JPS62158270A - 6−置換−4−クロマノン類の製造方法 - Google Patents

6−置換−4−クロマノン類の製造方法

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JPS62158270A
JPS62158270A JP61305566A JP30556686A JPS62158270A JP S62158270 A JPS62158270 A JP S62158270A JP 61305566 A JP61305566 A JP 61305566A JP 30556686 A JP30556686 A JP 30556686A JP S62158270 A JPS62158270 A JP S62158270A
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JP
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ester
hydrogen fluoride
group
substituted
reaction mixture
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JP61305566A
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English (en)
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ジエリー・アール・パツトン
ナラヤナサミイ・グールーサミイ
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Mallinckrodt Inc
Original Assignee
Mallinckrodt Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D335/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
    • C07D335/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D335/06Benzothiopyrans; Hydrogenated benzothiopyrans
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/22Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4

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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パラ置換フェノール系化合物とこれらとエス
テル反応可能なβ−非置換アクリル酸系化合物とから得
られるフェノールアクリル酸エステル類から6−置換−
4−クロマノン類を製造する方法に関する。本発明の方
法によって製造される6−置換−4−クロマノン類は医
薬を製造するための中間体として有用である。
β−置換、β、β−ジ置換及びα、′β−ジ置換アクリ
ル酸類とフェノール系化合物との無水弗化水素中での縮
合による4−クロマノン類の製造はオツフエ(Offe
)及びバークオー(Bitkow )によってCham
、 Bar、 、 80巻、458ページ(1947年
)(以後オツフエIという)に開示されている。
しかしながら、オツフエエはβ−非置換アクリル酸類を
用いるそのような化合物の製造法を開示していない。オ
ツフエ及びバークオーは、フェノールとアクリル酸自体
のようなβ−非置換アクリル酸系化合物とから弗化水素
中で4−クロマノン類を製造することは可能であるが実
用的でないと、Chem、 Ber、 、 80巻、4
64ページ(1947年)(以後「オツフエ■」と言う
)で指摘している。
オツフエ■は、そのような化合物の製造がどうして可能
であるかについて開示していない。同様に、アマカス(
Amakasu )及びサト−(Sat□ )は、4−
クロマノン類がアクリル酸又はα−モノ置換アクリル酸
とフェノール類との反応によって得ることができないと
J、 Org、 Chem、 、 31巻、1433ペ
ージ(1966年)で指摘している。
以下によシ詳細に定義する6−置換−4−クロマノン類
が、予期せぬことに、弗化水素の存在下にパラー置換フ
ェノール系化合物とβ−非置換アクリル酸系化合物とか
ら得られるフェノールアクリル酸エステルから実用的か
つ効率的に製造できるということが見出された。β−非
置換アクリル酸系化合物としてはアクリル酸自体及びα
