JPS6216545Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体弁のためのパツキングを有するプ
ラグに関し、さらに詳細には低いステムの力を用
いて弁を堅く閉じておくためのざん新な手段に関
する。

流体制御弁の適当な作動において、ステムに大
きな負荷を加えることなく堅く弁を閉ざす手段を
含むことは弁の構造にとつて高度に有利である。
堅く弁を閉ざすことが効果的な弁の作動に望まし
いということは明らかである。弁を閉じた際にす
べての流体の流れが止められない時は、そのよう
な弁はその目的のために不適当である。従つて、
従来の例では高いステムの力なしに弁プラグと弁
胴部の間で漏れ防止のシーリングを維持するため
のいくつかの弁構造が示されている。例えば、オ
ー・リングがプラグと弁胴部の間の漏れを防止す
るためにプラグの外側に取り付けられている。し
かし、この方式における欠点はオーリングが低温
においてのみ有効であるということである。その
他の従来の例においてはシーリング部品としてピ
ストンリングが用いられた。しかしこれらの弁
は、ピストンリングがいくつかの適用例において
漏れを防止するのに不適当であるのでその融通性
に限界があることが明らかとなつた。さらにその
他の先例においては、弁は、弁ステムが２つの弁
座に同時に座力を保持しなければならないという
事実により不充分であることがわかつた２重の座
を有するプラグを含む。

弁ステムにおける最小の力で漏れを防止しなが
ら閉じ、同時に上述の従来の例における欠点を克
服する弁を提供することは本考案の主目的であ
る。

本考案は、入口流路と出口流路と入口流路及び
出口流路の中間にある内部流体流通部分を有する
弁胴部、該入口流路と該出口流路の間で該内部流
体流通部分内に配置された弁座、及び該内部流体
流通部分に組み合わさつた弁ステムを有する弁構
造における、流体流閉鎖装置にして：(a)前記流体
流閉鎖装置は下部部品と上部部品とを含み、(b)該
下部部品と該上部部品との間に配置され保持され
たパツキング手段と、(c)前記下部部品、前記上部
部品及び前記パツキング手段に作用して前記パツ
キング手段に軽い圧縮を与え、これによつて、前
記パツキング手段を、前記弁ステムの全軸線方向
位置で前記下部部品及び前記上部部品の間にてぴ
つたり密着して維持する圧縮部材とを具備し、(d)
前記下部及び上部部品が前記弁ステムにほぼ軸方
向に間隔をおいた関係で取り付けられており、そ
れにより前記２つの部品を含む流体流閉鎖装置が
前記弁座に接触してシールするために前記弁ステ
ムにより制御可能であり、(e)前記２部品の少なく
とも１つが、前記弁ステムの軸に沿つて移動可能
であり、これによつて、前記２部品の相対的軸線
方向配位を変えて前記下部及び上部部品の前記パ
ツキング手段への保持力を変えることができ、(f)
前記弁ステムが流体流閉鎖装置を前記弁座と接触
状態に位置づけるように配置される時、前記弁ス
テムは前記２部品の少なくとも１つと直接的な力
伝達接触状態にあり、これによつて前記弁座に接
触してシールするために流体流閉鎖装置を移動か
つ押しつける際に前記弁ステムによつて生成され
た力が前記２部品を介して伝達されて、前記２部
品を一緒に押しつけるための力を伝達し、これに
よつて前記２部品及び前記内部流体流通部分と漏
れを防止するシールをつくるように前記パツキン
グ手段を圧縮し、（ｇ）前記内部流体流通部分
は、前記パツキング手段を高圧流体流に対する直
接の曝露から効果的に隔離して保護するために前
記パツキング手段の全周が前記弁ステムの全軸方
向位置にわたつて前記内部流体流通部の壁と直接
接触関係にあるように配置されかつ形成されてい
ることを特徴とする流体流閉鎖装置を提供する。
一般的に本考案の弁は、入口通路と出口通路と内
部ウエブ部分とを含む弁胴部を具備している。円
筒状部品はウエブ部内部に取り付けられ弁胴部と
シーリングの関係にあり大きな流路を装え、それ
により弁を介しての流体は入口通路を介して流入
し、円筒状部品の流路を介して出口流路に流れ
る。流路の１つはテーパのついた環状の弁座を装
えている。弁プラグは円筒状部品の範囲内で軸方
向の制御された運動のために取り付けられてい
る。弁プラグの最下端は、弁を閉じるために弁座
と結合するために配置されるテーパのついた環状
の弁の表面を装えている。

