JPS62164965A - レイタンス除去車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は高圧水によりレイタンスを除去するレイタンス
除去車に関し、特に不陸面に型枠際等の狭隘部のレイタ
ンスを作業性よく取除くことのできるようにしたレイタ
ンス除去用に関する。

［従来技術］ ダム等のコンクリート構造物を構築するには所定厚さの
」ンクリ−１・を打設し、養生後その上に新たなコンク
リートを打設していく。その際、先に打設したコンクリ
−］・表面にはレイタンス（白色部分）といわれるアク
が発生し、このレイタンスを除去することなく新たな」
ンクリ−１・を打設置ると、先に打設したコンクリート
と新たに打設したコンクリ−１・との接着に支障を来た
すので、新たにコンクリートを打設するに先立ち先に打
設したコンクリートの養生後にこのレイタンスを除去す
る必要がある。この場合、打設コンクリート面積が小さ
い場合には人力によるレイタンスの除去が可能であるが
、ダムのように大規模なコンクリ−１・構造物の場合に
は人力によるレイタンス除去は能率的でない。

そこで、例えば実開昭５２−１０７０２６号公報にみら
れるように、自走式の車両の前方にアームを介してブラ
シを車両の幅方向に？！７ｒ！１個並設し、このブラシ
を原動様で回動駆動させつつ車両を走行させてレイタン
スを除去する除去用が提案され、実施されている。この
レイタンス除去１１■によれば、人力による場合に比べ
て著しく能率よくレイタンスの除去を行うことができて
、ダムのような広い打設コンクリート面のレイタンス除
去に好適に実施できるが、従来の回転ブラシを用いたレ
イタンス除去用にＪ：る場合は不陸面に追従できない問
題および型枠際等の狭隘部のレイタンス除去が不可能で
あるという問題があった。

第１図工に不陸の場合を示し、ブラシ八は不陸なコンク
リート打設面Ｂに追従できず、過打付力部Ｒを生じたり
残カット部Ｓを生じたりする。また第１図■に型枠際等
の狭隘部の場合を示し、Ｃは型枠、Ｄは監査廊を示し、
狭隘な部分子のレイタンス除去ができない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は従来の回転ブラシ式しイタンス除去車の前記欠
点を解決し、従来のレイタンス除去用と１ｉｉｌｉにダ
ム等の広いコンクリート打設面のレイタンスを能率よく
除去することができると共に、不陸面や型枠際等の狭隘
部のレイタンスも適切に除去することのできるレイタン
ス除去用を提供すべくなされたものである。

［発明の構成］ 本発明者らは種々実験の結果、７〜２０にび／ａｉの高
圧水をノズルよりコンクリート面に噴射するこによりコ
ンクリート面に生じるレイタンスを除去することができ
ることを見出し本発明にいたったものである。

本発明にＪ：れば、平坦なコンクリート面のレイタンス
除去は勿論のこと局部的な不陸箇所や型枠際等の狭隘部
のレイタンスも確実に取除くことができるように、自走
式の車両の両側にサイドノズルユニットを、またサイド
ノズルユニット聞に複数のフロン（・ノズルユニツ］・
を設け、サイドノズルユニットについては相対峙さＵて
斜め下方に向け、またフロントノズルユニット冷却水て
は前方に向き斜め下方に向ｔノで設け、そして１ノイド
ノズルユニツトは旋回用油圧シリンダおよび旋回フレー
ムにより両すイドノズルユニツトが同時に水平旋回する
と」先に、サイドノズルスイング用油圧シリンダにより
各々のサイドノズルユニットが水平方向にスイングする
ようにし、またフロントノズルユニットはフロントノズ
ルと下角調整油圧シリンダおよび回動フレームにより全
フロントノズルユニットが同時にその上下角度が調整さ
れると共に、フロントノズル水平角調整油圧シリンダお
よびフ０ントノズル水平角調整レバーにより各々のフロ
ントノズルユニットの水平角度が調整されるようにし、
かつフロントノズルはフロントノズル揺動油圧シリンダ
およびフロントノズル揺動フレームにより全フロントノ
ズルユニットが同時に水平部１１＋　するようにされて
いる。そしてザイドノズルユニットオよびフロントノズ
ルユニット 車両に連結されていて油圧シリンダにより車両の前後方
向に回動される第１のリンク機構および第１のリンク機
構に連結されていて油圧シリンダにより車両の．［下方
向に回動される第２のリンク機構により車両に支持され
ている。

