JP2009273400A - 伐採材の搬出方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成及び設置作業が簡単でかつ搬出作業効率が高く、低コストにて高い作業効率にて伐採材を搬出することができる伐採材の搬出方法及び装置を提供する。
【解決手段】集材場3と先山2との間にわたって無端状に索条10を配設して索条10を一方向に回動させ、先山2で集材場3に向けて移動する索条10に伐採材1を保持若しくは伐採材を連結した吊具30を装着固定し、集材場3で索条10から吊具30を取外して吊具30とともに伐採材1を荷卸し、先山2に向けて移動する索条10に伐採材1を取外した吊具30を装着して先山2に吊具30を送るようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、山間地で伐採された竹材や木材などの伐採材を集材場に搬出する伐採材の搬出方法及び装置に関するものである。
近年、自然環境の保護のために、里山の復活、樹林や竹林の保護、地域林業の復活などの必要性が強く認識されており、その対策の1つとして過剰に繁茂した竹材の伐採や樹林の間伐を行うことが要請されているが、その作業に多大な労力を要するため、コスト高になってなかなか実施できないというのが現実である。特に、伐採した伐採材を所定の集材場まで搬出するのに多大な労力と費用を必要とすることが大きな障害となっている。
従来、先山で伐採した伐採材を所定の集材場まで効率的に搬出する装置として、集材場に自走式集材機を設置し、先山と自走式集材機との間に主索を張設し、この主索に沿って移動自在なキャリッジを設けるとともに、このキャリッジに伐採材を保持するフックを昇降可能に設け、キャリッジを往復移動させるメイン索とホールバック索及びフックを昇降させる引き上げ索をキャリッジと先山と自走式集材機の間に張設し、自走式集材機に主索にテンションを付与する巻取機と、メイン索とホールバック索を巻取り・巻き戻し操作してキャリッジを往復移動する一対の巻取機と、引き上げ索を巻取り・巻き戻し操作してフックを昇降させて荷上げ、荷卸しを行う巻取機とを配設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、先山と集材場に設置した自走式集材機との間に主索を張設するとともに、主索に沿って移動自在なキャリッジを設け、キャリッジを往復移動させるメイン索とホールバック索をキャリッジと先山と自走式集材機の間に張設するとともに、メイン索とホールバック索を巻取り・巻き戻し操作する一対の巻取機を自走式集材機に搭載し、キャリッジには、主索を挟圧するクランプ手段と、メイン索とホールバック索が巻回されその移動によって吊荷用の吊持ロープを巻上げ・巻下げするウインチと、ウインチを制動するブレーキ手段を配設し、クランプ手段を開放し、ブレーキ手段を制動させた状態でメイン索とホールバック索を巻取り・巻き戻し操作することでキャリッジを往復移動させ、クランプ手段を作動させ、ブレーキ手段を開放した状態でメイン索とホールバック索を巻取り・巻き戻し操作することで吊持ロープを巻上げ・巻下げして荷上げ、荷卸しを行うように構成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、集材場に設置するウインチ装置に2個のドラムを並設し、先山とウインチ装置間に設定したループ状のルートに沿って索条を配設してその両端を2個のドラムにそれぞれ巻回し、索条に伐採材を連結する連結手段を固定し、2個のドラムを選択的に回転駆動することで索条を往復回動させ、連結手段を集材場と先山との間で往復移動させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−193893号公報 特開平10−338126号公報 特開2004−149277号公報
ところが、特許文献1記載の構成では、先山と自走式集材機との間にキャリッジを支持する主索を張設するとともに、メイン索とホールバック索と引き上げ索を設け、これらの索条を巻取り・巻き戻し操作する機構を設ける必要があるため、自走式集材機及びキャリッジの装置構成が複雑でかつ現場での設置作業も煩雑であるため、装置が高価でかつ設置時の作業効率も低いためにコスト高になるという問題がある。また、伐採材の搬出時に単一のキャリッジを往復移動させるため、搬出作業時に高い作業効率を確保することができないという問題がある。
