JPS62172019A - 高流動性ポリカ−ボネ−トの製造法 - Google Patents

高流動性ポリカ−ボネ−トの製造法

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JPS62172019A
JPS62172019A JP1321786A JP1321786A JPS62172019A JP S62172019 A JPS62172019 A JP S62172019A JP 1321786 A JP1321786 A JP 1321786A JP 1321786 A JP1321786 A JP 1321786A JP S62172019 A JPS62172019 A JP S62172019A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塩基性触媒を用いてエステル交換法により芳香
族系ポリカーボネート又はポリエステルカーボネートを
製造する工程において、その初期縮合反応が終わった後
の任意の時点でα−オレフィンエポキサイドを添加反応
せしめることにより流動性を改良し、成形加工性の良い
ポリカーボネート又はポリエステルカーボネートを製造
する方法に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
芳香族系ポリカーボネート又はポリエステルカーボネー
トはその優れた機械的性質のために、工業用材料、電気
・電子用材料、自動車用材料、家庭用品材料など広い範
囲で使用されているが、その成形温度が高いため、応用
に制約のあるのが現状である。
従来から芳香族系ポリカーボネートの溶融流動性を改良
する方法としては数多くの提案がなされている。低分子
量のポリカーボネートを共存せしめる方法、可塑化効果
を持つ化合物を共存せしめる方法等はその代表的な例で
あるが、最近では、特開昭60−166321号公報に
見られるようにポリマー主鎖に屈曲性の高いメチレン鎖
を導入することにより流動性を改良する方法、特開昭6
0−215019号公報のように少量の3官能性以上の
官能基をもつ分岐化剤を用いて流動性を改良する方法、
また特開昭60−203632号公報のように長鎖の分
子量調節剤を用いて流動性を改良する方法等が提案され
ている。
エポキシ系化合物を芳香族系ポリカーボネートの安定剤
として使用することは公知であり、例えば特開昭48−
90350号公報、特開昭49−99745号公報、特
開昭49−106562号公報ではフォスファイト系化
合物とエポキシ系化合物を組み合わせて加えることによ
り耐熱安定性を向上せしめる方法が提案されており、ま
た特開昭56−88456号公報ではビスエポキシエー
テル系化合物を耐加水分解安定剤として使用することが
提案されている。併しこれらのエポキシ系化合物には顕
著な流動性改良効果は見出されていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は芳香族系ポリカーボネート又はポリエステ
ルカーボネートの流動性を改良する検討を鋭意行った結
果、重合過程でα−オレフィンエポキサイドを反応せし
めることにより極めて経済的且つ容易に流動性が改良さ
れ、安定性の良いバランスのとれた優れた機械的性質を
もつ高流動性芳香族系ポリカーボネート又はポリエステ
ルカーボネートの得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
即ち本発明は、塩基性触媒を用いてエステル交換法によ
り芳香族系ポリカーボネート又は芳香族系ポリエステル
カーボネートを製造する工程において、その初31J]
縮合反応終了後の任意の時点でα−オレフィンエポキサ
イドを添加し、反応させることを特徴とする高流動性ポ
リカーボネート又はポリエステルカーボネートの製造法
に関するものである。
ここで芳香族系ポリカーボネート又はポリエステルカー
ボネートとは、 で表わせる構造を持ち、R+、Rz、R3,R4は水素
、ハロゲン、炭素数4以下のアルキル基を、Xはアルキ
レン、アルキリデン、シクロアルキレンのような2価の
炭化水素残基、−o−、−5o−、−so□−1−CO
−を含む。Arは芳香族ジカルボン酸のカルボキシル基
を除いた残基であり、p、q、p’、q’ は1から4
の正の整数、1,1゛はO又は1、mは正の実数、nは
Oを含む正の実数でm+n=1である。
ここに1又は1′がOであることは夫々のフェニレン核
が直結することを意味する。
初期縮合反応の終わった後の任意の時点で反応系に添加
されるα−オレフィンエポキサイドとしてはα−位にエ
ポキシ基をもち炭素数6から24までの主鎖骨格を持つ
線状炭化水素が挙げられ、その水素が一部炭素数1から
4までのアルキル基で置換されていても良い。これらの
α−オレフィンエポキサイドは、反応により得られる重
