JPS62167504A - クリ−ム状染毛剤 - Google Patents

クリ−ム状染毛剤

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JPS62167504A
JPS62167504A JP30142386A JP30142386A JPS62167504A JP S62167504 A JPS62167504 A JP S62167504A JP 30142386 A JP30142386 A JP 30142386A JP 30142386 A JP30142386 A JP 30142386A JP S62167504 A JPS62167504 A JP S62167504A
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container
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cream
sheet
dye
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Kashiwa Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩基性酸化染料を含む染毛剤を対象とし、その
経時的に安定を保持する容器構造に発明の主点があり、
とくに第2剤に使用する過酸化水素のクリーム状製品に
関するものである。
一般に染毛剤は塩基性酸化染料からなる第1剤を毛髪に
塗布浸透させ、酸化剤としての過酸化水素を含有する第
2剤で以って発色固定させることを原理としている。染
毛剤は厚生省の品目区分では医薬部外品となっており、
また化粧品的性格が強いために、その製品としては使用
に便なる形態にすることが望ましく、粉末式に代わって
現在ではシャンプ一式、泡式、クリーム式等の製品剤型
が実用化されている。
このうちクリーム式は塗髪時に薬剤の飛散やたれ下がり
のないこと、部分染めやリタソチが容易であるなどの利
点を有しているので、クリーム式の染毛剤が賞月される
ようになってきた。
しかしながら、前述した如く染料を含む第1剤と、過酸
化水素を含む第2剤から構成されている染毛剤のうち、
第1割についてはこれをクリーム状とすることは割合容
易であるが、第2剤については過酸化水素の経時的安定
性を保たしめることに問題があり、従来技術として、わ
ずかに日本特許第704350号および同第70459
7号(以下既特許と記す)がある。斯様にクリーム状第
1剤、第2剤が製造出来たとしても、その実施において
経時的変化の改善のためにとくに製品の包装に新工夫が
加えられるべきことの必要性が認められた。
以下本発明を説明するに当たり、まず第2剤から記述す
る。
従来化粧品分野での過酸化水素の応用は広範囲に凡り、
その安定化に種々考案があるがそれらは液状品ないし乳
液成品を対象としており、クリーム状形態についての公
知文献は前記既特許を除いて見当たらない。過酸化水素
水を水、油ならびに界面活性剤の存在において乳化させ
てクリーム状とすることは、その配合割合ならびに製造
条件を検討すれば若干のノウハウはあるとしても業界の
通常技術水準を以って解決出来ることであろう。
しかしここにおいて問題となるのは、このクリヘム中の
1420□の安定性について経時的に分解することと、
過酸化水素の分解によって発生する酸素ガスがクリーム
の乳化状態を劣化させること、更にこの製品を密閉容器
内においたとき発生ガスが充満加圧し容器の破裂事故を
惹起ずことである。
従って1120□の安定性を高める検J]がなされた。
本発明において、クリームを構成する原料は■水、■油
、■界面活性剤、■酸、■安定剤、■過酸化水素水であ
り、その他イ」帯的に■緩衝剤、■粘度調整剤、■光沢
剤、[相]養毛剤、■香料などが加えられる場合がある
過酸化水素水は工業的には約30%濃度のものが市販さ
れているが、染毛剤用については厚生省基準によって6
%以下に抑えられており、実際の市販製品の実用面から
言って3〜6%位の範囲内の濃度で選択すべきであるか
ら、自らその配合量が決定される。H202の安定剤と
しては液状品においても公知となっているリン酸、ピロ
燐酸ナトリウム、錫酸ナトリウl1、EDTA、パラベ
ン、タンニン酸、バルビッール酸、尿酸、オキシキノリ
ン、アセタミド、アセトアニリド、ツェナセチン、フェ
ノールエーテル、アントラキノン、ナフタレン、珪酸マ
グネシウム、アルコールなどから1種または2種以上組
合せて使用する。本発明製品形態がクリーム状である故
