JPS62173403A - 位相型回折格子 - Google Patents
位相型回折格子Info
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- JPS62173403A JPS62173403A JP61015392A JP1539286A JPS62173403A JP S62173403 A JPS62173403 A JP S62173403A JP 61015392 A JP61015392 A JP 61015392A JP 1539286 A JP1539286 A JP 1539286A JP S62173403 A JPS62173403 A JP S62173403A
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- Japan
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- light
- diffraction grating
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- diffracted light
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A産業上の利用分野
本発明は位相型回折格子に関し、例えば光デイスク装置
等の光学系に用いて好適なものである。
等の光学系に用いて好適なものである。
B発明の概要
本発明は、屈折率の異なるストライプ部を一定間隔に繰
り返してなる位相型回折格子において、ストライプ部の
繰り返し方向及びこれと直交する方向にストライプ部の
幅の比を変化させることにより、回折光の波面の位相変
化が、ストライプ部の繰り返し方向及びこれと直交する
方向に等しく変化し、かつ当該直交する方向の回折光の
明るさの変化が、所定の形状に変化するようにしたもの
である。
り返してなる位相型回折格子において、ストライプ部の
繰り返し方向及びこれと直交する方向にストライプ部の
幅の比を変化させることにより、回折光の波面の位相変
化が、ストライプ部の繰り返し方向及びこれと直交する
方向に等しく変化し、かつ当該直交する方向の回折光の
明るさの変化が、所定の形状に変化するようにしたもの
である。
C従来の技術
従来、光デイスク装置においては、例えば第8図に示す
ような構成の光学系を用いて、レーザスポット1の反射
戻り光を検出して記録ビット2のトラックに記録された
記録情報を再生するようになされている。
ような構成の光学系を用いて、レーザスポット1の反射
戻り光を検出して記録ビット2のトラックに記録された
記録情報を再生するようになされている。
すなわち、オプティカルスライダ11の半導体レーザ3
より出力されたレーザ光束LAは回折格子4において回
折された後、レンズ5を介してデイスクロ上に集光され
る。
より出力されたレーザ光束LAは回折格子4において回
折された後、レンズ5を介してデイスクロ上に集光され
る。
ディスク6上には、回折格子4の回折により、レーザ光
束LAのスポット光束に対応した0次の回折光によるレ
ーザスポット1.1次の回折光によるレーザスポット7
及び−1次の回折光によるレーザスポット8を生ずる。
束LAのスポット光束に対応した0次の回折光によるレ
ーザスポット1.1次の回折光によるレーザスポット7
及び−1次の回折光によるレーザスポット8を生ずる。
このうち0次のレーザスポット■はビット2のほぼ中央
位置を照射することにより、その反射光を例えばホトダ
イオードでなる受光素子を用いて記録信号を読み取り得
るようになされている。これに対して、1次及び−1次
のレーザスポット7及び8はビット2に対して僅かに内
側及び外側に偏位した位置を照射することにより、0次
のレーザスポット1が内側又は外側にはずれたとき、1
次及び−1次のレーザスポット7及び8のビット2から
の反射光が差動的に変化することを利用して、トラ・フ
キングエラーをMl出し、このトラ・フキングエラー信
号によってトラッキング制御するようになされている。
位置を照射することにより、その反射光を例えばホトダ
イオードでなる受光素子を用いて記録信号を読み取り得
