JPS62180896A - 簡易ウインチ及びこれを使用した被運搬材の運搬方法 - Google Patents

簡易ウインチ及びこれを使用した被運搬材の運搬方法

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JPS62180896A
JPS62180896A JP2088986A JP2088986A JPS62180896A JP S62180896 A JPS62180896 A JP S62180896A JP 2088986 A JP2088986 A JP 2088986A JP 2088986 A JP2088986 A JP 2088986A JP S62180896 A JPS62180896 A JP S62180896A
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cable
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JP2088986A
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Inventor
河口 耕三
小島 政春
服部 良徳
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Tenryu Industries Co Ltd
Original Assignee
Tenryu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は簡易ウィンチに係り、特に主として作業の困難
な場所における被運搬材を運搬するのに適した簡易ウィ
ンチ、及びこれを使用した吊′連搬材の運搬方法に関す
るものである。
すなわち、本発明を要約すると、本発明に係る間伐材用
のOn易ウィンチは、滑走が可能な滑動台の上に、原動
機、巻取ドラム等をコンパクトにまとめて搭載し、各巻
取ドラムに巻回した索条を原動機の力により巻取ドラム
に巻き取ることによって1例えば林野の任意個所におい
て生じる間伐材の運搬・回収を少ない人数て容易かつ効
率良く行なうことのできるものであり、またこの簡易ウ
ィンチを使用して被′M12材を極めて容易に運搬する
ことがてきる方法なのである。
(従来の技術) 近年、いろいろな機械が開発されて殆どの作業は機械化
されつつあるか、機械ての作業はこの機械を作業場に入
れることか大前提であることはいうまでもない。ところ
か、機械はこれか大型化すればする程これをスれる場所
には自ずと制限が加わるらのてあり、当然大型な機械を
入れることか不可能な作業場所もある。そのような機械
力を容易には導入することかできない場所としては、例
えば人か余り入っていない林野等がある。
昭和30年代に、木材の需要に対応する目的で、各地の
林野において大規模な植林がなされた。
このときに植林されたものか現在一定の大きさに達した
が、そのまま成長させたのでは今後良質材として利用す
ることはできず、これらを良質材とするためにはどうし
ても間伐は欠かせない作業となっているたけてなく、木
は日々成長するものであるから緊急を要する作業ともな
っている。
ところが、植林された場所は、勿論人里離れた林野か多
く、しかも各植林地は、長年手入れな怠ってきたから、
その中に簡単に入れるような状態にはなっていない。し
かも林野から切り出した間伐材は、間伐作業自体か相当
困難な割には値段が安いため、この緊急に必要な間伐の
伐採作業をより一層困難にしている。このことは、特に
間伐材の各林野における各種作業のうちの運搬・回収作
業に3いて顕著である。
このため、従来からこの間伐材の伐採及び運搬・回収作
業に機械力を導入することか種々検討されてきている。
例えば、−木の索条を林野内の各木々間に案内支持させ
、この索条な一定個所に固定的に設置した大型ウィンチ
により移動させることによって、間伐材の搬出・運搬を
行なおうとするものがある。この方式であると、−木の
索条を林野内の各木々間に案内支持させることに相当な
経費か掛り、間伐材の切り出しか完了した場合には索条
を取り外さなければならないたけでなく、大型ウィンチ
を移動させなければならない。
また、モルレールを林野内に設m1ノて、このモルレー
ル上にて搬送機か自走し得るようにしたものも開発され
ている。しかしながら、このモルレール方式の場合にあ
っても、モルレールの設置個所は、効率を考慮すると木
材の搬送が頻繁に行なわれる場所に限られるため1モル
