JPS62166715A - 長尺線条体の端末処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプラスチックシース内に絶縁導体及び遮蔽導体
を具えた通信ケーブルや電カケープル等の電気ケーブル
あるいは金属パイプの外周上にプラスチックシースを具
えた複合パイプ等の端末処理方法に関する。

（従来技術） 第４図は従来の電気ケーブルの端末処理方法の１例の説
明用縦断面図である。

図面において、（１）は通信ケーブルや電カケープル等
の電気ケーブルで、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の
プラスチック材料を押出被覆したプラスナック７−ス■
内には絶縁層をもった多数の絶と 縁導体（３）及びこれらの周１１１Ｕと取り巻く遮蔽導
体（４）を具えている。このような電気ケーブル（１）
の両端にはケーブル内部の気密性を保持すると共に端部
の機械的保護のためンース■上にかしめて（６）金属キ
ャップ■が装着されている。

（解決しようとする問題点） 電気ケーブル（１）は上記のように両端に金属キャップ
（５を装着した状態で出荷され、現地に布設され、その
後接続工事等が実施される。しかし、ケーブルを布設後
そのまま放置しておくと、地下埋設ケーブルの場合には
金属キャップ■は通常周囲の水等を通じて大地と電気的
につながる。この際、金属キャップ■の変形等により金
属キャップ■と導体（３）又は遮蔽導体（４が例えばＡ
点において電気的に接していることがある。たまたまこ
のような接触伏聾がケーブル（１）の両端末で生じてい
ると両端末間の大地の電位差により金属キャップ■を通
じて電流が流れ、電流が流出する側の金属キャップ０に
電食が起り穴があき、ケーブル（【）内へ浸水する危険
性がある。そうなるとケーブルは使用できず経済的に大
きな損失を生ずるという間圧がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した端末処理方法を提供す
るもので、その特徴は、プラスチックシース内に電気導
体を仔する長尺線条体の両端に装着した金属キャップ間
に電気回路を形成しないよう絶縁処理を施したことにあ
る。

（実施例） 第１図ないし第３図はいずれも本発明の端末処理方法の
説明用縦断面図で、第４図と同一記号は同一部位をあら
れしている。

第１図の実施例は、プラスチックシース■内に絶縁導体
（３）及び遮蔽導体（４を具えた電気ケーブル（りの端
面を覆うて絶縁隔壁■を設け、その外側に金属キャップ
■を装むして金属キャップ■と導体（３）及び遮蔽導体
（４間を絶縁したものである。絶縁隔壁■としては絶縁
抵抗が大きく、ケーブルの取扱い時に加わる外力に耐え
る強度を有し、金属キャップ■又は電気ケーブルの変形
に対しても金属キャップ■と導体（３）又は遮蔽導体（
４との距離を保てる厚さを有するものであればよく、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のンート又はテー
プをケーブルの構造に応じてその厚さを選択して使用す
る。

第２図は本発明の端末処理方法の他の実施例である。前
述の絶縁隔壁■は目的にあえば必ずしも電気ケーブル（
１）の端面を完全に覆うものである必要はなく、例えば
ケーブル内にガスを封入するような電気ケーブル（１）
の場合には、金属キャップ■に設けたガス封入口■より
注入したガスをケーブル内へ流入するガス流入孔（７ａ
）を絶縁隔壁■の中央部に設けてもよい。

第３図は本発明の端末処理方法のさらに他の実施例であ
る。本実施例では第１図及び第２図のように電気ケーブ
ル（１）の導体（３）及び遮蔽導体（４と金属キャップ
■を絶縁するのではなく、金属キャップ５）の外周上を
絶縁層（９）で覆うて大地と絶縁したものである。この
場合にはケーブル布設時に管路等との摩擦等によって絶
８層（９）が（ｎ傷をうけて穴などのあかないようにそ
の厚さを厚くしておくのがよい。又ケーブル布設後に現
地において金属キャップ■の外周上を絶縁塗料等で完全
に覆うようにしてもよい。

このような第３図の実施例の場合は、金属キャップ０を
電食から保護する他、布設環境等による周囲の酸分等の
化学薬品による腐食をも防止することができる。

（考案の効果） 上述した本発明の端末処理方法によれば、次に列挙する
ような効果を奏するものである。

■電気ケーブルの両端面に絶縁隔壁を設けることにより
、金属キャップと電気ケーブルが電気的に絶縁され、両
端末の置かれる地点間の電位差による電流が流れないの
で金属キャップに電食を生じない。

■ケーブルが布設される環境によっては周囲の電気的施
設から電気的あるいは磁気的な誘導を受は大地に対して
ケーブルが電位を持つ場合があるが、その場合もケーブ
ルから金属キャップが絶縁されているので電流が流れず
電食を生じない。

■金属キャップの外周上を絶縁層で覆うことにより、金
属キャップは布設環境から電気的にも化学的にも絶縁さ
れることになり、電食のみならず化学的腐食をも防ぎ得
る。

■これらの端末処理は通常のケーブル端末処理の作業で
容易に実施でき、ケーブル布設工事の管理を容易にし、
経済的にも宵利である。

なお、以上の実施例はいずれも電気ケーブルについて説
明したが、アルミニウムパイプ、鋼パイプ、ステンレス
パイプ等の金属パイプの外周上に防介届としてプラスチ
ックシースを設けた複合パイプについても同様に実施で
きるのはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はいずれも本発明の端末処理方法の
説明用縦断面図、第４図は従来の端末処理方法の１例の
説明用縦断面図である。 １・・・電気ケーブル、２・・・プラスチックシース、
３・・・絶縁導体、４・・・遮蔽導体、５・・・金属キ
ャップ、７・・・絶縁隔壁、９・・・絶縁層。 算　１　図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラスチックシース内に電気導体を有する長尺線
   条体の両端に装着した金属キャップ間に電気回路を形成
   しないよう絶縁処理を施したことを特徴とする長尺線条
   体の端末処理方法。
2. （２）長尺線条体がプラスチックシース内に絶縁導体及
   び遮蔽導体を具えた電気ケーブルであることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の長尺線条体の端末処理方
   法。
3. （３）長尺線条体が金属パイプの外周上にプラスチック
   シースを具えた複合パイプであることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の長尺線条体の端末処理方法。
4. （４）長尺線条体の両端面に絶縁隔壁を設け、その外側
   に金属キャップを装着したことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項ないし第３項記載の長尺線条体の端末処理方
   法。
5. （５）長尺線条体の両端に装着した金属キャップの外周
   上を絶縁層で覆うたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第３項記載の長尺線条体の端末処理方法。