JPS6217491Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6217491Y2 JPS6217491Y2 JP10440783U JP10440783U JPS6217491Y2 JP S6217491 Y2 JPS6217491 Y2 JP S6217491Y2 JP 10440783 U JP10440783 U JP 10440783U JP 10440783 U JP10440783 U JP 10440783U JP S6217491 Y2 JPS6217491 Y2 JP S6217491Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- metal strip
- electrode plate
- electrolytic treatment
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は不溶性電極による電解処理装置に関す
るものである。 従来技術 電解処理は十分に清浄された金属ストリツプを
水平または垂直に走行させながら、金属ストリツ
プを陰極に帯電させ、該金属ストリツプの対向側
に不溶性陽極を配置して、金属ストリツプと不溶
性電極との間に電解液を噴出することによりメツ
キが行なわれる。電解処理は、金属ストリツプを
電解液に浸漬するメツキ法とは異なり、電解液接
触メツキ法であるため、電解液をストリツプ幅方
向に均一に流しかつ極間において電極と電解液が
反応して発生する気泡を速やかに除去することが
不メツキ部分やピンホールのないメツキ板を製造
する条件とされている。したがつて、従来から使
用されている電解液噴出ノズルは、第１図で示す
ように走行する金属ストリツプ１の幅方向に開口
するスリツトノズル２を電極板３または隣接する
電極板３，３間に設け、しかも開口が電解液を金
属ストリツプ１の長手方向に分散流出させるよう
に直面広角形状に設けられている。しかしながら
本考案者らの観察によれば、速度20m／minで走
行する金属ストリツプ（板厚1.2mmで板巾1000mm
の極低炭素冷延鋼板）に第１図に示すスリツトノ
ズル（従来装置）から亜鉛電解液を各供給量
（m3／min）で噴出した時の、金属ストリツプ上
巾方向の流速ばらつき（σｖ）を第２図で示すよ
うに、不均一に流れ、しかも電極板に多くの気泡
を発生していることが判つた。これは電解液がノ
ズル内を通過する際に不均一な圧損を生じる結果
によるものである。 考案の目的 本考案は上記のような問題にかんがみ、ノズル
内で起る不均一な圧損を防止して電極間に供給さ
れる電解液の流速均一化を計つて均一にメツキす
る金属ストリツプの電解処理装置を提供するもの
である。 考案の構成・作用 而して本考案の要旨は、走行する金属ストリツ
プの板面に間隔を置いて配置される不溶性電極板
にメツキ側背面からメツキ面側に曲面広角形状で
開口する電解液噴出スリツトノズルを設け、かつ
該ノズルに連通する電解液供給ヘツダーの電解液
排出管路に絞りを設けて、金属ストリツプと不溶
性電極板との間に電解液を噴出して電解処理する
金属ストリツプの電解処理装置である。 以下本考案について実施例を示す図面を参照し
ながら詳細に説明する。 第３図は本考案電解処理装置の一実施例を示
す。１は走行する金属ストリツプ、２はスリツト
ノズル、３は不溶性電極板で、第１図に示した通
りである。スリツトノズル２は、不溶性電極板３
または隣接する不溶性電極板３，３間に設けら
れ、しかもメツキ側背面からメツキ面側に曲面広
角形状で金属ストリツプ１の幅方向に開口されて
いる。４は電解液供給ヘツダーで、その電解液排
出管路５には絞りが設けられている。絞りは流体
管路の一部を挟めたもので、第３図に示すオリフ
イス型、第４図に示すベンチユリー型、第５図に
示すノズル型などが使用される。この代表的な例
として第３図のオリフイス型絞りで説明すると、
電解液排出管路５に絞り板６を進退自在に設けて
ラツクピニオン機構７を介してモーター８で駆動
し、絞り板前後の静圧の差（差圧）を変化させて
通過する電解液の流量を調整するものである。９
は電解液受タンクで、金属ストリツプ１から落下
した電解液の集合槽である。１０は集合された電
解液で、１１はその排液管である。１２はコンダ
クターロールである。１３は電解液シール用ゴム
板で、不溶性電極板３の前後部に設けられてい
る。 しかして上記のような本考案の電解処理装置に
おいて、歩行する金属ストリツプ１の上下に間隔
ｄを置いて該ストリツプ歩行方向に配置した不溶
性電極板３のスリツトノズル２から、電解液供給
ヘツダー４より絞り板６を通過して金属ストリツ
プ１と不溶性電極板３の間隔ｄに電解液を噴出し
ながらメツキする。金属ストリツプ１から落下し
た電解液は、電解液受タンク９の排液管１１を経
て電解液供給ヘツダー４に戻る再使用循環経路あ
るいは任意な経路で排棄される。この場合絞り板