［発明の信用］ 作業ｎが車両に乗り油圧シリンダを作動さＵて第１のリ
ンク機構および第２のリンク機構を操作して１ナイトノ
ズルユニツトおよびフロントノズルコニツ］・をレイタ
ンスを除去すべきコンクリート面に対する適切な位置に
移動させ、車両を前方に走行さゼる。そしてコンクリー
ト面の不陸有無や型枠際等の狭隘部であるかどうかをみ
てフロントノズル上下角調整油圧シリンダまたは（およ
び）フ［１ントノズル水平角調整油圧シリンダを作動さ
Ｕてフロントノズルユニットの上下角または（および）
水平角の調整を行う。この調整はレイタンス除去中にも
行うことができる。そしてポンプユニットを作動させ、
旋回用油圧シリンダおにび旋回フレームによりサイドノ
ズルユニット全体を水平旋回させるとハに、サイドノズ
ルスイング用油庁シリンダによりサイドノズルを各別に
スイングさせ、またフロントノズル揺動シリンダおよび
フロントノズル４１　ｆＪ＋フレームにより全フロン］
−ノズルユニットを水下方向に揺動させつつサイドノズ
ルコニツｌ−およびフロントノズルユニットからコンク
リート面に向１て高圧水を噴射する。この高圧水により
コンクリート面に生じたレイタンスｔよ取除かれ、レイ
タンス除去を行った泥水は別設のバキューム式泥水回収
車で回収する。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例につぎ説明する。

第２図１、■において自走式の車両１には水を入れるタ
ンク２およびタンク２内の水を後述のり一イドノズルユ
ニット４およびフロントノズルユニッｌ−５に圧送しそ
れ等のノズルより高圧水を噴射させるためのポンプユニ
ット３が搭載されている。

なお、タンク２およびボンプユニツｉ・３、特にタンク
２は車両に搭載することなく別設し、ボースでポンプユ
ニット３に接続するようにしてもよい。

車両１には油圧シリンダにより車両１の前後方向に回動
する第１のリンク機構が連結されており、その第１のリ
ンクＩｌｌ構には油圧シリンダにより車両１の上下方向
に回動する第２のリンク機構が連結されており、第２の
リンク機構の先端で、サイドノズルユニット４およびフ
ロントノズルユニット５を支持している。まずリンク機
構から説明覆る。

車両１の下部フレーム１ａにはブーム６および平行リン
ク７の各一端がピン連結され、ブーム６および平行リン
ク７の各他端は三角形状の中間リンク８の一辺にピン連
結されていて第１のリンク□横を構成しており、この第
１のリンク機構はそれに設けた補助リンク９と車両１と
の間に介装された油圧シリンダ１０により車両１の前後
方向に回動される。中間リンク８の他辺に７−ム１１お
Ｊ：び平行リンク１２の各一端がビン連結され、アーム
１１および平行リンク１２の他端はブラケット１３にビ
ン連結されていて第２のリンク１３１８４を構成してお
り、この第２のリンク機構はアーム１１と中間リンク８
との間に介装した油圧シリンダ１４により車両１の上上
り向に回動される。前記リンク機構は車両１の両側に設
【ノられており、第３図に示ずノズルユニット支持フレ
ーム１４が前記ブラケット１３に４ｐＡ可能に取付けら
れている。

次に主として第３図を参照してノズルユニット側につい
て説明する。

ノズルユニット支持フレーム１４には旋回用油圧シリン
ダ１５により軸１６を中心として水平旋回する旋回フレ
ーム１７が支持部材１８により支持されている。旋回フ
レーム１７の両端にはサイドノズルスイング用油圧シリ
ンダ１９により幀２０を中心として水平旋回するサイド
ノズル支持レバー２１が設けられており、その先端には
サイドノズルユニット４が相対峙させて斜め下方に向け
て取付けられている。旋回フレーム１７に回肋自自に支
持２２された回動フレーム２３が設けられており、この
回動フレーム２３はフロントノズル上下角調整油圧シリ
ンダ２４により回動される。

サイドノズルユニツ１〜４．４間で回動フレーム２３の
両端および中心には前方に向き斜め下方に向けてフロン
トノズルユニット５．５．５が取付けられている。フロ
ントノズル揺動フレーム２５が設けられており、このフ
ロントノズル揺動フレーム２５はフロントノズル揺動油
圧シリンダ２６により軸２６Δを支軸として水平方向に
揺動する。

フロン１〜ノズル揺動フレーム２５上をフロントノズル
水平角調整油圧シリンダ２８により摺動されるフロント
ノズル水平角調整レバー２９が設けれてＪ３す、それに
設りた長孔２９　ａにフ［ｌントノズルコニツト５側の
、ピン３０が係合している。