るようになされている。これに対して、1次及び−1次
のレーザスポット7及び8はビット2に対して僅かに内
側及び外側に偏位した位置を照射することにより、0次
のレーザスポット1が内側又は外側にはずれたとき、1
次及び−1次のレーザスポット7及び8のビット2から
の反射光が差動的に変化することを利用して、トラ・フ
キングエラーをMl出し、このトラ・フキングエラー信
号によってトラッキング制御するようになされている。
かくしてオプティカルスライダ11は、レーザスポット
7及び8の反射光量が等しくなるようにトラッキング制
御されることにより、再生用レーザスポット1が、正し
く記録ピット2のトラックから実用上十分な信号レベル
の記録信号を再生できるようになされている。
7及び8の反射光量が等しくなるようにトラッキング制
御されることにより、再生用レーザスポット1が、正し
く記録ピット2のトラックから実用上十分な信号レベル
の記録信号を再生できるようになされている。
D発明が解決しようとする問題点
ところが、小型化のためレーザ3として半導体レーザを
用いると、レーザ光束LAはレンズの入射面に対して大
きな広がりをもって回折格子4に入射する。従って回折
格子4から得られる光束はレンズ5の入射面に対してほ
ぼ一様な強度で入射するような光線となる。
用いると、レーザ光束LAはレンズの入射面に対して大
きな広がりをもって回折格子4に入射する。従って回折
格子4から得られる光束はレンズ5の入射面に対してほ
ぼ一様な強度で入射するような光線となる。
しかし、レンズ5から出射される光線のうち、レンズ5
の周辺部分の光はレンズ5の周辺で回折作用を受け、そ
の結果第9図に示すように、ディスク6の面上で0次の
レーザスポット1の周囲に、半径rの明るい輪状の1次
の回折縞9が生じる。
の周辺部分の光はレンズ5の周辺で回折作用を受け、そ
の結果第9図に示すように、ディスク6の面上で0次の
レーザスポット1の周囲に、半径rの明るい輪状の1次
の回折縞9が生じる。
実際上回折縞9の半径rは、1.3〜1.4〔μm〕程
度となり、レーザスポット1が読み出ししているビット
2aからトラックピッチ1.4〜2.0〔μm〕だけ離
れた隣りのトラックの幅0.4〔μm〕程度のビット2
b及び2Cをも照射してしまう問題が生ずる。
度となり、レーザスポット1が読み出ししているビット
2aからトラックピッチ1.4〜2.0〔μm〕だけ離
れた隣りのトラックの幅0.4〔μm〕程度のビット2
b及び2Cをも照射してしまう問題が生ずる。
この現象が生ずると、レーザスポット1によってトラッ
キングしているトラックのビット2aの記録情報以外に
、隣りのトラックのビット2b及びビット2Cからの記
録情報がクロストークする結果になるおそれがある。
キングしているトラックのビット2aの記録情報以外に
、隣りのトラックのビット2b及びビット2Cからの記
録情報がクロストークする結果になるおそれがある。
かかる回折縞の発生を防止する手段として、従来例えば
ガラス面に所定の厚さの金属蒸着膜を施したフィルタを
回折格子4及びレンズ5間に設けて、レンズ5に入射す
る光線を抑制して、光量分布が例えばガウス分布になる
ようにする方法が採用されている。
ガラス面に所定の厚さの金属蒸着膜を施したフィルタを
回折格子4及びレンズ5間に設けて、レンズ5に入射す
る光線を抑制して、光量分布が例えばガウス分布になる
ようにする方法が採用されている。
しかし、当該フィルタを特別膜けなければならず、オプ
ティカルスライダ11全体として部品点数が増加し、小
型化する際の障害になる問題点があった。
ティカルスライダ11全体として部品点数が増加し、小
型化する際の障害になる問題点があった。
また、他の方法として従来、レンズ5の口径を入射光束
に対して充分大きなものとする方法が採用されていたが
、レンズ5が大型化し、高価なものとなってしまい、オ
プティカルスライダ11全体として構成が大型になる問
題点があった。
に対して充分大きなものとする方法が採用されていたが
、レンズ5が大型化し、高価なものとなってしまい、オ
プティカルスライダ11全体として構成が大型になる問
題点があった。
さらに他の方法として、レーザ3の出射面に光学系を設
けてレーザ光束LAを集束する方法が考えられるが、部
