JPS6217437Y2 - - Google Patents

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JPS6217437Y2
JPS6217437Y2 JP10571479U JP10571479U JPS6217437Y2 JP S6217437 Y2 JPS6217437 Y2 JP S6217437Y2 JP 10571479 U JP10571479 U JP 10571479U JP 10571479 U JP10571479 U JP 10571479U JP S6217437 Y2 JPS6217437 Y2 JP S6217437Y2
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JP
Japan
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winding core
flange
electronic component
series
flange plate
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JP10571479U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子部品連を巻枠体に巻き回して形
成した電子部品連巻回体に関するものである。
〔従来技術〕
近年、自動機械の発達により、コンデンサ、抵
抗などのリード線付電子部品が紙テープ等の帯状
保持体上に接着テープ等により複数個、等間隔に
保持されて一連とされた電子部品連が用いられる
ようになり、このような電子部品連を巻枠体に渦
巻状に巻き回して形成された巻回体がプリント基
板自動挿入機の部品供給部に装填され、順次巻き
ほぐされた後、自動電子部品が一個づつ切り取ら
れてプリント基板に自動的に挿入されるようにな
つている。
これらの、電子部品連の巻回体は、製作されて
から後は、倉庫における貯蔵、輸送、運搬などの
取り扱い時に便利なるため、或いは内容物を保護
するために、箱状のカートンに収容されて、その
状態で貯蔵、輸送、運搬などの取り扱いが行われ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この場合、箱型のカートンの中に、電子部品連
巻回体を回転可能に保持し、自動挿入機による作
業に当たつてはこのカートンをカートンの保持台
に装着して、カートンの一部を開き、電子部品連
を引き出して自動挿入機にまで導いて装着するも
の、例えば実開昭53−40450に示す如きものが考
えられている。しかしこの場合においても、使用
後の不要材料としてカートンがかなりの量とな
り、廃棄処理に手間がかかり、また材料も無駄に
なるものであつた。さらに、作業中にカートンか
ら導出され過ぎた電子部品を巻き戻す場合に、カ
ートンにておおわれているので未だほぐされずに
巻かれている電子部品連を指で触れて巻き戻さね
ばならなかつた。その場合、装着されている電子
部品に指が触れ、その位置精度を損ねたり、電子
部品を損傷したりしてプリント基板への自動挿入
作業に当たつて支障を来すことがあつた。
本考案は、従来のものの上記の点を改良し、フ
ランジ板に手を触れるのみで、電子部品連には手
触れることなく巻き戻しを行うことができ、さら
に、廃棄する不要部分を最小限とする電子部品連
の巻回体を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点を解決するための手段と
して、両端にフランジを有する中空円筒状の巻芯
と、該巻芯の前記両端のフランジにそれぞれ当接
し、外径が、巻回される電子部品連の外径より大
なる2枚の円板状のフランジ板と、前記巻芯との
間に着脱可能の係合部材を有し、前記フランジ板
を、前記巻芯の前記フランジとの間で挟持する取
り付け部材と、前記巻芯のまわりに、かつ前記2
枚のフランジ板の間に巻回された電子部品連とを
備え、前記巻芯の前記フランジに設けられた凸部
と、前記フランジ板に設けられ、該凸部に嵌合す
る凹部により相互トルクを伝達する係合部材が形
成され、前記巻芯には前記電子部品連の一端が抜
け出ぬよう係止されていることを特徴とする電子
部品連巻回体を提供せんとするものである。
〔実施例〕
本考案を実施例につき図面を用いて説明する。
電子部品連28は、その一例を第1図に示す如
く、コンデンサなどの電子部品素子1からリード
線2が同一方向に導出された複数の電子部品3
が、各電子部品3のリード線2を所定の間隔毎に
保持帯4と接着テープ5とにより挟まれて、それ
ぞれ平行に一連とされて保持され、かつ前記保持
帯4と前記接着テープ5の両者を同時に貫通穿孔
して設けられた送り用位置決め用の丸穴6が、相
隣接するリード線2の中間にあつて保持帯4の長
さ方向に等間隔に設けられている。このような構
成の電子部品連28はプリント基板への自動挿入
用として最も適した構成を有する。
このような電子部品連28を巻き回すための巻
枠体は第2図、第3図に示す如くプラスチツク又
は金属製の円筒状の巻芯7の両端部に、プラスチ
ツク又は金属製の2個の取り付け部材8によりそ
れぞれ別個に挟まれて、2枚の円板状のフランジ
板9がそれぞれ単独に着脱可能に取り付けられて
