JPH07287088A - 原子炉燃料集合体 - Google Patents

原子炉燃料集合体

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JPH07287088A
JPH07287088A JP7080738A JP8073895A JPH07287088A JP H07287088 A JPH07287088 A JP H07287088A JP 7080738 A JP7080738 A JP 7080738A JP 8073895 A JP8073895 A JP 8073895A JP H07287088 A JPH07287088 A JP H07287088A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スペーサ横断面積を最小にし、各燃料棒周り
の有効な冷却材の流れ領域を最大とする。 【構成】 燃料集合体の上下格子構造物が、第1組の互
いに平行な真っ直ぐな格子帯板と、その中を燃料棒が貫
通して延びその燃料棒に対して作用する矩形のセルの格
子を形成するために第1組の格子帯板と交差してかみ合
わされている第2組の互いに平行な真っ直ぐな格子帯板
と、互いに交差してかみ合わされている第1組および第
2組の格子帯板の周りを延び第1組および第2組の格子
帯板がそれに取り付けられ且つ複数のディンプルを有し
ている周辺帯板とから構成され、下側および上側の両格
子構造物が互いに平行に位置され、上側格子構造物にお
ける矩形の各セルが下側格子構造物における矩形の各セ
ルと重なり合うように互いに90°ずらして方向づけら
れ、上側と下側の両格子構造物におけるセルが燃料棒に
共働して作用し、燃料棒を4つの側面において支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉の燃料集合体に関
し、特にスペーサあるいはスペーサ格子に関する。一般
にスペーサあるいはスペーサ格子は燃料集合体の長手方
向に沿って所定の間隔を隔てて置かれ、燃料棒を横方向
に支え、燃料棒相互の間隔を保ち且つ燃料棒を固定位置
に維持するために使用される。
【0002】
【従来の技術】原子炉の炉心は核燃料を含み、この核燃
料は燃料集合体にまとめられている燃料棒の形をしてい
る。燃料集合体の群は核分裂反応を制御できる炉心を形
成するためにマトリックスに配置されている。
【0003】各燃料棒は例えば直径が約0.4インチで
長さが8〜15フィートの細長い部材であり、一般に被
覆管によって包囲されている燃料ぺレットの積層体の形
をした燃料を含んでいる。縦方向に延びる複数の部材を
一緒にまとめて燃料集合体を形成する燃料棒は、二つの
平行な終端プレート即ち上側タイプレートと下側タイプ
レートによって支持されている。これらのプレートは普
通は相互にタイロッドあるいは別の構成要素によって結
合されている。
【0004】また各燃料集合体あるいは束は非燃料支持
部材も含んでいる。例えば核分裂率を制御する制御棒の
通路を形成する案内管、炉心内計装用の計装管、スペー
サ捕捉棒、燃料集合体内における中性子減速を修正する
ためのウォータロッドを含んでいる。互いに隣接する燃
料棒間の間隔は冷却材および/または減速材がその中を
循環する流れチャネルを形成する。軽水炉においては冷
却材および減速材は水である。燃料集合体における燃料
棒の横方向の支えおよび相互間隔の維持はスペーサある
いはスペーサ格子によって行われている。
【0005】加圧水形原子炉、沸騰水形原子炉、高温ガ
ス冷却形原子炉あるいは他の形式の原子炉であろうとな
かろうと、燃料集合体あるいは燃料棒束は、燃料棒を固
定位置に維持し、全く振動しないようにし、通常状態お
よび他の運転状態において燃料棒の反りあるいは横方向
への変位を阻止する機能を有している。更に、燃料棒を
固定位置に維持することによって、本来の冷却および中
性子減速が達成できる。燃料集合体あるいは燃料棒束に
おいて燃料棒を固定位置に維持する働きをし、これによ
って本来の燃料冷却を容易にする装置はスペーサであ
る。
【0006】横支えをするスペーサあるいはスペーサ格
子は一般に燃料棒の種々の軸方向膨張を許すように設計
されている。スペーサ格子内に組み込まれたばねはスペ
ーサ格子に対して燃料棒が若干滑動できるようにするた
めに利用されている。設計によってはスペーサ格子は、
照射中における燃料棒の軸方向長さの僅かな変化を吸収
するために軸方向に少しだけ自由に動けるようにされ
る。
【0007】スペーサが燃料棒並びに燃料集合体の構造
部材に固く結合されていると、燃料棒の成長および隣接
する燃料棒の熱膨張による軸方向の相対運動が、局所的
に燃料棒を歪めたり曲げたりするおそれがある。
【0008】スペーサは規則的な間隔を隔てて位置決め
されることによって、燃料集合体の長て方向に沿って燃
