3−
{2−〔4−(2−アミノエチル)−5・6−ジオキ
ソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4
−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5
−オキシド−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(2.73g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3250〜2300、1800、1715、1685、1595、
1520、1500、1450、1215、1180、1040、945、755
及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz));3.08(m、
2H、〓N−CH2 CH −NH2);3.63及び4.30
(2d、J=18、2H、−SCH2−);3.85(s、3H、
=NOCH3);4.09(t、J=6、2H、〓NCH
2CH2NH2);5.07(d、J=4、H6);5.87(dd、
J=4及び9、H7);6.80(s、チアゾールの
H);6.95(s、−COOC〓);7.07及び7.13
(2d、J=16、−CH=CH−);9.0(d、J=
9、−NHCO−);12.62(s、ブロード、トリア
ジンの−NH−)。 実施例 64 テトラヒドロフラン(60c.c.)中の3−{2−〔4
−(2−アミノエチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(2g)の溶液に20
℃で撹拌しながら、水(1.5c.c.)及びメチルクロ
ロホルメート(0.16c.c.)中の炭酸水素カリウム
(0.5g)の溶液を加えた。この混合物を20℃で1
時間30分撹拌し、次にメチルクロロホルメート
(0.32c.c.)を加えた。1時間30分後、混合物をテ
トラヒドロフラン(100c.c.)で希釈し、この混合
物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、20mm
Hg(2.7kPa)下にて30℃で濃縮乾固した。生成
物をメルク・シリカゲル(0.06〜0.2mm)(5g)
上に固着させ、メルク・シリカゲル(0.06〜0.2
mm)(25g)のカラム(カラム直径:1.5cm、高
さ:15cm)でクロマトグラフにかけた。溶離をシ
クロヘキサン及び酢酸エチルの40:60(容量部)
混合物(500c.c.)及び27:80混合物(500c.c.)、そ
して酢酸エチル(500c.c.)によつて行い、25c.c.フ
ラクシヨンを捕集した。フラクシヨン19〜32を20
mmHg(2.7kPa)下にて20℃で蒸発乾固させ、黄
色粉末として、2−ベンズヒドリルオキシカルボ
ニル−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−
メトキシカルボニルアミノエチル)−1・4・
5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン
−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール
−4−イル)−アセタミド−8−オキソ−5−チ
ア−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シン異性体、E−型)(0.7g)を得た。 赤外スペクトル(KBr);特性吸収帯(cm
-1);3400、3300、1790、1720、1690、1590、
1525、1495、1450、1040、755、740及び700。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−メトキシカ
ルボニルアミノエチル)−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アジ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.7g)ギ酸(10c.c.)及び水
(5c.c.)の混合物を50℃で40分間処理した。次に
このものを過し、0.05mmHg(0.007kPa)下に
て30℃で濃縮乾固し、残渣をエタノール(4×50
c.c.)に採り入れ、その際に混合物を各々(20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で)濃縮乾固させ、そ
の後に残渣をエタノール(30c.c.)中で破解し、生
成物を別し、ジエチルエーテル(2×20c.c.)で
洗浄しそして乾燥した。黄色粉末として、7−
〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カルボキ
シ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−メ
トキシカルボニルアミノエチル)−1・4・5・
6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
−イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(0.35g)が得られ
た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3340、3210、3100、2200、1770、1685、
1625、1590、1530、1035及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.55(s、
3H、−COOCH3);3.62及び3.79(2d、J=18、
2H、−SCH2−);3.85〜3.93(mt、5H、=
NOCH3及び〓N CH2−);5.19(d、J=
4、1H、6位のH);5.75(dd、J=4及び
9、1H、7位のH);6.74(s、1H、チアゾー
ルのH);9.58(d、J=9、1H、−CONH
−);12.53(s、ブロード、1H、=N NH CO
−または【式】)。 3−{2−〔4−(2−アミノエチル)−5・6−
ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル
−}−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)は次の方法で製造することがきた: アセトニトリル(170c.c.)中の2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−3−{2−〔4−(2−t
−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノ−チアジアゾール−4−イル)−アセ
タミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異
性体、E−型)(25g)(実施例28に述べた如くし
て得られたもの)をアセトニトリル(100c.c.)中
のp−トルエンスルホン酸(8.4g)で1時間40
℃で処理した。生じたゴム状の沈殿を、上澄相を
デカンテーシヨンして単離し、極めてはげしく撹
拌しながら飽和炭酸水素ナトリウム溶液(800
c.c.)で処理した。生成物を別し、水(2×50
c.c.)で洗浄し、空気中で乾燥した。黄色粉末とし
て、3−{2−〔4−(2−アミノエチル)−5・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7
−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノ−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E−
型)(15.3g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3150−2200、1785、1715、1690、
1585、1520、1495、1445、1205、1180、1160、
1030、940、750及び700。 実施例 65 テトラヒドロフラン(25c.c.)中の3−{2−〔4
−(2−アミノエチル)−5・6−ジオキソ−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−2−ベンズヒド
リルオキシカルボニル−7−〔2−メトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾール−4
−イル)−アセタミド}−8−オキソ−5−チア−
1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
エン(シン異性体、E−型)(2g)を4℃にて
メチルイソシネート(0.35c.c.)で処理した。この
混合物を5℃で2時間、そして20℃で2時間撹拌
した。次にこのものを20mmHg(2.7kPa)下にて
20℃で濃縮乾固させ、残渣をジエチルエーテル
(20c.c.)に採り入れ、そして別した。黄色粉末
(1.4g)が得られ、このものをメルク・シリカゲ
ル(0.06〜0.2mm)に固着させ、メルク・シリカ
ゲル(0.06〜0.2mm)(20g)のカラム(カラム直
径:1.5cm、高さ:15cm)でクロマトグラフにか
けた。 溶離をシクロヘキサン及び酢酸エチルの20:80
(容量部)混合物(200c.c.)及び酢酸エチル(500
c.c.)によつて行い、25c.c.フラクシヨンを捕集し
た。フラクシヨン15〜25を20mmHg(2.7kPa)下
にて20℃で蒸発乾固させた。黄色粉末として、2
−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−
〔〔5・6−ジオキソ−4−〔2−(3−メチルウレ
イド)−エチル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ
−1・2・4−トリアジン−3−イル〕〕−チオビ
ニル}−7−〔メトキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミ
ド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(0.5g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、1785、1710、1685、1585、1535、
1495、1445、1030、940、760及び700。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔〔5・6−ジオキソ−4−〔2−(3−メチ
ルウレイド)−エチル〕−1・4・5・6−テトラ
ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕〕−
チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル)−
アセタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
ン異性体、E−型)(0.5g)、ギ酸(8c.c.)及び
水(4c.c.)の混合物を50℃で40分間処理した。次
にこのものを過し、0.05mmHg(0.007kPa)下
にて30℃で濃縮乾固させ、残渣をエタノール(4
×50c.c.)に採り入れ、その際に混合物を各々20mm
Hg(2.7kPa)下にて20℃で濃縮乾固させ、その
後に残渣をエタノール(40c.c.)中で破解し、別
し、ジエチルエーテル(2×10c.c.)洗浄しそして
乾燥した。 黄色粉末として、7−〔2−(2−アミノ−チア
ゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセ
タミド〕−2−カルボキシ−3−{2−〔〔5・6−
ジオキソ−4−〔2−(3−メチルウレイド)−エ
チル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕〕−チオビニル}
−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、
E−型)(0.3g)を得た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3320、3200、1775、1710、1680、1635、
1585、1535、1040及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.30(m、
5H、−CH 2NH−及び〓NCH );3.60及び3.78
(2d、J=18、2H、−SCH2);3.85(s、ブロー
ド、5H、=NOCH 及び〓NCH −);5.18
(d、J=4、1H、H6):5.74(dd、J=4及び
9、1H、H7);6.09(t、J=6、1H、−N
CH2−);6.74(s、1H、チアゾールのH);
6.82及び7.12(2d、J=16、2H、−CH=CH
−);9.58(d、J=9、1H、−CONH−);
12.52(s、1H、トリアジンの−NH−)。 実施例 66 ピリジン(30c.c.)中の7−〔2−(2−アミノ−
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセタミド〕−カルボキシ−3−〔2−(5・6−
ジオキソ−4−ホルミルメチル−1・4・5・6
−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン(シン異性体、E−型)(1.19g)及びシスタ
ミン塩酸塩(0.247g)の溶液を50℃で30分間撹
拌した。次にこのものを0.5mmHg(0.007kPa)下
にて30℃で濃縮乾固させ、残渣をエタノール(20
c.c.)に採り入れ、生成物を別し、エタノール
(2×20c.c.)及びジエチルエーテル(2×20c.c.)
