JPS62167890A - 耐摩耗性Al合金部材 - Google Patents
耐摩耗性Al合金部材Info
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- JPS62167890A JPS62167890A JP855386A JP855386A JPS62167890A JP S62167890 A JPS62167890 A JP S62167890A JP 855386 A JP855386 A JP 855386A JP 855386 A JP855386 A JP 855386A JP S62167890 A JPS62167890 A JP S62167890A
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Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、例えば自動車用エンジンのバルブシートの
如く、耐摩耗性が要求される部位に好適に使用されるA
l合金部材に関し、特にレーザビームやTIGアーク等
の高密度エネルギー源を用いてAl合金基材表面に他の
材料を合金化(アロインク)して耐摩耗性が高い表面合
金化層を形成したAl合金部材に関するものである。
如く、耐摩耗性が要求される部位に好適に使用されるA
l合金部材に関し、特にレーザビームやTIGアーク等
の高密度エネルギー源を用いてAl合金基材表面に他の
材料を合金化(アロインク)して耐摩耗性が高い表面合
金化層を形成したAl合金部材に関するものである。
従来の技術
周知のようにAl合金は汎用されている鉄系材料等と比
較して格段に軽量であるに加え、熱伝導特性に優れ、ま
°た耐食性も優れるところから、最近では自動車等の各
種機械部品として広く使用されるようになっている。し
かしながら一般にAl合金は鉄系材料と比較して耐摩耗
性が劣り、このことが自動車等における軽ω化等を目的
として鉄系部材をAl合金部材に代える際の大きな障害
となっていた。
較して格段に軽量であるに加え、熱伝導特性に優れ、ま
°た耐食性も優れるところから、最近では自動車等の各
種機械部品として広く使用されるようになっている。し
かしながら一般にAl合金は鉄系材料と比較して耐摩耗
性が劣り、このことが自動車等における軽ω化等を目的
として鉄系部材をAl合金部材に代える際の大きな障害
となっていた。
そこで従来から、耐摩耗性が要求される部位に適用され
るAl合金部材の耐摩耗性向上策として、メッキや陽4
fA酸化処理、あるいは溶射等の表面処理を施して耐摩
耗性の高い表面処理層を形成する試みがなされているが
、いずれの場合も表面処理層の基材に対する密着性が充
分でないところから、高血圧下で使用した場合に充分な
耐久性を確保できないという欠点があった。
るAl合金部材の耐摩耗性向上策として、メッキや陽4
fA酸化処理、あるいは溶射等の表面処理を施して耐摩
耗性の高い表面処理層を形成する試みがなされているが
、いずれの場合も表面処理層の基材に対する密着性が充
分でないところから、高血圧下で使用した場合に充分な
耐久性を確保できないという欠点があった。
このような点から、本出願人は、既に特願昭59−78
996号において、Al合金基材表面をNiと硬質セラ
ミック粒子との混合粉末で被覆し、TIGアークヤレー
ザビーム等の高密度エネルギを照射して、Al合金基材
と前記混合粉末を合金化(アロインク)させ、N 13
Al、N IAl、Ni2Ai’3、NiAfa等のN
i−Al系金属間化合物からなるマトリックス中に硬質
セラミック粒子を分散させた複合層をAl合金部材表面
に形成する方法を提案している。
996号において、Al合金基材表面をNiと硬質セラ
ミック粒子との混合粉末で被覆し、TIGアークヤレー
ザビーム等の高密度エネルギを照射して、Al合金基材
と前記混合粉末を合金化(アロインク)させ、N 13
Al、N IAl、Ni2Ai’3、NiAfa等のN
i−Al系金属間化合物からなるマトリックス中に硬質
セラミック粒子を分散させた複合層をAl合金部材表面
に形成する方法を提案している。
発明が解決すべき問題点
前記提案の方法によれば、高密度エネルギ源を用いたア
ロイングによってAl合金部材の表面に耐摩耗性に浸れ
た複合層を形成することができ、またこの複合層のマト
リックスでおるNi−Al系金属間化合物は基材のへ1