いる。フランジ板9は、プラスチツク又は金属製
に限らず、巻芯7と一体でないので、巻芯の材質
と無関係に適当な材料を選ぶことができ、本実施
例では包装材料である段ボールを用いている。2
9は保護帯である。
巻芯7は、第4図、第5図、第6図に示すよう
に円筒状の筒体10の両端部にフランジ11が設
けられ、その外側に、一部に切り欠き12が設け
られた突出縁13が設けられ、突出縁13の一部
はフランジ11の外径まで達して凸部としてのキ
ー部14を形成している。
巻芯7の筒体10の一部には軸方向にスリツト
15が設けられたいる。スリツト15の幅と長さ
は、少なくとも電子部品連28の保持帯4と接着
テープ5とが接合している部分(即ち電子部品3
を除いた部分)が通過するに十分な寸法とする。
このスリツト15は、本実施例においては筒体1
0の幅の中に穴溝であるが、一方が筒体10の端
縁に達する切り欠き溝であつてもよい。
スリツト15の脇には円形断面の突起16が設
けられている。突起16の断面寸法は、電子部品
連の送り兼位置決め用の丸穴6に嵌合するように
選ばれ、その突出高さは電子部品連28の保持帯
4と接着テープ5とが重なつた部分の厚さよりも
厚く、0.8〜1.5mm程度とする。この突起16は、
丸穴6のピツチに合わせて2個又はそれ以上の複
数個設けてもよい。この場合は、巻き始め時に電
子部品連の方向を正しく円周方向に案内すること
ができる。筒体10の内面には、両端部付近に内
周溝17が設けられている。
フランジ板9は第7図に示す如く、段ボールに
より製作された円板であり中央に、取り付け部材
8の円筒部18(後述)に嵌合する穴19と、前
述のキー部14及び後述の取り付け部材8のキー
部20に嵌合する凹部としてのキー溝21が設け
られている。
取り付け部材8は第8図、第9図、第10図に
示す如くフランジ22と、フランジ22の内部に
テーパー部23を介して接続している支承板24
と、フランジ22の側面に設けられている円筒部
18とより成る。支承板24はスリツト25を有
し、内径は後述の如く自動挿入機に使用する場合
には、保持台30(第12図)に保持するに当た
り、保持軸31(第12図)に貫通せしめるに適
当な寸法とする。即ち、自由状態では、保持軸3
1の外径より僅かに小寸法にしておき、装着に当
たつて保持軸31に嵌装する場合には、スリツト
25及びテーパー部23による弾性により軸方向
及び半径方向に弾性変形を行い、装着後はその弾
性力により生ずる摩擦で停止し、しかして、その
摩擦力は、通常の運転の際の電子部品連28の引
き出し力に対しては支障のない程度の力である
が、引き出し停止の時、慣性により巻回体がオー
バーランするのを防ぐ程度のブレーキ力を与える
ような摩擦接触部32が保持軸31の嵌装部とし
て形成されるようにする。
円筒部18は外周面に円周方向に突条26を備
え、一部に切り欠き27及びキー部20が設けら
れている。突条26は巻芯7の内周溝17と嵌合
するものであり、切り欠き27はその嵌合の際に
弾性力を与えるためのものである。
上記の如き構成の巻回体の組立に当たつては、
巻芯7の片側に1枚のフランジ板9を嵌め、取り
付け部材8で抑えて、フランジ11と22との間
にそのフランジ板9を挟んだ状態で突条26が第
11図に示す如く、内周溝17に入り、着脱可能
の係合部材が形成されたフランジ板9を固定す
る。次に電子部品連28の一端の電子部品3を数
個取り除いた端部をスリツト15に差し込み、丸
穴6の1個を突起16に嵌める。
ここでスリツト15と突起16とは、保持帯
4、接着テープ5、丸穴6と係合して、巻芯7に
対し電子部品連28が抜け出ぬよう係止する係合
部材として作用する。
次に長いテープ状の層間紙の一端を巻芯7の筒
体10の一部に接着テープなどにより固定し、巻
き取り時に電子部品連28の間に層間紙が入るよ
うにする。次に他のフランジ板9を嵌合せしめ、
他の取り付け部材8で抑えてフランジ板9が固定
される。
このときフランジ板9の凹部のキー溝21と巻
芯7の凸部のキー部と14とが係合し、フランジ
板9と巻芯7との相互間にトルクを伝える係合部
材として作用する。
このようにして組み立てられユニツトを、支承
板24の中に軸を通して回転可能に支えて回転せ
しめながら電子部品連28及び層間紙を巻き取
る。所定長さの電子部品連28を巻き取り終わつ
たら、層間紙のみをさらに一巻以上巻いて接着テ
ープなどで止め、電子部品連28の保護及びほぐ
れどめを行う。必要に応じてその外周をさらに帯
状の片面段ボールなどの保護帯29により外装す
る。
製品に関する表示は、フランジ板9や保護帯2
9に予め表示するか、表示ラベルを貼付して行
う。
本実施例のものは、上記の如く構成されている
ので、完成した製品を貯蔵、運搬、輸送する場合
には、特にさらにカートンなどに入れる必要はな
くそのまま取り扱うこてができる。多数をまとめ
て扱う場合には中央の穴に棒を貫通せしめれば荷
くずれを防ぐことが容易である。
また、自動挿入機による挿入作業の場合は、第
12図の如くそのまま保持台30の保持軸31に
嵌装せしめて電子部品連28の端部を取り出せば
直ちに嵌装せしめることができ、カートンから取
り出す装着が不要である。
このようにカートンを用いる必要がないので、
カートンからの出し入れの手間が不要となるほ
か、カートン自体の製作の手間、原価もゼロとな
