JPS6217535A

JPS6217535A - 調理仕上検知装置

Info

Publication number: JPS6217535A
Application number: JP15641485A
Authority: JP
Inventors: Masao Suzuki; 政夫鈴木; Ikuo Kobayashi; 郁夫小林; Makiko Arai; 新井　真起子; Takeshi Nagai; 彪長井
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-07-16
Filing date: 1985-07-16
Publication date: 1987-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、温度センサーと湿度センサーを用いたオーブ
ン調理器のオーブン調理の仕上り終了を検知装置に関す
るものである。

従来の技術従来、電子レンジの加熱調理の分野においては、相対湿
度を検知する湿度センサを用いて調理の仕上シ終了検知
が行なわれていた。

オーブン調理の分野においては、一定温度のオーブン庫
内に調理物を置き、その時間を設定することによって調
理が行なわれていた。

発明が解決しようとする問題点前記、従来のようなオーブン調理においては、加熱温度
が一定であるために、調理物の量の多少により仕上がり
時間が異なる。つまり、調理物の量が多い場合には、加
熱時間の不足になり、生焼けを生じやすい。また、調理
物の量が少ない場合には、焼けすぎによるこげなどが生
じやすくなる。

これらを防ぐために、人が調理物を常時観察しておく必
要がある。

電子レンジの仕上り検知として用いられている相対湿度
を検知する湿度センサー自身が、温度特性を有している
ために、オーブン庫内の調理物から発生する水蒸気量に
よる検知レベル（抵抗値）変化と、オーブン庫内の加熱
による温度上昇によって抵抗値が変化する。このため正
確な水蒸気量を検知することが出来ない。従ってオーブ
ン調理には、湿度センサーが使用されていなかった。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために、本発明の調理仕上がり検
知手段は、赤外線センサーと絶対湿度センサーに対する
オーブン庫内温度変動、気流、調理物から発生するミス
トなどによる影響を防止することにより、信頼性の高い
電気的特性を測定し調理物の表面温度と調理物から発生
する水蒸気Ｉの変動を適確に検知した上で、調理物の表
面温度と水蒸気の変化量を、調理前に入力した調理物の
情報とを、比較処理する構成を備えたものであることか
ら、調理の仕上がりを検知することができる０作用本発明は、前記構成によって、入力された調理物に応じ
た検知シーケンスを選択する。赤外線センサーは調理物
の表面温度を検知し、絶対湿度センサーは、調理物から
発生する水蒸気量を検知する。赤外線センサーからの検
知信号と、絶対湿度センサーからの検知信号との経時的
変化量を計算し、これらの変化量が、先に選択した。調
理物に応じたシーケンスにおける仕上り検知データの条
件を満足した時に、その調理物の調理が仕上がったと判
断して、オーブン庫内加熱用のヒータを切断して、自動
的に調理を終了するものである。

実施例以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する０第１図において、オーブン庫内１内の皿の上の調理物２
を加熱するシーズヒータ３が上下に設置されている。天
井部４には、天板の穴をかいして、赤外線センサー６が
取付けられ、穴の上部又は下部には、赤外線センサーが
調理物より発生するミストなどによる汚染と気流、オー
ブン庫内の熱影響を防止するために、シリコンウェハー
などの赤外線の透過率の高い材料５、を設置する。また
、オーブン庫内１の壁に取付けられた排気ガイド７の中
に絶対湿度センサー８が取付けられている。

赤外線センサー６と絶対湿度センサー８からの検知信号
は、検知回路１０を経由して、マイクロコンピュータ−
１１に入る。キーボード部１３がら入力された調理物の
情報は、マイクロコンピュータ１１に入る。

赤外線センサー６および絶対湿度センサー８からの検知
信号と、キーボード部１１から入力された調理物の情報
を比較しマイクロコンピュータが調理の仕上りを検知し
て調理を終了したと判断する。そしてシーズヒータ３の
電源を切断してブザーなどで外部に調理の終了を知らせ
る。

第２図に赤外線センサーの特性を示す。

赤外線センサーは、オーブン庫内の温度、オーブン庫内
の気流あるいは赤外線センサーの温度特性のために調理
物温度の検知出力のばらつきが発生する。従って、オー
ブン庫内の温度の遮断、気流の妨害、調理物からのミス
トによる赤外線センサー汚染を防止する必要がある。

