JPS62158643A - 液体用紙容器ブランクの製造法 - Google Patents

液体用紙容器ブランクの製造法

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JPS62158643A
JPS62158643A JP60297946A JP29794685A JPS62158643A JP S62158643 A JPS62158643 A JP S62158643A JP 60297946 A JP60297946 A JP 60297946A JP 29794685 A JP29794685 A JP 29794685A JP S62158643 A JPS62158643 A JP S62158643A
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foil layer
paper container
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福本 宗樹
斎藤 信三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体用紙容器の形成に用いられる液体用紙容
器プラ/りに関するものであシ、特に液体用紙容器形成
時に縦シール部を構成するブランクの辺端部の切断端面
が、容器内に露出されて内容液と接することがないよう
に、被覆されかつ紙容器の形成に何等支障のないブラン
クおよび該ブランクの製造法を提供せんとするものであ
る。
従来の技術 従来の液体用紙容器ブランクの切断端面の内容液に露出
しない構造としては、第4図、第5図に示す如くウェブ
30の辺端部31の外側側面を切断端面32から、必要
に応じ2〜10fl程度の幅にわたって厚さのb程度を
削り取り、半分の厚さとなった辺端部31を第5図に示
す如く、半幅に折り畳んで相手方のウェブ33と共に縦
シールを行うことにより、切断端面32が内容液に露出
することがない構造とすることが行われていた。
発明が解決しようとする問題点 前述のウェブの辺端部31の削り取りに当ってはカッタ
等を用いて機械的に削り取るものであるため、紙層がど
うしても削り残され、無傷のアルミ箔層のみを残す削り
取りは不可能である。また厚さの半分を削り取る必要が
あるが、辺端部31を半幅に折り畳む場合、折り畳み後
の厚さが、削り取り前のウェブの厚さと同じ厚さにする
必要があり、削り取り後の辺端部31の厚さが正確にウ
ェブの厚さの1//2となるように削り取る必要があり
、折り畳み後の辺端部31の厚さがウェブと同一の厚さ
にならないと削り取り後の厚さが厚過ぎても、薄過ぎて
も、シール相手のウェブ33と重ねられた際、第5図に
示す如く段差34が生ずるためウェブ30゜33間の熱
封シールが完全に行われず、液体用紙容器の密封性を損
ねる恐れがある。
前述の削り取りに際しアルミ箔層に傷が付くと辺端部3
1を半幅に折り畳む際、折畳み部分に裂は目を生ずるこ
とがあり、辺端部31に内容液が侵入する恐れがある。
更に紙層が削り残されるため、半幅に折り畳まれた折畳
部分35が、第5図に示す如くウェブ30.33と共に
熱圧着を受ける前に、第4図に示す如く折り畳み前の形
状に戻ろうとする復元力が生じこのため、屡々紙容器と
しての縦シールが不完全となる場合もあった。
また、第5図に示す如く半幅に折り畳まれた辺端部31
の折り畳まれた内面相互間および切断端面32にはポリ
エチレン層が存在せず、これらの面はいずれも熱圧着不
可能であシ、前述の縦シールを不完全とする一因でもあ
った。
問題点を解決するための手段 本発明は1紙層の一方の面にポリエチレンラミネート層
が、他方の面に外側からポリエチレンラミネート層、ア
ルミ箔層およびポリエチレンラミネート層が積層されて
なる液体用紙容器ブランクにおいて、紙容器形成時に互
に相接して縦シールされるウェブ2辺のうちの1辺の辺
端部が、全長に亘り辺端から僅に離れだ位置で、前記ブ
ランクの前記一方の面側からのレーず光線ビームの照射
によるアルミ箔層に達する細い溝状の完全除去部が形成
され、前記他方の面側のアルミ箔層および外側のポリエ
チレンラミネート層のみが無傷で残存されている構成の