また、特許文献2記載の構成では、主索とメイン索とホールバック索を張設し、自走式集材機にはメイン索とホールバック索を巻取り・巻き戻し操作する一対の巻取機を配設した構成となっているため、特許文献1記載の構成に比して、引き上げ索を省略でき、自走式集材機の構成も簡単になっているが、キャリッジの構成が複雑になり、重量も大きくなっているため、特許文献1の問題を根本的に解消できるものではない。
また、特許文献3記載の構成では、ループ状に索条を張設し、ウインチ装置も2個のドラムを並設した比較的簡単な装置構成であるため、装置を安価に構成できかつ設置作業も簡単であるが、索条に連結手段を固定しているため、伐採材の搬出時には索条を往復回動させて連結手段を往復移動させるため、搬出作業時に高い作業効率を確保することができないという問題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、装置構成及び現場での設置作業が簡単でかつ搬出作業効率が高く、低コストにて高い作業効率にて伐採材を搬出することができる伐採材の搬出方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の伐採材の搬出方法は、集材場と先山との間にわたって無端状に索条を配設して索条を一方向に回動させ、先山で集材場に向けて移動する索条に伐採材を保持若しくは伐採材を連結した吊具を装着固定し、集材場で索条から吊具を取外して吊具とともに伐採材を荷卸し、先山に向けて移動する索条に伐採材を取外した吊具を装着して先山に吊具を送るものである。
この構成によれば、集材場と先山との間で一方向に回動する無端状の索条に、先山近傍で伐採材を保持若しくは伐採材を連結した吊具を装着固定し、その吊具を集材場で取外すことで伐採材を集材場に搬出することができ、また吊具を先山に向けて移動する索条に装着して先山で取外すことで吊具を循環使用することができ、伐採材を連続的に高い作業効率にて搬出することができ、また単一の無端状の索条を配設して回動させるとともに1又は複数の単純な吊具を用意するだけでよいので、装置構成及び現場での設置作業が簡単で低コストにて実施することができ、低コストにて高い作業効率にて伐採材を搬出することができる。
また、鉛直軸心回りに回転駆動可能な駆動シーブを備えた履帯式自走台車を集材場に位置させ、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブを備えた履帯式自走台車または地中に打ち込んだ打ち込み支柱を先山に位置させ、駆動シーブと従動シーブ間に無端状の索条を巻き掛けると、履帯式自走台車を使用することで無端状の索条を先山と集材場の間にわたって配設する作業、特に従動シーブを先山に設置する作業を短時間に極めて容易に行うことができ、現場での設置作業の作業効率が格段に向上する。
また、集材場と先山との間で適当距離間隔置きに索条を下方からローラにて支持すると、索条の回動抵抗の低減を図りかつ索条に装着した吊具との干渉を回避しながら、索条が集材場と先山の間で垂れ下がって伐採材の搬出に障害が生じるのを防止することができる。
また、本発明の伐採材の搬出装置は、鉛直軸心回りに回転駆動可能な駆動シーブと、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブと、駆動シーブと従動シーブの間に巻き掛けられる無端状の索条と、索条に着脱自在に装着固定可能でかつ伐採材を保持若しくは伐採材を連結可能な吊具とを備えているものである。
この構成によれば、集材場と先山に駆動シーブと従動シーブをそれぞれ配設してそれらの間に索条を巻き掛けることで、上記伐採材の搬出方法を実施して伐採材を連続的に高い作業効率にて搬出することができ、また駆動シーブと従動シーブと無端状の索条と1又は複数の簡単な構成の吊具から成るので、装置構成が簡単で低コストにて実施することができる。
また、履帯式自走台車に駆動シーブとその回転駆動手段を装備した駆動側車両と、履帯式自走台車に従動シーブを装備した従動側車両とを備えると、履帯式自走台車は安定性が高くかつ山地でも簡単な整地作業を行うだけで自走可能であるので、例えば駆動側車両を集材場に設置し、従動側車両を先山に向けて移動させて設置することで、容易かつ短時間で集材場と先山に駆動シーブと従動シーブをそれぞれ配設することができ、現場での設置作業の作業効率が格段に向上する。しかし、従動側台車に代えて地中に打ち込んで従動シーブを支持した打ち込み支柱を採用することもできる。
