JPS62163218A - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JPS62163218A
JPS62163218A JP391186A JP391186A JPS62163218A JP S62163218 A JPS62163218 A JP S62163218A JP 391186 A JP391186 A JP 391186A JP 391186 A JP391186 A JP 391186A JP S62163218 A JPS62163218 A JP S62163218A
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洋一 横山
近藤 秀也
国本 洋一
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/30Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H9/32Insulating body insertable between contacts

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C技術分野〕 この発明は、回路しゃ断器に関するものである。
〔背景技術〕
異常電流たとえば短絡時に可動接点と固定接点との間に
、消弧用の遮へい板を挿入することによりアークをしゃ
断して消弧する従来例(特開昭57−196440号)
を第8図に示すが、つぎのような欠点があった。すなわ
ち、開閉・トリップ手段104のリンク機構部の動作に
よる可動接触子100の開離動作に連動して、遮へい板
101が固定接点102と可動接点103との間に移動
するため、短絡発生から可動接点103が開離を始める
まで開閉・トリップ手段104のリンク機構部の動作に
よる遅れ時間が約2〜4msあり、しかも可動接点10
3が開離を始めてから開離が完了するまで約3〜6間あ
るため、短絡発生から遮へい板101が動作を完了する
まで約5〜lQms必要となる。
第7図は開極ばねのばね力を大きく設定して、遮へい板
101が約5 msで動作完了したときのアーク波形を
示している。Qlは接点アーク電圧、Q2はしゃ断電流
、Q3は推定短絡電流である。
このように、開極ばねのばね力を大きく設定して遮へい
板101を動作するようにしても、約5msの遅れがあ
るため短絡電流のピーク値を迎えており、そのためアー
クによる接点損傷や接点周辺の成形品および遮へい仮1
01の損傷が大きい。
また開極ばねのばね力を大きくすると、ハンドル操作の
荷重が大きくなるため操作負担になる。
その結果、遮へい仮101が動作完了するまでの時間を
短縮できず、大きなしゃ断容量を得ることができないと
いう欠点があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、ハンドルの操作荷重を大きくするこ
となく、短絡発生から遮へい板の動作完了までの時間を
短縮することにより、しゃ断容量を増大することができ
る回路しゃ断器を提供することである。
〔発明の開示〕 この発明の回路しゃ断器は、固定接点を有する固定接触
子と、前記固定接点に対して開閉する可動接点を存し前
記固定接触子に対して電磁反発力が生じるように対向配
置された可動接触子と、負荷の異常電流を検出するTi
磁石と、前記異常IrS流による電磁反発力により前記
可動接触子が開離可能となるように前記可動接触子と前
記可動接触子を開閉操作するハンドルとを連係するとと
もに前記電磁石の可動部の動作に連動して前記可動接触
子をトリップ開極させる開閉・トリップ手段と、前記電
磁石の可動部に連結されて前記電磁反発力により開離し
た前記固定接点と可動接点との間に前記可動部の動作に
より挿入される消弧用の遮へい板とを備えたものである
この発明の構成によれば、異常電流たとえば短絡電流が
流れると、開閉・トリップ手段がトリップ動作する前に
可動接触子は電磁反発力により開離動作する。同時に電