次にＯＢ述のレイタンス除去中によりコンクリ−１−面
に生じたレイタンスを除去す゛る方法について説明する
。作業日が車両１に乗り油圧シリンダ１０および油圧シ
リンダ１４を作動させて第１のリンク機構６．７および
第２のリンク機構１１．１２を操作してサイドノズルユ
ニット４およびフロントノズルユニット５をレイタンス
を除去ずべきコンクリ−］・而に対する適切な位置に移
動さＵ、車両１を前方に走行させる。そしてコンクリー
ト面の状況、すなわち不陸の自照、型枠際等の狭隘部で
あるかどうかをみてフ「Ｉントノズル」−下調整油圧シ
リンダ２４または（および）フロントノズル水平角調整
油圧シリンダ２８を作動ざゼてフロントノズルユニット
５の、［下角または（および）水平角の調整を行う。こ
の調整はレイタンス除去中にも行うことができる。そし
てポンプユニット３を作動させ、旋回用油圧シリンダ１
５および旋回フレーム１アによりサイドノズル１ニツ１
−４．４全体を水平旋回させると共に、サイドノズルス
イング用油圧シリンダ１９により１ノイドノズル４を各
別にスイングさせ、またフ［■ントノズル揺動シリンダ
２６Ｊ）よびフロントノズル揺動フレーム２５により軸
２７を支軸として全フロントノズルユニツ１−５を同時
に水平方向に揺動させつつサイドノズルユニット４．４
およびフロントノズルユニット５．５．５からコンクリ
ート面に向けて高圧水、例えば７．５に９／ｃｉの高圧
水を噴ＤＩ−する。

この高圧水によりコンクリ−１−面に生じたレイタンス
は取除かれる。そして型枠際等の狭隘部はサイドノズル
ユニット４．４を旋回用油圧シリンダ１５で第２図丁に
示ずように回動させ狭隘部のレイタンス除去を行う。レ
イタンス除去を行った泥水は図示しない別設のバキュー
ム式泥水回収車で回収する。

［発明の効果］ 以」二説明したように本発明によれば、サイドノズルユ
ニットの水平方向の向きを変え、またフロントノズルユ
ニットの水平方向および垂直方向の角度を調整すること
により、平坦なコンクリート面のレイタンスの除去は勿
論のこと局部的な不叶部や型枠際等の狭隘部のレイタン
ス除去ｔ３１１実にかつ能率よく行うことができ、ダム
のにうな広いコンクリ−１・而で比較的局部不陸が多い
コンクリート面のレイタンス除去に好適に実施できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図１、■は従来のブラシ式レイタンス除去中による
場合の問題点を示す説明図、第２図丁、■は本発明の実
施例に係る水ジエン１−しレイタンス除去車の平面図お
Ｊ：び側面図、第３図はサイドノズルユニットおよびフ
ロントノズルユニットの作動機構を承り斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）自走式の車両に連結されていて油圧シリンダによ
   り車両の前後方向に回動される第１のリンク機構および
   第１のリンク機構に連結されていて油圧シリンダにより
   車両の上下方向に回動される第２のリンク機構を設け、
   第２のリンク機構の先端で車両の両側に位置するサイド
   ノズルユニットおよびサイドノズルユニット間に位置す
   る複数のフロントノズルユニットを支持し、サイドノズ
   ルユニットは相対峙させて斜め下方に向けて設けられて
   おり、そして旋回用油圧シリンダおよび旋回フレームに
   より両サイドノズルユニットが同時に水平旋回すると共
   に、サイドノズルスイング用油圧シリンダにより各々の
   サイドノズルユニットが水平方向にスイングするように
   なっており、またフロントノズルユニットは前方に向き
   斜め下方に向けて設けられており、そしてフロントノズ
   ル上下角調整油圧シリンダおよび回動フレームにより全
   フロントノズルユニットが同時にその上下角度が調整さ
   れると共に、フロントノズル水平角調整油圧シリンダお
   よびフロントノズル水平角調整レバーにより各々のフロ
   ントノズルユニットの水平角度が調整されるようになっ
   ており、かつフロントノズルユニットはフロントノズル
   揺動油圧シリンダおよびフロントノズル揺動フレームに
   より全フロントノズルユニットが同時に水平揺動される
   ようになっていることを特徴とするレイタンス除去車。
2. （２）水を入れるタンクおよびタンク内の水をサイドノ
   ズルユニットおよびフロントノズルユニットに圧送する
   ポンプユニットが車両に搭載されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載のレイタンス除去車。