JPH0415869B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415869B2 JPH0415869B2 JP639986A JP639986A JPH0415869B2 JP H0415869 B2 JPH0415869 B2 JP H0415869B2 JP 639986 A JP639986 A JP 639986A JP 639986 A JP639986 A JP 639986A JP H0415869 B2 JPH0415869 B2 JP H0415869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front nozzle
- vehicle
- hydraulic cylinder
- nozzle
- laitance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高圧水によりレイタンスを除去するレ
イタンス除去車に関し、特に不陸面に型枠際等の
狭隘部のレイタンスを作業性よく取除くことので
きるようにしたレイタンス除去車に関する。
イタンス除去車に関し、特に不陸面に型枠際等の
狭隘部のレイタンスを作業性よく取除くことので
きるようにしたレイタンス除去車に関する。
[従来技術]
ダム等のコンクリート構造物を構築するには所
定厚さのコンクリートを打設し、養生後その上に
新たなコンクリートを打設していく。その際、先
に打設したコンクリート表面にはレイタンス(白
色部分)といわれるアクが発生し、このレイタン
スを除去することなく新たなコンクリートを打設
すると、先に打設したコンクリートと新たに打設
したコンクリートとの接着に支障を来たすので、
新たにコンクリートを打設するに先立ち先に打設
したコンクリートの養生後にこのレイタンスを除
去する必要がある。この場合、打設コンクリート
面積が小さい場合には人力によるレイタンスの除
去が可能であるが、ダムのように大規模なコンク
リート構造物の場合には人力によるレイタンス除
去は能率的でない。
定厚さのコンクリートを打設し、養生後その上に
新たなコンクリートを打設していく。その際、先
に打設したコンクリート表面にはレイタンス(白
色部分)といわれるアクが発生し、このレイタン
スを除去することなく新たなコンクリートを打設
すると、先に打設したコンクリートと新たに打設
したコンクリートとの接着に支障を来たすので、
新たにコンクリートを打設するに先立ち先に打設
したコンクリートの養生後にこのレイタンスを除
去する必要がある。この場合、打設コンクリート
面積が小さい場合には人力によるレイタンスの除
去が可能であるが、ダムのように大規模なコンク
リート構造物の場合には人力によるレイタンス除
去は能率的でない。
そこで、例えば実開昭52−107026号公報にみら
れるように、自走式の車両の前方にアームを介し
てブラシを車両の幅方向に複数個並設し、このブ
ラシを原動機で回動駆動させつつ車両を走行させ
てレイタンスを除去する除去車が提案され、実施
されている。このレイタンス除去車によれば、人
力による場合に比べて著しく能率よくレイタンス
の除去を行うことができて、ダムのような広い打
設コンクリート面のレイタンス除去に好適に実施
できるが、従来の回転ブラシを用いたレイタンス
除去車による場合は不陸面に追従できない問題お
よび型枠際等の狭隘部のレイタンス除去が不可能
であるという問題があつた。
れるように、自走式の車両の前方にアームを介し
てブラシを車両の幅方向に複数個並設し、このブ
ラシを原動機で回動駆動させつつ車両を走行させ
てレイタンスを除去する除去車が提案され、実施
されている。このレイタンス除去車によれば、人
力による場合に比べて著しく能率よくレイタンス
の除去を行うことができて、ダムのような広い打
設コンクリート面のレイタンス除去に好適に実施
できるが、従来の回転ブラシを用いたレイタンス
除去車による場合は不陸面に追従できない問題お
よび型枠際等の狭隘部のレイタンス除去が不可能
であるという問題があつた。
第1図に不陸の場合を示し、ブラシAは不陸
なコンクリート打設面Bに追従できず、過打付力
部Rを生じたり残カツト部Sを生じたりする。ま
た第1図に型枠際等の狭隘部の具合を示し、C
は型枠、Dは監査廊を示し、狭隘な部分Tのレイ
タンス除去ができない。
なコンクリート打設面Bに追従できず、過打付力
部Rを生じたり残カツト部Sを生じたりする。ま
た第1図に型枠際等の狭隘部の具合を示し、C
は型枠、Dは監査廊を示し、狭隘な部分Tのレイ
