JPS62164224A - トラツクアクセス方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学的情報の記録、再生または消去における記
録媒体の情報トラックのアクセス方式に関するものであ
り、特に隣接して並列せしめられている情報トラックに
対し該トラックを横切る方向にアクセスするための方式
に関する。

［従来の技術］ 光学的情報記録媒体である光ディスクにおいては微小ス
ポットからなる情報記録単位が列状に配列されて情報ト
ラックが形成されている。該情報トラックはディスク面
上において同心円状またはラセン状となる様に配列され
ている。光ディスクから記録情報を読出して再生する際
には、光ディスクを回転させながら情報トラックに対し
光ビームを照射し、その反射光を検出することが行なわ
れる。この際、光ビームスポットを情報トラックに対し
適正に位置せしめる必要があるので、常時上記反射光か
ら光ビームのトラッキング状態を検出し、適正なトラッ
キング状態を維持するための制御がなされる。

この様な光ディスクにおけるトラックアクセスの方式と
して、従来次の様な方式が提案されている。即ち、トラ
ッキング状態検出信号を利用して、その制御極性を適時
切換えることにより、先ず光ビームスポットをトラック
間へと移動させ次いで隣接するトラック上へと移動させ
る動作を順次繰返すことにより所望のトラック上まで光
ビームスポットを移動させるのである（昭和５９年度信
学総全大Ｓ５−４）。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、以−１−の様なトラックアクセス方式におい
ては、多数のトラックを横切ってアクセスした場合には
光ビーム照射のための光ヘッドの移動部分に同一方向の
駆動力が加えられ続けられることになり、光ビームの移
動速度が増大するので目的とするトラック上に光ビーム
スポットを停止させることが困難であるという問題があ
る。即ち、目的とするトラックＪ−へと光ビームスポッ
トを導くためには該トラックの次のトラックへと光ビー
ムスポットが移動する前に該スポットを停止にさせ通常
のトラッキング制御を行なうのであるが、目的とするト
ラック上における光ビームスポットの速度が大きすぎる
とトラッキング制御の利得によっては目的とするトラッ
ク上にスポットを追従させることができなくなるからで
ある。

そこで、以りの様なトラックアクセス方式においては光
ビーム移動に対する駆動力を比較的低くせざるを得す、
従って高速アクセスが困難であった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によれば、以上の如き従来技術の問題点は、光学
的情報トラックが並列せしめられている記録媒体に対し
光ビームを照射して情報の記録、再生または消去を行な
うに際し光ビームスポットを所望のトラックへとアクセ
スする方式において、光ビームスポットとトラックとの
相対位置を検出し、該検出信号の極性反転信号を作り、
該検出信号と反転信号とを適時切換えることにより得ら
れる合成信号に基づき光ビームスポットをトラックを横
切る方向に移動させ、該アクセスの前半において」−記
合成信号に光ビーム移動に対する加速効果を発揮する信
号を付加し１．つ該アクセスの後半において上記合成信
号に光ビーム移動に対する制動効果を発揮する信号を付
加することを特徴とする、トラックアクセス方式により
解決される。

［実施例］ 以下１図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。

第１図は本発明トラックアクセス方式を有する光学的情
報再生装置の一実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。

第１図において、１は光学的情報記録媒体であるところ
の光ディスクであり、２は該光ディスクｌをたとえば１
８００ｒ、ｐ、ｍで駆動回転させるためのモータである
。３はレーザ光源であり、４はハーフミラ−であり、５
は対物レンズ５Ａを備えている光ビーム偏位手段であり
、６は光検出器である。光源３から発せられた光束は平
行光束とされてハーフミラ−４により反射されて光ディ
スクｌに対し垂直の方向に向けられ、対物レンズ５Ａに
より光ディスク１に直径ＩＩＬｍ程度の微小スポットを
形成する。該スポットの部分のディスクｌからの反射光
は対物レンズ５Ａ及びノ＼−フミラー４を通過して光検
出器６に入射する。光検出器６は記録情報信号とトラッ
キング状態（即ちディスクＩ　Ｌに照射Ｘれるビームス
ポットと情報トラックとの相対位置）検出信号とを出力
する。トラ−２キング状態検出はたとえばプッシュプル
法または３ビーム法によ、り行なわれる。