−モノ置換アクリル酸がある。上記エステルが上記フェ
ノール系化合物を初めは無水の系で弗化水素の存在下に
上記アクリル酸系化合物と接触することに−よって実用
的かつ効率的に製造することができることも見出された
。種々の中間化合物を単離する必要がないので、単一の
反応混合物及び単一の反応容器での一段階同時プロセス
によって、上記フェノール系化合物とアクリル酸系化合
物から6−置換クロマノン類を有利に製造することがで
きる。
一般的に言えば、本発明は、 (&)  次式(2) (式中、Xはハロゲン原子、ニトロ、アミン及び1〜約
20個の炭素原子を有するアルキル基から成る群から選
択され九置換基であシ;Yは酸素又は硫黄原子でsD:
Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜約20個の炭素原子
を有するアルキル基及び6〜約12個の炭素原子を有す
るアリール基から成る群から選択された置換基である)
で表わされるフェノール又はチオフェノールのアクリル
酸エステルを、前記フェノールアクリル酸エステル及び
弗化水素を初めに含有する実質的に無水の反応混合液か
ら成るフリース転位条件でフリース転位有効量の弗化水
素の存在下に次式(3)(式中、X、Y及びRは前に定
義した通9である)で表わされるヒドロキシ−又はメル
カプト−(ビニルケトン)に転位させる工程、及び(b
)  前記ケトンを、前記ケトン及び弗化水素を初めに
含有する実質的に無水の反応混合液から成る環化条件で
環化有効量の弗化水素の存在下に環化して、次式(1) (式中、X、Y及びRは前に定義した通シである)で表
わされる6−置換−4−クロマノンを生成させる工程と
を備えた6−置換−4−クロマノンを製造する方法を提
供する。
他の態様において、上述した本発明の方法は、次式(4
) %式% (式中、Xはハロゲン原子、ニトロ、アミン及び1〜約
20個の炭素原子を有するアルキル基から成る群から選
択された置換基であシ;Yは酸素又は硫黄原子であシ;
zは水素原子、1〜約20個の炭素原子を有するアルキ
ル基及び6〜約12個の炭素原子を有するアリール基か
ら成る群から選択された置換基である)で表わされるバ
ラ置換フェノール系化合物を、エステル生成縮合条件で
縮合有効量の弗化水素の存在下に次式(5)%式%) (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜約20個の
炭素原子を有するアルキル基及び6〜約12個の炭素原
子を有する了り−ル基から成る群から選択された置換基
である゛)で表わされるβ非置換アクリル酸系化合物と
接触させ、前記フェノールアクリル酸エステルを生成す
ることから成シ前記縮合条件が前記パラ置換フェノール
系化合物前記β非置換アクリル酸系化合物及び弗化水素
の実質的に無水の反応混合液から成る前記フェノールア
クリル酸エステルを製造する方法をさらに包含する。
上記式(2)のフェノールアクリル酸エステルは、式(
2)のp、−X−C6H+4−Y−基及びY原子に直接
結合したカルボニル炭素を有する酸基を含むフェノール
エステルの、鉱酸の存在下における上記式(5)のβ非
置換アクリル酸系化合物とのエステル交換のような良く
知られた方法を包含する適当な方法で製造することがで
きる。他の良く知られた方法は、2がHである上記式(
4)の7工ノール系化合物の、式(5)の酸の酸塩化物
である塩化アクリロイルによるエステル化である。
しかしながら、式(2)のエステルは上記式(4)のパ
ラ置換フェノール系化合物を上記式(5)のβ非置換ア
クリル酸系化合物と接触することによって製造するのが
好ましい。このような接触は上記フェノール系化合物、
上記アクリル酸系化合物及び弗化水素の初めは実質的に
無水の反応混合物から成るエステル生成縮合条件で縮合
有効量の弗化水素の存在下に実施される。
本明細書で用いる「実質的に無水の」と言う用語は、そ
の物質が5重量%、好ましくは1重量%以下の水しか含
まないことを意味する。
エステル生成反応は、反応混合物がパラ非置換フェノー
ル系化合物、アクリル酸系化合物、弗化水素、エステル
及び使用できる他のいかなる反応混合物成分をも液体状
態に保持するのに十分な圧力下にあるならば、適切な任
意の温度で実施することができる。一般に、この温度は
、例えば、約θ℃から約150℃、好ましくは約20℃
から約50℃、さらに好ましくは約40℃から50℃で
ある。一般に、反応圧力は、例えば約0から約300 
pal、好ましくは約0から約150psi、さらに好
ましくは100 pa1以下である。反応は弗化水素及
び反応混合物の他の成分を保有するのに適したいかなる
反応容器でも実施することができる。
反応容器は反応混合物を攪拌する手段9反応混合物の温
度を測定する手段及びそのような温度を制御する手段を