品点数が増加することを避は得ない問題点がある。
けてレーザ光束LAを集束する方法が考えられるが、部
品点数が増加することを避は得ない問題点がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、フィル
タ等を用いなくても、レンズ5の入射光線の光強度分布
をガウス分布等の任意の分布に制御することができ、か
つ従来の回折格子と同様の位相の波面からなる回折光の
位相型回折格子を提案しようとするものである。
タ等を用いなくても、レンズ5の入射光線の光強度分布
をガウス分布等の任意の分布に制御することができ、か
つ従来の回折格子と同様の位相の波面からなる回折光の
位相型回折格子を提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段
かかる問題点を解決するため本発明においては、屈折率
の異なる第1及び第2のストライプ部21.22を一定
間隔Pに繰り返してなる位相型回折格子20において、
第1及び第2のストライプ部21.22を、その幅Wl
、W2の比が、第1及び第2のストライプ部21.22
を繰り返し方向Y及び当該繰り返し方向Yと直交する方
向Xに変化するよう形成することにより非点収差の発生
を防止するようにする。
の異なる第1及び第2のストライプ部21.22を一定
間隔Pに繰り返してなる位相型回折格子20において、
第1及び第2のストライプ部21.22を、その幅Wl
、W2の比が、第1及び第2のストライプ部21.22
を繰り返し方向Y及び当該繰り返し方向Yと直交する方
向Xに変化するよう形成することにより非点収差の発生
を防止するようにする。
F作用
位相型回折格子の第1及び第2のストライプ部21.2
2を透過して得られた回折光L1、L2は、当該ストラ
イブ部21.22の光学的光路差に応じた位相差を有し
、互いに干渉する。
2を透過して得られた回折光L1、L2は、当該ストラ
イブ部21.22の光学的光路差に応じた位相差を有し
、互いに干渉する。
一方、第1及び第2のストライプ部21.22より得ら
れる回折光L1、L2の強度の比は、当該ストライプ部
21.22の幅Wb W2に比例する。
れる回折光L1、L2の強度の比は、当該ストライプ部
21.22の幅Wb W2に比例する。
従って、回折光L1、L2の干渉に基づく出射光りの位
相及び強度は、光Ll及びL2の位相差及び強度の比に
よって変化し、各ストライプ部21.22の幅W1、W
2の比を所定の値で変化するように形成することによっ
て、所定の強度分布の形状を有する出射光りを得ること
ができる。
相及び強度は、光Ll及びL2の位相差及び強度の比に
よって変化し、各ストライプ部21.22の幅W1、W
2の比を所定の値で変化するように形成することによっ
て、所定の強度分布の形状を有する出射光りを得ること
ができる。
かくするにつき、各ス1−ライブ21.22の繰り返し
方向Yへの幅W1、W2の比の変化と、これと直交する
方向Xへの幅Wl、W2の比の変化を等しくすることに
よって、繰り返し方向Y及びこれと直交する方向Xに対
して等しい波面を有する出射光りを得ることができ、ス
トライプ部21.22の厚さtlの影響を受けることな
く、非点収差のない出射光りを得ることができる。
方向Yへの幅W1、W2の比の変化と、これと直交する
方向Xへの幅Wl、W2の比の変化を等しくすることに
よって、繰り返し方向Y及びこれと直交する方向Xに対
して等しい波面を有する出射光りを得ることができ、ス
トライプ部21.22の厚さtlの影響を受けることな
く、非点収差のない出射光りを得ることができる。
G実施例
以下、図面について、本発明を光デイスク装置の光学系
に適用した一実施例を詳述する。
に適用した一実施例を詳述する。
第8図において、20は本発明の位相型回折格子で、第
1図に示すようにガラス板30上にストライプ部21及
び溝部22を交互に配設してなる凹凸形状を繰り返して
なり、その繰り返し方向Yをビームスポット1.7及び
8 (第8図)の方向と同一方向になるよう配置されて
いる。
1図に示すようにガラス板30上にストライプ部21及
び溝部22を交互に配設してなる凹凸形状を繰り返して
なり、その繰り返し方向Yをビームスポット1.7及び
8 (第8図)の方向と同一方向になるよう配置されて