また、地中に打ち込む打込み支柱と、打込み支柱に下部を固定される支柱と、支柱の上部に配設され索条を下方から移動自在に支持する支持ローラとを備えた中間支持体を備えていると、所要箇所に打込み支柱を配設して支柱を立てることで、支柱上部の支持ローラにて索条を支持でき、索条の回動抵抗の低減を図りかつ索条に装着した吊具との干渉を回避しながら、索条が集材場と先山の間で垂れ下がって伐採材の搬出に障害が生じるのを防止することができる。
また、索条が、高強度の繊維から成る芯ロープの外周面に、芯ロープを構成する繊維よりも耐摩耗性の高い合成樹脂材料にて被覆した複合ロープからなると、軽量で所要の強度を確保できるとともに高い耐摩耗性が得られるので、索条に極端に大きな張力を付与しなくてもまた中間支持体の間隔を小さく設定しなくても索条が垂れ下がるのを防止でき、設置作業が容易でかつ長期にわたって安定して伐採材の搬出作業を行うことができる。
また、伐採材の搬出装置の吊具は、下向きに開放された半円以上の円弧状で少なくとも一側部が開閉可能な把持爪にて構成された索条把持部を上端部に設けるとともに、把持爪を閉じる方向に付勢する付勢手段を設け、下端部に伐採材を結束する結束帯を係止するフック部を設け、下部に把持爪を開く方向に操作する操作ハンドルを設けるとともに操作ハンドルと把持爪を連動させる連動手段を設けたものである。
この構成によると、吊具を索条に装着する際には、吊具の下部を持って操作ハンドルにて把持爪を開いた状態にして上端部の索条把持部を索条の上から引っ掛け、その後吊具の下部から手を離すだけで、索条が索条把持部にて半周以上囲撓された状態で挟圧されるため吊具を索条に強固に装着固定することができ、吊具を索条から取外す際には、吊具の下部を持って操作ハンドルにて把持爪を開いた状態にして吊具を押し上げるだけで簡単に取外すことができ、索条に対して吊具を強固に装着固定できしかも着脱を簡単に行うことができる。
本発明の伐採材の搬出方法及び装置によれば、集材場と先山との間に一方向に回動する無端状の索条を配設し、この索条に対して伐採材を搬送する吊具を着脱して伐採材を先山から集材場に搬出するとともに吊具を先山に戻して循環使用するようにしているので、伐採材を連続的に高い作業効率にて搬出することができ、また装置構成が簡単であるため、低コストにて高い作業効率にて伐採材を搬出することができる。
以下、本発明に係る伐採材の搬出装置の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1〜図3において、竹材や木材などの伐採材1の伐採地において、伐採作業を行う先山2に近い位置でかつトラック等による輸送が可能な林道等に近い位置に集材場3が設定されている。この集材場3から先山2に向けて履帯式自走台車が走行可能でかつ伐採材1の搬出に障害とならない程度に整地された搬出路4が形成されている。先山2には、従動シーブ6を装備した履帯式自走台車から成る従動側車両5が設置されている。この従動側車両5は、本実施形態ではショベル付きブルドーザに、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブ6を装備して構成されている。具体的には、図4に示すように、ショベル付きブルドーザの車体後部に、上端部に取付治具6bを装着固定した支柱6aが立設され、その取付治具6bにて主軸6cが着脱可能に固定され、主軸6cの上端部に従動シーブ6が軸受部6dを介して回転自在に支持されている。また、集材場3には、駆動シーブ8を装備した履帯式自走台車から成る駆動側車両7が設置されている。この駆動側車両7は、本実施形態ではショベル付きブルドーザに、鉛直軸心回りに回転自在に支持した駆動シーブ8と駆動シーブ8を一方向に回転駆動する油圧モータなどの駆動手段9を装備して構成され、正逆回転、巻き取り、巻き戻しの不要な簡略構成となる。駆動手段9を駆動する油圧源は駆動側車両7側の油圧ユニットを併用し、駆動側車両7に側のレバー操作の切り替えで駆動できるようにしている。しかし、これに限られることはなく、種々の駆動源、駆動方式を採用することもできる。これらショベル付きブルドーザから成る従動側車両5と駆動側車両7にて、集材場3を整地して駆動側車両7の設置面を形成し、また搬出路4及び先山2における従動側車両5の設置面を形成するように構成されている。しかし、これに限られることはなく、先山の従動シーブ6は駆動機構を必要としないので、地中に打ち込んだ打ち込み支柱に支持したものにすると、簡易かつ軽量、安価な構成とすることができる。また、駆動シーブ8は可搬で設置型の駆動機構に組み合わせて設置した支柱で支持したものとしても実用できる。