合金と一体に結合されているため、高面圧下でも耐久性
が高い。しかしながら前記提案により1qられる複合層
はマトリックス(基地組成)の全体がNi−/l系金属
間化合物相となってあり、この金属間化合物相は高硬度
ではあるものの、極めて脆いため、合金化処理後の加工
が困難でめるという問題がおる。すなわち一般に合金化
処理後の表面(複合層表面)は凹凸が不可避的に生じて
いるから、これをそのままバルブシート等の機械部品に
使用することはできず、そこで表面精度を出すために通
常は合金化処理後に研磨する必要があり、また場合によ
っては研削を必要とすることもあるが、金属間化合物相
のみをマトリックスとする複合層は前述のように脆いた
め、研磨加工あるいは研削加工時にチッピングが生じた
りクラックが発生したりして、加工が困難となり、した
がって実用材料として使用するには問題があった。
ロイングによってAl合金部材の表面に耐摩耗性に浸れ
た複合層を形成することができ、またこの複合層のマト
リックスでおるNi−Al系金属間化合物は基材のへ1
合金と一体に結合されているため、高面圧下でも耐久性
が高い。しかしながら前記提案により1qられる複合層
はマトリックス(基地組成)の全体がNi−/l系金属
間化合物相となってあり、この金属間化合物相は高硬度
ではあるものの、極めて脆いため、合金化処理後の加工
が困難でめるという問題がおる。すなわち一般に合金化
処理後の表面(複合層表面)は凹凸が不可避的に生じて
いるから、これをそのままバルブシート等の機械部品に
使用することはできず、そこで表面精度を出すために通
常は合金化処理後に研磨する必要があり、また場合によ
っては研削を必要とすることもあるが、金属間化合物相
のみをマトリックスとする複合層は前述のように脆いた
め、研磨加工あるいは研削加工時にチッピングが生じた
りクラックが発生したりして、加工が困難となり、した
がって実用材料として使用するには問題があった。
この発明は以上の事情を背景としてなされたものでおり
、前記提案の問題点を解決して、合金化処理後の加工の
困難を招くことなく、高血圧下、高温条件下においても
著しく耐摩耗性の優れたAl合金部材を提供することを
目的とするもので必る。
、前記提案の問題点を解決して、合金化処理後の加工の
困難を招くことなく、高血圧下、高温条件下においても
著しく耐摩耗性の優れたAl合金部材を提供することを
目的とするもので必る。
問題点を解決するための手段
この発明のAl合金部材は、A2合金基材の表面にNi
のみならず硬質な窒化物すなわちTiN(窒化チタン>
、ZrN(窒化ジルコニウム)、VN(窒化バナジウム
) 、TaN (窒化タンタル)のうちから選ばれた1
種または2種以上の窒化物をも同時に合金化することに
より硬質窒化物相を表面層に分散させて、耐摩耗性を一
層向上させ、しかもその合金化に必たり、最終的に得ら
れる合金化層(複合層)の基地組織の全体がN i −
A、&系金属間化合物相となってしまわないように、す
なわちNi−Al系金属間化合物相とA2合金相とが混
在した組織を有する複合層となるようにその層中の平均
Ni濃度を設定し、これによって前記提案の如きNr−
All系合金化化合物相脆さの問題を解決し、加工性を
確保するもので市る。
のみならず硬質な窒化物すなわちTiN(窒化チタン>
、ZrN(窒化ジルコニウム)、VN(窒化バナジウム
) 、TaN (窒化タンタル)のうちから選ばれた1
種または2種以上の窒化物をも同時に合金化することに
より硬質窒化物相を表面層に分散させて、耐摩耗性を一
層向上させ、しかもその合金化に必たり、最終的に得ら
れる合金化層(複合層)の基地組織の全体がN i −
A、&系金属間化合物相となってしまわないように、す
なわちNi−Al系金属間化合物相とA2合金相とが混
在した組織を有する複合層となるようにその層中の平均
Ni濃度を設定し、これによって前記提案の如きNr−
All系合金化化合物相脆さの問題を解決し、加工性を
確保するもので市る。
具体的には、この発明の耐摩耗性へ2合金部材は、耐摩
耗性が要求される部位のA!合金基材表面に、T i
N、ZrN、VN、TaNのうちから選ばれた1種また
は2種以上の窒化物とN iとを合金化することによっ
て、Al合金マトリックスにNi−Al系金属間化合物
および窒化物硬質相が晶出した、平均Ni濃度が10〜
40重Φ%、窒化物硬質相の平均濃度が0.5〜30重