レール方式も常に作業場所での移動を考えなければなら
ない間伐材の伐採作業にあっては適当な方式ではない。
以上のような林野の他に、機械力を容易には導入するこ
とかできない場所としては、峻厳な崖がある。このよう
な崖の近くに道路を建設しなければならないとき等、崖
が崩れないようにする必要がある。この場合、いかに峻
厳な崖であっても。
何等かの土木作業は欠かせないのであるから、その作業
のためには出来るだけ機械力を導入する必要かある。と
ころか、従来の機械はこのような作業を容易に行なうも
のはなかったといってよいのである。
(発明か解決しようとする問題点) 本発明は以上のような実状に鑑みてなされたものて、そ
の解決しようとする問題点は、機械力を導入することか
できない場所での作業の困難性である。
そして、本発明の目的とするところは、被運搬材の搬出
・ざ搬作業等を大型機械を導入することかてきないよう
な場所で行なうにあたって、1〜3人程度の人数て簡単
に操作することかでき、大掛りな設備を必要とせず、し
かもよほどの傾斜地てない限り自由に林野内等に出入り
できる簡易ウーインチ、及びこれを使用した被運搬材の
運搬方法を簡単な構成によって提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以Eの問題点を解決するために、未発明か採った手段は
、まず、実施例に対応する第1図を参照して説明すると
、 滑走を可能にする滑動台(lO)と、この滑動台(10
)内に固定される原動機(20)と、この原動機(20
)に接続されてその回転数をA整する減速機(30)と
、この減速機(] l] )にクラ・lチ(40)を介
して選択的に接続される一対の巻取ドラム(50)と、
これら各巻取ドラム(511)にそれぞれ巻回されて前
記滑動台(10)の外方に延出し得る索条(60)とを
備えたことを特徴とする簡易ウィンチであり、そして、 滑走を可能にする滑動台(]0)と、この滑動台(10
)内に固定される原動機(20)と、この原動機(20
)に接続されてその回転数を調整する減速機(30)と
、この減速m(:lO)にクラッチ(40)を介して選
択的に接続される一対の巻取1〜ラム(50)と、これ
ら各巻取ドラム(50)にそれぞれ巻回されて滑動台(
10)の外方に延出し得る索条(60)とを備えた簡易
ウィンチ(+00)を使用して、各巻取ドラム(50)
の索条(60)を作業場に位置する固定材に移動可能に
案内させるとともに、この索条(60)の一部に被運搬
材を連結して、この被運搬材か連結された索条(60)
側の巻取ドラム(50)を回転駆動させることにより、
前記索条(60)を一方向に移動させることにより、前
記被運搬材を各固定材間にて所定位置にまて運搬するよ
うにしたことを特徴とする簡易ウィンチ(100)使用
した被運搬材の運搬方法である。
(発明の作用及び使用の方法) 本発明が以−ヒのように構成することによって次のよう
な作用があるか、この作用についてその使用の方法とも
合わせて以下に説明する。なお、この説明にあたっては
1作業場所として林野内とし、被運搬材としてはこの林
野内で生じる間伐材を採用して説明する。
この簡易ウィンチ(100)にあフては、その滑動台(
10)上に原動機(20)、減速機(30)、クラッチ
(40)及び巻取ドラム(50)かコンバク1〜にまと
めた状態で設けであるから、滑動台(10)を滑動させ
ることによって当該簡易ウィンチ(10G)の全体かそ
のまま移動n「能になっているのである。しかも、滑動
台(10)自体の形状を例えば船型形状にした場合には
、馴木が生い茂っている材床や、岩や木の株が地表に出
ていたりする材床上を滑動させるに際して、滑動台(l
O)の先端部によって草木などをかき分けることかでき
るから、当該簡易ウィンチ(100)を伐採作業の必要
な林野内に容易に侵入させ得るのである。
この簡易ウィンチ(100)の具体的な移動は次のよう
にしてなされる。すなわち、当該簡易ウィンチ(100
)を所定の場所に上げたい場合には、第2図に示したよ
うに、a取ドラム(50)に巻回した索条(60)を解
いてその先端を立木(°r)に接続する。
このようにしてから、を木(T>に接続した索条(60
)側の巻取ドラム(50)を回転駆動させれば、当該簡
易ウィンチ(100)はそのに〔動機(20)の駆動力
により所定の場所に引きヒげられるのである。このとき
、」二連したように、簡易ウィンチ(100)はその滑
動台(10)上に原動fi(20)、減速機(30)、
クラクチ(40)及び巻取ドラム(50)を一体重にa
置固定して構成されているから、作業者は一人で十分に