に、液状品の場合にはその添加量が微量に限られる必然
性のあった水に難溶性の安定剤を多量に配合することが
可能となる利点がある。
本発明の第2剤は、過酸化水素の分解を防ぎ長期間安定
とする為の、最も安定なpH範囲は1.5〜2.5であ
るが、一方クリームの安定性から言えば2.5〜4.0
が最適なることを実験的に確かめられた。何れにせよ酸
性側であり、これに使用する容器材質の腐食が問題とな
る。
界面活性剤はソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン・ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ルの酸化エチレン誘導体、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンヒマシ油誘導体等の非イオン系界面活
性剤のうちから選ばれる。これらの界面活性剤は各々そ
れらの特徴を活かして1種類または2種類以上の組合せ
して用いる。
油としては、植物油、動物油、鉱物油(ロウを含む)な
ど一般に油または脂と称せられるもので、脂肪、高級脂
肪酸、高級アルコール、蝋、ワセリン、パラフィン、ス
クヮラン、ヒマシ油、ラノリン等多数挙げられ、このう
ちからその特性を活がして1種類または2種類以上組合
せて用いる。
ここにおいて注意すべきことは、不飽和系油類はその程
度によって過酸化水素を分解するおそれがある点である
。本発明者等の研究では、配合した油のヨウ素価(試料
100gに結合するハロゲンの量をヨウ素1に換算した
g数)と820□の分解率との関係を実験的に求めたと
ころ、15以下が望ましいことが結論される。
本発明において、ポリエチレングリコールは油の範ちゅ
うに入れずに粘度調整剤とする。
油、水、界面活性剤の選択については、一般にHLB、
有機性概念等の理論を参考にして、その他製品に与える
光沢度、稠度、伸び等加味し、経時的にクリームの乳化
が分離しない様に質的、量的に実験的に求められるノウ
ハウ的要素が多い。
本発明に使用する酸は有機酸または無機酸から選ばれる
が、これらの酸は過酸化水素に対して安定なものでなけ
ればならない。このpH範囲を安定ならしめるために緩
衝剤を配合した方がより安全である。またクリームの性
質を改良するために粘度調整剤、潤滑剤、養毛剤、香料
などの配合は一般のクリーム製造の場合の通常技術のと
おり応用されるべきである。
斯様に過酸化水素の分解をおさえたクリームであっても
、長時間経過後には微量とはいえ分解は避けられないも
のであり、発生したガスは本製品の容器内に充満しクリ
ームの性状を劣化させ、また遂には容器を破裂させる危
険がある。
本願発明者は、この容器についても種々研究し本発明品
を収容するに好適な容器を考案したので、その−例を以
下に説明する。
本発明品は酸性度の高いクリームである故に容器の耐食
材質についても留意しなければならず、この点プラスチ
ック容器は液体は通さないが極微の通気孔を有しガス体
を徐々に通過させる特性があるので極めて都合がよいこ
とを見いだした。ポリオレフィンのシートは最も理想的
なプラスチックである。ただし希望の透気度を有するプ
ラスチックフィルムの厚さはミリメートル単位以下であ
るので容器としての充分な強度がなく、かつそれ単味で
は紫外線の透光によってH2O2の分解が促進されるの
でこれを防ぐためプラスチックフィルムの外側に遮光材
質の容器をおくこととした。
例えば第1図に示す構造は、外側が100〜300ミク
ロンの厚さのアルミニウム製薄板よりなるチューブ(1
)であって、その内側に同程度の厚さのポリエチレン製
チューブを内填t2)L、た二層からなるチューブに、
本発明になる過酸化水素含有クリーム(3)を充填して
から、尻部(4)を封する。従って、紫外線の透光しな
い外筒アルミニウムは内筒ポリエチレンによって内部の
酸性薬剤による腐食から守られるもので、また徐々に発
生するガスはポリエチレンシート層を通してアルミ層と
の間の間隙に放出しチュープロより出るので、容器は破
裂することは避けられる。
この発明容器の必要条件として内層は気体を通すが液体
を通さない性質のある材料を用い、外層は容器としての
強度を保ちかつ透光しない物質からなる内層および外層
からなる二重構造を有すること、内層と外層との間は密
着せず間隙があること、その間隙は外部と通じているこ
とである。
第1図はチューブ状製品についての一例を示すもので、
口部(5)は内層のポリエチレンシートが凸出しており
、ネジによって蓋をしめたとき、この凸出部によって内
