JPS621651A - 車載用の制御装置 - Google Patents

車載用の制御装置

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JPS621651A
JPS621651A JP60141199A JP14119985A JPS621651A JP S621651 A JPS621651 A JP S621651A JP 60141199 A JP60141199 A JP 60141199A JP 14119985 A JP14119985 A JP 14119985A JP S621651 A JPS621651 A JP S621651A
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Yasutaka Yamauchi
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、車両に搭載されるエンジンその他の制御対
象を、例えばマイクロコンピュータを利用したエンジン
制御ユニットを用いて電子的に制御する装置に係るもの
であり、特にこのような制御ユニットに対して制御用検
出信号を供給する手段、さらにこの制御ユニットによっ
て制御される手段等の異常発生を検出する自己診断が効
果的に実行されるように改良した車載用の制御装置に関
する。
[背景技術] 自動車に対して搭載される各種制御装置は、電子化され
る傾向にあるものであり、特にエンジンや自動変速制御
装置等゛は、マイクロコンピュータを用いた電子的なI
IJtllユニットによってilJ mするようになっ
ている。そして、複雑な制御仕様を効果的に実現させ、
車両の安全性、快適性、経済性等を向上させるようにし
ている。
このような制御ユニットによって、例えばエンジンの制
御を実行しようとする場合には、その制御対象となるエ
ンジンの運転状態を検出するための多数のセンサ類が使
用される。また、上記制御ユニットからの指令によって
駆動される制御対象となるアクチュエータ等も存在する
。したがって、上記制御ユニットによって、例えばエン
ジンを運転制御する場合にその制御が確実に実行される
ためには、上記各センサ類が正常に動作し、またアクチ
ュエータが正常に動作されるようになっていることが必
要である。
しかし、このような車載用の制御装置は、濃度が一40
℃のような極寒状態から100℃のような高温の状態ま
で、広い温度範囲にわたって使用される。また、制御ユ
ニットに対する電源電圧も、車載のバッテリが電源とし
て使用されるものであるため、例えばスタータモータが
回転される時等は瞬時的に4■までも低下し、その他に
も自動車特有の振動、結露、被水、電磁波障害等の悪条
件が存在する。したがって、上記センサ類、アクチュエ
ータ等にあっては、上記のような悪条件によって障害が
発生することもあるものであり、さらに電磁波による雑
音信号によって誤った信号を制御ユニットに対して供給
する状態も発生するおそれがある。
このような点を考慮して、車載用の制御ユニットを構成
するマイクロコンピュータを、低電圧でも作動可能なC
MOSタイプのものを用いて構成したり、またマイクロ
コンピュータからの出力が異常となった場合には、バッ
クアップ出力が行われるようにする工夫がされている。
また、制御ユニット自身で自己診断機能を設定し、異常
発生状態で警報等が発生されるようにして、その信頼性
安全性を向上させるようにしている。このように自己診
断結果は、イグニッションスイッチがオフとなった場合
にあっても記憶保持されるようになっているもので、後
日ディーラ−1修理工場等で点検する際に、異常箇所の
情報が適確に得られるようにしている。
しかし、このように自己診断機能では、一時的な異常が
発生し、車両として全く影響の無いものであり、以後再
発のおそれもなくて特に修理の必要のない異常も記憶し
表示するようになる。さらに、電磁波障害等で誤って検
出された信号に基づき異常と判断された場合も、異常と
して自己診断して、記憶表示するようになった。
このような問題点を解決する手段として、例えば特開昭
56−34540号公報で示されるように、異常が検出
されてから所定の時間の経過後にその記憶を消去する手
段や、特開昭58−27858号公報に示されるように
、点火スイッ、チが閉じられている合計時間が所定値に
達すると、異常検出記憶を消去するようにすることが考
えられている。
しかし、このような手段では、異常発生の頻度の低いも
のは、誤検出として消去されてしまうものであり、実際
