JPS62167571A - 液体の採取又は注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ヒト又は動物の体からの液体の採取、排出部しまそれら
への注入に関し、さらに詳しくは、限定的ではないが、
カニユーレを通しての静脈採取又しよ注入において使用
するための装置、及びこの装置をカテーテルに連結する
だめのアダプターＧこ関する。

〔従来の技術〕

装置における液体の採取又は注入のためにカニユーレが
使用されることがよく知られており、この装置において
は、カニユーレがチャンクく−と連絡しており、このチ
ャンバーは針又はカテーテルがカニユーレに通るための
１又は複数の口を有する。このような装置において、カ
テーテルにより液の排出部又は供給部に連結することに
より液を採取し又は注入することができる。このような
装置において、チャンバー又はカテーテル中に気泡が生
ずることが従来問題となっていた。他の問題は、装置を
カテーテル等に連結する間に液が失われること、及びあ
る状況下では、例えば感染性の患者の体から血液を採取
する場合、又は災害に関連する潜在的に刺激性の薬剤を
患者及び手術者に供給する場合に、液のロスが災害を生
じさせる可能性があることである。

〔本発明の説明〕

本発明によれば、ヒト又は動物の体から液体を採取し又
はこれらに液体を注入するために使用する装置であって
、流体を受理するためのチャンク＼−及び該チャンバー
及び連絡するカニユーレを有し、開放条件下で該チャン
バーを液体の供給源又は排出先と連絡しそして閉止条件
下でこれらから該チャンバーを封止するように機能する
少なくとも１つの弁手段、及び前記チャンバーから空気
が脱出することを許容するがしかし該チャンバーから液
体が脱出することを防止する少なくとも１つのチャンバ
ーガス抜き手段を含むことを特徴とする装置が開示され
る。

好ましくは、前記ガス抜き手段は、疎水性材料の空気透
過性障壁を有する疎水性フィルターである。

好ましくは、この材料は０．２〜０．５ミクロンの範囲
の孔サイズを有するポリテトラフルオロエチレンである
。

好ましくは、前記弁手段又はその内の１つが、長い部材
が該弁手段を貫通してチャンバー及びカニユーレを通っ
て直線的に延びることを許容する位置及び方向に配置さ
れている。このような配置の利点は、導入針がチャンバ
ー及びカニユーレを通して体に挿入され、このためにカ
ニユーレが体に導入され、又はプローブカテーテルがチ
ャンバーを通って、そしてさらにすでに導入されている
カニユーレを通して挿入され、こうして体内に延びるこ
とができる点である。

好ましくは、前記カニユーレがチャンバーの１端と連絡
し、第１弁手段がチャンバ〜の反対の末端に位置して長
い部材を収容できるようになっており、そして第２弁手
段がチャンバーの側方口中の中間的位置に位置している
。この配置の利点は、液体を注入又は採取するための第
２の手段が、第２弁手段を通して設けられることである
。

好ましくは、前記カニユーレがチャンバーの１端と連絡
し、そしてガス抜き手段がチャンバーの反対の末端に又
はこれに隣接して配置され、その結果使用の際にガス抜
き手段が身体から可能な限り遠くに配置され、そしてそ
の結果使用に際してガス抜き手段がチャンバーの最上部
分がら空気を放出する。この配置の利点は、ガス抜き手
段が気泡を除去するために最適な位置に存在することで
ある。

この装置の弁手段は便利には中央刺入を有するエラスト
マー膜から成り、この膜は共動するダクト部材により刺
穴部位において貫通されることができ、これによって弁
手段の開放条件下で膜を通る流れを提供し、そして弁手
段の閉止条件下で部材の取り外しの際自己閉止する。

この明細書において刺入とは、膜がすでに例えば針によ
り刺し通されており、なんらの変形力も存在しない場合
、膜のエラストマー性により自己封止作用を発揮するも
のを示す。

好ましくは、この膜においては、チャンバーに関して外
側の表面が装置の周囲外部表面と実質上同じレベルにあ
る。この配置は、細菌捕捉体として機能するものの蓄積
を防止する。

