JPS62157588A - 支持格子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、原子炉用燃料集合体の支持格子の組立構造
に関するものである。

「従来の技術」 現在使用されている加圧水型軽水炉には燃料集合体が装
荷されている。この燃料集合体１は、第８図および第９
図に示すように、上下に離間して平行に配設された上部
ノズル１１および下部ノズル１２と、これらの間に所定
の間隔をおいて配設された格子状の複数の支持格子１３
と、この支持格子１３の格子空間内に所定の間隔をおい
て挿通支持され、さらに上下端部を上部ノズル１１．下
部ノズル１２にそれぞれ連結されて燃料集合体の骨組み
を構成する制御棒案内管Ｉ４と、前記支持格子１３の所
定の格子空間内に挿通されて弾性的に支持され被覆管１
５内に多数の燃料ペレット１６およびスプリングＩ７が
密閉封入された複数の燃料棒Ｉ８とから構成されている
。

前記支持格子１３は次のように構成されている。

まず、耐熱合金から第１Ｏ図に示すような内スト　　　
−ラップ２１が打ち抜かれる。この内ストラップ２１の
長手方向の両端には、それぞれ２つのサイドタブ２２が
突出して形成されている。この内ストラップ２１は、第
１２図に示すように縦横に組み立てられる。一方、内ス
トラップ２１と同じく耐熱合金から第１１図に示すよう
な外ストラップ２３が打ち抜かれる。この外ストラップ
２３には、縦横に組まれた内ストラップ２１の四周に対
向して配設されたとき内ストラップ２１のサイドタブ２
２に対向する位置に多数のスロット２４が形成されてい
る。そして、第１２図および第１３図に示すように、縦
横に組まれた内ストラップ２１の四周に、外ストラップ
２３を、そのスロット２４をサイドタブ２２に嵌合させ
て装着する。次に、第１４図に示すように、これらサイ
ドタブ２２を折り曲げろことによって、前記外ストラッ
プ２３を取り付け、さらに前記外ストラップ２３の４コ
一ナ一部を点溶接して、ストラップ組立体が構成される
。

次に、各ストラップの交点にろう剤が塗布され、これら
の部分が真空ろう付けされ、この後外ストラップ２３か
ら突出している各サイドタブ２２が研削除去され、これ
ら研削部分に仕上げ加工が施され、さらに時効処理され
て支持格子１３が構成される。

「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記支持格子１３にあっては、内ストラップ
２Ｉの長手方向に突出して設けられたサイドタブ２２を
、外ストラップの礼状のスロット２４に嵌合させるよう
にしている。このため、第１５図に示すように、予め４
つの外ストラップ２３を方形に組み合わせ、これを格子
状に組み合わせた内ストラップ２１に嵌合させようとし
ても、サイドタブ２２が引っ掛かってしまい、このよう
な組み立て方法を採ることができない。したがって、上
記のように、外ストラップ２３を仮留めするのに、サイ
ドタブ２２をスロット２４に挿入しその先端を捻るよう
にしなければない。このため、後この突出したサイドタ
ブ２２を研削除去しなければならず、サイドタブ２２が
多数設けられていることと相まって、これらの作業に多
大の時間を必要とするという問題点があった。また、外
ストラップ２３および内ストラップ２１は、その板厚が
薄いため、前記研削作業中に変形しやすい。このため、
研削作業を慎重に行わねばならず、この作業に多大の労
力および時間を必要とする問題点があった。さらに、サ
イドタブ２２の研削によって、外ストラップ２３のろう
付は部のろう材が一部除去される場合があり、外ストラ
ップ２３のろう付は強度が低下するおそれがあるという
問題点もあった。

「発明の目的」 この発明は、予め内ストラップを格子状に組み立ててお
くとともに外ストラップを方形に組み立てておき、外ス
トラップを内ストラップの四周に嵌合させて組み立てる
ことができ、外ストラップの外周面から突出する部分が
なく、したがってこの突出部を研削除去する手間を省く
ことができるばかりでなく、研削除去に伴い、外ストラ
ップが変形したり、研削により接合部のろうを削り落と
−してしまうようなことを防止することができる支持格
子を提供することを目的とする。

