JPS6216825A - プレス成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被成形板の一部を一方側に打ち出し成形した
突出部をそなえ、この突出部の周囲を反対方向に凹ませ
るようにしたプレス成形装置に関する。

（発明の概要） 被成形板の一部分を、第１工程で一方側に打ち出して、
突出部と、この突出部を囲む傾斜部とを成形し、第２工
程で前記傾斜部を反対側に凹ませるように屈曲成形させ
る場き、第１工程によって傾斜部に内部応力を生じてい
るため、第２工程の逆方向屈曲によりこの屈曲部に割れ
を生じゃすい。

このため、第１工程における金型が傾斜部の被成形板に
接触しないようにし、内部応力を少くして屈曲による割
れを防止するようにしたものである。

（従来の技術） たとえば、鋼板をプレス成形して第２図に示すような回
転電機用ブラケットを構成する場合は、ブラ’ｒ、、）
中央に軸受を保持するハラジングラ突設する必要がある
。このため、被成形板素材／の中央部を一方側に打ち出
して突出させ、突出部２の内周に軸受との嵌合部３を構
成させるようにしているが、軸長を短くするために突出
部２の周囲を反対方向に凹ませて凹陥部ｔを成形し、突
出部−を引き込ませるようにしている。。なお、突出部
は嵌合部をもった筒状のものでもよい。

このような形状を、７回のプレス工程で成形すると、金
型の構造が複雑になるだけでなく、凹陥部ｔを成形する
ために軸受嵌合部３になる部分も強く引き伸ばされて肉
厚が薄くなり、ハウジング強度を低下させる欠点がある
。

したがって、まず第１工程で、第３図に示すように突出
部２とその周囲に連続したつば状の傾斜部ｊを一体に形
成して打ち出すことにより、突出部２の嵌合部３の肉厚
が薄くならないようにし、第２工程で、第を図に示すよ
うに、前記傾斜部３を反対側に屈曲成形して凹陥部≠を
形成させ、突出部２を嵌合部３とともに引き込ませるよ
うにしている。

（本発明が解決しようとする問題点） しかるに、このような成形では、傾斜部ｊが第１工程の
押圧変形につづいて第２工程で再び変形屈曲され、とく
に、折り返し屈曲される凹陥部ｔの外周縁部乙に大きな
応力が加わり、この部分にキレンを生じやすい。

なお、被成形板として亜鉛メッキ鋼板を使用すると、メ
ッキ工程で鋼板が劣化されているためキレンの発生が多
い。

（問題点を解決するための手段） このため、本発明は第７エ程の成形時に、被成形板／の
傾斜部ｊが金型に接触しないようにし、金型の押圧力で
変形させることによる大きな内部応力の発生をなくシ、
素材の疲労を防ぐようにしである。

（作用） したがって、第１工程で突出部２を打ち出し成形すると
、その周囲の被成形板／は、金型との接触がないために
押圧力を受けず、自由な状態で変形され、波状に数個の
不規則なしわをもった傾斜面を榊成する。

第２工程でこの傾斜部を屈曲させると、前記しわが伸び
しるになって内部応力が少く、凹陥部ｔを素材から初め
て屈曲成形させる場合とほとんど同様に、キレンなどを
生じないで成形することができる。

（実施例） 第１図は、本発明の第１工程における金型装置を示す要
部の断面図で、／は被成形板、２は突出部、ｊは傾斜部
、１０は下型、／／は上型、／２および／３は下型１０
および上型／／の前記傾斜部分に設けたヌスミである。

下型１０の上に被成形板／を載置して上型／／を下降押
圧させると、突出部２が成形されるが、下型１０および
上型／ｌの傾斜部にヌスミ／２・／３を設けであるため
、この部分は被成形板／と金型とが接触せず被成形板／
は自由な状態で変形する。したがって、この傾斜部ｊは
金型による押圧力を受けず、僅かな伸びとともに周方向
に大きな間隔で波状になった数個のしわを有する不整面
になる。

これを従来と同様に、第２工程の金型によって傾斜部を
第１工程の押し出し方向とは反対側に押し出して凹ませ
ると、屈曲に要する伸びしるが前記しわによって補われ
、しわが伸ばされて平滑面になるとともに、内部応力が
少いため屈曲成形が容易に行われ、外周縁部乙に無理な
力が加わらずキレンや割れを発生しない。

（本発明の効果） このように、本発明は突出部と、その周囲に凹陥部を設
けてプレス成形する場合に、第１工程で突出部とその周
囲につば状に連続する傾斜部を、　　　′この傾斜部に
金型が接触しないようにして成形し、第２工程により前
記傾斜部を反対側に屈曲させて突出部を引き込ませるよ
うにしであるから、第１　　　　　　　゛工程において
傾斜部に金型による押圧力が加わらず、内部応力が小さ
く素材の疲労をなくすことができ、第２工程による屈曲
成形時に十分な伸びしろと屈曲の耐力が得られ、キレン
などを生じるおそれがなく、良好なプレス成形を行い得
る効果があり、製品の精度ならびに歩留りを向上させ生
産性を増大させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による金型の一部を示す側断面図、第２
図は成形品の例を示す側断面図、第３図は従来の第１工
程による成形品の一部を示す側断面図、第≠図は第２工
程による成形品の一部側断面図である。 ／は被成形板、２は突出部、３は嵌合部、≠は凹陥部、
夕は傾斜部、乙は凹陥部の外周縁部、１０は下型、／／
は上型、／２・／３はヌスミである。 特許出願人　　　松和金属工業株式会社第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被成形板の一部を一方側に打ち出して突出部とそ
   の周囲に連続する傾斜部を成形する第１工程と、前記傾
   斜部を反対側に屈曲成形して突出部を引き込ませた凹陥
   部を成形させる第２工程を有するプレス成形装置におい
   て、前記第１工程の成形金型が、成形時に被成形板の傾
   斜部に接触しないようにしたことを特徴とするプレス成
   形装置。
2. （２）前記第１工程の成形金型が、傾斜部の位置にヌス
   ミを設けていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のプレス成形装置。