JPS6216271Y2 - - Google Patents

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JPS6216271Y2
JPS6216271Y2 JP1986071807U JP7180786U JPS6216271Y2 JP S6216271 Y2 JPS6216271 Y2 JP S6216271Y2 JP 1986071807 U JP1986071807 U JP 1986071807U JP 7180786 U JP7180786 U JP 7180786U JP S6216271 Y2 JPS6216271 Y2 JP S6216271Y2
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JP
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belt
grinding
grinding unit
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JP1986071807U
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Publication of JPS6216271Y2 publication Critical patent/JPS6216271Y2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B17/00Special adaptations of machines or devices for grinding controlled by patterns, drawings, magnetic tapes or the like; Accessories therefor
    • B24B17/02Special adaptations of machines or devices for grinding controlled by patterns, drawings, magnetic tapes or the like; Accessories therefor involving mechanical transmission means only
    • B24B17/025Special adaptations of machines or devices for grinding controlled by patterns, drawings, magnetic tapes or the like; Accessories therefor involving mechanical transmission means only for grinding rotating workpieces (three dimensional)

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Machine Tool Copy Controls (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベルト式倣い研削装置に関し、特に、
木材又はアルミニウムのような研削可能な材料で
作られていて凹凸状表面を備えた被加工物を倣い
研削すべく、被加工物を回転自在に支持するため
のクランプ装置と、マスターモデルを倣うための
スキヤニングローラと連動し且つキヤリツジによ
り被加工物の回転軸線に沿つて移動されるベルト
研削ユニツトとを有するベルト式倣い研削装置に
関する。
上記形式の倣い研削装置は西独国特許出願広告
第1043161号公報に開示されており、この倣い研
削装置では、研削工具がクランプ装置の回転軸線
に関して垂直な平面内で回転できるベルト研削ユ
ニツトとして構成されている。
この形式の倣い研削装置は丸味すなわち実質的
に凸状の表面を有する被加工物を研削するのに適
していて、多くの場合、平らな被加工物又は僅か
に凹凸状になつた表面を有する被加工物を満足で
きる程度に研削することができる。しかしなが
ら、波状にうねつた表面を有する被加工物を研削
する場合には問題がある。なぜならば、クランプ
装置の回転軸線に対して横方向に延びる波状の隆
起部がある被加工物を研削する場合には、研削工
具の側縁部により隆起部の表面が削り取られてし
まい、滑らかな研削表面が得られないという重大
な欠点があるからである。かような問題が生じる
例は、靴底特に木製サンダルの足支持台等を研削
する場合である。木製サンダルの足支持台のよう
に、クランプ装置の回転軸線に対して横方向に延
びる谷状凹部と波状の隆起部とが交互に存在する