「発明の構成」 この発明は、外ストラップの内側面に、内ストラップの
四周側の端部に係合する複数の凸部を、前記内ストラッ
プの両側に位置させて形成した構−成としたものである
。

「実施例」 以下、この発明の実施例について第１図ないし第７図を
参照して説明する。なお、これらの図において、従来例
と同一構成の部分には同一符号を付して、その説明を省
略する。

第１図ないし第３図は、この発明に係る支持格子３の外
ストラップ２３と内ストラップ２１との接合部を示す図
である。この外ストラップ２３の内面の前記内ストラッ
プ２Ｉと接合する部分の上端には、２つのＬ型金具（凸
部）３１．３１が設けられている。このＬ型金具３１は
、断面り字状になされており、その−片３１ａが内スト
ラップ２１の板面に沿うようにして、その他片３１ｂを
前記外ストラップ２３に固定されている。そして、これ
ら２つのＬ型金具３Ｉは、それぞれの−片３Ｉａ　、３
１ａを、内ストラップ２１をはさんで対向させて位置せ
しめられている。このような２つのＬ型金具３１．３１
は、その間に前記内ストラップ２１の上端部を係合させ
、前記内ストラップ２１の前記外ストラップ２３の長手
方向に対する位置ぎめをするようになっている。

また、前記り型金具３１．３１の間で前記外ストラップ
２３の上端部には、切欠部３２が設けられている。この
切欠部３２は、前記外ストラップ２３の上端から下方に
向って、前記２つのＬ型金具３１．３１の間隔と同じ幅
で形成されている。

そして、この切欠部３２は、後述する内ストラップ２１
の突出部分と係合して、前記内ストラップ２１が外スト
ラップ２３に対して下方に落下ないようになっている。

一方、前記外ストラップ２３の内面の前記内ストラップ
２１と接合する部分の下端部にも、前記り型金具３１と
同形の２つのＬ型金具（凸部）３３゜３３が設けられて
いる。このＬ型金具３３も、その−片３３ａが内ストラ
ップ２１の板面に沿うように、その他片３３ｂを前記外
ストラップ２３に固定されており、それぞれの−片３３
ａ、３３ａが、内ストラップ２１をはさんで対向するよ
うに位置せしめられている。このような２つのＬ型金具
３３．３３は、その間に旧記内ストラップ２１の下端部
を係合さ仕、前記内ストラップ２１の前記外ストラップ
２３の長手方向に対する位置ぎめをするようになってい
る。

一方、内ストラップ２１の前記外ストラップ２３と接合
する部分の上端部には、前記外ストラップ２３側へ突出
する突出部３４が設けられている。

この突出部３４は、前記内ストラップ２１の前記外スト
ラップ２３と当接する端縁から前記外ストラップ２３の
板厚分だけ突出して形成されている。

そして、この突出部３４は、前記外ストラップ２３の切
欠部３２に係合して、前記内ストラップ２Ｉが前記外ス
トラップ２３に対して下方に落下しないようになってい
る。

このように、この支持格子３にあっては、外ストラップ
２３にＬ型金具３１，３３を設けこのＬ型金具３１．３
３に内ストラップ２１を係合させるようになされている
から、内ストラップ２１を外ストラップ２３の長手方向
および幅方向に対して位置決めすることができる。また
、第１５図に示すように、予め４つの外ストラップ２３
を方形に組み合わせておき、この外ストラップ２３に格
子状に組み合わされた内ストラップ２１を嵌合させて組
み立てることができる。このため、外ストラップ２３が
内ストラップ２１の四周側端縁から外方に外れるような
ことがなく、これを防止するために、内ストラップ２１
の四周側端縁に突出部を設けるとともに外ストラップ２
３に孔部を設け、前記突出部を前記孔部に貫通させ、そ
の先端部を捻って仮留めするような作業を必要としない
。また、ろう付は後に外ストラップ２３から突出した突
出部を研削除去する必要がなく、研削に伴って外ストラ
ップ２３および内ストラップ２１が変形したり、ろう付
は部のろうまで研削除去してしまうことを防止すること
ができる。このようなことから、多大の労力および時間
を削減することができる。