本考案に従うと、弁プラグは、２つの部品から
なるプラグに制御された軸方向の運動をさせるよ
うに配置された弁ステムに各々固定された上部の
プラグ部品と下部のプラグ部品とを具備する。２
つのプラグ部品は軸方向に互いに間隔をおいて取
り付けられ、パツキング部品が円筒状の部品の内
面との間において弁プラグのためのシーリング部
品を提供するようにプラグ部品の間においてぴつ
たり密着するように保持される。弁プラグの下部
プラグ部品は一般的に反転されたカツプの形をし
ており、その開放された最下端においてテーパの
ついたプラグの環状の弁面を含む。弁ステムはカ
ツプ状の下部プラグ部品の範囲内において伸びて
おり、軸方向に弾力的な部品が弁ステムの末端と
下部弁プラグ部品との間で下部弁プラグ部品を上
部弁プラグ部品の方におしつけるように作動し、
それによりパツキング部品をプラグ部品の間でぴ
つたり密着するように保持する。

有利には、弁プラグ上で流体のもれを可能にす
るために流路を形成する手段が弁プラグ部品の各
各に装えられている。これは弁の操作を容易にす
るために弁プラグの上・下で流体圧力の均衡をと
るだろう。本考案の特定の実施例においては、わ
ずかの面積の不均衡が弁プラグの上・下の表面の
間に設けられ、それにより入口の圧力は下部の弁
プラグ部品をステムに対して上向きに負荷するよ
うに連続的に作用し、それによりパツキング部品
が上・下の弁プラグ部品がぴつたり密着するのを
維持するために軸方向に弾力性のある部品を補助
する。

弁の作動において、軸方向に弾力性のある部品
はシール上で常に軽いパツキング負荷を発生す
る。しかし、弁プラグが最下部に位置する時、環
状の弁面は弁を閉じるために弁座と接するだろ
う。そして弁ステムにより発生させられた軸方向
の力は上部弁プラグ部品とパツキング部品とを介
して下部弁プラグ部品に直接伝達されるだろう。
ステムの力は弁座において堅く閉じるために必要
な主たる接触力と同様にパツキング部品により漏
れを防止するシーリングのために必要な圧力を生
ずるだろう。

本考案は次のような利点を有する。

本考案によれば、弁プラグと弁胴部の内部構造
との間で漏れのないシーリングが非常に効果的に
維持される。２つのプラグ部品から成る弁プラグ
と、これら２つのプラグ部品間のパツキングと、
２つのプラグ部品を軸方向に押しつける圧縮部材
とを具備するために、弁ステムへの最小の負荷で
弁プラグのすべての開く位置において軽いシーリ
ングが提供される。弁が閉じられた位置にあると
き、２つの部品から成るプラグは弁ステムの力を
弁座に伝達する理想的な構造を提供する。同時
に、２つのプラグ部品を介しての弁ステムの力の
分配は２つの部品を一緒に圧縮する。それにより
パツキング部品は弁の円筒状部品と漏れのないシ
ーリングの関係に保たれる。したがつて、本考案
は配置が簡単で且つ製造及び保守が容易であり、
しかも高度に有利な弁の作動を提供する。

本考案のこれらのそしてその他の形状と利点に
ついてさらに完全に理解するために、以下の本考
案の好ましい実施例の詳細な説明と付随する図面
への参照がなされるだろう。

第１図を参照すると、参照番号１０により一般
的に示される弁胴部が図示されている。弁胴部１
０は入口流路１１と出口流路１２と内部ウエブ部
分１３とを含む。おおい１４は弁胴部１０の上端
の上にとりつけられ、内部ウエブ部分１３に対し
てシールされた関係にあり、それにより入口流路
１１と出口流路１２との間に閉じた流路が形成さ
れる。円筒状部品１５は内部ウエブ部分１３の内
部にとりつけられ、その一端はおおい１４に対し
てシールされた関係にあり、その他の端は入口流
路１１に受け入れられる直径の小さくなつた張り
出し１６を含む。座１７は張り出し１６に隣接し
シールされた関係にある円筒状部品１５の部分１
８を受け入れるために入口流路１１の上端に形成
されている。円筒状の部品１５は入口流路１１と
連通する中央の流路１９と出口流路と連通する水
平に配置された開口２０とを含み、それにより入
口流路１１を介して流れる流体は円筒状の部品１
５の流路１９を介してそして開口２０から出口流
路１２に流れることができる。