外層の間隙が密着されることがなく外部と通じる様に工
夫されている。使用に当ってほこの凸出部を刃物で切断
する。この様に間隙が外部と通じている構造として外層
の一部に小穴をあける方法、尻部を密着しない方法、キ
ャップに穴をあけること等の方法が考えられる。
次表は実施例1の方法に準じて製造したクリームを各種
の容器に入れ、45℃の室内においたときの変化をみた
ものである。クリームの乳化度の変化は、その稠度を測
定することにより判定できるので併記した。実験開始時
のクリームのpHは2.30、H20□含有率は4.1
3%、稠度は305であった。
次に本発明製品の第1剤について詳記する。
本発明で第1剤もクリーム状である。第1剤のクリーム
を構成する原料は■水、■油、■界面活性剤、■アルカ
リ、■安定(還元性)剤、■染料であり、その他付帯的
に■緩衝剤、■粘度調整剤、■光沢剤、[相]養毛剤、
■香料などが加えられる。
この場合の染料はパラフェニレンジアミンで代表される
酸化性塩基染料で、その染毛剤原料規格(昭和49年1
2月20日日本公定書協会)に約50種記載されている
アルカリは毛髪を膨潤し染毛効果を高める意味で加えら
れるのであるが、力性カリの様なアルカリは毛髪に残る
ので多くはアンモニアを使用している。ここで問題とな
るのはアンモニアを高濃度とすると温度の高低により、
アンモニアガスが発生して容器を破壊するに至る。この
ガスの放出容易とするために前記の第2剤の様に工夫さ
れた容器の使用が考えられる。しかしこの場合は同時に
空中の酸素も流通するので経時と共に酸化性塩基染料が
酸化され染料の目的を達しなくなるのである。従って逆
に第1剤の場合は密閉式としなければならない。容器先
端と蓋との間に密着したバッキングを入れるか、容器が
チューブ式の場合はメタル封じとした方がよい。このと
き容器の破裂に注意すべきである。実験の結果、アンモ
ニア濃度が6%以下なればガスはクリーム中の水分に溶
解して、45℃においても破裂することがないことが確
認された。これ以上のアルカリが望まれる場合はエタノ
ールアミン、グアニジン等の添加を行う。
実施例1゜ 〔第1剤〕ワセリン17部、セフノール4部、ミツロウ
4部、流動パラフィン7部、ラノリン3部、ポリオキシ
エチレンセチルエーテル7.5部、ポリエチレングリコ
ールステアリン酸エステル2.5部、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル1.5部を80℃で加熱熔解
しオイルベースとする。
別に精製水19.9部、力性カリ0.05部、香料0.
05部、プロピレングリコール8.5部、アルキルヘン
ゼンスルフォン酸ソーダ1部、トリエタノールアミン1
部、亜硫酸ソーダ1部、レゾルシン1部、染料8部、2
8%アンモニア水13部を混合溶解しウォターヘースと
する。
両ヘースをよく攪拌しながら徐々に加え乳化させる。得
られたクリームのN H,は3.7%であった。これを
先口部がメタルで封ぜられたポリエチレンシート内層ア
ルミチューブ(直径24.8ミリ、長さ135ミリ)に
30g充填して底部を密閉し、本発明品の第1剤を得た
。氷晶を45℃で150日経過後もチューブは破裂する
ことなく、薬剤のクリームの状態は変化せず染料の酸化
劣化はなかった。
〔第2剤〕ワセリン22.9部、セラノール4.4部、
ミツロウ4.4部、流動パラフィン7.2部、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル8.6部、ポリエチレングリ
コールステアリン酸エステル2.8部、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル1.7部を80°Cで加熱
溶解し、オイルベースとする。
別に精製水29.5部、リン酸第1アンモニウム0.4
部、85%リン酸0.4部、フェナセチン0.2部、プ
ロピレングリコール5.9部を60℃に加熱均一に混合
してウォターベースとし、これをオイルベースに攪拌し
ながら徐々に加え乳化させる。
次に40℃に冷却して35%過酸化水素水11.4部及
び香料0.2部を加えて均一に混合し、クリーム状とし
た。クリームの分析値はH2O。3.98%、pH2,
25、稠度285であった。
氷晶を第1図に示される構造の容器(直径24.8ミリ
、長さ 135ミリ)に30g充填して45°Cで放置
した後の分析値は下記の通りであった。
pHH2O2稠度 クリームの状態 90日経過後 2.30 3.85 288   変化
なし150日経過後 2.30 3.82 280  
 変化なし
