JPS62169055A - 固相免疫測定法 - Google Patents

固相免疫測定法

Info

Publication number
JPS62169055A
JPS62169055A JP1179086A JP1179086A JPS62169055A JP S62169055 A JPS62169055 A JP S62169055A JP 1179086 A JP1179086 A JP 1179086A JP 1179086 A JP1179086 A JP 1179086A JP S62169055 A JPS62169055 A JP S62169055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
phase immunoassay
immunoassay method
capillary
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1179086A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Takashina
誠 高階
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP1179086A priority Critical patent/JPS62169055A/ja
Publication of JPS62169055A publication Critical patent/JPS62169055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、反応溶液、洗浄液等の分注・排出操作を容易
にした固相免疫測定法に関する。
従来の技術 免疫学的測定法は、それぞれの抗原物質に、対応する抗
体が選択的に反応するという抗原抗体反応の特異性を応
用した測定法であり、検出感度も高く、様々な物質の同
定、定量に用いられてきた。
また、各種診断に応用される免疫学的診断法としても広
く用いられている。
この様な現状において、免疫学的測定を正確かつ簡単に
行うべく、種々の改良、開発が行われている。例えば、
この方法で最も手間がかかり、かつ因難なのは、抗原抗
体反応物を未反応物と分、雅する操作であり、この問題
を解決するために、抗原または抗体を不溶性の物質また
は反応容器の器壁に付着させ、抗原抗体反応物の分離お
よび洗浄をより容易とする固を目免疫測定法が開発され
て′ハる。
この方法は、応用範囲がきわめて広く、例えば、抗原抗
体反応物を検出するための標識物質により、放射性同位
元素免疫測定法(RIA法)、あるいは酵素免疫測定法
(ELISA法、EIA法)等に分類できる。また、測
定操作において、抗原抗体反応物質を標識する手順によ
り、間接法、二抗体サンドイッチ法、競合法等に分類で
きる。
固相免疫測定法は、上記二種の分類を組み合せることに
より、種々の固相免疫測定を行うことができるが、感度
、特異性、迅速性、正確性においてずぐれ、かつ自動化
可能なものが好ましい。固相放射性同位元素免疫測定法
は、上記特性のほとんどを満たすが、放射性同位元素の
汚染に注意が必要である。
固相酵素免疫測定法は、特異的な抗原抗体反応と鋭敏な
酵素反応を組み合わせることにより、極く微量の抗原も
しくは抗体を検出定量できるばかりでなく、放射性同位
元素による汚染の心配がないため(酵素免疫測定法:医
学書院列、1976年)、広く免疫学の研究分野のみな
らず、医学の臨床診断の分野においても、その有用性は
近年ますます高まっている。
従来の固相酵素免疫測定法では96穴マイクロタイクー
トレイを用いる方法が一般的であり、そのための専用の
光度計も開発されている。固相酵素免疫測定法の内、最
も良く利用されている96穴マイクロタイタートレイを
用いた間接法について、その概略を説明すると、まず9
6穴マイクロタイタートレイの各穴(ウェル)の底部内
壁に抗原(あるいは抗体)Aをコーティングし、さらに
、Aによって被覆されなかった底部内壁を別の蛋白質で
ブロッキングすることにより完全に穴底部内壁を被覆し
、次いで各穴にその抗原(あるいは抗体)Aに特異的に
反応する濃度の不明な抗体(あるいは抗原)Bの溶液、
さらにその抗体(あるいは抗原)已に特異的に反応する
酵素標識抗体溶液を順次入れ替えて反応させる。未反応
の抗原あるいは抗体は溶液を入れ替える度に緩衝液で良
く洗い流す。最後に酵素と反応して発色する基質を含む
溶液を各穴に加えて一定時間反応させた後、強酸等で反
応を停止させ、発色の程度、即ち酵素標識抗体と結合し
た濃度不明の抗体(あるいは抗原)Bの量を吸光度で測
