JPS62172059A - ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物

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JPS62172059A
JPS62172059A JP1388486A JP1388486A JPS62172059A JP S62172059 A JPS62172059 A JP S62172059A JP 1388486 A JP1388486 A JP 1388486A JP 1388486 A JP1388486 A JP 1388486A JP S62172059 A JPS62172059 A JP S62172059A
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polyphenylene sulfide
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孝 酒井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は帯電防止性を有するポリフェニレンサルファイ
ド樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 導電性樹脂組成物として熱可塑性樹脂または熱硬化性樹
脂にカーボンブラック、黒鉛および非導電性フィラーを
混合・混線せしめた成形可能な樹脂組成物が特関昭59
−96142号公報により知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 この技術をポリフェニレンサルファイドに適用すると体
積固有抵抗がlOs〜l 01’Ω・1のレベルの樹脂
組成物が得られる。しかしながら上記技術をいかにポリ
フェニレンサルファイドIこ適用しても、カーボンブラ
ックによる射出成形流動性および機械的強度の低下が大
きく、かつ不均一分散や、強化材の配向から生じる寸法
安定性低下のため、例えば元・磁気応用m KSの心臓
部に要求される精密射出成形部品を得ることは困難であ
った。
本発明は高い帯電防止性を有しながら、従来技術では得
られなかったレベルのポリフェニレンサルファイド樹脂
の射出成形性および高い機械的強度を維持し、かつ高い
寸法安定性のある射出成形品を与えるポリフェニレンサ
ルファイド樹脂組成物を提供することを目的とするもの
である。
く問題点を解決するための手段〉 本発明の目的は(alポリフェニレンサルファイド樹脂
25〜75重量%、(b)DBP吸油量が400ml/
100g以上で、かつニッケルとバナジユウムの合計量
が200pX)m以下の導電性カーボンブラック0.5
〜3.5重i 96. (C1天然鱗状黒鉛2〜18重
量%、(d)カルシウム、マグネシウム、バリウムの炭
酸塩、硫酸塩、リン酸塩、F:1m塩あるいはタルク、
マイカから選ばれる一檀または二種以上の混合物からな
る無機充填材5〜40重量%とを含有し、かつfblお
よびFCI Ijll?分の合計量を4〜20重i%に
することを特徴とするポリフェニレンサルファイド樹脂
組成物により達成された。
本発明が対象とするポリフェニレンサルファイド(以下
PPSと略称する)にはポリ (パラ−フェニレンサル
ファイド)、ポリ (メタ−フェニレンサルファイド)
およびポリ (ハラーフ二二しンサルファイド+メタ−
フェニレンサルファイド)等が包含される。これらのP
PSそれ自体は周知であり、市場から容易に入手し得る
ものである。
これらPPSの含有量はPPSm1ffl物としての機
械的強度を保つために、25煎量%以上必要とする。一
方、本発明の他成分による帯電防止性、寸法安定性等の
付与のためにPPSの上限は75重量%となる。
次に本発明に使用するカーボンブランクとして、L)B
P吸油址が40 o rrxd/l oog以上で、か
つニッケルとバナジユウムの合計含有1が2 U Op
pm以下の導電性カーボンブラックが使用されるが、か
かるカーボンブラックはP P S組成物に練込んだ場
合、従来のカーボンブラックよりも高い導電性あるいは
高い帯電防止性を与える。なおりBP吸油量とはAST