タンス除去ができない。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は従来の回転ブラシ式レイタンス除去車
の前記欠点を解決し、従来のレイタンス除去車と
同様にダム等の広いコンクリート打設面のレイタ
ンスを能率よく除去することができると共に、不
陸面や型枠際等の狭隘部のレイタンスも適切に除
去することのできるレイタンス除去車を提供すべ
くなされたものである。
の前記欠点を解決し、従来のレイタンス除去車と
同様にダム等の広いコンクリート打設面のレイタ
ンスを能率よく除去することができると共に、不
陸面や型枠際等の狭隘部のレイタンスも適切に除
去することのできるレイタンス除去車を提供すべ
くなされたものである。
[発明の構成]
本発明者らは種々実験の結果、7〜20Kg/cm2の
高圧水をノズルよりコンクリート面に噴射するこ
によりコンクリート面に生じるレイタンスを除去
することができることを見出し本発明にいたつた
ものである。
高圧水をノズルよりコンクリート面に噴射するこ
によりコンクリート面に生じるレイタンスを除去
することができることを見出し本発明にいたつた
ものである。
本発明によれば、平坦なコンクリート面のレイ
タンス除去は勿論のこと局部的な不陸箇所や型枠
際等の狭隘部のレイタンスも確実に取除くことが
できるように、自走式の車両の両側にサイドノズ
ルユニツトを、またサイドノズルユニツト間に複
数のフロントノズルユニツトを設け、サイドノズ
ルユニツトについては相対峙させて斜め下方に向
け、またフロントノズルユニツトについては前方
に向き斜め下方に向けて設け、そしてサイドノズ
ルユニツトは旋回用油圧シリンダおよび旋回フレ
ームにより両サイドノズルユニツトが同時に水平
旋回すると共に、サイドノズルスイング用油圧シ
リンダにより各々のサイドノズルユニツトが水平
方向にスイングするようにし、またフロントノズ
ルユニツトはフロントノズル上下角調整油圧シリ
ンダおよび回動フレームにより全フロントノズル
ユニツトが同時にその上下角度が調整されると共
に、フロントノズル水平角調整油圧シリンダおよ
びフロントノズル水平角調整レバーにより各々の
フロントノズルユニツトの水平角度が調整される
ようにし、かつフロントノズルはフロントノズル
揺動油圧シリンダおよびフロントノズル揺動フレ
ームにより全フロントノズルユニツトが同時に水
平揺動するようにされている。そしてサイドノズ
ルユニツトおよびフロントノズルユニツトは自走
式の車両に連結されていて油圧シリンダにより車
両の前後方向に回動される第1のリンク機構およ
び第1のリンク機構に連結されていて油圧シリン
ダにより車両の上下方向に回動される第2のリン
ク機構により車両に支持されている。
タンス除去は勿論のこと局部的な不陸箇所や型枠
際等の狭隘部のレイタンスも確実に取除くことが
できるように、自走式の車両の両側にサイドノズ
ルユニツトを、またサイドノズルユニツト間に複
数のフロントノズルユニツトを設け、サイドノズ
ルユニツトについては相対峙させて斜め下方に向
け、またフロントノズルユニツトについては前方
に向き斜め下方に向けて設け、そしてサイドノズ
ルユニツトは旋回用油圧シリンダおよび旋回フレ
ームにより両サイドノズルユニツトが同時に水平
旋回すると共に、サイドノズルスイング用油圧シ
リンダにより各々のサイドノズルユニツトが水平
方向にスイングするようにし、またフロントノズ
ルユニツトはフロントノズル上下角調整油圧シリ
ンダおよび回動フレームにより全フロントノズル
ユニツトが同時にその上下角度が調整されると共
に、フロントノズル水平角調整油圧シリンダおよ
びフロントノズル水平角調整レバーにより各々の
フロントノズルユニツトの水平角度が調整される
ようにし、かつフロントノズルはフロントノズル
揺動油圧シリンダおよびフロントノズル揺動フレ
ームにより全フロントノズルユニツトが同時に水
平揺動するようにされている。そしてサイドノズ
ルユニツトおよびフロントノズルユニツトは自走
式の車両に連結されていて油圧シリンダにより車
両の前後方向に回動される第1のリンク機構およ
び第1のリンク機構に連結されていて油圧シリン
ダにより車両の上下方向に回動される第2のリン
ク機構により車両に支持されている。
[発明の作用]
作業員が車両に乗り油圧シリンダを作動させて
第1のリンク機構および第2のリンク機構を操作
してサイドノズルユニツトおよびフロントノズル
ユニツトをレイタンスを除去すべきコンクリート
面に対する適切な位置に移動させ、車両を前方に
走行させる。そしてコンクリート面の不陸有無や
型枠際等の狭隘部であるかどうかをみてフロント
ノズル上下角調整油圧シリンダまたは(および)