で洗浄した。黄色粉末として、7−〔2−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ−アセタミド〕−2−カルボキシ−3−{2−
〔5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒ
ドロ−4−〔2−(チアゾリシン−2−イル)−エ
チル〕−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チ
オビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンのピリ
ジン塩(シン異性体、E−型)(1.3g)が得られ
た。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3400、3280、3200、2000、1775、1710、
1680、1610、1380、1035、750及び685。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):4.32(s、
3、−OCH3);5.40(d、J=4、1H、6位の
H);6.04(d、J=4、7位のH);7.25及び
7.78(2d、J=16、2H、−CH=CH−);7.50
(s、1H、チアゾールのH)。 実施例 67 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
ルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホ
ルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(1.78g)、ピリジン(50c.c.)及びヒ
ドロキシアミン塩酸塩(0.42g)の混合物を50℃
に20分間加熱した。次にこのものを0.05mmHg
(0.007kPa)下にて30℃で濃縮乾固させ、残渣を
エタノール(20c.c.)に採り入れ、生成物を別
し、エーテル(2×20c.c.)で洗浄し、そして乾燥
した。得られた固体(1.3g)を水(20c.c.)中で
60℃に加熱し、少量の不溶性物質を別し、液
を放冷し、酢酸(3c.c.)の添加によつてPH値を3
にし、この混合物を70℃に加熱して溶解させた。
次にこのもの過し、再び20℃にし、その後に4
℃で2時間保持した。過しそして乾燥した後、
クリーム色の粉末状で、7−〔2−(2−アミノチ
アゾル−4−イル)−2−メトキシイミノ−アセ
タミド〕−2−カルボキシ−3−{2−〔5・6−
ジオキソ−4−(2−ヒドロキシイミノ−エチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−8−
オキソ5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シン、シン、E及びシ
ン、アンチ、E異性体の混合物)(0.8g)が得ら
れた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3700〜3200、1770、1710、1680、1585、
1530、1040及び940。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz));3.89(s、
2H、−SCH2−);4.30(s、3H、−OCH3);5.39
(d、J=4、1H、6位のH);6.04(d、J=
44、1H、7位のH);7.28及び7.77(2d、J=
16、2H、−CH=CHS−);7.50(s、1H、チア
ゾールのH)。 実施例 68 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
{2−〔4−(2・2−ジメトキシエチル)−2・6
−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニ
ル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トチ
ルアミノ−チアゾール−4−イル)−アセタミ
ド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン異性
体、E−型)(2.9g)、テトラヒドロフラン(50
c.c.)及びメトキシアミン塩酸塩(0.49g)の混合
物を24時間還流させた。次にこのものを20mmHg
(2.7kPa)下にて30℃で濃縮乾固させ、残渣を水
(20c.c.)中で破解し、生成物を別し、エタノー
ル(2×10c.c.)で洗浄しそして乾燥した。2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔5・
6−ジオキソ−4−(2−メトキシイミノエチ
ル)−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−7−
〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
−チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン(シン、E、シン及びアン
チ、E、シン異性体の混合物)(0.92g)が得ら
れた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3700〜2500、1785、1715、1685、1585、
1550、1495、1450、1050、950、745及び700。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):3.35(s、
3H、−CH=N−O−C );3.70及び3.90
(2d、J=18、−SCH2−);3.95(s、3H、=
NOCH3);5.30(d、J=4、1H、6位のH);
5.88(dd、J=4及び9、1H、7位のH);
6.95及び7.05(2d、J=16、2H、−CH=CH
−);9.84(d、J=9、1H、−CONH−);
12.70(s、1H、=NNHCO−または
【式】)。 ギ酸(20c.c.)及び水(15c.c.)中の2−ベンズヒ
ドリルオキシカルボニル−3−{2−〔5・6−ジ
オキソ−4−(2−メトキシイミノエチル)−1・
4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリア
ジン−3−イル〕−チオビニル}−7−〔2−メト
キシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ
ール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エン(シン、E、シン及びアンチ、E、
シン異性体の混合)(0.85g)の溶液を50℃で30
分間撹拌した。次にこのものを0.05mmHg
(0.007kPa)下にて45℃で濃縮乾固させ、残渣を
エタノール(40c.c.)に採り入れ、この混合物を20
mmHg(2.7kPa)下にて20℃で蒸発乾固させ、こ
の操作を2回くり返し行つた。得られた黄色固体
をエタノール(20c.c.)中に50℃で破解し、この混
合物を放冷し、生成物を別した。黄色粉末とし
て、7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
(2−メトキシイミノエチル)−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−
アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
(シン、シン、E及びシン、アンチ、E異性体の
混合物)(0.44g)が得られた。 赤外スペクトル(KBr):特性吸収帯(cm
-1);3700〜2000、1775、1710、1690、1630、
1585、1550、1050及び945。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
DMSO d6、δ(ppm)、J(Hz)):5.24(d、
J=4、1H、6位のH);5.80(dd、J=4及
び9、1H、7位のH);6.95及び7.10(2d、J=
16、2H、−CH=CH−);9.77(d、J=9、
1H、−CONH−)。 実施例 69 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル7−〔2
−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ−
チアゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキ
ソ−3−(2−トシル−オキシビニル)−5−チア
−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2
−エン(シン異性体、E−型)(4.94g)、ジメチ
ルホルムアミド(60c.c.)および4−(3・3−ジ
エトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−5・6−
ジオキソ−3−チオキソパーヒドロ−1・2・4
−トリアジンのナトリウム塩(1.56g)の混合物
を窒素下50℃で3時間30分撹拌した。実施例6に
記載したと同様にしてこの溶液を処理し次いで溶
離液として酢酸エチルを用いメルクシリカゲル
150g上でクロマトグラフを行なつたところ
(0.06−0.2;カラム径3cm、高さ77cm)、2−ベ
ンズヒドリルオキシカルボニル−3−{2−〔4−
(3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テト
ラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕
−チオビニル}−7−〔2−メトキシイミノ−2−
(2−トリチルアミノ−チアゾル−4−イル)−ア
セタミド〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン
異性体、E−型、4.8g)がクリーム色のメレン
グの形態で得られた。 赤外スペクトル(CHBr3) 特性吸収(cm-1
3540、3390、3200、1785、1715、1680、1585、
1515、1495、1445、1045、940、755および740。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(350MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz));1.22および1.26
(2t、J=7、6H、CH3);2.78(sブロード、
1H、OH);3.60および4.01(2d、J=18、2H、
SCH2);3.50to3.80(mt、5H、(OCH22+C
OH);4.02(s、3H、=N−OCH3);4.10
(mt、2H、=N−CH2−);4.48(d、J=6、
1H、【式】);5.08(d、J=4、1H、 6位のH)、;5.92(dd、J=4および9、1H、
7位のH);6.72(s、1H、チアゾールの
H);6.83および6.84(2d、J=16、1H、−CH=
CH−S−);6.94(S、1H、COOC
(C6H52);7.1および7.13(2d、J=9、1H、
CONH);11.38(mf、1H、=N−NHCO又は=
N−N=COH)。 純粋な蟻酸(30c.c.)中の2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−3−{2−〔4−(3・3−ジエ
トキシ−2−ヒドロキシプロピル)−5・6−ジ
オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
2・4−トリアジン−3−イル〕−チオビニル}−
7−〔2−メトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノ−チアゾル−4−イル)−アセタミド〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・
2・0〕オクト−2−エン(シン異性体、E型、
1g)の溶液を、50゜で40分間加熱した。次い
で、この溶液を水(3c.c.)で希釈し、さらに10分
間加熱し、そして0.05mmHg下30℃で蒸発乾燥し
た。残渣をアセトンに採り出し(3×30c.c.)、そ
して30mmHg下20℃で毎回濃縮乾燥した。固体を
次いでアセトン(50c.c.)に採り出し、そしてこの
混合物を撹拌しながら10分間還流下で加熱し次い
で過した。7−〔2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−
2−カルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−
4−(2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル)−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル〕チオビニル}−8−オキソ
−5−チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕
オクト−2−エン(シン異性体、E−型、0.6
g)を黄色粉末の形態で得られた。 赤外スペクトル(KBr)は次の特性吸収(cm
-1)を示した:3405、3260、1770、1710、1680、
1585、1530、1040、940及び700。 このパーヒドロ−トリアジン出発物質は次のよ
うにして製造される。ナトリウム(0.46g)をメ
タノール(60c.c.)に溶解し、4−(3・3−ジエ
トキシ−2−ヒドロキシプロピル)チオ−セミカ
ルバジド(4.74g)とエチルオギザレート(2.73
c.c.)を加え、この混合物を撹拌しながら、窒素下
で5時間還流下に加熱した。この反応混合物を20
℃で、20mmHg(2.7KPa)下で20c.c.まで濃縮し、
過した。白色固体残渣をエタノール(3c.c.)と
ジエチルエーテル(2×5c.c.)で洗滌し、20℃
で、0.05mmHgg(0.007KPa)下で乾燥し、4−
(3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)5・6−ジオキソ−3−チオキソ−1・2・
4−パーヒドロトリアジンのナトリウム塩(3.2
g)を白色粉末の形態で得た。赤外スペクトル
(KBr)は次の特性吸収(cm-1)を示した:3190、
1685、1595、1560、1095および1065。 このチオ−セミカルバジドは次のようにして製
造されうる。エタノール(60c.c.)中で、メチルN
−(3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ジチオカルバメート(15.8g)とヒドラジン
ハイドレート(3.03c.c.)を、1時間34分還流下で
加熱し、次いで20℃で12時間放置した。溶媒を20
℃、20mmHg(2.7KPa)で留去した。この残渣を
酢酸エチル(25c.c.)に溶解しそしてこの溶液をメ
ルクシリカゲル上でクロマトグラフに付した
(0.06〜0.2、100g、カラム径3cm、カラム高さ
41cm)。このカラムを酢酸エチル(1)で溶離
し、各100c.c.のフラクシヨンに分取した。フラク
シヨン3−8を20℃、20mmHg(2.7Kpa)下で蒸
発乾燥し、そして残渣なジエチルエーテル(35
c.c.)中に採り出すと結晶化を開始した。5℃で30
分間放置後、混合物を過し、残渣を乾燥した。
4−(3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシ−プ
ロピル)チオ−セミカルバジド(6.1g)が融点
83℃の白色結晶の形態で得られた。赤外スペクト
ル(CHBr3)は次の特性吸収(cm-1)を示した:
3560、3340、1615、1540、1085および1055。 (3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシ−プロ
ピル)ヒドラジン(10.6g、米国特許第2875248
号に記載されたようにして製造した)の95%
(W/W)エタノール(50c.c.)中の溶液に、20℃
でトリエチルアミン(9.11c.c.)を添加し次いで二
硫化炭素(3.92c.c.)を滴下した。1時間15分撹拌
したのち、沃化メチル(4.04c.c.)を添加した。温
度が35℃まで上昇した。混合物をさらに2時間以
上撹拌し次いで20℃、20mmHg(2.7KPa)で蒸発
乾燥せしめた。残渣を酢酸エチル(240c.c.)に採
り出し、0.1Mナトリウムサルフエート溶液(2
×100c.c.)および水(100c.c.)で洗滌し、次いで亡
硝上で乾燥した。乾燥した溶液を過し、20℃、
20mmHg(2.7KPa)下で濃縮乾燥した。メチルN
−(3・3−ジエトキシ−2−ヒドロキシ−プロ
ピル)ジチオ−カルバメート(15.9g)が黄色オ
イルとして得られた。赤外スペクトル(CHBr3
は次の特性吸収(cm-1)を示した:3560、3360、
1495、1370、1060および940。 実施例 70 容量で15%のグリコールを含有するアセトニト
リル(100c.c.)中の2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル−7−t−ブトキシカルボニルアミノ−
3−〔2−{5・6−ジオキソ−4−〔(2−メチル
−1・3−ジオキソラン−2−イル)メチル〕−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル}−チオビニル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・0〕オ
クト−2−エンのE型(7.36g)の溶液にメタン
スルホン酸(5c.c.)を添加し、そして混合物を撹
拌しながら35℃で1時間放置した。 次いで、この溶液を炭酸水素ナトリウムの飽和
水溶液(200c.c.)と塩化メチレン(250c.c.)との懸
濁物中に注下した。有機相をデカントしそして乾
燥した。7−アミノ−2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−3−〔2−{5・6−ジオキソ−4−
〔(2−メチル−1・3−ジオキソラン−2−イ
ル)−メチル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−
1・2・4−トリアジン−3−イル}−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アジビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エンのE型を含有す
るこの溶液を、ジメチルアセトアミド(4.47c.c.)
を加えたのち、2−メトキシイミノ−2−(2−
トリチル−アミノチアゾール−4−イル)−アセ
チルクロライド(2−メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
(4.43g)、ホスゲンの2Mトルエン溶液(6c.c.)
およびジメチルアセトアミド(0.92c.c.)から塩化
メチレン(60c.c.)中0℃、5時間で製造されたも
の)の−5℃の溶液との反応に、直接用いた。 この混合物を、撹拌しながら0℃で1時間放置
し、次いで20℃減圧下(20mmHg;2.7KPa)で少
容積に濃縮し、酢酸エチル(500c.c.)、水(300
c.c.)および炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(100
c.c.)を加えそして有機相をデカントした。この有
機相を1H塩酸(200c.c.)で洗滌し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、過しそして液を減圧下(20
mmHg;2.7KPa)30℃で蒸発せしめ乾燥した。こ
れによつて生成物(6.4g)が得られた。これを
メルクのシリカゲル(0.04−0.063)のカラム
(径3.5cm;高さ30cm)でクロマトグラフイーに付
した。流出は75/25(容積比)の酢酸エチル/シ
クロヘキサン混合物(1000c.c.)を用い0.4バール
(40KPa)の圧力下で実施し、100c.c.のフラクシヨ
ンとして捕集した。フラクシヨン5〜9を一緒に
し、減圧下(20mmHg;2.7KPa)30℃で蒸発し乾
燥せしめた。2−ベンズヒドリルオキシカルボニ
ル−3−〔2−{5・6−ジオキソ−4−〔(2−メ
チル−1・3−ジオキソラン−2−イル)−メチ
ル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル}−チオビニル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンのシン異性体のE型(2.2
g)が黄色固体として得られた。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1):
1790、1720、1690、1590、1530、1200、1050、
760、705。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、d6
−DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):1.27(s、
3H、〓C−CH3);3.62(d、J=18、1H of−
CH2S−);3.70 to 3.95(m、−OCH2CH2O−の
4H、−CH2S−の1H);3.83(s、3H、=
NOCH3);4.10(sブロード、2H、〓H−CH2
−);5.24(d、J=5、1H、6位のH);5.78
(dd、J=5および9、1H、7位のH);6.76
(s、1H、チアゾールのH);6.92(d、J=
16、1H、−HC−トランス);6.97(s、1H、−
COOC(C6H52);7.03(d、J=16、1H、=
CH−トランス);8.87(s、1H、(C6H53CN
−);9.63(d、J=9、1H、−CON−);
12.67(s、1H、トリアジンの−NH−)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−3−
〔2−{5・6−ジオキソ−4−〔(2−メチル−
1・3−ジオキソラン−2−イル)メチル〕−
1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
リアジン−3−イル}−チオビニル〕−7−〔2−
メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−アセタミド〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・0〕オク
ト−2−エンのシン異性体のE型(2.1g)をア
ニソール(6c.c.)に溶解し、そして10%の水を含
むトリフルオロ酢酸(6.75c.c.)を20℃台の温度で
添加した。溶液は深い緑色となり45分後に沈殿が
生じた。20℃台の温度で7時間撹拌したのち、ア
セトン(70c.c.)を加え、生成した沈殿を別し、