に修理が必要となる異常発生検出であっても、そのまま
修理されないような状態が生ずる。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、車両
に搭載された電子的制御手段等で、自己診断機能によっ
てそのセンサ手段、制御手段等の異常を検出したような
場合にはこれを確実に記憶設定すると共に、自動的に回
復するような異常、さらに誤検出信号による異常等は特
別に分離して記憶設定できるようにして、自己診断結果
による補修箇所の検索等が効果的に実行され、より適確
な処置が確実に実行できるようにする車載用の制御装置
を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、この発明に係る車載用の制御装置にあっでは
、検出素子等の観測対象の異常状態を検出するようにす
ると共に、上記観測対象にそれぞれ対応する記憶部分を
有する第1および第2の記憶手段を備える。そして、も
し異常が検出されたならば、その異常を発生したIlr
M対象を上記第1および第2の記憶手段それぞれに対し
て記憶設定するもので、上記異常状態が消滅した場合に
は、その消滅してからの経過時間状態を計測し、特定さ
れる時間状態が経過したときに、上記第2の記憶手段に
記憶されている異常検出フラグを消去させるようにする
。そして、上記第1および第2の記憶手段の記憶内容を
選択的に表示出力できるようにしているものである。
[作用] したがって、このような車載用の制御装置にあっては、
検出素子等の観測対象からの信号に基づいて異常が検出
されたならば、その異常検出された観測対象が第1およ
び第2の記憶手段に対して記憶設定され、異常発生箇所
を指摘するようになる。この場合、上記異常発生が突発
的なものであり、自動的に回復されるような障害、ある
いは誤検出等の場合には、異常検出状態が自動的に回復
し、その異常回復後に特定される時間が経過した状態で
、上記第2の記憶手段の異常検出フラグが消滅するよう
になる。したがって、この第2の記憶手段の記憶内容か
ら、特に補修をしなければならない障害発生部分が判定
できるようになる。また、この場合筒1の記憶手段に対
しては、異常を発生した全ての経過が記憶設定されてい
るものであり、したがってこの第1の記憶手段の記憶内
容から異常発生の経過状態を読取ることができ、以後の
処置の適確な判断の材料として効果的に利用できるよう
になるものであり、より高性能な例えばエンジン制御が
容易に実現できるように適確な処置が実行できるように
なるものである。
[発明の実施例] 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
車両に搭載されるエンジン11の制御装置を示すもので
あって、このエンジン11に対しては、図示しないエア
クリーナから吸入された空気が、吸気管12を介して供
給されるようになっているも′のであり、また排気ガス
は排気管13を介して排出されるようになっている。そ
して、上記吸気管12に対しては、吸入空゛気量および
吸気温度を測定するエアフローメータ14、および吸入
空気量を制御するアクセルペダルによって駆動されるス
ロットル弁15が設けられている。
上記エアフローメータ14で検出された空気量信号Uお
よび吸気濃度検出信号THA、そしてスロットル弁15
の動作状態に対応して検出されるスロットル弁15開度
信号VTA、およびスロットル弁15が閉じられた状態
で発生されるアイドル検出信号I旧、さらにエンジン1
1に設定される冷却水温センサからの冷却水温信号TH
W等のアナログ上検出信号は、エンジン制御ユニット1
6に供給され、この制御ユニット16でA/D変換して
使用されるようになる。また、このエンジン制御ユニッ
ト16に対しては、エンジン11部分から気筒判別信号
G、エンジン回転速度信号Ne等のディジタル信号が入
力されているものであり、その他エアコンの制御状態を
示す信号A/C1車速センサからの車速信号SPD、ニ
ュートラルセーフティ信号NSW。
スタータ信号STA、さらに自己診断を指令するスイッ
チ17の投入に対応する信号Tが入力されている。その
他に、この制御ユニット16にあっては、車載されるバ
ッテリ電源18の状態も観測しているものであり、イグ
ニッションスイッチ19を得られる電源十Bと、直接的
な電源であるB attとの2系統の電源が制蓼ユニッ
ト16に対して供給設定されている。
そして、このエンジン制御ユニット16にあっては、上
記各検出手段からの検出信号に基づいて、例えばエンジ