備えた密閉容器であるのが好ましい。
反応混合物の成分はいかなる原序でも添加することがで
きるが、パラ非置換フェノール系化合物とアクリル酸系
化合物とを混合した後、弗化水素を攪拌しながら、得ら
れた混合物に添加するのが好ましい。
アクリル酸系化合物及びパラ非置換フェノール系化合物
は化学量論的量(即ち、1:lのモル比)で添加するこ
とができる。フェノール系化合物の完全な反応を行ない
易くするために、アクリル酸系化合物を化学量論的量よ
シ過剰に添加するのが有利である。アクリル酸系化合物
対フェノール系化合物のモル比は、例えば、約1:lか
ら約2:1、好ましくは約1.05二lから約1.5:
1、さらに好ましくは約1.5:1 である。
弗化水素は縮合有効量であればいがなる量でも添加され
、例えば、添加されるフェノール系化合物1モル当たシ
約5〜約50モル、好ましくは約10〜約20モル、さ
らに好ましくは約15モルの量で添加しうる。エステル
生成反応を実施するのに必要な時間は特定の化合物及び
使用される反応条件によって決まる。一般に、反応は1
時間以内に、大抵は0.5時間以内に完了することがで
きる。
エステル生成反応はアクリル酸及び生成されるエステル
の重合を防止する薬剤をさらに存在させて実施するのが
好ましい。適切な重合防止剤としてはヒドロキノン、硫
黄、フェノチアジン(このものが好ましい)、それらの
混和性混合物等がある。重合防止剤は、例えば、添加さ
れるアクリル酸系化合物100モル轟たシ約0.01〜
約0.1モルのような、アクリル酸系化合物及び生成さ
れるエステルの重合を防止するのに有効な量でも含ませ
ることができる。同様な基準に基づいて、約0.1モル
のフェノチアジンが好ましい。
水はエステル生成反応を逆に妨害する。最良の結果を得
るために、最初の反応混合物は水は存在しない。弗化水
素は反応を触媒する作用をし、かつエステル生成反応の
間に生成した水を固定する。
フェノールアクリル酸エステルが本発明のエステル製造
方法によって製造されても、他の方法で周章されても、
このエステルは次に上記式(1)のクロマノンに転化さ
れる。そのような転化は、エステルを上記式(3)のヒ
ドロキシ−又はメルカプト−(ビニルケトン)にまず転
化した後、とのケトンを上記式(1)の6−置換−4−
クロマノンに転化することによって行なわれる。
第一の転化、即ち上記式(2)のフェノールアクリル酸
エステルの上記式(3)のケトンへの転位ハ、前記フェ
ノールアクリル酸エステル及び弗化水素を初めに含有す
る実質的に無水の反応混合液であるのが好ましい、フリ
ース転位条件で7リ一ス転位有効量の弗化水素の存在下
に実施される。実質的−に無水の反応混合物は転位反応
に必須のものではないが、これによって一般に良好な収
率が得られる。
エステル−ケトン転位反応は、反応混合物が反応混合物
成分を液体状態に保持するのに十分な圧力下にあるなら
ば、適切な任意の温度で実施することができる。一般に
、この温度は、例えば、約0℃から約150℃、好まし
くは約100Cから約120℃、さらに好ましくは約1
00℃である。
一般に、反応圧力は、例えば約50から約250pal
、好ましくは約100から約150psl、さらに好ま
しくは約140 palである。反応は弗化水素及び反
応混合物の残りの成分を保有するのに適したいかなる反
応容器でも実施することができる。
反応容器は反応混合物を攪拌する手段9反応混合物の温
度を測定する手段及びそのような温度を制御する手段を
備えた密閉容器であるのが好ましい。
エステルが弗化水素中で製造されない場合、転位反応混
合物の成分はいかなる原序でも添加することができるが
、弗化水素を攪拌しながらエステルに添加するのが好ま
しい。エステルが本明細書で教示したように弗化水素の
存在下に製造され、次いでケトンへの転位が得られたエ
ステルを単離することなくエステル生成工程に用いた反
応混合物中で実施されるのが有利であシ、かつ好ましい
弗化水素は転位有効量であればいかなる量でも使用され
、例えば、エステル1モル当たシ約5〜約50モル、好
ましくは約10〜約20モル、さらに好ましくは約15
モルの量で存在しうる。エステル−ケトン転位反応を実
施するのに必要な時間は、転位される特定のエステル及
び使用される反応条件によって決まる。一般に、反応は
2時間以内に、大抵は0.1〜0.5時間以内に完了す
ることができる。
アクリル酸エステル転位反応は、エステル(及び生成さ
れるビニルケトン)の重合を防止する薬剤をさらに存在
させて実施するのが好ましい。適切な重合防止剤として
はヒドロキノン、硫黄、フェノチアジン(このものが好
ましい)、それらの混和性混合物等がある。重合防止剤
は、例えば、使用されるアクリル酸系エステル化合物1
00モル当たり約0.01〜約0.1モルのようなアク
リル酸系エステル化合物及び生成されるケトンの重合を