従動シーブ6と駆動シーブ8の間には無端状の索条10が巻き掛けられ、駆動シーブ8にて索条10を一方向に連続的に回動させるように構成されている。また、無端状の索条10の長短を吸収するとともに必要な張力を索条10に作用させるテンション部11が従動側車両5の一側部に配設されている。テンション部11は、間隔をあけて固定して配設した一対のガイドシーブ11a、11bと、それらの間に配置された移動自在なテンションシーブ11cとを備えており、索条10を一対のガイドシーブ11a、11bを介してテンションシーブ11cに巻き掛け、このテンションシーブ11cを引張手段11dにてガイドシーブ11a、11bから離間する方向に引っ張るように構成されている。また、索条10に作用する張力にて従動側車両5が駆動側車両7側に引き寄せられるのを防止するため、従動側車両5の設置面の駆動側車両7とは反対側位置の両側に、アンカーポール12a、12bを打ち込み、連結索13にて従動側車両5に連結している。なお、アンカーポール12a、12bに代えて、あるいは併用して、立ち木を利用しても良いし、アンカーポール12a、12bや立木側と反対側に向かせたショベルを土中に突き挿して突っ張らせてストッパとすることもできる。また、駆動側車両7においても、同様のアンカー手段(図示せず)を講じるのが好ましい。
従動シーブ6から駆動シーブ8に向かう索条10の往路側経路14における従動側シーブ6の近傍位置には、索条10を下方から支持して従動側シーブ6の高さに位置規制する高さ規制ローラ16が配設されている。また、索条10の往路側経路14における駆動側シーブ7の近傍位置には、索条10を支持するとともに高さ位置を規制する高さ規制支持体17が配設されている。高さ規制支持体17は、索条10を下方から支持する支持ローラ17aと、索条10を上方から押し下げて駆動側シーブ7の高さに位置規制する高さ規制ローラ17bとを備えている。駆動シーブ8から従動シーブ6に向かう索条10の復路側経路15における駆動シーブ8の近傍位置には、垂直軸心回りに回転自在なガイドシーブ18が配設され、復路側経路15と駆動側車両7及び往路側経路14との間に、所要の作業を円滑に行える空間を形成している。これら高さ規制ローラ16、高さ規制支持体17及びガイドシーブ18は、地中に打ち込んだ打込み支柱19に装着されている。
従動シーブ6を配設した先山2と駆動シーブ7を配設した集材場3との間には、適当距離間隔置きに往路側経路14と復路側経路15を移動する索条10を下方から支持する中間支持体20が配設されている。中間支持体20は、図5に示すように、打込み支柱21を地中に打ち込んで設置し、打込み支柱21の上端部に装着固定した取付治具22にて支柱23を高さ位置調整可能に固定し、支柱23の上端部に装着した取付ブラケット24にて索条10を下方から移動自在に支持する支持ローラ25を装着して構成されている。本実施形態の取付ブラケット24は、索条10の往路側経路14と復路側経路15にそれぞれ沿う適当長さの支持杆24a、24bを備え、各支持杆24a、24bの長手方向の両端にそれぞれ支持ローラ25が装着されている。また、往路側経路14に沿う支持杆24a上には、後述の吊具30を装着した状態でその重量にて支持ローラ25、25間で索条10が大きく垂れて円滑な移動が阻害されることがないように、支持ローラ25、25間に、索条10を支持する複数の補助支持ローラ26が小ピッチで配設され、さらに索条10と吊具30の横方向の位置ずれを規制する複数の規制ローラ27も小ピッチでが配設されている。なお、補助支持ローラ26に代えてローラチェーンを用いることもできる。
以上の構成において、先山2から往路側経路14を集材場3に向けて移動する索条10に対して、高さ規制ローラ16より索条10移動方向下手側の位置で、伐採材1を保持若しくは伐採材1を連結した吊具30を装着することで伐採材1を集材場3に向けて搬出し、往路側経路14の高さ規制支持体17より索条10移動方向上手側の位置で吊具30を取外すことで、吊具30とともに伐採材1を荷卸しする。また、伐採材1を取り外した吊具30は、先山2に向けて復路側経路15を移動する索条10に装着することで、吊具30を先山2に送って吊具30を循環使用する。
