JPS6217476B2 - - Google Patents

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JPS6217476B2
JPS6217476B2 JP54069696A JP6969679A JPS6217476B2 JP S6217476 B2 JPS6217476 B2 JP S6217476B2 JP 54069696 A JP54069696 A JP 54069696A JP 6969679 A JP6969679 A JP 6969679A JP S6217476 B2 JPS6217476 B2 JP S6217476B2
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JP
Japan
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motor
speed
integrator
value
regulator
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Application number
JP54069696A
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JPS55162894A (en
Inventor
Koichi Ishida
Hirohisa Isogai
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP6969679A priority Critical patent/JPS55162894A/ja
Publication of JPS55162894A publication Critical patent/JPS55162894A/ja
Publication of JPS6217476B2 publication Critical patent/JPS6217476B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/06Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
    • H02P7/18Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
    • H02P7/24Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
    • H02P7/28Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
    • H02P7/285Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
    • H02P7/292Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using static converters, e.g. AC to DC
    • H02P7/293Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using static converters, e.g. AC to DC using phase control

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は電動機速度の自動制御ループの内側に
電動機のトルクもしくは電流の自動制御ループが
設けられているような電動機の制御装置に関す
る。
【従来の技術】
線材、棒鋼などの圧延機の駆動にはサイリスタ
レオナード直流他励電動機が使用される。圧延材
は複数スタンドにまたがつており、各圧延機の回
転速度は負荷によらず一定に制御されることが望
まれる。 圧延材先端が圧延ロールにかみ込んだ瞬間には
圧延ロールの速度は瞬時降下し、過渡的に変動す
る。生産性の向上、製品品質の向上のために、高
速圧延が要求されるようになつてくると、圧延材
かみこみ時の急峻な負荷トルク変動分による圧延
ロールの速度瞬時降下(インパクトドロツプ)、
速度回復時間(リカバリータイム)を出来るだけ
小さく制御する必要がある。 従来、直流他励電動機の速度制御には、電流制
御系をマイナーループとしてもサイリスタレオナ
ードによる速度制御装置が使用され、速応性の高
い制御が行われているが、速度調節器が比例積分
動作のために、負荷急変時の速度変動に対する修
正動作に時間遅れが伴い、速度変動を小さくする
には限界がある。 このような欠点を除去するものとして、たとえ
ば、特願昭54−5492号(特開昭54−109118号)に
よれば、電動機の速度の自動制御ループを構成す
る調節器として純粋なP調節器を用い、かつ、電
動機の起動時定数を模擬する回路を含み電動機の
