JPS62170698A - シ−ルド掘進機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はシールド掘進機に係シ、詳しくはシールド本体
を前部シールドと後部シールドとに分割すると共に、両
シールドを左右に屈曲可能となして、曲線のトンネルを
掘進できるシールド掘進機に関する。

〔発明の背景〕

この種の従来のシールド掘進機においては、中折れジヤ
ツキを具え、この中折れジヤツキによシ前部シールドと
後部シールドとを屈曲させるようにしている。次に、こ
のシールド掘進機の構造を第“５図、第６図により説明
する。図において、１はシールド本体で、前部シールド
２と後部シールド３とに分割されている。前部シールド
２と後部シールド３とは左右に屈曲可能となっている。

４は前部シールド２に備えられて切羽側と機内とを区画
する隔壁、５は隔壁４の前部に装着されたカッターホイ
ル、６は隔壁４の背面に装着されたカッター駆動装置、
７は前部シールド２内に備えられた土砂排出用のスクリ
ューコンベア、８は前部シールド２と後部シールド３と
の嵌合部をシールするシール材、９は前部シールド２を
補強するりングガーダ、１０は後部シールド３を補強す
るリングガーダ、１１′はシールドジヤツキ、１２は中
折れジヤツキを示す。前記のシールドジヤツキ１１′と
中折れジヤツキ１２とは前部シールド２内側に円周方向
に沿って交互に複数個ずつ配設されている。そして、各
シールドジヤツキ１１’の基端部（ボトム側）は前部シ
ールド２に連結され、かつ途中は前部シールド２、後部
シールド３の各リングガーダ９゜１０を挿通していると
共に、リングガーダ９に設けた保持部材１３に保持され
ている。また、各中折れジヤツキ１２の基端部は後部シ
ールド３のリングガーダ１０に連結され、かつロッド先
端部は前部シールド２に連結されている。尚、図中１４
はシールドジヤツキ１１′のロッド先端部に連結するス
プレッダ−１１５は構築されたセグメントを示す。

前記のシールド掘進機は、各シールドジヤツキ１１”ｔ
　伸長してスプレッダ−１４をセグメント１５に当接さ
せ、さらにシールドジヤツキ１１′を伸長することによ
シジャッキ推力をセグメント１５に受けさせてシールド
本体１を前進させ、またシールドの左半分側または右半
分側に配置されている中折れジヤツキ１２を伸長するこ
とによシ前部ンールド２を後部シールド３に対して左ま
たは右に屈曲させるようになっている。

しかし、従来のシールド掘進機においては、前部シール
ド２と後部シールド３との左右の屈曲を中折れジヤツキ
１２を用いて行っているので、次のような問題がある。

（１）複数個の中折れジヤツキ１２がシールドジヤツキ
１１′と交互に配置されるため、シールド機内が非常に
狭くなってしまう。

（２）各中折れジヤツキ１２を作動させるための油圧機
器および電気機器等が必要となシ、シールド機内の機器
の増加を招く。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、シールドジヤツキを利用して前部シー
ルドと後部シールドとの左右の屈曲を行えるようにして
、中折れジヤツキを不要にし、シールド機内のスペース
を広くでき、かつシールド機内の機器を減らすことがで
きるシールド掘進機を提供することにある。

〔発明の概要〕

・本発明は、シールド本体の内側に複数のシールドジヤ
ツキを円周方向に配設し、かつシールド本体を前部シー
ルドと後部シールドとに分割すると共に、両シールドを
左右に屈曲可能となして、曲線のトンネルを掘進できる
シールド掘進機において、前部シールドと後部シールド
との上部および下部を、シールド垂直中心線上において
屈曲可能にそれぞれ連結する継手と、前部シールドと後
部シールドとの左側および右側を固定的にそれぞれ連結
しうる継手とを備える一方、前記の各シールドジヤツキ
の一方を前部シールドに連結し、後部シールドに、各シ
ールドジヤツキの他方を連結させる係止具を設ける構成
とすることによシ、シールドジヤツキで前部シールドと
後部シールドとの屈曲を行えるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図によシ説
明する。第１図は本発明によるシールド掘進機の屈曲部
分を示す縦断面図、第２図は第１図のｎ−ｎ矢視断面図
、第３図はシールドジヤツキの取付部分を示す断面図で
ある。第１図、第２図において、第５図と同一符号のも
のは同じもの、もしくは相当するものを示している。こ
のトンネル掘進機では、前部シールド２と後部シールド
３との上部および下部を、シールドの垂直中心線Ｘ上に
おいて屈曲可能にそれぞれ連結する継手１６と、前部シ
ールド２と後部シールド３との左側および右側を、シー
ルドの水平中心線Ｙ上において固定的にそれぞれ連結で
きる継手１７とを備えている。

前記継手１６は、前部シールド２のリングガーダ９に取
付けたアイエンド１６Ａと、後部シールド３のリングガ
ーダ１０に取付けたホークエンド１６Ｂと、アイエンド
１６Ａおよびホークエンド１６Ｂのピン孔に挿入された
垂直ピン１６Ｃとから構成され、垂直ピン１６Ｃを中心
に前部シールド２と後部シールド３とを左右に屈曲させ
られるようになっている。

