JPH10142367A - 核燃料束用スペイサ - Google Patents

核燃料束用スペイサ

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JPH10142367A
JPH10142367A JP9184237A JP18423797A JPH10142367A JP H10142367 A JPH10142367 A JP H10142367A JP 9184237 A JP9184237 A JP 9184237A JP 18423797 A JP18423797 A JP 18423797A JP H10142367 A JPH10142367 A JP H10142367A
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cell
strip
spring
strips
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Withdrawn
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JP9184237A
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English (en)
Inventor
Edward Armand Croteau
エドワード・アーマンド・クロテアウ
Robert Bruce Elkins
ロバート・ブルース・エルキンス
Thomas Glenn Evans
トーマス・グレン・エバンス
Harold Bleckley King
ハロルド・ブレックリー・キング
David Grey Smith
デイビッド・グレイ・スミス
Russell Patrick Higgins
ラッセル・パトリック・ヒギンズ
Gerald Martin Latter
ジェラルド・マーティン・ラター
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/34Spacer grids
    • G21C3/356Spacer grids being provided with fuel element supporting members
    • G21C3/3563Supporting members formed only by deformations in the strips
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】部品数及び複雑さを減少し、スペーサに対する
補助的な支持を用いずに燃料束を操作及び搬送する能力
を有する燃料束用スペーサを提供する。 【解決手段】各ストリップは単一平面内に配置された細
長い中心本体部を含み、複数の片持ち梁型のループ・ス
プリング36状の突起が中心本体部の両側に延在してい
て、該突起はストリップの長さに沿って互いに間隔を置
かれている。それぞれの側の各ループ・スプリング状の
突起は核燃料棒と支持接触するスプリング接触部を含ん
でいる。ストリップの各中心本体部に沿って止め部40
が設けられる。ストリップ26の配列及び向きは、格子
の隣接壁が各セル内の燃料棒に係合するループ・スプリ
ング部分を有するようにされる。各止め部はスプリング
部分に対抗して隣接壁内に配置されて、スプリング部分
が各燃料棒を対抗する止め部と係合するようにバイアス
し、これにより燃料棒の位置をスペーサ格子内に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は核燃料束に対する新規で
改良されたスペーサに関し、特に、「エッグクレイト」
型のスペーサに関し、ストリップと共に一体に形成され
たスプリング、止め部、流れタブを有していてスペーサ
を形成し、スペーサの部品の数及び複雑さを減少し、核
燃料棒に対する改良した支持及び接触、且つ、付随的な
支持物なしに操作及び搬送するための燃料束の片側での
支持に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、核燃料束は複数の細長い
燃料棒とそれを包囲する燃料チャンネルを含み、燃料棒
は上部タイプレート及び下部タイプレート間に延在す