り、また廃棄の手間も省け、無駄な材料が低減で
いる。
しかして、フランジ板9、保護帯29を段ボー
ルなどの包装材料にて製作すれば、軽量にして、
原価も安く、また、製品に関する表示などを予め
印刷することが容易となる。
また、組立時にも、必要に応じて、フランジ板
9を片側、或いは両側外しておくことができるの
で電子部品28の端部を巻芯7に装着することが
極めて容易となる。また取り付け部材8により挟
持も、作業が簡単であり、かつ確実である。
さらにスリツト15と突起16を備えているこ
とにより電子部品連28の端部の固定が容易かつ
確実となり、保持台30に装着して使用する場
合、巻き数が少なくなつた場合も端部が抜けるこ
となく確実な作業を行うことができる。
また、使用時に、不持軸31と支承板24の摩
擦接触部32との間に適当な摩擦力を与えること
ができるので、回転が円滑であり、停止時のオー
バーランを防ぐことができる。また、たとえオー
バーランをしてたるんでも、フランジ板9は外に
あらわれているので、手を触れることができ、極
めて容易に巻き戻してたるみを取ることができ
る。このとき、フランジ板9と巻芯との間にはキ
ー溝21とキー部14とにより係合部材が形成さ
れ、巻芯7と電子部品連28との間にはスリツト
15、突起16、保持帯4、接着テープ5、丸穴
6により係合部材が形成されて、それぞれトルク
を伝達するようになつているので、フランジ板9
を回せば、電子部品連28は滑ることなく確実に
巻戻される。従つて巻戻すときに電子部品連28
に触れる必要がなく、位置精度の低下や損傷を防
ぐことができる。また、支承板24は半径方向、
軸方向に弾性変形が容易に可能な構造なので保持
軸31への装着が極めて容易である。
また、2枚のフランジ板9は、取り付け部材8
によりそれぞれ単独に巻芯7に固定することがで
きるので、巻き取り時に電子部品素子1のない側
の片方のフランジ板9のみを取り付けて巻き取
り、巻き取り後電子部品3の損傷の有無(巻き取
り中に曲がつたり脱落したりする事故)を検査し
た後他方のフランジ板9を取り付けることがで
き、製品の信頼性を増すことができる。
〔考案の効果〕
本考案により、電子部品連のオーバーランの場
合でも、電子部品連に指で触れずにこれを確実に
巻戻すことができ、電子部品の位置精度を損ねた
り、損傷したりするのを防ぐことができ、また廃
棄する不要部材を最小限とすることができる電子
部品連巻回体を定期することができ、実用上極め
て大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に関するもので、第1図
は電子部品連の平面図、第2図及び第3図は電子
部品巻回体のそれぞれ平面及び一部断面正面図、
第4図、第5図、第6図は巻芯のそれぞれ平面
図、一部断面正面図、一部断面側面図、第7図は
フランジ板の平面図、第8図、第9図、第10図
は取り付け部材のそれぞれ平面図、一部断面正面
図、一部断面側面図、第11図は嵌合部の詳細断
面図、第12図は保持台に装着した使用例を示す
斜視図である。 1……電子部品素子、2……リード線、3……
電子部品、4……保持帯、5……接着テープ、6
……丸穴、7……巻芯、8……取り付け部材、9
……フランジ板、10……筒体、11……フラン
ジ、12……切り欠き、13……突出縁、14…
…キー部、15……スリツト、16……突起、1
7……内周溝、18……円周部、19……穴、2
0……キー部、21……キー溝、22……フラン
ジ、23……テーパー部、24……支承体、25
……スリツト、26……突条、27……切り欠
き、28……電子部品連、29……保護帯、30
……保持台、31……保持軸、32……摩擦接触
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端にフランジを有する中空円筒状の巻芯と、 該巻芯の前記両端のフランジにそれぞれ当接
    し、外径が、巻回される電子部品連の外径より大
    なる2枚の円板状のフランジ板と、 前記巻芯との間に着脱可能の係合部材を有し、
    前記フランジ板を、前記巻芯の前記フランジとの
    間で挟持する取り付け部材と、 前記巻芯のまわりに、かつ前記2枚のフランジ
    板の間に巻回された電子部品連とを備え、前記巻
    芯の前記フランジに設けられた凸部と、前記フラ
    ンジ板に設けられ、該凸部に嵌合する凹部により
    相互にトルクを伝達する係合部材が形成され、 前記巻芯には前記電子部品連の一端が抜け出ぬ
    よう係止されている ことを特徴とする電子部品連巻回体。
JP10571479U 1979-07-31 1979-07-31 Expired JPS6217437Y2 (ja)

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JP10571479U JPS6217437Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31

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JPS5624200U JPS5624200U (ja) 1981-03-04
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