料棒間の間隔が維持される。スペーサはジルコニウム基
合金板、あるいはしばしばインコネルまたはステンレス
鋼で作られ、種々の複雑な形状の多数の帯板で構成さ
れ、手作業で正確に組み合わされ、続いて溶接あるいは
ろう付けされる。スペーサは一般に卵を詰める枠の形を
し、各スペーサセルは所望の棒間隔を維持するためにデ
ィンプルおよび/またはばねのような形状を有してい
る。時々、管類の短い区域がその縁の部分に沿って他の
管と溶接されるのに利用されている。従ってばねおよび
ディンプルは燃料棒をその本来の横方向位置に維持す
る。しかし照射の影響下においては、燃料棒ピッチ(即
ち棒間間隔)の望ましくない変化が生じ、燃料棒とスペ
ーサとの間に隙間あるいは空間を生じ、燃料棒および/
またはスペーサ格子が振動してしまう可能性を増大す
る。そのような隙間、燃料棒ピッチの変化および振動は
燃料棒に摩耗腐食および破損を生じさせる。更に燃料が
照射されたとき、燃料棒は「クリープダウン」として知
られている収縮あるいは縮径を生ずる。このクリープダ
ウンは燃料棒被覆管とスペーサとの間に隙間を生じ、燃
料棒に摩耗腐食を生ずるかそれを助長する。
【0009】スペーサは細い部材であり、最小の横断面
積を有していなければならない。理想的にはスペーサは
減速材および冷却材の流れに対して何等妨害せず、一方
では所望の横方向の強度を備えている。しかし実際のス
ペーサは流れ領域を減少し、また流れ抵抗を増大し、冷
却材流を制限し、望ましくない圧力降下を生ずる。従っ
てスペーサの特別な形状によっては、局所的あるいは非
局所的な望ましくない流れ分配、制限あるいはゆがみを
生ずるかこれを助長する。
【0010】例えばスペーサの製造は、個々の部品の成
形およびスペーサ格子を形成するための組立およびこれ
らの部品の溶接に大きな労力を必要とする。これらの多
数の作業は自動化が可能である。しかしスペーサの製
造、組立および結合を自動化しても、複雑なデザインの
ために高い製造費用および点検費用が生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冷却
材流を妨げるようなスペーサの横断面積を最小にするこ
とによって、各燃料棒の周りの冷却材の有効な流れ領域
を最大にすることにある。
【0012】更に本発明の課題は、スペーサの設計によ
ってスペーサの組立を単純化することにある。
【0013】本発明の別の課題は、上述した利点を備え
たスペーサを、一般のスペーサよりも安価に製造し、試
験し、点検し、同時に全般的に品質および信頼性を増大
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によればこれらの
課題は、燃料棒を位置決めし保持するためのスペーサを
有している燃料集合体において、そのスペーサが上側格
子構造物と下側格子構造物から構成され、上下の各格子
構造物が、第1組の互いに平行な真っ直ぐな平らな格子
帯板と、その中を燃料棒が貫通して延びその燃料棒に対
して作用する矩形セルの格子を形成するために第1組の
格子帯板と交差してかみ合わされている第2組の互いに
平行な真っ直ぐな平らな格子帯板と、互いに交差してか
み合わされている第1組および第2組の格子帯板の周り
を延び第1組および第2組の格子帯板がそれに取り付け
られ且つ多数のディンプルを有している周辺帯板とから
構成され、下側格子構造物および上側格子構造物が互い
に平行に配置され、上側格子構造物における矩形の各セ
ルが下側格子構造物における矩形の各セルと重なり合う
ように互いに90°ずらして方向づけられ、上側格子構
造物におけるセルおよび下側格子構造物におけるセルが
それらの中に配置されている燃料棒に共働して作用し、
燃料棒を4つの側面において支持することによって解決
される。
【0015】
【実施例】以下図面に示した実施例を参照して本発明を
詳細に説明する。
【0016】図1における沸騰水形原子炉の燃料集合体
10は9本×9本の配列で細長い燃料棒12を有してい
る。これらの燃料棒12には核燃料ペレットが詰められ
ている。燃料棒12は下側タイプレート14と上側タイ
プレート16との間に支持されている。燃料棒12は本
発明に基づく簡易形スペーサ格子18を貫通している。
この図には2つの簡易式スペーサ格子18しか示されて
いない。簡易式スペーサ格子18は燃料集合体10の全
長にわたって燃料棒12を中間支持し、燃料棒12の相
互間隔を維持し、燃料棒の横方向の変位を阻止してい
る。各簡易式スペーサ格子18は2つの格子構造物即ち
上側格子構造物18aと下側格子構造物18bとを含ん
でいる。これら上下の格子構造物18a、18bは機構
的には同形をし、互いに平行に位置しているが、後述す
るように燃料集合体の内部において互いに90°ずらさ
れて配置されている。燃料棒12の配列の中央に内側ウ
ォータチャネル44が設けられている。内側ウォータチ