る。両タイプレートの間に燃料棒を互いに予定の横断方
向に間隔を置いた位置に支持するため、燃料棒の長さに
沿って長さ方向に間隔をおいて複数のスペーサを配置す
るのが普通である。過去に多くの異なった型のスペーサ
が提案され作られた。例えば、フェルール型のスペーサ
が使われたが、これらは、個別の、典型的には円形の構
成要素を互いに溶接してスペーサ格子を形成し、円形の
構成要素を貫通して燃料棒が延在している。別の型のス
ペーサは、互いにはさみ込んだ複数のストリップを用い
て「エッグクレイト」型のグリッドパターンを形成す
る。即ち、各ストリップは片側に沿って一連の横方向に
間隔が置かれたスロットを有し、それが直角に配置され
たストリップを受け入れてエッグクレイト形状を形成す
る。この形状は核燃料棒を受け入れる複数の略正方形の
開口或いはセルを画定する。この形式の構造の例が米国
特許第5,444,748号に記載されている。
【0003】燃料束の中で燃料棒を比較的固定した位置
にバイアスするためにかなりの数のスプリングを必要と
するスペーサの設計及び構造に伴う多くの問題の一つ
は、スペーサを形成するのに要する部品の数である。例え
ば、多くの設計において、エッグクレイト型の設計でさえ
完成したスペーサを形成するのに余分の部品を必要とす
る。更に、スペーサを横切る圧力降下も考慮しなければ
ならない。部品の複雑さもスペーサの形成に、特に、燃
料棒束が比較的密になるにつれ、かなりの考慮をする。
操作或いは運送中、原子炉内での装着或いは運転中も同
様に、燃料棒のスペーサによる支持に対する考慮もしな
ければならない。例えば、スプリングが用いられる場
合、燃料束を横にして操作及び搬送中、燃料棒の総重量
が、燃料束を直立にして装着した時、スプリングが設計
した位置と異なるように燃料棒を配置するような新しい
向きをスプリングに与えたり、変形するものであっては
ならない。炉心に装着した時、燃料棒を適正な位置に保
持するのに十分な柔軟性をスプリングに与えながら、燃
料棒に過負荷となるようなスプリングのスチフネスも避
けなければならない重要なことである。更に、燃料棒上
の冷却材/減速材を取り去る傾向を最小にするか無くす
ようにスペーサを設計しなければならない。
【0004】
【発明の内容】本発明によれば、部品の数が減少し、複
雑さが減り、製造及び性能に対する能力が改造され、付
随的な支持物を用いずに、操作及び搬送中に燃料束を支
持する能力を有するスペーサを提供する。特に、本発明
によるスペーサは、「エッグクレイト」型のパターンを
形成し、燃料棒のそれぞれに略直線状のセルを画定する
互いに差し込まれた複数のストリップを含む。各ストリ
ップは単一平面内に配置された細長い中心本体部を含
み、複数の片持ち梁型のループ・スプリング状の突起が
中心本体部の両側に延在していて、該突起はストリップ
の長さに沿って互いに間隔を置かれている。それぞれの
側の各ループ・スプリング状の突起は核燃料棒と支持接
触するためセルの中心線に向かって内方へ突き出ている
スプリング接触部を含んでいる。ストリップの各中心本
体部に沿って、好ましくはループスプリングの中間に、
止め部が設けられる。ストリップの配列及び向きは、格
子の隣接壁が各セル内の燃料棒に係合するループ・スプ
リング部分を有するようにされる。各止め部はスプリン
グ部分に対抗して隣接壁内に配置されて、スプリング部
分が各燃料棒を対抗する止め部と係合するようにバイア
スし、これにより燃料棒の位置をスペーサ格子内に固定
する。その結果、各燃料棒は6個の点で、即ち、4個の
スプリング接触点と、対のスプリング接触に対抗する固
い止め部接触の2個で支持される。従って、運用荷重状
態にされたとき、燃料棒に対する安定した支持が達成さ
れる。
【0005】各ループ・スプリングは燃料棒に荷重、し
かし過負荷ではない、をかけるのに十分な柔軟性をもた
らし、且つ、燃料棒を破損するようなスチフネスは避け
ている。スプリング/燃料棒接触点の両側の各ループス
プリングの平らな横方向延長部はスプリングを硬くする
ことなくそのような柔軟性を可能とし、同時にスプリン
グ接触点がストリップの中心部に比較的近くにあるよう
にする。これは、ループ・スプリングが流れの中で偏向
したり、ガタツク傾向を減少する。
【0006】各ストリップは流れタブも有している。ス