フロントノズル水平角調整油圧シリンダを作動さ
せてフロントノズルユニツトの上下角または(お
よび)水平角の調整を行う。この調整はレイタン
ス除去中にも行うことができる。そしてポンプユ
ニツトを作動させ、旋回用油圧シリンダおよび旋
回フレームによりサイドノズルユニツト全体を水
平旋回させると共に、サイドノズルスイング用油
圧シリンダによりサイドノズルを各別にスイング
させ、またフロントノズル揺動シリンダおよびフ
ロントノズル揺動フレームにより全フロントノズ
ルユニツトを水平方向に揺動させつつサイドノズ
ルユニツトおよびフロントノズルユニツトからコ
ンクリート面に向けて高圧水を噴射する。この高
圧水によりコンクリート面に生じたレイタンスは
取除かれ、レイタンス除去を行つた泥水は別設の
バキユーム式泥水回収車で回収する。
第1のリンク機構および第2のリンク機構を操作
してサイドノズルユニツトおよびフロントノズル
ユニツトをレイタンスを除去すべきコンクリート
面に対する適切な位置に移動させ、車両を前方に
走行させる。そしてコンクリート面の不陸有無や
型枠際等の狭隘部であるかどうかをみてフロント
ノズル上下角調整油圧シリンダまたは(および)
フロントノズル水平角調整油圧シリンダを作動さ
せてフロントノズルユニツトの上下角または(お
よび)水平角の調整を行う。この調整はレイタン
ス除去中にも行うことができる。そしてポンプユ
ニツトを作動させ、旋回用油圧シリンダおよび旋
回フレームによりサイドノズルユニツト全体を水
平旋回させると共に、サイドノズルスイング用油
圧シリンダによりサイドノズルを各別にスイング
させ、またフロントノズル揺動シリンダおよびフ
ロントノズル揺動フレームにより全フロントノズ
ルユニツトを水平方向に揺動させつつサイドノズ
ルユニツトおよびフロントノズルユニツトからコ
ンクリート面に向けて高圧水を噴射する。この高
圧水によりコンクリート面に生じたレイタンスは
取除かれ、レイタンス除去を行つた泥水は別設の
バキユーム式泥水回収車で回収する。
[実施例]
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説
明する。
明する。
第2図,において自走式の車両1には水を
入れるタンク2およびタンク2内の水を後述のサ
イドノズルユニツト4およびフロントノズルユニ
ツト5に圧送しそれ等のノズルより高圧水を噴射
させるためのポンプユニツト3が搭載されてい
る。なお、タンク2およびポンプユニツト3、特
にタンク2は車両に搭載することなく別設し、ホ
ースでポンプユニツト3に接続するようにしても
よい。
入れるタンク2およびタンク2内の水を後述のサ
イドノズルユニツト4およびフロントノズルユニ
ツト5に圧送しそれ等のノズルより高圧水を噴射
させるためのポンプユニツト3が搭載されてい
る。なお、タンク2およびポンプユニツト3、特
にタンク2は車両に搭載することなく別設し、ホ
ースでポンプユニツト3に接続するようにしても
よい。
車両1には油圧シリンダにより車両1前後方向
に回動する第1のリンク機構が連結されており、
その第1のリンク機構には油圧シリンダにより車
両1の上下方向に回動する第2のリンク機構が連
結されており、第2のリンク機構の先端で、サイ
ドノズルユニツト4およびフロントノズルユニツ
ト5を支持している。まずリンク機構から説明す
る。
に回動する第1のリンク機構が連結されており、
その第1のリンク機構には油圧シリンダにより車
両1の上下方向に回動する第2のリンク機構が連
結されており、第2のリンク機構の先端で、サイ
ドノズルユニツト4およびフロントノズルユニツ
ト5を支持している。まずリンク機構から説明す
る。
車両1の下部フレーム1aにはブーム6および
平行リンク7の各一端がピン連結され、ブーム6
および平行リンク7の各他端は三角形状の中間リ
ンク8の一辺にピン連結されていて第1のリンク
機構を構成しており、この第1のリンク機構はそ
れに設けた補助リンク9と車両1との間に介装さ
れた油圧リシンダ10により車両1の前後方向に
回動される。中間リンク8の他辺にアーム11お
よび平行リンク12の各一端がピン連結され、ア
ーム11および平行リンク12の他端はブラケツ
ト13にピン連結されていて第2のリンク機構を
構成しており、この第2のリンク機構はアーム1
1と中間リンク8との間に介装した油圧シリンダ
14により車両1の上下方向に回動される。前記
リンク機構は車両1の両側に設けられており、第
3図に示すノズルユニツト支持フレーム14が前
記ブラケツト13に着脱可能に取付けられてい
る。
平行リンク7の各一端がピン連結され、ブーム6
