JPS62162600A - 貝の装飾品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ　技術分野 本発明は樹脂又は金属よりなる、曲面を有する装飾品の
曲面上に、プレス・押し型等により、多様な割れ模様を
形成し、かつ、貝の質感を失なわず色づけし、薄くスラ
イスした貝を接着した装飾品の製造方法に関するもので
ある。

ｂ　従来技術 従来、ボタン・バックル・アクセサリー等の装飾品にお
いて、薄く平版状にスライスしたアワビ貝・メキシコ貝
等の貝を装飾品上の曲面に接着する場合、貝が堅く、フ
レキシブル性がない為、曲面にそって接着させることは
不可能であった。又、薬品処理等で貝に柔軟性を持たせ
ることも試みられているが、やや柔軟性が向上する程度
で曲面に接着させることが出来ず、かつ、薬品により貝
の表面が侵されている為、貝本来の美しい質感を著しく
そこなうものであった。

貝に色付けをする場合に、従来、染料による染色や塗装
等の方法がとられるが、染色においては、わずかに着色
されるに過ぎず、染色堅牢度も著しく悪い。又、塗装に
おいては、塗膜が貝の質感を隠蔽する為、貝本来の美し
い質感を保持することが出来ず、貝を使用する美的効果
を全く得ることが出来ない。

Ｃ目的 本発明の目的は、上述した欠点を除去し、ボタン・バッ
クル・アクセサリー等の、曲面を有する装飾品において
、薄くスライスしたアワビ貝・メキシコ貝等に、プレス
・押し型等により、様々な模様をっけ該曲面上に密着接
着させ、なおかつ、貝の質感を失わせず様々な色の貝を
可能としたものである。又、貝を曲面に接着し模様をつ
けることにより、たとえば日光等が貝にあたった場合、
複雑に反射光を発することが可能となり、著しくファツ
ション性を向上させることができる。

ｄ　問題点を解決するための手段 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図、第２図は、本発明に係るアクセサリ−の−例を
示すもので、第１図はアクセサリ−の正面図、第２図は
第１図の側面図。金属よりなるアクセサリ一台座（り上
に、片面のみ着色し、様々な割れ模様をつけたアワビ貝
・メキシコ貝等の薄くスライス（例えば０．４％）した
貝（２）を曲面に密着・接着し、つねに着色面が金属面
側と接する様に接着する。さらに曲面に接着した貝の上
に、透明の樹脂、例えばエポキシ・スピラン樹脂等の透
明樹脂をコーティングしである。コーティングのかわり
に樹脂を厚く盛る場合もある。

次に本発明に係る前記、貝の装飾品の製作要領について
説明する。

第３図は、薄くスライスし、着色塗装し、接着用両面テ
ープをはった貝の正面図で貝は、約０．４％程度の厚さ
である。第４図は第１図のａ　−ａ’断面図で、貝（３
）の片面に着色膜（４）を形成する。着色は、例えば、
塗装スプレー等で行い、さらに塗装面に両面テープ（５
）を接着する。両面テープのはられていない側の貝の面
から薄い貝を透して塗装膜がみえ、貝の表面の美しい質
感を失わず、しかも、一種類の貝で様々な色の貝を作る
事が可能となる。

第５図は、貝表面にプレスし割れ模様をつける為の金型
の表面図。第６図は、第５図のｂ　−ｂ’断面図で、表
面（６）には、例えば、幅３％、深さ３％程度の三角溝
を多数作り、先端（７）は、鋭利な形状にしておく。金
型表面（６）の溝は、交斜状、曲線状、ウロコ状等の多
数の溝も可能である。

第７図は、着色し両面テープ接着しであるスライスした
貝に、割れ模様をつけるためのプレスを概念的に示した
もので、（８）はプレス上型、（９）はプレス下型、α
〔は、プレス上型に装着された割れ模様付は用の金型、
αυは着色し両面テープを接着しである貝、ａ２はガイ
ドピンを下型（９）に備えている。下型上に置かれた貝
は、つねに両面テープ側を下型と接する様に置く。（３
）は貝、（４）は塗装膜、（５）は両面テープである。

第８図は、プレスにて押圧した図で、割り模様付は金型
の鋭利な先端（７）を、両面テープ（５）の上部で止ま
る様、ガイドピン（１２とガイド穴α階の長さを調整す
る。すなわち、鋭利な先端（７）で貝のみを割り、両面
テープは、先端（ヵにより何等影響をうけないようにす
る。プレスから離脱した貝には、表面にスジ状の割れ模
様が付けられ、しかも、割れた事により粉散することな
く両面テープ上に外形をとどめ、接着されている。又、
割れ目が貝全面についている為、割れ目にそって曲げる
事が可能となり、貝は自由に曲げられ、フレキシブルな
貝を作る事が可能となる。

第９図は、片面のみ着色し割れ模様をつけたフレキシブ
ルな貝を、装飾品の曲面に合致するよう抜き型で抜くか
、ハサミ等で切った貝の正面図で表面には、多様な割れ
模様が付けられ、しかも、貝の裏面の着色層が貝の表面
を透して見え、美しい様々な色の貝を作る事が可能であ
る。

第１０図は、第９図の貝を装飾品曲面上ｆ１５１に接着
した装飾品の正面図で（１・１）の表面上には、エポキ
シ樹脂・スピラン樹脂等の透明の樹脂をコーティングし
である。又樹脂を厚く（例えば０５％）盛る事も出来る
。

第１１図は第１０図のｃ　−ｃ’断面の拡大図で、貝を
包むように透明な樹脂層αＱを形成する事により樹脂に
包まれた貝は、日光等の光に反射・屈折し、より一層美
しい貝の輝きを得る事が出来る。

ｅ　発明の効果 以上のように、曲面を有したボタン・バックル・アクセ
サリー等の装飾品の曲面上に従来は、薄くスライスした
貝を曲面上に貼る事が出来なかったが、本発明に係る着
色し、割れ模様をつけた貝を曲面上に貼る装飾品は、貝
本来の美しい質感を失わせず、一種類の貝で様々な色の
貝を作る事が出来、しかも、複雑な曲面上に貝を貼る事
が可能である。又、様々な割れ模様を作る事が出来る為
、光が当った時、貝が光を複雑に反射し、従来にない美
しい外観を呈する装飾品を得る事が出来る。

又、複雑な曲面にも貝を貼る事が出来る為、ファツショ
ン性が与えられ、付加価値も著しく向上させる事が可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装飾品の正面図。第２図は第１図
の側面図。第３図は片面のみ着色し、接着テープをはっ
た貝の正面図。第４図は第３図のａ　−ａ’断面図。第
５図は模様付は金型の正面図。第６図は第５図のｂ　−
ｂ’断面図。第７図、第８図割れ模様付はプレス図、第
９図は装飾品の接着面と同形にした貝の正面図、第１０
図は装飾品に回置をはった正面図。第１１図は第１０図
のｃ　−ｃ’断面図である。 １・・・装飾品 ２・・・割れ模様の具部 ３・・・貝のシート ４・・・塗装膜 ５・・・両面テープ ８・・・プレス上型 ９・・プレス゛下型 １２・・・カイトヒン（ストツバ−） １３・・・　ガイ　ド穴

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 樹脂又は金属よりなる、曲面を有するボタ ン・バックル・アクセサリー等の装飾品において、薄く
   スライスした平板状のアワビ貝・メキシコ貝等の片面の
   み着色し、その着色面上に接着テープをはった後、プレ
   ス、押し型等により、多様な割れ模様を付け、該曲面上
   に合致させ接着することを特徴とする装飾品の製造方法
   。