ャネル44は中央の3本×3本の燃料棒と置き換えられ
ている。燃料棒12およびスペーサ格子18は外側チャ
ネル11で取り囲まれている。特に9本×9本の燃料棒
を配列した実施例が示されているが、これは単に例示と
して選択されているに過ぎない。本発明は当該技術者に
おいて他の形式の沸騰水形原子炉燃料集合体に対して
も、あるいは図1に示されていない燃料棒の配列に対し
ても適用できる。本発明は、それに限定されないが8本
×8本、10本×10本、11本×11本の燃料棒の配
列にも、燃料棒の一部の長さがウォータロッド/管/チ
ャネル/並びに他の非燃料支持構成要素で置き換えられ
ているものにも適用できる。
【0017】図2に示すスペーサ格子18の上側格子構
造物18aは外側チャネル11が省かれ内側ウォータチ
ャネル44が部分的に省かれて斜視図で示されている。
燃料棒はその3本を除いてすべて省かれ、それら3本の
燃料棒も分り易くするために短くして示されている。
【0018】スペーサ格子18のそれぞれ上下の格子構
造物18a、18b(図3)は平行な2組の格子帯板で
構成されている。即ち図2に示されている上側格子構造
物18aは、格子帯板20aと格子帯板22aを交差し
かみ合わせて形成されている。各格子帯板20aおよび
格子帯板22aはそれぞれ図4(A、C)に示されてい
るように平らな細長い帯板で作られている。格子帯板2
0a、22aはそれぞれ切欠き24a、26aを備えて
いる。格子帯板20a、22aが矩形の開口あるいはセ
ル30a、32a、34aの格子を形成するために組み
立てられるとき、それらの切欠き24a、26aは互い
にぴったりかみ合わされる。燃料棒はそれらの各セル3
0a、32a、34aを貫通して延びる。帯板20a、
22aはそれらの交差個所の上縁あるいは下縁またはそ
の両方において溶接されるか別の方式で固定され、ある
いは溶接あるいは接着を省くことができる。各格子帯板
20a、22aの両端は尖端40aを有している。これ
らの尖端40aは、互いに交差しかみ合わされている一
組の格子帯板20a、22aの周りを延びている周辺帯
板42aにある対応した凹所46aに正確にはまり込む
ように形成されている。図2において内側ウォータチャ
ネル44を形成するために、中央の9個のセルを構成す
る格子帯板20a、22aの部分が省かれている。
【0019】燃料棒支持セル30aは断面正方形をして
いる。支持セル30aの各側壁の内のり幅は燃料棒の外
径に相応している。セル30aの各側壁は燃料棒に接触
し、これによってそれを支持している。
【0020】燃料棒支持セル32aは断面矩形をしてい
る。支持セル32aの内のり幅も燃料棒の外径に相応し
ている。セル32aの長い方の内側壁は燃料棒に接触
し、これによって燃料棒を支持している。支持セル32
aの短い方の壁は燃料棒の外径に接触しない。
【0021】セル34aは断面正方形をし、それを包囲
している4個の矩形セル32aの壁によって形成されて
いる。セル34aの壁は燃料棒の外径より長く、従って
セル34aを通過する燃料棒に接触しない。
【0022】図8には分り易くするためにほとんどの燃
料棒を省いて上側格子構造物18aが横断面図で示され
ている。図2および第8に示されているように、各燃料
棒支持セル30aはそれを通過する燃料棒を4つの側面
で支持するが、燃料棒支持セル32aはそれを通過する
燃料棒をそのセル32aの両側の2つの側面でのみ支持
する。セル34aは燃料棒を支持せず、それが接触せず
にセルを通過することを許している。セル32aおよび
セル34aを通過する燃料棒は、これによって上側格子
構造物18aにおいて4つのすべての側面で支持され
ず、それぞれ下側格子構造物18bの支持セル32bお
よび支持セル30bの中にそれぞれ支持される。従って
これらの各セル内における燃料棒は各スペーサ格子18
によって4つのすべての側面で支持される。
【0023】上側格子構造物18aの4個のコーナーに
ある支持セル36aおよび半分の最外側あるいは周辺の
支持セル38aは周辺帯板42aに形成されているディ
ンプル48aを有している。これらのディンプル48a
は各コーナー支持セルおよび周辺支持セルにおいて燃料
棒を支持する働きをする。図5に示されているように、
上側格子構造物18aの各コーナー支持セル36aは燃
料棒を支持する格子帯板と反対側に支持突起48aを有
している。これによって各コーナー支持セル36aにお
ける燃料棒は両側の側面で支持されている。半分の周辺
支持セル38aはそれぞれ帯板20aと反対側に支持突
起48aを有している。
【0024】上述したように下側格子構造物18bは機
構的に上側格子構造物18aと同形をしている。下側格
子構造物18bの各構成要素は上側格子構造物18aに
おけるものと同じである。上側格子構造物の各構成要素
を下側格子構造物のものと区別するために、各構成要素
がそれぞれ上側格子構造物あるいは下側格子構造物に位
