JPS62170462A - 超塑性アルミニウム合金材の製造方法 - Google Patents

超塑性アルミニウム合金材の製造方法

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JPS62170462A
JPS62170462A JP1106786A JP1106786A JPS62170462A JP S62170462 A JPS62170462 A JP S62170462A JP 1106786 A JP1106786 A JP 1106786A JP 1106786 A JP1106786 A JP 1106786A JP S62170462 A JPS62170462 A JP S62170462A
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JP
Japan
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temperature
heat treatment
alloy
superplastic
working
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Pending
Application number
JP1106786A
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English (en)
Inventor
Hideo Yoshida
英雄 吉田
Seiichi Hirano
平野 清一
Makoto Tsuchida
信 土田
Teruo Uno
宇野 照生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超塑性的変形か可能であるアルミニウム合金
材の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の技術によって製造される超塑性アルミニウム合金
材には、大別して ■ 共晶型又は共析型合金から得るもの。
■ 単相型合金から得るもの。
がある。
共晶型又は共析型合金は、鋳造時あるいは溶体化温度か
ら焼入れすることにより二相分解する合金系で、第2相
の体積率か高いのが特徴で必る。共晶型合金には、Al
−33%Cu、 A I−6%Ni、Al12%Si、
Al−7,6%Ca、 A l−13%MCI2Si、
Al−5%Zn−5%Caなどがあり、共析型合金には
Al−78%Znかめる。
これら両型の合金は、鋳造時又は焼入れ時に形成される
第2相がその後の加工熱処理により0.2〜1μmに微
細化される。そしてこれら合金は、その第2相との界面
のすべりによって超塑性を得ることができる。
単相型合金は、実用アルミニウム合金あるいはその類似
合金であって、Cu、MCI、Znと再結晶抑制元素の
Mn、Cr、Zrなどを含むのを特徴とし、Cu、Mg
、znの固溶・析出を利用した加工熱処理によって、結
晶粒径を20μm以下の微細にした状態で超塑性を得て
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、非再結晶組織の状態でその変形速度が極めて
高い超塑性的変形を可能にしたアルミニウム合金材を製
造する方法を提供することが目的て必る。
[発明を解決するための問題点] 本発明による超塑性アルミニウム合金材の製造方法は、
前記目的を達成するため下記のとありに構成される。
すなわち、L i :  1.0〜3.5%、Mg:0
.5〜6.0%、Cu :  0.5〜4.0%、Zr
:0.05〜0.30%を含み、残部が実質的にAlで
おるアルミニウム合金を造塊し、この鋳塊を480 ℃
以上の温度で均質化熱処理した後、400 ℃以上の温
度で熱間加工し、次いで300℃以上の温度で中間焼鈍
し、続いて50%以上の加工度で冷間加工し、あるいは
該冷間加工後、更に480 ℃以上の温度に0.1℃/
 SeC以上の昇温速度で加熱して最終焼鈍することか
ら成っている。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の方法によって製造される超塑性アルミニウム合
金材は、従来の超塑性アルミニウム合金材と異なり、非
再結晶組織の状態で超塑性的変形が可能である。この非
再結晶組織の合金を製造するには、出発素材合金の成分
調整と素材に施す特殊な加工熱処理法が必要である。
本発明は、このため前記構成のように合金の成分範囲と
加工熱処理法について最適の条件を設定している。
まず、素材合金における添加成分の意義について述べる
Ij:il塑性成形後の合金材の強度向上に効果がおる
。この効果は1.0%より少ないと得られず、3.5%