トリップが組み立てられたとき、流れタブは各セルの隣
接壁部の近くで、各スペーサの下流側にあり、臨界出力
性能を増加するために冷却材/減速材が燃料棒に流れる
ように所望の形に捩ることができる。流れタブは、スプ
リングと止め部と一緒に、すべてストリップと一体に形
成され、ストリップ全体が連続打ち抜き加工で形成され
る。
【0007】前述した構成により、スペーサを形成する
に必要な部品の数がかなり減少することが分かる。スペ
ーサの周りのバンドを除いて、スペーサは、スプリン
グ、止め部及び流れタブを一体に組み込んだスペーサ・
ストリップを互いに差し込んで形成される。このエッグ
クレイト型の設計と、スプリング、止め部及び流れタブ
がストリップと一体であることとにより、集成体に必要
な部品の数は、部品の複雑さと同様減少される。ストリ
ップを互いに固定する溶接が、直交関係にあるストリッ
プ間の各接合部の所でスペーサの両側に沿って行われ
る。ストリップの端にあるタブを受入るスロットを間隔
をおいて有している周囲のバンドも、ストリップの端に
溶接されて、スペーサを完成する。
【0008】このスペーサの設計で重要な点は、スペー
サの各セルの共通の対の側縁に沿っての止め部の方向づ
けである。各スペーサの二つの同じ側縁の上に各セルの
止め部の方向を向けて、燃料束集成体を横に配置し、ス
プリングではなく止め部によって燃料棒及び束の総重量
を支持して操作することが出来る。さもなければ、スプ
リングはゆがみを受け、その結果、燃料棒を設計した位
置に無駄にバイアスをかけることになるであろう。
【0009】本発明の好適実施例では、互いに間隔を置
いて略平行に延在し、一平面上に在る第1の中央本体部
を有する複数の細長い金属ストリップの第1組と、互い
に間隔を置いて略平行に延在し、一平面上に在る第2の
中央本体部を有する複数の細長い金属ストリップの第2
組とを含み、第1組と第2組のストリップの中央本体部
は相互に差し込まれ、且つ、互いに略直角に延在して格
子を形成し、格子は互いに間隔をおいて複数のセルを画
定し、各セルは中心軸を有していて核燃料棒を受け入れ
るようにした、核燃料束用のスペーサを提供する。各ス
トリップはその中央本体部からスペーサの両側の一方へ
突き出ていて一様な間隔にある複数のループ・スプリン
グを含み、そのループ・スプリングは各ストリップの中
央本体部の前記平面から一方の側へ突き出ていて、各ル
ープ・スプリングは一方の側に面する燃料棒接触部を有
し、各ストリップの中央本体部はストリップの一方の側
とは反対の側に突出する止め部を含み、止め部はストリ
ップの両側に突出するループ・スプリングの各対の間に
ある。第1組と第2組のストリップの相互に差し込まれ
たストリップの隣接する第1対の壁はセルの中心線に向
かって突出するループ・スプリングを有する各セルを画
定し、第1組と第2組のストリップの相互に差し込まれ
た他方のストリップによって画定される各セルの隣接す
る第2対の壁は各セルに突出する止め部を有し、これに
より、セル内に略同軸に配置された燃料棒と6個の接触
点を確立する。
【0010】本発明の更に好適な実施例では、相互に差
し込まれ略直線状格子を形成する複数のストリップを含
み、格子は核燃料棒を受け入れる複数の多壁セルを画定
し、各セルの第1の隣接壁はスペーサの両側に片持ち梁
されたスプリングを有し、スプリングはその末端の近く
に燃料棒接触部を有し、各セルの前記第1の隣接壁とは
異なる第2の隣接壁のそれぞれは、前記スプリングの前
記接触部の中間で第1の隣接壁の一つの壁の片持ち梁型
スプリングに開口を挟んで対抗したスペーサ内の位置に
配置された止め部を有し、スプリングと止め部は各スト
リップと一体に形成される。
【0011】従って、本願発明の第一の目的は、部品数
及び複雑さを減少し、性能が改良され、スペーサに対す
る付随的な支持物を用いずに、燃料束を操作及び搬送す
る能力を有する新規で改良されたスペーサを提供するこ
とである。
【0012】
【発明の最良の実施例】図1は上部タイプレート14と
下部タイプレート16の間に支持された複数の燃料要素
即ち棒12を含む核燃料集合体全体を10を示してい
る。燃料棒12は燃料束に沿って垂直に間隔をおいて配
置された複数の燃料棒スペーサ18貫通している。スペ
ーサ18は細長い燃料棒12を互いに間隔を置いて保持
