JPS6217237Y2 - - Google Patents

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JPS6217237Y2
JPS6217237Y2 JP1980051159U JP5115980U JPS6217237Y2 JP S6217237 Y2 JPS6217237 Y2 JP S6217237Y2 JP 1980051159 U JP1980051159 U JP 1980051159U JP 5115980 U JP5115980 U JP 5115980U JP S6217237 Y2 JPS6217237 Y2 JP S6217237Y2
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JP
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foam
properties
sound
insulation
fiberboard
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JP1980051159U
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JPS56151131U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防音性と調湿性に富む軟質繊維板と
250〜2000Hzの周波数帯域で抜群の吸音性を発揮
すると共に、適度の遮音性と超断熱性とを具備し
た断熱防音材に関する。
建築、構築物において、断熱性と防音性が省エ
ネルギー、プライバシーの確立等から必要とされ
ている。しかも低コストで軽量な上に施工性、加
工性にすぐれた部材が要求されている。そこで、
例えば実公昭53−49531号、特開昭55−7429号が
存在する。そして前者は、軟質ポリウレタンフオ
ームと孔あき板によつて断熱性と吸音性を改善し
たものであり、後者は繊維保温材と成形された合
成樹脂発泡体(ポリスチレン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリウレタンフオーム)とを接着
剤を介して一体に形成し、断熱性、吸水性、吸音
性を改善したものである。しかしながら、前者は
装着の際に別途に補強材を介在しないと装着でき
ず、かつ連通気泡のため通気性があり、断熱性が
独立気泡のフオームに比し劣り、その上保形性に
欠ける欠点があつた。また、この吸音材は、石膏
ボード等に孔を穿設した場合は非常に重く、かつ
織布を用いた際は自立性と圧縮性に欠け、その上
吸音性も大幅に劣化し、ほぼ軟質フオーム単体の
吸音特性しか得られないものである。さらに、後
者の吸音材は、二つの成形体を一体化するため高
価な接着剤を使用しなければならず、コストアツ
プと工数が増加する不利がある。また、繊維質保
温板と合成樹脂発泡体は、いずれも連通あるいは
独立気泡のため、接着には大量の接着剤を使用し
ないと、所望強度の複合体が得られない欠点があ
つた。さらに、これらの吸音材は、曲げ強さ、圧
縮強さに欠け、その上遮音性はほとんど期待でき
ず、防音材とした際の一要素に欠ける不利があつ
た。
本考案は、このような欠点を除去するため吸
音、遮音性および調湿性を具備する軟質繊維板と
自己接着性と自立性と吸音性と加工性とを有し、
かつ連通気泡−独立気泡の発泡組織を製造時に一
体に連続的に形成した超断熱性のイソシアネート
をベースとする樹脂からなる独立気泡を形成する
合成樹脂発泡体(以下、単にフオームという)と
を一体に成形した断熱防音材を提案する。
以下に、図面を用いて、本考案に係る断熱防音
材の一実施例について詳細に説明する。第1図
は、本考案に係る断熱防音材であり、軟質繊維板
1と現場発泡方式で軟質繊維板1とを一体に、そ
の自己接着性を介して形成したフオーム2からな
る。上記、軟質繊維板1は、吸音性と調湿性と遮
音性と断熱性および圧縮性、曲げ強さ、自立性を
発揮する、例えば木材をチツプ化し、熱と薬品を
加え軟化し、解繊パルプ状にし、これを板状に抄
き上げ、脱水乾燥させたインシユレーシヨンボー
ド、さらに上記インシユレーシヨンボードにアス
フアルトを塗布または含浸した所謂、シージング
インシユレーシヨンボード等であり、かつ軟質繊
維板1自体に5〜20%未満の水分を含有したもの
である。なお、軟質繊維板1は素材および構造上
からして上記程度の含水率がある。また、この軟
質繊維板1の大きさは縦(1800mm)×横(900mm)
を標準とし、板厚は9〜20mm、密度は300〜400
Kg/m3である。さらに前記フオーム2はイソシア
ネートをベースとしたものであり、超断熱性と吸
音性と自己接着性と自立性と圧縮強度と防水性お
よび防湿性を有し、例えばポリウレタンフオー
ム、ポリイソシアヌレートフオーム、ポリウレア
フオーム、フエノール変性ウレタンフオーム等で
ある。しかも、フオーム2は硬質フオーム、所謂
独立気泡の発泡組織である。なお、このフオーム
2は第2図に拡大して示すように軟質繊維板1と
フオーム2とが接触する部材Δtの幅で連通気泡
の軟質フオームから独立気泡組織へ徐々に比率を
連続的に変化し、それより下層は独立気泡のフオ
ーム2、所謂硬質フオームが形成される。これは
フオーム2の原料の一つであるポリイソシアネー
ト成分がポリオール成分と反応してポリウレタン
