JPS6216380Y2 - - Google Patents

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JPS6216380Y2
JPS6216380Y2 JP12862380U JP12862380U JPS6216380Y2 JP S6216380 Y2 JPS6216380 Y2 JP S6216380Y2 JP 12862380 U JP12862380 U JP 12862380U JP 12862380 U JP12862380 U JP 12862380U JP S6216380 Y2 JPS6216380 Y2 JP S6216380Y2
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JP
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rack
single track
drive wheel
support frame
suspended
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JP12862380U
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JPS5753487U (ja
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は宙吊型搬送装置に関し、さらに詳し
くは、動力源として利用することもできる宙吊型
搬送装置に関する。
[従来の技術] 伐採された木材を山間部の森林から麓の貯木場
や、製材加工所まで運搬する作業は、立木や支柱
を利用した運搬装置、言換えると、宙吊型単軌道
運搬装置の出現でかなり省力化されているが、こ
の運搬装置では宙吊架設される軌道は、山間部の
一点と、目的地の一点、いわゆる、点と点の連絡
にすぎない。
[考案が解決しようとする問題点] 伐採された木材を森林から搬出する作業では、
確かに麓まで荷卸しすることも困難であるが、伐
採された多数の木材を搬出の起点に集める作業も
搬出作業に劣らず困難である。
前述の運搬装置が利用されるようになつて山間
部から麓までの作業は動力化されているのである
が、伐採された木材を運搬装置の停止位置まで運
ぶ作業を動力化するには、エンジンなどの動力源
を麓から運び上げなければならず、たとえ、動力
源があつたとしても伐採位置は常に変化していて
同一の箇所ではないので、エンジンやウインチの
移動をいつも行なわなければならない。
[問題点を解決するための手段] そこで、この考案は、山間の森林から伐採され
た木材を麓まで搬出する作業を動力化したように
山間部内での木材の集荷作業を動力化しようとす
るもので、宙吊架設された単軌道と、この単軌道
に沿つて自走し、動力源を搭載した動力車とを備
える宙吊型搬送装置において、前記単軌道は、軌
道本体に添設されたラツクを有し、前記動力車
は、車台に設けた支持枠に、単軌道を上下から挾
着するように設けた一対の案内輪と、ラツクに係
合できる駆動輪とを有し、前記単軌道の上側に載
る案内輪を取付けた懸吊枠の一端側を支持枠に枢
支し、懸吊枠の他端側を支持枠に、前記駆動輪が
ラツクに係合する位置とラツクとの係合を解除す
る位置とに変位可能なるように挿脱可能な係合ピ
ンを介して係止し、駆動輪がラツクとの係合を解
除する位置に変位したときラツクに係合するロツ
クピンを懸吊枠に設けたことを特徴とするもので
ある。
[実施例] 以下、この考案の詳細を添付した図面に沿つて
説明する。
先ず、第1図において符号10は動力車、20
はこの動力車により移動させられる荷台車で、動
力車10に連絡されており、30は前記動力車1
0、荷台車20が走行する宙吊架設された単軌道
を示している。
動力車10は車台11上にエンジン12が搭載
されており、このエンジン12の出力が変速機を
介して支持枠13に取付けられているピニオン型
の駆動輪14に伝達されるようになつている。車
台11に取付けられている左右一対の支持枠13
には、第2図ないし第4図にも示すように、単軌
道30は上下方向から挟着している上下一対の案
内輪15,15が取付けられており、この案内輪
のある端部と反対側の端部に単軌道30の上側に
載つている案内輪16を取付けた左右一対の懸吊
枠17の一端が枢軸18で枢支されている。この
懸吊枠17の案内輪15,15側の端部にはロツ
クピン19が突設し、さらに支持枠13と係合状
態を保ち、前記駆動輪14を単軌道30のラツク
と係合状態を保つための係合ピン13aが左右一
対の支持枠13、ならびに、懸吊枠17を貫いて