合物に対し0.1から5重量%の範囲となるように添加
反応せしめることが好ましい。
本発明の内容を更に詳細に説明する。
本発明における芳香族系ポリカーボネート又はポリエス
テルカーボネートの製造は、2価のフェノール類と芳香
族系炭酸ジエステルから芳香族系ジカルボン酸エステル
の存在又は非存在下で塩基性触媒を用いてエステル交換
法により製造される。ここに云う塩基性触媒としては、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物
、水素化物、アミド化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコラー
ド、フェノラート、ボロハイドライドや第4級アンモニ
ウムヒドロキサイド、第4級アンモニウムハロゲナイド
、第4級アンモニウムボロハイドライドのような第4級
アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、テト
ラアルキルアンモニウムボロハイドライド、リチウムア
ルミニウムハイドライド等が挙げられる。
2価のフェノール類としては、具体的には4゜4゛−ジ
ヒドロキシジフェニルメタン、4,4゛−ジヒドロキシ
ジフェニル−112−エタン、4.4’ −ジヒドロキ
シジフェニル−1,1−エタン、4,4゛−ジヒドロキ
シジフェニル−1,1−ブタン、4゜4°−ジヒドロキ
シジフェニル−1,1−イソブタン、4.4’−ジヒド
ロキシジフェニル−2,2−プロパン、4.4’−ジヒ
ドロキシジフェニル−2,2−ブタン、4.4’−ジヒ
ドロキシジフェニル−2゜2−ペンタン、4.4゛−ジ
ヒドロキシジフェニル−2,2−(4−メチルペンタン
) 、4.4’−ジヒドロキシジフェニルジフェニルメ
タン、4,4″−ジヒドロキシジフエニルフエニルメチ
ルメタン、4.4°−ジヒドロキシジフェニル−1,1
−シクロベンクン、4.4’−ジヒドロキシジフェニル
−1゜1−シクロヘキサン、4,4゛−ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、4.4’−ジヒドロキシジフェニル
ケトン、4.4”−ジヒドロキシジフェニルスルフィド
、4.4°−ジヒドロキシジフェニルスルフォキサイド
、4.4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4
゛−ジヒドロキシビフェニル、4,4゛−ジヒドロキシ
(3,3″−ジメチルジフェニル)−2,2−プロパン
、4,4°−ジヒドロキシ(3,3’。
5.5′−テトラメチルジフェニル)−2,2−プロパ
ン等の化合物が挙げられる。
芳香族系炭酸ジエステルとしては、ジフェニルカーボネ
ート、ビス(p−クロルフェニル)カーボネート、ビス
(0−クロルフェニル)カーボネート、ビス(p−ニト
ロフェニル)カーボネート、ビス(0−ニトロフェニル
)カーボネート、ジトリルカーボネート等の非置換及び
核置換基をもつジアリールカーボネートが用いられる。
芳香族系ポリエステルカーボネートを得る場合には更に
芳香族系ジカルボン酸エステルの存在を必要とするが、
これにはテレフタル酸、イソフタル酸、2.6−ナフタ
レンジカルボン酸、1.5−ナフタレンジカルボン酸、
p+ p’−ジフェニルジカルボン酸等のジメチルエス
テル、ジフェニルエステルが含まれる。
エステル交換反応は2価のフェノール類、芳香族系炭酸
ジエステル、芳香族系ポリエステルカーボネートを得る
場合には更に芳香族系ジカルボン酸エステルを存在せし
め、窒素雰囲気下で加熱溶融し、混合攪拌下に塩基性触
媒を2価フェノール類に対し1O−4モル%ないし10
−2モル%添加して反応を開始する。反応の進行に伴い
芳香族ないしは脂肪族のモノオキシ化合物が生成するの
で、留出速度を制御しながら徐々に系の温度を高めてゆ
く。反応系の温度を200ないし220℃に保持し、モ
ノオキシ化合物の留出速度を制御しながら更に反応系内
の圧力を760mmHgから徐々に下げ、生成するモノ
オキシ化合物を留去してゆく。理論量に近い量のモノオ
キシ化合物が留出し終わった時点を初期縮合反応の終わ
った点と定義し、この後任意の時点においてα−オレフ
ィンエポキサイドを0.1から5重量%の範囲で添加し
、反応を続行する。添加の方法は一度に所定量を添加し
ても良く、また何回かに分けて添加しても良い。
α−オレフィンエポキサイドとしては、α位にエポキシ
基をもち炭素数6から24までの好ましくは炭素数8〜
20までの主鎖骨格をもつ線状の脂肪族炭化水素が挙げ
られるが、その水素の一部が炭素数1から4までのアル
キル基で置換されていても良い。炭素数が5以下になる
と本発明の特徴である流動性改良の効果が表れずに、ま
た炭素数が25以上になると得られる重合物の無色透明
性が損なわれ、乳白濁傾向を帯びてくるようになるから