定定量する。
上記の間接法以外にも、酵素標識抗体を反応させる前に
、濃度不明の抗体(あるいは抗原)已に特異的に反応す
る抗体Cを反応させてから、その特異抗体Cに反応する
酵素標識抗体を最後に反応させる2抗体サンドイッチ法
や、コーティングした抗原(あるいは抗体)Aに濃度不
明な抗体(あるいは抗原)Bを反応させ、さらに抗体く
あるいは抗原)Bと同様に八に反応する酵素標識抗体(
あるいは抗原)を反応させる競合法等がある。
また、固相としてはプラスチック製の96穴マイクロタ
イタートレイの他に、2〜5mm径の粒状体を容器の中
に入れて用いることもある。
また、標識物質として放射性同位元素を用い、放射性同
位元素標識抗体と結合したBの量を放射線量で測定定量
することも、もちろん可能である。
いずれの方法も、固相となる穴内壁にコーティングした
抗原(あるいは抗体)に順次特異的に抗体や抗原を反応
させて行き、未反応のものは洗い流すことにより抗原抗
体反応を起したもののみを検出することを特徴とする。
これら従来の固相免疫測定法は、抗原溶液、抗体溶液あ
るいは基質溶液を容器に分注・排出する操作と、溶液を
入れ換える際に未反応の抗原あるいは抗体を緩衝液で洗
い流す洗浄操作との繰り返しで単調なものであるが、以
下の様な不都合があった。
発明の解決しようとする問題点 即ち、分注操作はマイクロピペットもしくはマイクロデ
ィスペンサーを多数回操作し、しかもそれらの操作は反
応時間を揃えるため短時間のうちに手早く行う必要があ
り、疲労の大きいものであった。
また、洗浄操作に就いては、96穴マイクロタイタート
レイを用いる場合は、洗浄液が隣接する穴に入らない様
に注意して洗浄液の注入排出を繰り返す必要があり、し
かも反応相である底面を傷つけない様に気を付けて操作
しなければならず大変であった。
そのため、自動的に各穴への洗浄液の注入及び各穴から
の洗浄液の吸引排出を行う装置も幾つか開発されてはい
るが、底面を傷つける恐れがあるため吸引排出用のチュ
ーブを穴の底まで着けられず、液穴の底あるいは隅に廃
液が残り、分析の精度を悪くするという欠点があった。
固相として粒状体を用いる場合も、同様に粒状体表面を
傷つけない様に、洗浄液の注入排出を行わなければなら
ず、この反応溶液および洗浄液の注入排出操作は手間の
かかるものだった。
問題を解決するための手段 本発明はこれらの従来技術の固相免疫測定法の問題点を
解消すると同時に、更に従来の固相免疫測定法にない長
所を有する、反応容器として毛管を、固相として粒状体
を用いることを特徴とする固相免疫測定法を提供するも
のである。
本発明の固相免疫測定法は、透明な材質から成る毛管を
反応容器として用いており、該毛管の内径は2mT[1
以下、好ましくは0.8〜2mmの範囲である。なぜな
らば、該毛管内径が0.8mm未満である場合は取り扱
いが困難であり、また2mmを越える場合は十分な毛管
力を辱られないためである。
また、本発明の固相免疫測定法は、反応固相として表面
に蛋白質、すなわち抗原や抗体を付着する材質から成り
、粒径がほぼ一定な粒状体を、用いており、更に、本発
明による固相免疫測定法に用いられる毛管は、該粒状体
を上記毛管内に保持するための1対の隔壁を備えること
を特徴としている。
該粒状体の粒径は、0.1〜0.5+n+nの範囲であ
ることが好ましい。その理由としては、0.1mm以下
である場合は取扱が困難であり、また0、5++onを
越える場合には、十分な反応表面積が得られないためで
ある。
更に、上記毛管の内容積は、30〜150μlの範囲で
あることが好ましい。30μβ以下のときは十分な量の
反応溶液を収容できず、また150μβを越えると、毛
管力により溶液を保持することが困難となる。
また用いた粒状体の量は、その表面積の合計が反応固相
として充分な大きさとなるだけの量であればよく、該毛
管容積の1/30〜2/3であることが好ましい。その
理由としては、1/30未満の量の場合は充分な反応固
相面積が得られず、2/3を越える場合には完全な洗浄
が困難となるためである。
上記1対の隔壁は透水性を有し、該粒状体の粒径より小
さな孔隙径を有するものであって、網目状、膜状あるい
は海綿状のいずれであってもよく、つまり、両方の隔壁
が同一であ−る必要はない。本明細書において、“透水
性′″を有する隔壁とは、該隔壁を備えた管内を陽圧あ
るいは陽圧とすることにより、容易に該隔壁を通して溶
液を流通させ得るものを言う。また、溶液内の蛋白質分
子をも透過し得なければならないことは言うまでもない
また、これら隔壁は、一方を上記毛管の下端部に取り付
け、他方を該毛管の上端部に取り付けるか、あるいは一