M−D2414−79に規定された方法に従って測定し
た吸油量を意味する。このカーボンブラックのDBP吸
油量が400 md/100gより小さくなると、高帯
電防止性のPPS組成物を得るにはカーボンブラックを
多量に添加せねばならず、その分最終組成物としての成
形性、機械的強度が損なわれるので好ましくない。本発
明が対象とするカーボンブラックについてはDBP吸油
量の上限は特に制限はないが製造上の都合から、通常、
750rn6/100g以下のものが好ましく使用され
る。
さらに本発明の王妃カーボンブラックQこ含まれるニッ
ケルとバナジユウムについては、その合計量が2 G 
Q ppm以下であることが必要であり、特にバナジユ
ウム分80ppm以下、ニッケル分4tlppm以下の
a囲にあることが好ましい。
この合計量が200 ppmより多くなると、PPSが
重合属イオンの影曽を受け、カーボンブラックの分散性
が悪くなり、組成物の成形性が著しく低下する。該カー
ボンブラックの添加量は0.5〜3.5重量%の範囲に
あることが必要であり、さらに0.7〜1.9重量%が
好ましい。
該カーボンブラックの添加量が0.5重量%より少ない
と、最終のPpsmc物として、帯電防止性を付与する
ことが困難となり好ましくない。
一方、3.5重量%より多くなると、最終のPPS組成
物の機械的強度を十分&こ保つことが困難Vこなり好ま
しくない。
次をこ本発明tこ使用する黒鉛として、天然鱗状黒鉛で
あることが必要である。一般しこ工業相料としての黒鉛
はコークス、タール、ピッチなどを高温で黒鉛化処理し
た人造黒鉛と天然黒鉛に大別される。さらに天然黒鉛は
産地により細状黒鉛と玉状黒鉛に分類される。本発明者
らは天然−状黒鉛なる特定の黒鉛が次の理由1こよって
特に後れていることを見い出した。
(1)人造黒鉛および玉状黒鉛に比べ高い帯電防止効果
を与える。
(2)  本発明1こ適用される導電i生方−ボンブラ
ックの分散を高める効果が最も高いため、カーボンブラ
ック添加による成形性、機械的強度の低下を著しく軽減
する。
本発明においては天然鱗状黒鉛の粒度は特【こ制限され
ないが、検鏡測定法による平均粒径が0.8〜12μの
ものが比較的好ましい。
また該黒鉛の添加濃度は2〜18重量%の範囲にあるこ
とが必要である。2重量%未満では黒鉛自体による帯電
防止性増大効果はもとより、導電性カーボンブラックの
分散性を十分に高めることも困難である。
一方、18重量%を越えると導電性カーボンブラックが
0.5重量%未満でも黒鉛自体によって、十分高い帯電
防止性が付与されるが、射出成形における配向の影響を
増大せしめ、成形品の寸法安定性を低下させるので好ま
しくない。
この影替は例えば、成形品の線膨張係数が樹脂組成物の
流れ方向と流れと垂直方向との差が大きくなるかたちで
現われ、高い寸法精度を要求する精密成形品の実用的価
値を損なわしめる。
さらに本発明が対象とする導電性カーボンブラックと天
然編状黒鉛の合計量については4〜20重量%の範囲に
あることが必要である。該合計量が4重量%未満である
場合において、カーボンブラックの占める割合が少ない
場合は、帯電防止性が不十分であり、カーボンブラック
の占める割合が多い場合は帯電防止性が十分でも、黒鉛
が少な過ぎるために導電性カーボンブラックの分散性が
悪く、射出成形性および機械的強度が著しく損なわれる
。また該合計量が20重量%を越すと、射出成形におけ
る配向の悪影響が増大し、かつ成形品の機械的強度レベ
ルも大巾に低下するので好ましくない。
次に、本発明の樹脂組成物の第4成分として、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウムの炭酸塩、硫酸塩、リン酸
塩、養土酸塩あるいはタルク、マイカから選ばれる一種
または二種以上の混合物からなる無機充填材を5〜40
重@9重心96必要。本発明の樹脂組成物においてはか
かる無機充填材は射出成形品に高い寸法安定性を与える
ためtこ必要である。また、かかる無機充填材は導電性
カーボンブラックと黒鉛の帯電防止効果を高める作用が
ある他、剛性や#熱性を高める点でも有用である。これ
ら無機充填材の添加量は要求性能に応じて適当に決める