ン11に対する燃料噴射量、点火時期等を演算して、上
記エンジン11の系統の燃料噴射弁に対して駆動信号I
Njを供給し、またイグナイタに対しては通電信号IG
tを供給する。その他に、ドライバに対して異常警告を
発する警告ランプ20の点灯信号W等を出力するように
なる。
第2図は上記エンジン制御ユニット16を取出して示し
たもので、この制御ユニット16はワンチップマイクロ
コンピュータ21を中心として構成されている。そして
、上記アナログ状態の入力信号は、入力回路22を介し
てA/D変換器23に供給し、ディジタル信号に変換し
て上記マイクロコンピュータ21に供給されるよう−す
る。この場合、上記A/D変換器23に対しては、マイ
クロコンピュータ21からA/D変換チャンネルを指定
し、この指定チャンネルの入力信号のA/D変換が実行
されるようになっている。さらに、エンジン回転速度信
号N13.車速信号SPDは、入力回路24で波形整形
した後マイクロコンピュータ21の割込み端子に対して
供給し、気筒判別信号Gはマイクロコンピュータ21の
ラッチ機能付きボートに入力されるようにする。また、
その他のディジタル信号は入力回路25に入力され、こ
の入力回路25でパラレル−シリアル変換した後、シリ
アル信号の形態でマイクロコンピュータ21に取り込ま
れる。
このマイクロコンピュータ21の出力信号であるイグナ
イタの通電信号IGt、および燃料噴射弁駆動信号IN
jは、バックアップ回路26に供給し、このバックアッ
プ回路26から出力回路27に対して供給するようにし
ている。ここで、上記バックアップ回路26は前記気筒
判別信号Gおよび回転速度信号Neを取込み、エンジン
1回転当りの点火信号IGtの数が所定の値であるか否
かを判定し、その数が異常のときは特定された固定値を
点火信号IGtおよび駆動信号INjとして出力するよ
うなバックアップ機能を有する。そして、警報ランプ2
0を表示駆動す・る信号Wは出力回路28から取出すも
ので、この出力回路28にはバックアップ回路26から
のIGt異常検出信号、およびマイクロコンピュータ2
1からの信号が供給設定されている。
電源回路29に対しては、前記バッテリ電源18からの
直接の電源B attと、イグニッションスイッチ19
を介して電源+Bが供給されているもので、電源B a
ttから得られる電源Vccをマイクロコンピュータ2
1に対して供給し、+smaからの電源VSubは他の
回路部分に対して電源として供給されるようにする。
第3図は上記のように構成される制御装置の動作の流れ
を示すもので、イグニッションスイッチ19がオンされ
、十B電源が供給される状態となると、ステップ100
でIloおよび内部RAMの初期化が実行される。そし
て、ステップ101でスタンバイRAMの内容が正しい
か否かを判定し、このRAMの内容が正しくない場合に
は、ステップ102でこのRAMの初期化を実行する。
次に、ステップ103で入力されたエンジン運転状態に
対応する検出信号に基づき、その運転状態に適合した燃
料噴射量を算出し、ステップ104ではイグナイタへの
通電・点火時期を算出する。
そして、次のステップ105で50m5の時間経過を観
測し、ステップ106で後述するダイアグ(自己診断)
処理を実行する。そして、さらにステップ107で10
分の時間経過を観測し、10分の時間経過を検出したと
きにステップ108に進み、後述するダイアグカウンタ
(異常状態経過時間計測)処理を実行するものである。
そして、その後ステップ101に戻り、イグニッション
スイッチがオフとなるまでこの処理の流れを繰返し実行
する。
第4図はA/D変換器23でのA/D変換終了毎に実行
される処理の流れを示すもので、ステップ120で今回
終了したA/D変換のチャンネルを取込む。そして、ス
テップ121で上記A/D変換値を取込み、ステップ1
22で上記取込んだA/D変換値の上下限のチェックを
行う。
このステップ122における上下限チェックは、第5図
に示すようにして実行する。すなわち、ステップ140
および141で、上記取込んだA/D変換値を設定され
た上限値および下限値と比較し、それぞれのステップ1
40.141で取込み値が上限値より大きく、また下限
値より小さいと判断された場合には、ステップ142お
よび143に進む。このステップ142では、第1およ
び第2の異常検出フラグを記憶設定するレジスタ1およ
びレジスタ2の中の上記A/D変換チャンネルに対応す
る記憶ビットをそれぞれエラーフラグ「1コにセットす
る。そして、さらにステップ144で上記異常検出のエ