本考案に従うと、２つの部品から成る弁プラグ
２１は円筒状の部品１５の内部で制御された軸方
向の運動のために配置されている。弁プラグ２１
は上部プラグ部品２２と下部プラグ部品２３とを
具備している。上部プラグ部品２２は弁ステム２
４のあらかじめ決められたネジ部に堅く結合され
るためにネジ込まれる中央部に配置された開口２
７を含む。弁ステム２４はテーパのついた部分２
８を含むことがある。上部プラグ部品２２と弁ス
テム２４との間において堅く結合する力を増大す
るためにピン結合２９が存在することがある。弁
ステム２４はおおい１４の中に形成された開口２
５を介して通過し、例えばネジの切られた取つ手
のような通常の制御手段（図示されていない）と
結合するために弁胴部１０の外側に伸びている。
このようにして、弁ステム２４は弁プラグ２１に
制御された軸方向の運動を伝えるために軸方向に
移動され得る。

上部プラグ部品２２の下部の張り出し３０は弁
ステム２４と同心的であり、下部プラグ部品２３
はその上に滑動的に受け入れられるように配置さ
れる。下部プラグ部品２３は一般的に逆カツプ形
の部品でテーパのついた弁面３１をその下端に含
む。テーパのついた面３１は弁プラグ２１が弁を
閉じるために最も下の位置にある時円筒状部品の
流路１９の上端に形成されたテーパのついた環状
の弁座３２と接するように配置されている。下部
プラグ部品２３は上方に伸びた円筒状部分３３を
含み、円筒状部品１５の内面に隣接する上部プラ
グ部品２２に形成された凹部３４に滑動的に受け
入れられるように配置されている。パツキング部
品３５は弁プラグ２１と円筒状部品１５の内面と
の間で軽いシーリングを形成するように下部プラ
グ部品２３の張り出し３３と上部プラグ部品２２
との間の凹部３４に密着して受け入れられる。

本考案に従うと、弁ステム２４は上部プラグ部
品２２を超えて伸びておりカツプ状の下部プラグ
部品２３の範囲内に伸びている。環状の凹部３６
は弁ステム２４にその下端に隣接して形成され、
リテーナー３７に固定されるように配置される。
リテーナー（保持装置）３７は弁ステム２４の外
面を超えて伸びており、カラー３８とかみ合う。
カラー３８は一般的にＬ字形の断面の環状の段の
部分３９を含む。

環状の凹部４０は下部プラグ部品２３により決
められるカツプ形の内部の上端に形成される。機
械的なコイル・バネ４１はカラー３８の環状の段
の部分３９と下部の弁プラグ部品２３の凹部４０
との間に取り付けられている。機械的バネ４１は
カラー３８と下部プラグ部品２３の間でプラグ部
品２３を上方向に上方のプラグ部品２２の方向に
押しつけ、それにより下部プラグ部品２３の環状
の張り出し３３は弁プラグ２１と円筒状の部品１
５の間において弁プラグ２１のすべての軸方向の
位置において軽いシーリングを与えるためにパツ
キング部品３５を圧縮する。

弁プラグ２１が閉じられる位置に動かされる
時、弁ステム２４の軸方向の力は弁を堅く閉ざす
ために上部プラグ部品２２とパツキング部品３５
と下部プラグ部品２３を介して環状の弁面３２に
伝達される。ステムの力を直接パツキング３５を
介して伝達することはパツキングを圧縮し、パツ
キング３５と円筒状部品１５との間のシーリング
を果たす。開口４２，４３はプラグ部品２２，２
３を介して形成され、液体が通過するのを可能に
し弁プラグ２１の上で弁の作動中にプラグ２１の
均衡を助ける。