量%の複合層をAl合金基材表面に形成したことを特徴
とするもので必る。
耗性が要求される部位のA!合金基材表面に、T i
N、ZrN、VN、TaNのうちから選ばれた1種また
は2種以上の窒化物とN iとを合金化することによっ
て、Al合金マトリックスにNi−Al系金属間化合物
および窒化物硬質相が晶出した、平均Ni濃度が10〜
40重Φ%、窒化物硬質相の平均濃度が0.5〜30重
量%の複合層をAl合金基材表面に形成したことを特徴
とするもので必る。
作 用
この発明の合金部材は、前述のようにA2合金基材の表
面に高密度エネルギ源を用いてNiおよびTiN等の硬
質窒化物を合金化(アロインク)して、Al合金基地中
にNi−Al系金属間化合物および窒化物硬質相を晶出
させた複合層、すなわらAl合金相とNi−Al系金属
間化合物相および窒化物硬質相とが混ざり合った複合層
を形成したものでおる。
面に高密度エネルギ源を用いてNiおよびTiN等の硬
質窒化物を合金化(アロインク)して、Al合金基地中
にNi−Al系金属間化合物および窒化物硬質相を晶出
させた複合層、すなわらAl合金相とNi−Al系金属
間化合物相および窒化物硬質相とが混ざり合った複合層
を形成したものでおる。
ここで、Ni−Al系金属間化合物としては、主として
N!A!、3おJ:びNi2AZ3の2.伸頌の化合物
が晶出する。すなわち通常は拶合芒における平均Ni濃
度がNiおにび7M’の合計最に対し28患徂%以下の
場合にはNlAl3が晶出し、28Φ屯%以上の場合に
はNiAl3およびN !2 Al3が晶出する。これ
らのN i −All合金居間化合物、いずれも高硬度
であって、耐摩耗性および耐熱性を高める作用を果たす
。またT i N、ZrN、VN、TaNのような窒化
物も勿論極めて硬質であり、したがってこれらのうちか
ら選ばれた1種または2種以上の窒化物硬質相が微細に
分散晶出することによって耐摩耗性をより一層向上させ
る19割を果たす。一方複合層中のAl合金マトリック
ス相は後述するように各種固溶元素が固)容したα−八
へ相を主体とするものであり、このα−八へ相は軟質で
あるため複合層仝休の加工性を向上させる作用を果たす
。すなわち、N ! −AZ系金属間化合物相および窒
化物硬質相とAl合金マトリックス相とが共存すること
によって、優れた耐摩耗性および耐熱性を得ると同時に
基地組織がNi−Al系金属間化合物相のみの場合と比
較して烙段に優れた加工性を(qることができる。
N!A!、3おJ:びNi2AZ3の2.伸頌の化合物
が晶出する。すなわち通常は拶合芒における平均Ni濃
度がNiおにび7M’の合計最に対し28患徂%以下の
場合にはNlAl3が晶出し、28Φ屯%以上の場合に
はNiAl3およびN !2 Al3が晶出する。これ
らのN i −All合金居間化合物、いずれも高硬度
であって、耐摩耗性および耐熱性を高める作用を果たす
。またT i N、ZrN、VN、TaNのような窒化
物も勿論極めて硬質であり、したがってこれらのうちか
ら選ばれた1種または2種以上の窒化物硬質相が微細に
分散晶出することによって耐摩耗性をより一層向上させ
る19割を果たす。一方複合層中のAl合金マトリック
ス相は後述するように各種固溶元素が固)容したα−八
へ相を主体とするものであり、このα−八へ相は軟質で
あるため複合層仝休の加工性を向上させる作用を果たす
。すなわち、N ! −AZ系金属間化合物相および窒
化物硬質相とAl合金マトリックス相とが共存すること
によって、優れた耐摩耗性および耐熱性を得ると同時に
基地組織がNi−Al系金属間化合物相のみの場合と比
較して烙段に優れた加工性を(qることができる。
なお本発明者等は既に別の特許出願において、窒化物を
加えず、NiのみをAl合金暴基材面に合金化して、A
l合金マトリックス中にNi−All合金居間化合物晶
出させかつ平均Ni1度を10〜40重但%と型温複合
層を形成したAl合金部材を提案しているが、このよう
にNi単独の場合と比較してこの発明では硬質窒化物を
併せて合金化して窒化物硬質相をも晶出させることによ
り−S耐摩耗性が向上する。
加えず、NiのみをAl合金暴基材面に合金化して、A
l合金マトリックス中にNi−All合金居間化合物晶
出させかつ平均Ni1度を10〜40重但%と型温複合
層を形成したAl合金部材を提案しているが、このよう
にNi単独の場合と比較してこの発明では硬質窒化物を
