JP4251007B2 - 車両用故障診断制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用故障診断制御装置に係り、特に、特定のシステムや部品の故障を特定できないようなアイドル回転数制御の異常を検出することができ、車両用故障診断制御装置による不具合解析の効率化を実現することができる車両用故障診断制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、国内外の排気ガス法規制が年々厳しくなり、それに伴って車載用電子コントローラの故障診断(OBD:On−Board Diagnostic)の要求も厳しくなってきている。
【0003】
車両用故障診断制御装置の基本的な制御は、車両の走行状態が一定条件を満たした時点で、車載用電子コントローラの入出力をモニタして正常か異常かを判別する。異常と判断されたならば、どの部品、システムが異常であるかを識別する故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)と故障判定を実施したときの走行状態を、データ保持用メモリ(EEPROMやバッテリ電源でバックアップされたRAM)に保存する。
【0004】
従来の車両用故障診断制御装置としては、アイドル運転時のエンジン回転数をアイドル回転数制御アクチュエータの開度制御によって行うエンジンにおいて、水温をパラメータとした目標回転数にフィードバック制御を行い、そのフィードバック量を水温をパラメータとしたテーブルに学習する場合、現在のフィードバック量と過去に学習したフィードバック量との差から、アイドル回転数制御装置の故障診断を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
従来の車両用故障診断制御装置としては、エンジン回転数を運転状態によって定まる目標回アイドル転数に制御する際に、実際のエンジン回転数と目標アイドル回転数との偏差値を求め、この偏差値に基づいて予め設定した一定時間経過後の偏差値が、異常にアイドル回転数制御に対応して予め設定した所定の偏差値を越えている場合に、異常と判断して空燃比制御用アクチュエータをリーン側に強制駆動するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
従来の車両用故障診断制御装置としては、内燃機関の回転数を運転状態に応じて設定される目標回転数に制御するアイドル回転数制御方法において、目標回転数が変化した時に、所定時間内に内燃機関の回転数が目標回転数を中心とした所定範囲内に入らない場合、アイドル回転数制御を異常と判断するものがある(例えば、特許文献3参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開昭62−251449号公報(第3頁、第4図)
【特許文献2】
特開昭60−119337号公報(第3・4頁、第6図)
【特許文献1】
特開昭60−104738号公報(第4頁、第4図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の車両用故障診断制御装置においては、特定のシステム及び部品の故障を検出し、その故障内容を識別する故障コードや故障時の走行状態を保存する。その後、車載用故障診断制御装置は、外部の故障診断テスタからのデータ要求があれば、当該データを故障診断テスタに応答する。故障診断テスタは、当該データをディスプレイに表示し、作業者に故障内容を通知する。
【0009】
しかし、従来の車両用故障診断制御装置により車載用電子コントローラ内部で検出される故障は、特定のシステムや部品の故障に限られている。一方、運転者が修理に持ち込む車両の不具合には、現在の車載用故障診断制御装置では診断できず、故障コードが残っていない場合が多い。
【0010】
したがって、現在の車両用故障診断制御装置においては、非常に多くのシステムや部品の故障が要因として考えられるものの、システムや部品の特定が不可能であった場合には、故障として判定することができない問題がある。このように故障として判定することができないものには、エンジン始動不良やエンジンストール、アイドル回転数不良等がある。
【0011】
これらエンジン始動不良やエンジンストール、アイドル回転数不良等は、運転者にとって重大な不具合であるにもかかわらず、従来の車載用故障診断制御装置によっては故障として診断することができないため、車両の修理を修理者に依頼しても、故障コードが残っていないため、修理者は状況把握のために不具合の再検証に時間がかかり、故障原因の解析が困難となる問題がある。
【0012】