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第2剤の容器を説明する図面である。 特許出願人 株式会社 相化学工業 代理人 弁理士  村 1)政 治 代理人 弁理士  1)中   宏 手続補正書 昭和62年 1月77日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示  昭和61年12月19日提出の特許
願2、発明の名称  クリーム状染毛剤セント容器3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋小絹町8番4号名称 株
式会社相化学工業 4、代理人 〒104 5、補正命令の日付  自発補正 6、補正により増加する発明の数   なし7、補正の
対象  明細書全文および図面8、補正の内容 訂正明細書 10発明の名称   クリーム状染毛剤セット容器2、
特許請求の範囲 ■ 油、水、界面活性剤、アルカリ、安定剤、染料を主
材とし、N837M度が6重量%以下である乳化型クリ
ームよりなる第1剤を充填するためのチューブ状の第1
の容器と、油、水、界面活性剤。 酸、安定剤、過酸化水素を主剤とし、H,0,濃度が3
〜6重量%である乳化型クリームよりなる第2剤を充填
するためのチューブ状の第2の容器とからなるクリーム
状染毛剤セット容器であって:前記第1の容器は、気体
および液体を通さない密閉された構造のチューブ状容器
であり;前記第2の容器は、気体を通し、かつ液体を通
さない性質を有するプラスチックシートを内層とし、容
器としての強度を保ち透光しない物質のシートを外層と
た二重構造を有し、前記内層と外層との間は密着せず間
隙を有し、該間隙は外気に通じるように構成されてなる
チューブ状容器である;ことを特徴とするクリーム状染
毛剤セット容器。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、クリーム状染毛剤セット容器に関し、第1の
容器には塩基性酸化染料を主剤とする第1剤が充填され
、第2の容器には過酸化水素を主剤とする第2剤が充填
されているチューブ状染毛剤セット容器に関するもので
ある。 (従来の技術) 日本特許第704350号および同第704597号に
より、第1剤と第2剤とを使用時に混合するゲル状の染
毛剤が知られている。 一般に塩基性酸化染料による染毛剤は厚生省区分によっ
て医薬部外品となっているが、化粧品的性格が強いため
に、その製品容器は使用に便利な形状であり、内容薬剤
ともに経時的に安定であることと、さらにまた外観的な
配慮も加えられたものであることが望ましい。従来、永
久染毛剤は通常第1剤と第2剤を一体としてセット販売
されている。 第1剤は塩基性酸化染料を主成分とするものであり、一
方第2剤は過酸化水素を主成分とするものであって、第
1剤の染料を酸化重合させる目的で第2剤が使用される
。この第2剤はその主成分である過酸化水素の安定性を
保持するためにpHが酸性側に調整されており、第1剤
の主成分である染料はアルカリ性であるが、第2剤が第
1剤に添加された場合に第1剤が第2剤によって中和さ
れる以上のアルカリ分が予め含まれている。 (発明が解決しようとする問題点) 上記従来の第2剤が充填されてなる第2容器中のH20
□は水、酸、油および界面活性剤と共に乳化されてクリ
ーム状として充填されているので、H,D□は経時的に
分解して発生する酸素ガスによってクリームの乳化状態
が劣化し、さらに第2容器は発生した酸素ガスによって
充満加圧されて、破裂する危険があり、また使用される
容器の材質によっては腐食されるという問題点があった
。 (問題点を解決するだめの手段) 本発明は、従来の塩基性酸化染料を主として含む第1剤
が充填されたチューブ状の第1の容器と、H,02を主
として含む第2剤が充填されたチューブ状の第2の容器
との組み合わせからなるクリーム状染毛剤セント容器の
有する欠点を除去、改善した容器を提供することを目的
とするものであり、特許請求の範囲記載の容器を提供す
ることによって前記目的を達成することができる。すな
わち本発明は油、水、界面活性剤、アルカリ、安定剤。 染料を主材とし、NHsfs度が6重量%以下である乳
化型クリームよりなる第1剤を充填するためのチューブ
状の第1の容器と、油、水、界面活性剤。 酸、安定剤、過酸化水素を主剤とし、H20□濃度が3
〜6重量である乳化型クリームよりなる第2剤を充填す
るためのチューブ状の第2の容器とからなるクリーム状
染毛剤セント容器において;前記第1の容器は、気体お