併せて合金化して窒化物硬質相をも晶出させることによ
り−S耐摩耗性が向上する。
但し、前記複合層中の平均Ni濃度が40重間%を越え
れば、複合層全体がNi−/M系金属間化合物相のみと
なってしまい、複合層が脆くなって加工が困難となる。
れば、複合層全体がNi−/M系金属間化合物相のみと
なってしまい、複合層が脆くなって加工が困難となる。
一方複合層中の平均Ni濃度が10重四%未満の場合に
は、Nr−Ax系金金属間化合物晶出量が極めて少なく
なって相対的にAl合金相の割合が大きくなり、その結
果一部の材料(例えばバルブ材として用いられているC
0−Cr合金など)を相手材とした場合に摩擦によって
凝着を生じ、摩擦部分に使用される耐摩耗部材として不
適当となる。したがって複合層中の平均Ni濃度は10
〜40重間%の範囲内とする必要がおる。また複合層中
の窒化物硬質相の平均濃度が0.5型温%未満では硬質
窒化物を加えることによる耐17粍性向上効果が充分に
発揮されず、一方窒化物硬質相の平均濃度が30重量%
を越えれば相手攻撃性か高くなって相手部材の摩耗が大
きくなる。
は、Nr−Ax系金金属間化合物晶出量が極めて少なく
なって相対的にAl合金相の割合が大きくなり、その結
果一部の材料(例えばバルブ材として用いられているC
0−Cr合金など)を相手材とした場合に摩擦によって
凝着を生じ、摩擦部分に使用される耐摩耗部材として不
適当となる。したがって複合層中の平均Ni濃度は10
〜40重間%の範囲内とする必要がおる。また複合層中
の窒化物硬質相の平均濃度が0.5型温%未満では硬質
窒化物を加えることによる耐17粍性向上効果が充分に
発揮されず、一方窒化物硬質相の平均濃度が30重量%
を越えれば相手攻撃性か高くなって相手部材の摩耗が大
きくなる。
したがって複合層中の窒化物硬質相の平均濃度)ま0.
5〜30重但%型温囲内とした。
5〜30重但%型温囲内とした。
なおA2合金基材としては機械部品等に使用されている
任意のAl合金を用いることができる。
任意のAl合金を用いることができる。
また前述の説明ではNi−Al系金属間化合物相以外の
部分を一括してAl合金マトリックス相と称したが、基
材として用いるAl合金の成分によっては実際には各種
合金元素が固溶したα−Al相のみならず、そのα−A
l相中にMg−Af’系化合物めるいはCu−Al>系
化合物相等が晶出する場合もめることは勿論でおる。
部分を一括してAl合金マトリックス相と称したが、基
材として用いるAl合金の成分によっては実際には各種
合金元素が固溶したα−Al相のみならず、そのα−A
l相中にMg−Af’系化合物めるいはCu−Al>系
化合物相等が晶出する場合もめることは勿論でおる。
なおまた、上述のような複合層はAl基材表面層とNi
との合金化によって形成されたもので必るから、へ1塁
材の母材部分との密着性は充分におり、したがって高面
圧下においても高い耐久性を示す。
との合金化によって形成されたもので必るから、へ1塁
材の母材部分との密着性は充分におり、したがって高面
圧下においても高い耐久性を示す。
以上のようなAl合金部材を製造づるにあたっては、先
ずAl合金部材のうち耐摩耗性が要求される部位のAl
合金蟇基材面をNiおよびTiN等の硬質窒化物の混合
物で被覆する。その被覆手段としては、例えば溶射法、
メッキ法、めるいはスラリー塗布法などを用いることが
できる。このようにしてNi+硬質窒化物の被覆層を形
成した後、その表面にTIGアーク、レーザビームおる
いは電子ビームなどの高田度エネルギを照射して急速短
時間加熱し、Ni十硬質窒化物被覆層とその下側のAl
合金基材の一部(所要深さまでの部分)を溶融させ、合
金化させる。この合金化にあたっては、合金化層(複合
層)中の平均Ni濃度を10〜40重量%の範囲内に収
めるべく、Ni+硬質窒化物被覆層の厚みに対するAl
合金塁材の溶融深さか適切な深さとなるように高凹度エ
ネルギ照射条件(出力や基材とエネルギ源との相対移動
速度など)を適切に設定することが肝要で市る。
ずAl合金部材のうち耐摩耗性が要求される部位のAl
合金蟇基材面をNiおよびTiN等の硬質窒化物の混合
物で被覆する。その被覆手段としては、例えば溶射法、
メッキ法、めるいはスラリー塗布法などを用いることが
できる。このようにしてNi+硬質窒化物の被覆層を形
成した後、その表面にTIGアーク、レーザビームおる
いは電子ビームなどの高田度エネルギを照射して急速短