防止するのに有効ないかなる量でも含ませることができ
る。同様な基準に基づいて、約0.1モルのフェノチア
ジンが好ましい。
上記式(3)で示したように、ケトンのビニルカルボキ
シル基のカルボニル炭素原子が、この式で−YHで表わ
されるヒドロキシ又はメルカプト基に対してオルトの位
置でベンゼン環に直接結合されていることが当業者には
明らかである。上記カルボニル炭素原子が−YH基に対
してメタの位置に結合される構造への転位ではなくて上
記ケトンへ転位することが6−置換−4−クロマノンを
製造するためには重要である。X置換基が−YH基に対
してパラの位置にあることも重要である。X置換基が−
YH基に対してオルト又はメタの位置ニアった場合ハ、
エステルは、ビニルカルボキシル基が−YH基に対して
パラの位置で結合される構造に転位されることになるだ
ろう。このような構造はクロマノン構造への環化に適用
できない。
さらに、Xが−YH基に対してオルトの位置にあった場
合は、二つのオルト位置の一つだけしか4−クロマノン
の先駆ケトンを生成するためのエステル内の水素原子の
ビニルカルボキシル基トの交換に利用できないことにな
るであろう。
エステルのケトンへの転位の後、ケトンは対応する6−
置換−4−クロマノンに環化される。環化は、好ましく
はケトン及び弗化水素を初めに含有する実質的に無水の
反応混合液であるのが好ましい環化条件で環化有効量の
弗化水素の存在下に実施される。冥質的に無水の反応混
合物は環化反応に必須のものではないけれど、これによ
って一般に良好な収率が得られる。
環化反応は、反応混合物が反応混合物成分を液体状態に
保持するのく十分な圧力下にあるならば、適切な任意温
度でも実施することができる。一般に、この温度は、例
えば、約100℃から約200℃、好ましくは約100
℃から約120℃、さらに好ましくは約100℃である
。一般に、反応圧力は、例えば約50から約250 p
si、好ましくは約150 psi、さらに好ましくは
約140 palである。
反応は弗化水素及び反応混合物の残シの成分を保有する
のに適したいかなる反応容器でも実施することができる
。反応容器は反応混合物を攪拌する手段9反応混合物の
温度を測定する手段及びそのような温度を制御する手段
を備えた密閉容器であるのが好ましい。ケトンが生成さ
れた反応混合物中で環化されない場合、環化反応混合物
の成分はいかなる順序でも添加することができるが、弗
化水素を攪拌しなからケトンに添加するのが好ましい。
ケトンの環化は、得られたケトンを単離することなくエ
ステル−ケトン転化工程に用いた反応混合物中で実施さ
れるのが有利であり、かつ好ましい。
弗化水素は環化有効量であればいかなる量でも使用され
、例えば、ケトン1モル轟たシ約5〜約巨Oモル、好ま
しくは約10〜約20モル、さらに好ましくは約15モ
ルの量で存在しうる。環化反応を実施するのに必要な時
間は環化される特定のケトン及び使用される反応条件に
よって決まる。
一般に、反応は1時間以内に完了することができる。
ケトン環化反応はビニルケトンの重合を防止する薬剤を
さらに存在させて実施するのが好ましい。
適切な重合防止剤としてはヒドロキノン、硫黄。
フェノチアジン(このものが好ましい)、それらの混和
性混合物等がある。重合防止剤は、例えば、使用される
ビニルケトン100モル当たり約0.01〜約0.1モ
ルのようなビニルケトンの重合を防止するのに有効ない
かなる量でも含ませることができる。同様な基準に基づ
いて、約0.1モルのフェノチアジンが好ましい。
転位及び環化を行なうための全体の時間は一般に3〜6
時間である。
環化反応が完了した後、所望によって、弗化水素が反応
混合物から少なくともその一部を蒸留することによって
回収される。弗化水素を予め回収して、又は回収するこ
となく、反応混合物が水と混合され、6−置換−4−ク
ロマノンを沈殿させ、次いで所望によシ、このクロマノ
ンは洗浄及び乾燥することができる。例えば、0℃から
20℃(好ましくはO℃〜5℃)の冷水が反応混合物と
混合されるのが好ましい。
式(1)に含まれる6−置換−4−クロマノン類の例と
しては次のものがある。
(a)6−フルオロ−4−クロマノン、(b)6−クロ
ロ−4−クロマノン、 (c)6−ブロモー4−クロマノン、 (d)6−メチル−4−クロマノン、 (e)6−ニトロ−4−クロマノン、 (f)6−アミノ−4−クロマノン、 (x)−上記化合物(&)〜(f)に対応する6−置換
−2−メチル−4−クロマノン類、 ■ 上記化合物(&)〜(f)に対応する6−置換−2
−ハロー4−クロマノン類、及び (1)上記化合物(1)〜(5)に対応する6−置換−
チオー4−クロマノン類。
式(4)に含まれ、かつ上記例の6−置換−4−クロマ
ノン類を製造することができる対応するパラ置換フェニ