係合されている。
この動力車10には荷台車20が連結杆によつ
て連結されており、荷台車20は単軌道30に対
して懸吊車輪22a,23aで懸垂状態で取付け
られた吊持台22,23が連結杆24で結合され
て構成されている。吊持台22,23は鎖25
と、吊持枠26によつて木材Wの端部を吊持ち支
持できるようになつている。
さらに、単軌道30は逆T型の型鋼で形成され
た軌道本体31に帯鋼を波型に形成したラツク3
2が添設されて構成されたもので、案内輪15、
懸吊車輪22a,23aが軌道本体31を形成す
る水平ウエブ31a上に載り、垂直ウエブ31b
が吊具33により吊持されている。吊具33は立
木Tに巻装された締結バンド34に掛止めされて
いる吊持ワイヤ35で吊持され、適当な立木Tの
ない場所ではパイプ製の支柱を立設する。単軌道
30のもつラツク32には、前記動力車10の駆
動輪14が噛合つて、この駆動輪14の駆動で動
力車10に対して牽引力、あるいは逆牽引力を発
生させている。
とくに、駆動輪14はその駆動軸141にスプ
ライン結合されており、この駆動軸141の端部
に延出されており、この延出部141aに雌スプ
ラインをもつエクステンシヨン軸142が嵌脱自
在になつている。このエクステンシヨン軸142
には、駆動軸141をパワーテイクオフとして利
用する場合の荷役装置40が装着されるようにな
つている。
この荷役装置40はエクステンシヨン軸142
に遊嵌装着された2個の巻上ドラム41,42が
あり、両巻上ドラム41,42間に後述するワイ
ヤの巻上方向を切換えるクラツチ43があつて、
このクラツチの位置選択により巻上ドラム41,
42の何れか一方のみが強制駆動される。このク
ラツチ43には最も簡単な構成のものとしては爪
クラツチが用いられる。
そして、エクステンシヨン軸142と平行な支
軸44a,45aで支持された収納ドラム44,
45が配置され、各収納ドラム44,45にはチ
エン44b,45bによりエクステンシヨン軸1
42に設けたスプロケツト軸44c,45cから
回転動力の供給を受けて互いに逆回転できるよう
になつている。
収納ドラム44,45は巻上ドラム41,42
の周速度より速い速度であり、かつ、ロープの巻
上げ、あるいは、解き出しには収納ドラム44,
45がもつ摩擦クラツチを介してその作業が行わ
れる。
ロープ46は伐採された木材Wの牽引作業に用
いられ、巻上ドラム41、牽引作業部K、さらに
は収納ドラム44、また、別のロープ47、言換
えると、ロープ46の他端が巻上ドラム42、牽
引作業部K、収納ドラム45の順に巻装される。
即ち、ロープ46の末端は収納ドラム44に固
定され、かつ、例えば、相当長さの収納ドラム4
4に右に巻かれ、さらに、その端部は、収納ドラ
ム44を巻始点とした場合、第4図に示すよう
に、例えば、巻上ドラム41に対して(図示)左
巻きされ、ロープ47となつて収納ドラム45に
右巻きされている。
ロープ46,47はエンドレスではなく、連続
した一本のものであるが、収納ドラム44側に巻
かれている部分をロープ46とし、収納ドラム4
5側に巻かれている部分をロープ47と符号をつ
けて説明の便を図つている。
この牽引部Kに束ねた木材Wを係止して搬出点
まで牽引される(第5図)のであつて、牽引距離
に合せて収納ドラム44,45に巻かれたロープ
46,47を解き出し、ロープを2本平行状態に
並べて山間部の斜面に延設する。ロープの端部は
滑車48により移動方向を転換すると共に、2本
のロープが交差しないようになつている。
次に、この考案の宙吊型運搬装置によつて荷役
装置などを駆動させる場合を説明する。先ず、動
力車10の駆動力を取出すには、動力車10を適
当な場所に停め、一旦エンジンを停止する。そし
て、係合ピン13aを支持枠13から抜取ると、
支持枠と懸吊枠17の係合は解かれ、支持枠13
以下の重量で枢軸18を中心として懸吊枠17は
第3図のように回動して傾けられる。懸吊枠17
の傾動によりロツクピン19はラツク32に係合
し、さらに、先に外した係合ピン13aを支持枠
13に穿けてある孔からラツク32に係合するよ
うに差込んで動力車10の停止位置を固定する。
前記懸吊枠17の傾動に伴なつて支持枠13の
枢軸18側に間隙が生じ、支持枠13は案内車輪
15で単軌道30を挟持した状態で若干落下し、
駆動輪14とラツク32との間の係合状態が解除
される。
この状態で動力車10のエンジン12を活動さ
せると、必然的に駆動軸141は駆動され、駆動
輪14も回転駆動させられるのであるが、駆動輪
14とラツク32との係合は解除されているか
ら、動力車10は移動しない。
駆動軸141の回転力を動力源として使用する
場合、例えば、クラツチ43の操作で巻上ドラム
