JPS6217184A - ステンレス鋼の表面処理方法 - Google Patents
ステンレス鋼の表面処理方法Info
- Publication number
- JPS6217184A JPS6217184A JP15449085A JP15449085A JPS6217184A JP S6217184 A JPS6217184 A JP S6217184A JP 15449085 A JP15449085 A JP 15449085A JP 15449085 A JP15449085 A JP 15449085A JP S6217184 A JPS6217184 A JP S6217184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- colored oxide
- oxide film
- treatment
- elution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
３ 発明の＃ＭＪＪな説明
（＊業上の利用分野）
本発明は、金属イオン、持に鉄イオンの溶出を嫌う食品
産業、医薬品、純水装置、原子力利用等の分野で使用ち
れるステンレス鋼製の機器。
産業、医薬品、純水装置、原子力利用等の分野で使用ち
れるステンレス鋼製の機器。
配管、Ｂ品顆の表面処理方法に関する。
（従来の技＃ｉ）
上記産業分野では装置、プラントを構成する貯槽、配管
、弁！Ｉなどに耐蝕性金属材料のステンレス網が多く使
用されている。通常ステンレス瓦・１では＆ ＩＦｅ
ｌ Ｏｒ ｈ Ｎｌの酸化物の不働急被膜にエリ耐蝕性
が維持される。しかしこの被膜イオンの溶出は避けられ
ない。例えば、清酒。
、弁！Ｉなどに耐蝕性金属材料のステンレス網が多く使
用されている。通常ステンレス瓦・１では＆ ＩＦｅ
ｌ Ｏｒ ｈ Ｎｌの酸化物の不働急被膜にエリ耐蝕性
が維持される。しかしこの被膜イオンの溶出は避けられ
ない。例えば、清酒。
ピー／Ｉ／屓などは各種有機酸を含んでおり、ステンレ
ス鋼と長時間接触するとＦｅ分が溶出し。
ス鋼と長時間接触するとＦｅ分が溶出し。
着色し＆風味の面から商品価値が低下することがあるｅ
またファインケミカルの分野でも！・イオンの溶出を避
けなければならないプロセスがある。
またファインケミカルの分野でも！・イオンの溶出を避
けなければならないプロセスがある。
ステンレス鋼からＯＦ−イオンの溶出１！：賦少させる
技術として高源駿化により着色酸化被膜を形成させる方
法がある。（持願昭６０−２６０８５参照）。
技術として高源駿化により着色酸化被膜を形成させる方
法がある。（持願昭６０−２６０８５参照）。
（発明が解決しようとする問題点）
前記の高温酸化被膜形成法では、ステンレス鋼の表面が
安定なＦｅ ｉ Ｏｒ ｈ Ｎｉの酸化物で被覆され、
その厚さは数１００Ａとなっている丸め。
安定なＦｅ ｉ Ｏｒ ｈ Ｎｉの酸化物で被覆され、
その厚さは数１００Ａとなっている丸め。
被
通常の自然酸化ｐのステンレスＩｌｉ工りは金網イオン
の溶出は少くなる。しかしさらに厳格な条件が要求さ九
る適用分野においてはＦ・イオンの溶出の防止が充分で
ない場合もある。
の溶出は少くなる。しかしさらに厳格な条件が要求さ九
る適用分野においてはＦ・イオンの溶出の防止が充分で
ない場合もある。
本発明は前記従来技術をさらに発展的に改良してステン
レス鋼のＩ・イオンの溶出の高度防止を可能とすること
を目的としてなされたものである。
レス鋼のＩ・イオンの溶出の高度防止を可能とすること
を目的としてなされたものである。
（問題点を解決するための手段）
上記目的は１本発明方法によりステンレス鋼表面を清浄
化処理したのち、ＩｊＩＲ化性雰囲気中で加熱処理して
清浄化表面上に着色酸化被［を形成させ、その後にこの
着色酸化被膜をだＳ除去することにより達成さｎる。
化処理したのち、ＩｊＩＲ化性雰囲気中で加熱処理して
清浄化表面上に着色酸化被［を形成させ、その後にこの
着色酸化被膜をだＳ除去することにより達成さｎる。
すなわち本発明は、（ｎ浄化処理ｔしたステンレス鋼の
表＠に高温酸化処理により着色酸化被膜を色むらのない
均一な膜厚の状態に一旦形成させ、しかるのち折角形成
した着色酸化被膜を溶ｙ４除去するという脱色処理を施
すことにより。
表＠に高温酸化処理により着色酸化被膜を色むらのない
均一な膜厚の状態に一旦形成させ、しかるのち折角形成
した着色酸化被膜を溶ｙ４除去するという脱色処理を施
すことにより。