ような被加工物を研削する場合には、被加工物の
長手方向の研削を均等に行なうことはできない。
従来、上記のごとき木製サンダルの足支持台を
医学上要求された形状に倣い研削することは極め
て困難であることが知られている。この場合の最
も重要な問題は、足支持台の爪先に整形医学上要
求される支持部を設けるべく丘状の隆起部を形成
しなければならないという場合に生じる。公知の
倣い研削装置では、かような形状をもつ木製サン
ダルの足支持台を研削することは不可能であつ
た。なぜならば、特に爪先の隆起部がある領域の
研削面が不均一で粗くなつてしまうからである。
もしもかような被加工物を、その長手方向に研削
ユニツトを移動しつつ研削しようとするならば、
少くともヒール部分に設けられる凹部を研削する
場合に困難な問題が生じることになる。
従つて本考案の目的は、上述のごとく成形の困
難な表面形状を備えた被加工物を動的に研削でき
る倣い研削装置を提供することである。
この目的を達成するため本考案の倣い研削装置
では、被加工物に対するベルト研削ユニツトの当
り角度を変えることができるようにするため、ベ
ルト研削ユニツトが被加工物の回転軸線に対して
ほぼ垂直な取付軸のまわりで回転できるように支
持されている。
本考案の倣い研削装置により上記のごとき被加
工物を研削した結果、前述のような問題が生じな
いことが判明した。このことは、本考案の装置で
はベルト研削ユニツトが被加工物の回転軸線に対
してほぼ垂直な取付軸のまわりで回転できるよう
に支持されているため、ベルト研削ユニツトの研
削ベルトの側縁部が隆起部の表面を削り取つてし
まうことのないように、ベルト研削ユニツトの当
り角度を調節できるからである。ベルト研削ユニ
ツトの正しい当り角度は、個々の被加工物に適す
るように、実験的に定められる。被加工物の回転
方向およびベルト研削ユニツトの前進送り方向を
考慮して、被加工物の回転軸線に対して垂直な取
付軸のまわりでベルト研削ユニツトの角度を単に
調節するだけで、研削ベルトはその側縁部が隆起
部の表面に喰込むことなくして、あたかも車輪が
乗り上るように隆起部の表面を研削することがで
きる。
また、本考案の倣い研削装置では、ベルト研削
ユニツトが被加工物に対して近づいたり遠去かつ
たりすることができるようにするため、ベルト研
削ユニツトは1対の平行な枢動アームに取付けら
れている。本考案の実施例では、ベルト研削ユニ
ツトは上記平行な枢動アームに取付けられたガイ
ドブシユにより回転自在に支持されている。この
ように構成してあるため、モータのような駆動源
をベルト研削ユニツトに近接して取付けることが
可能となる。
また、本考案によれば、スキヤニングローラも
ベルト研削ユニツトと同様に、その取付軸のまわ
りで回転できるように支持されていて、両者はそ
れらの間に選定された当り角度が伝達できるよう
に、連結ロツドにより相互に連結されている。
更に、被加工物に対して研削ベルトが点接触す
るように、研削ベルトはクラウン状の周面をもつ
加圧ローラの周囲に掛けられている。
本考案によれば更に、研削ベルトが加圧ローラ
のクラウン状で周面になじむようにするため、研
削ベルトが複数の織製ベルト部分の両端部を接ぎ
合わせることによつて構成されていて、各ベルト
部分の経糸は研削ベルトの長手方向軸線に対して
僅かに傾斜して織製されている。
また、研削ベルトの引張強度を高めるため、各
ベルト部分における少くとも1本の経糸が各ベル
ト部分の一端から他端まで連続して延びるように
織られている。
更に、各ベルト部分同士の連結部の両側に弧状
の切除部分を設けることにより、研削ベルトの各
連結部における剛さを増大させないようになつて
いる。
各ベルト部分の連結部の信頼性を高めるため、
連結部における各ベルト部分の端部は緯糸の方向
と平行になつている。各ベルト部分の端部を緯糸
の方向に平行にするには、ベルト部分の端部を緯
糸に平行に切断すればよい。ベルト部分の端部を
緯糸に平行にすることにより、各ベルト部分を互
いに連結するときに端部にほつれが生じることを
防止できる。
以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
図面には、凹凸状表面を有する被加工物2を倣
い研削するための本考案の倣い研削装置1が示し
てあり、この場合に、被加工物2としては第8図
および第9図に示すような木製サンダルの足支持
台が例示してある。第8図および第9図には、被
加工物すなわち足支持台2の曲面形状が明瞭に示
されている。足支持台2のヒール部分には谷状凹
部3が設けられていて、この谷状凹部3はゆるや
かな傾斜面4を形成する足支持台の中心部まで連
続している。一方、爪先部分に離接する位置に
は、丘状に盛り上つた隆起部5が設けられてい