赤外線センサーと、オーブン庫内との間に、赤外線の透
過が高いシリコンウェハーを設置した場合とシリコンウ
ェハーのない場合における調理物の表面温度とセンサー
出力（電圧）の関係を示す。

図２の実線はシリコンウェハーあシ、破線はシリコンウ
ェハーのない場合である。

第３図に、絶対湿度センサーの特性を示す。

絶対湿度センサーは、オーブン庫内の温度にょう、検知
出力レベルが影響されるため、絶対湿度センサーへの熱
影響を防止することが必要である。

つまり、一般的なオーブン庫内の７−ズヒータ３は１サ
ーミスタ９によ）、オンオフ制御される。

従って、オンオフの制御による一般的なオーブン庫内の
温度中は１５０℃設定の場合に、±１５９Ｃ程度（１Ｇ
５〜１６５°Ｃ）であシ、このため絶対湿度の検出レベ
ルも変化する。この絶対湿度センサーの温度特性の影響
を最小限に防止するために、シーズヒータの制御をオン
オフ制御から比例制御に変更して、絶対湿度センサーの
熱影響による検出レベル変動を調理物から発生する水蒸
気量に比較して、無視できるレベルにする必要がある。

第３図は、スポンジケーキを調理した場合の絶対湿度検
知レベルを示す。破線は、オンオフ制御の時の絶対湿度
の検知レベル、実線は、比例制御した時の絶対湿度の検
知レベルを示す。また一点破線は、オンオフ制御の時の
オーブン庫内温度の変化を示し、比例制御の必要性が理
解できる。

従がって第４図以降の実施例は、シーズヒータを比例制
御した実験データである。

第４図に、調理物として、スポンジケーキの焼き上げの
パターンを示す。赤外線センサー４で検知した調理物の
表面温度と絶対湿度センサー８で検知した水蒸気量の時
間的変化率（ｄＬ／ｄｔで表わす）を示す。調理物の仕
上がり時点の調理物の温度が、１６０°Ｃ１絶対湿度セ
ンサーの時間的変化率が、はぼ０になっている。従って
、調理前に赤外線センサーと絶対湿度センサーの変化量
が前記の値を示した場合に、調理が仕上がったとキーボ
ードより入力しておけば、調理の仕上がりが判定できる
。調理の仕上がり時点でオーブン庫内のシーズヒータを
切断し、外部にブザーなどで知らせ、調理が終了する。

なお、絶対湿度センサーの時間的変化率（ｄＬ／ｄｔ）
の検知データは、３０秒〜３分間隔で測定し、測定値と
前２〜ａ回の測定値の平均値を毎回計算して、この平均
値をマイクロコンピュータで処理判断させる。このこと
により、突発的なデータのばらつきを防止することが出
来る。

第５図に、調理物として、ロールケーキを用いた場合の
焼上げパターンを示す。赤外線センサー４で測定した表
面温度と絶対湿度センサー８で測定した水蒸気の湿度レ
ベルの時間的変化率を示す。

調理物の仕上がり時点の表面温度は、１５０°Ｃ１絶対
湿度の変化量が、はぼ０になっている。従って、赤外線
センサーと絶対湿度センサーのレベル変化率が、前記の
値を示した場合に、ロールケーキの調理が終了したと判
断する。

第６図に、調理物として、クツキーを用いた場合の焼上
げパターンを示す。スポンジケーキ、ロールケーキの場
合と同様に調理の仕上が９を検知して、調理を終了する
。

第４図〜第６図は、オーブン庫内の温度を１５０℃に設
定した場合のパターン例である。

第７図は、オーブン庫内の温度を１７０°Ｃに設定した
場合のスポンジケーキの調理である。赤外線センサーに
よる調理物の表面温度が１５０″Ｃに達した時点では、
絶対湿度センサーによる水蒸気の変化量は、はぼ０に達
していない。従って、この様な場合には、赤外線センサ
ーで検知した調理物の表面温度が、１ＳＯ°Ｃを超えな
い様にシーズヒータの入力電圧を低下させ、オーブン庫
内の温度を低下させる。この状態で、絶対湿度センサー
による水蒸気の変化量が、はぼ０になる時点まで保ち、
この時点を調理の仕上がりと判断して、シーズヒータの
電源を切断して調理を終了する。