ラーフラグに対応するエラー発生カウンタCERRi 
 (iは例えばO〜7の数値)をクリアする。その後、
ステップ145で上記取込んだ値の代わりに標準値を取
込むものである。
ここで、上記異常検出フラグを記憶設定するレジスタ1
およびレジスタ2は、第6図<A)に示すように構成さ
れるもので、それぞれBO〜B7の8つのビット記憶桁
を備えるもので、1〜8の各チャンネルに対応して異常
検出フラグが設定記憶されるようになっている。。この
場合、上記各ビット記憶桁にそれぞれ対応して異常検出
内容が対応設定されるもので、その対応関係は第6図(
B)に示すようになる。例えばエアフローセンサに対応
する第1チヤンネルで異常が検出された場合には、レジ
スタ1およびレジスタ2のそれぞれBOの桁にビット「
1」が書込まれるものである。
また、エラー発生カウンタは、第7図に示されるように
各チャンネル(O〜7)にそれぞれ対応して独立的に設
定されるもので、対応するチャンネルで異常が検出され
たときにクリアされるものである。
そして、これらレジスタ1、レジスタ2、およびエラー
発生カウンタの内容は、全てマイクロコンピュータ21
に設定されるスタンバイRAMに対して記憶設定されて
いるものであり、例えばイグニッションスイッチ19が
オフされ、電源+Bが断たれても、電源3 attによ
ってその記憶状態が保持されるようになっている。
前記第4図において、ステップ122で上記したような
チェック処理で異常が検出されない場合には、このチャ
ンネルの取込みデータをRAMに格納し、また異常が検
出されて第5図のステップ145で標準値が取込まれた
場合には、この標準値を上記RAMの格納する。そして
、次のステップ124で次のA/D変換チャンネルを決
定し、ステップ125で次のA/D変換をスタートさせ
るようになる。
第8図は、エラー発生カウンタのカウントアツプ処理の
流れを示すもので、この処理は第3図で示した処理のス
テップ108に対応するものであり、10分経過毎に実
行されるものである。すな−わち、ステップ160で各
チャンネルO〜7のカウンタCERRO〜CERR7に
対してそれぞれ1を加算する。ただし、この場合台カウ
ンタの計数値が例えばr255Jを越える場合には、そ
のカウントアツプをその状態で止めるようにする。
そして、ステップ161でまず第1のチャンネルに対応
するカウンタCERROの値を特定計数値kOと比較し
、このカウンタの計数値がkOより大きくなるまでエア
ーフローセンサの異常が検出されない場合は、ステップ
162の進む。そして、レジスタ2のこのチャンネルに
対応するビット桁BOを「0」にクリアする。
すなわち、エアフローセンサに異常が検出されると、レ
ジスタ1および2の第1チヤンネルのビット桁Boはそ
れぞれ「1」になるものであるが、イグニッションスイ
ッチがオンしている間の合計時間がkOに相当する時間
となるまでにエアーフローセンサに異常が発生しなけれ
ば、その異常が回復したとみなしてレジスタ2のビット
桁80がクリアされるものである。
また、ステップ163では次のチャンネルのカウンタC
ERR1を設定値に1と比較し、計数値かに1より大き
くなる状態でステップ164に進み、レジスタ2の対応
するビットB1をクリアする。
以後、このような処理を各チャンネルにそれぞれ対応し
て実行し、ステップ165では第8チヤンネルのエラー
発生カウンタCERR7の計数値を設定![k7と比較
し、その計数値かに7を越えた状態でステップ166で
このチャンネルに対応するレジスタ2のビット桁B7を
クリアする。
ここで、上記第8図で示した処理は10分毎に起動され
るようにして、異常発生が回復してからの時間が特定時
間経過した状態でステップ160でエラー発生カウンタ
CERRiをカウントアツプするように説明した。しか
し、これは例えばエンジンの回転数が特定さした数に達
する毎、車速信号を構成するパルス信号が、特定される
数だけ入力される毎、あるいはイグニッションスイッチ
がオフからオンになってから所定の回数だけ等、車両の
運転状態の推移に対応して発生される信号によって起動
するようにしてもよいので、種々の応用例が考えられる
また、上記設定値kO〜に7は、それぞれ監視対象に対
応して設定してもよいものであるが、例えばr60J 
(10時間に相当)のように同一の値としてもよい。ま
た、スタンバイRAMの容量を節約するために、エラー
発生カウンタCERRO〜CERR7を1つのRAMで
兼用するように構成してもよいものである。
第9図は第3図で示した処理の流れの中のステップ10
