JPS62175432A - ハロゲン含有化合物用安定化剤又は腐蝕防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） ハロゲン含有物質としては塩素化合物、臭素化合物、フ
ッ素化合物、コラ素化合物があり、これ等は各種医薬、
農薬の有用な有機薬品或いはそれ等の原料、樹脂原料、
溶剤、および洗浄剤などとして広く使用されている。

ハロゲン含有樹脂としては塩化ビニル樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン
、塩化ビニル、酢酸ビニル共重合樹脂等の塩素系の樹脂
　フッ化ビニル樹脂、フッ化ごニリデン樹脂、四フッ化
エチレン樹脂、四フッ化エチレンー六フフ化プロピレン
共重合樹脂等のフッ素含有樹脂がありこれ等の樹脂は汎
用樹脂として又高機能樹脂として各種用途に成型加工品
として用いられている。

本発明はこれ等ハロゲン含有物質用の製品安定化剤又は
腐蝕防止剤に関する。

（従来技術） ハロゲン含有物質は製造時、貯蔵時１、成型加工時Ｊ３
よび使用時の加熱又は光にＪ：り分子鎖内で脱ハロゲン
化水素反応に基づく分解反応をおこし、その結果、製品
の着色、物性の劣化がおこり商品価値が低下する。

又発生したハロゲン化水素の作用により設備機器の腐蝕
が発生する。

かかる品質劣化及び機器、設備の腐蝕を防止づる目的で
各種安定化剤が添加、配合され、製品の製造、成型加工
が行なわれている。

例えば塩化ビニル樹脂の場合、安定化剤としては、リチ
ウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合物、マグ
ネジ「クム化合物、カルシ１クム化合物、亜鉛化合物、
アルミニウム化合物、スズ化合物、窒素化合物、リン化
合物、イオウ化合物等とともに］エポキシ化合物が用い
られている。

１ボギシ化合物どしては、エポキシ化大豆浦、エポキシ
化アマニ油、エポキシ化ヒマシ油、エポキシ化す−フラ
ワー油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブヂルニステル、エ
ポキシ化ステアリン酸−オクチル、３（２−ギセノキシ
）−１，２−エポキシプロパン、エボギシ化ポリブタジ
ェン等が使われている。

これ等の、エポキシ化合物はいずれも、鎖状分子内エポ
キシ基ないし、末端エポキシ基がハロゲン化水素を吸着
するという特性を有している。

ハロゲン含有物質の製造時及び貯蔵時、ハロゲン含有樹
脂の製造時、成型加工時及び使用時に加熱又は光により
分子鎖内で脱ハロゲン化水素反応に基づく分解反応をお
こして発生したハロゲン化水素は次式に示す反応式に基
いてエポキシ化合物に 捕獲される。

このようにエポキシ化合物はハロゲン化水素に基づく製
品の着色、性能の低下、設備の腐蝕の防止ないし抑制の
効果をもたらしている。

（発明が解決しようとする問題点） ハロゲン含有化合物に対するエボ４ニジ系安定化剤の機
能はいつにその有づるエポキシ基、いわゆるオキシラン
酸素にある。

従ってオキシラン酸素含有ｍが高いほど効果が人である
。

一方、エポキシ基は活性水素を有する化合物、例えば水
、アルコール酸等と開環付加反応をし、対応するグリコ
ール、エーテル、エステル等になる、又酸無水物、アミ
ンとも反応する。

かかるエポキシ化合物の開環付加反応で生じた０　１」
に更にエポキシ基が開環付加しポモポリマーを生成する
反応も起きる。

従来ハロゲン含有化合物の安定化剤および機器、設備の
腐蝕剤として用いられてきたエポキシ化合物はいわゆる
脂肪族エポキシ化合物であり鎮状分子内にエポキシ基を
有するか、末端エポキシ基（グリシジル基）を右するか
、又はこれ等の２種類のエポキシ基を右するものである
。

この脂肪族エポキシ基は開環付加反応を起こしやＪいと
いう性質を有する。

従って、従来使用されて来た脂肪族エポキシ化合物は添
加初期の段階では、［１的とりるハロゲン化水素を捕獲
する安定化剤として有効に働くが、ハロゲン含有物質の
製造時、ハロゲン含有樹脂の製造時及び成型加工時の熱
によりエポキシ化合物自身が開環付加反応をおこし、そ
の有効とするエボ１シ基、即ら第１シラン酸素の減少を
来たしハロゲン化水素捕獲に伴うオキシラン酸素減少分
に見あう割合以上に安定化剤としての効果が減少づる。

又エポキシ化合物自身が開環付加反応をおこし生成する
ホモポリマーがハロゲン含有化合物製造設備、ハロゲン
含有樹脂製造設備及び成形加工設備内において熱交換器
伝面への付着による効率の低下、配管壁面への付着によ
るｒＪｌ塞、成型加工機ダイス表面に付着することによ
る成型加工品の寸法、形状変化等の問題を生ずる。

［発明の構成１ 寸なわら１本発明はｒエポキシ基を少なくとも１個有す
る脂環式エポキシ化合物よりなるハロゲン含有化合物用
安定化剤又は腐蝕防止剤」である。

本発明のハロゲン含有化合物用安定化剤または腐蝕防止
剤となる脂環式エポキシ化合物のハロゲン化水素の捕獲
能力は脂肪族エポキシ化合物と同等の能力を有するとと
もに化合物自身のホモポリマー生成速瓜は脂肪族エポキ
シ化合物と比較し遅いという特徴がある。