時間加熱し、Ni十硬質窒化物被覆層とその下側のAl
合金基材の一部(所要深さまでの部分)を溶融させ、合
金化させる。この合金化にあたっては、合金化層(複合
層)中の平均Ni濃度を10〜40重量%の範囲内に収
めるべく、Ni+硬質窒化物被覆層の厚みに対するAl
合金塁材の溶融深さか適切な深さとなるように高凹度エ
ネルギ照射条件(出力や基材とエネルギ源との相対移動
速度など)を適切に設定することが肝要で市る。
実施例
実施例 1
鋳物用アルミニウム合金として知られるJISAC2B
のAl合金(CLJ 3.10%、Si、32%、MC
20,34%、Zn0.01%、Fe0.43%、Mn
O,30%、残部Al>からなる60mmx 25mm
x8mmの試片の表面に、第1表の記号Aで示すように
i!Ni粉末75重量%、TAN粉25重置%の混合粉
末を溶射した後、TIGアークによって溶射層と母材の
Al合金とを平均N+濃度が10〜40重邑%の範囲内
となるような条件で合金化させた。合金化によって形成
された複合層の表面を研磨した後、大成式迅速摩耗試験
が行なえる寸法、形状に試片を仕上げた。その後大成式
迅速摩耗試験を行なうとともに、複合層の組成分析を行
なった。
のAl合金(CLJ 3.10%、Si、32%、MC
20,34%、Zn0.01%、Fe0.43%、Mn
O,30%、残部Al>からなる60mmx 25mm
x8mmの試片の表面に、第1表の記号Aで示すように
i!Ni粉末75重量%、TAN粉25重置%の混合粉
末を溶射した後、TIGアークによって溶射層と母材の
Al合金とを平均N+濃度が10〜40重邑%の範囲内
となるような条件で合金化させた。合金化によって形成
された複合層の表面を研磨した後、大成式迅速摩耗試験
が行なえる寸法、形状に試片を仕上げた。その後大成式
迅速摩耗試験を行なうとともに、複合層の組成分析を行
なった。
また、合金化すべき混合粉末として第1表の記号Bで示
すようにNi粉末およびZrN粉末の混合粉末を用いた
場合と、記号Cで示すようにNi粉末およびVN粉末の
混合粉末を用いた場合と、記@Dで示すようにNi粉末
およびTaN粉末の混合粉末を用いた場合と、記号Eで
示すようにNi粉末、TiN粉末、ZrN粉末の混合粉
末を用いた場合と、記号Fで示すようにNi粉末、Ti
N粉末、VN粉末の混合粉末を用いた場合、以上の各ケ
ースについて前記と同様な条件で合金化を行ない、その
後複数層の摩耗試験と組成分析に供した。
すようにNi粉末およびZrN粉末の混合粉末を用いた
場合と、記号Cで示すようにNi粉末およびVN粉末の
混合粉末を用いた場合と、記@Dで示すようにNi粉末
およびTaN粉末の混合粉末を用いた場合と、記号Eで
示すようにNi粉末、TiN粉末、ZrN粉末の混合粉
末を用いた場合と、記号Fで示すようにNi粉末、Ti
N粉末、VN粉末の混合粉末を用いた場合、以上の各ケ
ースについて前記と同様な条件で合金化を行ない、その
後複数層の摩耗試験と組成分析に供した。
以上の実施例A−FのAl合金部材における複合層の成
分組成分析結果は、第1表中に示す通りであった。
分組成分析結果は、第1表中に示す通りであった。
第 1 表
一方、比較材1として従来から自動車エンジンのバルブ
シート材として用いられている鉄系焼結材料(C0,7
0〜1.20%、MO4,0〜6.5%、CO7〜10
%、Pb10〜22%、Fe残部)を用意し、さらに比
較材2として、JIS AC2BのAl合金塁材表面
にTIGアークによりNiのみを合金化して、重量%で
Al−34%Ni−5%3i−2%Cuの成分組成の複
合層を形成したAl合金部材を用意した。
シート材として用いられている鉄系焼結材料(C0,7
0〜1.20%、MO4,0〜6.5%、CO7〜10
%、Pb10〜22%、Fe残部)を用意し、さらに比
較材2として、JIS AC2BのAl合金塁材表面
にTIGアークによりNiのみを合金化して、重量%で
Al−34%Ni−5%3i−2%Cuの成分組成の複
合層を形成したAl合金部材を用意した。
これらの本発明実施例材A−Fおよび比較’rA 1.
2についての大成式迅速摩耗試験結果を第1図に示す。
2についての大成式迅速摩耗試験結果を第1図に示す。
なお大成式迅速摩耗試験の試験条件は、相手材を5UH
I 1とし、最終荷重6.3J、すべり速度0.31
m/See、すべり距離100 mとシタ。
I 1とし、最終荷重6.3J、すべり速度0.31