このように吊具30を索条10に対して着脱するため、吊具30は図6に示すように構成されている。図6(a)、(b)において、吊具30は、中空軸体から成る主杆31の上端部に索条10を着脱自在に把持する索条把持部32が設けられ、下端にはフック取付軸33aを介して伐採材1を結束する結束帯34を係止するフック部33が設けられている。フック取付軸33aは、索条把持部32に把持された索条10の直下にフック部33が位置するように下部が湾曲成形されている。索条把持部32は、全体形状が下向きに開放された半円以上の円弧状に構成され、その一側部が開閉可能な把持爪35にて構成され、上部及び他側部を形成する主部32aの下端が主杆31の上端に一体的に連結されている。把持爪35は、その上端が枢支ピン35aにて主部32aの上部に開閉揺動自在に装着され、連動手段36を介して付勢手段としての引張ばね37にて閉じるように付勢されかつ主杆31の下端部に設けられた操作ハンドル38にて引張ばね37に抗して開閉操作するように構成されている。
連動手段36は、主杆31内に昇降自在に配設された作動軸39の上端と把持爪35の中間部とがレバーリンク機構40にて連動連結され、作動軸39が、図6(b)に示すように上昇すると把持爪35が開き、図6(a)に示すように下降すると把持爪35を閉じるように構成され、かつ主杆31内の上部に収容された引張ばね37にて作動軸39を下方に向けて移動付勢するように構成されている。すなわち、引張ばね37の上下端がそれぞれ上下のばね受け41、42に連結され、上部のばね受け41は作動軸39に固定され、下部のばね受け42は主杆31内の上端から適当距離の位置に固定されている。また、操作ハンドル38は、その上端部が主杆31の下端部の一側部に配設した支軸38a回りに揺動自在に支持され、かつ操作ハンドル38の上端部から主杆31の軸心部に向けて延出された作用片38bに作動軸39の下端が係合されている。かくして、操作ハンドル38を操作しない状態では、図6(a)に示すように、引張ばね37にて作動軸39が引き下げ付勢されてレバーリンク機構40を介して把持爪35が閉じられ、図6(b)に示すように、操作ハンドル38とフック取付部材33aを手で握って操作ハンドル38を揺動操作すると、作動軸39が引張ばね37に抗して押し上げられてレバーリンク機構40を介して把持爪35が開かれ、吊具30を索条10から取り外し可能な状態になる。
無端状の索条10としては、例えば直径20mm程度の合成樹脂製のロープを編込によって無端状に接続したものが好適に用いられる。索条10の具体的な構成と材質としては、図7に示すように、アラミド繊維などの高強度の繊維から成る芯ロープ10aの外周面を、ポリエチレンテレフタレートなどの耐候性や耐摩耗性の高い繊維から成る編成材10bにて被覆したものや、図8に示すように、芯ロープ10aの外周面に耐摩耗性の高い合成樹脂のコーティング材10cで被覆したものなどが好適に適用される。
以上の構成において、例えば竹林などにおいて、過剰に繁茂した竹材を伐採して搬出する場合には、対象地の先山2の近傍でかつ林道などの道路に近い位置に集材場3を設定し、この集材場3にトラックなどで従動側車両5及び駆動側車両7を搬入し、集材場3に駆動側車両7を設置し、搬出路4を通って従動側車両5を先山2に移動させて設置し、その従動シーブ6と駆動側車両7の駆動シーブ8との間に無端状の索条10を巻き掛け、テンション部11を設けて索条10に張設状態にするとともに、先山2と集材場3の間の搬出路4に5〜10m間隔程度で複数の中間支持体20を設置し、その支持ローラ25にて往路側経路14及び復路側経路15を回動する索条10を下方から支持するようにする。
こうして伐採材1の搬出装置の設置が完了すると、駆動側車両7の油圧モータなどの駆動手段9を作動させ、無端状の索条10を集材場3と先山2との間で一方向に回動させる。そして、集材場3で吊具30を復路側経路15を移動する索条10に装着して先山2に送り、先山2で吊具30を取り外す。この索条10に対する吊具30の着脱に際しては、吊具30の下部のフック取付軸33aを操作ハンドル38とともに手で握って吊具30を持ち上げ、その上端部の索条把持部32を開いた状態にして索条10に上方から引っ掛け、その後手を離すだけで索条把持部32が索条10を把持して吊具30が索条10に装着固定され、吊具30を取り外すときにはフック取付軸33aを操作ハンドル38とともに手で握って吊具30を押し上げることで索条10から離脱し、索条10に対して吊具30を簡単に着脱することができる。