する中間の支持をもたらし、且つ燃料棒の横方向の振動
を拘束する。図1に関してみると、燃料棒は8×8の配
列で示されている。しかし、本発明は異なる配列の燃料
棒、例えば、10×10又は11×11配列、に同様に
適用でき、後者の配列のスペーサは図2に示されてい
る。
【0013】各燃料棒は細長い管から形成され、核燃料
ペレット及び他の材料が管内に端栓によって封じ込めら
れている。下部端栓は下部タイプレート16に形成され
ている穴と整合し、上部端栓は上部タイプレート14内
の空所内に配置される。更に燃料集成体は断面が略正方
形のチャネル20を含み、チャネルは上部及び下部タイ
プレートとスペーサの上をすべりばめとなる寸法とされ
ていて、チャネル、タイプレート、燃料棒、及びスペー
サを含む核燃料束を移動することが出来る。
【0014】図2には、本発明によるスペーサ18が示
されている。スペーサ18は、互いに差し込まれた直交
関係のストリップから形成される「エッグクレイト」型
である。図示のように、ストリップは燃料棒12を受け
入れるセル22を画定し、図示の構成では一つ以上のウ
オータロッドのための中央開口がある。更に、バンド2
4がエッグクレイト・バンドの周囲を形成し、相互に差
し込まれてエッグクレイト型のスペーサを形成するスト
リップの両端に、例えば溶接により固定される。
【0015】図3を見ると、薄い金属、例えば、ジルコ
ニウム合金、インコネル又はステンレス鋼、から形成さ
れた第1組のストリップ26が用意され、同様の材料か
ら形成された第2組のストリップ28(図6)と相互に
差し込まれる。ストリップ26は中央バンド或いは本体
部30を含み、本体部は、ストリップの長さ沿って互い
に間隔を置かれ、且つ、一体形成の素子34によって結
合された本体部分片32を有し、素子34は本体部分片
32の平面から突き出ている。素子34はその両端から
本体部分片32の上縁及び下縁を越えて延びてスプリン
グ36、38を形成し、該スプリングはストリップの両
側に沿って内方に突き出る部分を有している。素子34
はそれぞれ突出する止め部40を有し、止め部40は好
まし形状は、金属材料からあけられたダボの様なもの
で、ストリップのスプリング36、38とは反対側へ延
び、そのダボ40はストリップの中間線即ちその水平線
に沿って存在する。
【0016】スプリング36、38はそれぞれループ・
スプリング型である。即ち、各スプリング36は横方向
に延びる弧状脚部分36a及び36bを含み、各スプリ
ング38は横方向に延びる弧状脚部分38a及び38b
を含む。スプリング脚部分36a、36b及び38a、
38bは素子34の側辺を越えて横方向に突き出て、一
体となってそれぞれ閉ループ42、44を形成する。ル
ープ42、44は内方へ突出する部分42a及び44a
を有し、部分42aはスプリング・ダボ46を有し、ル
ープ突出部分44aはスプリング・ダボ48を有する。
ダボ46及び48はストリップの止め部38の反対側に
突出している。横方向に隣り合ったループ・スプリング
36、又は、38は互いに近くにあるが、十分に間隔を
置かれて、下記のように、直交関係のストリップをスペ
ーサの一方の側に沿って挿入することが出来る。
【0017】ストリップ26の中央本体部30はそれに
沿って間隔をおいてスロット50を含み、該スロットは
ストリップ26の一方の縁に沿って開いている。図3の
ストリップでは、一対の流れタブ52が、スロット50
の両側に中央本体部30から突出する素子として形成さ
れる。スロット50はストリップの中心線に沿ってある
中心円孔54で終端していて、ストレス除去孔を与えス
トリップの製造を容易にする。流れタブ52は図5に示
すようにストリップの連続打ち抜き形成中に捩られる。
【0018】図6に示す第2のストリップ28は、同様
に形成され、只一つの違いは中央本体部に形成されるス
ロット50にある。このストリップでは、スロット50
は素子34の間で、流れタブ48と反対のストリップ2
8の縁に沿って中央本体部の反対側の側縁まで延在して
いる。従って、ストリップ26と28を互いに直角に差
し込んで図2に示す格子パターンを形成し、スロット5
0及び52は相互に直角のストリップの部分片32に係
合するようにすることが出来る。図示のようにストリッ
プを互いに差し込む場合、スペーサのセルの互いに直交