７は光検出器６のトラッキング状態検出信号の極性を反
転させる反転器であり、８はトラッキング状態検出信号
と反転器７の出力信号との切換えスイッチである。１１
はパルス発生器であり、外部から入力される移動方向信
号に基づき正及び負の１対のパルス電圧を出力する。９
は比較器であり、トラッキング状態検出信号とスレショ
ルド電圧（図では零レベル）とを比較して２値化信号を
出力する。１５は比較器９の２値化出力信号の値を反転
させるインバータである。１６は比較器９の出力信号と
インバータ１５の出力信号との切換えスイッチであり、
該スイッチから出力される２値化信時により１−記極性
切換えスイッチ８が制御される。１０は比較器９の出力
である２値化信号をカウントする計数器であり、該計数
器には外部から計数開始信号と計数設定値信号とが入力
される。該計数器１０からはカウント数に応じてハイま
たはローの信号が出力され、該信号により切換えスイッ
チ１６とパルス発生器１１の正及び負のパルスの切換え
とが制御される。

１４は加算器であり、切換えスイッチ８及びパルス発生
器１１の出力が加算され、その合成信号は補償制御器１
３に入力せしめられる。該補償制御器は該合成信号に基
づき光ビーム偏位手段５を光ディスクｌの情報トラック
とほぼ直交する方向に偏位せしめることができ、位相補
償回路、駆動回路等よりなる。

光ビーム偏位手段５はたとえば補償制御器１３の出力信
号により通電用をコントロールされるコイルと該コイル
の位置に磁界を生ぜしめるための永久磁石とを有し、上
記コイルに作用する電磁力に基づき該コイルに対し固定
された対物レンズ５Ａを偏位させるものである。光ビー
ム偏位手段としてはその他ガルバノミラ一対物レンズ駆
動型のものまたは光ヘツド全体駆動型のもの等の適宜の
手段を採用することができる。

尚、本実施例において対物レンズ５Ａにより集束せしめ
られる光ビームがディスク１ににおいてト分に小さなス
ポットを生ぜしめる様にフォーカシング制御を行なうた
めの制御ループが備えられているが、ここでは図示しな
い。

次に１本実施例装置の動作を説明する。

通常の情報信号再生面には、外部から移動方向信号、計
数開始信号及び計数設定値信号が入力されないので、ス
イッチ８，１６は図示の状態であり、またパルス発生器
１１の出力もないので、補償制御器１３には光検出器６
の出力であるトラッキング状態検出信号がそのまま人力
せしめられ、光ビームスポットが所定のトラックに追従
する様に光ビーム偏位手段５が制御される。

光ビームスポットをトラックを横切る方向に移動させ目
的とするトラック上に位置させるトラックアクセスにつ
き、第２図を参照しながら説明する。第２図（ａ）は光
ビームスポットがトラックを横切る様子を模式的に表わ
したものであり、０が情報トラック位置を示し、Ｐがト
ラック間の中間位置を示す。第２図（ｂ）は光検出器６
から出力されるトラッキング状態検出信号を表わし、第
２図（Ｃ）はパルス発生器１１から加算器１４へと入力
せしめられる信号を表わし、第２図（ｄ）は切換えスイ
ッチ１６から出力される切換えスイッチ８のコントロー
ル信号を表わし、第２図（８）は加算器１４から補償制
御器１３へと入力せしめられる信号を表わす。

先ず、時刻ｔ１において外部から移動方向信号、計数開
始信号及び計数設定値信号が入力せしめられると、計数
器１０からパルス発生器１１へと開始信号が出され、該
パルス発生器からは移動方向信号に応じて正または負の
一定レベルの電圧（第２図においては正の一定レベル電
圧）が出力される。該パルス電圧は加算器１４にてトラ
ッキング状態検出信号に加えられて補償制御器１３に入
力せしめられる。これにより、光ビーム偏位手段５には
ビームスポットをトラック中央から所定の方向に移動さ
せる様な信号がが入力され、ビームスポットは急激に移
動を開始する。

同時に、比較器９の２値化出力信号が変わり、これによ
り切換えスイッチ８が切換えられ、該スイッチからはト
ラッキング状態検出信号の極性反転信号（第２図（ｂ）
において点線で示されている）即ち反転器７の出力信号
が加算器１４へと供給される様になる。

時刻ｔ２においてトラッキング状態検出信号が零レベル
に達すると、比較器９の２値化出力信号が変わり、これ
により切換えスイッチ８が切換えられ、該スイッチから
はトラッキング状態検出信号がそのまま加算器１４へと
供給される様になる。