いる。
第1図において位相型回折格子20は、屈折率noの例
えばガラス基板30上に、例えば蒸着によって形成され
た屈折率n、のストライプ部21をY方向にピッチPで
繰り返し形成した構成を有する。
えばガラス基板30上に、例えば蒸着によって形成され
た屈折率n、のストライプ部21をY方向にピッチPで
繰り返し形成した構成を有する。
ストライプ部21の幅Wlは、第2図に示すように、X
方向及びY方向に、中心点Oを挟んで点対称に形成され
、中心点Oで最も広くなる(例えばW1=0.9P)よ
うになされている。
方向及びY方向に、中心点Oを挟んで点対称に形成され
、中心点Oで最も広くなる(例えばW1=0.9P)よ
うになされている。
さらに幅W1は、中心点Oから半径R1の部分において
幅W I R+となり、同様に半径R2の部分において
幅Wl、l□となり、半径R3の部分において幅Wli
1となるように選定されている。
幅W I R+となり、同様に半径R2の部分において
幅Wl、l□となり、半径R3の部分において幅Wli
1となるように選定されている。
従って溝部22の幅W2は中心点0の付近で最も狭く
(例えばW2#0.I P) 、周辺部で最も広くなる
。この実施例の場合、周辺部において、溝部22の幅W
2は、ストライプ部21の幅W1とほぼ等しくなるよう
になされている。
(例えばW2#0.I P) 、周辺部で最も広くなる
。この実施例の場合、周辺部において、溝部22の幅W
2は、ストライプ部21の幅W1とほぼ等しくなるよう
になされている。
かかる構成の回折格子に入射光線LAが入射すると、第
3図に示すように、溝部22を介して得られる透過光L
2に対して、ストライプ部21を介して得られる光L1
は、出射面Sにおいてストライプ部21の屈折率n0及
び厚さtlに応じて位相差を生じ、例えば160°の遅
れ位相となる。
3図に示すように、溝部22を介して得られる透過光L
2に対して、ストライプ部21を介して得られる光L1
は、出射面Sにおいてストライプ部21の屈折率n0及
び厚さtlに応じて位相差を生じ、例えば160°の遅
れ位相となる。
従って、レンズ5の入射面においては、ストライプ部2
1を介して得られる回折光L1に対して溝部22を介し
て得られる回折光L2は160°進んだ位相差を有する
こととなる。
1を介して得られる回折光L1に対して溝部22を介し
て得られる回折光L2は160°進んだ位相差を有する
こととなる。
ストライプ部21の幅W1は、中心点Oで広く、かつ周
辺部で狭(なっているため、第4図に示すように、スト
ライプ部21を介して得られる回折光L1は出射面Sに
おいて中心点0で最大となり、かつ周辺部で最小となる
ように変化する。
辺部で狭(なっているため、第4図に示すように、スト
ライプ部21を介して得られる回折光L1は出射面Sに
おいて中心点0で最大となり、かつ周辺部で最小となる
ように変化する。
これに対して溝部22の幅W2は、逆に中心点0で狭く
、周辺部で広くなっているため、出射面Sにおいて回折
光L2は中心点0で最小となり、かつ周辺部で最大とな
るように変化する。
、周辺部で広くなっているため、出射面Sにおいて回折
光L2は中心点0で最小となり、かつ周辺部で最大とな
るように変化する。
従ってレンズ5の入射面においても、ストライプ部21
及び溝部22を介して得られる回折光L1及びL2は、
はぼ第4図において符号LL及びL2を付して示すよう
な曲線の光強度分布を有することとなる。
及び溝部22を介して得られる回折光L1及びL2は、
はぼ第4図において符号LL及びL2を付して示すよう
な曲線の光強度分布を有することとなる。
一方レンズ5の入射面において、回折光L1及びL2は
ほぼ160°の位相差を有しているため、当該位相差で
互いに干渉し合う。
ほぼ160°の位相差を有しているため、当該位相差で
互いに干渉し合う。
従って回折光L1に対して合成された回折光りの位相及
び強度は、レンズの中央部においては、回折光L1が回
折光L2に比して十分大きいため、第4図及び第5図に
おいて符号りの曲線に示すように、回折光Llの位相及
び強度とほぼ一敗するようになる。
び強度は、レンズの中央部においては、回折光L1が回
折光L2に比して十分大きいため、第4図及び第5図に