および平行リンク7の各他端は三角形状の中間リ
ンク8の一辺にピン連結されていて第1のリンク
機構を構成しており、この第1のリンク機構はそ
れに設けた補助リンク9と車両1との間に介装さ
れた油圧リシンダ10により車両1の前後方向に
回動される。中間リンク8の他辺にアーム11お
よび平行リンク12の各一端がピン連結され、ア
ーム11および平行リンク12の他端はブラケツ
ト13にピン連結されていて第2のリンク機構を
構成しており、この第2のリンク機構はアーム1
1と中間リンク8との間に介装した油圧シリンダ
14により車両1の上下方向に回動される。前記
リンク機構は車両1の両側に設けられており、第
3図に示すノズルユニツト支持フレーム14が前
記ブラケツト13に着脱可能に取付けられてい
る。
次に主として第3図を参照してノズルユニツト
側について説明する。
側について説明する。
ノズルユニツト支持フレーム14には旋回用油
圧シリンダ15により軸16を中心として水平旋
回する旋回フレーム17が支持部材18により支
持されている。旋回フレーム17の両端にはサイ
ドノズルスイング用油圧シリンダ19により軸2
0を中心として水平旋回するサイドノズル支持レ
バー21が設けられており、その先端にはサイド
ノズルユニツト4が相対峙させて斜め下方に向け
て取付けられている。旋回フレーム17に回動自
在に支持22された回動フレーム23が設けられ
ており、この回動フレーム23はフロントノズル
上下角調整油圧シリンダ24により回動される。
圧シリンダ15により軸16を中心として水平旋
回する旋回フレーム17が支持部材18により支
持されている。旋回フレーム17の両端にはサイ
ドノズルスイング用油圧シリンダ19により軸2
0を中心として水平旋回するサイドノズル支持レ
バー21が設けられており、その先端にはサイド
ノズルユニツト4が相対峙させて斜め下方に向け
て取付けられている。旋回フレーム17に回動自
在に支持22された回動フレーム23が設けられ
ており、この回動フレーム23はフロントノズル
上下角調整油圧シリンダ24により回動される。
サイドノズルユニツト4,4間で回動フレーム
23の両端および中心には前方に向き斜め下方に
向けてフロントノズルユニツト5,5,5が取付
けられている。フロントノズル揺動フレーム25
が設けられており、このフロントノズル揺動フレ
ーム25はフロントノズル揺動油圧シリンダ26
により軸26Aを支軸として水平方向に揺動す
る。フロントノズル揺動フレーム25上をフロン
トノズル水平角調整油圧シリンダ28により摺動
されるフロントノズル水平角調整レバー29が設
けれており、それに設けた長孔29aにフロント
ノズルユニツト5側のピン30が係合している。
23の両端および中心には前方に向き斜め下方に
向けてフロントノズルユニツト5,5,5が取付
けられている。フロントノズル揺動フレーム25
が設けられており、このフロントノズル揺動フレ
ーム25はフロントノズル揺動油圧シリンダ26
により軸26Aを支軸として水平方向に揺動す
る。フロントノズル揺動フレーム25上をフロン
トノズル水平角調整油圧シリンダ28により摺動
されるフロントノズル水平角調整レバー29が設
けれており、それに設けた長孔29aにフロント
ノズルユニツト5側のピン30が係合している。
次に前述のレイタンス除去車によりコンクリー
ト面に生じたレイタンスを除去する方法について
説明する。作業員が車両1に乗り油圧シリンダ1
0および油圧シリンダ14を作動させて第1のリ
ンク機構6,7および第2のリンク機構11,1
2を操作してサイドノズルユニツト4およびフロ
ントノズルユニツト5をレイタンスを除去すべき
コンクリート面に対する適切な位置に移動させ、
車両1を前方に走行させる。そしてコンクリート
面の状況、すなわち不陸の有無、型枠際等の狭隘
部であるかどうかをみてフロントノズル上下調整
油圧シリンダ24または(および)フロントノズ
ル水平角調整油圧シリンダ28を作動させてフロ
ントノズルユニツト5の上下角または(および)
水平角の調整を行う。この調整はレイタンス除去
中にも行うことができる。そしてポンプユニツト
3を作動させ、旋回用油圧シリンダ15および旋
回フレーム17によりサイドノズルユニツト4,
4全体を水平旋回させると共に、サイドノズルス
イング用油圧シリンダ19によりサイドノズル4
を各別にスイングさせ、またフロントノズル揺動
シリンダ26およびフロントノズル揺動フレーム
25により軸27を支軸として全フロントノズル
ユニツト5を同時に水平方向に揺動させつつサイ
ドノズルユニツト4,4およびフロントノズルユ
ニツト5,5,5からコンクリート面に向けて高
