JPS62159345A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS62159345A
JPS62159345A JP85486A JP85486A JPS62159345A JP S62159345 A JPS62159345 A JP S62159345A JP 85486 A JP85486 A JP 85486A JP 85486 A JP85486 A JP 85486A JP S62159345 A JPS62159345 A JP S62159345A
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JP
Japan
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magnetic
ferrite powder
vapor pressure
solvent
magnetic layer
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JP85486A
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English (en)
Inventor
Mikio Kishimoto
幹雄 岸本
Shinichi Kitahata
北畑 慎一
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、さらに詳し
くは、磁性粉末として六方晶フェライト粉末を用いた磁
気記録媒体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、磁気記録媒体は、磁性層中の針状磁性粉末を磁
性層の長手方向に配向させるなどして磁気特性を向上さ
せているが、このような長手方向の磁化成分を利用した
ものでは、磁気記録密度が高くなるほど磁性層内の反磁
界が増加するため、磁気記録の高密度化に限界がある。
一方、磁性層面に垂直な方向の磁化成分を利用する垂直
磁気記録方式は、記録密度が高くなるほど反磁界が減少
するため、高密度記録に適した記録方式として知られ、
この垂直磁気記録に最も通した磁性粉末として、板状で
、かつ板面に垂直な方向に磁化容易軸を有する六方晶フ
ェライト粉末が使用されている。(特公昭60−503
23号)〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、この種の六方晶フェライト粉末を使用した磁
気記録媒体は、六角板状粒子をその板面が磁性層面と平
行となるように並べ、通常、N−8対極値石を用いて磁
化容易軸が磁性層面に対して垂直方向となるように配向
させているが、未だ、この垂直方向の配向が充分でなく
、この種の六方晶フェライト粉末を用いて垂直方向に充
分に高い角型を有する磁気記録媒体は得られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、かかる現状に鑑み、六方晶フェライト
粉末を用いて垂直方向に充分に高い角型を有する磁気記
録媒体が得られない原因について種々検討を行った結果
、この種の六方晶フェライト粉末の磁化容易軸を磁性層
面に対して垂直方向となるように配向させる際、垂直配
向磁石での垂直方向の磁場が磁性層内の反磁界より強い
間はこの種の六方晶フェライト粉末が垂直方向に配向さ
れるが、磁性層が垂直配向磁石の外へ出て、垂直方向へ
の磁界が磁性層内の反磁界より弱くなると、六方晶フェ
ライト粉末の磁化容易軸が垂直方向から磁性層の面内方
向に倒れ、その結果、大方晶フェライト粉末の垂直方向
の配向が充分に行われないことがわかった。また垂直方
向の磁界が磁性層の反磁界より弱くなったときに、磁性
層が硬化されていれば六方晶フェライト粉末の磁気モー
メントが垂直方向から面内方向に傾くだけで、磁化容易
軸が垂直方向にあって高い角型が得られるが、磁性層が
硬化する前に垂直方向の磁界が磁性層の反磁界より弱く
なると、六方晶フェライト粉末の磁化容易軸が面内方向
になるように六方晶フェライト粉末自身が回転してしま
い、垂直方向に高い角型が得られないことがわかった。
そこで、かかる知見に基づいてさらに検討を重ねた結果
、六方晶フェライト粉末を配向する際、磁性層を塗布形
成した基体の走行方向に寸法を長くした垂直配向磁石を
用いたり、塗布スピードを極めて遅くするなどして磁性
層を垂直方向の磁場存在下で硬化させる方法では、磁気
記録媒体の製造効率が著しく低下し、得られた磁気記録
媒体の磁性層の表面平滑性が著しく劣化するという難点
があるが、磁性塗料を調製する際、蒸気圧が高くて蒸発
しゃすい溶剤を使用すると、製造効率を低下させること
なく垂直配向が良好に行えて、垂直方向の角型が極めて