m/See、すべり距離100 mとシタ。
第1図から、この発明による実施例A〜Fの場合には、
従来のバルブシート材である比較材1と比較して大成式
迅速摩耗試験にあける摩耗痕面積が小ざく、従来の比較
材1より優れた耐摩耗性を有し、しかもNiのみを合金
化した比較vJ’ 2と比へても耐摩耗性が優れている
ことが明らかである。
従来のバルブシート材である比較材1と比較して大成式
迅速摩耗試験にあける摩耗痕面積が小ざく、従来の比較
材1より優れた耐摩耗性を有し、しかもNiのみを合金
化した比較vJ’ 2と比へても耐摩耗性が優れている
ことが明らかである。
ここで、この発明の実施例材のNi濃度と比較材2のN
i濃度はほぼ同等であり、したがってNiと同時にTi
Nその他の硬質窒化物を合金化することによって一層耐
摩耗性が向上したことが明らかである。
i濃度はほぼ同等であり、したがってNiと同時にTi
Nその他の硬質窒化物を合金化することによって一層耐
摩耗性が向上したことが明らかである。
なお以上の実施例において、合金化処理後の研磨加工に
おいては特にクラックやチッピングが生じることなく、
円滑に研磨加工を行なうことができた。
おいては特にクラックやチッピングが生じることなく、
円滑に研磨加工を行なうことができた。
なおまた、別に本発明実施例材の複合層の組織について
、光学顕微鏡およびEPMAによる12寮を行なったと
ころ、Al合金マトリックス相としてのα−Al相中に
Ni−Al系金属間化合物であるNiAl5および/ま
たはNi2Aj23が均一に晶出するとともに微細な窒
化物硬質相が均一に分散晶出していることが確認された
。
、光学顕微鏡およびEPMAによる12寮を行なったと
ころ、Al合金マトリックス相としてのα−Al相中に
Ni−Al系金属間化合物であるNiAl5および/ま
たはNi2Aj23が均一に晶出するとともに微細な窒
化物硬質相が均一に分散晶出していることが確認された
。
実施例 2
合金化するべき混合粉末として、純Ni粉末とT i
N粉末との混合粉末を用いた場合と、純Ni粉末とZ
r N !!>)末との混合粉末を用いた場合と、純N
i粉末とVN粉末を用いた場合と、純Ni粉末とTaN
粉末との混合粉末を用いた場合とについて、それぞれ窒
化物粉末の配合量を変えて、種々の社の窒化物硬質相を
有するNi合金化複合層をへ1基材表面に形成した。そ
の他の合金化の条件は実施例1と同様である。なおいず
れの窒化物を含む混合粉末を合金化した場合もその複合
層中のNi濃度は30±5重量%である。
N粉末との混合粉末を用いた場合と、純Ni粉末とZ
r N !!>)末との混合粉末を用いた場合と、純N
i粉末とVN粉末を用いた場合と、純Ni粉末とTaN
粉末との混合粉末を用いた場合とについて、それぞれ窒
化物粉末の配合量を変えて、種々の社の窒化物硬質相を
有するNi合金化複合層をへ1基材表面に形成した。そ
の他の合金化の条件は実施例1と同様である。なおいず
れの窒化物を含む混合粉末を合金化した場合もその複合
層中のNi濃度は30±5重量%である。
以上のようにして得られた種々の窒化物量のAl合金部
材複合層について大成式迅速摩耗試験を行なった結果を
窒化物量に応じて第2図に示す。
材複合層について大成式迅速摩耗試験を行なった結果を
窒化物量に応じて第2図に示す。
なおこの場合の試験条件は実施例1の場合と同じである
。
。
一方、各Al合金部材複合層の摩擦時における相手材へ
の攻撃性を次のようにして調べた。すなわち大成式迅速
摩耗試験のローターに上述のように複合層が生成された
Al合金部材を用い、プレートにJIS規格5UH11
材を用い、そのプレートの摩耗痕面積で複合層の相手攻
撃性を評価した。その結果を第3図に示ず。
の攻撃性を次のようにして調べた。すなわち大成式迅速
摩耗試験のローターに上述のように複合層が生成された
Al合金部材を用い、プレートにJIS規格5UH11
材を用い、そのプレートの摩耗痕面積で複合層の相手攻
撃性を評価した。その結果を第3図に示ず。
第2図から明らかなように複合層中の窒化物量が0.5
重量%未満では複合層の摩耗痕面積が大きく、充分な耐
摩粍性が得られないことがわかる。
重量%未満では複合層の摩耗痕面積が大きく、充分な耐
摩粍性が得られないことがわかる。
窒化物量が多くなるほど複合層の摩耗痕面積が少なくな
って耐摩耗性が向上しているが、第3図に示すように複
合相中の窒化物・量が30重量%を越えれば相手材攻撃