そこで脂肪族エポキシ化合物の替りに脂環式エポキシ化
合物をハロゲン含有化合物及びハロゲン含有樹脂の安定
化剤として用いることにより、安定化剤としての添加効
果を最大限に発揮させるとともにその効果を長期に亘っ
て持続させようとするものであり、かつ又ホモポリマー
の生成をおさえることにより１！Ｊｌｊ７設備、成型加
工設備内での種々の不都合の発生を防止し不合格品の発
生を防止しようとするものである。

本発明のハロゲン含有化合物用安定化剤または腐蝕防止
剤となる代表的な脂環式エポキシ化合物としては以下の
様な物がある。工・（千λ市３、４−ＥｐＯＸｙＣｙＣ
ＩＯｈＯＸａｎＱＣａｒｂＯｎｉｔｒｉ　ｌｅ３．４−
Ｅｐｏｘｙ−６−ｍｃｔｈｙｌｃｙｃｌｏｈａｘｙｌｍ
ｅｔｈｙｌ　ａｃｅｔａｔｅ［ｔｈｙｌ　３−０ｘａｔ
ｒｉｃｙｃｌｏ−［３，２，１，０”１ｏｃｔａｎｅ−
６−ｃａｒｂｏｘｙｌａｔｅ Ｂｉｓ−（３，４−ｅｐｏｘｙｃｙｃｌｏｈｅｘｙｌｍ
ｅｔｈｙｌ）　　ａｄｉｐａｔｃＢｉｓ−（３，４−ａ
ｐｏｘｙ−６−ｍｃｔｈｙｌｃｙｃｌｏｈｅｘｙｌｍｅ
ｔｈｙｌ）ａｄｉｐａｔｅ ３．４−Ｅｐｏｘｙ−６−ｍｅｔｈｙｌｃｙｃｌｏｈｅ
ｘｙｌｍｅｔｈｙｌ　３．４−ｅｐｏｘｙ−６−ｎ＋ｃ
ｔｈｙｌｃｙｃ　１ｏｈｅｘａｎｅｃａｒｂｏｘｙｌａ
ｔｅ３．４−Ｅｐｏｘｙｃｙｃｌｏｈｅｘｙｌｍｃｔｈ
ｙｌ　３，４−ｃｐｏｘｙｃｙｃｌｏｈｅｘａｎｃｃａ
ｒｂｏｘｙｌａｔｅ Ｌｉｍｏｎｃｎｅ　　ｄｉｏｘｉｄｅ Ｃ１１２ Ｂｉｓ−（２，３−Ｅｐｏｘｙｃｙｃｙｌｏｐｅｎｔｙ
ｌ）ｅｔｈｅｒＤｉｃｙｃｌｏｐｅｎｔａｄｉｃｎｃ　
ｄｉｏｘｉｄｅ、７０％　ｃｘｏ　ｉｓｏｍｅｒｓ、３
０％　　ｅｎｄｏ　　１ｓｏａ＋ｅｒｓ Ｖｉｎｙｃｙｃｌｏｈｃｘｅｎｅ　　ｍｏｎｏｘｉｄｅ
八ｌ１ｙｌ　　へ、４４ｐｏｘｙｃｙｃｌｏｈｃｘａｎ
ｅｃａｒｂｏｘｙｌａｔｅＡｌｌｙ１　３．４−Ｅｐｏ
ｘｙ−６−ｍｅｔｈｙｌｃｙｃｌｉｈｃｘａｎｃｃａｒ
ｂｏｘｙｌａｅ Ｄ　ｉ　（２−Ｅ　ｔｈｙ　ｌ　ｈｅｘｙ　Ｉ　）４　
、５−ｅｐｏｘｙｃｙｃ　ｌ　ｏｈｅｘａｎｅ−１，２
−ｄ　１ｃａｒｂｏｘｙ＋ａｔｃ 旧（Ｉｓｏｄｃｃｙｌ）４．５−Ｅｐｏｘｙｃｙｃｌｏ
ｈｅｘａｎｅ−１，２−ｄｉｃａｒｂ。

ｘｙｌａｔ。

２．７　　３．５ ４−０ｘａｔｃｔｒａｃｙｃｌｏ−［６，２，１，００
］−］ｕｍｄｅｃａｎ−ハロゲン含有化合物加熱精製に
製造装置の腐蝕防止の目的で添加する場合は０．１〜５
％添加するのが好適である。

ハロゲン含有樹脂に各種安定剤とともに添加することに
より樹脂の成型加工時の熱安定、性を良くすることを目
的とする安定化剤として使用する場合も添加範囲は０．
１〜５％が望ましい。

添加する方法はプラスチック材料などに安定化剤として
添加する場合はポリマービーズ、粉末などに上記の添加
量を混合し、押出機などで押出してベレット化すること
により行なうことができる。

また、設備機８．容器の腐蝕防止剤として用いる場合は
合成原料または製品を仕込む際に同時に仕込めばよい。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エポキシ基を少なくとも１個有する脂環式エポキシ化合
   物よりなるハロゲン含有化合物用安定化剤又は腐蝕防止
   剤。