よび液体を通さない密閉された構造のチューブ状容器で
あり;前記第2の容器は、気体を通し、かつ液体を通さ
ない性質を有するプラスチックシートを内層とし、容器
としての強度を保ち透光しない物質のシートを外層とし
た二重構造を有し、前記内層と外層との間は密着せず間
隙を有し、該間隙は外気に通じるように構成されてなる
チューブ状容器である; ことを特徴とするクリーム状染毛剤セント容器に関する
ものであり、特に本発明は、前記の第1の容器と第2の
容器との組み合わせからなるクリーム状染毛剤セント容
器において、特に第2の容器の構造に特徴を有する。 次に本発明の詳細な説明する。 本発明者の研究によれば、ツェナセチン等の安定剤を加
え、所定の油ならびに界面活性剤を選び、p)Iを吟味
調整すれば成る程度安定な第2剤を得ることが出来る。 この際のpHについて過酸化水素の最も安定な範囲は1
.5〜2.5であるが、一方クリームの安定性からいえ
ば、2.5〜4.0が最適であるので、之に使用する容
器の材質は腐食に対して耐えるものであることが必要で
ある。 また、この様に調整された第2剤であっても、長期間経
過後には微量ながらH,0□の分解は避けられないもの
である。いま実験的にH,0□各濃度の異なったものの
クリームを40℃で6ケ月間放置したときの分解率を測
定した結果は下記第1表のようであった。 第1表 即ち、第1表から11□oJ度が6%を超えると、急激
に分解し易くなり、またクリームの性能も低下すること
がわかる。また、一方染毛剤として使用する第2剤H2
0゜濃度は、3%以上において染毛の効果が現れる。 従って、本発明においては、第2剤Hz02濃度は3〜
6%の範囲が好適である。しかし上記範囲内であっても
同表かられかるようにH2O2濃度が約50%のときに
820□の分解率は3%であることがら、クリームの容
積とほぼ同容積のガスが発生するので密閉容器に充填さ
れた場合には容器は膨張破裂するに至る。 本発明の第2の容器は、前述したように第2剤が酸性度
が高いので耐蝕性であることが必要である。従って、通
常のチューブ用として使用されるスズ、アルミニウムの
様な金属材料は、腐食するので不適当である。 この点プラスチック容器は酸による腐食はなく、液体は
通さないが、極微の通気孔を有しガス体を徐々に通過さ
せる特性があるので極めて都合のよいことを本発明者ら
は見出した。この種の材料としては、適当な膜厚をもつ
ポリオレフィン系のシートが好適である。ただし、希望
の透気度を存するためには、プラスチックシートの厚さ
が薄いことが必要であるが、一方薄すぎると、容器とし
て十分な強度がなく、また紫外線の透光によってH20
□の分解が促進されるので、強度を保持し、かつ遮光す
るために容器の構造を二重構造とした点が本発明の第2
の容器の特徴である。 本発明の第2容器の構造を次に詳細に説明する。 本発明の第2の容器は気体は通すが、液体を通さない性
質を有する袋状プラスチックシートを内層とし、所定の
強度を有し、透光しない材料からなるシートを外層とす
るチューブ状容器からなり、前記内層の袋状シートは、
外層内に遊挿された状態にあるため、内層シートと外層
シートとは密着されずに遊びのある状態の隙間が形成さ
れている。 また前記内層の袋状シートの薬剤押出し開口部はチュー
ブ状に形成された外層シートの開口部の内側に遊嵌され
た状態にあり、前記外層シートの開口部側壁の外周には
キャンプをねじ込むためのねじが形成されている。また
前記内層シートと外層シートとの底部は、第2剤が充填
された後に、それぞれあるいは同時に互いに密着閉封さ
れる。また内層シートの開口部は閉封されており、第2
容器を使用する際には、外層シートのキャップを取外し
た後、前記内層シートの開口部の閉封箇所を適宜な手段
により開いて第2剤を押出す。 次に本発明を図面を参照して実施例について説明する。 (実施例) 第1図は、本発明の一実施例になるクリーム状染毛剤セ
ント容器のうち、第2剤を充填するための第2の容器の
縦断面図であって、100〜300ミクロンのアルミニ
ウム製薄板よりなる外層シート1の内側に同程度の厚さ
のポリエチレン製内層シート2を挿入した2層からなり
、前記内層シート2は外層シート1内に遊挿されており
内層シート2内に第2剤3が充填されている。また、容
器の尻部4は第2剤を充填した後に外層シート1と内層
シート2が同時に互いに密着して閉封されている。した
がって徐々に発生するガスはポリエチレンシート層を通
してアルミ外筒との間の間隙に放出された後開口部5に
出るので、容器が破裂することは避けられる。前記開口
部5の構造を第2図に拡大して示す。アルミニウム製外