液体用紙容器ブランクおよび該液体用紙容器ブランクの
製造法を提供することにより、前述の問題点を解決する
ことができ、かつ或期間の保管に耐える液体用紙容器ブ
ランクを得ることができたものであり、更に前述の構成
であってかつ前記溝状完全除去部と辺端の間の細い辺端
部が、前記一方の面側のポリエチレンラミネート層およ
び紙層が取除かれて両面にポリエチレン層が積層されて
いるアルミ箔層のみが残置されている構成の液体用紙容
器ブランクを提供することにより前述の問題点を解決す
ることができ、液体用紙容器の形成に支障のない液体用
紙容器ブランクを得ることができたものである。
作用 前述の通り、ウェブの辺端部が厚さの1//2を削り取
られたブランクでは問題点が多い。この問題点解決の一
手段としては、辺端部をアルミ箔層を残して紙層側を取
除き、残された薄いアルミ箔層を折り返して、辺端部の
露出端面を熱封着する手段を講するのが望ましい。本発
明は前記手段に用いられる液体用紙容器ブランクを提供
せんとするものである。
厳密には、アルミ箔層と紙層との間のポリエチレンラミ
ネート層を残して紙層側を除去する必要がある特許請求
の範囲第1項および第2項に記載される発明はレーザ光
線ビームの照射によって、ウェブの端辺から必要幅を残
して、長手方向に、アルミ箔層および外側のポリエチレ
ンラミネート層のみを残して紙層側を溝状に焼き切るも
のである。レーザ光線ビームの照射によりポリエチレン
ラミネート層および紙層は、短時間で焼き切られるがア
ルミ箔層は焼き切られる1でに時間を要する。本発明は
この各層の焼切時間の時間差を巧に利用する。即ち、積
層体各層の構成要素毎の物性の相違を利用して、細い溝
状の完全除去部を形成するため溝状部ではアルミ箔層は
完全に無傷で残存するが、紙屑。
は正確に焼き切られるように、レーザ光線ビームの強さ
、加工時間、加工幅、レーザ光線ビームとブランクとの
相対的移動速度、レーザ光源等の選定が可能である。
前記溝状の完全除去部の加工を施されたブランクは、溝
状の加工所要時間が紙容器形成時間に必ずしもマツチせ
ず、″また保管、輸送に耐えるため、通常別工程で製作
される。
特許請求の範囲第3項に記載されるブランクは、前述の
溝状の加工を施されたブランクの辺端部を高周波其他の
加熱手段により加熱し、紙層とアルミ箔層との間のぼり
エチレンラミネート層を溶融し、バキュームカップによ
る加熱された辺端部を吸着する等の手段により、該辺端
部の前記溝状の完全除去部と辺端の間を、長手方向全長
にわたり、前記数闘幅でアルミ箔層を露出することによ
り得られる。
この場合残されたアルミ箔層の紙層側面には微細に見る
と、露出されたアルミ箔面上には、一旦高周波等による
加熱により溶融されたポリエチレンラミネート層が紙層
の除去後再び冷却されて第2図に示す如く層状に残存さ
れている。
前述のアルミ箔層の露出された部分を、第3図に示す如
く折り曲げて、紙層端面を被層しウェブ間の縦シール加
工を行えば、紙層端面をアルミ箔層および外層のポリエ
チレンラミネート層が前述の残存ポリエチレン層の存在
により完全に密着被層し、液体用紙容器として内容液に
露出する端面ば皆無となる。
前記アルミ箔層自体の厚さは数ミクロンであるので皺に
なり易く、従って紙層辺端部の紙層除去は、前述の端面
被覆工程の直前に行われるのが望ましい。前述のウェブ
の端面被覆工程はウェブの縦シールと同時に行われるの
が好ましい。即ち第3図に示す如く一方のウェブ端面に
両面にポリエチレン層の存する薄いアルミ箔層が端面を
被覆して折込まれ、その上に他方のウェブが重ねられ縦
シールと共に一体に加熱圧着接合される。
前述の通りアルミ箔層の厚さは数ミクロンに過ぎないた
め、縦シール時の端面処理側のウェブの厚さは略均−と
考えて差支えなく、端面処理にも拘らず、縦シールは完
全に行われる。また前述の縦シール工程前の露出された
アルミ箔層の折込に際し、折込まれるアルミ箔度は前述
の通り極めて薄く、復元力がないため、折込前の形に戻
ることは皆無であり、この点でも縦シールは完全に行わ
れる。
実施例 第1図により、特許請求の範囲第1項、および第2項の
発明の実施例につき説明する。
第1図に示されるものは、液体用紙容器の製造に用いら