圧水、例えば7.5Kg/cm2の高圧水を噴射する。こ
の高圧水によりコンクリート面に生じたレイタン
スは取除かれる。そして型枠際等の狭隘部はサイ
ドノズルユニツト4,4を旋回用油圧シリンダ1
5で第2図に示すように回動させ狭隘部のレイ
タンス除去を行う。レイタンス除去を行つた泥水
は図示しない別設のバキユーム式泥水回収車で回
収する。
ト面に生じたレイタンスを除去する方法について
説明する。作業員が車両1に乗り油圧シリンダ1
0および油圧シリンダ14を作動させて第1のリ
ンク機構6,7および第2のリンク機構11,1
2を操作してサイドノズルユニツト4およびフロ
ントノズルユニツト5をレイタンスを除去すべき
コンクリート面に対する適切な位置に移動させ、
車両1を前方に走行させる。そしてコンクリート
面の状況、すなわち不陸の有無、型枠際等の狭隘
部であるかどうかをみてフロントノズル上下調整
油圧シリンダ24または(および)フロントノズ
ル水平角調整油圧シリンダ28を作動させてフロ
ントノズルユニツト5の上下角または(および)
水平角の調整を行う。この調整はレイタンス除去
中にも行うことができる。そしてポンプユニツト
3を作動させ、旋回用油圧シリンダ15および旋
回フレーム17によりサイドノズルユニツト4,
4全体を水平旋回させると共に、サイドノズルス
イング用油圧シリンダ19によりサイドノズル4
を各別にスイングさせ、またフロントノズル揺動
シリンダ26およびフロントノズル揺動フレーム
25により軸27を支軸として全フロントノズル
ユニツト5を同時に水平方向に揺動させつつサイ
ドノズルユニツト4,4およびフロントノズルユ
ニツト5,5,5からコンクリート面に向けて高
圧水、例えば7.5Kg/cm2の高圧水を噴射する。こ
の高圧水によりコンクリート面に生じたレイタン
スは取除かれる。そして型枠際等の狭隘部はサイ
ドノズルユニツト4,4を旋回用油圧シリンダ1
5で第2図に示すように回動させ狭隘部のレイ
タンス除去を行う。レイタンス除去を行つた泥水
は図示しない別設のバキユーム式泥水回収車で回
収する。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、サイドノ
ズルユニツトの水平方向の向きを変え、またフロ
ントノズルユニツトの水平方向および垂直方向の
角度を調整することにより、平坦なコンクリート
面のレイタンスの除去は勿論のこと局部的な不陸
部や型枠際等の狭隘部のレイタンス除去も確実に
かつ能率よく行うことができ、ダムのような広い
コンクリート面で比較的局部不陸が多いコンクリ
ート面のレイタンス除去に好適に実施できるもの
である。
ズルユニツトの水平方向の向きを変え、またフロ
ントノズルユニツトの水平方向および垂直方向の
角度を調整することにより、平坦なコンクリート
面のレイタンスの除去は勿論のこと局部的な不陸
部や型枠際等の狭隘部のレイタンス除去も確実に
かつ能率よく行うことができ、ダムのような広い
コンクリート面で比較的局部不陸が多いコンクリ
ート面のレイタンス除去に好適に実施できるもの
である。
第1図,は従来のブラシ式レイタンス除去
車による場合の問題点を示す説明図、第2図,
は本発明の実施例に係る水ジエツト式レイタン
ス除去車の平面図および側面図、第3図はサイド
ノズルユニツトおよびフロントノズルユニツトの
作動機構を示す斜視図である。 1……車両、2……タンク、3……ポンプユニ
ツト、4……サイドノズルユニツト、5……フロ
ントノズルユニツト、6……ブーム、7……平行
リンク、8……中間リンク、10……油圧シリン
ダ、11……アーム、12……平行リンク、13
……ブラケツト、14……油圧シリンダ、15…
…旋回用油圧シリンダ、17……旋回フレーム、
19……サイドノズルスイング用油圧シリンダ、
21……サイドノズル支持レバー、23……回動
フレーム、24……フロントノズル上下角調整油
圧シリンダ、25……フロントノズル揺動フレー
ム、26……フロントノズル揺動油圧シリンダ、
28……フロントノズル水平角調整油圧シリン
ダ、29……フロントノズル水平角調整レバー。
車による場合の問題点を示す説明図、第2図,
は本発明の実施例に係る水ジエツト式レイタン
ス除去車の平面図および側面図、第3図はサイド
ノズルユニツトおよびフロントノズルユニツトの
作動機構を示す斜視図である。 1……車両、2……タンク、3……ポンプユニ
ツト、4……サイドノズルユニツト、5……フロ
ントノズルユニツト、6……ブーム、7……平行
リンク、8……中間リンク、10……油圧シリン
ダ、11……アーム、12……平行リンク、13