層シート1の開口部外側壁にはネジ山6が形成されてお
り、ネジ山6には、それに螺合する内ネジ山を有するキ
ャンプ8が螺合される。なお内層シート2の開口部の先
端7は外層シート1の開口部の先端よりもわずかに突出
するような構造になっているので、キャップ8がネジ山
6に螺合された状態でも、内層シート2を透過するガス
は内層シート2と外層シート1との間隙9を通過して、
ネジ山6とキャップ8の螺合隙間から外気中に透出する
ことができる。 第2の容器から第2剤を押出す際には前記開口部の先端
7を例えば刃物で切落とす。 次に、以上のような本発明の容器中に薬剤を充填して、
40℃室内に150日おいたときの内容薬剤ならびに第
2の容器の状態を検査した結果を、第2表に示し、比較
のため従来の容器についても検査した。 第 2 表 (第2剤容器) 第2表より、本発明の第2の容器は、150日間経過し
ても容器の破裂および薬剤の劣化がなく、また従来の容
器にあっては、容器が破裂し、または内面が劣化した。 なお、第2剤容器においては外層シートの側壁の一部に
小穴をあけるか、外層シートの局部に密着しない部分を
残すかまたはキャンプに穴をあける手段を採用すること
もできる。 本発明の第1剤が充填される第1の容器は、第1剤がバ
ラフェニレンジアミンで代表される塩基性酸化染料、染
色補助剤、還元剤、アルカリ剤とを含み、これらと水、
油、ならびに界面活性剤の存在において乳化させたもの
であり、空気と接触すると徐々に染料が重合して染毛性
が劣化するので密閉式にする必要がある。 密閉式チューブの構造としては、従来一般に市販されて
いるチューブ型容器であればよく、例えば、腐食及び通
気性のない内面をコーティングしたアルミチューブ、ラ
ミネートチューブ等を使用することができる。 第3図は第1剤の容器であって、第4図はその容器の口
部の切欠拡大図である。その外観は第1図で示したもの
と殆ど同一である。ただ、この容器は内面をコーテング
層11を有するアルミナj−−プ、ラミネートチューブ
等で構成されているため第1図のような外層と内層との
間に間隙はなく、また密閉式であるためチュープロ5は
外気と遮断するため密封されており、使用に当たっては
ピンで押し破る。 ここで、充填される第1剤はo3?Ji度を6重量%以
上にすると、アンモニアのガス化による圧力により容器
が膨張破裂するので充填される第1剤のNHsf7A度
を6重量%以下にすることが望ましい。 (発明の効果) 本発明は、特に第2剤容器が内層および外層の二重構造
からなり、内層は液体を通さず気体のみを通すシートを
材料とし、内層と外層との間は密着せず間隙を有し、そ
の間隙は外部と通じているために容器破裂がなく、また
第2剤の経時劣化を防止することができるため、第1剤
の第1の容器と共に染毛剤セント容器として有利に市販
されることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は、本発明の一実施例を示す第2割容器の縦断面
図、 第2図は同じく第2剤容器の口部を示す一部切欠拡大縦
断面図、 第3図は同じく第1剤容器の縦断面図、第4図は第1剤
容器の口部を示す一部切欠拡大縦断面図である。 1・・・外層チューブ、2・・・内層チューブ、3・・
・第2剤、4・・・局部、5・・・開口部、6・・・ネ
ジ山、7・・・開口部の先端、訃・・キャップ、9・・
・間隙、10・・・第1剤、11・・・コーテング層。 特許出願人 株式会社 相化学工業 第1因 第2丙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1剤は油、水、界面活性剤、アルカリ、安定剤、
    染料から成り、そのうちアンモニア濃度が6%以下であ
    る乳化クリーム状薬剤を、気体も液体も通さない構造の
    容器に充填し、 第2剤は油、水、界面活性剤、酸、安定剤、過酸化水素
    から成り、その過酸化水素が6〜3%である乳化クリー
    ム状薬剤を、気体を通過し、かつ液体を通さない性質を
    有するプラスチックシートを内層にし、容器としての強
    度を保ち透光しない物質のシートを外層とし、内層と外
    層との間が密着せず間隙があり、その間隙が外部と通じ
    ている容器に充填することに成るクリーム状染毛剤。
JP30142386A 1986-12-19 1986-12-19 クリ−ム状染毛剤 Granted JPS62167504A (ja)

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