必要があるが、一般には5〜40重量%の範囲が必要で
ある。
51徹%未満では寸法安定化効果は乏しく、また40M
量%を越えると機械的強度の維持は困難となる。
また、かかる無機充填材の粒径は特に制限はないが、多
くの場合50μ以下の平均粒径のものが好適である。
さら【こ当然ながら、本発明の樹脂組成物においては、
上記4成分の他に、適当な他の充填材、熱安定剤を添加
して、強化、熱膨張抑制、摺動性増大、耐熱性向上、寸
法安定化増大等の効果を与えることもできる。この追加
添加され得る充填材としては、特に限定しないが耐熱性
の曖れた繊維材料や固体微粉末が有効である。繊維材料
としては硝子繊維、カーボン繊維、スチール繊維、黄銅
繊維、チタン酸カリウムウィスカー等の耐熱、耐久性の
優れたものが用いられる。また、固体微粉末としては、
コロイダルシリカ、石英粉末、二硫化タングステン、二
硫化モリブデン、窒化ホウ素、フェライト粉末、マグネ
タイト粉末等が用いられる。これら充填材のうちカーボ
ン繊維、スチール繊維、黄銅繊維は帯電防止性の面から
導電性カーボンブラックおよび黒鉛を本発明の添加範囲
内において減少させ得る効果がある。
また、本発明の樹脂組成物に対して、少量であれば、ポ
リサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリルサルホ
ン、ボリアリレート、ボリアの熱可塑性本合体を併用し
てもよい。
本発明の樹脂組成物は以上記述した成分原料を混合、混
練することによって得られる。混練には通常の方法、例
えばバンバリーミキサ−等によるバチ弐混練で混練後粉
砕するか、あるいはヘンシェルミキサーでトライブレン
ド後、押出機で連続的tこ混練押出してペレットに成形
するか5または粉砕して不定形粒状にする方法が採用で
きる。
〈実施例〉 次に実施例1こより詳細に説明する。
実施例および比較例に記す体積固有抵抗、タップネジ強
さおよび線膨張率の等方性の測定方法は次のとおりであ
る。
(1)  体積固有抵抗 タケダ理研TR6877コンピユーテイング・デジタル
・マルチメーターを用いて、射出成形した直径4 Q 
u 、厚さ3mの円板を面荷重5 q / c112、
雰囲気23℃、6096RHで測定する。
(2)  タップネジ強さ タテ60期、ヨコ12藺、厚さ6顛の角柱に射出成形し
たテストピースの中央部を厚み方向に東上クツピング盤
(吉良鉄工所m K RT−tag)でまず下穴をM 
1.5 waのストレートシャンクドリル針(規格JI
S B4301/PC510)であけ、次に径2.0票
のタッピングを規格M 2 X 0.4のタップ針で行
なう。得られたネジ穴にプラス型M2×4タイプのネジ
をトルクドライバー(末日製10 FTD型)でねじ込
み、テストピース側のネジ山が破壊されるに要するトル
ク(ねじが馬鹿になるときのトルク)を測定する。
(3)  線膨張率の等方性 フィルムゲートの金型で射出成形したサイズ30藺角、
厚さ3藺の平板の中央部分から断面3g角、長さ16w
1の角柱を樹脂の流れ方向と流れと直角方向に切出す。
(1枚の平板からテストピース1本作成) このテスト
ピースの長さ方向の線膨張率を理学電機製の熱機械解析
装置<TMA)を用いて、昇温速度1 ’に/m i 
n 、測定温度範囲30〜80℃の条件で測定する。線
−張率の等方性は樹脂の流れ方向の線膨張率と流れと直
角方向の線膨張率との差で表示し、この差が小さい程、
寸法安定性が大きいと判定する。
実施例1 pps粉末cライドンP−6、フィリップスベトローリ
アム社製)2.5kgとDBP吸油量480mg/10
0g、 ニアケル分15pC)m。
バナジウム分s o ppmなる導電性カーボンブラッ
ク (ライオンアクゾ製、EC−DJ600)0、15
 kgと天然鱗状黒鉛(CP、S本黒鉛工業製)0.6
5kgと屓酸カルシウム粉末(KSS−iooo、金子
鉱業製) 3.4 kgどガラス繊維(チョ゛ソプド・
ストランド、TN−101,日本硝子電気製)3.45
kgとを501Jのドラムタンブラ−で10分間均一に
混合した後、45m/mφ2軸押出機CPCM−45、
池貝鉄工製)を用いて、シリンダ一温度323℃設定、
スクリュー回転数8Qrpm″rE/Jj棟押出し、ホ