する一対の隣接側部のそれぞれにあって本体部から突出
するループ・スプリング36と38は本体部26及び2
8の平面から突き出てセル内の燃料棒と接触することが
分かる。各ループ・スプリングと向かい合って、向かい
合う対の直交関係の隣接側部にあるのが止め部38であ
る。従って、スプリングは各セルの一対の隣接する互い
に直角の壁に沿って在り、一方、止め部は各セルの反対
側の一対の互いに直角の隣接する壁に沿って存在する。
その結果、各セルを形成するストリップとセル内の燃料
棒との間に接触する点が6個あり、4個のループ・スプ
リングと2個の中央に配置された止め部である。
【0019】上述の設計では、スペーサを形成する部分
品の数は、スプリング、固い止め部及び流れタブを各ス
トリップに直接一体にして、かなり減少することが出来
る。ストリップを組み立ててスペーサ格子を形成するに
あたり、相互に直角のストリップのそれぞれの上部及び
下部接合部でスポット溶接を形成してスペーサを完成す
ることができる。スペーサを取り囲む周辺バンドはスト
リップの先端タブ60を受け入れるスロットを有し、先
端タブ60とバンドは互いに溶接される。この多ストリ
ップの技術思想は各ストリップを信頼性のある連続打ち
抜き製造技術により各ストリップを作ることにより設計
の簡易性を達成し、且つ、この技術は経費に無駄がな
く、迅速である。スプリング、固い止め部、及び流れタ
ブをスプリングと一体に形成し、エッグクレイト式に組
み立てるので、各セルの形成を完成するのにバラの部品
がないので、ストリップを組み立ててスペーサ格子を形
成するは簡単に行える。ストリップは溶接する前に取り
付け具の中に整列させて、スプリングはすべてスペーサ
の中で同じ方向を向くようにする。固い止め部もスペー
サ内で同じ向きを向くように同じように配置される。溶
接は最初にスペーサの一方の側に行われる。それから、
スペーサを取り付け具の上でひっくり返し、スペーサの
他方の側を溶接する。更に、各セルの固い止め部はスペ
ーサの共通の側面に同じ向きにして、スペーサを水平に
置くことができ、燃料集成体をスペーサの水平の縁によ
って支え、燃料棒の重量を固い止め部で支える。その結
果、スプリングは操作及び搬送中、応力を受けたり、ゆ
がみを受けない。
【0020】以上、本発明の最も実際的で且つ好まし実
施例と考えられるものについて説明したが、本発明は開
示した実施例に限定されるものではなく、様々な改変と
対等構成が本発明の概念及び特許請求の範囲内に包含さ
れるものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図示を簡単にするため部分を切り取った核燃料
束の部分断面図。
【図2】図1に示す燃料束用の本発明により構成された
スペーサの平面図。
【図3】スペーサのエッグクレイト構造の一部を形成す
るストリップの側面図。
【図4】図3に示すストリップの端面図。
【図5】図3に示すストリップの側端面図。
【図6】図3と同様の図であり、図3のストリップ及び
他のストリップと差込まれて、スペーサのエッグクレイ
ト構造を形成するため直角に向けられるストリップを示
す。
【符号の説明】
12 燃料棒 14 上部タイプレート 16 下部タイプレート 18 スペーサ 20 チャネル 22 セル 24 バンド 26、28 ストリップ 36、38 スプリング 40 止め部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このスペーサの設計で重要な点は、スペー
サの各セルの共通の対の側縁に沿っての止め部の方向づ
けである。各セルの二つの同じ側縁の上に各セルの止め
部の方向を向けて、燃料束集成体を横に配置し、スプリ
ングではなく止め部によって燃料棒及び束の総重量を支
持して操作することが出来る。さもなければ、スプリン
グはゆがみを受け、その結果、燃料棒を設計した位置に
無駄にバイアスをかけることになるであろう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】スプリング36、38はそれぞれループ・
スプリング型である。即ち、各スプリング36は横方向
に延びる弧状脚部分36a及び36bを含み、各スプリ
ング38は横方向に延びる弧状脚部分38a及び38b
を含む。スプリング脚部分36a、36b及び38a、