方を該毛管の下端部に取り付け、他方を該毛管の中央部
に取り付ける等の態様で用いられる。上部に取り付けら
れた隔壁は、粒状体が毛管内の反応溶液が入る部分から
上に移動しない様に、毛管内部の反応溶液を吸い上げる
高さより低い位置に取り付けても良い。
本発明の反応容器および固相を、添付の第1図および第
2図を用いてさらに具体的に説明する。
第1図は、本発明の反応容器および固相の好ましい一態
様を示す。該反応容器および該固相は、毛管1と、毛管
1の上端および下端に設けられた網目状隔壁(ナイロン
メツシュ)2a、2bと、これら隔壁2a12bの間で
毛管内に保持された粒状体3とから成る。毛管1内には
毛管1および隔壁2aの孔の毛管力により多量の溶液4
を保持することができる。
また第2図は、本発明の反応容器および固相の好ましい
別の一態様を示す図であり、該反応容器および該固相は
、毛管1と、該毛管1の中間部および下端に設けられた
海綿状隔壁(スポンジ)2C12dと、これら1対の隔
壁2c、2dとの間に保持された粒状体3とから成り、
上記と同様に該毛管l内に多重の溶液4を保持し得る。
また、一定量の溶液を吸上げるために、上記毛管に液量
測定用の目盛を付けることが好ましい。
また、上記粒状体は、表面に抗体あるいは抗原、すなわ
ち蛋白質を付着し易い材質であれば良く、ガラスあるい
はポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニルまたはポリカーボネート等を例示できる。ま
た、芯材としてガラス、金属あるいはカーボン等の比重
の大きな材料を用い、該芯材の表面を上記ポリマーで被
覆しても良い。
上記の様な毛管および粒状体を用いた、本発明の固相免
疫測定法は、標識物質として、酵素または放射性同位元
素を用いた、間接法、二抗体サンドイッチ法、または競
合法等を有利に適用することが可能である。
本発明の固相測定法の操作手順を最も良く使われる前記
の酵素標識による間接法を例に、説明する。
粒状体入り毛管を必要数量用意し、コーティングする抗
原(あるいは抗体)A溶液を一定量、例えば、それぞれ
の毛管の内径が同一ならば毛管の同じ高さまで、また、
毛管の外面に液量を示す目盛が付いていればこの目盛ま
で、該毛管の下端より吸い上げる。その後、そのままの
状態、あるいは該毛管を寝かせて、一定時間静置し、抗
原(あるいは抗体)八を粒状体表面に付着させる。この
時、毛管を横にしても内部溶液の表面張力により内部の
溶液が動くことはないので、毛管を倒して静置しても良
い。
上記操作により、粒状体表面に抗原(あるいは抗体)A
を付着させた後、毛管の下端を洗浄液に浸し、毛管の上
端よりアスピレータ−等で吸引することにより、粒状体
が緩やかに動く程度の流速で洗浄液を毛管中に流し、毛
管内部を洗浄する。
一定量の洗浄液を流して毛管内部を洗浄した後、毛管の
下端を洗浄液から取り出し毛管の内部に残った洗浄液を
排出する。
この排出操作は、該毛管を束ねて底に吸水性の紙等を詰
めた遠沈管に詰めて低速の遠心分離により脱水するか、
毛管の上端から陽圧を加えるか下端から陽圧を加えて毛
管の下端より洗浄液を抜き取るか、もしくは上部隔壁が
毛管内部の反応溶液を吸い上げる高さより低い位置に取
り付けられている場合は、洗浄液を流すのと同じ様に毛
管の上端から残液も吸い取ってしまうことにより行うこ
とができる。
上部隔壁が毛管上端に取り付けられている場合は、次の
操作の前に粒状体を毛管の底部に集める必要があるので
、粒状体は中心に金属を含むものやガラス製の比重の重
いものの方が扱いやすい。
なお、抗原あるいは抗体のコーティングは予めすべての
粒状体を一つにまとめて行い、その後で、コーティング
した粒状体を一定量ずつ毛管の中に詰めても良い。
上記の洗浄操作が終了後、ブロッキング溶液を一定量、
粒状体が全て浸漬する高さより上の位置まで、毛管の下
端より吸い上げ、一定時間静置した後、上記と同様にし
て粒状体の洗浄を行う。
しかる後、コーティングした抗原(あるいは抗体)Aに
特異的に反応する抗体くあるいは抗原)Bを含む被験溶
液を一定量、粒状体が全て浸漬する高さより上の位置ま
で、毛管の下端より吸い上げる。毛管の上部に毛管のナ
ンバーを表す数字もしくはバーコード等が付いていると
、試料のナンバーとの照合が容易であるばかりでなく、
自動化を行う場合には機械にナンバーを認識させること
ができるので、便利である。
抗原(あるいは抗体)Aと抗体(あるいは抗原)Bとを
粒状体表面で一定時間反応させた後、上記と同じ方法で
粒状体の洗浄を行う。
次に、抗体(あるいは抗原)已に特異的に反応する酵素
標識抗体C溶液を一定量、粒状体が全て浸漬する高さよ