6のダイアグ(自己診断)処理の具体的な例を示す。こ
の自己診断処理を実行する場合には、まずエンジン制御
ユニット16に対応して設定される自己診断出力を実行
させる指令スイッチ17を投入したときに発生される信
号下の存在を、ステップ180で判定する。このステッ
プ180で信号Tの存在し、ダイアグ表示モードである
ことが確認されるとステップ181に進み、スロットル
弁15が閉じられた状態のアイドル信号1dlかせ存在
するか否かを判断する。
このステップ181では、信号I旧の存在する状態でス
テップ182に進み、前記レジスタ1に記憶されている
エラーコードを取込む。また、アイドル信号Idlの存
在しないときはステップ183に進み、レジスタ2の記
憶エラーコードを取込む。そして、ステップ184で上
記ステップ182あるいは183で取込まれたエラーコ
ードを出力し、これまで発生した全ての異常検出状態(
レジスタ1の内容)、あるいは上記全ての異常検出の中
で特に異常ではないと判断されたものを取り除いた異常
検出結果(レジスタ2の内容)が信号Wとして出力され
、表示ランプ20で表示されるようになる。
ここで、第1および第2のレジスタ1およびレジスタ2
の記憶内容が、第10図の(A)に示すような状態、具
体的にはレジスタ1のビット桁BOおよびB2に「1」
が記憶され、レジスタ2のビット桁Boに「1」が記憶
設定されていたと仮定する。このような状態で上記ステ
ップ181で信号1dlが存在していると判定された場
合には、第10図の(B)に示すように上記レジスタ1
のBOおよびB2のチャンネルを表示する「1」および
「3」のコードを、信号Wとしてスイッチ17が投入さ
れて信号Tが「1」となっている間周期的に出力される
。すなわち、ランプ20が上記信号Wの状態に対応して
点滅制御され、第1および第3のチャンネルに異常が発
生したことを表示出力するようになる。
また、上記ステップ181で信号I旧が存在しないこと
を確認した場合には、出力Wは第10図の(C)に示す
ように、ビット桁BOに対応するチャンネル1のみを出
力するようになり、これがこの自己診断時における修理
項目として表示されるようになる。
ここで、上記自己診断表示のときに、各チャンネルのコ
ードを表示する点灯時間幅を、第10図の(B)および
(C)に示すレジスタ1.あるいはレジスタ2を選択す
るそれぞれのモードで異ならせるようにしている。した
がって、このような表示形態の相違によってアイドル入
力(Idl)そのものが異常な場合でも容易に判別可能
となるものである。
第11図は上記のような装置における自己診断動作の状
態を説明するタイミングチャートを示すもので、(A)
図に示すように区間Aで冷却水温センサの異常状態が検
出されると、(B)および(C)図に示すように第1お
よび第2のレジスタ1および2の、それぞれ冷却水温に
対応するチャンネルのビット桁B2が「1」となる。ま
た、この異常が検出された状態となると、(D)図に示
すようにこのチャンネルに対応するエラー発生カウンタ
CERR2がクリアされ、このクリア状態は(A)図の
冷却水温センサの異常検出状態が存在される間継続され
る。そして、この異常検出状態が存在しなくなり正常に
復帰した状態となると、クリア指令が解除されてこのカ
ウンタCERR2は計数駆動されるようになり、その計
数値が設定Nk2に達したところで第2のレジスタ2の
ビット桁B2がクリアされる。
また、例えばエアフローセンサの異常状態が(A)図で
BおよびCに示す状態で検出されたとすると、レジスタ
1および2のチャンネル1のビット桁Boが(E)およ
び(F)に示すようにそれぞれ「1」となり、このチャ
ンネルに対応するエラー発生カウンタCERROがクリ
アされる。
このカウンタCERROの計数値は上記異常検出状態で
クリアされ、異常回復と共に計数駆動されるもので、最
後の異常が回復してカウンタCERROの計数値がkO
を越えたところでレジスタ1のBOが「0」にクリアさ
れるようになる。
すなわち、異常が検出されるとその全ての履歴がレジス
タ1の記憶保持されるようになり、この異常が回復され
ることなく継続されている場合のみレジスタ2で記憶さ
れいるようになる。したがって、このレジスタ2の記憶
内容に対応する表示出力が点検項目となるものであり、
レジスタ1の記憶に対応する表示出力が、異常発生の参
考出力となるものである。このような異常発生状態の記
憶状態は、イグニッションスイッチ19がオフされても
バッテリit源18が外されるまで継続されるようにな
る。