性が増すことがわかる。したがってこの発明では既に述
べたように複合層中の窒化物量を0.5〜30重量%の
範囲としたのである。なお第3図では窒化物としてTi
Nを用いた場合のみについて示しているが、他の窒化物
の場合も同様であることが確認されている。
って耐摩耗性が向上しているが、第3図に示すように複
合相中の窒化物・量が30重量%を越えれば相手材攻撃
性が増すことがわかる。したがってこの発明では既に述
べたように複合層中の窒化物量を0.5〜30重量%の
範囲としたのである。なお第3図では窒化物としてTi
Nを用いた場合のみについて示しているが、他の窒化物
の場合も同様であることが確認されている。
実施例 3
合金化させるぺぎ混合粉末として、純Ni粉末のみを用
いた場合および純Ni粉末とTiN粉末との混合粉末を
用いた場合について、それぞれ合金化後の複合層のNi
量が変化するようにして、合金化を行なった。その他の
条件は実施例1の場合と同様でおる。なお複合層中のT
i N9度はγ±2重但型温める。
いた場合および純Ni粉末とTiN粉末との混合粉末を
用いた場合について、それぞれ合金化後の複合層のNi
量が変化するようにして、合金化を行なった。その他の
条件は実施例1の場合と同様でおる。なお複合層中のT
i N9度はγ±2重但型温める。
実施例1と同様にしてAl合金部材複合層の耐摩耗性を
大成式迅速摩耗試験により調べた結果を、複合層のNi
濃度に対応して第4図に示す。第4図から、Ni濃度が
10重量%では充分な#4摩耗性が得られないことが判
る。なお第4図では窒化物としてTiNを用いた場合の
みについて示したが、他の窒化物を用いた場合も同様で
あった。
大成式迅速摩耗試験により調べた結果を、複合層のNi
濃度に対応して第4図に示す。第4図から、Ni濃度が
10重量%では充分な#4摩耗性が得られないことが判
る。なお第4図では窒化物としてTiNを用いた場合の
みについて示したが、他の窒化物を用いた場合も同様で
あった。
発明の効果
以上の説明で明らかなようにこの発明のA2合金部材は
、Al合金基材表面にNiおよびTiN等の硬質窒化物
を合金化させて、Al合金マトリックス中にNi−Al
系金属間化合物および窒化物硬質相を晶出させて、平均
Ni濃度を10〜40重間%、窒化物硬質相の平均濃度
を0.5〜30重通%の範囲内とした複合層を形成した
ものであるから、耐摩耗性および耐熱性が高いと同時に
加工性も良好であり、したがって高血圧下、高温条件下
で耐摩耗性が要求される部位に使用して著しく例れた耐
摩耗性、耐久性を発揮できると共に、実際部品に適用す
るための研磨加工あるいは研削加工等をも容易になし得
る利点を有する。
、Al合金基材表面にNiおよびTiN等の硬質窒化物
を合金化させて、Al合金マトリックス中にNi−Al
系金属間化合物および窒化物硬質相を晶出させて、平均
Ni濃度を10〜40重間%、窒化物硬質相の平均濃度
を0.5〜30重通%の範囲内とした複合層を形成した
ものであるから、耐摩耗性および耐熱性が高いと同時に
加工性も良好であり、したがって高血圧下、高温条件下
で耐摩耗性が要求される部位に使用して著しく例れた耐
摩耗性、耐久性を発揮できると共に、実際部品に適用す
るための研磨加工あるいは研削加工等をも容易になし得
る利点を有する。
したがってこの発明のAl合金部材は、例えばAl合金
製シリンダヘッドのバルブシート、7M合金製シフトフ
ォークの爪部、Al合金製シリンダライナ、Al合金製
ロッカアームのパッド等に適用して好適なものである。
製シリンダヘッドのバルブシート、7M合金製シフトフ
ォークの爪部、Al合金製シリンダライナ、Al合金製
ロッカアームのパッド等に適用して好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例材1における実施例材A−%
および比較材1.2の摩耗試験結果を示すグラフ、第2
図は実施例2において複合層中の窒化物濃度が耐摩耗性
に及ぼす影響を示すグラフ、第3図は同じ〈実施例2に
おいて複合層中の窒化物濃度が相手攻撃性に及ぼり影響
を示すグラフ、第4図は実施例3において複合層中のN
i濃度が耐摩耗性に及ぼす影響を示すグラフである。 出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) 第1図 着 第2図 窒化布量(wt%)