高い磁気記録媒体が得られることがわかった。この発明
はこのような検討の結果なされたもので、六方晶フェラ
イト粉末を、結合剤成分および蒸気圧が10〜200m
mHHの溶剤、さらにその他の必要成分とともに混合分
散して磁性塗料を稠製し、この磁性塗料を基体上に塗布
、乾燥し、六方晶フェライト粉末の磁化容易軸を、磁性
層面に対して垂直方向に配向させて磁性層を形成するこ
とを特徴とするものである。
この発明において、六方晶フェライト粉末を、結合剤成
分およびその他の必要成分とともに混合分散する際、使
用される溶剤は、20℃において蒸気圧が10〜200
mmHgの範囲内にあるものであることが好ましく、1
5〜180mmHHの範囲内のものがより好ましい。蒸
気圧がこの範囲より低いものでは蒸発速度が遅いため所
期の効果が得られず、反対にこの範囲より高いものでは
蒸発速度が早すぎてコントロールが難しい。このように
蒸気圧が10〜200mmHHの範囲内にある溶剤は、
単独で使用すると、垂直方向の配向磁界が反磁界より大
きい範囲内で、磁性層を完全に硬化させることができ、
垂直方向の角型が充分に高い磁気記録媒体が得られるが
、必ずしも垂直方向の配向磁界が反磁界より大きい範囲
内で、磁性層を完全に硬化させる必要はなく、垂直方向
の配向磁界が反磁界より大きい範囲内で、六方晶フェラ
イト粉末が回転しない程度に充分硬化させれば足りる。
従って、蒸気圧が10〜200mmHgの範囲内にある
溶剤とこの蒸気圧の範囲外のものとを混合して使用し、
垂直方向の配向磁界が反磁界より大きい範囲内で、六方
晶フェライト粉末が回転しない程度に充分硬化させても
よく、この場合も垂直方向の角型が充分に高い磁気記録
媒体が得られる。このように蒸気圧が10〜200mm
1I gの範囲内にある溶剤とこの蒸気圧の範囲外のも
のとを混合して使用する場合、混合割合としては蒸気圧
が10〜200mmHHの範囲内にある溶剤を重量比で
30重量%以上含有させれば良好な効果が得られる。こ
のような温度20℃において蒸気圧が10〜200mm
Hgの範囲内にある溶剤としては、たとえば、メチルイ
ソブチルケトン、メチルエチルケトン、トルエン、アセ
トン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、イソプロピル
アルコール、ジオキサンなどが挙げられる。
六方晶フェライト粉末としては、平均粒子径が、通常、
0.02〜0.2μmの範囲内のものが好ましく使用さ
れる。また、飽和磁、化量および保磁力は、高密度記録
が良好に行えるように、飽和磁化量が30 emu/ 
g以上、保磁力が500〜1500エルステツドの範囲
内にあるものを使用するのが好ましく、飽和磁化量が3
0 emu/ gより低く、保磁力が500エルステツ
ドより低くては充分な高密度記録を行うことができず、
また保磁力が1500エルステツドより高くなると通常
の磁気ヘッドで記録することが困難になる。
このような六方晶フェライト粉末は、バリウム、鉄など
の金属塩水溶液にカセイソーダ水溶液を加えて、これら
の金属塩の水酸化物の沈澱を作り、次にこの共沈物をオ
ートクレーブ中で加熱反応させて、微細な板状の結晶を
形成させ、さらにこの板状結晶を、空気中で加熱してつ
くられる。
この発明の磁気記録媒体を製造するには常法に準じて行
えばよく、たとえば、六方晶フェライト粉末を、結合剤
樹脂および蒸気圧が10〜200mmHgの範囲内にあ
る溶剤、さらにその他の必要成分とともに混合分散して
磁性塗料を調製し、これをポリエステルフィルムなどの
基体上に、ロールコータ−など任意の塗布手段によって
塗布、乾燥し、六方晶フェライト粉末の磁化容易軸を、
磁性層面に対して垂直方向に配向させて磁性層を形成す
ればよい。
ここに用いる結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル系共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、イソ
シアネート化合物など従来汎用されている結合剤樹脂が
広く用いられる。
なお、磁性塗料中には、通常使用されている各種添加剤
、たとえば、分散剤、潤滑剤、研冴剤、帯電防止剤など
を任意に添加使用してもよい。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 六方晶フェライト粉末として、平均粒子径0.08μm
、保磁力680エルステツド、飽和磁化量55.Oem
u/gの板状のBaフェライト粉末を使用し、六方晶B
aフェライト粉末    800重量部VAGH(米国
U、C,C社製、塩化 11o〃ビニル−酢酸ビニル−
ビニルア ルコール共重合体) パンデソクスT−5250(大口  7o〃本インキ化