このため、従来の車両用故障診断制御装置は、特定のシステムや部品の故障を特定できないような、エンジン始動不良やエンジンストール、アイドル回転数不良等の故障として診断することができず、不具合解析の効率を低下させる不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、車両の車載部品の故障を検出する故障検出手段と、故障した前記車載部品が特定できるように車載部品毎に異なった故障コードを設定するコード設定手段と、故障した車載部品があるときには故障コードを出力する故障コード出力手段と、対応した故障コードを保存する故障コード保存手段とを備えた車両用故障診断制御装置において、前記車両に搭載されたエンジンのアイドル運転時のエンジン回転数を目標回転数になるように制御するアイドル回転数制御手段を備え、このアイドル回転数制御手段によるアイドル回転数制御中の設定されたサンプリング時間内におけるエンジン回転数の変動の最大値と最小値との差を積算した値を検出する変動検出手段を備え、この変動検出手段により検出された値を予め記憶されている前回までの回転数偏差積算値に加え新たな回転数偏差積算値を記憶するとともに、前記変動検出手段による積算値の検出を所定時間周期が経過するまで実施し、前記所定時間周期経過時の回転数偏差積算値が、設定された故障判定値よりも大きい場合にはアイドル回転数制御の故障を判定する故障判定手段を備え、前記故障判定手段により故障であると判定された場合には、アイドル回転数制御の故障コードを保存し、かつ前記故障であると判定された時の走行状態をデータ保存メモリに保存することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の車両用故障診断制御装置は、アイドル回転数制御中にエンジン回転数の変動を監視することができ、特定のシステムや部品の故障を特定できないようなアイドル回転数制御の異常を検出することができる。
【0015】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。図3において、2は車両、4は車両2に搭載された車両用故障診断制御装置の故障診断プログラムがプログラムされた車載用電子コントローラである。車載用電子コントローラ4としては、エンジンを制御するエンジンコントローラ4−1や自動変速機を制御するオートマチックトランスミッションコントローラ4−2等がある。
【0016】
車載用電子コントローラ4であるエンジンコントローラ4−1やオートマチックトランスミッションコントローラ4−2は、シリアル通信ライン又はCAN(CONTROLLER AREA NETWORK)通信ラインからなる車内通信ライン6に接続して設けている。
【0017】
車内通信ライン6には、コネクタ装置8の車両側コネクタ8−1を接続して設けている。車両側コネクタ8−1には、コネクタ装置8の外部装置側コネクタ8−2を結合・離脱可能に設けている。外部装置側コネクタ8−2は、シリアル通信ライン又はCAN(CONTROLLER AREA NETWORK)通信ラインからなる車外通信ライン10により車両2の外部に設けられた外部装置である故障診断テスタ12を接続して設けている。
【0018】
エンジンコントローラ4−1には、図4に示す如く、故障診断テスタ12との間で車内通信ライン6を介してシリアル通信によってデータ通信を行うシリアル通信ポートである第1の通信ポート14を設け、後述する入力処理回路24からの信号に基づいて目的の制御に対する最適制御量を演算し、この演算結果に基づいた制御信号を出力する中央処理装置であるCPU16を設け、制御用のプログラムやデータを格納するブロック書き換え可能なROM(工場でプログラムする場合は、フラッシュメモリやEEPROM)18を設け、CPU16が演算を行うためのデータを保存するRAM20を設け、制御用のセンサ(例えば、エンジン回転数センサ、エンジン水温センサ、バッテリ電圧センサ等)22からの信号を入力して波形処理する入力処理回路24を設け、CPU16からの制御信号を受けて制御用のアクチュエータ(例えば、アイドルスピードコントロールバルブ等)26を駆動する出力制御回路28を設け、他のコントローラであるオートマチックトランスミッションコントローラ4−2との間で車内通信ライン6を介して通信を行うための第2の通信ポート30を設け、車両2に搭載された電源32とイグニションスイッチ34とが接続される電源供給回路36を設けている。車両2の電源32は、車両側電源ライン38と車両側グランドライン40とにより前記コネクタ装置8から外部装置側電源ライン42と外部装置側グランドライン44とを介して故障診断テスタ12に接続される。
【0019】
エンジンコントローラ4−1は、CPU16に、故障診断プログラムを実行する手段として、車両2の車載部品の故障を検出する故障検出手段46と、故障した車載部品が特定できるように車載部品毎に異なった故障コードを設定するコード設定手段48と、故障した車載部品があるときには故障コードを出力する故障コード出力手段50と、対応した故障コードを保存する故障コード保存手段52とを備えている。
【0020】
エンジンコントローラ4−1は、故障診断プログラムの実行条件が成立し、入出力をモニタして故障検出手段46により車載部品の故障を検出し、故障と判定した場合に、コード設定手段48により故障の車載部品に応じて設定した故障コードDTC(DIAGNOSTIC TROUBLE CODE)とこの故障の判定を実施したときの走行状態とを、内部のEEPROMやバッテリ電源でバックアップされたRAM等からなるデータ保存用メモリ(図示せず)に保存する。
【0021】
故障診断テスタ12は、コネクタ装置8を介してエンジンコントローラ4−1に接続されると、電源32から電源を供給されて起動し、エンジンコントローラ4−1内部のデータ保存用メモリに保存された故障コードDTCと走行状態とを読み出し、ディスプレイ(図示せず)に表示する。
【0022】