好ましいない。具体的には1゜2−ヘキセンオキサイド
、1.2−へブテンオキサイド、1,2−オクテンオキ
サイド、1.2−デセンオキサイド、1.2−ドデセン
オキサイド、1.2−へキサデサンオキサイド、1.2
−オクタデセンオキサイド等が挙げられる。これらのα
−オレフィンエポキサイドは夫々単独でも混合物であっ
ても良い。またこれらのα−オレフィンエポキサイドは
重合により得られる重合物に対し0.1〜5重量%の範
囲で添加反応せしめられるが、0.1重量%より少ない
添加量では、流動性改良は認められず、また5重量%よ
り多い添加量では得られる重合物の物性、特に硬度、曲
げ弾性率、熱変形温度等の値が低下するから好ましくな
い。
α−オレフィンエポキサイドの添加後は、引続き同一条
件で20ないし30分間溶融攪拌を続けてから更に温度
及び真空度を高めて重縮合反応を進め、最終的には27
0ないし290℃、圧力を数mmHg以下、好ましくは
1 nunF1g以下に保って重縮合反応を完結して高
分子量の重合物を得る。
このα−オレフィンエポキサイドは初期縮合反応終了後
の任意の時点で添加して良い。重縮合反応を完結し高分
子量の溶融重合物に添加する場合は、窒素気流下大気圧
に戻して添加し約250ないし約270℃で約20ない
し30分間攪拌混合下に反応を進めるだけでも良いし、
更に真空度を高めて反応を完結しても良い。このα−オ
レフィンエポキサイドの添加の時期は、目的とする重合
物の分子量及びα−オレフィンエポキサイドの沸点を勘
案して定めれば良い。
なお反応に於ける2価フェノール類に対する芳香族系炭
酸ジエステルと芳香族系ジカルボン酸エステルの比は理
論的には等モルで高分子量の重合物が得られる筈である
が、芳香族系炭酸ジエステルの揮発によるバランスの崩
れを防止する意味と、比較的熱分解を起こし易い2価フ
ェノールを炭酸ジエステルとの反応で比較的安定なフェ
ニルカーボネート末端として反応を進めるため、理論量
よりやや過剰の炭酸ジエステルを用いて反応を進めるこ
とが好ましい。得られる重合物は、目的に応じて更に公
知の酸化防止剤、紫外線吸収剤、カオリン、シリカ、マ
イカ、タルク、二酸化チタン、アルミナ、ガラス繊維、
炭素繊維などの充填剤や補強剤、着色のための染顔料、
エステルワックス、アマイドワックス、炭化水素系ワッ
クス等の離型剤、オクタブロモジフェニルやテトラブロ
モビスフェノールA系ポリカーボネート等の難燃化剤等
、各種添加剤を加えることが出来る。この材料は押出成
形や射出成形により家庭電気用器具、屋外照明用器具、
工業用部品等に用いられることは勿論、その溶融流動性
が良いため、精密成形用に適し、光学機器用材料として
適している。
〔実 施 例〕
以下本発明を具体的に実施例を挙げて説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 ビスフェノールA 228gとジフェニルカーボネート
230g (ジフェニルカーボネート/ビスフェノール
Aのモル比は1.075)を17!容の攪拌機付反応容
器に仕込み、窒素置換後150ないし160℃で溶融状
態になした。次に触媒として水酸化リチウムの0.01
モル/ f ?1度の水溶液を1−添加(ビスフェノー
ルAに対し10−3モル%)し、徐々に温度を上げて約
3時間で220℃まで昇温した。同時に系内の圧力を徐
々に下げて約30mmHgになし、180rn1のフェ
ノールを留出させた。ここで反応系内の圧力を窒素気流
下常圧まで戻し、1.2−オクタデセンオキサイド2.
44g  (生成重合物に対し約1.0重量%)を添加
し、220°Cで約30分間攪拌を続けた。引続き減圧
を開始し、220℃から徐々に昇温しで、約2時間で2
70℃。
0.5mmHgにもたらした。この状態で更に1時間反
応を続けてポリカーボネートを得た。得られた重合物は
殆ど無色透明であり、20℃の塩化メチレン溶液で測定
して得られた固有粘度は0.331であった。
耐熱性の評価として窒素気流中、昇温速度10℃/分の
条件で示差熱重量分析装置(理学電機■製)で熱分解挙
動を測定した。熱分解による重量減が元の重量の5%に
達した温度(T、)は450℃、重量減が元の重量の1
0%に達した温度(T、O)は465℃であった。
耐加水分解性を評価するために、熱プレスにより50m
m X 50mm X 0.6mm厚のシートを作成し
、90℃、100%R1+の恒温恒湿槽内に吊り下げて
加水分解による劣化を30日に於けるシートの固有粘度
の低下とシートの外観より評価した。30日後の固有粘
度は0.318で初期の固有粘度に対する保持率は96
.0%であり、シート外観も無色透明が保たれ異常は認
められなかった。
また、キャビログラフ(東洋側機■製)を用い、280
℃で測定した剪断速度1027秒に於ける溶融粘度は2
400ボイズ、剪断速度1037秒に於ける溶融粘度は
1590ボイズであった。