先山2で伐採した伐採材1を集材場3に搬出する作業は、適当な数の伐採材1の端部をある程度揃えて結束帯34で結束し、その結束帯34を吊具30のフック部33に連結し、図1(b)に示すように、従動シーブ6の近傍位置で往路側経路14を移動する索条10に吊具30を上述のように装着固定することで、索条10の移動によって伐採材1を集材場3に向けて搬出される。その後、集材場3で伐採材1が連結された吊具30を索条10から上述のように取り外し、吊具30から結束帯34を外し、さらに結束帯34を外すことで、集材場3への伐採材1の搬出が終了し、以上の動作を繰り返すことで、集材場3に搬出された伐採材1が集材される。また、結束帯34を取り外した吊具30は、再度復路側経路15を移動する索条10に装着して先山2に送ることで循環使用される。なお、以上の説明では、伐採材1の一端側だけを吊具30に連結して搬出する例を示したが、伐採材1の両端部を結束帯34で結束し、両結束帯34をそれぞれ別の吊具30に連結してこれら両吊具30を索条10に装着固定することで、伐採材1を完全に保持して搬出するようにしても、また単一の吊具30にて伐採材1の中央部を保持して搬出するようにしても良い。
以上のように本実施形態によれば、先山2近傍で伐採材1を保持若しくは伐採材1を連結した吊具30を往路側経路14を移動する索条10に装着固定し、その吊具30を集材場3で取外すことで伐採材1を集材場3に搬出することができ、また吊具30を先山2に向けて移動する索条10に装着して先山2で取外すことで吊具30を循環使用することができるため、伐採材1を連続的に高い作業効率にて搬出することができる。しかも、単一の無端状の索条10を配設して回動させるとともに単純な吊具30を用意するだけでよいので、装置構成及び現場での設置作業が簡単で低コストにて実施することができ、低コストにて高い作業効率にて伐採材1を搬出することができる。
また、鉛直軸心回りに回転駆動可能な駆動シーブ8を備えた履帯式自走台車から成る駆動側車両7を集材場3に設置し、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブ6を備えた履帯式自走台車から成る従動側車両5を先山2に設置して、駆動シーブ8と従動シーブ6間に無端状の索条10を巻き掛けるようにしているので、上記のように無端状の索条10を先山2と集材場3の間に配設するのに、特に従動シーブ6を先山2に設置する作業を、短時間に極めて容易に行うことができ、現場での設置作業の作業効率が格段に向上する。
また、集材場3と先山2との間で適当距離間隔置きに中間支持体20を配設して索条10を下方から支持ローラ25にて支持するようにしているので、索条10の回動抵抗の低減を図りかつ索条10に装着した吊具30の索条把持部30との干渉を回避しながら、また索条10に過大なテンションを負荷しなくても索条10が集材場3と先山2の間で大きく垂れ下がって伐採材1の搬出に障害が生じるのを防止することができる。
また、索条10として、高強度の繊維から成る芯ロープ10aの外周面に耐摩耗性の高い合成樹脂材料からなる編成材10bやコーティング材10cにて被覆した複合ロープを用いているので、軽量で所要の強度を確保できるとともに高い耐摩耗性が得られるので、索条10に極端に大きな張力を付与しなくても、また中間支持体20の間隔を小さく設定しなくても索条10が垂れ下がるのを防止でき、設置作業が容易でかつ長期にわたって安定して伐採材1の搬出作業を行うことができる。
なお、集材場3に搬出した伐採材1は、そのままトラック等で処理場に運送しても良いが、集材場3に伐採材1をチップ状に破砕するチョッパー(図示せず)を設置して、チップ材にしてトラック搬送するようにすると、効率的に運送することができる。因みに、こうして製造された伐採材1のチップは、その後乾燥して粉砕することで堆肥等として、さらに発酵促進剤を加えて家畜の餌等に利用可能であり、また炭化処理することで、樹脂成形品の充填材等として有効に利用することができる。
以上の実施形態では、先山2に設置する従動シーブ6を、ショベル付きブルドーザなどの履帯式自走台車から成る従動側車両5に搭載した例を示したが、これに限定されるものではなく、利用可能な搬出路4がすでに存在したり、簡単に設定できる場合などには、従動シーブ6を先山2に搬入し、打込み支柱19を設けて従動シーブ6を装着し、アンカーポール12a、12bにて支持するようにしても良い。
また、索条10として、合成樹脂繊維から成る合成樹脂繊維ロープを適用した例を示したが、ワイヤーロープやチェーンなどを適用することもできる。しかし、ワイヤーロープやチェーンなどは、重量が大きく張設作業に多大な労力を要するとともに、重量が大きいと大きく垂れ下がるために運転時に大きな張力を負荷する必要があり、そのため装置構成自体が大掛かりになってコスト高になってしまうという課題がある。これに対して合成樹脂繊維ロープを用いると、軽量でありながら必要な強度を確保できるので好適である。