第２図は第１図の弁の修正を示す。弁胴部５０
は入口流路５１と出口流路５２と内部ウエブ部分
５３とを含む。先の実施例におけるように、２つ
の部分から成る弁プラグ５４は内部ウエブ５３の
内部でシールされた関係において取り付けられた
円筒状部品５５の内部で制御された軸方向の運動
をするように配置されている。円筒状の部品５５
は流体を弁の入口流路から出口流路に伝達するた
めに水平方向に配置された流路５６と軸方向に配
置された流路５７とを含む。テーパのついた環状
の弁座５８は軸方向に配置された流路５７の上部
の周囲に形成され、弁プラグ５４の下端において
形成されたテーパのついた環状の弁面５９と接す
るように配置される。弁プラグ５４の上部プラグ
部品６０と下部のカツプ状のプラグ部品６１は、
下部のプラグ部品６１の上向きに伸びた円筒状部
分６３が上部プラグ部品６０に形成された環状の
凹部６３に受け入れられ、パツキング部品６４が
円筒状の張り出し６２と環状の凹部６３の境界の
間において密着して保持されるように取付けられ
る。これは弁プラグ５４と円筒状の部品５５の内
壁との間の軽いシーリングを形成するだろう。

弁ステム６５は円筒状部品５５内部で制御され
た軸方向の運動のために配置され、減少された直
径の最前部６６と部分６６とステム６５の残りの
部分との間の肩６７とを含む。各々のプラグ部分
６０，６１はそれぞれ中心部に配置された開口６
８，６９を含む。それにより、弁プラグ５４は弁
ステムの末端６６の上に滑動的に受け入れられ、
肩６７に対して座している。

リテーナー・ピン７０は弁ステム６５の最下部
に固定され、カラー７１とかみ合い、カラー７１
は弁ステム６５の部分に６６にネジ込まれる。コ
イルバネ７２はカラー７１と下部プラグ部品６１
との間に取り付けられ、下部プラグ部品６１を上
向きに上部プラグ部品６０の方に押しつけるよう
にこれら２つの部品の間で作用する。それによつ
て、パツキング部品６４は弁プラグ５４と円筒状
部品５５の壁との間で密着するように保持され
る。

開口７３，７４はプラグ部品６０，６１を通つ
て形成され、弁プラグ５４の上の流路が均衡のと
れた弁の作動を維持することを可能にする。

有利には、第１図の弁の上記修正は簡単な低価
な製造工程を促進する構造を伴う本考案の弁の利
点を達成する。弁ステム６５は単一の機械加工に
より形成され、プラグ５４はステム６５の上で
上・下部品６０，６１を滑らせることにより構成
され、肩６７に対して座している。弁が閉じられ
た時、ステムの力は肩６７により上部プラグ部品
６０に伝達される。これは弁プラグ５４と円筒状
部品５５との間に漏れのないシーリングを形成す
るために上部プラグ部品６０が張り出し６２に対
してパツキング部品６４を圧縮するように強制す
る。ステムの力はパツキング部品６４と下部プラ
グ部品６１を介して堅く閉ざすために弁の面５９
に伝えられる。

第３図を参照すると、本考案のパツキングのつ
いた弁プラグのもう１つの実施例が図示されてい
る。第３図の弁の構造の詳細は第２図に示された
弁と実質的に似ている。しかし、パツキング部品
が上部プラグ部品に保持され、下部プラグ部品に
よつて支持されるよりむしろ、逆のアプローチが
用いられる。弁プラグ１００の下部プラグ部品１
０１はその上部の周囲に環状の凹部１０２を含
み、上部プラグ部品１０３は凹部１０２に対して
対立する関係にある環状の凹部１０４を備えてい
る。パツキング部品１０５，１０６は環状の凹部
１０２に受け入れられ、パツキング部品１０５は
下部プラグ部品１０１の上に伸びており、上部プ
ラグ部品１０３の凹部１０４に密着して受け入れ
られる。機械的バネ１０７の力は弁プラグ１００
と円筒状部品１０８との間で軽いシーリングを形
成するためにプラグ部品１０１，１０３の間でパ
ツキング部品１０５，１０６を圧縮する。先の実
施例と同様に、上部プラグ部品１０３弁はステム
１１０に形成された肩１０９により上方の軸方向
の移動に対して保持されるだろう。この配置はプ
ラグ部品１０１の形状を簡単にし、本考案により
教えられる利点を維持する間製造費用をさらに減
少させる。