好ましくは、この装置は、弁手段の開放条件下で共動部
材を装置に固定する手段を含み、こうして共動部材が装
置に支持されそして確保される。

便利には、この固定手段はネジ固定装置であり、このも
のは連結の間に制御された貫通力を該部材に与えるとい
う追加の利点を有する。

好ましくは、膜は未硬化ゴム材料、例えばガムストック
である。

この発明の他の観点によれば、刺穴部位において膜に貫
通するために使用される遠位末端を有する共動ダクト部
材及びダクト部材の近位末端をカテーテルに連結するた
めの手段を含んで成るアダプターであって、装置と共に
使用されるものが開示される。ここで、カテーテルなる
語は、供給セントもしくは排液セントのチューブ、又は
連結装置を有する注射器、あるいは液の採取、排出又は
注入において使用される任意の他のタイプのチューブを
包含するものと意図される。

この様なアダプターは、装置中にフラッシュ固定膜を使
用する場合、及び常用のカテーテル連結装置が使用され
、アダプターが便利に連結装置を含む場合に特に有利で
ある。

有利には、このようなアダプター中のダクト部材は装置
に連結されない場合にはその遠位端において封止可能で
あって液体のロスが防止され、そしてダクト部材からの
液の脱出を防止しながらダクト部材からの空気の脱出を
許容するダクトガス抜き手段を含む。これは、例えばア
ダプターが装置に連結される前に注入液に連結される場
合に有用である。

好ましくは、アダプターは疎水性フィルターを有する脱
着可能なキャップを含む。便利には、キャップはネジに
よりアダプンーにはめ込まれる。

次に、この発明を図面に言及しながら具体的に説明する
。

第１図の装置はチャンバー（１）及びカニユーレ（２）
を有する。膜（３）を有する弁手段が該カニユーレ（２
）の反対側でありこれと直線的位置に配置され、そして
中央刺入（４）を有する。

膜材料は未硬化天然ゴムであり、そしてこの例にチャン
バーフィルター（５）を有するガス抜き手段はチャンバ
ーの側部口（６）を塞ぎ、そして０．２ミクロンの孔サ
イズを有するポリテトラフルオロエチレン障壁を有する
。

翼（７）はチャンバーのいずれかの側止から延び、これ
は例えば接着テープ手段により装置を身体（図示されて
いない）に取り付けることを容易にするためのものであ
る。

アダプター（８）は、刺入（４）において膜（３）を貫
通ずるのを容易にするために先細にされたダクト部材（
９）を含む。アダプターは、装置上の雄実状部（１１）
に適合するアダプター上の雌ねじ（１０）を有するねじ
式締結具により装置に固定され、これによりネジのかみ
合いの間にダグ１一部材が膜を通って漸進する。

雌連結具１３を存するカニユーレ（１２）は雄連結具１
４とかみ合うことによりアダプター（８）に連結される
。

アダプター８は、第３図及び第４図に示すように脱着可
能なキャップ（１５）を有し、このため第３図に示す封
止された配置において、このキャップはネジ連結器１６
によりアダプターに対して封止される。キャップ（１５
）は０．２ミクロンの孔サイズのポリテトラフルオロエ
チレンの障壁を有する疎水性キャップフィルター（１７
）を含む。

第５図において、キャップ（１５）を伴わないアダプタ
ー（８）が装置に連結されており、ダクト部材（９）は
膜（３）を貫いて延びこれによりチャンハーと連絡する
流路を形成することを示している。

第６図は、シリコンゴム弁（１９）を収容する追加の側
部口（１８）を有する他の装置を示す。この態様におい
ては、カニユーレの反対側の弁手段（２０）もシリコン
ゴム製である。

第１図〜第５図中に示す装置及びアダプター（８）は、
例えば、カニユーレを患者に挿入しそしてアダプターを
供給セットのチコ、−ブを有するカテーテルに連結する
ことにより、静脈内注入をヒトの患者に適用する場合に
使用される。カニユーレはスチール針であることができ
、この場合にはカニユーレの挿入は直接注入であること
ができ、あるいはカニユーレはプラスチック材料である
ことができ、この場合にはカニコ、−し挿入ば導入針の
使用を必要とする。この導入針がまず刺入（４）におい
て膜（３）を通して挿入され、カニユーレ（２）を通っ
て延び、そして次にカニコーーレの挿入の後に除去され
る。