て、この隆起部5は足支持台2の長手方向軸線に
対してほぼ横方向に延在している。足支持台2の
最も高い部分は前記傾斜面4に隣接する領域にあ
り、番号6で示してある。この最高部分6の周囲
には、僅かに凹状をなす表面が低い部分に向つて
連結している。
足支持台2の先端部に隣接する部分には、僅か
に上向きに反つた部分7が存在する。
被加工物2の両端部には、慣用的構造のクラン
プ装置10により被加工物2をクランプするため
の突出部8,9が設けてある。第1図に示すよう
に、被加工物2の長手方向軸線は、本考案の倣い
研削装置の作動中に回転するクランプ装置10の
軸線Lと一致している。被加工物2をクランプす
るためのクランプ装置10と同一のクランプ装置
10′によりマスターモデル11がクランプされ
ていて、マスターモデル11の長手方向軸線はク
ランプ装置10′の軸線L′と一致し、該軸線L′は
前記軸線Lと平行に配置されている。
各クランプ装置10,10′には油圧作動型シ
リンダ12が設けてあり、対向する1対のクラン
プフインガ13,13の間で被加工物2およびマ
スターモデル11を支持するようになつている。
ハウジング14内には、被加工物2とマスター
モデル11とを同期回転させるための駆動装置が
内蔵されている。第2図に示すように、この駆動
装置にはウオームギヤ伝導装置が設けてあり、こ
のウオームギヤ伝導装置を介して、後述のねじバ
ー39を回転させるようになつている。
本考案の倣い研削装置1には、第2図および第
3図に示すように、平行な1対のアーム16,1
6により枢支されたベルト研削ユニツト15が設
けてある。上方のアーム16は、研削装置1の横
方向に延在するブラケツト17(第1図〜第3
図)により支持されたバイアスシリンダ18に連
結されていて、ベルト研削ユニツト15を第3図
に示すように最初の位置Aから一点鎖線で示す作
動位置Bへと、矢印Pの方向に沿つて被加工物2
に向つて前進させる働らきをなす。上・下両アー
ム16,16の自由端部は支持体19に連結され
ている。該支持体19には、ベルト研削ユニツト
15の取付軸20を受入れるための間隔をへだて
て配置された1対のガイドブシユ21,21が取
付けてある。被加工物2に対する当り角を変化さ
せることができるようにするため、ベルト研削ユ
ニツト15はガイドブシユ21,21内において
取付軸20の軸線のまわりで回転できるようにな
つている。また、この所定の当り角を定めた後
に、ベルト研削ユニツト15をこの位置に固定す
るためのクランプねじ22(第3図)が設けてあ
る。第2図および第3図から明らかなごとく、ベ
ルト研削ユニツト15の取付軸20の軸線は、ク
ランプ装置10の軸線Lに対してほぼ垂直に配置
されている。
第2図に示すように、ベルト研削ユニツト15
は加圧ローラ23と駆動ローラ24とを備えてい
る。両ローラ23,24の周りには、研削ベルト
25(研削ベルト25の詳細については、第7図
に基き後述する)が張設されている。このように
研削ベルト25を加圧ローラ23の周りに直接掛
けてもよいが、第4図に示すように、加圧ローラ
23に隣接する補助ガイドローラ26を設けて案
内するように構成してもよい。あるいは第5図に
示すように、補助ガイドローラ26に代えて、ガ
イドレール27により研削ベルト25を案内する
ようにしてもよい。ベルト研削ユニツト15をど
のように構成しようとも、加圧ローラ23の形状
は第3図および第10図に示すように、トロイダ
ル状(すなわち加圧ローラ23の周面が弧状に隆
起したクラウン状)にすべきである。
第2図および第3図に示すように、駆動ローラ
24は電動モータのような駆動源28により直接
駆動される。駆動源28は、ベルト研削ユニツト
15の取付軸20に固定されたブラケツト29に
取付けられていて、加圧ローラ23および駆動ロ
ーラ24と一体になつて取付軸20の軸線のまわ
りで回転できるようになつている。駆動源28に
はブラケツト29を介して連結ロツド30が枢着
されている(第2図、第3図、第6図)。連結ロ
ツド30の機能については後述する。
第7図に示すように、研削ベルト25は、複数
の織製ベルト部分31からなり、各ベルト部分3
1の長手方向端部を互いに連結することにより1
本の研削ベルト25が形成されている。各ベルト
部分31の経糸32は、研削ベルト25の長手方
向軸線Bに対して所定角度αをなして延在してい
る。各ベルト部分31において、少くとも1本の
経糸32が一端の連結部Vから他端の連結部Vま
で延びていて、ベルトに作用する張力を支えるよ
うになつている。
各連結部Vの両側には、弧状の切除部分33が
形成されている。この切除部分33は、各連結部
Vにおいてベルトの厚さが増大することにより生
じる各種問題を避けるためのものである。各ベル
ト部分31の長手方向端部すなわち連結部Vにお