磁石の可動部の動作に連動して開閉・トリップ手段の動
作によることな(、遮へい板を固定接点と可動接点との
間に挿入させる。この結果、開閉・トリップ手段の動作
による遅れ時間の影響がないため、異常電流が発生して
から遮へい板が動作完了するまでの時間を短縮でき、ア
ークしゃ断時間を短縮できるため大きなしゃ断容量を実
現することができる。しかも開閉・トリップ手段の開極
ばねを大きくする必要がないため、ハンドルの操作荷重
を増大することがない。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説
明する。すなわち、この回路しゃ断器は、固定接点1を
存する固定接触子2と、前記固定接点1に対して開閉す
る可動接点3を有し前記固定接触子2に対して電磁反発
力が生じるように対向配置された可動接触子4と、負荷
の異常電流を検出する電磁石5と、前記異常電流による
電磁反発力により前記可動接触子4が開離可能となるよ
うに前記可動接触子4と前記可動接触子4を開閉操作す
るハンドル6とを連係するとともに前記電磁石5の可動
部7の動作に連動して前記可動接触子4をトリップ開極
させる開閉・トリップ手段8と、前記電磁石5の可動部
7に連結されて前記電磁反発力により開離した前記固定
接点1と可動接点3との間に前記可動部7の動作により
挿入される消弧用の遮へい板9とを備えている。
第1図において、10は側面(第1図の紙面に直角な方
向)に部品組み込み用の開口(図示せず)を有しかつ1
極分の構成を有するケースであり、複数極の回路しゃ断
器を構成する場合は、ケース10が並列に並べられて連
結孔13にかしめビン(図示せず)を通すことにより連
結される。11はケース10の一端部に設けられた負荷
側端子、12はケース10の他端部に設けられた電源側
端子、14はケース取付用溝である。
前記開閉・トリップ手段8は、ハンドル6と、フレーム
15と、操作リンク19と、作動軸20と、可動枠30
と、ラッチリンク23と、トリノプリンタ24と、開極
ばね42とで構成されている。前記フレーム15はケー
ス10内に保持される。前記ハンドル6はフレーム15
の第1図の上端部に固定軸16により回動自在に設けら
れ、ケース10の上面のハンドル穴17より一部が露出
し、ケース10の内側にリセット突起68を形成してい
る。このハンドル6の内端部に可動軸18を設け、可動
軸18に操作リンク19の一端が連結され、他端に作動
軸20が連結されている。また可動軸18とフレーム1
5のハンドル6の下方の位置に設けられたばね受け21
との間に引張り作用を有するハンドル復帰ばね22が懸
架され、ハンドル6を第5図の中立姿勢となるように付
勢している。前記固定軸16にラッチリンク23の上端
部が回動自在に連結され、ラッチリンク23の下端部の
一側面に前記作動軸20が摺動できるように当接する。
前記ラッチリンク23の前記作動軸20と反対側の位置
のフレーム15にトリップリンク24が固定軸25によ
り回動自在に設けられる。
このトリップリンク24は、先端のラッチ部24aと、
中間部の短絡応答部27と、固定軸25より上方に延出
する過電流応答部26と、復帰ばね28とを有する。復
帰ばね28は固定軸25に巻部が支持され一端部が過電
流応答部26に係合し他端部がフレーム15に係合して
、トリップリンク24を第1図で時計方向に回動付勢し
ており、かつ第1図の位置でフレーム15に設けられた
図示しないストッパにより位置決めされている。またこ
の状態はラッチ部24aがラッチリンク23の下端部に
当接係止するラッチ状態であり、ラッチリンク23が固
定軸16を中心に反時計方向に回動しないように規制す
る。
前記操作リンク19の下方でケース10の側壁に一対の
ガイド29が設けられ、ガイド29間に可動枠30が第
1図で上下方向に摺動自在に案内されている。可動枠3
0は上端部に軸受は四部31(第5図参照)を形成して
おり、この軸受は凹部31に作動軸20が下方に移動す
るのを阻止する状態に保合できるようにしている。前記
開極ばね42は可動接触子4とともに後述する。
前記電磁石5はプランジャ型を実施例とし、そのプラン