これらの結果は以下の実施例及び比較例と共に表1に示
した。比較例と対比してわかるように、α−オレフィン
エポキサイドを反応させた重合物は耐熱分解性、耐加水
分解性も良い結果を示している。
比較例1 比較のために実施例1においてα−オレフィンエポキサ
イドを添加することなく同様に重合を行った。即ち、ビ
スフェノールA 228gとジフェニルカーボネート2
30g (ジフェニルカーボネート/ビスフェノールA
のモル比は1.075)を11容の攪拌機付反応容器に
仕込み、窒素置換後150ないし160℃で溶融状態に
した。引続き触媒として水酸化リチウムの0.01モル
/β?W 度の水溶液を1が添加(ビスフェノールAに
対し10−3モル%)し、徐々に温度を上げ、同時に系
内の圧力を徐々に下げ、約3時間で220℃、約20m
mHgに達せしめ、この間約180−のフェノールを留
出させた。引続き約1時間にわたって系内の温度を26
0℃、 Q、3+y+mF1gにもたらせて反応を終了
した。得られた重合物の20°Cの塩化メチレン溶液で
測定して得られた固有粘度は0.330で、実施例1で
得られた重合物の固有粘度と1よぼ等しいが、280°
Cに於ける溶融粘度は剪断速度1027秒で3700ボ
イズ、103/秒で2350ボイズであって、実施例1
の重合物の溶融粘度に比し高い、即ち実施例1でα−オ
レフィンエポキサイドの効果が顕著に表れている。その
他の性状は表1に示した。
比較例2 実施例1においてα−オレフィンエポキサイドの代わり
にエポキシ化大豆油2.44gを初期縮合終了後に添加
して得られた重合物のうち、その固有粘度が0.332
で実施例1の固有粘度に近い重合物の物性を測定した。
表1から明らかであるようにエポキシ大豆油の溶融粘度
低下に対する効果は殆ど認められなかった。
実施例2 ビスフェノールA 228g 、ジフェニルカーボネー
ト115g、テレフタル酸ジフェニル79.6g、イソ
フタル酸ジフェニル79.6gを11容の攪拌機付反応
容器に仕込み、窒素置換後150ないし160℃で溶融
状態になした。次に触媒としてカリウムボロハイドハラ
イドをフェノール?容ン夜の形でビスフェノールAに対
し5X10−3モル%になるように添加して実施例1と
同様、昇温、減圧下に反応を進めた。留出フェノールが
約180−に達した時点で反応系の圧力を窒素気流下で
常圧に戻し、1,2−ドデセンオキサイド3.00gを
添加(生成重合物に対し約1.0重量%)し、220 
’Cで約30分間攪拌を続けてから再度徐々に昇温、減
圧し、最終的に約3時間かけて270″C10,3mm
Hgにもたらし、更に1時間この状態で反応を継続して
ポリエステルカーボネートを得た。
結果は表1に示す。
比較例3 実施例2においてα−エポキサイドを加えることなく同
様な実験を行い、実施例2の重合物に近い固有粘度の重
合物についてその性状を測定した。
結果は表1に示す如く、300℃に於ける溶融粘度は実
施例2の溶融粘度に比し可なり高い。
実施例3 実施例1において触媒としてテトラブチルアンモニウム
ブロマイドをビスフェノールAに対し5X10−’モル
%、1,2−オクタデセンオキサイドを重縮合完了後3
.5g (生成重合物に対し、約1.4重量%)添加し
、同様に重合を行い固有粘度0.545の重合物を得た
。性状を表1に示す。
比較例4 実施例3においてα−オレフィンエポキサイドを加える
ことなく重合して得られた固有粘度0.546のポリカ
ーボネートの性状を表1に示す。
実施例3と比較するとα−オレフィンエポキサイドの反
応による溶融粘度低下は顕著である。
実施例4 1.2−オクタデセンオキサイドとL2−へキサデセン
オキサイドの1:1混合物を4.9g (生成重合物に
対し約2.0重量%)添加した実施例である。添加は初
期縮合終了後に2を、後の%は完全に重合を終了した後
、窒素気流下で大気圧に戻し、270°Cで添加、後2
70℃で30分攪拌、更に減圧(0,5mmHg)下で
30分攪拌して重合物を得た。表1に示すように溶融粘
度は大きく低下している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩基性触媒を用いてエステル交換法により芳香族系
    ポリカーボネート又は芳香族系ポリエステルカーボネー
    トを製造する工程において、その初期縮合反応終了後の
    任意の時点でα−オレフィンエポキサイドを添加し、反
    応させることを特徴とする高流動性ポリカーボネート又
    はポリエステルカーボネートの製造法。
JP61013217A 1986-01-24 1986-01-24 高流動性ポリカ−ボネ−トの製造法 Expired - Lifetime JPH064697B2 (ja)

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