および比較材1.2の摩耗試験結果を示すグラフ、第2
図は実施例2において複合層中の窒化物濃度が耐摩耗性
に及ぼす影響を示すグラフ、第3図は同じ〈実施例2に
おいて複合層中の窒化物濃度が相手攻撃性に及ぼり影響
を示すグラフ、第4図は実施例3において複合層中のN
i濃度が耐摩耗性に及ぼす影響を示すグラフである。 出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) 第1図 着 第2図 窒化布量(wt%)
Claims (1)
- 耐摩耗性が要求される部位のAl合金基材の表面に、
TiN、ZrN、VN、TaNのうちから選ばれた1種
または2種以上の窒化物とNiとを合金化することによ
り、Ni−Al系金属間化合物相および窒化物硬質相を
Al合金マトリツクス中に晶出させて平均Ni濃度を1
0〜40重量%、窒化物硬質相の平均濃度を0.5〜3
0重量%とした複合層をAl合金基材表面に形成したこ
とを特徴とする耐摩耗性Al合金部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP855386A JPS62167890A (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 耐摩耗性Al合金部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP855386A JPS62167890A (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 耐摩耗性Al合金部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62167890A true JPS62167890A (ja) | 1987-07-24 |
Family
ID=11696308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP855386A Pending JPS62167890A (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 耐摩耗性Al合金部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62167890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160215383A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-07-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Amorphous and nano nitride composite thin film, method for forming the same, and electronic device having the same |
-
1986
- 1986-01-18 JP JP855386A patent/JPS62167890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160215383A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-07-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Amorphous and nano nitride composite thin film, method for forming the same, and electronic device having the same |
US10087514B2 (en) * | 2015-01-27 | 2018-10-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Amorphous and nano nitride composite thin film, method for forming the same, and electronic device having the same |
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