ジャである可動部7と、可動部7を内部に有するコイル
筒33と、コイル筒33の両端にまたがるヨーク40と
、ヨーク40の内側でコイル筒33に巻装されたコイル
32と、コイル筒33内で可動部7に対向する固定鉄心
41と、可動部7と固定鉄心41との間に介在される図
示しない復帰ばねと、作動リンク35とで構成されてい
る。
前記ヨーク40がフレーム15のトリップリンク24の
下方に固定されている。前記可動部7は固定鉄心41を
貫通する可動棒7aを一体または別体に設け、また可動
部7の上端部につば状の保合部34を有し、保合部34
が電磁石5の動作により前記トリップリンク24の短絡
応答部27に係合するように対向している。作動リンク
35は可動棒7aの下方に固定軸36によりケース10
に回動自在に保持されている。この作動リンク35はL
字形をなしその屈曲部に固定軸36を有し、固定軸36
に復帰ばね37の巻部を掛け、復帰ばね37の一端をケ
ース10の底面に係止し、他端を作動リンク35に係止
して、作動リンク35を時計方向に付勢し、そのばね作
用により作動リンク35の一端35aで可動棒7aの下
端を上方に押圧し、可動部7の段部がコイル筒33の上
端の内側段部に係止することにより位置決めされている
。なお、電磁石5の前記図示しない復帰ばねは復帰ばね
28.37に兼用させることができる。
電磁石5は図示しない復帰ばねのばね力の設定により短
絡電流を検出するものであるが、過電流を検出するため
バイメタル38がケース10内に設けられる。バイメタ
ル38の基端部は負荷側端子11に固着され、先端部に
ギャップ調整ねじ39を設け、ギャップ調整ねじ39の
先端を前記過電流応答部26に対向している。
前記可動接触子4は中間部が開極ばね42により上方に
付勢された状態に支持され、先端部に前記可動接点3が
固着され、後端部の湾曲部43は前記電磁石5の下端で
あるヨーク40の下面に対向し、さらに開極ばね42と
可動接点3との間に前記可動枠30の下端部を当接させ
、可動枠30により可動接点3が固定接点1に接触する
方向に可動接触子4を押圧している。可動接触子4はこ
の構成により可動接点3に電磁反発力が加わると可動枠
30を支点にして開極ばね42が圧縮されて反時計方向
に回動し、これにより開離動作することができる。なお
、開極ばね42はハンドル復帰ばね22よりもばね力を
大きく設定している。
前記遮へい仮9は絶縁部材で形成され、第2図にも示す
ようにケース10に形成したガイド/n 46に摺動自
在に支持され、先端部が前記固定接点1と可動接点3と
の間の側方に位置し、後端部に係合孔47を存して係合
孔47に前記作動リンク35の他端部35bが係合して
いる。また遮へい仮9の後端部に切欠65を形成して前
記可動棒7aを通している。前記遮へい仮9は復帰ばね
37により作動リンク35に引っ張られて第1図に示す
後退位置に位置している。電磁石5の動作により可動棒
7aが下方に移動して作動リンク35を復帰ばね37に
抗して押圧すると、作動リンク35が反時計方向に回動
して他端部35bにより遮へい板9を前進動作させ、遮
へい仮9の先端部が前記可動接点3と固定接点1との間
に位置して両者を遮へいする。
前記固定接触子2は、ケース1oの開閉・トリップ手段
8の下位側を仕切る仕切り板66の下位側に配置され、
前記固定接点1が仕切り板66に形成された切欠67に
通されて開閉・トリップ手段8側に臨んでいる。前記固
定接点1を先端部に有する固定接触子2の基端部は途中
まで可動接触子4の後端部の方向に延出する延出部49
を有する。これにより可動接点3と固定接点1とが接触
した状態で可動接触子4と固定接触子2との間に電流が
流れると電磁反発力が生じ、異常7M、流の場合にはそ
の電磁反発力が大きくなって可動接点3を押上げるため
、前記開極ばね42を圧縮して可動接点3が開極動作す
る。固定接触子2の基端部はその延出部49から横U字
折曲部50を介して反対側に延出し、この反対側延出部
44は中間部にわん曲部45を有し、ケース10に設け
た固定軸48に係合して回動自在に支持され、また固定
