JPS62170242A - 採暖用蓄熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、融解熱を利用する蓄熱材を用いて、身体の暖
房に用いられる採暖用蓄熱装置に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の採暖用蓄熱装置としては、第２図に示す
ように、ひも状または面状のヒータ１で構成されている
ヒータユニット２の両面に蓄熱パック３を設け、蓄熱パ
ック３が積層するようヒータユニット２を折り白けると
ともに、蓄熱パック３の積層部と積層部の間に温度制御
装置４が配設されており、ヒータ１の加熱により蓄熱材
５を固体から液体に相変化させて蓄熱し、その凝固熱を
周囲に設けた断熱材６で保温しつつ、除々に放熱させ暖
房等に利用する方法がとられている。なお、雨滴がかか
つても内部に入らないよう防水袋７で覆っている。

発明が解決しようとする問題点 このような採暖用蓄熱装置は、防寒服等の上着の下で腰
部や腹部に巻き付けたり、就寝時にふとんの中に入れて
アンカとして使用したり、その使用方法はかなり広軛囲
であるが、蓄熱中、温度制御装置４とその近傍が防寒具
等の上着やふとんより外に出て外部空気にさらされて温
度が比較的低く、蓄熱パック３の積層部の少なくとも１
つが、防寒具等の上着やふとんの中で保温されるような
状態、すなわち第３図のような状態で使用されることは
多分に考えられる。

通常、温度制御装置４は、正常状態と呼ばれる防寒服や
ふとんが全くかかっていない状態のとき蓄熱パック３内
の蓄熱材５が耐熱温度を越えないように設定されている
が、第３図のように、温度制御装置４がふとん等の保温
物８より外に出ており、蓄熱パック３の積層部９が保温
物８で覆われていると、温度制御装置４は正常状態と同
じように、採暖用蓄熱装置１ｏの温度を制御しようと動
作しているが、積層部９は保温されているため温度が上
昇を続け、やがて蓄熱材の耐熱温度を越え積層部９の蓄
熱パック３内の蓄熱材５は蓄熱した状態で放熱を行わず
冷えてしまい、新しい蓄熱材を供給してやらないとくり
返して蓄熱・放熱することが不可能となる過冷却状態に
なってしまうことがあった。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、上記問題点に鑑み、蓄熱パックを少なくとも
一端が連結されている複数の容器で構成するとともに、
そのうちの少なくとも１つの容器を加熱されない箇所に
配設したものである。

作　　用 このようにすれば、蓄熱時温度制御装置がふとん等の保
温物より外に出ており、蓄熱パックが保温物で覆われて
いてその蓄熱パックを構成している複数の容器のうち発
熱体によシ加熱される箇所に配設されている容器内の蓄
熱材が耐熱温度を越えたとしても、蓄熱パックを構成し
ている複数の容器のうち少なくとも１つは加熱されない
箇所に配設しているため、その容器内の蓄熱材は固体の
ままであり耐熱温度に至っておらず、しかも蓄熱容器を
構成している複数の容器は一端が連結しているので、耐
熱温度を越えている蓄熱材と耐熱温度を越えていない蓄
熱材とは接しており、耐熱温度を越えていない蓄熱材が
常に耐熱温度を越えている蓄熱材に供給され、過冷却状
態にならない。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。

第１図、第２図は、本発明の採暖用蓄熱装置の一実施例
の蓄熱パックの斜視図であり、蓄熱パック３は、小容器
１１と大容器１２が連結部１３で連結しである。第１図
は、本発明の採暖用蓄熱装置の一実施例の断面図であり
、ひも状あるいは面状のヒータ１にて構成されているヒ
ータユニット２の両面に第４図に示すような蓄熱パック
３を密着させ、ヒータユニット２を折曲げて蓄熱パック
３ａの積層部９ａと９ｂとを形成する。温度制御装置４
は、積層部９ａと９ｂとの間に配置するが、このとき蓄
熱パック３の大容器１２はヒータユニット２のうちヒ〜
り密部に配設し、小容器１１はヒータの入っていない温
度制御装置４の近傍に配設しておく。なお、６は断熱材
であり、７は防水袋である。

このようにすれば、例えば温度制御装置４がふとん等の
保温物よυ外に出ており、積層部９ｂが保温物に覆われ
て蓄熱されている場合、積層部９ｂを形成している各蓄
熱パック３ａのうちヒータ密部に配設され加熱されるよ
うになっている大容器１２の温度が上昇し、内部の蓄熱
材５が耐熱温度を越えたとしても小容器１１はヒータが
入っていない温度制御装置４の近傍に配設されているの
で小容器１１の内部の蓄熱材６は固体のままであり耐熱
温度にまで至っておらず、大容器１２内の耐熱温度を越
えている蓄熱材５と連結部１３内で接しており、大容器
１２内の蓄熱材５には小容器１１内の蓄熱材６が供給さ
れるので過冷却状態にはならない。したがって、くり返
して蓄熱・放熱することができる。

第３図は、本発明の採暖用蓄熱装置の他の実施例の蓄熱
パックの斜視図であり、小容器１１と大容器１２とは連
結部１３ａと１３ｂとで連結されており、その中間部１
４は接着しである。この蓄熱パック３を第１図の本発明
の採暖用蓄熱装置の一実施例のような構成にすれば、同
様の効果が得られる。

発明の効果 以上より、蓄熱パックを少なくとも一端が連結されてい
る複数の容器で構成し、そのうちの少なくとも１つの容
器を加熱されない箇所に配設するという簡単な構造で蓄
熱パックの積層部がふとん等の保温物に覆われ温度制御
装置が保温物より外に出ており、蓄熱パックの蓄熱材の
温度が上昇して耐熱温度を越えても過冷却状態にならず
、くり返して蓄熱・放熱を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の採暖用蓄熱装置の一実施例の断面図、
第２図は本発明の採暖用蓄熱装置の一実施例の蓄熱パッ
クの斜視図、第３図は本発明の採暖用蓄熱装置の他の実
施例の蓄熱パックの斜視図、第４図は従来の採暖用蓄熱
装置の断面図、第５図は従来の採暖用蓄熱装置の一使用
例の断面図である。 １・・・・・・ヒータ％２・・・・・・ヒータユニ７ト
、３ａ・・・・・蓄熱パック、４・・・・・・温度制御
装置、６・・・・・・蓄熱材、８・・・・・・保温物、
９．９ａ、９ｂ・・・・・・積層部、１１・・・・・・
小容器、１２・・・・・大容器、１３，１３ａ。 １３ｂ・・・・・・連結部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名３α
−−一エ梧＾ハ９ッフ ｔ３　　　　　’θ°一連社群 ｃＬ ユ・−一　蓄贋５八″、、２ 第３図　　　　　１３ａＪ７ｂ−を器ｔ？舛・−甲間辞 ｆ３ａ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）融解潜熱を利用した蓄熱材を充填させてなる蓄熱
   パックと、この蓄熱パックを加熱する発熱体とこの発熱
   体を制御する温度制御装置とを備え、前記蓄熱パックは
   、一端が連結されている複数の容器で構成され、そのう
   ちの少なくとも１つの容器は前記発熱体により加熱され
   ない箇所に配設してなる採暖用蓄熱装置。
2. （２）蓄熱パックは少なくとも１つの容器を温度制御装
   置に近接させてなる特許請求の範囲第１項記載の採暖用
   蓄熱装置。
3. （３）蓄熱パックは互いに両端が連結されており両端を
   除く中間部が接着されている複数の容器で構成されてい
   る特許請求の範囲第１項記載の採暖用蓄熱装置。