置しているかを表すためにそれらに「a」あるいは
「b」を付してある。スペーサ格子18は互いに平行に
位置する上側格子構造物18aと下側格子構造物18b
から構成され、上側格子構造物18aは内側のウォータ
チャネル44(図2、図3、図8、図9参照)によって
形成されている軸線を中心として下側格子構造物18b
に対して90°回転してずらされている。
【0025】各燃料棒12はスペーサ格子18によって
4つの側面で支持されている。燃料集合体の内部に位置
する第1群の燃料棒は上側格子構造物18aにおけるセ
ル30aおよび下側格子構造物18bにおけるセル34
bを通過している。各燃料棒はそれぞれ上側格子構造物
18aの支持セル30aの中に4つの側面で支持されて
いるが、下側格子構造物18bにおけるセル34bの中
では支持されていない。その第2群の燃料棒は上側格子
構造物18aの支持セル32aの中で両側の側面で支持
され、また下側格子構造物18bの支持セル32bの中
に両側の側面で支持されている。上側格子構造物18a
のセル34aを通過する第3群の燃料棒は下側格子構造
物18bの支持セル30bにおいて4つの側面で支持さ
れている。
【0026】上側格子構造物18aの各コーナーの支持
セル36aの場合と同様に、下側格子構造物18bにお
ける各コーナーの支持セル36bは、コーナー支持セル
内で燃料棒を支持している格子帯板と反対側にディンプ
ル48bを有している。燃料集合体の各コーナーにおけ
る燃料棒は4つの側面で2個のディンプル48a、48
bおよび上下の格子構造物の格子帯板20a、20bに
よって支持されている。上側格子構造物18aの各周辺
セル38aの場合と同様に、下側格子構造物18bにお
ける各周辺支持セル38bは、周辺セル内に燃料棒を支
持する格子帯板と反対側に支持突起を有している。燃料
集合体において各周辺セルの中に位置する燃料棒は4つ
の側面で周辺帯板にある支持突起によって、一方の格子
構造物(例えば上側格子構造物)および第2の(例えば
下側の)格子構造物の互いに平行な2つの格子帯板と一
緒に、あるいは一方の格子構造物の互いに交差する3つ
の格子帯板と一緒に支持されている。(図10参照)。
【0027】図9は図1におけるIX−IX線に沿った
燃料集合体の横断面図であり、分り易くするためにほと
んどの燃料棒を省いて下側格子構造物18bを示してい
る。各燃料棒は下側格子構造物18bにおけるセルを貫
通している。上側格子構造物18aのセル34aを貫通
して延びるこれらの燃料棒は4つの側面で、下側格子構
造物18bの燃料棒支持セル30bによって支持されて
いる。同様に、上側格子構造物18aを貫通して延びる
燃料棒は2つの側面で、上側格子構造物18aの燃料棒
支持セル32aによって支持され、下側格子構造物18
bの燃料棒支持セル32bによって両側の側面で支持さ
れている。そして上側格子構造物18aのセル34aを
支持されずに貫通して延びる燃料棒は、下側格子構造物
18bの燃料棒支持セル30bによって4つの側面で支
持されている。
【0028】上側格子構造物18aのセルと下側格子構
造物18bのセルとの重なりは図10における横断面図
に示されている。燃料集合体の各燃料棒はそれぞれ4つ
の側面で支持されている。各燃料棒の4つの側面におけ
る支持は、(a)上側格子構造物における燃料棒支持セ
ル30aによって、あるいは(b)下側格子構造物にお
ける燃料棒支持セル30bによって、あるいは(c)上
側格子構造物における燃料棒支持セル32aと下側格子
構造物における燃料棒支持セル32bとによって、また
は(d)上側格子構造物18aのコーナーの燃料棒支持
セル36aと下側格子構造物18bのコーナーの燃料棒
支持セル36bとによって、または(e)上側格子構造
物の周辺燃料棒支持セル38aと下側格子構造物の周辺
燃料棒支持セル38bとによって行われる。
【0029】図11は、3本の燃料棒の支持、即ち上側
格子構造物18aの支持セル30aによる支持(1)、
支持セル32aと支持セル32bとによる支持(2)お
よび下側格子構造物18bの支持セル30bによる支持
(3)を示しているスペーサ18の斜視図である。
【0030】図12に示す別の実施例においては、共通
周辺帯板43が周辺帯板42a、42bと置き換えられ
ている。上側格子構造物および下側格子構造物は、図1
2に示されているように上側格子構造物から下側格子構
造物まで垂直に延びている共通の周辺帯板43によって
互いに結合されている。4つの各コーナーの燃料棒支持
セルは、それぞれ各コーナーの燃料棒を支持するために
共通の周辺帯板43から形成されている2個の支持用デ
ィンプル48a、48bを有している。周辺燃料棒支持
セル38aの半分および周辺燃料棒支持セル38bの半
分はそれぞれ、周辺セル内における各燃料棒を支持する
ために共通の周辺帯板43から形成されている支持ディ