ール系化合物の例としては次のものがある。
(a’)  p−フルオロフェノール、(b’)  p
−クロロフェノール、 (c′)p−ブロモフェノール、 (d’)  p−メチルフェノール(即ちp−クレゾー
ル) (e’)  p−二トロフェノール、 (f’)  p−アミンフェノール、 (g′)(IL′)〜(fつの化合物、(h’)  (
g’)と同じ (lリ 上記化合物(a′)〜(h′)に対応するp−
チオフェノール類。
式(5)に含まれ、かつ上記例の6−置換−4−クロマ
ノン類を製造することができる対応するβ−非置換アク
リル酸系化合物の例としては次−のものがある。
(a′)上記化合物(a)〜(f)及びそれらに対応す
るチオ化合物用のアクリル酸、 (b′)上記化合物(ロ))及びそれらに対応するチオ
化合物用のメタクリル酸、及び (a′)上記化合物(5)及びそれらに対応するチオ化
合物用の2−ハローアクリル酸類。
上記式中のR及びXとして使用することができるハロゲ
ンに限定があるとは知られていないが、弗素、塩素、臭
素及びヨウ素原子が一般に好ましく、弗素、塩素及び臭
素原子であるのがさらに好ましい。
上記式のR及び2として選択することができる一般に好
ましいアルキル及びアリール基はメチル。
エチル及びフェニル基でアル。
本発明を次の実施例によって実際に説明するが、この実
施例は本発明を限定するものではない。本明細書を通し
て部、パーセント及び他の量は全て、別に指示しない限
シ重量に基づいている。
次に挙げる実施例において、生成物は全て融点。
HPLC、赤外線分析及びNMRによって4−クロマノ
ン類であると識別された。
実施例1 6−フルオロ−4−クロマノンの製造 パラ−フルオロフェノール(28,4g ) 、アクリ
ル酸(28,8g)及び重合防止剤フェノチアジン(0
,02g)を400m1ステンレス製パル(Parr 
)反応器に充填した。糸を密閉し、真空排気し、次いで
ドライアイス/アセトンで冷却した後、この系に無水弗
化水素(117g)を入れて凝縮した。
次いで、この混合物を攪拌しながら1時間30分間40
℃に加熱して、その後4時間30分間100℃に加熱し
た。次いで、過剰の弗化水素を除去し、系を0℃に冷却
してから開いて、62gの褐色油状物を得た。これをイ
オン交換水で洗浄して、50gの抽出用物質を得た。6
−フルオロ−4−クロマノンを集めて、メタノール/水
で再結晶した。
HPLC収率は75チであり、52%が単離された。
実施例2 6−7hオロー4−クロマノンノ製造 予め製造したアクリル酸パラ−フルオロフェニル(41
,5g)及びフェノチアジン(o、ozg)を400 
mlステンレス製パル反応器に充填した後、反応器を密
閉して、真空排気した。系をドライアイス/アセトンで
冷却し、次いで無水弗化水素(40g)rこの反応器に
真空移送した。この混合物を4時間100℃に加熱して
から、弗化水素を追い出し、系を0℃に冷却した。反応
器を開き、実施例1と同様に後処理して所望の6−フル
オロ−4−クロマノンを得た。
実施例3 実施例1と同じ手順に従って、p−ニトロフェノール(
34,8g)、アクリル酸(27g)及び重合防止剤フ
ェノチアジン(o、ozg)を圧力反応器に添加した。
無水弗化水素(txog)を添加してから、系を加熱し
た。反応温度に達した時に、前の反応と同様に140 
pifの圧力が記録された。後処理を前述の実施例と同
様に行なつ七、6−=)ロー4−クロマノンを単離、識
別した。
実施例1と同じ手順に従って、p−ブロモフェノール(
43,25g)、アクリル酸(27g)及びフェノチア
ジン(0,02g)を圧力反応器に添加した。系を密閉
し、真空排気した後、−78℃に冷却し、無水弗化水素
(110g)を添加した。混合物を100℃、1401
)at  で6時間加熱、攪拌した後、過剰の弗化水素
を追い出し、反応混合物を0〜5℃に冷却した。混合物
をイオン交換水で洗浄した後、PHLC分析によって分
離され、6−ブロモ−4−クロマノンと識別された一つ
の主生成物が認められた。
実施例5 6−フルオロ−3−メチル−4−クロマノンの製造 実施例1で行われた手順を用いて、ノクラフルオロフェ
ノール(2sg)、メタクリル酸(32g)及びフェノ
チアジン(0,02g)をノくル反応器に充填した。系
を密封し、真空排気し、次いで一78℃に冷却した後、
無水弗化水素(xiOg)を反応器に真空移送した。混
合物を1時間40℃に加熱してから、5時間100℃に
加熱した。圧力は反応温度で1609slを記録した。
過剰の弗化水素を追い出し、混合物を5℃に冷却した後
、イオン交換水で洗浄した。HPLC分析によって単離
され、6−フルオロ−3−メチル−4−クロマノンであ
ると識別されたー、つの主生成物が認められた。少量(
5俤以下)の6−フルオロ−3−メチル−4−クロマノ
ンに対応する残存ヒドロキシビニルケトンの存在が出発