却って鉄分溶出の少ないステンレス鋼表面を再生あるい
は再現できるという発想に立脚している。
は再現できるという発想に立脚している。
すなわち、工程順序としては、第１工程ではステンレス
鋼の表面に脱脂、酸洗１磯械研磨。
鋼の表面に脱脂、酸洗１磯械研磨。
電解研磨などの清浄化処理を施す。第２工程ではこのス
テンレス鋼を酸化性雰囲気中で５５０〜７００ ｔの温
度で所要時間の加熱処理を行い清浄化ａ８！頁に着色酸
化被ＷＩ４を形成させる。第６エ程ではこの着色酸化被
膜を駿あるいは電解処理などくより脱色除去する。
テンレス鋼を酸化性雰囲気中で５５０〜７００ ｔの温
度で所要時間の加熱処理を行い清浄化ａ８！頁に着色酸
化被ＷＩ４を形成させる。第６エ程ではこの着色酸化被
膜を駿あるいは電解処理などくより脱色除去する。
この第５工程は各独立工程であるが前工ｍＦｉ後工８ｉ
の結果に＃ｓ接な関連がある。この点に関し、＃１１工
程の清浄化処理を電解研磨により実施することは最終結
果に有利に影響する＠また〕２工程を高融点微細粒子の
コーティング剤を均一厚さに塗布して高温加熱を行う（
先願特願昭５９−１８１５２４ ）ことは、第５工程の
実施を容易にし不利な結果が生じないようにするＯＫ役
立つ。その理由は後述する。
の結果に＃ｓ接な関連がある。この点に関し、＃１１工
程の清浄化処理を電解研磨により実施することは最終結
果に有利に影響する＠また〕２工程を高融点微細粒子の
コーティング剤を均一厚さに塗布して高温加熱を行う（
先願特願昭５９−１８１５２４ ）ことは、第５工程の
実施を容易にし不利な結果が生じないようにするＯＫ役
立つ。その理由は後述する。
（作用）
ステンレス鋼を酸化性雰囲気中で加熱処理することによ
り形成される着色酸化被膜は組成的にミテ！・−α、
Ｏｒ＊Ｏｍ、 ＮＩＯおよびそれらの組合さつ九化合物
態と考えられるが、ｒ・とＯｒとＮ１とではそれぞれの
酸化速度が異るので１着色酸化被膜中ではＦｅ成分が多
くなり、その結果、着色酸化被膜と下層母材との界面で
は０ｒｂＮｌ成分が相対的に多くなり、 Ｆｅ成分が少
くなっているものと推定される。従って表層のＦｅ成分
の多い着色酸化物被膜１に除去することによりＯｒ、Ｎ
１成分の多い界面層が露出し、これが接触液中へのＦｅ
イオンの溶出の低減に有利に作用するものと考えられる
。
り形成される着色酸化被膜は組成的にミテ！・−α、
Ｏｒ＊Ｏｍ、 ＮＩＯおよびそれらの組合さつ九化合物
態と考えられるが、ｒ・とＯｒとＮ１とではそれぞれの
酸化速度が異るので１着色酸化被膜中ではＦｅ成分が多
くなり、その結果、着色酸化被膜と下層母材との界面で
は０ｒｂＮｌ成分が相対的に多くなり、 Ｆｅ成分が少
くなっているものと推定される。従って表層のＦｅ成分
の多い着色酸化物被膜１に除去することによりＯｒ、Ｎ
１成分の多い界面層が露出し、これが接触液中へのＦｅ
イオンの溶出の低減に有利に作用するものと考えられる
。
ＢＵＳ ５０４ステンレス鋼についてのｖ４験によれに
％第２工程での加熱処理にＬり形成される着色酸化被膜
の色は、加熱温度が６５０′〜４００″Ｃでゴールド、
５００ｔｌ’で赤、８００ｔ’で青である。ところが本
発明の６エ程を経た脱色ステンレス鋼−５！面は、同様
加熱！＆理で加熱温度が５００″Ｃではもとの金属光沢
を保った１１で色がつかず、６００℃で僅かに着色して
薄いゴールドとなり、 ８００ｔ″で薄いグルーとなる
程度である。この差異は末完ＩＪ１１３工程を経九ステ
ンレス鋼表面の組成かもとのステンレス鋼組成と＾るこ
との１証左であり、Ｆｅ成分が少＜ Ｏｒ ａ Ｎｉが
多くなっていることが裏付けられる。
％第２工程での加熱処理にＬり形成される着色酸化被膜
の色は、加熱温度が６５０′〜４００″Ｃでゴールド、
５００ｔｌ’で赤、８００ｔ’で青である。ところが本
発明の６エ程を経た脱色ステンレス鋼−５！面は、同様
加熱！＆理で加熱温度が５００″Ｃではもとの金属光沢
を保った１１で色がつかず、６００℃で僅かに着色して
薄いゴールドとなり、 ８００ｔ″で薄いグルーとなる
程度である。この差異は末完ＩＪ１１３工程を経九ステ
ンレス鋼表面の組成かもとのステンレス鋼組成と＾るこ
との１証左であり、Ｆｅ成分が少＜ Ｏｒ ａ Ｎｉが
多くなっていることが裏付けられる。
また第１工程の清浄化処理として電解研磨処理？：施す
とこの段階で！・が選択的に溶廃しＯｒがａｍされるた
め、＃Ｉ５工程を経たステンレス鋼表面からのＩ・イオ
ンの溶出をさらに少くすることができる。また第２工程
を豹紀のコーティング剤使用の加ｌｖ！Ｉ！ｌＪ１理に