６を通過して供給される電解液は金属ストリツプ
幅方向で均一な高圧力がかかり、しかもスリツト
ノズルの曲面広角形状によりその開口部で高圧力
を押し下げる（圧損する）こともなく極間間隙ｄ
に噴出されるため、金属ストリツプ１上を流動す
る電解液の低流速度がなく、第２図の本考案線で
示すように金属ストリツプ幅方向で均一に流れ
る。その結果メツキ面に気泡を発生することもな
く、幅方向で均一にメツキされた金属ストリツプ
を製造することができる。 考案の効果 上記したような本考案における第３図のオリフ
イス型（絞り）電解処理装置によると、第１図で
示すような従来の電解処理装置を使用した場合と
較べ、不メツキむらの発生による不良品発生率が
著しく低減される。尚、この時の実施条件は速度
45m／minで走行する金属ストリツプ（板厚0.8mm
で板巾1870mmの極低炭素冷延鋼板）に鉄−亜鉛電
解液をそれぞれノズルから噴出したものである。
るものである。 従来技術 電解処理は十分に清浄された金属ストリツプを
水平または垂直に走行させながら、金属ストリツ
プを陰極に帯電させ、該金属ストリツプの対向側
に不溶性陽極を配置して、金属ストリツプと不溶
性電極との間に電解液を噴出することによりメツ
キが行なわれる。電解処理は、金属ストリツプを
電解液に浸漬するメツキ法とは異なり、電解液接
触メツキ法であるため、電解液をストリツプ幅方
向に均一に流しかつ極間において電極と電解液が
反応して発生する気泡を速やかに除去することが
不メツキ部分やピンホールのないメツキ板を製造
する条件とされている。したがつて、従来から使
用されている電解液噴出ノズルは、第１図で示す
ように走行する金属ストリツプ１の幅方向に開口
するスリツトノズル２を電極板３または隣接する
電極板３，３間に設け、しかも開口が電解液を金
属ストリツプ１の長手方向に分散流出させるよう
に直面広角形状に設けられている。しかしながら
本考案者らの観察によれば、速度20m／minで走
行する金属ストリツプ（板厚1.2mmで板巾1000mm
の極低炭素冷延鋼板）に第１図に示すスリツトノ
ズル（従来装置）から亜鉛電解液を各供給量
（m3／min）で噴出した時の、金属ストリツプ上
巾方向の流速ばらつき（σｖ）を第２図で示すよ
うに、不均一に流れ、しかも電極板に多くの気泡
を発生していることが判つた。これは電解液がノ
ズル内を通過する際に不均一な圧損を生じる結果
によるものである。 考案の目的 本考案は上記のような問題にかんがみ、ノズル
内で起る不均一な圧損を防止して電極間に供給さ
れる電解液の流速均一化を計つて均一にメツキす
る金属ストリツプの電解処理装置を提供するもの
である。 考案の構成・作用 而して本考案の要旨は、走行する金属ストリツ
プの板面に間隔を置いて配置される不溶性電極板
にメツキ側背面からメツキ面側に曲面広角形状で
開口する電解液噴出スリツトノズルを設け、かつ
該ノズルに連通する電解液供給ヘツダーの電解液
排出管路に絞りを設けて、金属ストリツプと不溶
性電極板との間に電解液を噴出して電解処理する
金属ストリツプの電解処理装置である。 以下本考案について実施例を示す図面を参照し
ながら詳細に説明する。 第３図は本考案電解処理装置の一実施例を示
す。１は走行する金属ストリツプ、２はスリツト
ノズル、３は不溶性電極板で、第１図に示した通
りである。スリツトノズル２は、不溶性電極板３
または隣接する不溶性電極板３，３間に設けら
れ、しかもメツキ側背面からメツキ面側に曲面広
角形状で金属ストリツプ１の幅方向に開口されて
いる。４は電解液供給ヘツダーで、その電解液排
出管路５には絞りが設けられている。絞りは流体
管路の一部を挟めたもので、第３図に示すオリフ
イス型、第４図に示すベンチユリー型、第５図に
示すノズル型などが使用される。この代表的な例
として第３図のオリフイス型絞りで説明すると、
電解液排出管路５に絞り板６を進退自在に設けて
ラツクピニオン機構７を介してモーター８で駆動
し、絞り板前後の静圧の差（差圧）を変化させて
通過する電解液の流量を調整するものである。９
は電解液受タンクで、金属ストリツプ１から落下
した電解液の集合槽である。１０は集合された電
解液で、１１はその排液管である。１２はコンダ
クターロールである。１３は電解液シール用ゴム
板で、不溶性電極板３の前後部に設けられてい
る。 しかして上記のような本考案の電解処理装置に
おいて、歩行する金属ストリツプ１の上下に間隔
ｄを置いて該ストリツプ歩行方向に配置した不溶
性電極板３のスリツトノズル２から、電解液供給
ヘツダー４より絞り板６を通過して金属ストリツ
プ１と不溶性電極板３の間隔ｄに電解液を噴出し
ながらメツキする。金属ストリツプ１から落下し
た電解液は、電解液受タンク９の排液管１１を経
て電解液供給ヘツダー４に戻る再使用循環経路あ
るいは任意な経路で排棄される。この場合絞り板
６を通過して供給される電解液は金属ストリツプ
幅方向で均一な高圧力がかかり、しかもスリツト
ノズルの曲面広角形状によりその開口部で高圧力