物質及び製造工種でなされたIR及びHPLC分析によ
って明らかにされた。
実施例6 ローフルオロ−チオー4−クロマノンの製造パラ−フル
オロチオフェノール(19,2g)、アクリル酸(16
,2g)及びフェノチアジン(0,02g)を400m
1パル圧力反応器に充填した。反応器を密封し、真空排
気し、次いで一78℃に冷却した後、無水弗化水素(7
0g)を添加した。混合物を1時間40℃に加熱してか
ら、4.5時間100℃に加熱した。反応時間が経過し
た後、過剰の弗化水素を追い出し、生成物をイオン交換
水で洗浄した。HPLC分析によって所望の生成物、6
−フルオロ−チオ−4−クロマノンが存在することが示
された。後処理することによって生成物を得、これを赤
外線分析及びNMR分析で識別した。
実施例1で確立した手順を用いて、パラ−フルオロアニ
ソール(31,sg ) 、アクリル酸(27g’)及
びフェノチアジン(0,02g)を反応器に充填した後
、反応器を密封し、真空排気し、次いで一78℃に冷却
した。無水弗化水素(xtog)を反応器に真空移送し
、混合物を1時間40℃に加熱してから、4.5時間1
00℃に加熱した。次いで、過剰の弗化水素を追い出し
、反応器を5℃に冷却した後に開き、内容物をイオン交
換水で洗浄した。
HPLC分析によってパラ−フルオロアニソール及び6
−フルオロ−4−クロマノンの存在が示された。パラ−
フルオロアニソールを蒸留によって除去し、所望の6−
フルオロ−4−クロマノン2>1抽出によって単離され
、識別された。
実施例8 7−フルオロ−4−クロマノンの製造(失敗例)実施例
1で行われた手順と同じ手順に従って、メタ−フルオロ
フェノール(28g)、アクリル酸(27g)及びフェ
ノチアジン(o、o2g)を反応器に充填した。反応器
を密封し、真空排気し、次いで一78℃に冷却した後、
無水弗化水素(110g)を加えた。混合物を攪拌し、
1時間40℃に加熱してから、140psiの圧力で4
.5時間100℃に加熱した。過剰の弗化水素を追い出
した後、反応器を5℃に冷却し、次いで混合物をイオン
交換水で洗浄した。HPLC分析によって4−クロマノ
ン類が存在しないことがわかった。目的化合物以外の生
成物の混合物が認められた。
本発明を実施するために想到する最良の方法が、例えば
、本特許明細書を作成する時までに想到する最良の手段
で本発明を十分に実施子るための量の好ましい範囲及び
値並びに他の自明でない種々の物質を包含するが、これ
らに限定するものではない好ましい物質及び操作条件を
記載するために上記明細書中で述べられた。
上記詳細な説明が単に説明のために与えられ、並びに多
くの改変が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく
なされることが理解される。
特許出願人   マリンクロット・インコーホレイテッ
ド(外2名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(a)次式(2) (2)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン原子、ニトロ、アミノ及び1〜約
    20個の炭素原子を有するアルキル基から成る群から選
    択された置換基であり;Yは酸素又は硫黄原子であり;
    かつRは水素原子、ハロゲン原子、1〜約20個の炭素
    原子を有するアルキル基及び6〜約12個の炭素原子を
    有するアリール基から成る群から選択された置換基であ
    る)で表わされるフェノール又はチオフェノールのアク
    リル酸エステルを、前記フェノールアクリル酸エステル
    及び弗化水素を初めに含有する実質的に無水の反応混合
    液から成るフリース転位条件でフリース転位有効量の弗
    化水素の存在下に次式(3)(3)▲数式、化学式、表
    等があります▼ (式中、X、Y及びRは前に定義した通りである)で表
    わされるヒドロキシ−又はメルカプト−(ビニルケトン
    )に転位させる工程、及び (b)前記ケトンを、前記ケトン及び弗化水素を初めに
    含有する実質的に無水の反応混合液から成る環化条件で
    環化有効量の弗化水素の存在下に環化して、次式(1) (1)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X、Y及びRは前に定義した通りである)で表
    わされる6−置換−4−クロマノンを生成する工程、を
    備えた6−置換−4−クロマノンの製造方法。 (2)次式(4) (4)P−X−C_6H_4−Y−Z (式中、Xはハロゲン原子、ニトロ、アミノ及び1〜約
    20個の炭素原子を有するアルキル基から成る群から選