ットカットにてペレット状にした。得られたペレットを
75TON射出成形機(サイキャップ、住友重機械工業
製)でシリンダ一温度318℃、金型温度140℃、射
出圧力1000kg/備3の条件により、体積固有抵抗
試験片(直径40票、厚さ3藺円板)、1号ダンベル(
ASTM−D−638)、タップネジ強さ測定試験片(
60w&aX12111X6M角柱)、線膨張率測定試
験片(30票×30藺×3藺、正方形板)を成形し、帯
電防止性能として体積固有抵抗(RV)を、強度として
引張強度(TS) 、およびタップネジ強さく5SD)
を、寸法安定性の目安として線膨張率の等方性(ELE
)を測定した。表−1に示すごとく得られた組成物は成
形流動性が実用上回であり、RVは平均fi!6xl□
mΩ・備を示し、バラツキ範囲(n=50)  3 X
 I O’ 〜8 X to’で実用上十分tこ均一で
あり、TS 700鴎/α2.5SD3.7kg−菌、
ELE O,OI X I O−5/℃を示し、帯電防
止性に優れ、かつ強度、寸法安定性も成形材料として充
分なものであった。
実施例2および3 実施例1において、PPS配合量、炭酸カルシウム添加
量およびガラス繊維配合量を表−1に示すごとくに変え
て組成物を得、実施例Iと同様に試験した。結果を表−
1に示すごとく、いずれも成形材料として十分なもので
あった。
比較例1 実施例1においてPPS配合量を2.0 kg%炭酸カ
ルシウム3□7kg、ガラス繊維3.65 kgに変え
た場合、表−1に示すごとく強度レベルが低く、成形材
料として不充分なものであった。
比較例2 実施例[においてPPS配合量をS、 Okg、炭酸カ
ルシウム0.7 kg、ガラス繊維0−65 kg )
こ変えた場合の組成物は表−1に示すごと<R,Vのバ
ラツキ範囲が大きく、強度レベルも低く、かつELEが
大きいため、寸法安定性も悪く、成形材料として実用的
価値の乏しいものであった。
実施例庁 PPS粉末(ライドンP−4、フィリップスペトローリ
アム社製)5.0kgとDBP吸油址420mN/lo
Og、=ッヶル分40 pI)m、バt’;’)ム分1
40 I)pmなる導電性カーボンブラック0.2 k
gと天然鱗状黒鉛(C5P、日本黒鉛工業製)0.5k
gと硫酸カルシウムニ水和物(牛丼化学薬品製)の微粉
末2.2 kgとガラス繊維(グラスロン・チョツプド
・ストランドcs−06−MA−497、旭ファイバー
グラス社製)2.15kgとを504のドラムタンブラ
−で10分間均一に混合した後、以下、実施例1と同条
件で混練押出し、成形、評価を待った。
結果を表−1に示すごとく、得られた組成物は帯電防止
性に優れ、強度レベル、寸法安定性も高く実用価値の高
いものであった。
比較例3 実施例4において、4を性力−ボンブラック+7)DB
P吸油量を350m6/100g に変エタ以外は実施
例4と同様に混練り押出し、各試験片を成形し、測定し
た。結果を表−1に示すごとく、帯電防止性は認められ
るもののバラツキが大きく、実用上不満足なものであっ
た。
比較例4 実施例4において導[性力−ボンブラック中のニッケル
とバナジウムの合計量を3001)prnに変えた以外
は実施例4と同様に試験した。結果を表−1に示すごと
く、カーボンブラックの分散性が悪いために成形流動性
が悪く、体積固有抵抗のバラツキが大きく、引張強度、
寸法安定性も低いものであった。
実施例5 実施例1においてl) P S配合量を4.5 kg 
、導電性カーボンブラック添加量を0.05 kg 、
炭酸カルシウム3.4 kgをタルク(MST 、竹原
化学fA)2.0kg、ガラス繊維配合量を2.95−
1こそれぞれ変えた以外は実施例1と同様に試論した。
評価結果を表−【に示す。帯電防止性はやや低いが、バ
ラツキが少ないためしこ実用範囲にあり、強度レベルお
よび寸法安定性)よ充分なものであった。
実施例6 実施例5において導電性カーボンブラックを0.35k
g、ガラス繊維醐合量を2.65 kg+こそれぞれ閲
えた他は実施例5と同様に試験した。表−1に示すごと
く、得られた組成物は帯電防止性と寸法安定性に★れ、
成形流動性、強度も実用上問題ないものであった。
比較例6 実施例5において導電性カーボンブランク添加量ヲ0.