より多いと鋳造時にその偏析か激しく、均質化熱処理に
よっても容易に固溶しないため、熱間加工か困難である
Mg:同じく合金材の強度向上の効果がある。
この効果は0.5%より少ないと得られず、6.0%よ
り多いと素材の圧延加工時に熱間脆性を示して熱間加工
が容易でない。
Cu:同じく合金材の強度向上の効果がある。
この効果は0.5%より少ないと得られず、3.0%を
越すと共晶系の化合物を晶出して、再結晶を促進させる
ので、合金材に超塑性が得られにくい。
Zr:合金材の再結晶を抑制する効果がある。
0、05%より少ないと最終焼鈍で再結晶が容易となり
、このため超塑性が得られにくい。
また0、30%を越すと素材の鋳造時に巨大化合物を晶
出し、これにより素材に圧延欠陥が生ずる。
本発明は必要により、素材合金に鋳造組織の微細化を与
えるため、更にr;、sを添加することもある。この効
果は、liでは0.01%より少ない場合には効果なく
、一方0110%より多く添加すると巨大化合物を晶出
する。Bでは0.02%より多く添加すると同様に巨大
化合物を晶出する。また、必要により、溶湯の酸化防止
と鋳肌改善のため、Beを添加することもある。この効
果はippmより少ないと得られず、一方11000p
pより多いとその毒性のため造塊時の添加が困難となる
。更に、Zrの再結晶抑制効果を補助するため、必要に
よりMn、Crを添加する。
しかし両成分共0.05%より少ない添加では、この効
果は少ない。一方O17%より多いMnの添加は1μm
径の化合物を形成しやすく、再結晶を促進させる。また
0、30%より多いCrの添加は巨大化合物を形成しや
づくなり、これは圧延欠陥となる。
次に加工熱処理の条件について述べる。
本発明で出発素材とする合金は、通常の造塊法では鋳造
組織の結晶粒界にLi、MCI、Cu等の共晶成分が偏
析しやすく、これら偏析を結晶粒界から取り除いて、新
しい結晶粒界を形成させることが超塑性合金材の製造法
上、重要な問題となる。すなわち、L i 、MQ、C
u等の鋳造時の偏析を少なくするために、鋳塊を480
℃以上で均質化熱処理するのか必要となる。均質化熱処
理後に、400 ℃以上で熱間加工、例えば熱間圧延す
る。その際、圧延温度が低いと圧延割れを発生しやすい
。この圧延割れは圧延前の加熱時のL ! 、Cu、M
g等の粒界析出と関連していると考えられる。熱間加工
後、300 ℃以上で中間焼鈍する。この中間焼鈍は次
の冷間圧延を容易にするとともに、ZrあるいはMn、
Orを析出させ、熱間圧延で形成された亜結晶粒を安定
化する。中間焼鈍後、50%以上の強加工度で冷間加工
を、例えば冷間圧延により与えてあく。以上のようにし
て得た冷間圧延材を高温で変形させると、300%以上
の超塑性変形が可能となる。ただし、この場合、高温変
形するまでの昇温速度は、0.1℃/ ser、以上と
する必要がある。
更に、前記強加工を行った後、480℃以上の温度に0
.1℃/ sec以上の昇温速度で加熱すると、この加
工材は一部再結晶する。すなわち、主に熱間圧延時に形
成された亜結晶の粒界近傍で微細粒が生成する。これに
より粒界に偏析したl−1,Cu、Mg等の溶質元素を
粒内に取り込むことが可能となる。しかし、冷間加工度
が小さい場合には、熱間加工による変形時の粒界(熱間
加工度が小さいときは鋳造時の粒界)が消失しない。ま
た、昇温速度か遅い場合には、粗大な再結晶粒となり、
再び不純物元素や溶質原子か結晶粒界に偏析するように
なる。したかつて、最終焼鈍を行う場合には、300%
以上の超塑性特性を得るため、再結晶率を30%以下に
、かつ再結晶粒径を材料面で30μm以下に抑えるよう
に最終焼鈍する必要がある。
[実施例] 例1゜ 第1表に掲げる各組成の合金をそれぞれ試料として、不
活性ガス雰囲気下でDC鋳造を行ない、造塊後不活性カ
ス雰囲気下、520℃で鋳塊に均質化熱処理を施した。
処理後、30mm厚さに切断し、これを450℃で6m
m厚さまで熱間圧延した。熱間圧延後、不活性ガス雰囲
気下、400℃x8hrの中間焼鈍を実施した。次に加
工度90%で冷間圧延して0.6mm厚さの仮とした。
これら試料をそれぞれ500℃X 5n+ i n間ソ
ルトハス中で7JD熱し、直らに高温変形試験に供した
。高温変形はひずみ速度4.2 x 10’ /′se
cで行った。
このときの試料の超塑性特性を試料か破断するまでの伸
びで調べた。各試料の評価は、至温強度(T6)で30
k(1/mm2以上、500℃での伸び300%以上の
ものを合格とした。結果を第1表に試料ごとに示す。
第1表 東 11:6:O,10%、Si:0.05%含む東憲
熱間圧延割れ 例2゜ △l−2.4%l−i −1,2%Cu−0.6%MC
l−0,12%Zr合金(Fe:0.07%、3i:0
.03%を含む)の同一合金の試料を7個、不活性ガス