を押し下げる（圧損する）こともなく極間間隙ｄ
に噴出されるため、金属ストリツプ１上を流動す
る電解液の低流速度がなく、第２図の本考案線で
示すように金属ストリツプ幅方向で均一に流れ
る。その結果メツキ面に気泡を発生することもな
く、幅方向で均一にメツキされた金属ストリツプ
を製造することができる。 考案の効果 上記したような本考案における第３図のオリフ
イス型（絞り）電解処理装置によると、第１図で
示すような従来の電解処理装置を使用した場合と
較べ、不メツキむらの発生による不良品発生率が
著しく低減される。尚、この時の実施条件は速度
45m／minで走行する金属ストリツプ（板厚0.8mm
で板巾1870mmの極低炭素冷延鋼板）に鉄−亜鉛電
解液をそれぞれノズルから噴出したものである。
【表】
このように電解液供給ヘツダーにオリフイスな
どの絞り機構を設け、さらにスリツトノズルの開
口部を曲面広角形状に施すことによりメツキ製品
の品質向上と歩留り向上に大きく寄与する。また
本考案は片面電解処理装置にも使用することがで
きる。
どの絞り機構を設け、さらにスリツトノズルの開
口部を曲面広角形状に施すことによりメツキ製品
の品質向上と歩留り向上に大きく寄与する。また
本考案は片面電解処理装置にも使用することがで
きる。
第１図は従来から使用されている電解処理装置
の電極部分を概略図、第２図は電極間金属ストリ
ツプ幅方向の電解液流速分布のばらつき（σu）
を本考案と従来を比較して示した図、第３図は本
考案一実施例電解処理装置の概略図、第４図はベ
ンチユリー型絞りを示す図、第５図はノズル型絞
りを示す図である。 １……金属ストリツプ、２……スリツトノズ
ル、３……電極板、４……電解液供給ヘツダー、
５……電解液排出管路、６……絞り板、７……ラ
ツクピニオン機構、８……モーター、９……電解
液受タンク、１０……集合電解液、１１……排液
管、１２……コンダクターロール、１３……電解
液シール用ゴム。
の電極部分を概略図、第２図は電極間金属ストリ
ツプ幅方向の電解液流速分布のばらつき（σu）
を本考案と従来を比較して示した図、第３図は本
考案一実施例電解処理装置の概略図、第４図はベ
ンチユリー型絞りを示す図、第５図はノズル型絞
りを示す図である。 １……金属ストリツプ、２……スリツトノズ
ル、３……電極板、４……電解液供給ヘツダー、
５……電解液排出管路、６……絞り板、７……ラ
ツクピニオン機構、８……モーター、９……電解
液受タンク、１０……集合電解液、１１……排液
管、１２……コンダクターロール、１３……電解
液シール用ゴム。
Claims (1)
- 走行する金属ストリツプの板面に間隔を置いて
配置される溶性電極板にメツキ側背面からメツキ
面側に曲面広角形状で開口する電解液噴出スリツ
トノズルを設け、かつ該ノズルに連通する電解液
供給ヘツダーの電解液排出管路に絞りを設けて、
金属ストリツプと電極板との間に電解液を噴出せ
しめて電解処理することを特徴とする金属ストリ
ツプの電解処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10440783U JPS6013965U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 金属ストリツプの電解処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10440783U JPS6013965U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 金属ストリツプの電解処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6013965U JPS6013965U (ja) | 1985-01-30 |
| JPS6217491Y2 true JPS6217491Y2 (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=30245173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10440783U Granted JPS6013965U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 金属ストリツプの電解処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6013965U (ja) |
-
1983
- 1983-07-05 JP JP10440783U patent/JPS6013965U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6013965U (ja) | 1985-01-30 |
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