速度および電流の検出値を入力信号として受け取
つて電動機の負荷トルク相当の推定値を出力信号
として発生する状態観測器を設け、その状態観測
器の出力信号を、電動機の速度の自動制御ループ
を構成する調節器の出力信号に加算して、電動機
のトルクもしくは電流の自動制御ループを構成す
る電流調節器に与える直流電動機の制御装置が既
に提案されている。 第3図はこの既提案に係る直流電動機の制御装
置の要部ブロツク図である。この第3図におい
て、破線枠1は速度制御系を示し、破線枠20は
状態観測器(オブザーバ)を示す。自動速度制御
ループを構成するための主調節器、すなわち速度
調節器30は純粋なP調節器である。自動速度制
御ループの内側のループ(マイナループ)として
トルクもしくは電流の自動制御ループが設けられ
ている。ここでは電流調節器4により電機子電流
の制御ループが構成されている。電流調節器4と
しては同様にP調節器が用いられる。電流調節
器4によつて制御されるサイリスタ整流装置5は
伝達関数exp(−STL)を有するむだ時間要素と
して図示されている。このサイリスタ整流装置か
ら電機子回路に電圧Eaを供給され速度ωで回転
する直流電動機は、伝達関数(1/Ra)/
(1/STa)を有する電機子回路6と、磁束φを
係数とする比例要素7と、伝達関数1/(STJ
を有する起動時定数回路(機械系)8とで原理的
に図解されている。すなわち、供給電圧Eaと起
動Eω=φ・ωとの差電圧を一次遅れ要素6に与
えることにより電機子電流iaが生じ、これにφを
乗算することにより電動機トルクτM=φ・iaが
生じ、この電動機トルクτMと負荷トルクτlとの
差が積分時間TJ(起動時定数)を有する積分要
素8に印加され、この積分要素8の出力が速度ω
となるというように考えることができる。速度実
際直流他励電動機ωは速度調節器30の入力側に
導かれ、速度目標値ω*と比較される。速度調節
器30は速度制御偏差ω*−ωに応じて電機子電
流目標値ia*を出力する。電機子電流実際値iaは
電流調節器4の入力側に導かれ、電流目標値ia*
と比較される。電流調節器4は電流制御偏差ia*
−iaに応じてサイリスタ整流装置5のための制御
信号を発生する。 第2図の既提案においては、上述の速度制御系
1に対し、状態観測器(オブザーバ)20を組み
合せて負荷外乱を補償するようにしている。 状態観測器20は、電流実際値ia、速度実際値
ωを入力とし、負荷外乱量τlの推定値τlを出力
する。このτlを、純粋なP調節器から成る速度
調節器30の出力信号即ち電流指令値ia*に加算
するようにしている。 状態観測器の構成は、起動時定数等価モデル1
2、ゲインg1,g2の増巾器13,14、積分器1
5、ゲイン1の反転増巾器11より成り立つてい
る。 状態観測器の動作は、次のようになる。今、例
えば負荷トルクτlが急増すると、速度実際値は
減少し、このため、ε=ω−ω^<0の偏差信号が
でる。この偏差信号εを極性反転してゲインg2
増巾器14、積分器15を介して電流実際値iaと
比較する。積分器15の出力は速度調節器出力信
号に加算されて、電流指令値ia*は増加し、電流
実際値iaは増加する。界磁φが一定のときは、積
分器15の出力は負荷トルク相当値τlで、iaの
増加に応じてτlは増加し、ω^は減少方向に動
き、ω^→ωとなる。最終的には積分器12,15
の入力はゼロになり平衡する結果、τl=τl、ω^
=ωとなる。 増巾要素g1はオブザーバー内のループにある2
ケの積分要素により生じる自励振動を抑制し、安
定化を計るために付け加えられている。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、本発明者等が第3図に示された従来
技術の制御装置において実際に製作して、実験を
行つてみたところ、第3図の制御装置において
は、τl=τlとはならず、τlとτlとの間にオフセ
ツトが発生することが見出された。 そこで、本発明者等はこの原因を追求すべく
種々の実験と検討を重ねた結果、従来技術の制御
装置は速度調節器30を純粋なP調節器として構
成すること、つまり速度調節器30に積分動作を
行わせないことによつて速度目標値のステツプ状
変化の際に速度調節の制御挙動の行過ぎを少なく
するようにしたものであるが、かかるオフセツト
の原因は状態観測器における時定数に起因する演
算誤差の問題と速度調節器をP調節器として構成
したこととにあることを突き止めた。 すなわち、第3図の制御装置において、負荷外
乱τLとその推定値τLとの関係は、次の演算式で
表される。 ここで、電動機の起動時定数回路8の時定数T
Jと積分回路(起動時定数模擬回路)12の時定
数TJとがTJ=TJなる関係になつている場合に
は、第1式は第2式に変形できる。 第2式において時間を無限大とすると、第2式
は第3式となる。 τL=τL (3) しかしながら、実際問題としては、電動機の起
動時定数回路8の時定数TJに積分回路(起動時