40 kg 、ガラス繊維配合f&ヲ2.60kgにそ
れぞれ変えた以外は実施例5と同様に試験したところ、
成形流動性が悪く強度も著しく低いものであった。
実施例7 実施例1において、PPS I!ii!合瓜を4.5 
’kg 、導電性カーボンブラック添加量を0.101
W、黒鉛添加量をLOkg、炭酸カルシウム3.4 k
gをマイカ (スジライト・マイカ325−HK、マリ
エッタリソースインターナショナル社!、!8りL4k
g、ガラス繊維配合量を3.0 kgにそれぞれ変えた
11hは実施例1と同様に試験した。結果を表−1に示
すごとく、成形性、帯電防止性、強度、寸法安定性が成
形材料として充分満足すべきものであった。
比較例7および8 実施例7に2いて、黒鉛の種類を天然土状(AP、、B
本黒鉛工業製)あるいは人造黒鉛粉末(日本カーボン製
5EG−RH丸棒の粉砕品)に変えた他は実施例7と同
様に試験し、結果を表−1に示す。いずれの組成物も帯
電防止性が低く、線膨張率の等方性からみて精密成形用
の組成物としては寸法安定性が不十分であった。
実施例8 実施例5において導電性カーボンブラック添加量を(J
、25kg、黒鉛添加量を0.20 kg 、タルク2
. Okgをリン酸力ルンウム(第三)(牛丼化学薬品
製)の微粉末16kg、ガラス繊維配合量を3.45 
kgに、それぞれ変えた他は実施例5と同様に拭就した
。表−1に示すごと<、侮られた組成物は帯電防止性、
タップネジ強さおよび寸法安定性に簀れ、成形流動性お
よび引張強度も実用ンこ]耐えるものであった。
実施例9 実施例5において導電性カーボンブラック添加量を0.
20kg、黒鉛添加量を1.8 kgに、タルク2゜O
kgを炭酸マグネシウム(塩基性)(半回化学薬品!R
)の粉末1.6 kgに、ガラス繊維配合量を1.90
 kgに、それぞれ変えた池は実施例5と同様に試験し
た。得られた組成物は表−1に示すごとく、物性バラン
スに優れ、成形材料として充分なものであった。
比較例9 実施例8において、黒鉛をO,L5kg1ガラス繊維配
合量を3.50 kgに、それぞれ変えた他は蓑施例8
と同様に実施した。この結果、表−1に示すごとく、導
電性カーボンブラックの分散性が悪いために体積固有抵
抗値のバラツキが大ぎ(、寸法安定性も不充分なもので
あった。
比較例10 実施例9において導電性カーボンブラック添加量を0.
10 kg、黒鉛添加量を19kgに、それぞれ変更し
た他は実施例9と同様に実施した。
得られた組成物は流動性が良好なるも、線膨張率の等方
性が低いため%成形材料としては不充分なものであった
実施例10 実施例1トこおいて、PPS粉末2.5 kgをライド
ンP−6とライドンV−1の70対30混合品4.5 
kgに、黒鉛添加量を0.25 kgに、炭酸カルシウ
ム粉末3.4 kgを炭酸バリウム粉末(牛丼化学薬品
製)2.10kgに、ガラス繊維配合量を3゜Okgに
それぞれ変更した他は実施例1と同様に試験した。得ら
れた組成物は表−■に示すごとく、成形材料として満足
なものであった。
実施例【l 実施例10において、導電性カーボンブラック添加量巴
)を0.20 kgに、黒鉛添加量(C)を1.8kg
 +・こ、炭酸バリウム粉末2.10 kgを@を岐マ
グネンウム無水物(牛丼化学薬品製)の粉末1.50k
gに、ガラス砿社配合量を2.0 kgに、それぞれ変
更した他は実施例10と同様に試験した・6表−1に結
果を示すごとく、得られた組成物は帯電防止性に貢れ、
強度レベル、寸法安定性も問題ないものであった。
比較例11 実施例1Oにおいて、導’It性カーボンブラックm加
i[Bl O,050kgニ、M m m jXJ i
 (C) ヲ0、20 kg (CB)+CI0.25
 kg)に、炭酸バリウム粉末を2.25kgtこ、そ
れぞれ変えた他は実施例10と同様に試験した。得られ
た組成物は表−1に示すごとく帯電防止性が不十分であ
