JPS62173629A - 光学式記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学式記録媒体に情報信号を記録し再生する装
置に関するものである。

従来の技術 透明基板に光学記録媒体を蒸着又はスパッタし、レーザ
光のスポットにより穴あき等の形状変化。

非晶質から結晶への相変化又はキューリ温度近辺での磁
気変化等を利用してｆｆ報倍信号記録再生を行う装置が
商品化されている。これらの装置は一枚の記録円板に大
容ｌの情報を記録することが可能で、画像９文曹、音声
、データ等の記録に使用されている。しかしこれらの装
置では記録のトラック幅が０．６〜１μｍであ夛、記録
ビット長が最小で１μｍ程度と微少であるため、記録膜
に存在する倣少な欠陥、異物付着、または透明基板内の
黒点等の異物、記録円板表面のキズ、ホコリ等により記
録再生信号にエラーを発生する。装置をデータファイル
としてデータの記録再生に使用する場合はこのエラーの
発生は重大な問題となる。そのためこの対策としてデー
タ記録時にはデニタと共にエラー検出、訂正のだめの信
号を付加し処理をして記録し、再生時にこの信号を使用
して誤り訂正を行いデータエラーの発生を防止する方法
が実施されている。しかしこの方法は欠陥等によるエラ
ーには有効ではあるが、光学式記録方式そのものの持つ
課題、すなわち記録円板の汚れや、光学ヘッドの対物レ
ンズの汚れなどによる記録再生振幅の減少に対する対策
としては限界がある。この記録円板、光学系の汚れ等に
よる記録再生振幅の減少に対しては、従来再生時にＡＧ
Ｃを実施し振幅が減少すればそれに応じて増巾器のゲイ
ンを大きくして振幅を増加させる方法が取られてきた。

この方法であると振幅の減少によるデータ再生の不能を
防止することができるが、再生振幅を増大するために増
巾器のゲインを増大すれば当然レーザのノイズ、回路ノ
イズ等も増大することになシＳ／Ｎ　劣化をきたしエラ
ーレートを低下し誤シ訂正後エラーの発生を生じている
。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上記問題点を瑯決し、エラーレートの発生を防
止して信頼性の高いデータ記録再生装置を提供するもの
である。

問題点を解決するための手段 記録円板や光学系（特に光学ヘッドの対物レンズ）の汚
れにより発生する問題として記録時のデータ記録に関す
る問題と再生時の問題とがある。

特に重要なのは記録時の問題で記録円板や光学系に汚れ
がある状態でデータ記録を行うと当然記録膜に照射され
る光量が減少し記録状態が悪化し。

記録ピットの形状が悪くなる。このような記録状態の所
を通常の再生光で再生しても当然再生信号のＳ／Ｎが悪
く、エラー訂正不能のエラーが発生する。このエラーの
発生は信号を一度だけ記録可能な追記型のものも、消去
が可能で繰り返し使用可能な可逆型の記録円板でも同様
である。可逆型のものについては、記録信号を消去して
再使用は可能であるが、記録時に信号のチェックを実施
しない場合には再生時にエラーを発生し重大問題となる
。再生時の問題に関しては記録時に通常の状態で記録さ
れていれば再生振幅の低下であゃ、汚れがひどく再生振
幅が大幅に減少（３７６〜Ａ以下）する場合でなければ
従来のＡＧＣにて対応することができるし、又汚れに気
付き記録円板および光学系のクリーニングを実施して再
生すれば正常な信号の再生が可能となる。上記の如く記
録円板や光学系の汚れについては特に記録時に重大な問
題となる。本発明は記録円板や光学系の汚れを検出し、
汚れ状態をユーザに表示し、装置による記録を不能とし
て記録状態の悪化によるデータ記録再生のエラー発生を
防止しユーザ使用時の信頼性を向上し、また汚れがひど
い場合にはユーザへの表示とともに装置による再生も不
能として、ユーザが誤ったデータを得て問題となること
を防止する手段を提供するものである。

作　　用 本発明は追記型、可逆型の光学式記録媒体を有するすべ
てのタイプの記録円板に適用可能であり光学系および記
録円板の透明基板を通過し、記録膜で反射し、再度透明
基板および光学系を通過した光量を検出することにより
光学系の汚れ、記録円板の汚れを検出し装置を記録不能
又は再生不能としデータ記録再生のエラー発生を未然に
防止する。

実施例 以下図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の概略図である。第１図にお
いて光学記録円板１（以下光ディスクと略す）は透明な
基板２に記録用の記録膜３を蒸着又はスパッタおよび塗
布などにより付着し、記録膜３を保護するための保護層
４を有する構造となっている。光ディスクはディスクモ
ータ（図示せ慣に取付けられたター／テーブル（図示せ
ず）に装着され一定の回転数で回転駆動される。