アセトンで洗滌し(2×10c.c.)そして乾燥した。 7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセタミド〕−2−カルボ
キシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−(2−
オキソプロピル)−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
ビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4・2・0〕オクト−2−エントリフルオ
ロアセテートのシン異性体のE型(0.9g)が白
色粉末として得られた。 元素分折 C H N S F 理論値(%) 38.23 2.93 15.51 13.31 7.88 実験値(%) 38.2 2.9 15.4 13.4 7.7 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):2.55(s、
3H、C 3CO−);3.90(s、2H、−SCH2
−);4.31(s、3H、=NOCH3);5.17(s、
2H、〓NHC2CO−);5.39(d、J=4、1H、
6位のH);6.06(d、J=4、1H、7位の
H);7.28(d、J=16、1H、−CH=トラン
ス);7.51(s、1H、チアゾールのH);7.78
(d、J=16、1H、=CH−トランス)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔2−{5・6
−ジオキソ−4−〔(2−メチル−1・3−ジオキ
ソラン−2−イル)−メチル〕−1・4・5・6−
テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル}−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンの
E型は、次のようにして製造され得る。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンのE型
(26.7g)を、ジメチルホルムアミド(250c.c.)中
の5・6−ジオキソ−4−〔(2−メチル−1・3
−ジオキソラン−2−イル)−メチル〕−3−チオ
キソ−ヘキサヒドロ−1・2・4−トリアジン
(12.2g)およびN−エチルジイソプロピルアミ
ン(7.5c.c.)の溶液に、20℃台の温度で添加し、
混合物を20℃の温度で16時間撹拌した。反応混合
物を次いで氷水(1200c.c.)と酢酸エチル(500
c.c.)の混合物中に注加した。有機相を洗滌し(3
×500c.c.)、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして脱色
のための木炭の存在下過し、液を減圧下(20
mmHg、2.7KPa)30℃で乾燥するまで蒸発せしめ
た。 かくして生成した残渣(22.2g)を、50℃でエ
タノール(250c.c.)に溶解した。冷却により生成
した沈殿を別し、エタノールで洗滌し(2×15
c.c.)そして乾燥した。2−ベンズヒドリルオキシ
カルボニル−7−t−ブトキシカルボニルアミノ
−3−〔2−{5・6−ジオキソ−4−〔(2−メチ
ル−1・3−ジオキソラン−2−イル)−メチ
ル〕−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・
4−トリアジン−3−イル}−チオビニル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンのE型(14.6g)がクリー
ム色の固体として得られた。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.39(s、3H、
【式】);1.47(s、9H、−C(CH33); 3.59および3.74(2d、J=18、2H、−SCH2−);
3.83〜4.0(m、4H、−OCH2CH2O−);4.17(s
ブロード、2H、〓N−CH2−);5.01(d、J=
5、1H、6位のH);5.42(d、J=10、1H、−
CONH−);5.67(dd、J=5および10、1H、
7位のH);6.87(d、J=16、1H、−CH
=);6.95(s、1H、−COOC(C6H52;11.25
(s、1H、トリアジンの−NH−)。 5・6−ジオキソ−4−〔(2−メチル−1・3
−ジオキソラン−2−イル)−メチル〕−3−チオ
キソ−ヘキサヒドロ−1・2・4−トリアジンは
次のようにして製造される。 修酸エチル(32.2c.c.)を500c.c.の3ツ口丸底フ
ラスコ中に注加し5℃まで冷却し、そしてメタノ
ール中でナトリウム(54.7g)を反応せしめるこ
とによつて得られた溶液(125c.c.)を10分間を要
して添加し、次いで4−〔(2−メチル−1・3−
ジオキソラン−2−イル)−メチル〕−チオセミカ
ルバジド(45.5g))を添加した。混合物は次第
に均一になつた。30分後、メタノール中でナトリ
ウム(5.47g)を反応せしめることによつて得ら
れた溶液(125c.c.)を、温度の5℃に維持して、
10分間を要して添加し、次いで混合物を1.5時間
還流下に加熱した。混合物を冷却し、メタノール
を減圧下(20mmHg;2.7KPa)30℃で乾燥するま
で留去せしめ、残渣を水中に取り出し、そして得
られた混合物をエーテル(300c.c.)で洗滌し、次
いで4H塩酸(130c.c.)を用い5℃で酸性とした。
沈殿が生成した。懸濁液を撹拌下に2℃で1時間
放置し、次いで過した。固体を水で洗滌し(2
×200c.c.)次いで乾燥した。5・6−ジオキソ−
4−〔(2−メチル−1・3−ジオキソラン−2−
イル)−メチル〕−3−チオキソ−ヘキサヒドロ−
1・2・4−トリアジン(34g)が分解を伴つて
195℃で融解する結晶固体として得られた。 ナトリウム塩のNMRスペクトル(250MHz、d6
−DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):1.33(s、
3H、〓C−CH3);3.82(m、2H、−OCH2−);
4.03(m、2H、−CH2O−);4.59(m、2H、〓
N−CH2−);11.50(sブロード、1H、トリア
ジンの−NH−)。 4−〔(2−メチル−1・3−ジオキソラン−2
−イル)−メチル〕−チオセミカルバジドは次のよ
うにして製造できる。 2−アミノメチル−2−メチル−1・3−ジオ
キソラン塩酸塩(91g)の11Nアンモニア溶液
(174c.c.)中の溶液に、20分間を要して、二硫化炭
素(44.5c.c.)を添加した。温度が18℃から34℃に
上昇した。この溶液を、クロル酢酸(56g)の
10N苛性ソーダ溶液(59.3c.c.)中の溶液に、10分
間を要して添加し、5℃に冷却した。12分後に、
温度は32℃に上昇した。次いで、ヒドラジン水和
物(d=1.03、29.6c.c.)を20分間を要して添加
し、次いで反応混合物を1時間半還流下に加熱せ
しめた。冷却後、結晶固体(第1フラクシヨン、
34g)を過によつて単離せしめた。母液を酢酸
エチル(2×1)で抽出し、一緒にした有機相
を(500c.c.)で洗滌し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、過し、そして液を減圧下(20mmHg、
2.7KPa)30℃で乾燥するまで蒸発せしめた。結
晶生成物(第2フラクシヨン、42g)が得られ
た。これら2ツのフラクシヨを一緒にし、エタノ
ール(400c.c.)から再結晶せしめた。4−〔(2−
メチル−1・3−ジオキソラン−2−イル)−メ
チル)−チオセミカルバジド(56.5g)が132℃で
融解する白色結晶として得られた。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1):
3340、3220、3190、1650、1560、1040、970。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、d6
−DMSO、δ(ppm)、J(Hz)):1.26(s、
3H、CH3−);3.65(d、J=7、2H、〓N−
CH2−);3.93(m、4H、−OCH2CH2O−);
4.55(s、2H、−NH2);7.62および8.81(2m、
夫々1H、【式】)。 2−アミノメチル−2−メチル−1・3−ジオ
キソランは、ジー・アダチおよびエヌ・サトーの
J、Org.Chem.37、221(1972)に従つて製造す
ることができる。 実施例 71 アセトン(32c.c.)中の2−メトキシイミノ−2
−〔2−トリエチルアミノチアゾール−4−イ
ル〕−酢酸のトリエチルアミン塩(6.54g)の懸
濁物に、p−トルエンスルホニルクロライド
(2.29g)を添加した。混合物を20℃で1時間撹
拌し次いで氷水浴中で15分間冷却した。沈殿を
別し、アセトンで洗滌した(2×4c.c.)。液
を、7−アミノ−2−カルボキシ−3−〔2−(1
−ホルミルメチルテトラゾール−5−イル)−チ
オビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アサビ
シクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンp−トル
エンスルホネート型のE型(5.52g)のN・N−
ジメチルアセトアミド(100c.c.)中の溶液(約5
℃に冷却した溶液)に滴下した。冷却浴を下げそ
して混合物を20℃で3時間撹拌した。溶液を氷水
(500c.c.)に注いだ。得られた沈殿を別しそして
蒸留水で洗滌した(2×50c.c.)。得られた固体を
蟻酸(150c.c.)に溶解した。蒸留水(10c.c.)をこ
の溶液に加え、混合物を50℃で20分間加熱した。
冷却後、懸濁物を過しそして固体を蟻酸/水混
合物(容積比50/50、20c.c.)で洗滌した。液を
0.05mmHg(6.7Pa)下40℃で濃縮し、残渣をアセ
トン(100c.c.)中に取り出した。固体を別し再
びアセトン(100c.c.)に取り出した。混合物を50
℃で5分間撹拌しながら加熱し、次いで過し、
固体をエチルエーテルで洗滌した(2×20c.c.)。
粉末を減圧下(1mmHg、0.13kPa)で乾燥せし
め、7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−2−カル
ボキシ−3−〔2−(1−ホルミルメチル−テトラ
ゾル−5−イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4・2・0〕オクト
−2−エンのシン異性体のE型(1.95g)が得ら
れた。 蒸留水(40c.c.)中に7−〔2−(2−アミノチア
ゾ−ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセタ
ミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−(1−ホルミ
ルメチルテトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アサビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エンのシン異性体の
E型(2g)および炭酸水素ナトリウム(0.48
g)を溶解した溶液を、DUOLITES 861樹脂の
カラム(径2cm、樹脂量125c.c.)上で、蒸留水
(300c.c.)、蒸留水とエタノール5%との混合物
(300c.c.)、蒸留水とエタノール10%との混合物
(300c.c.)および蒸留水とエタノール20%との混合