定数模擬回路)12の時定数TJを完全に一致さ
せて模擬することは極めて困難である。厳密には
J≠TJとなつてしまうことが多い。 そこで、TJとTJとの偏差を考慮して、TJ
J(1+△)と設定する。この関係を第1式に
代入すると、第1式は第4式に変形される。 ここで、第4式において、前述の場合と同様
に、時間を無限とすると、第4式は第5式とな
る。 τL=τL+△(τL−τM) (5) このように、第3図の制御装置においては、電
動機の起動時定数回路8の時定数TJに積分回路
(起動時定数模擬回路)12の時定数TJを完全に
一致させて模擬することができない場合には、た
とえば第5式の右辺第2項の△(τL−τM)なる
オフセツトが生じてしまう。 ところが、第3図の制御装置は速度制御調節器
30として純粋なP調節器を使用することが原理
となつており、そのためかかるオフセツトを除去
することができない。それゆえ、第3図の制御装
置においては負荷外乱の影響を完全に除去できな
い。 さらに、第3図の制御装置においては、状態観
測器20は負荷外乱τLの推定値τLを出力信号と
している。 しかしながら、本発明者等の実験によれば、か
かる推定量τLを出力信号とするだけでは、負荷
外乱の急変時に速度のインパクトドロツプの減少
をあまり期待できないということも判明した。 そこで、本発明は、上述した点に鑑みてなさ
れ、負荷急変時の速度インパクトドロツプおよび
リカバリータイムをより小さく抑制することがで
きるようにすると共に、たとえば、電動機の起動
時定数回路の時定数TJに積分回路(起動時定数
模擬回路)12の時定数TJを完全に一致させて
模擬することができない場合でも、負荷外乱量と
その推定値とを一致させることができるような直
流電動機の制御装置を提供することを目的とす
る。
【問題点を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明は、
電動機速度の自動制御ループを構成する速度調節
器としてP調節器を用い、かつ、電動機の起動
時定数を模擬する起動時定数模擬回路としての第
1の積分器と第2の積分器とを有し、第1の入力
信号である電動機の電流検出値によつて与えられ
る電動機の負荷トルク相当値と第2の積分器の出
力信号である電動機の負荷トルク推定値との差が
第1の積分器に入力され、第2の入力信号である
電動機の速度検出値と第1の積分器の出力信号と
の差がそれぞれ係数要素を介して一方では第1の
積分器に帰還されかつ他方では第2の積分器に入
力され、そして、第2の積分器の入力信号である
電動機の負荷トルク推定値の微分値を不感帯要素
に入れて電動機の負荷トルク推定値の微分値信号
τlを導出し、この導出された微分値τlと電動機
の負荷トルク推定値τlとの和τl+τlを出力信号
として発生する状態観測器を設け、この状態観測
器の出力信号τl+τlを電動機の速度の自動制御
ループを構成する調節器の出力信号に加算して、
電動機のトルクもしくは電流の自動制御ループを
構成する電流調節器に与えるようにしたことを特
徴とする。
【作用】 本発明においては、速度調節器としてP調
節器が使用される。 従つて、本発明においては、電動機の起動時
定数回路の時定数TJに積分回路(起動時定数
模擬回路)の時定数TJを完全に一致させて模
擬することができず、負荷外乱量τLとその推
定量τLとの間に偏差(オフセツト)が生じて
も、速度調節器の積分作用()により、かか
るオフセツトは除去される。 本発明においては、負荷外乱の推定量τL
その微分値τLとの和τL+τLが状態観測器の
出力信号として、速度調節器の出力信号(電流
指令値ia*)に加算される。 従つて、本発明においては、負荷外乱の急変
時に、負荷外乱推定値の微分値τLがかかる電
流指令値ia*に加算されるので、見掛け上はこ
の電流指令値を突き上げた形となり、その結
果、速度のインパクトドロツプにより減少させ
られる。 本発明においては、電動機の負荷トルクの推
定値の微分値はτlは不感帯要素を介される。 従つて、本発明においては、不感帯要素の作
用により、電動機の回転速度ωの検出用タコジ
エネレータに含まれるリツプルの影響が除去さ
れる。
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。 第1図は本発明の一実施例のブロツク構成図で
あり、第2図は本発明の効果の1つの説明するた
めの特性図である。第1図において、第3図の各
部分と同一機能を有する部分には同一符号が付さ
れている。 第1図の実施例が第3図の従来技術と主に異な
る点は、 速度調節器3がP調節器として構成されて
いる点、 状態観測器2は負荷外乱量τlの推定値τl
その微分値τlとの和τl+τlを出力信号として
発生する点、 その場合に、かかる微分値τlは不感帯要素
16を通される点、 である。 以下において、第1図の構成を第2図と同様に
して説明する。破線枠1は速度制御系を示し、破