以下、同様にして比較器９の２値化出力信号に基づき切
換えスイッチ８の切換えが行なわれる。

一方、計数器１０は、比較器９の２（ｆ４化出力信号か
ら２値のうちの一方の値が現われる回数（光ビームスポ
ットがトラックを横り１うた回数に対応する）または比
較器９の２値化出力信＋３のトランジションの回数（光
ビームスポットがトラックを横切った回数の２倍に対応
する）を計数し、これが外部から入力される計数設定値
のＶ−分に達した時点で、切換えスイッチ１６及びパル
ス発生器１１の切換え信号を出力する（時刻ｔ３）。こ
れにより、第２図（Ｃ）に示される様にパルス発生器１
１からは極性の逆転した出力信号（負の一定レベル電圧
）が出力せしめられ、１つ第２図（ｄ）に示される様に
切換えスイッチ１６からはインバータ１５の出力信号が
出力せしめられる様になる。

従って、時刻ｔ３以降は切換えスイッチ８の切換え制御
が該時刻以前とは逆転せしめられる。かくして、加算器
１４の出力信号は第２図（ｅ）に示される様に時刻ｔ３
を境に全く異なったものとなり、時刻ｔ３以前は正の極
性であるが時刻ｔ３以降は負の極性となる。これにより
、時刻ｔ３以前は光ビーム偏位手段５には加速信号が加
えられているが、時刻ｔ３以降は光ビーム偏位手段５に
は制動信号が加えられ光ビームスポットの移動速度は低
下する。従って、計数器１０による設定計数値のカウン
トが終了した時点（時刻１＋）以降においては、通常の
トラッキング制御により光ビームスポットは［目的とす
るトラックに正確に追従せしめられる。

尚、１−記実施例においては計数設定４ｔｉの半分に達
した時点で計数器１０から９１換えスイッチ１６及びパ
ルス発生器１１．の切換え信号が出されており、これに
より最も効率の良いアクセスができるが、本発明におい
てはこれに限定されることはなく光ビームスポットが目
的とするトラックに到達する前に適宜のタイミングで切
換え信号を出すことができる。

更に、通常のトラッキングのループとアクセスのループ
との切り科えをはっきりするために、スイッチ８のコン
トロール信号を計数器ｌＯの計数値によりゲートするの
が好ましい。これにより、より信頼性が高められる。

以上の実施例においては光ディスクの再生時に関し説明
したが、本発明は記録媒体として光磁気ディスクその他
を用いる場合、及び情報の記録時、再生時及び消去時の
いづれにおいても有効であることはもちろんである。

また、記録媒体はディスク状のものに限定されることは
なく、情報トラックが並列しているものであればよいこ
とはもちろんである。

「発明の効果１ 以」二の如き本発明トラックアクセス方式によれば、正
確且つ高速なアクセスを行なうことができる。

また１本発明によれば、従来法における様なトラックア
クセス開始時にオフセットし更に一方向に確実に移動さ
せるためスレショルド値を２つ設定するという様なこと
が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式を有する光学的情報再生装置　２ 置の構成を示すブロック図である。 第２図（ａ）〜（ｅ）は本発明方式を説明するためのビ
ームスポット位置及び各種信号のタイムチャートである
。 ｌ：光ディスク　　　　３：光源 ５：光ビーム偏位手段　５Ａ：対物レンズ６：光検出器 代理人　　弁理士　山　下　積　平 １　　　　　　　　　　　＾ ユＪ　　　　　　　　　　％−Ｊ　　　　　　　　ＬＪ
　　　　　　　　　　の、＋＋、　　　　　　　　　　
ζ−〜Ｉ　　　　　　　　　ν手続補正書（ブ試） 昭和６１年　４．　Ｊｌ　　７１１ 特許庁長官　　宇　賀　道　部　　殿 １、　事件の表示 特願昭６１−５０５６号 ２、　発明の名称 トラックアクセス方式 ３、　補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 名　　称　（１００）キャノン株式会社４、代理人 住所　東京都港区虎ノ門五丁目１３番１号虎ノ門４０森
ビル昭和６１年　３月２５日 ６、　補正の対象 委任状及び明細書の図面の簡単な説明の欄７、　補正の
内容 （１）別紙の委任状を補充する。 （２）明細書第１４頁２行目の［第２図（ａ）、α（ｅ
）」を「第２＼−一／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学的情報トラックが並列せしめられている記録
   媒体に対し光ビームを照射して情報の記録、再生または
   消去を行なうに際し光ビームスポットを所望のトラック
   へとアクセスする方式において、光ビームスポットとト
   ラックとの相対位置を検出し、該検出信号の極性反転信
   号を作り、該検出信号と反転信号とを適時切換えること
   により得られる合成信号に基づき光ビームスポットをト
   ラックを横切る方向に移動させ、該アクセスの前半にお
   いて上記合成信号に光ビーム移動に対する加速効果を発
   揮する信号を付加し且つ該アクセスの後半において上記
   合成信号に光ビーム移動に対する制動効果を発揮する信
   号を付加することを特徴とする、トラックアクセス方式
   。