本発明は、集材場と先山との間に一方向に回動する無端状の索条を配設し、この索条に対して伐採材を搬送する吊具を着脱して伐採材を先山から集材場に搬出するとともに吊具を先山に戻して循環使用するようにしているので、伐採材を連続的に高い作業効率にて搬出することができ、また装置構成が簡単であるため、低コストにて高い作業効率にて伐採材を搬出することができるので、竹材や木材などの伐採材の搬出に好適に適用することができる。
本発明の一実施形態の伐採材の搬出装置の全体概略構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 同実施形態の先山部分の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 同実施形態の集材場部分の構成を示す正面図。 同実施形態の従動シーブの支持構成を示す側面図。 同実施形態の中間支持体の構成を示す側面図。 同実施形態の吊具の構成を示し、(a)は索条に装着した状態の部分断面側面図、(b)は索条から離脱可能な状態の部分断面側面図。 同実施形態の索条の構成を示す正面図。 同実施形態の他の構成例の索条の断面図。
符号の説明
1 伐採材
2 先山
3 集材場
5 従動側車両(履帯式自走台車)
6 従動シーブ
7 駆動側車両(履帯式自走台車)
8 駆動シーブ
10 索条
10a 芯ロープ
10b 編成材
10c コーティング材
20 中間支持体
21 打込み支柱
23 支柱
25 支持ローラ
30 吊具
32 索条把持部
33 フック部
34 結束帯
35 把持爪
36 連動手段
37 引張ばね
38 操作ハンドル

Claims (8)

  1. 集材場と先山との間にわたって無端状に索条を配設して索条を一方向に回動させ、先山で集材場に向けて移動する索条に伐採材を保持若しくは伐採材を連結した吊具を装着固定し、集材場で索条から吊具を取外して吊具とともに伐採材を荷卸し、先山に向けて移動する索条に伐採材を取り外した吊具を装着して先山に吊具を送ることを特徴とする伐採材の搬出方法。
  2. 鉛直軸心回りに回転駆動可能な駆動シーブを備えた履帯式自走台車を集材場に位置させ、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブを備えた履帯式自走台車または地中に打ち込んだ打ち込み支柱を先山に位置させ、駆動シーブと従動シーブ間に無端状の索条を巻き掛けることを特徴とする請求項1記載の伐採材の搬出方法。
  3. 集材場と先山との間で適当距離間隔置きに索条を下方からローラにて支持することを特徴とする請求項1記載の伐採材の搬出方法。
  4. 鉛直軸心回りに回転駆動可能な駆動シーブと、鉛直軸心回りに回転自在な従動シーブと、駆動シーブと従動シーブの間に巻き掛けられる無端状の索条と、索条に着脱自在に装着固定可能でかつ伐採材を保持若しくは伐採材を連結可能な吊具とを備えていることを特徴とする伐採材の搬出装置。
  5. 履帯式自走台車に駆動シーブとその回転駆動手段を装備した駆動側車両と、履帯式自走台車に従動シーブを装備した従動側車両または地中に打ち込み従動シーブを装備した打ち込み支柱とを備えたことを特徴とする請求項4記載の伐採材の搬出装置。
  6. 地中に打ち込む打込み支柱と、打込み支柱に下部を固定される支柱と、支柱の上部に配設され索条を下方から移動自在に支持する支持ローラとを備えた中間支持体を備えていることを特徴とする請求項4記載の伐採材の搬出装置。
  7. 索条は、高強度の繊維から成る芯ロープの外周面に、芯ロープを構成する繊維よりも耐摩耗性の高い合成樹脂材料にて被覆した複合ロープからなることを特徴とする請求項4記載の伐採材の搬出装置。
  8. 下向きに開放された半円以上の円弧状で少なくとも一側部が開閉可能な把持爪にて構成された索条把持部を上端部に設けるとともに、把持爪を閉じる方向に付勢する付勢手段を設け、下端部に伐採材を結束する結束帯を係止するフック部を設け、下部に把持爪を開閉操作する操作ハンドルを設けるとともに操作ハンドルと把持爪を連動させる連動手段を設けたことを特徴とする伐採材の搬出装置の吊具。
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