半導体レーザ６にて発光された光束６は集光し／ズ７．
偏光ビームスプリッタ８．イ入板９．絞りレンズ１ｏを
経て光ディスク１の記録膜層３に照射される。記鎌膜屑
３に照射された光束６は記録膜３によシ反射され絞りレ
ンズ１ｏ、ｙ４人板９ｅｄで偏光ビームスグリツタ８に
入射され、偏光ビームスプリッタ８により光路を偏光さ
れ光検出器１１に投射される。光検出器１１は従来公知
の方式により記録膜３からの反射光量による記録信号の
検出信号１１ａ、および光束６の記録膜３における集光
状態を検出するための焦点誤差検出信号１１ｂと記録媒
体１に予め設けられている記録位置案内溝と光束６のず
れ状態を示すトラッキング誤差検出信号１１ｃを発生す
る。光検出器１１ｂにより検出された焦点誤差検出信号
は増幅器１２により増幅され、フォーカス制御回路１３
を経て絞りレンズ１ｏを光束６の軸方向に移動するため
の駆動素子１４に加えられ、光束６が正確に記録膜３上
に焦光するよう制御される。又光検出器１１Ｇにより検
出されたトラッキング誤差検出信号は増幅器１６、トラ
ッキング制御回路１６を経て光束６の記録膜３上の焦光
位置を光ディスク１の半径方向に移動するために絞りレ
ンズ１０に設けられた駆動素子１７に加えられ、記録膜
３上の光束６の焦光位置が光ディスク１に設けられた案
内溝に正確にトラッキングするよう制御される。

この装置において記録時においては、マイクロプロセッ
サ−等により構成されるデツキ制御回路１８は記録再生
切換回路２ｏにモード指令回線を通じて記録モード信号
を与え、記録再生切換回路２０がＲ側の回線の信号をレ
ーザ駆動回路１９に伝達するよう制御する。記録する信
号は端子２３より外部装置の信号源等から与えられ、光
学記録に適した信号となるよう変調回路２１によりエン
コードされ記録再生切換回路２０を経て半導体レーザ６
の発光を制御するレーザ駆動回路１９に加えられる。レ
ーザ駆動回路１９は変調回路２１の出力信号によシ半導
体レーザ６の発光をオン−オフし記録膜３に状態変化部
位（反射率変化および穴あき等の光学的変化を生じる）
と無変化部位をスポット状に作製し信号の記録を行う。

一方再生時は記録再生切換回路２ｏはデツキ制御回路１
８によりＰ側の回線の信号を伝達するよう制御され、再
生光量設定回路２４の出力信号がレーザ駆動回路１９に
印加され、半導体レーザ６の発生光量は一定値に設定さ
れ既に記録された案内溝位置の記録膜３上に光束６を正
確に焦光およびトラッキングし信号の再生を行う。再生
信号は光検出器１１ａにより検出され、プリアンプ２６
により増幅され復調回路２６によりデコードされ元の信
号に変換されエラー検出、訂正回路２７に加えられ信号
処理を施こした後、端子２８より他の回路装置等に伝達
される。

この装置において光学系、特に外部の空気にさらされて
いる絞りレンズ１０の光デイスク側の表面や、光ディス
ク１の透明基板２の絞りレンズ側表面などに汚れやゴミ
の付着等があると、記録時においては半導体レーザ６の
光束６が汚れにより減衰され光ディスク１の記録膜３に
到達する光量が変化し記録の悪化を招き、再生時のＳ／
Ｎ劣化によるエラーレートの悪化や、記録振幅の低下に
よる光ディスク１の記録膜３における欠陥や異物付着又
は透明基板２の表面のゴミ、キズ及び内部異物等に対す
る再生振幅減少による悪影響の増加によるエラー発生を
引き起す。また再生時においても同様に再生振幅の低下
による検出素子１１ａ、半導体レーザ６、回路系のノイ
ズ等が相対的に増加しＳ／Ｎ低下によるエラー発生とな
る。このため第１図においては装置による記録前に半導
体レーザ６を再生光状態にして光学系および光ディスク
１の透明基板２を通過し、記録膜３により反射した反射
光が再び透明基板２、絞りレンズ１ｏを通過した光量を
検出器１１ａにより検出し、光量検出回路２９によシ絞
シレンズ１０．光ディスク１の表面の汚れ状態を検出す
る。光量検出回路２９の出力はコンパレータ構成となっ
ているレベル検出器３ｏに加えられる。レベル検出回路
３０は２個の設定レベルＲ１，Ｒ２（Ｒ１≧Ｒ２）を有
し、記録時においては光量検出回路２９の出力がＲ１以
上の時は高レベルの信号Ｈを出力する。又、光量検出回
路２９の出力がＲ１以下の時は、低レベルの信号Ｌｉ出
力する。レベル検出回路３ｏの構成例を第２図に示す。