より実施すれば、均一厚みの着色酸化被膜を形成させる
ことがで自るので、第６エｌｉの脱色処理をむらなく行
うことができる。
とこの段階で！・が選択的に溶廃しＯｒがａｍされるた
め、＃Ｉ５工程を経たステンレス鋼表面からのＩ・イオ
ンの溶出をさらに少くすることができる。また第２工程
を豹紀のコーティング剤使用の加ｌｖ！Ｉ！ｌＪ１理に
より実施すれば、均一厚みの着色酸化被膜を形成させる
ことがで自るので、第６エｌｉの脱色処理をむらなく行
うことができる。
（実施例）
以下５１１Ｉ！Ｊｌ！ＩｆｌＩとしてＳＯ８５０４ステ
ンレス鯛の試験片を使用して本発明の処理および比較の
ため従来技術の各種処理をしたものについての耐蝕性ａ
ｍ結果を示す。
ンレス鯛の試験片を使用して本発明の処理および比較の
ため従来技術の各種処理をしたものについての耐蝕性ａ
ｍ結果を示す。
ｌＩ施例（１）
処理条件
テンプ／Ｉ／１５６００で機械研磨
テンプル２ 電解研磨処理のみ
サンプル５ 電Ｓ研磨も理、４５０ζ６０分加ＩＮ！ｌ
ｌ匙理 テンプ／Ｉ／４（本発明） ＃ ６００で機械ｆｉｆ摩
。
ｌ匙理 テンプ／Ｉ／４（本発明） ＃ ６００で機械ｆｉｆ摩
。
４５０’ｃ、５０分加燕処ｍ、ｘｍｏｔで酸化被Ｆａｖ
ＩＡ去処理 テンプル５ （本発明）電解研磨！＆理、４５０″Ｃ５
０分加熱匙埋、 ＩＮＨＯｊで酸化被膜除去！＆理 イオン交換で得た５１の純水に８５％乳酸１ ｃｃを添
加した約ＰＨ５Ｃ）溶液２５０ ａａ Ｋ ５０８１１
ｘ４Ｑｗｘ１ｍの試験片を５０℃で４８時間浸漬した。
ＩＡ去処理 テンプル５ （本発明）電解研磨！＆理、４５０″Ｃ５
０分加熱匙埋、 ＩＮＨＯｊで酸化被膜除去！＆理 イオン交換で得た５１の純水に８５％乳酸１ ｃｃを添
加した約ＰＨ５Ｃ）溶液２５０ ａａ Ｋ ５０８１１
ｘ４Ｑｗｘ１ｍの試験片を５０℃で４８時間浸漬した。
試験結果
溶液中のＦ・イオンおよびＯｒｍＮｉイオンの溶出１！
は第１表のとおりである。
は第１表のとおりである。
第 １ 表
実施例（１）
Ｂ１！Ｒ条件
テンプル６ 電解研磨匙理、４５０℃、５０分加魚ＪＡ
Ｉ通 サンプル７ （本発明）電解研磨処理、 ４５０ｔ。
Ｉ通 サンプル７ （本発明）電解研磨処理、 ４５０ｔ。
６０分加熊処理、ＩＮＨｃｌで酸
化被膜除去あ塩
耐蝕試験条件
０．１ｗｔ９６ｉ１駿２５０ ｏｏ中に実施例（１）上
向寸法の試験片を５０℃で９６時間浸漬した。
向寸法の試験片を５０℃で９６時間浸漬した。
試験結果
嬉液やのＦｅイオンおよびＯｒ、Ｎｉイオンの＃Ｈｆ［
ｔｉ第２１２のとおりである。
ｔｉ第２１２のとおりである。
いては、酸化被膜の厚み、酸の種類、温度、ｉａ度など
の個々の適用条件で相異するので、試験片によりて実験
を行い脱色状況を把握して、そｔ′Ｌに準拠して決定す
ることが象ましい。実験的には酸化皮ａ除去状況は目視
判断によることができ、上記実施例はその結果である。
の個々の適用条件で相異するので、試験片によりて実験
を行い脱色状況を把握して、そｔ′Ｌに準拠して決定す
ることが象ましい。実験的には酸化皮ａ除去状況は目視
判断によることができ、上記実施例はその結果である。
（発明の効果）
以上のように本発明によｆ′Ｌは１通常Ｏステンレス鋼
のＩ！！面の改質により！・イオンＯ溶出を非常に少く
することができるので、従来は高合金材料やグラスライ
ニング等の非金属材料を必要とした医薬１食品開係のａ
置、配管頴にも通常のステンレス鋼を適用することが可
能となる等（ＤＲｂ果がある。
のＩ！！面の改質により！・イオンＯ溶出を非常に少く
することができるので、従来は高合金材料やグラスライ
ニング等の非金属材料を必要とした医薬１食品開係のａ
置、配管頴にも通常のステンレス鋼を適用することが可
能となる等（ＤＲｂ果がある。
ＷＩ許出厘人代理人氏名 、−一
弁理士 角 １） 嘉 宏 ：、’；、、’
：Ｉｔビ
：Ｉｔビ
Claims (3)
- （１）ステンレス鋼表面を清浄化処理したのち、酸化性
雰囲気中で加熱処理して清浄化処理面上に着色酸化被膜
を形成させ、その後にこの着色酸化被膜を溶解除去する
ことを特徴とするステンレス鋼の表面処理方法。 - （２）前記の清浄化処理として電解研磨処理を行う特許
請求の範囲第１項記載のステンレス鋼の表面処理方法。 - （３）前記の加熱処理としてステンレス鋼の清浄化処理
表面に高融点の微粒子からなるコーティング剤を均一厚
みに塗布して加熱処理を行う特許請求の範囲第１項記載