学工業社製、ウレタ ンエラストマー) コロネートしく日本ポリウレタン  2o〃ン工業社製
、三官能性低分子量 イソシアネート化合物) ステアリン酸−n−ブチル     8 〃メチルイソ
ブチルケトン     75o〃トルエン      
      75o〃の組成からなる組成物をボールミ
ル中で72時間混合分散して、磁性塗料を調整した。こ
の磁性塗料を厚さ12μmのポリエステルフィルム上に
塗布し、対向した磁界強度が4000エルステツドの異
極磁場中を走行させて、垂直配向処理を施し、乾燥して
乾燥厚が3μmの磁性層を形成した。
しかる後、所定の幅に裁断して磁気テープをっ(った。
実施例2 実施例1における磁性塗料の組成において、メチルイソ
ブチルケトンに代えてシクロヘキサノンを同量使用した
以外は実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
実施例3 実施例1における磁性塗料の組成において、トルエンを
省き、メチルイソブチルケトンの使用量を750重量部
から1500重量部に変更した以外は、実施例1と同様
にして磁気テープをつくった。
実施例4 実施例1における磁性塗料の組成において、メチルイソ
ブチルケトンの使用量を750重量部から900重量部
に変更し、トルエンの使用量を750ii量部から60
0重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして磁気
テープをつくった。
実施例5 実施例1における磁性塗料の組成において、メチルイソ
ブチルケトンの使用量を750重量部がら1050重量
部に変更し、トルエンに代えて、ジメチルホルムアミド
を450重量部使用した以外は、実施例1と同様にして
磁気テープをつくった。
実施例6 実施例1における磁性塗料の組成において、平均粒子径
0.08μm、保磁力680エルステツド、飽和磁化量
55.Oertru/ gの板状のBaフェライト粉末
に代えて、平均粒子径0.12μm、保磁力640エル
ステツド、飽和磁化量56.Oemu/ gの板状のB
aフェライト粉末を同量使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気テープをつくった。
比較例1 実施例1における磁性塗料の組成において、メチルイソ
ブチルケトンおよびトルエンに代えてシクロヘキサノン
を1500重量部使用した以外は実施例1と同様にして
磁気テープをつくった。
比較例2 実施例1における磁性塗料の組成において、メチルイソ
ブチルケトンおよびトルエンに代えてジメチルホルムア
ミドを1500重量部使用した以外は、実施例1と同様
にして磁気テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
垂直方向と面内方向の角型、保磁力Hcおよび飽和磁束
密度Bmを測定した。垂直方向の角型は、ヒステリシス
曲線上で反磁界の影響を補正した後の値である。
下表はその結果である。
□ 〔発明の効果〕 上表から明らかなように、実施例1ないし6で得られた
磁気テープは、比較例1および2で得られた磁気テープ
に比べて、いずれも垂直方向の角型が高く、このことか
らこの発明によって得られる磁気記録媒体は、垂直磁気
記録に適していることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、六方晶フェライト粉末を、結合剤成分および蒸気圧
    が10〜200mmHgの溶剤、さらにその他の必要成
    分とともに混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗
    料を基体上に塗布、乾燥し、六方晶フェライト粉末の磁
    化容易軸を、磁性層面に対して垂直方向に配向させて磁
    性層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
JP85486A 1986-01-06 1986-01-06 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPS62159345A (ja)

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JP85486A JPS62159345A (ja) 1986-01-06 1986-01-06 磁気記録媒体の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220108A (ja) * 2009-05-12 2009-10-01 Daizo:Kk 処理液供給器具及びそれ用の蓋具

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