線枠2は本発明に係る状態観測器(オブザーバ)
を示す。自動速度制御ループを構成するための主
調節器、すなわち速度調節器3は本発明に基づき
P調節器である。自動速度制御ループの内側の
ループ(マイナループ)としてトルクもしくは電
流の自動制御ループが設けられている。本実施例
では電流調節器4により電機子電流の制御ループ
が構成されている。電流調節器4としては同様に
P調節器が用いられる。電流調節器4によつて
制御されるサイリスタ整流装置5は伝達関数exp
(−STL)を有するむだ時間要素として図示され
ている。このサイリスタ整流装置から電機子回路
に電圧Eaを供給され速度ωで回転する直流電動
機は、伝達関数(1/Ra)/(1+STa)を有
する電機子回路6と、磁束φを係数とする比例要
素7と、伝達関数1/(STJ)を有する起動時定
数回路(機械系)8とで原理的に図解されてい
る。すなわち、供給電圧Eaと起動Eω=φ・ω
との差電圧を一次遅れ要素6に与えることにより
電機子電流iaが生じ、これにφを乗算することに
より電動機トルクτM=φ・iaが生じ、この電動
機トルクτMと負荷トルクτlとの差が積分時間T
J(起動時定数)を有する積分要素8に印加さ
れ、この積分要素8の出力が速度ωとなるという
ように考えることができる。速度実際値ωは1/
(1+STFω)なる一次遅れ要素として図示され
た速度検出用フイルタ10を介して速度調節器3
の入力側に導かれ、速度目標値ω*と比較され
る。速度調節器3は速度制御偏差ω*−ωに応じ
て電機子電流目標値ia*を出力する。電機子電流
実際値iaは伝達関数1/(1+STFC)なる一次
遅れ要素として図示された電流検出用フイルタ9
を介して電流調節器4の入力側に導かれ、電流目
標値ia*と比較される。電流調節器4は電流制御
偏差ia*−iaに応じてサイリスタ整流装置5のた
めの制御信号を発生する。 本発明は、上述の速度制御系1に対し、2の状
態観測器(オブザーバ)を組み合せて負荷外乱を
補償するようにしたものである。 状態観測器は、電流実際値ia、速度実際値ωを
入力とし、負荷外乱量τlの推定値τl及びその微
分値τlの和τl+τlを出力する。このτl+τl
を、従来の速度調節器の出力信号即ち電流指令値
ia*に加算するようにしている。 状態観測器の構成は、起動時定数等価モデル1
2、ゲインg1,g2の増巾器13,14、積分器1
5、不感帯演算要素16、ゲイン1の反転増巾器
11より成り立つている。 状態観測器の動作は、次のようになる。今、例
えば負荷トルクτlが急増すると、速度実際値は
減少し、このため、ε=ω−ω^<0の偏差信号が
でる。この偏差信号εを極性反転してゲインg2
増巾器14、積分器15を介して電流実際値iaと
比較する。積分器15の出力は速度調節器出力信
号に加算されて、電流指令ia*は増加し、電流実
際値iaは増加する。界磁φが一定のときは、積分
器15の出力は負荷トルク相当量τlで、iaの増
加に応じてτlは増加し、ω^は減少方向に動き、
ω^→ωとなる。最終的には積分器12,15の入
力はゼロになり平衡する結果、τl=τl、ω^=ω
となる。 増巾要素g1はオブザーバー内のループにある2
ケの積分要素により生じる自励振動を抑制し、安
定化を計るために付け加えられている。 ところで、今、第2図aに示すように、負荷外
乱量τlがステツプ状に急変したとする。この場
合、負荷外乱量の推定値τlは積分回路12の積
分作用によりbの如く緩慢に上昇する。一方、そ
の推定値の微分値τlは微分作用によりcの如く
急峻に立上がる。その結合、状態観測器2の出力
信号τl+τlはdの如く微分値τlにより急峻に立
上がり、そして推定値τlに安定する。それゆ
え、負荷外乱の急変時にはこの微分値τlの急峻
な立上がり信号によつて速度のインパクトドロツ
プを減少させることができる。すなわち、本発明
においては、積分要素15の入力信号はトルク外
乱量の微分値であるから、これをτlに加算して
τl+τlを電流指令値ia*に加算するようにして
いるので、負荷外乱急変時にiaを突き上げるよう
に動作して、速度のインパクトドロツプをより減
少させる効果がある。この場合τlは不感帯要素
16を介するようにして、ωの検出用タコジエネ
レータに含まれるリツプルの影響をうけないよう
にしている。 本発明によれば、従来の速度制御ループに負荷
外乱τlの推定値τlとその微分値τlを、電流、速
度実際値ia、ωから演算によりとりだすようにし
た状態観測器を追加し、τl+τlを速度調節器出
力に加算するようにしたため、速度調節器出力は
ほとんど零付近にあつて動かず、負荷急変時には
オブザーバよりの補償信号τl+τlで速度のイン
パクトドロツプ、リカバリータイムが減少する。 オブザーバによる推定値τlが、正確に得られ
なくても、速度調節器の積分作用により速度実際
値は精度よく設定値に制御される。
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、次の