物(600c.c.)で順次溶出し、各60c.c.のフラクシヨ
ンに補集した。フラクシヨン8〜25を混合し、エ
タノールを0.05mmHg(6.7Pa)下40℃で蒸留し、
残つた水相を凍結乾燥した。かくして7−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノアセタミド〕−2−カルボキシ−3−〔2−
(1−ホルミルメチルテトラゾール−5−イル)−
チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エンのシン
異性体のE型のナトリウム塩(0.84g)が白色の
凍結乾燥品として得られた。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1):
3700、1760、1665、1605、1540、1395、1040、
950。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、
CF3CO2D、δ(ppm)、J(Hz)):3.93(sブ
ロード、2H、−S−CH2−);4.32(s、3H、=
N−OCH3);5.38(d、J=5、1H、7位の
H);5.63(sブロード、2H、〓N−CH2−);
6.07(d、J=5、1H、6位のH);7.13(d、
J=16、1H、−C=CH−);7.50(s、1H、
チアゾールのH);7.88(d、J=16、1H、−
CH=C−);9.82(s、1H、−CHO)。 出発物質のセフアロスポリンは次のようにし製
造される。2−ベンズヒドリルオキシカルボニル
−7−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−{2
−〔1−(2・2−ジメトキシエチル)−テトラゾ
ール−5−チオビニル}−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔3・2・0〕オクト−2エ
ンのE型(0.68g)のアセトニトリル(25c.c.)中
の溶液にp−トルエンスルホン酸−水和物(5.97
g)を添加し、混合物を50℃に加熱した。50℃で
35分間撹拌し、次いで溶液をエチルエーテル
(150c.c.)中に注いだ。生成物が沈殿した。混合物
を5分間撹拌し、固体を別しエチルエーテルで
洗滌した(2×10c.c.)。かくして、7−アミノ−
2−カルボキシ−3−{2−〔1−ホルミルメチル
テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エン ビス−p−トルエンスル
ホネートのE型(0.52g)が黄色粉末として得ら
れた。 赤外スペクトル(KBr)、特性吸収(cm-1):
3300、2100、1790、1715、1210、1160、1035、
1010、950、820、685、570。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、
CF3COOD、δ(ppm)、J(Hz)):2.47(s、
6H、CH3−(p−トルエンスルホネート));3.88
(s、2H、−CH2S−);5.45 to 5.60(m、7位
のH、6位のHおよび〓N−CH2−);7.23
(d、J=15、1H、−C=CH−);7.37(d、
J=7.5、4H、−CH3に対してオルト位にある芳香
族のH原子);7.82(d、J=7.5、4H、−SO3H
に対しオルト位にある芳香核のH原子);7.94
(d、J=15、1H、−CH=C−);9.8(s、
1H、−CHO)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニルアミノ−3−{2−〔1−
(2・2−ジメトキシエチル)−テトラゾール−5
−イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
ン−5−オキシドのE型(9.75g)の塩化メチレ
ン(97.5c.c.)中の溶液に、N・N−ジメチルアセ
トアミド(5.6c.c.)を加えた。この溶液を0℃に
冷却し三塩化リン(2.45c.c.)を加えた。混合物を
15分間撹拌し、次いで塩化メチレン(700c.c.)と
酢酸エチル(500c.c.)で希釈した。有機相を炭酸
水素ナトリウムの準飽和溶液(400c.c.)と蒸留水
(3×500c.c.)で洗滌しした。無水硫酸ナトリウム
上で乾燥し、減圧下(20mmHg;2.7kPa)で乾燥
するまで濃縮した。かくして、2−ベンズヒドリ
ルオキシカルボニル−7−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−{2−〔1−(2・2−ジメトキシ
エチル)−テトラゾール−5−イル)−チオビニ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エンのE型(8.57
g)が硬い淡褐色の泡状物として得られた。 赤外スペクトル(CHBr3)、特性吸収(cm-1):
3420、1785、1720、1505、1455、1370、1250、
1080、950、760、745。 プロトン核磁気共鳴スペクトル(250MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.47(s、9H、
−C(CH33);3.41(s、6H、(−OCH32);
3.60(d、J=17、1H、−S−CH2−);3.74
(d、J=17、1H、−S−CH2−);4.35(d、J
=5.5、2H、〓N−C −CH〓);4.68(t、
J=5.5および5.5、1H、〓N−CH2−C〓);
5.01(d、J=5、1H、6位のH);5.34(d、
J=10、1H、−CONH−);5.67(dd、J1=10、
J2=5、1H、7位のH);6.97(s、1H、−
COOC(C6H52);7.03(d、J=15、1H、−
CH=CH−);7.25〜7.50(m、芳香族の1010個
のH原子+−CH=CH−の1H)。 2−ベンズヒドリルオキシカルボニル−7−t
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−
(2−トシルオキシビニル)−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン−5−
オキシドのE型(15.61g)および1−(2・2−
ジメトキシエチル)−5−メルカプトテトラゾー
ル(8.75g)のジメチルホルムアミド(230c.c.)
中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(4.8
c.c.)を60℃で添加した。混合物を60℃で22時間撹
拌し次いで酢酸エチル(1)で希釈した。この
溶液を、蒸留水(3×500c.c.)、0.5N塩酸(250
c.c.)、炭酸水素ナトリウムの準飽和溶液(2×500
c.c.)、蒸留水(500c.c.)および塩化ナトリウムの飽
和溶液(2×500c.c.)で順次洗滌した。この混合
物を硫酸ナトリウム上で乾燥した。これを過
し、液を減圧下(20mmHg;2.7kPa)40℃で乾
燥するまで濃縮した。 残渣(15.3g)をメルク社のシリカゲル(0.06
〜0.2)のカラム(径3.8cm、高さ56cm)でクロマ
トグラフに付した。溶出は80/20(容積比)のシ
クロヘキサン(酢酸エチル混合物(250c.c.)、70/
30の混合物(500c.c.)、60/40の混合物(1)お
よび50/50の混合物(2)を用いて行ない、各
125c.c.のフラクシヨンに補集した。フラクシヨン
23〜34を減圧下(30mmHg;4kPa)30℃で乾燥す
るまで濃縮した。かくして、2−ベンズヒドリル
オキシカルボニル−7−t−ブトキシカルボニル
アミノ−3−{2−〔1−(2・2−ジメトキシエ
チル)−テトラゾール−5−イル〕−チオビニル}
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4・2・0〕オクト−2−エン−5−オキシド
のE型(10.05g)が硬い黄色の泡状物として得
られた。 赤外スペクトル(CHBr3)、特性吸収(cm-1):
3410、1800、1715、1505、1455、1370、1245、
1050、940、760、750。 プロトン核磁気スペクトル(250MHz、
CDCl3、δ(ppm)、J(Hz)):1.50(s、9H、
−COOC(CH33);3.32(d、J=17、1H、−
CH2−S−);3.40(s、6H、(−OCH32);
4.15(d、J=17、1H、−CH2−S−);4.33
(m、2H、〓N−C −CH〓);4.56(d、
J=3.5、1H、6位のH);4.64(t、J=5お
よび5、1H、〓N−CH2−C〓);5.74(d、
J=9、1H、−CONH−);5.82(dd、J=9お
よび5、1H、7位のH);6.98(s、1H、−
COOCH(C6H52);7.05(d、J=16、1H、−C
=CH−);7.25 to 7.55(m、芳香核の10個の
H原子);7.60(d、J=16、1H、−CH=C
−)。 また本発明は活性物質として、純状態(遊離形
もしくは塩の形)または1種もしくはそれ以上の
製剤上許容し得る補助剤との配合物における調製
物として一般式()の少なくとも1つの生成物
を含んでなる薬剤に関する。この薬剤は経口的、
非経腸的または肛門部に使用することができる。 経口投与に対する固体調製物として錠剤、丸
剤、粉剤または顆粒剤を用いることができる。こ
れらの調製物においては、本発明における活性物
質を1種またはそれ以上の不活性希釈剤または補
助剤例えばサツカロース、ラクトースまたは殿粉
と配合する。またこれらの調製物には希釈剤以外
の物質、例えばステアリン酸マグネシウムの如き
潤滑剤を含ませることができる。 不活性希釈剤例えば水またはパラフイン油を含
む製剤上許容し得る乳剤、溶液、懸濁剤、シロツ
プ及びエリキシルを経口投与に対する調製物とし
て用いることができる。またこれらの調製物は希
釈剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味料または香
料を含んでいてもよい。 非経腸用調製物は水性もしくは非水性の無菌溶
液或いは懸濁液または乳液であることができる。
溶媒または賦形剤として、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、植物油、殊にオリ
ーブ油、及び注射可能な有機エステルを用いるこ
とができる。またこれらの調製物には補助剤、殊
に甘味料、乳化剤または分散剤を含ませることが
できる。滅菌は数種の方法で、例えば細管学的
過、調製物に殺菌剤の配合、照射または加熱によ
つて行うことができる。またこの調製物は無菌の
固体組成物の形態で製造することができ、このも
のを使用時に無菌の水または他の注射可能な無菌
の媒質に溶解することができる。 肛門部投与用の調製物は坐薬であり、このもの
は活性物質に加えて、賦形剤例えばカカオ・バタ
ーまたは座薬用ワツクスを含んでいてもよい。 人間の治療に際しては、本発明における薬剤は
バクテリアに起因する感染の処置に殊に有用であ
る。 一般に、医師は年齢、体重、感染のひどさ及び
処置する患者に対する他の特定の因子に従つて、
最も適当と考える薬量を決定するであろう。一般
に成人に対する投薬量は1及び10g活性物質/日
であり、この量を経口的、筋肉内または静脈内に
投与する。 次の参考例は、本発明を限定するものではない
が、本発明における調製物を説明するものであ
る。 参考例 次の組成を有する注射用溶液を調製した: 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ−ア