り上の位置まで、毛管の下端より吸い上げ、一定時間反
応させた後、同様にして粒状体の洗浄を行う。
最後に、標識酵素に反応して発色する基質溶液を一定量
、粒状体が全て浸漬する高さより上の位置まで、毛管の
下端より吸い上げる。
必要であれば遮光して、一定時間反応させた後、基質液
の発色の程度を測定する。強酸溶液等を一定量毛管中に
吸い上げで、反応を停止させてから、基質液の吸光度測
定を行っても良い。基質液の吸光度測定は、従来の96
穴マイクロタイタート1/イ用のアナライザーを用いる
場合は、毛管の上端より陽圧を加え、下方に受けた96
六マイクロタイタートレイの穴の中に基質液を移し換え
て、アナライザーで測定する。毛管をセットできる様に
特別に改良を加えた分光光度計を用いれば、毛管中の溶
液の発色を直接測定することができる。
上記間接法で、放射性同位元素により標識した場合、上
記と同様の反応操作を行い、最純的に基質溶液の変りに
、アルカリ性溶液あるいは界面活性剤等を毛管下端より
吸入し、蛋白質を分解した後、管内を陽圧として、排出
する操作を複数回くり返し、回収された排出液の放射線
量を測定することにより、抗原抗体反応物の量を測定で
きる。
2抗体ジンドイッチ法、競合法等も、用いる試薬や操作
回数が異なるだけで、各操作の内容は間接法で説明した
のと同じであるので、本発明の固相免疫測定法を用いて
のそれらの操作手順についでの説明は省略する。
丁釧 本発明による固相免疫測定法は、反応容器とじで毛管を
用い、固相として、粒状体を用いており、更に、この粒
状体を、1対の隔壁の間に保持しており、この構成とす
ることにより以下の作用を有す。
即ち、上記毛管は、その毛管力により、それ自身管内に
かなりの量の溶液を保持できる。づづ−1咳毛管に承り
付けられた隔壁は、粒状体を毛管の内部に保持すると同
時に、その間隙が極めで小さいため、毛管自体の毛管力
に加えて、−の隔壁の孔隙の毛管力により、毛管の内部
に多量の溶液をきドさせずに保持ずろ(り;目を果たす
。さらに、この隔壁は透水性を有するので、毛管内を除
圧もしくは陽圧とすることにより、溶液を下端より毛管
内部に吸引もしくは毛管外部へ排出することができる。
また、粒状体表面を反応固相1として用いるため、微量
の抗原あるいは抗体溶液に対しても十分な面積の反応固
相を提供できる。
更に、従来の方法では手間のかかった分注操作が容器と
なる毛管そのものがマイクロピペットとしての機能を持
つため、簡単に行える。また、同様に手間がかかり時間
のかかった洗浄操作も、毛管中に洗浄液を流す方法によ
り、反応固相を傷つけることなく短時間で簡単に行える
実施例 毛管状の容積1(16)μlのガラス製マイクロピペッ
ト(内径約1.3mm)の下端にスポンジをl mmの
厚さに詰め、上端より平均粒径383μm、標準偏差2
0μmのジビニルベンゼン−ポリスチレン球をマイクロ
ペピットの10μβの位置まで詰めた。次に、マイクロ
ピペト上端より厚さl mmのスポンジをマイクロペピ
ット・の15μlの位置まで押し込み、さらに、マイク
ロペピットのj)0μβの位置に目盛を付け、第2図に
示す様な、固相免疫測定法用の反応容器および固相とし
て用いた。
ウサギ抗マウス免疫グ0プリンを、0.OIM燐酸緩衝
食塩水(P B S ;0.OIM Na2HP 04
  NaH2P 04.0715M  NaC] ; 
p H7,2)により15μg/mI2に希釈し、該溶
液を、上記マイクロピペットの下☆1;(、より、15
μβの目盛まで吸い上げた後、該マイクロピペットを、
温度37度で1時間、静置した。
次に、該マイクロピペットの上端にアスピ(/−タに接
続した吸引チューブを取り付け、更に下端を洗浄液(0
,05%ツイーン20(Tween 20)、0.01
MPBS)に浸漬し、該洗浄液をマイクロピペットの下
端より連続して吸い上げ洗浄した。約1mAの洗浄液を
流した後、下端を洗浄液より引き上げ、更に吸引を続は
該マイクロピペット内の洗浄液をアスピレータで全て吸
い取った。
ブロッキング溶液として、1%牛血清アルブミン(BS
A)および0.1%NaN3を含む0.01 MPBS
を用い、該PBSを該マイクロピペットの一ド)Ila
より、5()μβの目盛まで吸い上げた後、マイクロシ
ー゛ペットを温度37℃で:(0分間静置し、プロ、。
キングをj−1い、更に、上記と同様にして、マイクロ
ピペットの内部を洗浄した。
次に、硫安塩析法及びプロティンへアフイニティ力ラム
で精製したマ・、′7ス免疫グロブリン(IgG)を1
%BSA−0,01M  PBSで4倍段階希駅した溶
液を各々、上記マイクロピペットの下端より、15μp
の目盛まで吸い上げ、該マイクロピペットを、温度4℃