第４図の本考案の実施例においては、わずかの
面積の不均衡が弁プラグ２００の上・下の面の間
に存在する。円筒状部品２０１は段のついた部分
２０２を備えている。下部プラグ部品２０３は、
弁が下部プラグ部品２０３と円筒状部品２０１の
間に小さい流体用の間隔を残して完全に閉じられ
る時直径が大きくなつている部分２０４が部分２
０２に相対するように形成されている。上部プラ
グ部品２０５の直径は大きくされた直径を有する
部分２０４の直径に等しい。流路を形成する手段
２０６，２０７はそれぞれ下部プラグ部品２０４
と上部プラグ部品２０５に備えられておりそれに
より弁の入口部品２０８を介して流入する高圧の
流体は流路形成手段２０６，２０７を介して弁プ
ラグ２００の上の円筒状部品２０１に通過して入
る。この配置は入口流路２０８に面する弁プラグ
２００の断面の面積とプラグ２００上の断面の面
積との間わずかな圧力の不均衡を生じ、それによ
り高い入口圧力は滑動的弁プラグ部品２０４，２
０５を弁座２０９に対して向かわせるように連続
的に作用する。それにより弁プラグ２００を堅く
閉ざす状態に保持するように弁ステムを補助す
る。

上記記述の明瞭な教えから離れることなくある
変化が可能であるので、ここに図示され説明され
た特有の形状は単に代表的なだけであることが理
解されるべきである。従つて、本考案の全範囲を
決定する時には実用新案登録請求の範囲への参照
がなされるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の原理に従つて構成された弁の
長さ方向の断面図である。第２図は第１図の弁の
修正を図示する長さ方向の断面図である。第３図
は本考案の趣旨に従つて作られたもう一つの実施
例の長さ方向の断面図である。第４図は第３図の
弁の修正の長さ方向の断面図である。 １０，５０……弁胴部、１１，５１，２０８…
…入口流路、１２，５２……出口流路、１３，５
３……ウエブ部、２１，５４，１００，２００…
…弁プラグ、２４，６５，１１０……弁ステム、
３５，６４，１０５，１０６……パツキング部
品、４１，７２，１０７……機械的バネ、２０
６，２０７……流路形成手段。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 入口流路と出口流路と入口流路及び出口流路
   の中間にある内部流体流通部分とを有する弁胴
   部、該入口流路と該出口流路の間で該内部流体
   流通部分内に配置された弁座、該内部流体流通
   部分に組み合わさつた弁ステム及び流体流閉鎖
   装置を有する弁装置において、 (a) 前記流体流閉鎖装置は下部部品と上部部品
   とを含み、 (b) 前記下部及び上部部品が前記弁ステムにほ
   ぼ軸方向に間隔をおいた関係で取り付けられ
   ており、それにより前記２つの部品を含む流
   体流閉鎖装置が前記弁座に接触してシールす
   るために前記弁ステムにより制御可能であ
   り、 (c) 該下部部品と該上部部品との間に配置され
   保持された、前記内部流体流通部分と前記流
   体流閉鎖装置との間のシールを形成するため
   のパツキング手段を具備し、 (d) 前記２部品の少なくとも１つが、前記弁ス
   テムの軸に沿つて移動可能であり、これによ
   つて、前記２部品の相対的軸線方向配位を変
   えて前記下部及び上部部品の前記パツキング
   手段への保持力を変えることができ、 (e) 前記下部部品を前記上部部品の方へ押しつ
   けて前記パツキング手段に軽い圧縮を与え、
   これによつて、前記パツキング手段を、前記
   弁ステムの全軸線方向位置で前記下部部品及
   び前記上部部品の間にてぴつたり密着し、且
   つ全周にわたつて前記内部流体流通部分と接
   触して軽いシールを与えるように維持し、こ
   れによつて前記パツキング手段を高圧流体流
   に対する直接の暴露から隔離する圧縮部材を
   具備し、 (f) 前記弁ステムは前記上部部品と直接的な力
   伝達接触状態にあり、これによつて前記弁座
   に接触してシールするために流体流閉鎖装置
   を移動かつ押しつける際に前記弁ステムによ
   つて生成された力が前記２部品を介して伝達
   され、前記パツキング手段を圧縮して、前記
   流体流閉鎖装置及び前記内部流体流通部分の
   間の漏れのないシールを形成する ことを特徴とする弁装置。 ２ (a)テーパのついた環状の弁座と、(b)前記環状
   の弁座と接する関係に配置されたテーパのつい
   た環状の弁の面を含む一般的に逆のカツプ状の