れるブランクであり、紙層5の一方の面(図中の上面)
にポリエチレンラミネート層8が、また前記紙層5の他
方の面(図中の下面)に外側(図中下側)からポリエチ
レンラミネート層6、アルミ箔層4およびポリエチレン
ラミネート層7が積層されてなる液体用紙容器ブランク
であって、紙容器形成時に互に相接して縦シールされる
ウェブ2辺1,9のうちの1辺1の辺端部11が、全長
に亘り辺端2がら僅に離れた位置(、l3=2〜3層)
で、前記ブランクの前記一方の面(図中の上面)側から
のレーザ光線ビームの照射によるアルミ箔層4に達する
細い溝状の、前記ポリエチレンラミネート層8、紙層5
およびポリエチレンラミネート層7の各層が完全に焼去
され無傷のアルミ箔層4の露出された完全除去部3が形
成され、前記他方の面(図中の下面)側のアルミ箔層4
および外側(図中下側)のポリエチレンラミネート層6
のみが無傷で残存されている液体用紙容器ブランクであ
る。
レーザ光線ビームの照射により、幅1m前後で、前記ポ
リエチレンラミネート層8、紙層5およびポリエチレン
ラミネート層7を短時間に完全に焼却除去し、しかもア
ルミ箔層4を無傷で残存させ、前記溝状の完全除去部3
を形成することが可能となり、本発明はこのレーザ光線
ビーム加工法を利用して始めて達成し得たものである。
前述の加工の施された液体用紙容器ブランクが、液体用
紙容器製造業者に納入される。
次に第2図により、特許請求の範囲第3項の発明の実施
例につき説明する。
前述の実施例同様、紙層5の一方の而(図中の上面)に
ポリエチレンラミネート層8が、また前記紙層5の他方
の面(図中の下面)に外側(図中下側)からポリエチレ
ンラミネート層6、アルミ箔層4およびポリエチレンラ
ミネート層7が積層されてなる液体用紙容器ブランクで
あって、紙容器形成時に互に相接して縦シールされるウ
ェブ2辺1,9のうち1辺1の辺端部11が、全長に亘
り辺端2から僅に離れた位置(p−2〜3 mm )で
、前記ブランクの前記一方の而(図中の上面)側からの
レーザ光線ビームの照射によるアルミ箔層4に達する細
い溝状の、前記ポリエチレンラミネート層8、紙層5お
よびポリエチレンラミネート層7の各層が完全に焼去さ
れ無傷のアルミ箔層4の露出された完全除去部3が形成
され、前記他方の面(図中の下面)側のアルミ箔層4お
よび外側(図中下側)のポリエチレンラミネート層6の
みが無傷で残存されており、かつ前記溝状完全除去部3
と辺端2の間の細い辺端部11は前記一方の面側のポリ
エチレンラミネート層8および紙層5が取除かれて、上
面にポリエチレン層12が、また下面にポリエチレンラ
ミネート層6がそれぞれ積層されているアルミ箔層4が
残置されている液体用紙容器ブランクである。
前記辺端部11におけるポリエチレンラミネート層8お
よび紙層5の除去には1例えば前記辺端部11の高周波
等の加熱手段により、ポリエチレンラミネート層7が溶
融状態にある間に前記辺端部11の上面からバキューム
カップにより吸引することにより紙層5が除去され1紙
層5と共に取去られず残ったポリエチレンラミネート層
7のポリエチレンが再び冷却されて層状のポリエチレン
層12として残置される。従って辺端部11のアルミ箔
層4は上面をポリエチレン層12により、下面をポリエ
チレンラミネート層6により被色されているので、前記
辺端部11のアルミ箔層4部分を折シ曲げてウェブ1の
端面を被Φすれば、第3図に示す如く、ウェブ1および
9を重ね縦シールを形成するに際しての加熱抑圧時に、
前記ポリエチレン層12の存在により、ブランクの端面
の露出の全くない縦シールの形成が可能となる。
発明の効果 特許請求の範囲第2項に記載される液体用紙容器ブラン
クの製造方法の発明により製造されるところの特許請求
の範囲第1項に記載される液体用紙容器ブランクは細い
溝状のアルミ箔層に達する完全除去部が形成され、該完
全除去部では紙層およびポリエチレンラミネート層が完
全に除去されているので特許請求の範囲第3項に記載さ
れる液体用紙容器ブランクの製造に際しての辺端部の高
周波等の加熱下での紙層のバキュームカップ等による除
去を極めて容易かつ確実とする。また、前記第1項に記
載される液体用紙容器ブランクは損傷されることなく保