軸48よりも基端49′側にばね56を設けて固定接点
1を可動接点3から離間する方向に付勢するとともに、
基端部49′は有極電磁石50のプランジャ51により
固定状態に保持されている。
有極電磁石50は、リモートコントロール制御やタイマ
回路を接続してタイマ機能をもたせるために設けたもの
で、プランジャ51.コイル52を巻装したコイル枠5
5.ヨーク53.54.およびヨーク53.54間に介
在された永久磁石69(磁極をN、Sで表示)とで構成
され、プランジャ51の第1の接極子51aがヨーク5
3に接触しかつ第2の接°極子51bがヨーク54に接
触する第1図の状態を安定状態としている。前記プラン
ジャ51の突出部の溝57に固定接触子2の基端部49
′が係合し、固定接点1はプランジャ51を介して永久
磁石69の保持力により固定接点1としての固定状態が
保持される。有極電磁石50のコイル52が通電される
と励磁によりプランジャ51が反対側へ移動し、固定接
触子2が固定軸48を中心に時計方向に回動するため、
固定接点1が可動接点2から開離する。
この回路しゃ断器の内部電路を形成するため、バイメタ
ル38と電磁石5のコイル32との間、コイル32と可
動接触子4との間および固定接触子2と電源側端子12
との間にそれぞれ可とう電線57〜59が接続されてい
る。したがって内部電路は、負荷側端子11側からみる
と負荷側端子11→バイメタル38−可とう電線57−
コイル32−可とう電線58−可動接触子4−可動接点
3−固定接点1−固定接触子2−可とう電線59−電源
側端子12となる。
なお、60は有極電磁石50のコイル52に接続されて
通電状態を表示する発光ダイオードを実施例とする通電
表示ランプ、61は通電表示ランプ60に対応してケー
ス10の窓62に設けられた透光性の表示板、63はギ
ャップ調整ねじ39に対応してケース10の窓64に設
けられた覆い仮である。
この回路しゃ断器の動作について、説明する。
すなわち、第1図は回路しゃ断器のオン状態、第3図は
オフ状態である。オフ状態からハンドル6を第1図の状
態に反時計方向に倒すと、ハンドル6が固定軸16を中
心に回動し、可動軸18が反時計方向へ回動する。操作
リンク19は作動軸2゜がラッチリンク23を摺動しな
がら下方へ移動するため操作リンク19は垂直姿勢とな
る方向に回動する。このときハンドル復帰ばね22が引
張される。作動軸20の移動により、作動軸20に係合
する軸受は凹部31を有する可動枠30がガイド29に
ガイドされて下方へ移動する。可動接触子4は可動枠3
0の下端部に押圧されて第3図の状態から反時計方向へ
回動し、まず可動接点3が固定接点1に接触し、ついで
可動接点3が固定接点1に接触した状態で可動接触子拳
が固定接点1を支点に時計方向に回動し、開極ばね42
を圧縮することにより接点圧が与えられ、同時に可動接
点2が固定接点1の表面を転勤(ローリング)すること
により投入時のアークにより接点溶着が起きたときの溶
着ブリフジを破壊する。また開極ばね42が圧縮される
ため、その反力が可動枠31を介して操作リンク19に
加わり、可動軸18が固定軸16と作動軸20とを結ぶ
線と交差する反転死点を越えると、開極ばね42により
可動軸18を押上げてハンドル6を倒れた方向へ付勢す
る。
可動軸18は図示しないストッパに係止し、ハンドル6
は第1図の状態を維持する。したがって、電源側端子1
2および負荷側端子7を線路の負荷に接続す−ると、内
部電路を電流が流れることとなる。
第1図のオン状態から、ハンドル6を第3図の状態へ倒
すと、前記動作と反対に可動軸18が時計方向へ回動し
、開極ばね42の付勢力により作動軸20がラッチリン
ク23に摺動して上方に移動し、可動枠30が上方に移
動して、可動接触子4が開離動作する。可動接触子4の
基端部のわん曲部43が電磁石5の下端に当接するとそ
の当接点を支点に可動接触子4が回動し、可動接点3が
固定接点1から大きく開離する。
第4図は異常電流のうち短絡電流が流れた直後の状態、
第5図は開閉・トリップ手段8が動作完了した状態であ
る。内部電路に短絡電流が流れると、まず3つの動作が