おいて符号りの曲線に示すように、回折光Llの位相及
び強度とほぼ一敗するようになる。
これに対して、回折光りの位相はレンズ5の周辺部に行
くに従って回折光Llから離れて回折光L2に近づいて
行くため、次第に進み位相となり、やがて周辺部に到達
すると、はぼ回折光L2の位相の1/2の位相となり、
その結果はぼ80°進んだ位相となる。
くに従って回折光Llから離れて回折光L2に近づいて
行くため、次第に進み位相となり、やがて周辺部に到達
すると、はぼ回折光L2の位相の1/2の位相となり、
その結果はぼ80°進んだ位相となる。
従って第6図に示すように、一定幅のストライプ部及び
溝部からなる回折格子を介して得られる回折光の波面2
6に対して、当該回折格子20を介して得られる回折光
りの波面27は、周辺部に行くに従って進んだ波面とな
り、波面26の回折光の光源PIの位置より距離lだけ
離れた光源P2から得られる回折光と等価な回折光とな
る。
溝部からなる回折格子を介して得られる回折光の波面2
6に対して、当該回折格子20を介して得られる回折光
りの波面27は、周辺部に行くに従って進んだ波面とな
り、波面26の回折光の光源PIの位置より距離lだけ
離れた光源P2から得られる回折光と等価な回折光とな
る。
ストライプ部21及び溝部22の比の変化は、中心点O
に対してX方向及びY方向に限らず、いずれの方向にも
一定の値で変化しているために、波面27は、いずれの
方向にも等しい波面となる。
に対してX方向及びY方向に限らず、いずれの方向にも
一定の値で変化しているために、波面27は、いずれの
方向にも等しい波面となる。
従って波面の変化に伴う距離lの変化は、X方向及びY
方向に限らず、光軸を中心としていずれの方向にも等し
い変化となる。
方向に限らず、光軸を中心としていずれの方向にも等し
い変化となる。
一方、回折光りの強度は、周辺部に行くに従って回折光
L1が減少して行くと共に位相差160゜の回折光L2
が増加して行くので、第4図に示すように、ストライプ
部21及び溝部22の幅W1及びW2の比の変化に応じ
て周辺部に行くに従って減少するようになる。
L1が減少して行くと共に位相差160゜の回折光L2
が増加して行くので、第4図に示すように、ストライプ
部21及び溝部22の幅W1及びW2の比の変化に応じ
て周辺部に行くに従って減少するようになる。
以上の構成においてレーザ3から出力されたレーザ光束
LAは位相型回折格子20に入射される。
LAは位相型回折格子20に入射される。
位相型回折格子20においてストライプ部21及び溝部
22において回折された回折光L1及びL2は、互いに
干渉してレンズ5に入射する。
22において回折された回折光L1及びL2は、互いに
干渉してレンズ5に入射する。
かくしてレンズ5に入射される合成回折光りは、レンズ
5の中心に対していずれの方向にも波面が等しくなると
共に、その強度が中央部で最も強く、かつ周辺部で最も
弱くなる。
5の中心に対していずれの方向にも波面が等しくなると
共に、その強度が中央部で最も強く、かつ周辺部で最も
弱くなる。
従って回折光りは、レンズ5の周辺における回折現象の
影響を受けることな(ディスク6上に集光されて、0次
、−1次及び1次のレーザスポット7、l及び8を形成
する。
影響を受けることな(ディスク6上に集光されて、0次
、−1次及び1次のレーザスポット7、l及び8を形成
する。
以上の構成によれば、位相型回折格子より出力される回
折光りを制限するようなフィルタ等を用いなくても、回
折格子20の形状を変えるだけの簡易な構成によって、
レンズ5に入射する回折光りを所定の形状に制御するこ
とができる。従ってレンズ5の周辺で生ずる回折現象を
有効に抑制することによってトラック間のクロストーク
を防止し得るようなトラッキング制御用のビームスポッ
トを得ることができる。
折光りを制限するようなフィルタ等を用いなくても、回
折格子20の形状を変えるだけの簡易な構成によって、
レンズ5に入射する回折光りを所定の形状に制御するこ
とができる。従ってレンズ5の周辺で生ずる回折現象を
有効に抑制することによってトラック間のクロストーク
を防止し得るようなトラッキング制御用のビームスポッ
トを得ることができる。
また光軸を中心としていずれの方向にも等しい波面を有