チャンバー（１）はカニユーレの挿入の際逆流チャンバ
ーとして機能し、従ってチャンバーに血液が入ったこと
が観察できるようにチャンバーは好ましくは透明材料製
である。逆流の間、空気はチャンバーフィルター（５）
を通って放出され、このチャンバーフィルターはその疎
水性のために血液のロスを回避する。フィルター（５）
の孔サイズは細菌の侵入を防止する０、２ミクロンのオ
ーダーに選択され、そしてフィルターの材料は非毒性で
あるようにそしてチャンバーの内容物と非反応性である
ように選択され、例えばポリテトラフルオロエチレンで
ある。

容積流体注入（ｖｏｌｕｍｅ　ｆｌｕｉｄ　１ｎｆｕｓ
ｉｏｎ）のため、アダプター（８）を装置に連結する前
に供与セントのチューブ及びアダプターに注入液を注入
する。

これは、雄連結器及び雌連結器（１４及び１３）を用い
て、アダプターに固定されたキャップ（１５）を伴って
アダプターをチューブに連結することにより行われる。

次に、供与セントからの液がチューブに提供され、そし
てこの液がチューブ及びアダプターを完全に満たし、空
気はフィルター（１７）を通して排出される。キャップ
（１５）中での疎水性フィルター（１７）の使用により
、開始操作の間に液が失われないことが保証され、そし
て０．２ミクロンの孔サイズを有するポリテトラフルオ
ロエチレンのフィルターの使用により、液が細菌により
汚染されないことが保証される。

液が満たされたアダプター及びチューブを装置に連結す
るため、軟質プラスチック材料製のチューブ（１２）を
アダプターの近くにおいて鉗子で止め、そして次にキャ
ップ（１５）を除去する。液の流れを防止するようにチ
ューブが適切に止められておれば、この段階で液体のロ
スは生じないであろう。

次に、キャップを廃棄することができる。好ましくはこ
れは使い捨て製品である。

次に、ダクト部材（９）を膜（３）の刺入（４）を通し
て前進させそしてネジ締結装置（１０及び１１）により
アダプターを所定の場所にネジ込むことにより、アダプ
ター（８）を装置に取り付ける。次に、チューブから鉗
子を取り外し、液の流れを開放する。第５図に示すよう
に、この条件下でチュ−ブからアダプターを通ってチャ
ンバーへの流路が確立され、カニユーレを通して患者に
供給される。チューブを鉗子で止め、アダプターを装置
からねしもどしてダクト部材（９）を取り去り、こうし
て第１図に示すように膜をその閉止位置に緩和せしめる
ことにより、供給セントが患者から遮断される。

従って、静脈注入のための供給セントの提供はこの発明
の装置及びアダプターを使用する制御されそして密閉さ
れた方法であろう。さらに、各新しい供給セントはキャ
ップを含む使い捨てアダプターを有することができると
予想される。

第６図に示すように追加の口部（１８）が設けられてい
る場合、チャンバー（１）に追加の薬剤を注入すること
ができる。

この発明の装置及びアダプターは特に、患者が血友病又
は他の血液疾患に罹患している場合のように、患者が注
入を含む自己処置をしなければならない場合に特に有利
である。膜弁（３）の自己密封性が簡単な１回の操作で
あるカニユーレへの注射器の取り付けを可能にする。こ
の装置はまた、化学療法、透析及び麻酔における用途を
有する。

疎水性フィルターを含むことにより空気の侵入又は汚染
の危険が低下し、そして血液の漏れを伴わないで逆流を
安全に制御することができる。この装置はまた、血液サ
ンプルを採取する場合にも使用することができ、そして
感染性疾患を有する疑いがある患者から血液サンプルを
採取するために血液が漏れる危険性を最小にする必要が
ある場合に特に有利である。

好ましい態様において膜型の弁を示したが、この装置に
おいて他の型の弁、例えばフラップ弁又はボール弁を使
用することができ、そしてこれらは共動部材又は流体圧
力によって作動するであろう。

装置をカテーテルに連結するためにアダプターを必要と
しない他の配置、例えばバルブ手段が連結装置中に組み
込まれており、そしてカテーテルの嵌め合い連結器と嵌
合する際に作動する場合が予想されよう。

この発明の装置は静脈注入及び採取のためのみならず注
入又は排出のために任意の体腔にカニユーレを挿入する
ために使用することができ、そしてこのような用途のた
めの装置のカニユーレ部分の特定の適合を含むであろう
。