雰囲気下で鋳造し、そのうちの1試料は均質化熱処理を
行わずに、その他の6試料は試料別に、440℃,48
0℃1520℃で各8時間、それぞれ均質化熱処理を行
ってから、各試料共に400℃以下の温度と450℃以
上の温度との同温度で熱間圧延を行った。
その結果、400℃より低い温度で行った場合には、い
ずれの試料も割れを生じた。
熱間圧延後、各試料共にa o o ’cで8時間の中
間焼鈍を行った。次いで、冷間圧延を異なる加工度で行
った。すなわら、均質化熱処理を行わないもの、440
 ℃と480 ℃で均質化熱処理を行ったものに対して
は80%、520℃で均質化熱処理したものに対しては
40%、60%、80%、90%と変えて冷間圧延を行
った。なお、以上とは別に、中間焼鈍を行わないで、直
ちに冷間圧延を行ったが、この場合には圧延割れを発生
しやすいこと、これを防止するには、300℃以上の温
度で中間焼鈍することが好ましいことが分った。
以上のようにして得た冷間圧延材を0.5℃/secの
昇温速度で500℃に加熱し、直ちにひずみ速度4.2
X10−ff/SeCで高温変形試験に供した。
超塑性特性の評価は、試料の破断までの伸びによった。
300%以上の伸びを示したものを合格とした。
第2表 例3゜ A I−2,6%1i−1,4%Cu−0,7%MCl
−0,13%Zr合金(1”e:0.17%、3i:0
.08%′を含む)の合金を不活性ガス雰囲気下で鋳造
し、この鋳塊を500℃で24時間均質化熱処理した。
次いで480℃で6mm厚まで熱間圧延した後、430
 ℃で4時間中間焼鈍し、続いて試料別に70%と90
%との加工度で冷間圧延した。この冷間圧延材を、赤外
線加熱装置により昇温速度を0、05℃/sec  、
  O,VC/Sec  10.5℃/Sec  。
1℃/sec 、  5℃/ SeCで500℃まで加
熱し、同温度に5分間保持して最終焼鈍した後、焼入れ
した。これらの試料を520 ℃で4,2X10−’/
secのひずみ速度で高温引張変形試験に供した。
この結果を高温変形前に調べた再結晶化率と再結晶粒径
、及び加工条件と併せて第3表に示す。
第3表 [発明の効果] 本発明の製造方法によれば、以下のような効果が1qら
れる。
(1)本発明の方法により製造された超塑性アルミニウ
ム合金材は、非再結晶組織を有しているので、この組織
状態から変形速度を従来の超塑性アルミニウム合金材(
例えば7475など)よりも1桁大ぎくしで、超塑性的
変形をさせることができる。
(2)本発明によれば、高温の均質化熱処理と強度の冷
間加工をくみあわせ、あるいは更に速やかな最終焼鈍を
行うことで、鋳造時の組織をこわすとともに、鋳造時の
粒界不純物を粒界から除去することができる。これによ
って、合金材の超塑性特性を向上させることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Li:1.0〜3.5%、Mg:0.5〜6.0
    %、Cu:0.5〜4.0%、Zr:0.05〜0.3
    0%を含み、残部が実質的にAlであるアルミニウム合
    金を造塊し、この鋳塊を480℃以上の温度で均質化熱
    処理した後、400℃以上の温度で熱間加工し、次いで
    300℃以上の温度で中間焼鈍し、続いて50%以上の
    加工度で冷間加工することを特徴とする超塑性アルミニ
    ウム合金材の製造方法。
  2. (2)Li:1.0〜3.5%、Mg:0.5〜6.0
    %、Cu:0.5〜4.0%、Zr:0.05〜0.3
    0%を含み、残部が実質的にAlであるアルミニウム合
    金を造塊し、この鋳塊を480℃以上の温度で均質化熱
    処理した後、400℃以上の温度で熱間加工し、次いで
    300℃以上の温度で中間焼鈍し、続いて50%以上の
    加工度で冷間加工し、その後更に480℃以上の温度に
    0.1℃/sec以上の昇温速度で加熱して最終焼鈍す
    ることを特徴とする超塑性アルミニウム合金材の製造方
    法。
  3. (3)最終焼鈍材における再結晶率が30%以下であっ
    て、かつ再結晶粒径が板面で30μm以下であるように
    、最終焼鈍する特許請求の範囲第(2)項記載の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0610006A1 (en) * 1993-01-27 1994-08-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Superplastic aluminum alloy and process for producing same
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