ような効果が奏される。 本発明においては、速度調節器としてP調
節器が使用される。 従つて、本発明によれば、電動機の起動時定
数回路の時定数TJに積分回路(起動時定数模
擬回路)の時定数TJを完全に一致させて模擬
することができず、負荷外乱量τLとその推定
量τLとの間に偏差(オフセツト)が生じて
も、速度調節器の積分作用()により、かか
るオフセツトを除去することができる。それゆ
え、負荷外乱の影響を完全に除去することがで
きる。 本発明においては、負荷外乱の推定値τL
その微分値τLとの和τL+τLが状態観測器の
出力信号として、速度調節器の出力信号(電流
指令値ia*)に加算される。 従つて、本発明によれば、負荷外乱の急変時
に、負荷外乱推定値の微分値τLがかかる電流
指令値ia*に加算されるので、見掛け上はこの
電流指令値を突き上げた形となり、その結果、
速度のインパクトドロツプをより減少させるこ
とができるようになる。 本発明においては、電動機の負荷トルクの推
定値τlの微分値τlは不感帯要素16を介して
推定値τlに加算される。 従つて、本発明によれば、かかる不感帯要素
の作用により、電動機の回転速度検出用タコジ
エネレータに含まれるリツプルの影響を除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク構成図、
第2図は本発明の効果について説明するための特
性図、第3図は従来の直流電動機の制御装置のブ
ロツク構成図である。 1……自動速度制御系、2……状態観測器、3
……速度調節器、4……電流調節器、5……サイ
リスタ整流装置、6……電機子回路、8……起動
時定数回路、9……電流検出用フイルタ、10…
…速度検出用フイルタ、11……反転増巾器、1
2……積分器(起動時定数模擬回路)、13,1
4……増巾器、15……積分器、16……不感帯
要素。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電動機速度の自動制御ループの内側に電動機
    のトルクもしくは電流の自動制御ループが設けら
    れている直流電動機の制御装置において、 電動機速度の自動制御ループを構成する速度調
    節器としてP調節器を用い、 電動機の起動時定数を模擬する起動時定数模擬
    回路としての第1の積分器と第2の積分器とを有
    し、第1の入力信号である電動機の電流検出値に
    よつて与えられる電動機の負荷トルク相当値と第
    2の積分器の出力信号である電動機の負荷トルク
    推定値との差が第1の積分器に入力され、第2の
    入力信号である電動機の速度検出値と第1の積分
    器の出力信号との差がそれぞれ係数要素を介して
    一方では第1の積分器に帰還されかつ他方では第
    2の積分器に入力され、そして、第2の積分器の
    入力信号である電動機の負荷トルク推定値の微分
    値を不感帯要素16に入れて電動機の負荷トルク
    推定値の微分値信号τlを導出し、この導出され
    た微分値τlと電動機の負荷トルク推定値τlとの
    和τl+τlを出力信号として発生する状態観測器
    を設け、この状態観測器の出力信号τl+τlを、
    電動機の速度の自動制御ループを構成する調節器
    の出力信号に加算して、電動機のトルクもしくは
    電流の自動制御ループを構成する電流調節器に与
    えるようにしたことを特徴とする直流電動機の制
    御装置。
JP6969679A 1979-06-04 1979-06-04 Controller for dc motor Granted JPS55162894A (en)

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JP61228806A Division JPS62118783A (ja) 1986-09-27 1986-09-27 直流 電動機 の制御装置

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JPS55162894A JPS55162894A (en) 1980-12-18
JPS6217476B2 true JPS6217476B2 (ja) 1987-04-17

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JP6969679A Granted JPS55162894A (en) 1979-06-04 1979-06-04 Controller for dc motor

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JPH01141559U (ja) * 1988-03-16 1989-09-28

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