同時に起こる。第1は可動接触子4が固定接触子2との
電磁反発力により開極ばね42のばね力に抗して可動枠
30の下端部を支点に回動し、可動接点3が固定接点1
から開離することである。第2は電磁石5の可動部7が
復帰ばね37のばね力に抗して動作し、可動枠7aで作
動リンク35を回動させ、遮へい板9を進出動作させる
ことである。第3はトリップリンク24を固定軸25を
中心に回動させ、ランチリンク23を釈放する。この3
つのうち、前記第3により開閉・トリップ手段8がトリ
ップ動作を開始し、可動接触子4をトリップ開極させる
が、リンク動作のため前記第1および第2よりも遅れ、
第4図のように第1および第2の動作が先に行われる。
すなわち、tm反発力により可動接点3が開離すると同
時に遮へい仮9が可動接点3と固定接点1との間に挿入
され、開極時に発生するアークをしゃ断する。
この動作に続いて第5図の状態に至る前記第3の開閉・
トリップ手段8によるトリップ動作は、トリップリンク
24が反時計方向に回動してそのラッチ部24aがラッ
チリンク23の下端部の側面から離れる釈放動作をする
と、開極ばね42に基づいて作動軸20がランチリンク
23を押圧する力によりラッチリンク23が固定軸16
を中心に反時計方向へ回動し、作動軸20が可動枠30
の軸受は凹部31から離れる。同時に開極ばね42の付
勢力により可動枠30が上方に移動し、それにつれて可
動接触子4が開離動作し可動接触子4の湾曲部43が電
磁石5の下端に接触し、湾曲部43を中心に可動接触子
4が回動し可動接点3が前記電磁反発力による開離位置
からさらに開離動作する。この可動接触子4の開離位置
は図示しないストッパにより規制される。また前記作動
軸20が軸受は凹部31から離れると開極ばね42の影
響を受けないため、ハンドル復帰ばね22の作用により
可動軸18が時計方向に回動し、ハンドル6は中立姿勢
となる。このハンドル6の中立姿勢によりトリップ表示
が行われる。
トリップ開極により内部電路の電流がしゃ断されると、
電磁反発力がなくなるが開閉・トリップ手段8の動作に
より開極状態が維持される。また電磁石5の吸引力がな
くなるため可動部7が図示しない復帰ばねにより復帰し
、同時に遮へい板9が復帰する。
短絡事故の修復後のリセ7)は、第5図の状態から中立
姿勢のハンドル6を第3図のオフ状態へ倒す。ハンドル
6の回動により可動軸18が時計方向へ回動するため操
作リンク19が引き上げられ、作動軸20が可動枠30
の軸受は凹部31に係合する。またハンドル6のリセッ
ト突起68によりラッチリンク23が固定軸18を中心
に時計方向に回動させ、復帰ばね28によりトリップリ
ンク24が復帰してラッチ部24aがランチリンク23
の下端部の側面に係止し、第1図および第3図のように
ランチリンク23をランチ状態とする。これによりオフ
状態となる。
つぎにオン状態において内部電路に過電流が流れると、
電磁石5は復帰ばね37が吸引力よりも大きいばね力を
有するため可動部7が動作しないが、バイメタル38が
自己加熱されてわん曲し、ギャップ調整ねじ39の先端
でトリップリンク24の過電流応答部26を押し、これ
によりトリップリンク24が回動してラッチリンク23
を釈放する。その後の開閉・トリップ手段8のトリップ
動作は前記と同様である。
また第1図のオン状態で、を極電磁石50のコイル52
に電流を通電すると、プランジャ51が第1図で上方に
移動し、固定接触子2の後端部49が時計方向に回動し
、固定接点1が可動接点3から開離する。したがって、
ハンドル6がオンの位置にあっても内部電路はしゃ断さ
れる。反対に固定接点1が第1図の状態にあってもハン
ドル6をオフ位置へ倒すことによりオフとなるため、い
ずれの場合もオフ優先となる。
このように構成したため、この実施例によれば、異常電
流たとえば短絡電流が流れると、開閉・トリップ手段8
がトリップ動作する前に可動接触子4は電磁反発力によ
り開離動作する。同時に電磁石5の可動部7の動作に連
動して開閉・トリップ手段8の動作によることなく、遮