で1時間、静置し、抗原抗体反応を起し、再度上記と同
様にして、該マイクロピペ、ントの内部を洗浄した。
次に、ペルオキシダーゼ(HRP)標識ウサギ抗マウス
免疫グロフリン(タコパツツ(DAKDPATTS)社
製)を1% BSA−0,OIMPBSで250倍に希
釈した溶液を、上記マイクロピペットの下端より、15
μβの目盛まで吸い上げた後、該マイクロピペットを、
温度4℃で1時間静置し、更に上記と同様にして、マイ
クロピペットの内部を洗浄した。
更に、基質溶液(4mg  o−フェニレンジアミン、
4μf!30%過酸化水素水/10mf2 クエン酸−
燐酸緩衝液)を、マイクロピペットの下端より、50μ
βの目盛まで吸い上げ、室温で30分間、暗所に静置し
た。
更に、96穴マイクロタイタートレイの各穴に2規定硫
酸溶液を50μβずつ分注し、その上に上記マイクロピ
ペット内の基質溶液を、該マイクロピペット下端より全
量滴下し、96穴マイクロタイタートレイ用アナライザ
ー(東洋側器■)で、各穴の基質溶液の490 n m
の吸光度を測定した。
測定の結果を第3図に示す。第3図から明らかな様に、
本発明の固相酵素免疫測定法では、少量の抗原あるいは
抗体溶液を用いて、従来の固相酵素免疫測定法と同様の
精度の高い分析結果を得られることがわかった。
発明の効果 以上述べてきた様な毛管および粒状体を、各々反応容器
および固相として用いることにより、本発明による固相
免疫測定法は、次に挙げる様な利点を佇する。
即ち、抗原あるいは抗体溶液の注入排出操作および、未
反応物質の洗浄操作等が、簡単かつ確実に短時間で行え
る。
また、少量の抗原(あるいは抗体)溶液の測定も可能で
ある。
さらに96穴マイクロタイタートレイでは、検体数が9
6の倍数である場合を除いて、使われない無駄な穴がで
きるが、本発明にかかる固相免疫測定法では検体数が何
検体で行っても無駄がでない。
また、多量の検体数でも場所を取らずに手早く操作でき
る。
以上の特性により、全ての操作を自動化するのに有利で
ある。
、1.1ズI tlIjの簡単な説明 添イ・4第1図は本発明の固、!:目免疫測定法で用い
る毛管の好ましい一態様を示す縦断面図を示し、添付第
2図は本発明の固相免疫測定でもちいる毛管の好ましい
別の態様を示す縦断面図を示し、また第3図は実施例の
結果を示したものである。
(主な参照番号) 1・・毛管、 2a、2b・・網状隔壁、 2c、2d・・海綿状隔壁、 3・・粒状体、 4・・溶液

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内径2mm以下の透明な毛管に透水性を有する一
    対の隔壁を設け、これらの隔壁の間に粒径のほぼ等しい
    粒状体を一定量保持せしめ、該粒状体表面に抗原または
    抗体を付着させ、該抗原または該抗体と、被験溶液中の
    抗体または抗原とを抗原抗体反応せしめることを特徴と
    する固相免疫測定法。
  2. (2)上記粒状体の粒径が、0.1〜0.5mmの範囲
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    固相免疫測定法。
  3. (3)上記毛管の内径が、0.8〜2mmの範囲である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載の固相免疫測定法。
  4. (4)上記毛管の容積が30〜150μlで、粒状体の
    量が該毛管容積の1/30〜2/3であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項
    に記載の固相免疫測定法。
  5. (5)上記粒状体が、ガラスであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載
    の固相免疫測定法。
  6. (6)上記粒状体が、ポリマーであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記
    載の固相免疫測定法。
  7. (7)上記ポリマーが、ポリスチレン、ポリエチレン、
    ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルまたはポリカーボネー
    トから選択される1種であることを特徴とする特許請求
    の範囲第6項に記載の固相免疫測定法。
  8. (8)上記粒状体が、芯材にポリマーを被覆したもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれか1項に記載の固相免疫測定法。