なお、上記実施例においては、Ｌ型金具３１および３３
を、外ストラップ、２３の内ストラップ２１が接合され
る部分の上端部および下端部の２箇所に設けているが、
これに限る必要はなく、第４図に示すように、上端部お
よび下端部のほかに両者の中間位置にもＬ型金具（凸部
）３５．３５を設けるようにしてもよい。また第５図に
示すように、外ストラップ２３の内ストラップ２１と接
合する部分の上端から下端まで、長尺の断面り字状のＬ
型金具（凸部）３６．３６を設けてもよい。

次に、本発明に係る他の実施例である支持格子４につい
て説明する。この支持格子４においても前記支持格子３
と同様の効果を奏するのは勿論である。

第６図および第７図は、支持格子４の外ストラップ２３
と内ストラップ２１との接合部を示すものである。この
内ストラップ２１には、前記外ストラップ２３と接合す
る端縁の上端部に、上端突出部４１が設けられている。

この上端突出部４１は、小板状になされており、前記内
ストラップ２１から面配向ストラップ２１の板面に垂直
かつ外ストラップ２３に平行に突出して設けられている
。また、前記内ストラップ２１の前記外ストラップ２３
と接合する端縁の下端部には、下端突出部４２が設けら
れている。この下端突出部４２も、前記上端突出部４１
と同様に、小板状になされており、前記内ストラップ２
１から前記内ストラップ２１の板面に垂直かつ外ストラ
ップ２３に平行に突出して設けられている。また、前記
内ストラップ２１の端縁の前記上端突出部４Ｉと下端突
出部４２とからほぼ当距離の位置には、中間突出部４３
が設けられている。この中間突出部４３も、前記上端突
出部４１と同様に、小板状になされている。

そして、この中間突出部４３は、前記内ストラップ２１
から、前記上端突出部４１の突出方向と反対の方向に、
前記内ストラップ２１の板面に垂直かつ外ストラップ２
３に平行に突出して設けられている。

一方、外ストラップ２３の前記上端突出部４１に対向す
る位置には、上端切り起こし部（凸部）４４が設けられ
ている。この上端切り起こし部４４は、前記上端突出部
４１と係合するためのらのであって、前記外ストラップ
２３から小板状に切り起こされて形成されている。この
上端切り起こし部４４は、まず前記外ストラップ２３の
内、前記上端突出部・１１の突出方向端縁の突出方向近
傍の位置から、支持格子４の中心方向へ突出して形成さ
れ、しかる後前記内ストラップ２Ｉの板面に向って垂直
かつ前記外ストラップ２３に平行に突出して形成されて
いる。そして、この上端切り起こし部・１４の前記支持
格子４の中心方向を向く面と反対側の面と、ｎη記外ス
トラップ２３の前記支持格子・１の中心方向を向く面と
の間隔は、前記」二端突出部４Ｉの板厚と略同−に形成
されている。

また、外ストラップ２３の前記中間突出部４３に対向す
る位置には、中間切り起こし部（凸部）４５が設けられ
ている。この中間切り起こし部４５は、前記中間突出部
・１３と係合するためのものであって、前記外ストラッ
プ２３から小板状に切り起こされて形成されている。こ
の中間切り起こし部４５も、前記上端切り起こし部４４
と同（、′ρに、まず前記外ストラップ２３の内、前記
中間突出部４３の突出方向端縁の突出方向近傍の位置か
ら、支持格子４の中心方向へ突出して形成され、しかる
後、前記内ストラップ２１の板面に向って垂直かつ前記
外ストラップ２３に平行に突出して形成されている。そ
して、この中間切り起こし部４５の前記支持格子４の中
心方向を向く面と反対側の而と、前記外ストラップ２３
の前記支持格子４の中心方向を向く面との間隔は、前記
中間突出部４３の板厚と略同−に形成されている。