38bは素子34の側辺を越えて横方向に突き出て、一
体となってそれぞれ閉ループ42、44を形成する。ル
ープ42、44は内方へ突出する部分42a及び44b
を有し、部分42aはスプリング・ダボ46を有し、ル
ープ突出部分44bはスプリング・ダボ48を有する。
ダボ46及び48はストリップの止め部40の反対側に
突出している。横方向に隣り合ったループ・スプリング
36、又は、38は互いに近くにあるが、十分に間隔を
置かれて、下記のように、直交関係のストリップをスペ
ーサの一方の側に沿って挿入することが出来る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図6に示す第2のストリップ28は、同様
に形成され、只一つの違いは中央本体部に形成されるス
ロット50にある。このストリップでは、スロット50
は素子34の間で、流れタブ52と反対のストリップ2
8の縁に沿って中央本体部の反対側の側縁まで延在して
いる。従って、ストリップ26と28を互いに直角に差
し込んで図2に示す格子パターンを形成し、スロット5
0及び52は相互に直角のストリップの部分片32に係
合するようにすることが出来る。図示のようにストリッ
プを互いに差し込む場合、スペーサのセルの互いに直交
する一対の隣接側部のそれぞれにあって本体部から突出
するループ・スプリング36と38は本体部26及び2
8の平面から突き出てセル内の燃料棒と接触することが
分かる。各ループ・スプリングと向かい合って、向かい
合う対の直交関係の隣接側部にあるのが止め部40であ
る。従って、スプリングは各セルの一対の隣接する互い
に直角の壁に沿って在り、一方、止め部は各セルの反対
側の一対の互いに直角の隣接する壁に沿って存在する。
その結果、各セルを形成するストリップとセル内の燃料
棒との間に接触する点が6個あり、4個のループ・スプ
リングと2個の中央に配置された止め部である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ブルース・エルキンス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ソーミル・クリーク・レ ーン、8812番 (72)発明者 トーマス・グレン・エバンス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ノース・ハンプトン・ロ ード、302番 (72)発明者 ハロルド・ブレックリー・キング アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ライツビル・ビーチ、アイランド・ドライ ブ、10番 (72)発明者 デイビッド・グレイ・スミス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 レランド、ベルビディアー・コート、125 番 (72)発明者 ラッセル・パトリック・ヒギンズ アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、レッド・ベリー・ドライ ブ、3325番 (72)発明者 ジェラルド・マーティン・ラター アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、キャノン・ロード、205 番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに間隔を置いて略平行に延在し、一平
    面上に在る第1の中央本体部を有する複数の細長い金属
    ストリップの第1組と、互いに間隔を置いて略平行に延
    在し、一平面上に在る第2の中央本体部を有する複数の
    細長い金属ストリップの第2組とを含み、前記第1組と
    第2組のストリップの前記中央本体部は相互に差し込ま
    れ、且つ、互いに略直角に延在して格子を形成し、該格
    子は互いに間隔をおいて複数のセルを画定し、各セルは
    中心軸を有していて核燃料棒を受け入れるようにされ、
    前記ストリップはそれぞれその前記中央本体部から前記
    スペーサの両側の一方の側に突き出る複数のループ・ス
    プリングを含み、前記ループ・スプリングは各ストリッ