   部品を具備する前記下部部品と、(c)前記カツプ
   型の下部部品の範囲内に伸びている前記弁ステ
   ムと、(d)下部部品の範囲内の弁ステムの末端と
   前記下部部品との間で作動して前記下部部品を
   前記上部部品の方へ押しつける弾性手段からな
   る前記圧縮部材とをさらに特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の装置。 ３ (a)前記弁胴部に取りつけられた円筒部品を具
   備し、前記入口と出口流路との間で流路を形成
   する流路の開口を含む前記内部流体流通部分
   と、(b)前記円筒部品内で滑り嵌め状に軸方向の
   運動をするように配置された前記上部及び下部
   部品と、(c)上下部品の間でぴつたり密接して保
   持された環状のパツキング部品を具備し下部及
   び上部部品間に配置された前記パツキング手段
   とにより特徴化され、それによつて前記環状の
   パツキング部品の全周が前記円筒部品の内壁表
   面と弁ステムの全軸方向位置で直接接触関係に
   あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
   第１項又は第２項記載の装置。 ４ (a)前記入口及び出口流路の１つは前記円筒部
   品の開口端と流体連通状態にあり、(b)前記円筒
   部品の他端は密封されており、(c)少なくとも１
   つの横に延びる開口が前記円筒部品の側面に形
   成され、かつ前記入口及び出口流路の他方と流
   体連通状態にあり、(d)前記環状のパツキング部
   品は、前記円筒部品の密封された端部に近い側
   面で前記横に延びる開口の上方で円筒部品の内
   壁面と接触するように配置されていることをさ
   らに特徴とする実用新案登録請求の範囲第３項
   記載の装置。 ５ 上記２部品は完全にそれを貫いて形成された
   流体流手段を具備し、これによつて弁構造を通
   る流体流の高圧効果が２部品のすべての部分に
   おいて実質的に等しくなつて前記２部品を実質
   的にバランスしこれによつて前記弁ステムに流
   体圧力負荷がかかるのを防止することを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第４項記載の装
   置。 ６ (a)前記上部部品はその周囲に形成され前記円
   筒部品と共に環状のミゾを形成する開放端を有
   する凹部を含み、(b)前記環状のパツキング部品
   は前記ミゾに受け入れられ、(c)前記下部部品は
   前記環状のミゾに受け入れられるように配置さ
   れた上方に延びる円筒状部分を具備し、(d)前記
   圧縮部材は前記円筒状延長部を前記ミゾ内に押
   しつけそれによつて前記パツキング部品を前記
   環状のミゾ内に固定するように配置されている
   ことをさらに特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第３項記載の装置。 ７ (a)前記下部部品はその周囲に前記円筒部品と
   共に環状のミゾを形成する開放端を有する凹部
   を含み、(b)前記環状のパツキング部品は前記ミ
   ゾに受け入れられ、(c)前記上部部品は前記パツ
   キング部品と接触関係にあり、(d)前記圧縮部材
   は前記パツキング部品に対する保持力を与える
   ために前記下部部品を上方に前記上部部品の方
   に押しつけるように配置されていることにより
   さらに特徴化される実用新案登録請求の範囲第
   ３項記載の装置。 ８ (a)環状の肩を含む前記弁ステムと(b)前記弁ス
   テムの上に滑動的に受け入れられ、前記肩に対
   して座する前記上部部品とによりさらに特徴化
   される実用新案登録請求の範囲第３項記載の装
   置。 ９ 前記弾性手段が機械的コイル・バネからなる
   ことをさらに特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第２項記載の装置。 10 (a)前記弁ステムはねじ部分を含み、(b)前記上
   部部品は前記弁ステムのねじ部分に対してねじ
   で受け入れられていることを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の装置。 11 (a)前記弁ステムは前記ねじ部分の領域に隣接
   してテーパを有することを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第10項記載の装置。