セタミド〕−2−カルボキシ−3−〔2
−(5・6−ジオキソ−4−ホルミル
メチル−1・4・5・6−テトラヒド
ロ−1・2・4−トリアジン−3−イ
ル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザ−ビシクロ〔4・2・
0〕オクト−2−エンのナトリウム塩
(シン異性体、E−型)、アルデヒド水
和物として 267mg 塩化ナトリウム 1.5mg 注射用ベース溶液 2cm3 この溶液は遊離酸アルデヒドとして計算し、活
性物質250mgを含有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 式中、記号Rは下記意味の中から選択される: (1) アルキル、L−2−アミノ−2−カルボキシ
    −エチルおよびフエニル、 (2) ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、又は
    ピリド−4−イルおよびこれらのN−オキシ
    ド、 (3) ピリミジン−2−イル;6位がアルキル、メ
    トキシ、アミノもしくはアシルアミノ基により
    置換されたピリダジン−3−イル、そのN−オ
    キシド、およびテトラゾロ〔4・5−b〕ピリ
    ダジン−6−イル、 (4) 4位が置換された5・6−ジオキソ−1・
    4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−トリ
    アジン−3−イル;それぞれ1位が置換された
    1・3・4−トリアゾール−5−イルもしくは
    2−アルコキシカルボニル−1・3・4−トリ
    アゾール−5−イル、 該置換は、下記置換基によつてなされてい
    る、 (a) 未置換のアルキル基、又はアルコキシ、ア
    ルキルチオ、フエニル、ホルミル、カルバモ
    イル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカ
    ルバモイル、アシル、アルコキシカルボニル
    もしくはチアゾリジン−2−イル基によつて
    置換されたアルキル基、 (b) アリル、2・3−ジヒドロキシプロピル、
    1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イル、2
    −ホルミル−2−ヒドロキシ−エチル、3−
    ホルミルオキシ−2−ヒドロキシプロピル、
    2・3−ビスホルミルオキシプロピル又は、
    1・3−ビスホルミルオキシ−プロプ−2−
    イル基、 (c) ヒドロキシ、カルバモイルオキシ、アシル
    オキシ(このアシル部分はアミノ、アルキル
    アミノもしくはジアルキルアミノ基によつて
    置換されていてもよい)、アルキルスルフイ
    ニル、アルキルスルホニル、アミノ、アルキ
    ルアミノ、ジアルキルアミノ、スルホアミ
    ノ、アルキルスルホニルアミノ、スルフアモ
    イルアミノ、アシルアミノ(このアシル部分
    は、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ
    もしくはジアルキルアミノによつて置換され
    ていてもよい)、アルコキシカルボニルアミ
    ノ、ウレイド、アルキルウレイドもしくはジ
    アルキルウレイド基によつて置換された、2
    〜4個の炭素原子を含むアルキル基、 (d) 一般式、 又は、 又は ここで、alkは1〜4個の炭素原子を含有
    するアルキレン基、X〓およびY〓は同一で
    あり、酸素もしくは硫黄原子を表わし、そし
    てR〓がアルキル基を表わすか又はX〓およ
    びY〓は同一もしくは異なり酸素もしくは硫
    黄原子を表わし、そして基R〓が一緒になつ
    て2個もしくは3個の炭素原子を有するアル
    キレン基を形成する、およびR〓は水素原子
    又は1〜3個の炭素原子を含有するアルキル
    基を表わす、 の一つに相当する基、又は (e) アルコキシイミノもしくはヒドロキシイミ
    ノ基によつて置換された、1〜5個の炭素原
    子を含有するアルキル基、 (5) 1・4−ジアルキル−5・6−ジオキソ−
    1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
    トリアジン−3−イル、1−アルキル−5・6
    −ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
    1・2・4−トリアジン−3−イルもしくは2
    −アルキル−5・6−ジオキソ−1・2・5・
    6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−
    3−イル、 (6) 1・3・4−トリアゾール−5−イル、1・
    2・3−トリアゾール−5−イル又は1−アル
    キル−1・2・4−トリアゾール−5−イル、
    これらは未置換であるかもしくはアルコキシカ
    ルボニルによつて3−位が置換されている、 (7)(a) 未置換、又はアルキル、トリフルオロメチ
    ル、アルコキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ
    アルキルチオ(このアルキル部分は2〜4個
    の炭素原子を含有している)、アルキルスル
    ホニル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−アルキ
    ル、カルボキシル、カルボキシアルキル、ア
    ミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、
    アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、
    ジアルキルアミノ−アルキル、アシルアミノ
    もしくはアシルアミノアルキル基によつて置
    換された1・3・4−チアジアゾール−5−
    イル、又は (b) アルキルもしくはアルコキシ基によつて置
    換された1・2・4−チアジアゾール−5−
    イル、 (8)(a) 未置換、又はアルキル、トリフルオロメチ
    ル、フエニル、アミノアルキル、アルキルア
    ミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルも
    しくはアシルアミノ−アルキル基によつて置
    換された1・3・4−オキサジアゾール−5
    −イル、又は、 (b) オキサゾール−2−イル又は4−アルキル
    −オキサゾール−2−イル、又は (9) 未置換テトラゾール−5−イル又は、 (a) 未置換、又はアルコキシ、スルホ、カルボ
    キシル、ホルミルもしくはスルフアミルによ
    つて置換されたアルキル基、 (b) ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
    ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルボキ
    シアルキルアミノ、スルフアミルアミノ、ス
    ルホアミノ、ウレイド、アルキルウレイドも
    しくはジアルキルウレイドによつて置換され
    た、2〜4個の炭素原子を含有するアルキル
    基、 (c) ヒドロキシイミノもしくはアルコキシイミ
    ノによつて置換された、1〜5個の炭素原子
    を含有するアルキル基、 (d) フエニル、2・3−ジヒドロキシプロピ
    ル、1・3−ジヒドロキシプロプ−2−イ
    ル、2−ホルミル−2−ヒドロキシ−エチ
    ル、3−ホルミルオキシ−2−ヒドロキシプ
    ロピル、2・3−ビスホルミルオキシ−プロ
    ピル、又は1・3−ビスホルミルオキシ−プ
    ロプ−2−イル基、又は (e) R〓が水素原子であるかもしくは一般式
    ()の基である、一般式()の基、 によつて1位が置換されたテトラゾール−5−
    イル、記号R゜は水素原子又はアルキル、ビニ
    ル又はシアノメチル基を表わし、記号R′は水
    素原子又は一般式 ここで、R″は水素原子又はアルキル基を表
    わし、そして Rはアルキル基又はシクロヘキシル基を表
    わす、 の酵素的に容易に除去し得る基を表わす、上記
    したアルキルもしくはアシル部分又は基に特に
    ことわらない限り直鎖状又は分岐鎖状でありそ
    して1〜4個の炭素原子を含有すると理解され
    る、 に相当する、シン−もしくはアンチ−およびE−
    又はZ−形、およびこれらの混合物の形態にあ
    る、新規な3−チオビニル−セフアロスポリン、
    およびその酸付加塩、その金属塩並びにその含窒
    素塩基付加塩。 2 記号Rが次の意味から選択される: (1) メチル、L−2−アミノ−2−カルボキシエ
    チル又はフエニル、 (2) ピリド−2−イル又はピリド−2−イル−N
    −オキシド、 (3) ピリミジン−2−イル、又はメチルもしくは
    アセトアミド基もしくはこれらのN−オキシド
    によつて6位が置換されたピリダジン−3−イ
    ル、 (4) 4位が下記置換基によつて置換された5・6
    −ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
    1・2・4−トリアジン−3−イル、 (a) 1〜3個の炭素原子を含有するアルキル
    基、又はアルコキシ、アルキルチオ、フエニ
    ル、ホルミル、カルバモイル、アルキルカル
    バモイル、ジアルキルカルバモイル、アルコ
    キシカルボニルもしくはチアゾリジン−2−
    イル基によつて置換された、1個又は2個の
    炭素原子を含有するアルキル基、 (b) アリル又は2・3−ジヒドロキシプロピル
    基、 (c) ヒドロキシル、カルバモイルオキシ、アシ
    ルオキシ(未置換又はアミノによつて置換さ
    れている)、アミノ、アルキルスルホニルア
    ミノ、アシルアミノ(未置換又はアミノ基に
    よつて置換されている)、アルコキシカルボ
    ニル−アミノ、ウレイドもしくはアルキルウ
    レイドによつて置換された、2個又は3個の
    炭素原子を含有するアルキル基、 (d) alkが1個又は2個の炭素原子を含有する
    アルキレンであり、X〓およびY〓が酸素原
    子を表わし、R〓がアルキル基を表わし、そ
    してR〓が水素原子を表わす、一般式()
    の基、 (e) アルコキシイミノ、もしくはヒドロキシイ
    ミノ基によつて置換された、1〜3個の炭素
    原子を含有するアルキル基、 (4′) 1位が、上記定義した一般式()の基に
    よつて、もしくはホルミルアルキルもしくは
    2・3−ジヒドロキシプロピル基によつて置
    換された、1・3・4−トリアゾール−5−
    イル又は2−アルコキシカルボニル−1・
    3・4−トリアゾール−5−イル、 (5) 1・4−ジアルキル−5・6−ジオキソ−
    1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−
    トリアジン−3−イル;1−アルキル−5・6
    −ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−
    1・2・4−トリアジン−3−イル又は2−ア
    ルキル−5・6−ジオキソ−1・2・5・6−
    テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
    イル、 (6) 1−アルキル−3−アルコキシカルボニル−
    1・2・4−トリアゾール−5−イル、 (7)(a) 未置換、又はアルキル、アミノ、アミノア
    ルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキ
    ルアミノアルキルもしくはアシルアミノアル
    キル基によつて置換された1・3・4−チア
    ジアゾール−5−イル、 (b) アルキル基によつて置換された1・2・4
    −チアジアゾール−5−イル、 (8)(a) アルキルもしくはフエニルによつて置換さ
    れた1・3・4−オキサジアゾール−5−イ
    ル、 (b) 4−アルキル−オキサゾール−2−イル、 (9)(a) 未置換もしくはホルミルによつて置換され
    たアルキル基、 (b) ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
    ジアルキルアミノもしくはアシルアミノによ
    つて置換された、2個又は3個の炭素原子を
    含有するアルキル基、又は (c) 上記定義した一般式()の基、 によつて1位が置換されたテトラゾール−5−
    イル、 記号R゜は水素原子、又はメチル、ビニル又
    はシアノメチル基を表わし、 記号R′は水素原子を表わし、 上記したアルキルもしくはアシル部分又は基
    は、特にことわらない限り、1個又は2個の炭
    素原子を有していると理解される、 特許請求の範囲第1項の記載による、シン−も
    しくはアンチ−形およびE−又はZ形、およびこ
    れらの混合物の形態にある、3−チオビニル−セ
    フアロスポリン、およびその酸付加塩、その金属
    塩並びにその含窒素塩基付加塩。 3 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
    ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
    ルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホ
    ルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−
    1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
    ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
    ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン−異性
    体、E−形)である特許請求の範囲第1項の記載
    による化合物。 4 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
    ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
    ルボキシ−3−〔2−(5・6−ジオキソ−4−ホ
    ルミルメチル−1・4・5・6−テトラヒドロ−
    1・2・4−トリアジン−3−イル)−チオビニ
    ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシク
    ロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シン−異性
    体、E−形)の、アルデヒド水和物としてのリジ
    ン塩である特許請求の範囲第1項の記載による化
    合物。 5 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
    ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
    ルボキシ−3−〔2−(4−(2・3−ジヒドロキ
    シプロピル)−5・6−ジオキソ−1・4・5・
    6−テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3
    −イル)−チオビニル〕−8−オキソ−5−チア−
    1−アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−
    エン(シン−異性体、E−形)である特許請求の
    範囲第1項の記載による化合物。 6 3−{2−〔4−(2−アセタミド−エチル)−
    5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テトラヒド
    ロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−チオ
    ビニル}−7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−
    4−イル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−
    2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−ア
    ザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン
    (シン−異性体、E−形)である特許請求の範囲
    第1項に記載の化合物。 7 7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
    ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
    ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
    (2−ホルミルオキシ−エチル)−1・4・5・6
    −テトラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−
    イル〕−チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1
    −アザ−ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エ
    ン(シン−異性体、E−形)である特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 8 7−〔2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
    ル)−2−メトキシイミノ−アセタミド〕−2−カ
    ルボキシ−3−{2−〔5・6−ジオキソ−4−
    (2−メトキシエチル)−1・4・5・6−テトラ
    ヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル〕−
    チオビニル}−8−オキソ−5−チア−1−アザ
    −ビシクロ〔4・2・0〕オクト−2−エン(シ
    ン−異性体、E−形)である特許請求の範囲第1
    項に記載の化合物。 9 一般式、 ここでR゜は特許請求の範囲第1項により定義
    されており、そしてアミノ基は予め保護されてい
    る(R゜が水素原子を表わす場合にはオキシムも
    同様である)、 の酸又はその反応性誘導体を、一般式、 ここで、Rは特許請求の範囲第1項により定義
    されており、 R1は水素原子、特許請求の範囲第1項により
    定義されている一般式、 の基すなわち容易に除去し得る保護基を表わし、 nは0又は1を表わす、 の7−アミノ−セフアロスポリンと反応せしめ、
    そして次いで、n=1の場合、得られたオキシド
    を還元しそして保護基を除去し、そして場合によ
    り得られた生成物を酸付加塩、金属塩又は含窒素
    塩基付加塩に変換する、ことを特徴とする。 基Rが一般式−alk−CH(OH)OR〓の置換基
    を含有しない特許請求の範囲第1項に記載の化合
    物を製造する方法。 10 一般式、 ここでR゜は特許請求の範囲第1項によつて定
    義されており、そしてアミノ基がt−ブトキシカ
    ルボニル、2・2・2−トリクロロ−エトキシカ
    ルボニル、トリクロロアセチル、クロロアセチ
    ル、トリチル、ジベンジル、ベンジル、ベンジル
    オキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカ
    ルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニ
    ル、ホルミル又はトリフルオロアセチル基によつ
    て予め保護されている、 の酸を用いる、特許請求の範囲第9項の記載によ
    る方法。 11 一般式、 ここで、R゜はオキシム基を保護する、トリチ
    ル、テトラヒドロ−ピラニル又は2−メトキシ−
    プロプ−2−イル基である、 の酸を用いる、特許請求の範囲第9項の記載によ
    る方法。 12 R1によつて表わされる容易に除去し得る
    基がメトキシメチル、t−ブチル、ベンツヒドリ
    ル、p−ニトロベンジルおよびp−メトキシベン
    ジル基の内から選択される7−アミノセフアロス
    ポリンを用いる、特許請求の範囲第9項の記載に
    よる方法。 13 一般式、 ここでR゜は特許請求の範囲第1項に従つて定
    義される、 の酸の反応性誘導体が、酸無水物、混合酸無水
    物、反応性エステルおよび上記酸のハライドの内
    から選択される、特許請求の範囲第9項の記載に
    よる方法。 14 一般式 R−SH ここで、上記の通り定義されるRの置換基は、
    アセタールの形で保護されている:Rがホルミル
    又はアシルアルキル基を含有する特許請求の範囲
    第1項による生成物を得ることを望む場合には、
    一般式、 alk−CR〓(X〓R〓)(Y〓R〓)および −CH2CHOH−CH(X〓R〓)(Y〓R〓)に
    よつて定義される、 のチオール(遊離形態又はアルカリ金属塩もしく
    はアルカリ土類金属の塩の形態にある)を、一般
    式、 ここでR゜は特許請求の範囲第1項に従つて定
    義され、R1およびnは特許請求の範囲第9項に
    従つて定義され、そして、n=0の場合この誘導
    体はビシクロオクト−2−エン又はビシクロオク
    ト−3−エンの形態にあり、n=1の場合この誘
    導体はビシクロオクト−2−エンの形態にあり、
    これらのビシクロオクテンの3位の炭素原子上の
    置換基はE−又はZ−立体異性配位を示してお
    り、R2は水素原子又はアミノ基の保護基を表わ
    しており、そしてR3は一般式、 −O−SO2R′3又は −O−COR″3 ここでR′3は1〜4個の炭素原子を含有する直
    鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、トリフルオロ
    メチル、トリクロロメチル、又は未置換もしくは
    ハロゲン原子、アルキルもしくはニトロ基によつ
    て置換されたフエニル基であり、そしてR″3はR′3
    と同様に定義されるか又はアシルメチル、2−ア
    シルエチル、2−アシルプロピル、アルコキシカ
    ルボニルメチル、2−アルコキシカルボニルエチ