する回折光りを得ることができるので、一様な円形形状
を有する非点収差のないレーザスポット1を得ることが
できる。
する回折光りを得ることができるので、一様な円形形状
を有する非点収差のないレーザスポット1を得ることが
できる。
また、回折光りの波面はストライプ部21及び溝部22
の光学的光路差の影響を受けずに、ストライプ部21の
厚さtlに応じて、光軸を中心としていずれの方向にも
等しく変化するので、厚さtlが変化しても非点収差の
ないレーザスポット1を得ることができる。
の光学的光路差の影響を受けずに、ストライプ部21の
厚さtlに応じて、光軸を中心としていずれの方向にも
等しく変化するので、厚さtlが変化しても非点収差の
ないレーザスポット1を得ることができる。
なお、上述の実施例においては、中心点Oにおいて、ス
トライプ部の幅W1を溝部の幅W2より大きくすると共
に、周辺部でほぼ等しくなるようにしたが、これに代え
、中心点0でストライプ部の幅W1を、溝部の幅W2よ
り小さくして、周辺部でほぼ等しくなるようにしても同
等の効果を得ることができる。
トライプ部の幅W1を溝部の幅W2より大きくすると共
に、周辺部でほぼ等しくなるようにしたが、これに代え
、中心点0でストライプ部の幅W1を、溝部の幅W2よ
り小さくして、周辺部でほぼ等しくなるようにしても同
等の効果を得ることができる。
また上述の実施例においては、ガラス基板上に、屈折率
n1のストライプ部を形成した位相型回折格子について
述べたが、これに代えて、ガラス基板等に例えばホトエ
ツチング等を用いて凹状の溝部の繰返しを形成しても良
い。
n1のストライプ部を形成した位相型回折格子について
述べたが、これに代えて、ガラス基板等に例えばホトエ
ツチング等を用いて凹状の溝部の繰返しを形成しても良
い。
また上述の実施例においては、凸部形状のストライプ部
21の間に凹部形状の溝部22を設けるようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第7
図に示すように、第1のストライプ部21の屈折率n、
と異なる屈折率n2を有する第2のストライプ部23を
溝部に対応する部分に設けた場合にも広く適用し得る。
21の間に凹部形状の溝部22を設けるようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第7
図に示すように、第1のストライプ部21の屈折率n、
と異なる屈折率n2を有する第2のストライプ部23を
溝部に対応する部分に設けた場合にも広く適用し得る。
さらに上述の実施例のにおいては、本発明を光デイスク
装置に適用し、中央点で強く、周辺部で弱くなるような
非点収差のない回折光を得るようにした場合について述
べたが、これに限らず、広く種々の条件の下で本発明を
適用し得る。例えば周辺部で回折光の強度を大きくし、
かつ中心点で弱くなるような回折光を得るような場合に
も本発明を適用し得る。この場合は、中心点でストライ
プ部の幅W1と溝部の幅W2を等しくして、周辺部に行
くに従って差が大きくなるようにすれば良い。
装置に適用し、中央点で強く、周辺部で弱くなるような
非点収差のない回折光を得るようにした場合について述
べたが、これに限らず、広く種々の条件の下で本発明を
適用し得る。例えば周辺部で回折光の強度を大きくし、
かつ中心点で弱くなるような回折光を得るような場合に
も本発明を適用し得る。この場合は、中心点でストライ
プ部の幅W1と溝部の幅W2を等しくして、周辺部に行
くに従って差が大きくなるようにすれば良い。
さらに中心点から周辺部に向って一様に変化する場合の
みならず、ストライプ部の幅の変化を必要に応じて選択
することにより、種々の強度分布の形状を有した非点収
差のない回折光を得ることができる。
みならず、ストライプ部の幅の変化を必要に応じて選択
することにより、種々の強度分布の形状を有した非点収
差のない回折光を得ることができる。
H発明の効果
以上のように本発明によれば、必要に応じて種々の形状
の分布を呈し、かつ非点収差のない回折光を得ることが
でき、かくして例えばクロストークを有効に回避した記
録情報を再生し得る光デイスク装置を容易に実現し得る
。
の分布を呈し、かつ非点収差のない回折光を得ることが