また、外ストラップ２３の前記下端突出部４２に対向す
る位置には、下端切り起こし部（凸部）４６が設けられ
ている。この下端切り起こし部４６は、前記下端突出部
４２と係合するためのものであって、前記外ストラップ
２３から小板状に切り起こされて形成されている。この
下端切り起こし部４６は、まず、前記外ストラップ２３
の前記下端突出部４２の下端縁の下方近傍の位置から前
記支持格子４の中心方向へ突出して形成され、しかる後
上方に向って前記外ストラップ２３に平行に突出して形
成されている。そして、この下端切り起こし部４６の前
記支持格子４の中心方向を向く面と反対側の面と、前記
外ストラップ２３の前記支持格子４の中心方向を向く面
との間隔は、前記下端突出部４２の板厚と略同−に形成
されている。

このような支持格子４にあっては、内ストラップ２１を
、外ストラップ２３の長手方向および幅方向に位置決め
するこ゛とができるばかりでなく、外ストラップ２３の
板面に垂直な方向に対してら位置決めすることができる
。

「発明の効果Ｊ 以上に説明したように、この発明によれば、外ストラッ
プの内側面に、内ストラップの四周側の端部に係合する
複数の凸部を、前記内ストラップの両側に位置さＵ゛て
形成しているから、予め内ストラップを格子状に組み立
てておくとともに外ストラップを方形に組み立てておき
、外ストラップを内ストラップの四周に嵌合させて組み
立てることができるという効果が得られ、また、外スト
ラップの外周面から突出する部分がなく、したがってこ
の突出部を研削除去する手間を省くことができるばかり
でなく、研削除去に伴い、外ストラップが変形したり、
研削により接合部のろうを削り落としてしまうようなこ
とを防止することができるという効果かえられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である支持格子の外ストラッ
プと内ストラップとの接合部を示す斜視図、第２図は第
１図に示す部分の組立前の状態を内側から見た斜視図、
第３図は第１図に示す部分の組立前の状態を外側から見
た斜視図、第４図は本発明の他の実施例である支持格子
を示す斜視図、第５図は本発明の他の実施例である支持
格子を示す斜視図、第６図は本発明の他の実施例である
支持格子を示す斜視図、第７図は第６図に示す部分の組
立前の状態を内側から見た斜視図、第８図は原子炉用燃
料集合体の一部切欠断面図、第９図は第８図中ＩＸ　−
ＩＸ線に沿う矢視断面図、第１Ｏ図は従来の支持格子用
内ストラップの正面図、第１１図は従来の支持格子用外
ストランプの正面図、第１２図は従来の支持格子の一部
の平面図、第１３図は第１２図中ｘｍ−ｘｍａに沿う矢
視断面図、第１４図は第１２図中の矢印Ｘ■力方向矢視
図、第１５図は方形に組立られた外ストラップに格子状
に組立られた内ストラップを嵌合させろ状態を示す図で
ある。 ｌ・・・・・燃料集合体、３・・・・・・支持格子、４
・・・・・・支持格子、２１・・・・・内ストランプ、
２３・・・・・外ストラップ、３１・・・・・・Ｉ７型
金具（凸部）、３３・・・・・・Ｌ型金具（凸部）、３
５・・　・Ｌ型金具（凸部）、３６・・・・■７型金具
（凸部）１，１・１・・・・・上端切り起こし部（凸部
）、・１５・・・・・中間切り起こし部（凸部）、４６
・・・・・下端切り起こし部（凸部）。 出願人　　三菱原子燃料株式会社 第４図　　　　　　第５図 第６図 ウス ｔ＋７ 第１２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数の内ストラップを格子状に組み合わせ、これら内ス
   トラップの四周に外ストラップを取り付けてなる原子炉
   用燃料集合体の支持格子において、前記外ストラップの
   内側面に、前記内ストラップの四周側の端部に係合する
   複数の凸部を、前記内ストラップの両側に位置させて形
   成したことを特徴とする支持格子。