この車両用故障診断制御装置を構成するエンジンコントローラ4−1は、アイドル回転数制御手段54を備えている。アイドル回転数制御手段54は、車両2に搭載されたエンジンのアイドル運転時のエンジン回転数をセンサ20により検出し、アクチュエータ26により例えばエンジンの吸入空気量を増減させて、検出するエンジン回転数を設定された目標回転数になるように制御する。
【0023】
エンジンコントローラ4−1は、このアイドル回転数制御手段54によるアイドル回転数制御中の設定されたサンプリング時間内におけるエンジン回転数の変動を検出する変動検出手段56を備え、この変動検出手段56により検出された値と設定された故障判定値とを比較してアイドル回転数制御の故障を判定する故障判定手段58を備えている。前記変動検出手段56は、サンプリング時間内におけるエンジン回転数の変動の最大値と最小値との差を積算した値を検出する。
【0024】
次に、図1の制御用フローチャートに沿って作用を説明する。
【0025】
車両用故障診断制御装置の故障診断プログラムがプログラムされたエンジンコントローラ4−1は、制御がスタート(100)すると、エンジン回転数の回転数偏差積算値をクリア(102)し、アイドル回転数制御による回転数フィードバック制御開始から所定時間が経過したか否かを判断(104)する。
【0026】
この判断(104)がNOの場合は、処理(102)に戻り、判断(104)を繰り返す。この判断(104)がYESとなった場合は、エンジン回転数の回転数変動検出周期T6のタイマをスタート(106)し、イグニションスイッチ34がOFFされたか否かを判断(108)する。
【0027】
この判断(108)がYESの場合は、エンド(110)にする。この判断(108)がNOの場合は、アイドル回転数制御の回転数フィードバック制御を継続中であるか否かを判断(112)する。
【0028】
この判断(112)がNOの場合は、処理(102)に戻る。この判断(112)がYESの場合は、エンジン回転数の回転数偏差検出周期T5のタイマをスタート(114)し、エンジン回転数の変動の最大値NeAを取得(116)し、回転数偏差検出周期T5が経過したか否かを判断(118)する。
【0029】
この判断(118)がNOの場合は、この判断(118)を繰り返す。この判断(118)がYESの場合は、エンジン回転数の変動の最小値NeBを取得(120)し、回転数偏差積算値を更新(122)し、回転数変動検出周期T6が経過したか否かを判断(124)する。前記回転数偏差積算値は、回転数偏差積算値=前回の回転数偏差積算値+|NeA−NeB|の式により更新する。
【0030】
この判断(124)がNOの場合は、判断(108)に戻る。この判断(124)がYESの場合は、回転数偏差積算値が故障判定値である異常判定回転数を越えているか否かを判断(126)する。
【0031】
この判断(126)がYESの場合は、故障コードである異常コードをデータ保存用メモリに格納(128)して保存し、アイドル不調回数(回転数ハンチング)をインクリメント(INCREMENT)(130)し、回転数偏差積算値をクリア(132)し、処理(106)に戻る。この判断(126)がNOの場合は、回転数偏差積算値をクリア(132)し、処理(106)に戻る。
【0032】
このように、このエンジンコントローラ4−1は、図2に示す如く、アイドル回転数制御の所定周期T6内における故障の検出中に、所定周期T5で各種制御データとしてエンジン回転数の変動の最大値NeAと最小値NeBとをサンプリングし、サンプリングしたデータの最大値NeAと最小値NeBとの比較を実施し、最大値NeAと最小値NeBとの差の積算値の更新を行う。
【0033】
サンプリング時間T5中に異常が収束(始動完了やアイドル回転数が目標回転数近傍に収束等)した場合は、最大値NeAと最小値NeBとの差の積算値をクリアし、異常が確定したときのみ、異常コードを確定時の各種制御状態とともにデータ保存用メモリに保存する。
【0034】
なお、異常検出別のサンプリング時間は、アイドル回転数不良はアイドル不良検出開始からアイドル不良収束までの時間とし、始動不良の場合はスタータONからスタータOFFまでの時間とする。
【0035】
これにより、この車両用故障診断制御装置の故障診断プログラムがプログラムされたエンジンコントローラ4−1は、アイドル回転数制御中にエンジン回転数の変動を監視することができ、特定のシステムや部品の故障を特定できないようなアイドル回転数制御の異常を検出することができる。
【0036】
このため、この車両用故障診断制御装置を構成するエンジンコントローラ4−1は、車両用故障診断制御装置による不具合解析の効率化を実現することができる。さらに、不具合解析の効率化の手段としては、異常検出中において、エンジンコントローラ4−1に接続された制御用のセンサ(例えば、エンジン回転数センサ、エンジン水温センサ、バッテリ電圧センサ等)22や制御用のアクチュエータ(例えば、アイドルスピードコントロールバルブ等)26の最大値と最小値とを検出し、これらの値をデータとしてデータ保存用メモリに保存することが挙げられる。これにより、異常時におけるエンジンコントローラ4−1に入出力される制御用のセンサ22やアクチュエータ26の値や制御定数の推移を類推することができるので、ディーラや整備工場において不具合を再検証するための時間を短縮することが可能である。
【0037】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0038】