    プの中央本体部の前記平面から一方の側へ突き出てい
    て、各ループ・スプリングは前記一方の側に面する燃料
    棒接触部を有し、各ストリップの前記中央本体部はスト
    リップの前記一方の側とは反対の側に突出する止め部を
    含み、該止め部はストリップの両側に突出するループ・
    スプリングの各対の間にあり、前記第1組と第2組のス
    トリップの相互に差し込まれストリップの隣接する第1
    対の壁は前記セルの中心線に向かって突出する前記ルー
    プ・スプリングを有する各セルを画定し、前記第1組と
    第2組のストリップの相互に差し込まれ他方のストリッ
    プによって画定される各セルの隣接する第2対の壁は各
    セルに突出する前記止め部を有し、これにより、前記セ
    ル内に略同軸に配置された燃料棒と6個の接触点を確立
    する核燃料束用のスペーサ。
  2. 【請求項2】各セルの中心線に向かって突出する少なく
    とも一対の流れタブを含む、請求項1記載のスペイサ。
  3. 【請求項3】セルの各隅に近接し、且つ、前記セルの中
    心線に向かって突出して冷却材/減速材を燃料棒上に差
    し向ける流れタブを含む、請求項1記載のスペイサ。
  4. 【請求項4】各セルに対する止め部が前記スペーサの単
    一の縁に面するように向けて前記ストリップを前記スペ
    ーサ内に配列する請求項1記載のスペイサ。
  5. 【請求項5】前記ループ・スプリングを、前記セルの軸
    に向かい或いは遠ざかる弾性的曲折運動のために、前記
    本体部に弾性的に装着された請求項1記載のスペイサ。
  6. 【請求項6】各ストリップの両側に沿う前記ループ・ス
    プリングが前記中央本体部から片持ち梁されている請求
    項1記載のスペイサ。
  7. 【請求項7】核燃料棒を受け入れる複数の多壁セルを画
    定する略直線状格子を形成する相互に差し込まれた複数
    のストリップを含む核燃料束用のスペイサであって、各
    セルの第1の隣接壁は前記スペーサの両側に片持ち梁さ
    れたスプリングを有し、該スプリングはその末端の近く
    に燃料棒接触部を有し、前記各セルの前記第1の隣接壁
    とは異なる第2の隣接壁は、前記スプリングの前記接触
    部の中間で前記第1の隣接壁の一つの壁の前記片持ち梁
    されたスプリングに開口を挟んで対抗したスペーサ内の
    位置に配置された止め部を有し、前記スプリングと止め
    部は前記ストリップのそれぞれと一体に形成される、核
    燃料束用のスペーサ。
  8. 【請求項8】各セルの中心線に向かって突出する少なく
    とも一対の流れタブを含む、請求項7記載のスペイサ。
  9. 【請求項9】セルの各隅に近接し、且つ、前記セルの中
    心線に向かって突出して冷却材/減速材を燃料棒上に差
    し向ける流れタブを含む、請求項7記載のスペイサ。
  10. 【請求項10】各セルに対する止め部が前記スペーサの
    単一の縁に面するように向けて前記ストリップを前記ス
    ペーサ内に配列する請求項7記載のスペイサ。
  11. 【請求項11】前記ループ・スプリングを、前記セルの
    軸に向かい或いは遠ざかる弾性的曲折運動のために、前
    記本体部に弾性的に装着された請求項7記載のスペイ
    サ。
JP9184237A 1996-07-10 1997-07-10 核燃料束用スペイサ Withdrawn JPH10142367A (ja)

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US08/678,046 US5757874A (en) 1996-07-10 1996-07-10 Multi-spring strip spacer for nuclear fuel bundles
US08/678046 1996-07-10

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EP0818789A1 (en) 1998-01-14
US5757874A (en) 1998-05-26

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