ンプル48a、48bを有している。
【0031】図1〜図11に示されている実施例におい
ては、2個の格子構造物即ち上側格子構造物18aおよ
び下側格子構造物18bは一緒に結合されていない。ス
ペーサ格子は、燃料棒あるいはスペーサが損傷しないよ
うに、燃料棒の軸線に対して大きく回転することを許し
てはならない。そのような回転は燃料棒の異なった軸方
向の成長によって、あるいは燃料集合体の操作中におい
て生ずる。大きく離れた2つの(燃料棒の軸線に対して
垂直な)平面において燃料棒と接触する点を有するスペ
ーサは、一般にそのような回転に対して抵抗する。図1
〜図11に示されている実施例の分離形格子構造物18
a、18bはそのような抵抗を有していないが、そのよ
うな回転を阻止するために内側ウォータチャネル44に
結合されている。2つの格子構造物を共通の周辺帯板4
3によって1つの共通の構造物に結合することによっ
て、図12に示されているこの実施例はその要件を回避
し、大きく離れた2つの平面で燃料棒を接触することに
よって、スペーサ格子とウォータチャネルとの直接的な
連結を許すか、両者の滑り接触を許している。
【0032】更に別の実施例(図13〜図21)におい
て片持ばね舌片28a、28bが、燃料棒のクリープダ
ウンおよび/または帯板20a、22aの弛緩により生
ずる振動を阻止するためにすべての燃料棒支持セルの中
で燃料棒を補助的に横方向に支持する。そのような振動
は燃料棒を腐食させ、点検からの早期休止を生ずる。た
とえ全部のセルが、燃料棒の外径と同じ内のり幅を有す
る燃料棒支持セルであって、これが燃料棒と接触し支持
することを許す燃料棒支持セルであっても、片持ばね舌
片は格子帯板のものより低いばね定数を有している。荷
重されていない位置において、各ばね舌片28a、28
bは図16(B、D)に示されているように燃料棒支持
セル内に配置され、角度を付けられている。ばね舌片2
8aは帯板20aの本体21aおよび帯板22aの本体
23aに対して角度αを成してそれに一体成形されてい
る。片持ばね舌片28は、図16(E、F)に示されて
いるように燃料棒支持セルの中に燃料棒を位置させるこ
とによって真っ直ぐな位置に押圧される。各ばね舌片2
8aは格子帯板と垂直に一致しており、ばね舌片28a
はこの格子帯板からほとんど「蔭」あるいは抵抗形状を
生ぜず、冷却材/減速材の流れに対して最小の制限をも
って延びている。
【0033】スペーサ18の液圧抵抗は、薄い材料から
成る格子帯板、片持ばね舌片および周辺帯板によって一
層減少される。スペーサ18の上述の形状と組み合わせ
た細い材料の利用は、冷却材/減速材の流れに対する突
出領域を最小にする。構造物の材料は熱処理可能なニッ
ケル合金、ステンレス鋼あるいはジルコニウム合金であ
る。スペーサ格子18が原子炉運転温度において高い弾
性係数および降伏強さを有し、約10ミル(1ミル=1
/1000インチ)の厚みをした熱処理可能なニッケル
合金で作られていることが有利である。例えば1968
年11月発行の文献「ソサイエティ・オブ・オートモチ
ブ・エンジニアス・アエロスペース・マテリアル・スペ
シフィケーション(Society of Automotive Engineer's
Aerospace Material Specification )」No.5596 Revi
sion Cに記載されているインコネルおよび好適にはイン
コネル718を使用すれば有利である。
【0034】スペーサ集合体は仮想地震事故中に生ずる
横揺れあるいは横荷重に耐えることができなければなら
ない。そのような荷重は典型的には、交差溶接点間ある
いは継手間におけるスペーサ帯板構成要素の局所的なバ
ックリング(例えばユーラー・コラム・バックリング(E
uler column buckling) )を生ずる。そのような仮想事
故の後、スペーサによって維持されている燃料棒間の間
隔は、冷却材がそれらの間を自由に通過できないような
ところまで減少されないようにしなければならない。
【0035】そのような荷重に抵抗することに加えて、
本発明は非常に大きな強度・重量比を有している。スペ
ーサ格子18の格子帯板20、22はねじれ無しにすべ
て真っ直ぐに延びており、それらの交差点間に妨害物を
有していない。その結果、本発明に基づくスペーサ格子
18に偏心コラム効果も応力上昇も生じない。加えて、
コラムバックリング理論に応じてバックリングが生ずる
ことが予期される場所における強度は、本発明の第3の
実施例の片持ばね舌片によって増大されている。公知の
スペーサは、燃料棒を支持するために一般的なディンプ
ルおよびばねスロットの利用に頼っているので、偏心を
生じおよびまたは応力が上昇する。更にインコネル好適
には熱処理済みの高ニッケル合金は原子炉運転温度にお
いて非常に高い弾性係数と降伏強さを有しており、本発
明のスペーサに大きなコラムバックリング抵抗を与え