ける端部は、緯糸34の方向に平行(すなわち、
経糸32の方向に垂直)になつている。
研削ベルト25が上記のごとくに構成されてい
るため、研削ベルト25は歪みを生じることなく
加圧ローラ23の形状に滑らかになじむことがで
き、従つて、クラウン状の周面を備えた加圧ロー
ラ23を用いることにより被加工物2に対して研
削ベルト25を点接触させることができる。
本考案の装置は倣い研削装置であるため、第6
図に示すように、マスターモデル11と共働する
スキヤニングローラ35が必要となる。スキヤニ
ングローラ35は、マスターモデル11の表面に
接触しつつマスターモデル11の輪郭に沿つて倣
うことによつてマスターモデル11の形状を正確
に被加工物2に再現するためのものであるから、
スキヤニングローラ35の倣い運動がそのまま加
圧ローラ23の運動に変換されなくてはならな
い。従つて、スキヤニングローラ35と加圧ロー
ラ23とは、互いに連動するように連結されてい
る。
第2図および第3図に基き前に延べたように、
上・下の平行なアーム16,16の自由端に枢支
された支持体19にベルト研削ユニツト15が取
付けられていて、ベルト研削ユニツト15(従つ
て加圧ローラ23)は第3図に矢印Pで示す方向
に上・下運動するように構成されているため、ス
キヤニングローラ35も加圧ローラ23と共に
上・下運動するように取付けられていなければな
らない。このため、ベルト研削ユニツト15を支
持している支持体19に連結バー36を固定し、
この連結バー36によりスキヤニングローラ35
を支持している。すなわち、連結バー36は、第
1図に示すように、被加工物2を支持するクラン
プ装置10の軸線Lのほぼ真下からマスターモデ
ル11を支持するクランプ装置10′の軸線L′の
ほぼ真下まで、倣い研削装置1の横方向(すなわ
ち軸線L,L′に対して垂直な方向)に張設されて
いて、この連結バー36に前述のガイドブシユ2
1と同様なガイドブシユ2′(第6図)を固定
し、該ガイドブシユに対して回転自在に支持され
た取付軸20′(第6図、この取付軸20′もベル
ト研削ユニツト15の取付軸20と同様なもので
ある)の上端にスキヤニングローラ35が取付け
られている。前述のごとく、ベルト研削ユニツト
15の取付軸20の軸線が被加工物2を支持する
クランプ装置10の軸線Lに対し垂直下向きに延
びているのと同様に、スキヤニングローラ35の
取付軸20′の軸線もマスターモデル11を支持
するクランプ装置10′の軸線L′に対して垂直下
向きに位置決めされている。尚、スキヤニングロ
ーラ35は、マスターモデル11の輪郭に沿つて
マスターモデル11の表面を自由に転動するもの
であるから、加圧ローラ23のように研削ベルト
25が掛けられていることはなく、また、駆動源
28のような駆動源により強制駆動されるもので
はないことは当然である。
以上のように、スキヤニングローラ35と加圧
ローラ23とは第3図に示す矢印Pで示す方向に
沿う上・下運動を行なうように連結されているこ
とが明らかであろう。
次に、スキヤニングローラ35と加圧ローラ2
3とが、夫々の取付軸20′,20のまわりの角
度運動(回転運動)を行なう場合にも互いに連動
するように構成した機構について説明する。前述
のごとく、加圧ローラ23は、ベルト研削ユニツ
ト15の駆動源28と共に取付軸20のまわりを
一体となつて回転できるようにガイドブシユ21
により支持されていて、駆動源28にはブラケツ
ト29を介して連結ロツド30が枢着されてい
る。この連結ロツド30の他端は、第6図に示す
ように、ブラケツト50に枢着されている。この
ブラケツト50はスキヤニングローラ35の取付
軸20′に固定されている。従つて、スキヤニン
グローラ35がその取付軸20′のまわりで角度
βだけ回転すれば、連結ロツド30を介して加圧
ローラ23も同じ角度βだけ回転されることにな
る。尚、加圧ローラ23のガイドブシユ21とス
キヤニングローラ35のガイドブシユ21′と
は、前述の連結バー36により互いに連結されて
いるが、第6図には図面を明瞭にするため連結バ
ー36の図示を省略してある。
以上から明らかなように、スキヤニングローラ
35および加圧ローラ23は、夫々、第3図に矢
印Pで示す方向の上・下運動と、第6図に矢印Q
で示す方向の回転運動(角度運動)とを互いに連
動して行ない得るように構成されている。
ベルト研削ユニツト15を支持する1対の平行
なアーム16,16は前述のごとくブラケツト1
7に枢着されており(第2図、第3図)、該ブラ
ケツト17の両端は第1図に示すように、倣い研
削装置1の両側に設けられたキヤリツジ37に固
定されている。キヤリツジ37は、軸線L,L′に
平行に配置された案内バー38に沿つて摺動でき