例えば、この発明の実施例においては、サンプリング時間T5内に検出したエンジン回転数の変動の最大値NeAと最小値NeBとの差の積算値と設定された異常判定値とを比較して判定したが、サンプリング時間T5内に検出したエンジン回転数の最大値NeAと最小値NeBとの間で変化する回数と設定された異常判定値と比較して判定することにより、アイドル回転数制御の異常を検出することができる。
【0039】
また、この発明の実施例においては、サンプリング時間T5内に検出したエンジン回転数の変動の最大値NeAと最小値NeBとの差の積算値が設定された異常判定値を越えた場合に故障と判定したが、積算値が異常判定値に近づいて行く傾向にある場合に、サンプリング時間T5内におけるエンジン回転数の最大値NeAと最小値NeBとの検出回数を増大させ、あるいはサンプリング時間T5の間隔を縮めることにより、異常判定の精度を高めることもできる。
【0040】
【発明の効果】
このように、この発明の車両用故障診断制御装置は、アイドル回転数制御中にエンジン回転数の変動を監視することができ、特定のシステムや部品の故障を特定できないようなアイドル回転数制御の異常を検出することができる。
このため、この発明の車両用故障診断制御装置は、車両用故障診断制御装置による不具合解析の効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両用故障診断制御装置の制御用フローチャートである。
【図2】エンジン回転数変動の最大値と最小値とをサンプリングする際のタイミングチャートである。
【図3】車両用故障診断制御装置を搭載したの車両の概略側面図である。
【図4】車両用故障診断制御装置の通信系統を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 車両
4 車載用電子コントローラ
4−1 エンジンコントローラ
4−2 オートマチックトランスミッションコントローラ
6 車内通信ライン
8 コネクタ装置
10 車外通信ライン
12 故障診断テスタ
16 CPU
18 ROM
20 RAM
32 電源
34 イグニションスイッチ
36 電源供給回路
46 故障検出手段
48 コード設定手段
50 故障コード出力手段
52 故障コード保存手段
54 アイドル回転数制御手段
56 変動検出手段
58 故障判定手段

Claims (2)

  1. 車両の車載部品の故障を検出する故障検出手段と、
    故障した前記車載部品が特定できるように車載部品毎に異なった故障コードを設定するコード設定手段と、
    故障した車載部品があるときには故障コードを出力する故障コード出力手段と、
    対応した故障コードを保存する故障コード保存手段とを備えた車両用故障診断制御装置において、
    前記車両に搭載されたエンジンのアイドル運転時のエンジン回転数を目標回転数になるように制御するアイドル回転数制御手段を備え、
    このアイドル回転数制御手段によるアイドル回転数制御中の設定されたサンプリング時間内におけるエンジン回転数の変動の最大値と最小値との差を積算した値を検出する変動検出手段を備え、
    この変動検出手段により検出された値を予め記憶されている前回までの回転数偏差積算値に加え新たな回転数偏差積算値を記憶するとともに、前記変動検出手段による積算値の検出を所定時間周期が経過するまで実施し、前記所定時間周期経過時の回転数偏差積算値が、設定された故障判定値よりも大きい場合にはアイドル回転数制御の故障を判定する故障判定手段を備え、
    前記故障判定手段により故障であると判定された場合には、アイドル回転数制御の故障コードを保存し、かつ前記故障であると判定された時の走行状態をデータ保存メモリに保存することを特徴とする車両用故障診断制御装置。
  2. 車両の車載部品の故障を検出する故障検出手段と、
    故障した前記車載部品が特定できるように車載部品毎に異なった故障コードを設定するコード設定手段と、
    故障した車載部品があるときには故障コードを出力する故障コード出力手段と、
    対応した故障コードを保存する故障コード保存手段とを備えた車両用故障診断制御装置において、
    前記車両に搭載されたエンジンのアイドル運転時のエンジン回転数を目標回転数になるように制御するアイドル回転数制御手段を備え、
    このアイドル回転数制御手段によるアイドル回転数制御中の設定されたサンプリング時間内におけるエンジン回転数の変動の最大値と最小値との差を積算した値を検出する変動検出手段を備え、
    この変動検出手段により検出された値を予め記憶されている前回までの回転数偏差積算値に加え新たな回転数偏差積算値を記憶するとともに、前記変動検出手段による積算値の検出を所定時間周期が経過するまで実施し、前記所定時間周期経過時の回転数偏差積算値が、設定された故障判定値よりも大きい場合にはアイドル回転数制御の故障を判定する故障判定手段を備え、
    前記故障判定手段により故障であると判定された場合には、アイドル回転数制御の故障コードを保存し、かつ前記故障であると判定された時の前記所定時間周期内に検出されたエンジン回転数の変動の最大値と最小値をデータ保存メモリに保存することを特徴とする車両用故障診断制御装置。
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