でき、かくして例えばクロストークを有効に回避した記
録情報を再生し得る光デイスク装置を容易に実現し得る
。
第1図は本発明の位相型回折格子を部分的に拡大して示
す斜視図、第2図はその平面図、第3図、第4図、第5
図及び第6図はその動作の説明に供する路線図及び特性
曲線図、第7図は本発明の一変形例を示す部分拡大斜視
図、第8図は本発明の一実施例を示す路線的斜視図、第
9図は従来技術の問題点の説明に供する路線的斜視図で
ある。 1.7.8・・・・・・レーザスポット、2.2a、2
b、2c・・・・・・ビット、3・・・・・・レーザ、
4.20・・・・・・回折格子、6・・・・・・ディス
ク、21.23・・・・・・ストライプ部、22・・・
・・・溝部、30・・・・・・基板。
す斜視図、第2図はその平面図、第3図、第4図、第5
図及び第6図はその動作の説明に供する路線図及び特性
曲線図、第7図は本発明の一変形例を示す部分拡大斜視
図、第8図は本発明の一実施例を示す路線的斜視図、第
9図は従来技術の問題点の説明に供する路線的斜視図で
ある。 1.7.8・・・・・・レーザスポット、2.2a、2
b、2c・・・・・・ビット、3・・・・・・レーザ、
4.20・・・・・・回折格子、6・・・・・・ディス
ク、21.23・・・・・・ストライプ部、22・・・
・・・溝部、30・・・・・・基板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 屈折率の異なる第1及び第2のストライプ部を一定間隔
に繰り返してなる位相型回折格子において、 上記第1及び第2のストライプ部を、その幅の比が、上
記第1及び第2のストライプ部の繰り返し方向及び当該
繰り返し方向と直交する方向に変化するように形成する
ことにより非点収差の発生を防止することを特徴とする
位相型回折格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61015392A JPS62173403A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 位相型回折格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61015392A JPS62173403A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 位相型回折格子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62173403A true JPS62173403A (ja) | 1987-07-30 |
Family
ID=11887461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61015392A Pending JPS62173403A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 位相型回折格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62173403A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5659640A (en) * | 1995-06-27 | 1997-08-19 | Lucent Technologies Inc. | Integrated waveguide having an internal optical grating |
-
1986
- 1986-01-27 JP JP61015392A patent/JPS62173403A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5659640A (en) * | 1995-06-27 | 1997-08-19 | Lucent Technologies Inc. | Integrated waveguide having an internal optical grating |
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