  9. (9)上記芯材が、金属、ガラスまたはカーボンから選
    択される1種であることを特徴とする特許請求の範囲第
    8項に記載の固相免疫測定法。
  10. (10)上記ポリマーが、ポリスチレン、ポリエチレン
    、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルおよびポリプロピ
    レンから選択される1種であることを特徴とする特許請
    求の範囲第8項または第9項に記載の固相免疫測定法。
  11. (11)上記1対の隔壁の一方が、上記毛管の下端に設
    けられ、もう一方が上端に設けられることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか1項に
    記載の固相免疫測定法。
  12. (12)上記1対の隔壁の一方が、上記毛管の下端に設
    けられ、もう一方が該毛管の中間部に設けられることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第10項のいず
    れか1項に記載の固相免疫測定法。
  13. (13)上記隔壁が、上記粒状体よりも小さな孔隙径を
    有する網目状、膜状または海綿状のいずれかであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第12項のい
    ずれか1項に記載の固相免疫測定法。
  14. (14)上記毛管に容積測定用の目盛が付けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第13項
    のいずれか1項に記載の固相免疫測定法。
  15. (15)さらに、標識付きの抗原または抗体と反応せし
    めることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第1
    4項のいずれか1項に記載の固相免疫測定法。
  16. (16)上記標識が酵素であることを特徴とする特許請
    求の範囲第15項に記載の固相免疫測定法。
  17. (17)上記標識が放射性同位元素であることを特徴と
    する特許請求の範囲第15項に記載の固相免疫測定法。
  18. (18)上記固相免疫測定法が間接法によって行われる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第15項ないし第17
    項のいずれか1項に記載の固相免疫測定法。
  19. (19)上記固相免疫測定法が二抗体サンドイッチ法に
    よって行われることを特徴とする特許請求の範囲第15
    項ないし第17項のいずれか1項に記載の固相免疫測定
    法。
  20. (20)上記固相免疫測定法が競合法によって行われる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第15項ないし第17
    項のいずれか1項に記載の固相免疫測定法。
JP1179086A 1986-01-22 1986-01-22 固相免疫測定法 Pending JPS62169055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1179086A JPS62169055A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 固相免疫測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1179086A JPS62169055A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 固相免疫測定法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62169055A true JPS62169055A (ja) 1987-07-25

Family

ID=11787713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1179086A Pending JPS62169055A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 固相免疫測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62169055A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046716A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Itoham Foods Inc. 反応容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046716A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Itoham Foods Inc. 反応容器