当該簡易ウィンチ(toll)の操作を行なうことがて
きるのである。
このように所定位置にまて上げた簡易ウィンチ(100
)を使用して、第3−A図または第3−B図に示したよ
うな作業を行なうことによって、伐採された間伐材(W
)を所定位置にまて運搬するのである。すなわち、第3
−A図に示した場合は、適宜なケ木(T)に簡易ウィン
チ(100)を固定するとともに、各巻取ドラム(50
)から巻き戻した索条(60)を適宜な立木(T)に連
結した滑車によって案内支持させた後、各索条(60)
の先端を互いに固定する。これにより、各索条(60)
は一つ閉曲線な形成するのである。そして、複数まとめ
られた間伐材(W)の先端に間伐材用キャップ(C)を
かぶせ、この間伐材用キャップ(C)を索条(60)の
一部に連結した後、−・方の巻取ドラム(5fl )を
回転させることによって、各間伐材(W)を所定の方向
に運搬するのである。このgS3−A図に示した作業は
傾斜地における間伐材(W)の上げ下しに採用される。
第3−B図に示した作業の場合は、各間伐材(W)を主
として横方向に移動あるいは運搬する場合を示しており
、二本の適宜な立木(T)間において各間伐材(W)の
移動を行なうものである。
なお、以上の間伐材(W)の運搬に際して、各間伐材(
W)の先端に間伐材用キャウプ(C)をかぶせて、この
間伐材用キャップ(C)を各索条(50)に連結して運
搬する場合について説明したが、この間伐材用キャップ
(C)は必ずしも必要なものではなく、比較的平坦な場
所であればこの間伐材用キャップ(C)を使用しないで
、複数の間伐材(W)をまとめたワイヤを直接各索条(
60)に連結することによって当該簡易ウィンチ(10
0)による作業を行なうことがてきるものである。
また、第4−A図あるいは第4−B図に示したような作
業も行なうことができる。すなわち、第4−A図に示し
た作業の場合は、崖の上に当該簡易ウィンチ(1110
)を固定する。この第4−A図に示した場合は、作業車
を配置することができた場合を示しており、簡易ウィン
チ(100)はこの作業車の1−に固定しである。つま
り、この簡易ウィンチ(1(1(1)を作業車で崖の上
に搬入してきたままの状態て作業が行なわれるのである
。この場合は一人の索条(60)をそのまま崖の下に垂
らし4この索条(5D )の先端に被運搬物である間伐
材(W)を連結したのである。このようにすれば、砂や
セメント等の崖の養生に必要な材料の上げ下しを行なう
ことかできるのである。また、第4−B図に示した作業
は、−置屋の下に下した簡易ウィンチ(100)を崖の
上に上げる状態を示しており、この場合は索条(60)
の先端を崖の上にて固定し、巻取ドラム(50)を駆動
することにより当該簡易ウィンチ(100)を上げる作
業である。
つまり、この簡易ウィンチ(ton)の使用方法にあっ
ては、一本の索条(60)によって運搬作業を行なうこ
とが基準ではあるが、必要に応じ°C両索条(60)の
先端を互いに連結して閉曲線を作り、この閉曲線の一部
に被運搬物を連結して行なうことが可俺である。−木の
索条(60)によって運搬作業を行なう例としては、極
めて作業か限られる場所。
例えば固定物が全くない場所とか、あるいは通常切り出
した間伐材(わが4Jf、積される山野の各部分での作
業等がある。
(実施例) 次に、本発明に係る簡易ウィンチ(100)を、図面に
示した具体的な実施例に従って詳細に説明する。
この簡易ウィンチC100)は、第1図及び第6図〜第
81mに示したように、材床上の滑走を可能にする滑動
台(10)と、この滑動台(10)内に固定される原#
J機(20)と、この原動機(20)に接続されてその
回転数を調整する減速機(30)と、この減速機(30
)にクラッチ(40)を介して選択的に接続される一対
の巻取ドラム(50)と、これら各巻取ドラム(50)
にそれぞれ巻回されて前記滑動台(10)の外方に延出
し得る索条(60)とを備えている。
滑動台(1口)は、完成された簡易ウィンチ(100)
を蘇木や岩等がある林野あるいは山野を滑らせるための
ものであるから、枠体(lt)に板材を固着することに
よって、特にその底部において突起や断部かないように
形成しである。特に、本実施例にあっては、その全体形
状を船型形状にしである。
つまり、先端部分がある程度尖った状態であり、底面は
平面的にしであるのである。この場合、底面に進行方向
に対して〃いに平行な棒材を固着しておくと、この棒材
は滑動台(10)によって簡易ウィンチ(+0[])か