41を回転させると、エクステンシヨン軸142
は駆動軸141と共に常に回転しているので、巻
上ドラム41によりロープ46を矢印の方向に巻
上げる。収納ドラム44はチエン44bで巻上ド
ラム41より周速を早くして巻いているので、ロ
ープ46にテンシヨンを加えながらこれを確実に
巻上げている。
このとき、収納ドラム45はチエン45bで収
納ドラム44と同一方向に回転しているが、内蔵
する摩擦クラツチにより収納ドラム45の巻上げ
に抵抗してロープ47は解き出されるので、巻上
ドラム42との間にロープ47がたまらない。
ロープ46,47の牽引部Kに束ねられた木材
Wが連結され動力車10の近くまで寄せられ、適
当な位置で解放される。牽引部ではロープがエン
ドレ状に配置されているので、ロープに木材をく
さびを用いて連結するのは手近かな位置でよい。
また、クラツチ43の操作で巻上ドラム42を
駆動させると、回転方向は前述の場合と同様であ
るがロープの掛け方が巻上ドラム44とは逆であ
るから、収納ドラム45にロープ47は巻取ら
れ、収納ドラム44からロープ46が解き出さ
れ、牽引部Kではロープの移動方向が逆になり、
再び、木材の引寄せ作業が連続して行われる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、この考案の宙
吊型運搬装置は、単軌道のラツクに対して、動力
車の駆動輪を係脱自在とし、その駆動軸を動力供
給軸に兼用できるように構成したから、木材の引
寄せ、荷役や、発電機の動力源などに利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの考案による宙吊型運搬装置の実
施例を示し、第1図は側面図、第2図および第3
図は支持枠の傾動状態を説明する説明側面図、第
4図は分解斜面図、第5図は木材引寄せの状態を
示す側面図である。 10……動力車、11……車台、12……エン
ジン、13……支持枠、13a……係合ピン、1
4……駆動輪、15,16……案内輪、17……
懸吊枠、18……枢軸、19……ロツクピン、2
0……荷台車、21……連結杆、22,23……
吊持台、22a,23a……懸吊車輪、25……
鎖、26……吊持枠、30……単軌道、31……
軌道本体、32……ラツク、33……吊具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 宙吊架設された単軌道と、この単軌道に沿つて
    自走し、動力源を搭載した動力車とを備える宙吊
    型搬送装置において、 前記単軌道は、軌道本体に添設されたラツクを
    有し、 前記動力車は、車台に設けた支持枠に、単軌道
    を上下から挾着するように設けた一対の案内輪
    と、前記ラツクに係合できる駆動輪とを有し、 前記単軌道の上側に載る案内輪を取付けた懸吊
    枠の一端側を支持枠に枢支し、懸吊枠の他端側を
    支持枠に、前記駆動輪がラツクに係合する位置と
    ラツクとの係合を解除する位置とに変位可能なる
    ように挿脱可能な係合ピンを介して係止し、駆動
    輪がラツクとの係合を解除する位置に変位したと
    きラツクに係合するロツクピンを懸吊枠に設けた
    ことを特徴とする宙吊型搬送装置。
JP12862380U 1980-09-10 1980-09-10 Expired JPS6216380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12862380U JPS6216380Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12862380U JPS6216380Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5753487U JPS5753487U (ja) 1982-03-27
JPS6216380Y2 true JPS6216380Y2 (ja) 1987-04-24

Family

ID=29488998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12862380U Expired JPS6216380Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

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JPS5753487U (ja) 1982-03-27

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