JPWO2006046716A1 (ja) * 2004-10-29 2008-05-22 伊藤ハム株式会社 反応容器
US7396674B2 (en) 2004-10-29 2008-07-08 Itoham Foods, Inc. Reaction vessel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4424279A (en) Rapid plunger immunoassay method and apparatus
US4458020A (en) Integrated single tube plunger immunoassay system having plural reagent chambers
FI91566C (fi) Laite solumateriaaliin liittyneen kohdeligandin määrittämiseksi
JP2731613B2 (ja) 酵素免疫測定用カートリツジ、それを用いた測定方法及び測定装置
JPH11316226A (ja) 自動測定用カートリッジ及び自動測定法
US20010007770A1 (en) Magnetic material attracting/releasing control method making use of a pipette device and various types of analyzer using the method
JPH0616047B2 (ja) 必要物が完備したイムノアツセイ要素
JP5423200B2 (ja) 分析チップおよび検体の分析方法
HU206918B (en) Analytical detecting instrument
JPH01229969A (ja) 改良されたメンブレン支持形式の免疫分析法
DK151398B (da) Apparat til immunologisk bestemmelse af antigener eller antistoffer og anvendelse af dette apparat
CN105195243B (zh) 一种肌红蛋白定量检测的磁微粒化学发光微流控芯片
JP2001318101A (ja) カートリッジ
US5120504A (en) Apparatus for immunoassays with vent chennels in the container side wall
EP0253579B1 (en) Improved apparatus and process for immunoassays
US5244635A (en) Centrifuge vessel with coaxial waste chamber having cap to prevent waste fluid transfer from the chamber into the vessel
US5427739A (en) Apparatus for performing immunoassays
RU2115122C1 (ru) Одноразовый реактор для твердофазного иммуноанализа и способ твердофазного иммуноанализа
JPS62169055A (ja) 固相免疫測定法
JPS62169054A (ja) 固相免疫測定法
EP0327786A1 (en) Method and apparatus for carrying out chemical or biochemical reactions in porous carrier phases
AU556193B2 (en) Rapid plunger immunoassay method and apparatus
JP3001994B2 (ja) 自動分析装置
EP0439917A1 (en) Apparatus for detection and semi-quantitative measurement of analytes
KR910001313B1 (ko) 면역 분석 방법 및 장치