った。
比較例12 実施例111こおいて、導電性カーボンブラック添加量
B)を0.30 kg ((ESl+C12,l kg
>に、硫酸マグネシウム粉末をL40−に変更した他は
実施例11と同様に実施した。得られた組成物は殻−1
【こ示すごとく、帯電防止性が搬れるも、強度レベルお
よび寸法安定性も低(、成形材料として不充分なもので
あ“つた。
実施例12〜16 実施例10)こおいて、黒鉛添加jを0.65 kgに
、第4成分として、半回化学薬品製を粉末化した硫酸バ
リウム粉末(実施例12)5 リン酸マグネシウム(第
一)粉末(実施例13)、リンIMIバリウム(メタ)
粉末(実施例14)、ケイ酸カルシウム粉末(実施例1
5)、ケイ酸マグネシウム粉末(実施例16)のいずれ
か1.20kgに、ガラス繊維配合量を2.5 kgに
、それぞれ変更した他は、実施例IOと同様に試験した
結果を表−1に示すごとく、得られた組成物はいずれも
物性バランスよく、射出成形材料として充分なものであ
った。
実施例17 実施例1において、pps配合量を5.5 kgに、黒
鉛添加量を0.65 kgに、次酸カルシウム粉末の添
加量を0.50 kgに、ガラス繊維配合量を3、2 
kgに、それぞれ変更した他は実施例1と同様に実施し
たところ、得られた組成物は表−1に示すごとく、物性
バランスに優れ、成形材料として満足なものであった。
比較例13 実施例17において、炭酸カルシウム添加量を0.30
kg1こ、ガラス繊維配合量を3.4 kg )こ、そ
れぞれ変えた他は実施例17と同様に試験l−だところ
、表−1に示すごとく、寸法安定性が悪く、成形材料と
して不充分なものであった。
実施例18 実施例1において、PPS配合量を3.5 kgに、黒
鉛添加量を0.65 kgに、炭酸カルシウム添加量を
4.0 kgに、ガラス繊維配合量を1.7 kgに、
それぞれ変更した他は実施例1と同様に実施した。表−
1に示すごとく、得られた組成物は帯電防止性、タップ
ネジ強さおよび寸法安定性にとくに優れ、成形材料とし
て好ましいものであった。
比較例14 実施例18において、炭酸カルシウム添加量を4.5k
gに、ガラス繊維配合量を1.2 kgに、それぞれ変
更した他は実b(iiMI 1.8と同様に試験したと
ころ、表−1に示すごとく、強度レベルが成形材料とし
て不充分なものであった。
〈発明の効果〉 本発明により、PPS本来の成形流動性およびl+m 
Ill的強度の低下を少なくして、かつ高い帯電防止性
と優れた寸法安定性を有するPPS m我物を得ること
ができるので、従来の耐熱注帯電防止性樹脂組匝物の場
合とは異なり、特に精密射出成形用材料として優れた組
成物を提供できる。従って、本発明のF’PS樹脂組成
物は種々の用途に適用することができる。例えば、VT
R。
ビデオディスク、コンパクトディスク等における光・磁
気応用機器において帯電防止性が要求される種々のメカ
部品用成形材料など多くの分野において利用することが
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物25〜7
    5重量% (b)DBP吸油量が400ml/100g以上で、か
    つニッケルとバナジユウムの合計量 が200ppm以下の導電性カーボンブラ ック0.5〜3.5重量% (c)天然鱗状黒鉛2〜18重量% (d)カルシウム、マグネシウム、バリウムの炭酸塩、
    硫酸塩、リン酸塩、珪酸塩あるい はタルク、マイカから選ばれる一種または 二種以上の混合物からなる無機充填材 5〜40重量% とを含有し、かつ(b)および(c)成分の合計量を4
    〜20重量%にすることを特徴とするポリフェニレンサ
    ルファイド樹脂組成物。
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