る。
【0036】従来のスペーサに比べての上述の利点に加
えて、本発明に基づくスペーサ格子は次の理由から製造
費用が安いという利点がある。即ち(a)別個のばねを
使用しなくても良い。(b)非常に少数の種類の部品し
か使用しない。(c)各部品が単純で安価なスタンピン
グ工具および成形工具によって作れる。(d)真っ直ぐ
な帯板の利用は交差スロット間隔の精確さだけで燃料棒
間の間隔を制御することを許し、これは制御を非常に容
易にし、完成スペーサ集合体の点検費用を非常に安価に
する。
【0037】以上本発明の有利な実施例を図示し説明し
たが、当該技術者において、本発明の技術思想および請
求の範囲を逸脱することなしに種々に変更できることは
勿論である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、冷却材流を妨げるよう
なスペーサ横断面積が最小である原子炉燃料集合体のス
ペーサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくスペーサを使用している沸騰水
形原子炉の燃料集合体の縦断面図。
【図2】図1に示されているスペーサの上側格子構造物
において、燃料棒、内側ウォータチャネルおよび外側チ
ャネルを省略した状態の斜視図。
【図3】下側格子構造物においてほとんどの燃料棒並び
に外側チャネルを省略した状態の斜視図。
【図4】上側格子構造物の一部を形成する格子帯板を示
し、その図Aはその一方の帯板の側面図、図Bは図Aに
おけるB−B線に沿った断面図、図Cは他方の帯板の側
面図、図Dは図CにおけるD−D線に沿った断面図、図
Eおよび図Fは格子帯板によって支持されているスペー
サ格子内における荷重された状態の燃料棒の側面図。
【図5】コーナーの燃料棒支持セルおよび周辺燃料棒支
持セルを含んでいる図2におけるV−V線に沿った上側
格子構造物の部分平面図。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った支持突起の
断面図。
【図7】上側格子構造物の周辺を延びる周辺帯板の一部
斜視図。
【図8】燃料棒スペーサ格子の上側格子構造物の図1に
おけるVIII−VIII線に沿った断面図。
【図9】燃料棒スペーサ格子の上側格子構造物の図1に
おけるIX−IX線に沿った断面図。
【図10】上側格子構造物の一部分と下側格子構造物の
一部分との重なりを示している図1におけるX−X線に
沿った断面図。
【図11】上下の両格子構造物における燃料棒支持セル
内における複数の燃料棒の支持を示しているスペーサ格
子の斜視図。
【図12】上下の格子構造物を結合する単一の共通の外
側周辺帯板を持っているスペーサ格子の実施例の斜視
図。
【図13】本発明に基づくスペーサの異なった実施例を
採用した沸騰水形原子炉の燃料集合体の縦断面図。
【図14】燃料棒を支持するために用意されている片持
ばね舌片を含んでいる上側格子構造物を示している図1
3におけるスペーサ集合体の斜視図。
【図15】片持ばね舌片を含んでいる下側格子構造物を
示している図13におけるスペーサ集合体の斜視図。
【図16】図13におけるスペーサの上側格子構造物の
格子帯板を示し、その図Aは一方の帯板の側面図、図B
は図AにおけるB−B線に沿った断面図、図Cは他方の
帯板の側面図、図Dは図CにおけるD−D線に沿った断
面図、図Eおよび図Fは格子帯板および支持格子帯板か
ら延びている片持ばね舌片によって支持されているスペ
ーサ格子内における荷重状態の燃料棒の側面図。
【図17】コーナーの燃料棒支持セル、周辺燃料棒支持
セルおよび片持ばね舌片を含んでいる図14におけるX
VII−XVII線に沿った上側格子構造物の部分平面
図。
【図18】上側格子構造物を示している図13における
XVIII−XVIII線に沿った断面図。
【図19】下側格子構造物を示している図13における
XIX−XIX線に沿った断面図。
【図20】上側格子構造物の部分と下側格子構造物の部
分との重なりを示している図13におけるXX−XX線
に沿った断面図。
【図21】上下の両格子構造物内に燃料棒支持セルおよ
び片持ばね舌片による複数の燃料棒の支持を示している
図13における実施例の斜視図。
【符号の説明】
10 沸騰水形原子炉燃料集合体 12 燃料棒 14 下側タイプレート 16 上側タイプレート 18 スペーサ格子

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体が細長い多数の燃料棒を有
    し、これらの燃料棒が燃料集合体の下部に置かれた下側
    タイプレートと燃料集合体の上部に置かれた上側タイプ
    レートとの間に支持され、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けて燃料棒
    の周りに冷却材/減速材を導くための外側チャネルが多