管。
運搬が可能である。
特許請求の範囲第1項に記載される液体用紙容器ブラン
クは、液体用紙容器を縦シールして製造するに際し、相
重ねられるウェブの一方の。
辺端部の紙層が完全に除去され、残ったアルミ箔層部分
には両面にポリエチレン層が形成されており、該アルミ
箔層部分を一方のウェブの端面の紙層断面を被覆するよ
うに折り曲げて、該ウェブの端面の紙層を露出しないよ
うにすることができ、相手方のウェブと重ねて縦シール
する工程如移るまでの間にアルミ箔層部分の折り曲げが
復元されることがなく、シールが完全に行われ、壕だ両
ウェブを重ね合せて前述の折り曲げられたアルミ箔層部
分と共にヒートシールをするに際し、アルミ箔層部分の
両面にポリエチレン層が存在するため折シ曲げられたア
ルミ箔層部分の融着が完全となり、また該アルミ箔層部
分は極めて薄いため、折返し部分で段差を生ずることが
なく両ウェブのヒートシールに何等支障を生じないとい
う各種の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲第1項の発明のブランクの実施
例の辺端部分拡大斜視図、第2図は同上第3項の発明の
ブランクの実施例の辺端部分拡大斜視図、第3図は第2
図に示されるブランクによる紙容器の縦シール部の部分
拡大断面図、第4図は従来例の辺端部拡大断面図、第5
図は同上縦シール部の部分拡大断面図である。 1.9:ウエブ、2:辺端、3:完全除去部、4ニアル
ミ箔層、5:紙層、6.γ、8:ポリエチレンラミネー
ト層、11:辺端部、12:ポリエチレン層。 ! 第2図 第3図 第4図 第5図 34  5;1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙層の一方の面にポリエチレンラミネート層が、
    他方の面に少くとも最外層のポリエチレンラミネート層
    とアルミ箔層が積層されてなる液体用紙容器ブランクに
    おいて、紙容器形成時に互に相接して縦シールされるウ
    ェブ2辺のうちの1辺の辺端部が、全長に亘り辺端から
    僅に離れた位置で、前記ブランクの前記一方の面側から
    のレーザ光線ビームの照射によるアルミ箔層に達する細
    い溝状の完全除去部が形成され、アルミ箔層を含む他方
    の面側が無傷で残存されていることを特徴とする液体用
    紙容器ブランク。
  2. (2)紙層の一方の面にポリエチレンラミネート層が、
    他方の面に少くとも最外層のポリエチレンラミネート層
    とアルミ箔層が積層されてなる液体用紙容器ブランクの
    容器形成時に互に相接して縦シールされるウェブ2辺の
    うちの1辺の辺端部を、全長に亘り辺端から僅に離れた
    位置で、前記ブランクの前記一方の面側からレーザ光線
    ビームの照射により細い溝状に、紙層を経てアルミ箔層
    に達する迄の各層を完全に焼去し、前記アルミ箔層およ
    び外側のポリエチレンラミネート層のみを焼去すること
    なく無傷で残存させることを特徴とする液体用紙容器ブ
    ランクの製造法。
  3. (3)紙層の一方の面にポリエチレンラミネート層が、
    他方の面に外側からポリエチレンラミネート層、アルミ
    箔層およびポリエチレンラミネート層が積層されてなる
    液体用紙容器のブランクにおいて紙容器形成時に互に相
    接して縦シールされるウェブ2辺のうちの1辺の辺端部
    が、全長に亘り辺端から僅に離れた位置で、前記ブラン
    クの前記一方の面側からのレーザ光線ビームの照射によ
    るアルミ箔層に達する細い溝状の完全除去部が形成され
    、前記他方の面側のアルミ箔層および外側のポリエチレ
    ンラミネート層のみが無傷で残存されており、かつ前記
    溝状完全除去部と辺端の間の細い辺端部は前記一方の面
    側のポリエチレンラミネート層および紙層が取除かれて
    両面にポリエチレン層が積層されているアルミ箔層が残
    置されていることを特徴とする液体用紙容器ブランク。
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