この様に、オーブン庫内の温度が１５０″Ｃを超えてい
る場合でも、赤外線センサーと絶対湿度センサーの両者
の検知により調理の仕上がりが検知できる。

発明の効果以上の様に、本発明の、オーブン調理の仕上がり検知方
法によれば、調理の仕上がシが自動的に判断でき、自動
的に調理を終了させるなど以下に示す効果がある。

（１）調理物の加熱状態を赤外線センサーと絶対湿度セ
ンサーの２糧類のセンサーからの検知信号で検知するた
め確実に調理物の状態が検知できる。

（り　絶対湿度センサーの検知信号を水蒸気の変化率で
検知しているので、調理物の変化状態が検知できる。

（３調理物毎に、赤外線センサー出力と絶対湿度センサ
ー出力の変化率がパターン化されるので、最適な仕上が
り検知レベルの設定が可能である０（４）水蒸気量を絶
対湿度センサーで測定するために、従来の相対湿度を測
定する湿度センサーに比較して温度による相対湿度が変
化しないため、オーブン庫内などの雰囲気温度の影響が
非常に小さく、水蒸気の総量として検知できる。

また、オーブン庫内のシーズヒータ３を比例制御するこ
とによりさらに絶対湿度センサーの温度変動を小さくす
ることができる。

（５９赤外線センサーとオーブン庫内との間に、赤外線
が透過し、耐熱的にも十分なシリコンウェノ・−を用い
ているために、赤外線センサーの雰囲気温度、気流の影
響および、調理物からのミストなどによる汚染が防止で
きるため、信頼性の高い検知が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の調理仕上検知装置の断面図
、第２図は赤外線センサーの特性図、第３図は絶対湿度
センサーの特性図、第４図〜第７図はそれぞれ調理物と
して、スポンジケーキ、ロールケーキ、クツキーを焼い
た時の赤外線センサーによる調理物の表面温度と絶対湿
度センサーによる水蒸気の発生変化率の特性図である。２・・・・・・調理物、３・・・・・・シーズヒータ、
４・・・・・・赤外線センサー、６・・・・・・シリコ
ンウェハー、８・・・・・・絶対湿度センサー、９・・
・・・・サーミスタ、１０・・・・・・検知部、１１・
・・・・・制御部、１２・・・・・・マイクロコンピュ
ータ、１３・・・・・・キーボード部。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｚ−
−−鯛建物３−−−シース−ヒータ第　　１　　、Ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　４−一−イ「タト腺べ＝
ン°す”−６−−−シリコンブエハー δ−−−４色判ツ町梗インτ− ７−−−サーミスタ第２図悪縁１−項１送（搬第３図刀」（１立」對第　４　図渠Ａ遣ｙ巳鑓第５図聾！）１乳」わ第６図屯盪１ｊｔ乳」ａ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）調理物をヒータで加熱するオーブン庫内に、前記
調理物の表面温度を検知する赤外線センサーと、前記調
理物の加熱により発生する水蒸気量を検知する絶対湿度
センサーとを設け、前記赤外線センサーと前記絶対湿度
センサーの出力と、調理前にキーボードより入力した前
記調理物の情報を比較して調理の仕上がりを検知する調
理仕上検知装置。
（２）絶対湿度センサーで検知された水蒸気量の、時間
的変化率が、増加０もしくは、減少（増加マイナス）に
転換した時点か、その一定時間後に、調理の仕上がりと
判断して、調理を終了する手段を有する、特許請求の範
囲第１項記載の調理仕上検知装置。
（３）赤外線センサーが、調理物の表面温度以外の妨害
を除去するために、赤外線センサーと調理物の間に、シ
リコンウェハーを設置した赤外線センサーを用いた特許
請求の範囲第１項記載の調理仕上検知装置。
（４）オーブン庫内のヒータを比例制御して、絶対湿度
センサー自身の温度変動を防止した絶対湿度センサーを
用いた特許請求の範囲第１項記載の調理仕上検知装置。