    数の燃料棒を取り囲み、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けてその中
    を通して冷却材/減速材を導くための少なくとも一つの
    壁を持った内側ウォータチャネルがあり、 燃料棒を位置決めし保持するための少なくとも一つのス
    ペーサを有し、このスペーサが上側格子構造物と下側格
    子構造物から構成され、 上下の各格子構造物が、(a)第1組の互いに平行な真
    っ直ぐな平らな格子帯板と、(b)その中を燃料棒が貫
    通して延びその燃料棒に対して作用する矩形セルの格子
    を形成するために第1組の格子帯板と交差してかみ合わ
    されている第2組の互いに平行な真っ直ぐな平らな格子
    帯板と、(c)互いに交差してかみ合わされている第1
    組および第2組の格子帯板の周りを延び第1組および第
    2組の格子帯板がそれに取り付けられ且つ複数のディン
    プルを有している周辺帯板とから構成され、 下側格子構造物および上側格子構造物が互いに平行に位
    置され、上側格子構造物における矩形の各セルが下側格
    子構造物における矩形の各セルと重なり合うように互い
    に90°ずらして方向づけられ、上側格子構造物におけ
    るセルおよび下側格子構造物におけるセルがそれらの中
    に位置されている燃料棒に共働して作用し、燃料棒を4
    つの側面において支持することを特徴とする沸騰水形原
    子炉の燃料集合体。
  2. 【請求項2】 第1組の格子帯板が切欠きを有し、第2
    組の格子帯板が、燃料棒がその中を貫通して延びる矩形
    のセルの格子を形成するために第1組の格子帯板の切欠
    きとかみ合う対応した切欠きを有していることを特徴と
    する請求項1記載の燃料集合体。
  3. 【請求項3】 第1組の格子帯板の少なくとも一つが、
    周辺帯板における対応した凹所に結合する尖端を一端に
    有していることを特徴とする請求項2記載の燃料集合
    体。
  4. 【請求項4】 スペーサが、ステンレス鋼、ジルコニウ
    ム合金およびニッケル合金の金属群から選択された材料
    から成っていることを特徴とする請求項1記載の燃料集
    合体。
  5. 【請求項5】 ニッケル合金がインコネルであることを
    特徴とする請求項4記載の燃料集合体。
  6. 【請求項6】 ニッケル合金が、原子炉運転温度におい
    て高い弾性係数および降伏強さを有する熱処理可能なニ
    ッケル合金であることを特徴とする請求項4記載の燃料
    集合体。
  7. 【請求項7】 格子帯板が約10ミルの厚みを有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の燃料集合体。
  8. 【請求項8】 燃料集合体が細長い多数の燃料棒を有
    し、これらの燃料棒が燃料集合体の下部に置かれた下側
    タイプレートと燃料集合体の上部に置かれた上側タイプ
    レートとの間に支持され、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けて燃料棒
    の周りに冷却材/減速材を導くための外側チャネルが多
    数の燃料棒を取り囲み、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けてその中
    を通して冷却材/減速材を導くための少なくとも一つの
    壁を備えた内側ウォータチャネルがあり、 燃料棒を位置決めし保持するための少なくとも一つのス
    ペーサを有し、このスペーサが上側格子構造物と下側格
    子構造物から構成され、 上下の各格子構造物が、(a)第1組の互いに平行な真
    っ直ぐな平らな格子帯板と、(b)その中を燃料棒が貫
    通して延びその燃料棒に対して作用する矩形セルの格子
    を形成するために第1組の格子帯板と交差してかみ合わ
    されている第2組の互いに平行な真っ直ぐな平らな格子
    帯板とから構成され、 スペーサが更に、上側格子構造物を形成する格子帯板の
    周りを延びこれに取りつけられおよび下側格子構造物を
    形成する格子帯板の周りを延びこれに取りつけられた共
    通の周辺帯板を有し、 下側格子構造物および上側格子構造物が互いに平行に位
    置され、上側格子構造物における矩形の各セルが下側格
    子構造物における矩形の各セルと重なり合うように互い
    に90°ずらして方向づけられ、上側格子構造物におけ
    るセルおよび下側格子構造物におけるセルがそれらの中
    に位置されている燃料棒に共働して作用し、燃料棒を4
    つの側面において支持することを特徴とする沸騰水形原
    子炉の燃料集合体。