地面上を滑動する場合の案内部材としての役IIを果す
ことがてきる。また、本実施例にあっては、滑動台(1
0)の枠体(Jl)の上部に前方にのみ折り畳み可能な
ハンドル(12)か設けである。なお、第1図中の符号
(13)は、滑動台(10)内に支持台(14)を介し
てa、置固定した原動機(20)等を保護するために、
枠体(11)側に固定されるカバーを示している。
また、本実施例における滑動台(10)にあっては、第
8図に示したように、当該滑動台(10)の後方下部に
回転ローラー(19)か取+jけである。この回転ロー
ラー(19)は、その下端部か滑動台(10)の下面よ
り僅かに下方に突出させてあり、これにより、当該滑動
台(10)を地面上等を滑動させる場合にこれによる滑
動作業を容易に行なうことかてきるようにするものであ
る。
原動機(20)は、本実施例の場合、汎用のガソリンエ
ンジンを使用したものであり、この原動機(20)は支
持台(14)を介して滑動台(10)の底面内側てって
当該滑動台(lO)の最後部に固定した。この原動機(
20)自体はその燃料タンクを備えてはいるか、実際の
作業現場に向う場合には、滑動台(lO)内には、第1
図及び第7図に示したように、その前方部分に空間かあ
るのて、この空間内に別途用意した燃料タンクを積み込
んで作業現場に向うとよい。むしろ、滑動台(10)の
前方部分の空間は、この燃料タンクの積み込みを考慮し
て積極的に設けたちのてあり、その他にもこの滑動台(
10)の前方部分の空間は各種の資材あるいは材料を収
納するものでもある。そして、この原動a (20)の
出力軸には、第7図に示したように、減速機(30)に
掛装したベルト(21)か掛装してあり、このベルト(
2L)によって原動a(20)の動力は減速機(30)
に伝達される。
減速機(30)は通常のものてあり、原動機(20)と
共通の上述した支持台(14)によって滑動台(10)
の底面内に固定しである。この減速機(30)の出力軸
であるスプロケットホイール(31)にはチェーン(3
2)が掛装してあり、このチェーン(32)はさらに各
巻取ドラム(50)の支持軸(51)側のスプロケ・ン
トホイール(51a)に掛装しである。
巻取ドラム(50)は、第6図及び第7図に示したよう
に、と記の支持軸(51)を共通に持つ左右−・対のも
のであり、原動機(20)及び減速機(30)の前方部
分の滑動台(10)内に、原動a (20)及び減速機
(30)を支持している支持台(14)上に共通して固
定しである。(第8図参照)そして、各巻取ドラム(5
0)は、支持軸(51)の中心に形成したスプライン(
52)を避けて支持するこにより、支持軸(51)に対
して自由に回転し得るようにしてあり、その各一部には
各索条(60)の一端が固定しである。なお。
各巻取ドラム(50)の内側フランジ部には、第6図に
示したように、ハン1くブレーキ(53)か巻回してあ
り、このパントフレーキ(53)は図示しないレバーに
よって各巻取トラム(50)の内側フランジ部を締若し
得るようにしである。すなわち、当該簡易ウィンチ(1
00)はこのバンドブレーキ(53)によって必要時(
特に当該簡易ウィンチ(100)を斜面上を下す場合か
多い)における制動がなされるのである。これら各巻取
ドラム(50)に対する原動機(20)の動力伝達は、
各巻取ドラム(50)の内側面に固定した噛合部材(5
4)を介して、これらのT4噛合部材C5=1 )間に
配置したクラッチ(40)によってなされる。
クラッチ(40)は、第6図に示したように、支持軸(
51)の中心部分に形成したスプライン(52)に左右
方向へ自由に移動し得るように嵌合した伝達部材(41
)と、この伝達部材(41)を支持軸(51)上を左右
に移動させるための操作レバー(42)を有している。
伝達部材(41)は、支持軸(51)のスプライン(5
2)に対して一定のクリアランスをもって支持してあり
、これによってスプライン(52)に対する横方向の移
動かり能になっているとともに、後述の操作レバー(4
2)を左右に揺動させたとき、これに伴なって支持軸(
51)の軸芯方向に対して多少傾斜し得るようヒなって
いるのである。このようにした伝達部材(41)の下端
部は、第6図に示したように、自由に転動するボール(
43)を介して、原動a (2fl)等の支持台(14
)上に設けた摺動台(44’) iに支持されている。
この摺動台(44)は、上述したように伝達部材(41
)が操作レバー(4Z)の操作に伴なって僅かな円弧運
動をするため、これに応じた円弧状に形成しである。ま