へい板9を固定接点1と可動接点3との間に挿入させる
。この結果、開閉・トリップ手段8の動作による遅れ時
間の影響がないため、異常電流が発生してから遮へい板
9が動作完了するまでの時間を短縮でき、アークしゃ断
時間を短縮できるため大きなしゃ断容量を実現すること
ができる。
実験によれば、遮へい板9が動作完了するまでの時間が
2msであった。第6図はその時のアーク電圧波形図を
示す。Q5は推定短絡電流、Q6はしゃ断電流、Q7は
接点アーク電圧であるが、第7図と比較してしゃ断電流
が小さくなるため、固定接点1.可動接点3、ケース1
0.遮へい板9等のアークによる損傷が小さいことがわ
かる。
また従来のように、開極ばね42のばね力を強くするこ
とによって遮へい板9の動作速度を高くする必要がない
ため、ハンドル6の操作荷重を増大することがない。
なお、前記実施例において可動枠3oと可動接触子4と
は軸で連結されてもよい。この発明において、開閉・ト
リップ手段は前記実施例に限定されるものでない。たと
えば実施例と同型のリンク機構で構成された退入速断型
および反転ばね式の速断速入型などにも適用できるもの
である。また異常電流について、前記実施例は短絡電流
を対象としたが、アークが発生する過負荷電流に対して
適用できるものである。
〔発明の効果〕
この発明の回路しゃ断器によれば、異常電流たとえば短
絡電流が流れると、開閉・トリップ手段がトリップ動作
する前に可動接触子は電磁反発力により開離動作する。
同時に電磁石の可動部の動作に連動して開閉・トリップ
手段の動作によることなく、遮へい板を固定接点と可動
接点との間に挿入させる。この結果、開閉・トリップ手
段の動作による遅れ時間の影響がないため、異常電流が
発生してから遮へい板が動作完了するまでの時間を短縮
でき、アークしゃ断時間を短縮できるため大きなしゃ断
容量を実現することができる。しかも開閉・トリップ手
段の開極ばねを大きくする必要がないため、ハンドルの
操作荷重を増大することがないという効果があず。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のオン状態の断面図、第2
図は遮へい板部分を示す部分斜視図、第3図はオフ状態
の断面図、第4図はトリップ直後の遮へい板の動作状態
を示す断面図、第5図はトリップ動作が完了した状態を
示す断面図、第6図はこの実施例のアーク電圧波形図、
第7図は従来例のアーク電圧波形図、第8図は従来例の
部分断面図である。 1・・・固定接点、2・・・固定接触子、3・・・可動
接点、4・・・可動接触子、5・・・電磁石、6・・・
ハンドル、7・・・可動部、8・・・開閉・トリップ手
段、9・・・遮へい板 第2図 −FF   藺  (msec) 第7図 Ft I8I(msec) 第6図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定接点を有する固定接触子と、前記固定接点に対して
    開閉する可動接点を有し前記固定接触子に対して電磁反
    発力が生じるように対向配置された可動接触子と、負荷
    の異常電流を検出する電磁石と、前記異常電流による電
    磁反発力により前記可動接触子が開離可能となるように
    前記可動接触子と前記可動接触子を開閉操作するハンド
    ルとを連係するとともに前記電磁石の可動部の動作に連
    動して前記可動接触子をトリップ開極させる開閉・トリ
    ップ手段と、前記電磁石の可動部に連結されて前記電磁
    反発力により開離した前記固定接点と可動接点との間に
    前記可動部の動作により挿入される消弧用の遮へい板と
    を備えた回路しゃ断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014155966A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 パナソニック 株式会社 接点装置及び回路遮断器
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