前記のフィルターを、一般に開始操作中の漏れを防止す
るために、供給セントのチューブに取り付は可能なキャ
ップ中で使用することができることも予想されよう。こ
れは、供給セントを任意の装置に連結するために系から
空気を除去する際にある量の液がロスするという現在の
不利益を回避するであろう。このようなフィルターは開
始操作中に空気を抜くことができる使い捨てキャップ中
に用意され、次に供給セントのチューブが鉗子で止めら
れ、そしてキャップが捨てられるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、膜弁を有するこの発明の装置の部分第３図は
、封止部分にキャップを有する第１図のアダプターの断
面図である。 第４図は、第４図のアダプターの同様な図であり、封止
する前のキャップをも示している。 第５図は、第１図の装置に連結された第３図のアダプタ
ーを示す。 第６図は、シリコーンゴムタイプの２個の弁手段を有す
る他の装置を示す。 図中、 ■はチャンバー、 ２はカニユーレ、 ３は膜弁、 ４は中央刺入、 ５はチャンバーフィルター、 ８はアダプター、 １２はカテーテル、 １３及び１４は連結器である。 以下余白

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヒト又は動物の体から液体を採取し又はこれらに液
   体を注入するために使用する装置であって、流体を受理
   するためのチャンバー及び該チャンバーと連絡するカニ
   ューレを有し、開放条件下で該チャンバーを液体の供給
   源又は排出先と連絡しそして閉止条件下でこれらから該
   チャンバーを封止するように機能する少なくとも１つの
   弁手段、及び前記チャンバーから空気が脱出することを
   許容するがしかし該チャンバーから液体が脱出すること
   を防止する少なくとも１つのチャンバーガス抜き手段を
   含むことを特徴とする装置。 ２、前記ガス抜き手段が、疎水性材料の空気透過性障壁
   を有する疎水性フィルターである特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 ３、前記材料が０．２〜０．５ミクロンの範囲の孔サイ
   ズを有するポリテトラフルオロエチレンである特許請求
   の範囲第２項に記載の装置。 ４、前記弁手段又はその内の１つが、長い部材が該弁手
   段を貫通してチャンバー及びカニューレを通って直線的
   に延びることを許容する位置及び方向に配置されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第３項のいず
   れか１項に記載の装置。 ５、前記カニューレがチャンバーの１端と連絡し、第１
   弁手段がチャンバーの反対の末端に位置して長い部材を
   収容できるようになっており、そして第２弁手段がチャ
   ンバーの側方口中の中間的位置に位置していることを特
   徴とする特許請求の範囲第４項に記載の装置。 ６、前記カニューレがチャンバーの１端と連絡し、そし
   てガス抜き手段がチャンバーの反対の末端に又はこれに
   隣接して配置され、その結果使用の際にガス抜き手段が
   身体から可能な限り遠くに配置され、そしてその結果使
   用に際してガス抜き手段がチャンバーの最上部分から空
   気を放出することを特徴とする特許請求の範囲第４項又
   は第５項に記載の装置。 ７、前記弁手段又はその内の少なくとも１つが中央刺穴
   を有するエラストマー膜から成り、この膜は共動するダ
   クト部材により刺穴部位において慣通されることができ
   、これによって弁手段の開放条件下で膜を通る流れを提
   供し、そして弁手段の閉止条件下で部材の取り外しの際
   自己閉止することを特徴とする特許請求の範囲第１項〜
   第６項のいずれか１項に記載の装置。 ８、膜のチャンバーに関して外側の表面が装置の周囲外
   部表面と実質上同じレベルにあることを特徴とする特許
   請求の範囲第７項に記載の装置。 ９、弁手段の開放条件下で共動部材を装置に固定する手
   段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第７項又は第
   ８項に記載の装置。 １０、前記膜が未硬化ゴム材料又はシリコーンゴムから
   作られている特許請求の範囲第７項又は第８項に記載の
   装置。 １１、刺穴部位において膜に貫通するために使用される
   遠位末端を有する共動ダクト部材及びダクト部材の近位
   末端をカテーテルに連結するための手段を含んで成るア
   ダプターとの組合わせであることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項〜第１０項のいずれか１項に記載の装置。