た、この伝達部材(41)の左右両面には、前述した各
巻取ドラム(50)の噛合部材(54)に噛合し得る伝
達部材(45)か一体重に形成しである。この伝達部材
(45)は、噛合部材(54)の歯の数よりも少ない数
の歯を有しており、これによって噛合部材(54)に容
易に噛合し得るようにしである。実際の駆動においては
、当該伝達部材(45)は非常にゆっくり回転するため
、このような単純な形状であっても、十分その用をなす
ものである。
また、伝達部材(41)の中央部外局には、第6図に示
したように、環状の溝(46)か形成しである。
この溝(46)は、操作レバー(42)が一体重に連結
されている移動部材(47)を摺動自在に支持するもの
である。すなわち、伝達部材(41)は支持軸(51)
と一体重に回転するが、この伝達部材(41)の溝(4
6)に係合している移動部材(47)は支持軸(51)
の回転とは独立しており、操作レバー(42)とともに
−切回転しないものである。
操作レバー(42)は、第61J及び第8図に示したよ
うに、滑動台(10)側に形成された操作盤(48)を
通して上方に突出させである。操作盤(48)には、第
7図に示したように二個の設定溝(48a)が形成して
あり、操作レバー(42)を中央の設定溝(48a)に
係合させた場合はニュートラル、左右の設定溝(48g
)に係合させた場合にはそれぞれの側に対応する巻取ド
ラム(50)の回転駆動を回部にし得るように選択され
るものである。
そして、各巻取ドラム(50)には所定槍の索条(60
)がそれぞれ巻回し°Cある。これら各索条(60)は
、第1図に示したように、滑動台(lO)に形成した各
索条通しく61)(62)を通して滑動台(lO)の前
方に延出されるものであり、その先端にはフック(63
)が取付けである。このフック(63)は、複数の間伐
材(W)を束ねたローブ、あるいは第5図に示したよう
な間伐材用キャップ(C)に連結されるものである。
第5図に示した間伐材用キャップ(C)は、グラスファ
イバー等の材料によって形成した弾丸状のものて、その
内部は複数の間伐材(W)の先端を収納し得るような空
間になっている。この間伐材用キャップ(C)は、ロー
プ等て東ねた複数の間伐材(W)を林床上を抵抗無く案
内するだめのもので、その先端部には上記のフック(6
3)が架けられるようなフック等が一体的に取付けであ
る。また、この間伐材用キャップ(C)は、簡易ウィン
チ(100)とともに収納する場合に便利なように滑動
台(lO)の先端部分にかふせられるような形状をもし
ている。
そして、この簡易ウィンチ(100)を使用して間伐材
(W)等の被運搬材を運搬する方法は、まず。
作業場に位置する固定材(上述した例の場合は立木(T
)か利用される)に滑車を連結し、この滑車に各巻取ド
ラム(50)の索条(60)を挿通して移動可能に案内
させるとともに、その先端部を互いに連結することによ
り、一つの閉曲線を形成する。このように両索条(60
)によって一つの閉曲線を形成するのは、一方の巻取ド
ラム(50)を回転させてその索条(60)を巻き取っ
たとき、他方の巻取ドラム(50)の索条(60)か順
次繰り出されろようにするためである。
その後に、閉曲線を形成した両索条(60)の一部に被
運搬材を連結して、一方の巻取ドラム(50)を回転駆
動させることにより、一つの開閉曲線となった両索条(
60)を一方向に移動させる6以りのようにすることに
より、被運搬材を各固定材間にて所定位置にまて運搬す
るのである。
なお、この方法を実施するにあたっては、被運搬材の運
搬区間は、固定材である二本の立木(T)間にするとよ
い、被運搬材の運搬を障害なく行なうことができるから
である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る簡易ウィンチ(10
0)にあっては、 林床上の滑走を可能にする滑動台(lO)と、この滑動
台(10)内に固定される原動fi (20)と。
この原動機(20)に接続されてその回転数を調整する
減速機(30)と、この減速機(30)にクラッチ(4
0)を介して選択的に接続される一対の巻取ドラム(5
0)と、これら各巻取ドラム(50)にそれぞれ巻回さ
れて前記滑動台(10)の外方に延出し得る索条(60
)と により構成したことにその特徴かあり、これにより、間
伐材の搬出・運搬作業をするにあたって。
1〜3人程度の人数で簡単に操作することがてきるたけ
てなく、大川りな設備を必要とせず、しかもよほとの傾
斜地でない限り自由に林野内に出入ってきる間伐材用の