  9. 【請求項9】 第1組の格子帯板が切欠きを有し、第2
    組の格子帯板が、燃料棒がその中を貫通して延びる矩形
    セルの格子を形成するために第1組の格子帯板の切欠き
    とかみ合う対応した切欠きを有していることを特徴とす
    る請求項8記載の燃料集合体。
  10. 【請求項10】 第1組の格子帯板の少なくとも一つ
    が、周辺帯板における対応した凹所に結合する尖端を一
    端に有していることを特徴とする請求項9記載の燃料集
    合体。
  11. 【請求項11】 スペーサがステンレス鋼、ジルコニウ
    ム合金およびニッケル合金の金属群から選択された材料
    から成っていることを特徴とする請求項8記載の燃料集
    合体。
  12. 【請求項12】 ニッケル合金がインコネルであること
    を特徴とする請求項11記載の燃料集合体。
  13. 【請求項13】 ニッケル合金が、原子炉運転温度にお
    いて高い弾性係数および降伏強さを有する熱処理可能な
    ニッケル合金であることを特徴とする請求項11記載の
    燃料集合体。
  14. 【請求項14】 格子帯板が約10ミルの厚みを有して
    いることを特徴とする請求項8記載の燃料集合体。
  15. 【請求項15】 燃料集合体が細長い多数の燃料棒を有
    し、これらの燃料棒が燃料集合体の下部に置かれた下側
    タイプレートと燃料集合体の上部に置かれた上側タイプ
    レートとの間に支持され、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けて燃料棒
    の周りに冷却材/減速材を導くための外側チャネルが多
    数の燃料棒を取り囲み、 燃料集合体の下部から燃料集合体の上部に向けてその中
    を通して冷却材/減速材を導くための内側ウォータチャ
    ネルがあり、 燃料棒を位置決めし保持するための少なくとも一つのス
    ペーサを有し、このスペーサが上側格子構造物と下側格
    子構造物から構成され、 上下の各格子構造物が、(a)第1組の互いに平行な真
    っ直ぐな平らな格子帯板と、(b)その中を燃料棒が貫
    通して延びその燃料棒に対して作用する矩形セルの格子
    を形成するために第1組の格子帯板と交差してかみ合わ
    されている第2組の互いに平行な真っ直ぐな平らな格子
    帯板とから構成され、 スペーサが更に、上側格子構造物を形成する格子帯板の
    周りを延びこれに取りつけられおよび下側格子構造物を
    形成する格子帯板の周りを延びこれに取りつけられた共
    通の周辺帯板を有し、この共通の周辺帯板が複数の突起
    を有し、 下側格子構造物および上側格子構造物が互いに平行に配
    置され、上側格子構造物における矩形の各セルが下側格
    子構造物における矩形の各セルと重なり合うように互い
    に90°ずらして方向づけられ、第1組の格子帯板の群
    および第2組の格子帯板の群からの所定の格子帯板が選
    択セルの中の燃料棒を支持し、この所定の格子帯板が前
    記選択セルの中に補助サポートを形成するための片持ば
    ね舌片を形成するようにされていることを特徴とする沸
    騰水形原子炉の燃料集合体。
  16. 【請求項16】 第1組の格子帯板が切欠きを有し、第
    2組の格子帯板が、燃料棒がその中を貫通して延びる矩
    形セルの格子を形成するために第1組の格子帯板の切欠
    きとかみ合う対応した切欠きを有していることを特徴と
    する請求項15記載の燃料集合体。
  17. 【請求項17】 第1組の格子帯板が周辺帯板における
    対応した凹所に結合する尖端を一端に有していることを
    特徴とする請求項16記載の燃料集合体。
  18. 【請求項18】 スペーサがステンレス鋼、ジルコニウ
    ム合金およびニッケル合金の金属群から選択された材料
    から成っていることを特徴とする請求項15記載の燃料
    集合体。
  19. 【請求項19】 ニッケル合金がインコネルであること
    を特徴とする請求項18記載の燃料集合体。
  20. 【請求項20】 ニッケル合金が原子炉運転温度におい
    て高い弾性係数および降伏強さを有し熱処理可能である
    ことを特徴とする請求項18記載の燃料集合体。
  21. 【請求項21】 格子帯板が約10ミルの厚みを有して
    いることを特徴とする請求項15記載の燃料集合体。
  22. 【請求項22】 選択セルの中における燃料棒を支持す
    る所定の格子帯板と反対側において周辺帯板にディンプ
    ルが配置されていることを特徴とする請求項15記載の
    燃料集合体。
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