……ブラケツト、14……油圧シリンダ、15…
…旋回用油圧シリンダ、17……旋回フレーム、
19……サイドノズルスイング用油圧シリンダ、
21……サイドノズル支持レバー、23……回動
フレーム、24……フロントノズル上下角調整油
圧シリンダ、25……フロントノズル揺動フレー
ム、26……フロントノズル揺動油圧シリンダ、
28……フロントノズル水平角調整油圧シリン
ダ、29……フロントノズル水平角調整レバー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 自走式の車両に連結されていて油圧シリンダ
により車両の前後方向に回動される第1のリンク
機構および第1のリンク機構に連結されていて油
圧シリンダにより車両の上下方向に回動される第
2のリンク機構を設け、第2のリンク機構の先端
で車両の両側に位置するサイドノズルユニツトお
よびサイドノズルユニツト間に位置する複数のフ
ロントノズルユニツトを支持し、サイドノズルユ
ニツトは相対峙させて斜め下方に向けて設けられ
ており、そして旋回用油圧シリンダおよび旋回フ
レームにより両サイドノズルユニツトが同時に水
平旋回すると共に、サイドノズルスイング用油圧
シリンダにより各々のサイドノズルユニツトが水
平方向にスイングするようになつており、またフ
ロントノズルユニツトは前方に向き斜め下方に向
けて設けられており、そしてフロントノズル上下
角調整油圧シリンダおよび回動フレームにより全
フロントノズルユニツトが同時にその上下角度が
調整されると共に、フロントノズル水平角調整油
圧シリンダおよびフロントノズル水平角調整レバ
ーにより各々のフロントノズルユニツトの水平角
度が調整されるようになつており、かつフロント
ノズルユニツトはフロントノズル揺動油圧シリン
ダおよびフロントノズル揺動フレームにより全フ
ロントノズルユニツトが同時に水平揺動されるよ
うになつていることを特徴とするレイタンス除去
車。 2 水を入れるタンクおよびタンク内の水をサイ
ドノズルユニツトおよびフロントノズルユニツト
に圧送するポンプユニツトが車両に搭載されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
のレイタンス除去車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP639986A JPS62164965A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | レイタンス除去車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP639986A JPS62164965A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | レイタンス除去車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164965A JPS62164965A (ja) | 1987-07-21 |
JPH0415869B2 true JPH0415869B2 (ja) | 1992-03-19 |
Family
ID=11637290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP639986A Granted JPS62164965A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | レイタンス除去車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62164965A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0791901B2 (ja) * | 1987-10-03 | 1995-10-09 | 菅機械工業株式会社 | コンクリート表面の剥離のための装置 |
JPH0751836B2 (ja) * | 1989-11-22 | 1995-06-05 | 飛島建設株式会社 | レイタンス除去機械 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP639986A patent/JPS62164965A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164965A (ja) | 1987-07-21 |
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