るように該バー38により支持されている。各キ
ヤリツジ37には、ねじバー39と螺合するナツ
ト40が固定されている。従つて前述のごとくハ
ウジング14に内蔵された駆動装置からウオーム
ギア伝導装置を介してねじバー39を回転するこ
とによつて、キヤリツジ37が案内バー38に沿
つて摺動する。従つて、キヤリツジ37が軸線
L,L′に平行に移動するとき、該キヤリツジ37
に固定されたブラケツト17、該ブラケツト17
に枢支されたベルト研削ユニツト15、および連
結バー36を介してベルト研削ユニツト15に支
持されたスキヤニングローラ35は全体が一体と
なつて軸線L,L′に平行に移動する。
本考案の倣い研削装置1は次のように作動す
る。
先ず、ベルト研削ユニツト15を始動位置(例
えば第1図で見て被加工物2の右端位置)に位置
決めする。この位置決めは、ねじバー39を回転
し、キヤリツジ37を移動させることにより行な
う。次にベルト研削ユニツト15の駆動源すなわ
ちモータ28を始動し、研削ベルト25を回転さ
せ、同時に、ハウジング14内の駆動装置を作動
してクランプ装置13,13を低速で回転させ
る。これにより、クランプ13,13に支持され
たマスターモデル11および被加工物2が夫々の
軸線L,L′のまわりでゆつくりと回転される。次
にバイアスシリンダ18を作動させ、ベルト研削
ユニツト15およびスキヤニングローラ35を上
昇させる。この上昇運動により、ベルト研削ユニ
ツト15の研削ベルト25が先ず被加工物2の表
面に接触し、被加工物2の表面が研削される。被
加工物2の研削が進むにつれて今度はスキヤニン
グローラ35がマスターモデル11の表面に当接
するようになり、この位置においてベルト研削ユ
ニツト15およびスキヤニングローラ35の上昇
運動は停止される。この状態でねじバー39を回
転させれば、スキヤニングローラ35がマスター
モデル11の表面を倣いつつ軸線L′に沿つて左方
に移動し、研削ユニツト15も左方に移動しつつ
被加工物2の研削が行なわれる。
第8図および第9図に示すように、被加工物2
が、その軸線Lに対して横方向に延びる隆起部5
を備えた形状をなす場合には、ベルト研削ユニツ
ト15を第3図に示す位置(すなわち加圧ローラ
23の回転軸線と被加工物2の長手方向軸線Lと
が平行になつている位置)から、第2図に示す位
置(すなわち加圧ローラ23の回転軸線を被加工
物2の長手方向軸線Lに対して幾分傾斜させた位
置)に傾斜させておく必要があり、従つて、かよ
うな場合には、ベルト研削ユニツト15をこの傾
斜位置に回転しておき、クランプねじ22を締付
けることによつてこの傾斜位置に固定しておく。
尚、この傾斜位置は第10図にも示してある。前
述のごとく、ベルト研削ユニツト15とスキヤニ
ングローラ35とは連結ロツド30で相互連結さ
れているため、ベルト研削ユニツト15を傾斜位
置に位置決めしたときには、スキヤニングローラ
35も傾斜位置に位置決めされる。加圧ローラ2
3がクラウン状の周面を有するため、研削ベルト
25は被加工物2に対して点接触し、従つて、ベ
ルト研削ユニツト15を傾斜位置に位置決めして
おくことにより、研削ベルト25の側縁部が隆起
部5の外表面を削り取つてしまうことが無くな
る。
ベルト研削ユニツト15の傾斜角度は、個々の
被加工物の形状に応じて適宜定めればよい。マス
ターモデル11および被加工物2を夫々の軸線
L′,Lのまわりで回転させると同時にキヤリツジ
37を前進運動させることにより、スキヤニング
ローラ35がマスターモデル11の全表面を連続
的に倣いながら、研削ベルト25により被加工物
2の全表面が研削される。
一回の研削作業が修了したならば、ベルト研削
ユニツト15はスキヤニングローラ35と共に、
再び始動位置A(第3図)に戻され、次の研削サ
イクルが同時に繰返される。
本考案によれば、ベルト研削ユニツト15がそ
の取付軸20のまわりで回転できるように支持さ
れているため、被加工物2にその軸線方向の隆起
部がある場合だけでなく、軸線方向に対し横方向
に延びる隆起部がある場合にも、滑らかな研削を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の倣い研削装置の概略を示す
平面図である。第2図は、第1図の−線方向
から見た本考案の倣い研削装置の部分的概略図で
ある。第3図は、平行アームに取付けられたベル
ト研削ユニツトを側方から見た図面である。第4
図は、第2図および第3図に示したベルト研削ユ
ニツトとは別の研削ユニツトであつて、補助ガイ
ドローラを備えたベルト研削ユニツトを正面から
見た図面である。第5図は、補助ガイドローラの
代りにガイドレールが設けてあるベルト研削ユニ
ツトの更に別の実施例を示す正面図である。第6
図は、ベルト研削ユニツトとスキヤニングローラ