    択された置換基であり;Yは酸素又は硫黄原子であり;
    かつZは水素原子、1〜約20個の炭素原子を有するア
    ルキル基及び6〜約12個の炭素原子を有するアリール
    基から成る群から選択された置換基である)で表わされ
    るパラ置換フェノール系化合物を、エステル生成縮合条
    件で縮合有効量の弗化水素の存在下に次式(5)(5)
    CH_2=CR−C(=O)OH (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜約20個の
    炭素原子を有するアルキル基及び6〜約12個の炭素原
    子を有するアリール基から成る群から選択される置換基
    である)で表わされるβ非置換アクリル酸系化合物と接
    触させ、前記フェノールアクリル酸エステルを生成させ
    ることから成り、前記縮合条件が前記パラ置換フェノー
    ル系化合物、前記β非置換アクリル酸系化合物及び弗化
    水素の実質的に無水の反応混合液から成る前記フェノー
    ルアクリル酸エステルを製造する方法をさらに包含する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3)前記環化工程が前記ケトンを単離することなく前
    記転位工程で使用された反応混合液中で実施される特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 (4)前記転位工程が前記エステルを単離することなく
    、前記エステル生成工程で使用された反応混合液中で実
    施される特許請求の範囲第2項記載の方法。 (5)前記環化工程が、前記6−置換−4−クロマノン
    を単一の反応混合物及び単一の反応容器中で実施される
    逐次工程で前記パラ置換フェノール系化合物と前記β非
    置換アクリル酸系化合物とから製造することができるよ
    うに、前記ケトンを単離することなく前記転位工程で使
    用された反応混合液中で実施される特許請求の範囲第4
    項記載の方法。 (6)前記転位及び環化工程が重合防止量の前記記エス
    テル及びケトンの重合を防止する薬剤の存在下に実施さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (7)前記エステル生成、転位及び環化工程が重合防止
    量の前記アクリル酸系化合物、前記エステル及び前記ケ
    トンの重合を防止する薬剤の存在下に実施される特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 (8)前記エステルがアクリル酸パラフルオロフェニル
    であり、かつ前記6−置換−4−クロマノンが6−フル
    オロ−4−クロマノンである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 (9)前記パラ置換フェノール系化合物がp−フルオロ
    フェノール、p−クロロフェノール、p−プロモフェノ
    ール、p−クレゾール、p−ニトロフェノール、p−ア
    ミノフェノール及びそれらに対応するp−チオフェノー
    ル類から成る群から選択された特許請求の範囲第2項記
    載の方法。 (10)前記β非置換アクリル酸系化合物がアクリル酸
    、メタクリル酸及び2−ハロ−アクリル酸類から成る群
    から選択された特許請求の範囲第2項記載の方法。
JP61305566A 1985-12-24 1986-12-23 6−置換−4−クロマノン類の製造方法 Pending JPS62158270A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB1499323A (en) * 1974-03-22 1978-02-01 Fisons Ltd 6-substituted chromones and chromanones
JPH06772B2 (ja) * 1984-07-09 1994-01-05 鐘淵化学工業株式会社 3―(4―フルオロフエノキシ)プロピオニトリルを用いる6―フルオロ―4―クロマノンの製造法

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EP0228172B1 (en) 1990-03-07
CA1273945A (en) 1990-09-11
EP0228172A1 (en) 1987-07-08
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CA1273945C (en) 1990-09-11

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