フオームを形成するよりも、軟質繊維板1の含水
分とその強力な脱水作用によつてポリイソシアネ
ートと水とが反応し、連通気泡化する。そのた
め、このΔt範囲のフオーム2は、軟質フオーム
と同様の構造になる。従つて、クツシヨン性にす
ぐれ、衝撃吸収性がよく、吸音性にすぐれ、その
上通気性の大きい層が軟質繊維板1とフオーム2
(硬質フオーム)の間に一体的に、かつ比率を連
続的に変化させ、形成したことになる。なお、Δ
t範囲内のフオーム2は、通気性が大きいため、
軟質繊維板1の調湿性を有効に活用できる。ま
た、Δt範囲外のフオーム2は、前記したように
独立気泡のため防水性、防湿性に富むと共に断熱
性、圧縮性、自立性に富むものである。
次に、実施例につき説明する。
軟質繊維板1としては、含水率9%のシージン
グインシユレーシヨンボード(1800mm×900mm×
9mm)、フオーム2を形成する原料としてはポリ
ウレタン樹脂を用意する。そこで、このシージン
グインシユレーシヨンボードを50℃に加温された
下型に装着し、その上にポリオールとポリイソシ
アネートをワンシヨツト法により混合して平均に
吐出し、その上にクラフト紙(ポリエチレン加
工)を載置した後上型をのせ、約90秒経過後に脱
型した。この断熱防音材の全板厚は16mm、ポリウ
レタンフオーム2の密度は30Kg/m3、Δtの範囲
は約5mmで約80〜90%が連通気泡であつた。
比較例 1 シージングインシユレーシヨンボードと16mm厚
の成形体のポリスチレン(密度30Kg/m3)をエポ
キシ系接着剤で一体化した防音材。
比較例 2 シージングインシユレーシヨンボードと16mm厚
の成形体のポリウレタンフオーム(硬質)を綿糸
で一体にした防音材。
これら防音材の吸音特性は第3図に示す。
図において、Aは実施例1に示す断熱防音材、
Bは比較例2の防音材、Cは比較例1の防音材で
ある。図から明らかなように、250〜2000Hzの周
波数帯域が大幅に改善された。また断熱性は、低
熱伝導率0.020kcal/mh℃のフオーム2が存在す
るため抜群の特性を示す。さらに曲げ強度は24
Kg/cm2、圧縮強度は5.6Kg/cm2である。遮音性
は、繊維板の特性が有効に作用するため高特性を
発揮する。防水性は完全であり、吸音性の劣化が
生じなかつた。
上述したように、本考案に係る断熱防音材によ
れば軽量にして施工性に富み、その上超断熱性と
吸音性と遮音性と防水性を発揮でき、しかもクツ
シヨン性、衝撃吸収性に富む特徴がある。また機
械強度が向上すると共に製造が容易となり、コス
トを低減した利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る断熱防音材の一実施例を
示す斜視図、第2図は第1図の一部を抽出して拡
大して示す説明図、第3図は吸音特性図である。 1……軟質繊維板、2……独立気泡を形成する
合成樹脂発泡体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 5〜20%未満の水分を含有した軟質繊維板と、
    該軟質繊維板の一つのパネル面に一体に形成した
    イソシアネートをベースとし独立気泡を形成する
    合成樹脂発泡体とからなり、該発泡体の上記繊維
    板との接触部分を連通気泡の発泡組織とすると共
    に、上記接触部分近傍の発泡組織を連通気泡から
    独立気泡組織へ、徐々に、その比率を連続的に変
    化させたことを特徴とする断熱防音材。
JP1980051159U 1980-04-14 1980-04-14 Expired JPS6217237Y2 (ja)

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JPS56151131U JPS56151131U (ja) 1981-11-12
JPS6217237Y2 true JPS6217237Y2 (ja) 1987-05-01

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ID=29646072

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DE69633042T2 (de) * 1995-03-13 2005-07-21 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Geräuschdämmendes bauteil

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988980A (ja) * 1972-12-27 1974-08-26
JPS525561A (en) * 1975-07-02 1977-01-17 Hitachi Ltd Measurement apparatus of sinking of turbine base

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JPS5735060Y2 (ja) * 1978-02-13 1982-08-03

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JPS56151131U (ja) 1981-11-12

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