とを連動させる連結機構を示す概略平面図であ
る。第7図は、研削ベルトの平面図である。第8
図は、木製サンダルの足支持台を示す平面図であ
る。第9図は、第8図に示した木製サンダルの足
支持台の側面図である。第10図は、第2図およ
び第3図に示したベルト研削ユニツトの加圧ロー
ラの周面がクラウン状になつている状態を示す斜
視図である。 1……倣い研削装置、10……クランプ装置、
15……ベルト研削ユニツト、16……アーム、
21……ガイドブシユ、23……加圧ローラ、2
5……研削ベルト、35……スキヤニングロー
ラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 木材又はアルミニウムのような研削可能な材
    料で作られていて凹凸状表面を備えた被加工物
    2を倣い研削するための倣い研削装置1であつ
    て、被加工物2を回転自在に支持するためのク
    ランプ装置10と、マスターモデル11を倣う
    ためのスキヤニングローラ35と連動し且つキ
    ヤリツジ37により被加工物2の回転軸線Lに
    沿つて移動されるベルト研削ユニツト15とを
    有する倣い研削装置1において、 前記ベルト研削ユニツト15および前記スキ
    ヤニングローラ35は、それぞれ前記被加工物
    2の回転軸線Lおよび前記マスターモデル11
    の回転軸線L′に対してほぼ垂直であり且つ互い
    に平行な取付軸20および20′のまわりで回
    転し得るように支持されていて、且つ前記ベル
    ト研削ユニツト15をその取付軸20のまわり
    で回転させるとき、前記スキヤニングローラ3
    5もその取付軸20′のまわりで連動して回転
    するように互いに連結されていることを特徴と
    する倣い研削ユニツト。 (2) 前記ベルト研削ユニツト15は、枢動自在な
    1対の平行アーム16,16により支持されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の倣い研削装置。 (3) 前記ベルト研削ユニツト15の取付軸20
    は、前記平行アーム16,16に取付られたガ
    イドブシユ21内で回転自在に支持されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2
    項に記載の倣い研削装置。 (4) 前記ベルト研削ユニツト15は、連結ロツド
    30を介して、ベルト研削ユニツト15と同時
    に回転自在に支持された前記スキヤニングロー
    ラに連結されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項
    に記載の倣い研削装置。 (5) 前記ベルト研削ユニツト15は加圧ローラ2
    3を有し、該加圧ローラ23の周面は周面が弧
    状に隆起したクラウン状になつていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項〜第4
    項のいずれか1項に記載の倣い研削装置。 (6) 前記ベルト研削ユニツト15は、前記加圧ロ
    ーラ23のまわりに周回する研削ベルト25を
    有し、該研削ベルト25は複数の織製ベルト部
    分31の長手方向端部を互いに連結することに
    より作られていて、各織製ベルト部分31の経
    糸32は研削ベルト25の長手方向軸線に対し
    て僅かに傾斜して延びていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第5項に記載の倣い研
    削装置。 (7) 前記織製ベルト部分31の少くとも1本の経
    糸32は、織製ベルト部分の一端から他端まで
    連続して延びていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第6項に記載の倣い研削装置。 (8) 前記研削ベルト25には、互いに連結された
    前記織製ベルト部分31の連結部Vの両側にお
    いて弧状の切除部分33が形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第6項又
    は第7項のいずれか1項に記載の倣い研削装
    置。 (9) 各ベルト部分31の長手方向端部は、緯糸3
    4の方向に平行であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第6項〜第8項のいずれか1
    項に記載の倣い研削装置。
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