のステンレス鋼の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15449085A JPS6217184A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15449085A JPS6217184A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6217184A true JPS6217184A (ja) | 1987-01-26 |
| JPH021916B2 JPH021916B2 (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=15585382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15449085A Granted JPS6217184A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6217184A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63238259A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | ステンレス鋼管の着色処理方法 |
| JPS6487760A (en) * | 1987-09-28 | 1989-03-31 | Kobe Steel Ltd | Stainless steel member for semiconductor producing device |
| JPH02141566A (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-30 | Shinko Pantec Co Ltd | 超純水製造供給装置用機器配管材料 |
| US5484512A (en) * | 1992-01-08 | 1996-01-16 | Shinko Pantec Co., Ltd. | Methods and apparatuses for producing high purity oxygen and hydrogen |
| JP2021529887A (ja) * | 2019-06-14 | 2021-11-04 | ポスコＰｏｓｃｏ | 電気伝導性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15449085A patent/JPS6217184A/ja active Granted
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63238259A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | ステンレス鋼管の着色処理方法 |
| JPS6487760A (en) * | 1987-09-28 | 1989-03-31 | Kobe Steel Ltd | Stainless steel member for semiconductor producing device |
| JPH0465144B2 (ja) * | 1987-09-28 | 1992-10-19 | Kobe Steel Ltd | |
| JPH02141566A (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-30 | Shinko Pantec Co Ltd | 超純水製造供給装置用機器配管材料 |
| US5484512A (en) * | 1992-01-08 | 1996-01-16 | Shinko Pantec Co., Ltd. | Methods and apparatuses for producing high purity oxygen and hydrogen |
| JP2021529887A (ja) * | 2019-06-14 | 2021-11-04 | ポスコＰｏｓｃｏ | 電気伝導性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH021916B2 (ja) | 1990-01-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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