前記継手１７は、前部シールド２のリングガーダ９に取
付けたプラタン）　１７Ａおよび後部シールド３のリン
グガーダ１０に取付けたブラケット１７Ｂと、両ブラケ
ツ）　１７Ａ、　１７Ｂの上下面に渡される２枚の連結
板１７Ｃ，１７Ｃと、ブラケット１７Ａおよび連結板１
７ｃ、　１７Ｃのビン孔に挿入された垂直ピン１６Ｄと
、ブラケット１７Ｂおよび連結板１７Ｃ，１７Ｃのビン
孔に挿入された垂直ピン１７Ｅとから構成され、前部シ
ールド２と後部シールド３とを固定的に連結できるよう
になっている。、！、た、前記の継手１７において、前
部シールド２と後部シールド３との屈曲角度が０の時と
、所定の角度の時とでは垂直ピン間の寸法が異なるので
、その寸法に合ったビン孔を有する連結板を使用する。

また、前部シールド２を後部シールド３に対して屈曲さ
せる場合には、継手１７の垂直ピン１７Ｄ、１７Ｅを取
外すようになっている。

一方、シールドジヤツキ１１としては、通常必要とされ
ているストロークよシ多少長い（約２００ｍ＋）ストロ
ークを有するものが使用されている。そして、第３図に
示すように前記シールドジヤツキ１１の基端部（ボトム
側）はピン１８によシ前部シールド２のブラケット１９
に連結され、かつロッド先端部はピン２０によりスプレ
ッダ−１４に着脱可能に連結されている。また、後部シ
ールド３のリングガーダ１０部には、前記シールドジャ
ッキ１１０ロンド先端部を連結させうるブラケット２１
が取付けられている。そして、シールドジヤツキ１１の
ロッド先端部の前記ブラケット２１への連結は、スプレ
ッダ−１４に連結させているピン２０を取外した後、第
４図に示すようにロッドを最短まで縮小し、該ロッドの
ビン孔とブラケット２１のビン孔とにピン２０を挿入す
ることで行われるようになっている。尚、第３図、第４
図において、２２はリングガーダ９に設けられてシール
ドジヤツキ１１の途中を保持する保持部材である。

次に本実施例の作用について説明する。

直線のトンネルを掘進する場合には、継手１７における
連結板１７Ｃ，１７Ｃとして、屈曲角度が０の時の垂直
ピン間の寸法に合ったビン孔を有する連結板を用いて、
前部シールド２と後部シールド３とを固定的に連結する
一方、第３図に示すように各シールドジヤツキ１１のロ
ッド先端部をスプレッダ−１４に連結する。そして、各
シールドジヤツキ１１を伸長してスプレッダ−１４をセ
グメント（図示せず）に当接させ、ジヤツキ推力をセグ
メントに受けさせてシールドを前進させる。次に曲線の
トンネルを掘進するに当シ、前部シールド２を後部シー
ルド３に対して左または右に屈曲させる場合には、シー
ルドジヤツキ１１のロッド先端部とスプレッダ−１４と
の連結を解いた後、第４図に示すように前記ロッドの先
端部をピン２０によシ後部シールド３のブラケット２１
に連結する一方、継手１７の垂直ピン１７Ｄ、　１７Ｅ
を取外して、前部シールド２と後部シールド３との連結
を解く。しかる後、シールドの左半分側または右半分側
に配置されているシールドジヤツキ１１を伸長すると、
前部シールド２は継手１６の垂直ピン１６Ｃを中心とし
て左または右に屈曲する。そして前部シールド２が所定
の角度まで屈曲したら、継手１７により前部シールド２
と後部シールド３とを連結する。

従って、本実施例においては、シールドジヤツキ１１に
よシ前部シールド２と後部シールド３との屈曲を行える
ので、従来必要としていた中折れジヤツキを不要にでき
、これによ）シールド機内のスペースを広くできると共
に、機内における機器の数を減らすことができる。

尚、本実施例においては、継手１７をシールドの水平中
心線Ｙ上に設けた例を示したが、何もこの位置に限定さ
れるものではない。また、継手１６については、そのア
イエンド１６Ａおよびホークエンド１６Ｂを図示と逆に
取付けるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、シールドジヤツ
キを利用して前部シールドと後部シールドとの左右の屈
曲を行えるようにしたので、中折れジヤツキを不要にで
き、シールド機内のスペースを広くできると共に、機内
の機器数を減らすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示し、第１図
は本発明によるシールド掘進機の屈曲部分を示す縦断面
図、第２図は第１図のｕ−ｎ矢視断面図、第３図はシー
ルドジヤツキの取付部分を示す断面図、第４図は屈曲時
のシールドジヤツキの取付を示す断面図、第５図は従来
のシールド掘進機を示す縦断面図、第６図は第５図の■
−■矢視図である。 １・・・シールド本体、２・・・前部シールド、３・・
・後部シールド、９．１０・・・リングガーダ、１１・
・・シールドジヤツキ、１６・・・継手、１６人・・・
アイエンド、１６Ｂ・・・ホークエンド、１６Ｃ・・・
垂直ピン、　１７・・・継手、　１７Ａ。 １７Ｂ・・・ブラケット、１７Ｃ・・・連結板、　１７
Ｄ、　１７Ｅ・・・垂直ビン、２１・・・ブラケット、
Ｘ・・・垂直中心線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シールド本体の内側に複数のシールドジャッキを円周方
   向に配設し、かつシールド本体を前部シールドと後部シ
   ールドとに分割すると共に、両シールドを左右に屈曲可
   能となして、曲線のトンネルを掘進できるシールド掘進
   機において、前部シールドと後部シールドとの上部およ
   び下部を、シールドの垂直中心線上において屈曲可能に
   それぞれ連結する継手と、前部シールドと後部シールド
   との左側および右側を固定的にそれぞれ連結しうる継手
   とを備える一方、前記の各シールドジャッキの一方を前
   部シールドに連結し、後部シールドに、各シールドジャ
   ッキの他方を連結させる係止具を設けたことを特徴とす
   るシールド掘進機。