[発明の効果] 以上のようにこの発明に係る車載用の制御装置によれば
、この車両に搭載される各種のセンサ類、制御機器にお
いて異常が発生されると、この異常発生状態が確実に記
憶設定されるものであり、またその異常が自動的に回復
したような場合には、特定される時間経過後にその記憶
が消去されるようになる。したがって、例えば電磁波障
害や、全く瞬間的で且つ単発的な異常は自己診断によっ
て表示出力されないようになり、信頼度の高い、また適
確な処置が効率的に実行されるようになる自己診断が行
われるようになる。一方、一度検出した異常も診断履歴
として出力されるようになるものであるため、実際の自
己診断では異常無しと判断されるような場合でも、異常
が時々発生する特殊な異常状態の確認ができるようにな
る。すなわち、特に特別の手段をとることなく、ダイア
グ検出そのものの信頼性が著しく向上されるものである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る車載用の制御装置を
説明する構成図、第2図は上記実施例で使用されるエン
ジン制御ユニットを説明する構成図、第3図は上記制御
ユニットにおける制御動作の流れを説明するフローチャ
ート、第4図および第5図はそれぞれA/D変換後の割
込みおよび自己診断のための上下限チェックの処理の流
れを説明するフローチャート、第6図(A)は自己診断
における異常検出状態を記憶するレジスタを説明する図
、第6図(B)は上記レジスタの記憶内容を説明する図
、第7図はエラー発生カウンタの状態を説明する図、第
8図は上記レジスタおよびエラー発生カウンタの動作を
説明するフローチャート、第9図は異常検出に対応する
ダイアグ処理の流れを説明するフローチャート、第10
図(A)〜(C)はそれぞれレジスタの内容、および上
記レジスタ内容に対応する自己診断出力の状態を説明す
る信号波形図、第11図は上記自己診断動作の状態を説
明するタイミングチャートである。 11・・・エンジン、12・・・吸気管、14・・・エ
アフローメータ、15・・・スロットル弁、1G・・・
エンジン制御ユニット、17−P自己診断指令スイッチ
、18・・・バッテリ電源、19・・・イグニッション
スイッチ、20・・・表示ランプ。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第 2因 第3図 第4図    第5図 (A) (B) 第6図 第7図 第8図 (A) (B) (C) i10図 j411図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両の運転制御状態を検出する複数の検出素子と
    、 この複数の検出素子それぞれからの検出信号が供給設定
    され、この検出信号に基づいて演算を実行して制御信号
    を出力する制御ユニットと、上記検出素子さらに上記制
    御ユニットによつて制御される制御対象等の観測対象そ
    れぞれの異常状態を検出する手段と、 この手段で検出された各観測対象の異常検出結果を、そ
    れぞれ並列的に記憶設定する第1の記憶手段、さらに第
    2の記憶手段と、 上記複数の観測対象で特定される時間範囲で正常状態が
    継続したことを検出する継続期間判別手段と、 この手段で特定される時間範囲を経過して正常状態が継
    続したことが判別された上記観測対象に対応する上記第
    2の記憶手段の異常記憶内容を消去する手段と、 上記第1および第2の記憶手段の異常検出記憶内容を、
    選択的に出力し表示する手段と、を具備したことを特徴
    とする車載用の制御装置。
  2. (2)上記継続期間判別手段は、対象となる観測手段の
    異常状態から正常状態に変わった時点からの経過時間を
    計測する時間計測手段によって構成されるようにした特
    許請求の範囲第1項記載の車載用の制御装置。
  3. (3)上記継続期間判別手段は、対象となる観測手段の
    異常状態から正常状態に変わった時点からの、上記車両
    の運転状態の推移に対応して発生される信号を計数する
    手段によつて構成されるようにした特許請求の範囲第1
    項記載の車載用の制御装置。
  4. (4)上記第1および第2の記憶手段、さらに異常状態
    の継続期間判別手段は、スタンバイ可能なRAMに対し
    て設定されるようにした特許請求の範囲第1項記載の車
    載用の制御装置。
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