簡易ウィンチを簡単な構成によって提供することがてき
るのである。
すなわち、この簡易ウィンチ(100)によれば。
その各巻取ドラム(50)による索条(60)の巻回力
を利用することによって、当該簡易ウィンチ(IOn)
自体の林野内への搬入を容妨に行なうことができるたけ
てなく、伐採した間伐材(W)を容易に連撮移動させる
ことかできるのである。しかも、その操作自体は、作業
者が一人てあっても十分可能であり、例えば被運搬材と
して間伐材(Ill)の運搬作業の危険性を考慮しても
せいぜい作業者が三人もあれば、今緊急に必要とされて
いる間伐材(W)の伐採作業に十分利用することができ
るのである。
勿論、このことは、被運搬材が間伐材(W)である場合
に限らず、崖の養生・修復に必要な各種資材及び材料の
場合にも適用できるものであり、その他の各種作業にも
利用することができる。
また、この簡易ウィンチ(100)を使用して、各巻取
ドラム(50)の索条(60)を作業場に位置する固定
材に移動可能に案内させるとともに。
この索条(60)の一部に被運搬材を連結して。
この被運搬材か連結された索条(60)側の巻取ドラム
(50)を回転駆動させることにより、前記索条(60
)を一方向に移動させることにより、前記被運搬材を各
固定材間にて所定位置にまて連撮するようにしたことを
特徴とする簡易ウインチ(100)使用した被運搬材の
運搬方法を採用すれば、」−記の作業をより一層効率良
く行なうことかてきるのである。
しかも、この簡易ウィンチ(100)は従来市販されて
いる各部材を利用することが十分子f[能であるため、
容易かつ安価に製造することかてきるたけてなく、その
メンテナンスをも容易に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る簡易ウィンチの斜視図、第2図、
第3−A図、第3−B図、第4−A図及び第4−B図の
それぞれは当該簡易ウィンチの使用状態を示す側面図及
び平面図、第5図は間伐材用キャップの斜視図、第6図
は簡易ウィンチを拡大して示した第7図のVl−Vl線
に沿つて見た断面図、第7図は簡易ウィンチの平面図、
第8図は同側面図である。 符    号    の    説   明100・・
・簡易ウィンチ、lO・・・滑動台、20・・・原動機
30・・・減速機、40・・・クラッチ、50・・・巻
取Fラム、60・・・索条、W・・・間伐材、C・・・
間伐材用キー\・ツブ。 第10 第3−A図 T    60 第3−B図 ■ %5賦 第6図 呪積台   ゆを悌話

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、滑走を可能にする滑動台と、この滑動台内に固定
    される原動機と、この原動機に接続されてその回転数を
    調整する減速機と、この減速機にクラッチを介して選択
    的に接続される一対の巻取ドラムと、これら各巻取ドラ
    ムにそれぞれ巻回されて前記滑動台の外方に延出し得る
    索条とを備えたことを特徴とする簡易ウインチ。 2)、前記滑動台は、略船型形状としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の簡易ウインチ。 3)、滑走を可能にする滑動台と、この滑動台内に固定
    される原動機と、この原動機に接続されてその回転数を
    調整する減速機と、この減速機にクラッチを介して選択
    的に接続される一対の巻取ドラムと、これら各巻取ドラ
    ムにそれぞれ巻回されて前記滑動台の外方に延出し得る
    索条とを備えた簡易ウインチを使用して、 前記巻取ドラムの索条を作業場に位置する固定材に移動
    可能に案内させるとともに、この索条の一部に被運搬材
    を連結して、 この被運搬材が連結された索条側の巻取ドラムを回転駆
    動させることにより、前記索条を一方向に移動させるこ
    とにより、前記被運搬材を前記各固定材間にて所定位置
    にまて運搬するようにしたことを特徴とする簡易ウイン
    チ使用した被運搬材の運搬方法。 4)、前記各巻取ドラムの索条の先端を互いに連結する
    ことにより、一つの閉曲線を形成し、この閉曲線を形成
    した両索条の一部に被運搬材を連結して運搬するように
    したことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の運
    搬方法。
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