    ルもしくは2−アルコキシカルボニルプロピル基
    である、 の基である、 のセフアロスポリン誘導体(又はこれらの異性体
    の混合物、それが所望の場合)と反応せしめ、次
    いでn=1の場合には得られたオキシドを還元
    し、所望の場合保護基を除去し、そして場合によ
    り得られた生成物を酸付加塩、金属塩又は含窒素
    塩基付加塩に変換することを特徴とする、 基Rが一般式−alk−CH(OH)OR〓の置換基
    を含有しない特許請求の範囲第1項に記載の化合
    物を製造する方法。 15 反応をピリジン又は三級有機塩基の存在下
    に実施する、特許請求の範囲第14項の記載によ
    る方法。 16 一般式、 ここで、R゜およびR2は特許請求の範囲第1
    4項におけると同じく定義され、そしてRは上記
    と同じに定義される(R゜が水素原子の場合オキ
    シムは保護されることができ、Rがアミノ、アル
    キルアミノ、ホルミルもしくはアシルアルキル置
    換基を含有する場合この置換基は保護されてお
    り、そしてRがヒドロキシルもしくはカルボキシ
    ル置換基を含有する場合この置換基は遊離である
    かもしくは保護されていると理解される)、 のチオロ−エステルを、一般式 ここで、R1、R3およびnは特許請求の範囲第
    14項におけると同じに定義され、そしてこの式
    は特許請求の範囲第14項に定義される生成物と
    同じ立体異性を示している、 の7−アミノ−セフアロスポリンと反応せしめ、
    そして次いで、n=1の場合には得られた生成物
    を還元し、適当ならば保護基を除去し、そして場
    合により得られた生成物を酸付加塩、金属塩又は
    含窒素塩基付加塩に変換することを特徴とする、
    Rが一般式−alk−CH(OH)OR〓の置換基を含
    有しない特許請求の範囲第1項に記載の化合物を
    製造する方法。 17 必要な場合には、基Rが特許請求の範囲第
    10項において定義されたと同じ、アミノ基の保
    護基で保護されているか又は一般式 −alk−CR〓(X〓R〓)(Y〓R〓)もしく
    は −CH2CHOH−CH(X〓R〓)(Y〓R〓)の
    基によつて、アセタールの形態で保護されてい
    る、チオロ−エステルを使用する特許請求の範囲
    第16項の記載による方法。 18 一般式 R2NHCSNH2 ここでR2は水素原子又は保護基である、 のチオウレアを、一般式 ここで、R゜、R1およびnは特許請求の範囲
    第9項におけると同じに定義され、Rは上記と同
    じに定義され、そしてHalは塩素又は臭素原子を
    表わす、 の生成物と反応せしめ、次いでn=1の場合得ら
    れたオキシドを還元し、適当な場合には保護基を
    除去し、そして場合により得られた生成物を酸付
    加塩、金属塩又は含窒素塩基付加塩に変換するこ
    とを特徴とする、 基Rが一般式−alk−CH(OH)OR〓の置換基
    を含有しない特許請求の範囲第1項に記載の化合
    物を製造する方法。 19 式中の基R2がt−ブトキシカルボニル、
    2・2・2−トリクロロ−エトキシカルボニル、
    トリチル、ジベンジル、ベンジル、ベンジルオキ
    シカルボニル、p−ニトロベンジル−オキシカル
    ボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニ
    ル、ホルミル又はトリ−フルオロアセチル基の内
    から選ばれる、チオウレアを用いて反応を実施す
    る、特許請求の範囲第18項の記載による方法。 20 一般式、 ここで、R゜、R1およびnは特許請求の範囲
    第9項におけると同じに定義され、R′2は保護基
    であり、−−alk′OHは5・6−ジオキソ−4−
    ヒドロキシアルキル−1・4・5−テトラヒドロ
    −1・2・4−トリアジン−3−イル、1−ヒド
    ロキシアルキル−1・3・4−トリアゾール−5
    −イル又は2−アルコキシカルボニル−1−ヒド
    ロキシアルキル−1・3・4−トリアゾール−5
    −イル基を表わす、 の生成物を、分子の残余部分に影響を与えること
    なくアルコールからカルバメイト又はエステルを
    製造するための公知の方法によつて処理し、必要
    により得られたオキシドを還元し、保護基を除去
    し、次いで場合により得られた生成物を酸付加
    塩、金属塩又は含窒素塩基付加塩に変換すること
    を特徴とする、 基Rが2〜4個の炭素原子を含有するアルキル
    基によつて、4位が置換された5・6−ジオキソ
    −1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・3−
    トリアジン−3−イル基であるか又は1位が置換
    された1・3・4−トリアゾール−5−イルもし
    くは2−アルコキシカルボニル−1・3・4−ト
    リアゾール−5−イル基である、特許請求の範囲
    第1項に記載の化合物を製造する方法。 21 式中のR′2が特許請求の範囲第10項に記
    載されたアミノ基の保護基の内から選択されるセ
    フアロスポリンを使用する特許請求の範囲第20
    項の記載による方法。 22 一般式、 ここで、R゜、R1およびnは特許請求の範囲
    第9項におけると同じに定義され、R′2は保護基
    であり、そして−〓NH2はアミノアルキル基(2
    〜4個の炭素原子を含有する)によつて4位が置
    換された5・6−ジオキソ−1・4・5・6−テ
    トラヒドロ−1・2・4−トリアジン−3−イル
    基又は1位が置換された1・3・4−トリアゾー
    ル−5−イルもしくは2−アルコキシカルボニル
    −1・3・4−トリアゾール−5−イル基を表わ
    すか、又はアミノもしくはアミノアルキル基によ
    つて置換された1・3・4−チアジアゾール−5
    −イル基を表わすか、又はアミノアルキル基(2
    〜4個の炭素原子を有する)によつて1位を置換
    されたテトラゾール−5−イル基を表わす、 の生成物を、分子の残余部分に影響を与えること
    なく、アミド、スルフアミド、カルバメイト又は
    ウレア基を生成するための公知の方法、によつて
    処理し、次いでn=1の場合には生成したオキシ
    ドを還元し、保護基を除去し、その後場合によつ
    て得られた生成物を酸付加塩、金属塩又は含窒素
    塩基付加塩に変換することを特徴とする、 Rが2〜4個の炭素原子を含有するアルキル基
    によつて4位が置換された5・6−ジオキソ−
    1・4・5・6−テトラヒドロ−1・2・4−ト
    リアジン−3−イル基又は1位が置換された1・
    3・4−トリアゾール−5−イルもしくは2−ア
    ルコキシカルボニル−1・3・4−トリアゾール
    −5−イル基を表わすか、このアルキル基はそれ
    自体スルホアミノ、アルキルスルホニルアミノ、
    スルフアモイルアミノ、アシルアミノ(そのアシ
    ル部分は場合によりヒドロキシル、アミノ、アル
    キルアミノ又はジアルキルアミノにより置換され
    ている)、アルコキシカルボニル−アミノ、ウレ
    イド、アルキルウレイドもしくはジアルキルウレ
    イドにより置換されており、又はRはアシルアミ
    ノもしくはアシルアミノアルキル基によつて置換
    されている1・3・4−チアジアゾール−5−イ
    ル基を表わすか、又はRはアシルアミノアルキル
    基によつて置換された1・3・4−オキサジアゾ
    ール−5−イル基を表わすか、又はRはアシルア
    ミノ、スルフアミルアミノ、スルホアミノ、ウレ
    イド、アルキルウレイドもしくはジアルキルウレ
    イド基により置換された、2〜4個の炭素原子を
    含有するアルキル基によつて1位が置換されたテ
    トラゾール−5−イル基を表わす、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物を製造する方法。 23 式中のR′2が特許請求の範囲第21項にお
    けると同じに定義されるセフアロスポリンを使用
    する、特許請求の範囲第22項の記載による方
    法。 24 Rがヒドロキシル又はアミノ置換基を含有
    する特許請求の範囲第22項に定義される生成物
    を製造することが所望される場合には、これらの
    置換基が使用される反応試剤中で保護されてい
    る、特許請求の範囲第22項の記載による方法。 25 一般式、 ここで、R゜、R1およびR2は特許請求の範囲
    第14項におけると同じに定義され、そして−□R
    −alk′CHOは5・6−ジオキソ−4−ホルミルア
    ルキル−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
    2・4−トリアジン−3−イル、1−ホルミルア
    ルキル−1・3・4−トリアゾール−5−イル、
    2−アルコキシカルボニル−1−ホルミルアルキ
    ル−1・3・4−トリアゾール−5−イル又は1
    −ホルミルアルキル−テトラゾール−5−イル基
    を表わす、 の生成物と、システアミン、アルコール、ヒドロ
    キシルアミン又はアルコキシ−アミンとの付加反
    応を、カルボニル基の付加誘導体を形成するため
    の公知の方法によつて実施し、次いで保護基を除
    去し、そして場合によつて得られた生成物を酸付
    加塩、金属塩又は含窒素塩基付加塩に変換するこ
    とを特徴とする、チアゾリジン−2−イルアルキ
    ル基、−alk−CH(OH)OR〓基、又はイミノア
    ルキル部分が1〜5個の炭素原子を含有するヒド
    ロキシイミノアルキルもしくはアルコキシイミノ
    アルキル基によつて4位が置換された5・6−ジ
    オキソ−1・4・5・6−テトラヒドロ−1・
    2・4−トリアジン−3−イル基又は1位が置換
    された1・3・4−トリアゾール−5−イルもし
    くは2−アルコキシカルボニル−1・3・4−ト
    リアゾール−5−イル基をRが表わすか、又はイ
    ミノアルキル部分が1〜5個の炭素原子を含有す
    るヒドロキシイミノアルキル又はアルコキシイミ
    ノアルキル基によつて1位が置換されたテトラゾ
    ール−5−イル基をRが表わす、特許請求の範囲
    第1項に記載の化合物を製造する方法。 26 式中のR2が特許請求の範囲第10項に記
    述されたアミノ基の保護基の内から選択される保
    護基であるセフアロスポリンを使用する、特許請
    求の範囲第25項の記載による製造方法。 27 R′が水素原子である特許請求の範囲第1
    項に記載の化合物を、分子の残余部分に影響を与
    えることなく酸からエステルを製造するためのそ
    れ自体公知の方法によつてエステル化し、次いで
    場合によつて得られた生成物を酸付加塩に変換す
    ることを特徴とする、 R′が特許請求の範囲第1項に定義された一般
    の基を表わす、特許請求の範囲第1項に記載の化
    合物を製造する方法。 28 特許請求の範囲第1項に記載の化合物の少
    くとも1つを、1種又はそれ以上の適合性の薬学
    的に許容し得る希釈剤又はアジユバントと一緒に
    含有する、抗バクテリア組成物。
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