レベル検出回路３ｏは比較回路３２、スイッチ回路３３
によシ構成され、記録時はＲ１，再生時Ｒ２の比較レベ
ルに設定される。

デツキ制御回路１８はレベル検出回路３ｏの出力がＨの
ときは通常の記録を行うが、出力がＬのときはこの状態
を表示素子３１に伝達し表示素子３１により警報を発す
る（例えばランプを点灯するかブザーを鳴らすなどの動
作を行う）と同時に記録再生切換回路を再生モードに維
持し、ユーザからの記録リクエストが入っても再生モー
ドを維持しつづける。ユーザは従って記録が出来ず表示
素子３１の警報により装置の異常（絞りレンズ１０又は
光ディスク１の汚れ）に気付き光ディスク１又は絞りレ
ンズ１０のクリーニングを実施する。クリーニング後に
レベル検出回路３ｏの出力がＨとなれば通常の状態での
記録が可能となる。記録前の再生モードでの光量検出回
路２９による光量の検出は、装置に光ディスク１を装着
して光ディスク１を所定の回転数で回転させた直後に検
出してもよいが、記録開始時に光ディスク１における記
録場所を指定し、その記録指定場所を再生モードで検索
し記録指定場所を検索確認すると同時に行うのが好まし
い。即ち検索により光束６が記録指定場所に来たときに
光量検出を行い、記録を開始するようにする。再生時に
おいては装置の始動開始時に光束６を光ディスク１の非
ユーザ使用領域の非記鎌場所に照射するようにし、この
光量を検出して、光量検出回路２９の出力がＲ２レベル
以下であれば、デツキ制御回路１８は表示素子３１によ
りその状態を表示すると共にデツキの動作を停止する。

そして記録時と同様に絞りレンズ１０又は光ディスク１
の汚れをクリーニングし再戻再生し光量検出回路２９の
出力がＲ２レベル以上になれば通常の再生を実施するこ
とができる。

Ｒ１≧Ｒ２としたのは記録時の方が汚れ等による光量減
少に対する許容幅が狭く、かつ重大な問題を生じるため
に、再生時よシ厳しく設定する必要があるからである。

当然Ｒ１とＲ２が同レベルでもよい。

発明の効果 以上の如く本発明は光ディスクや装置の光学系の汚れや
、データの記録再生にエラーが発生するのを防止し信頼
性の高いデータ記録回生を実現する。特に記録時の記録
状態悪化によるエラーは回復不可能であり重大な問題を
発生する。本発明は特にこの記録時の記録状態の悪化に
よるエラーを防止し、特に追記型ディスクにおけるディ
スク損傷をきだすことなく信頼性の高いデータ記録再生
を実現できる効果は大きい。尚再生時においても光ディ
スク、光学系の汚れによるエラー発生を未然に防止しエ
ラーの含まれたデータを再生した結果による混乱を防止
し信頼性の高いデータのみをユーザに提供できる効果は
大きい。

尚本発明は第一図の実施例に限定されることなく、種々
の改良、改造を行えることは云うまでもない。例えば光
量の検出を検出素子１１ａで行わなくても１１ｂ、１１
Ｃで行うことも可能であムまた実施例は反射光により信
号の再生を行う方式について述べたが信号の再生を透過
光により行う方式についても同様に適用できることは云
うまでもない。

また使用光源（第１図における半導体レーザ６）が故障
し発光光量が低下した場合にも反射光量が減少するため
適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における光学式記録再生装置
のブロック図、第２図は同装置のレベル検出回路のブロ
ック図である。 １・・・・・・光学記録円板、６・・・・・・半導体レ
ーザ、６・・・・・・光束、７，１０・・・・・・レン
ズ、８・・・・・・偏向ビームスプリフタ、１１・・・
・・・光検出器、２９・・・・・・光量検出回路、３ｏ
・・・・・・レベル検出回路、１８・・・・・・デツキ
制御回路、１９・・・・・・レーザ駆動回路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学記録媒体に信号を記録するための光源と、こ
   の光源からの光束を光学記録媒体に照射するための光学
   手段と、この光学手段により前記光学記録媒体に照射さ
   れた光束の反射光量（又は透過光量）を検出するための
   光量検出手段と、この光量検出手段の出力に応じて装置
   の動作機能を制御する制御手段とを備えた光学式記録再
   生装置。
2. （２）光量検出手段の出力に応じて制御手段は装置の記
   録動作を不能とすることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の光学式記録再生装置。
3. （３）光量検出手段の出力に応じて前記制御手段は装置
   の再生動作を不能とすることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の光学式記録再生装置。