JPS62157276A

JPS62157276A - 筒内圧駆動式ユニツトインジエクタ

Info

Publication number: JPS62157276A
Application number: JP60298738A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Michizoe; 道添　正章
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1985-12-27
Filing date: 1985-12-27
Publication date: 1987-07-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ユニットインジェクタに関し、燃焼室内の圧
力変化でケーシング内に配置したプランジャポンプを好
タイミングで作動させるようにしたことを特徴とするも
のである。

（従来技術）従来のユニットインジェクタでは、燃料噴射ノズルを保
持するノズルホルダにプランジャポンプを一体に組付け
、プランジャポンプのプランジャをロッカアームや駆動
カムで駆動するようにしていた。

（解決しようとする問題点）従来のユニットインジェクタでは、プランジャポンプの
プランジャをロッカアーム又は駆動カムで駆動するよう
にしていたことから、プランジャポンプのプランジャ入
力部をエンジンは壁外に突出させておかなければならな
かった。この結果、プランジャポンプの加圧室からニー
ドル室までの道中が長くなり、この長い道中がデッドボ
リュームとなって、噴射する燃料の燃料圧を高くするこ
とが難しいという問題があった。

（問題点を解決する手段）本発明は、燃料を加圧するだめのプランジャポンプをノ
ズル筒を保持するケーシング内に形成し、このプランジ
ャポンプを燃焼室内の圧力変動で作動させるようにする
とともに、プランジャ室からニードル弁室への流入タイ
ミングをノズル筒に外嵌させた噴射時期設定筒で設定す
るようにするものである。

そのために、下端開口状の筒形ケーシング内にノズル筒
を配置し、ケーシングの内周面とノズル筒の外周面との
開の下端脊部に環状のプランジャ室を形成し、プランジ
ャ室に環状のプランジャを下から挿嵌し、プランジャの
駆動用受圧面をケーシングの下端開口に臨ませて設け、
プランジャを戻しバネで下向きに押圧付勢し、プランジ
ャ室に吸入弁付き吸入口を設けるとともに、ノズル筒に
加圧燃料圧入口を開口して、燃焼室内の圧力変動でプラ
ンジャを作動させるよ°うに構成し、ノズル筒に相対回
転可能な状態で外嵌させた噴射時期設定筒の下端部をプ
ランジャ室に突入させるとともに、噴射時期設定筒の上
端部をケーシング外に突出させて回転駆動装置で連続回
転駆動させるように構成し、プランジャ室内における噴
射時期設定筒に連通孔を形成し、連通孔と加圧燃料圧入
口とが一致した状態でプランジャ室内の加圧燃料を連通
孔及び加圧燃料圧入口からノズル筒内のニードル弁室に
圧入させて、燃料をノズル筒の下端に形成した噴口から
噴射させるように構成したことを特徴とするものである
。

（作　用）本発明では、ノズル筒の外側に下端開口状の筒形ケーシ
ングを配置し、ケーシングとノズル筒との間の下端寄り
部にプランジャ室を形成し、プランツヤ室に挿嵌したプ
ランジャを駆動する受圧面をエンジンの燃焼室に臨ませ
ていることから、エンジンの燃焼室圧の変動でプランジ
ャを作動させてプランジャ室内の燃料は燃焼室内圧に比
例する圧に加圧される。

また、プランジャ室内に連通孔を有する噴射時期設定筒
を回転させ、連通孔とノズル筒に形成した加圧燃料圧入
口とが一致している間だけプランジャ室の加圧燃料をノ
ズル筒内に圧入することになるから、エンジンのピスト
ン上死点前の一定期開だけ正確に燃料を燃焼室に噴射す
ることになる。

（実施例）第１図は縦断面図、ｍ２図は要部の破断斜視図である。

このユニットインジェクタ（１）は、内部にニードル弁
（２）を収容したノズル筒（３）の外側に下端開口状の
筒形ケーシング（４）を套嵌させて形成しである。

ケーシング（４）の内周面とノズル筒（３）の外周面と
の間の下端寄り部に三枚の７ランジ（Ｓ）（６）（７）
を配置して二つの密閉室＜８）（９）を形成し、ケーシ
ング（４）の先端寄りに位置する第一密閉室（８）に冷
却水通路（１０）を連通させて冷却水チャンバーに形成
するとともに、第一密閉室（８）の上側に位置する第二
密閉室（９）に燃料通路（１１）を連通させて燃料チャ
ンバーとしている。

冷却水チャンバー（８）と燃料チャンバー（９）とを区
画している中間７ランシ゛（６）と下側７ランノ（５）
とは、ノズル！（３）の外周面及びケーシング（４）の
内周面に昇降摺動可能な状態で組付けられており、下側
７ランジ（５）をケーシング（４）の下端開口（１２）
に臨ませて配置することにより、下側７ランジ（５）に
作用する燃焼室内の圧力変動を冷却水チャンバー（８）
内の冷却水を圧力伝達媒体として中間７ランノ（６）に
作用させるようにしてある。また、上側７ランジ（７）
はケーシング（４）内における配設高さが調節変更可能
な状態で固定してあり、上側７ランジ（７）と中間７ラ
ンシ゛（６）との間に中間７ランノ（６）を下向きに弾
発する戻しバネ（１３）が゛配置しである。

上側７ランノ（７）の下面からノズル筒（３）の外周面
を取り囲む筒壁（１４）が一体に垂下形成してあり、こ
の筒ｑ＝　＜　１４　＞の内周面とノズル筒（３）の外
周面との間の隙間に中間７ランジ（６）の上面から一体
に突設した筒体（１５）を下から挿嵌させて中間７ラン
ジ（６）をプランジャ室に形成するとともに、ノズル＃
Ｊ（３）の外周に環状のプランジャ室（１６）を形成し
ている。

プランジャ室（１６）と燃料チャンバー（９）とは、中
間７ランノ（６）に形成した吸入弁（１７）付きの吸入
口（１８）で連通してあり、プランジャ室（１６）に臨
む状態でノズル筒（３）に加圧燃料圧入口（１９）が形
成しである。そして、加圧燃料圧入口（１９）を覆う状
態でノズル筒（３）に噴射時期設定ｆ＊（２０）を外嵌
させである。

噴射時期設定＃（２０）の下端部はプランジャ室（１６
）内に位置しており、噴射時期設定＃Ｊ（２０）のプラ
ンジャ室（１６）内に位置する部分に連通孔（２１）が
加圧燃料圧入口（１９）と同じ高さとなるように形成し
である。また、噴射時期設定筒（２０）の上端部はケー
シング（４）外に突出しており、この突出部分をを回転
駆動装置（２２）で連続的に回転させることにより、連
通孔（２１）と加圧燃料圧入口（１９）とが一致してい
る期間のみ、プランジャ室（１６）内の加圧燃料をノズ
ル筒（３）内のニードル弁室（２３）に圧入するように
しである。

回転駆動装置（２２）は、動弁カム紬（２４）の回転を
検出する位相角検出センサー（２５）と、位相角検出セ
ンサー（２５）からの出力信号を演算処理する演算処理
装置（２６）と、演算処理処理装置（２６）からの出力
信号で駆動される電動モータ（２７）、及び電動モータ
（２７）の出力軸に固定されたウオーム（２８）とで構
成されており、このウオーム（２８）に噛合う歯車（２
９）が噴射時期設定筒（２０）のケーシング（４）から
の突出部分に固定しである。

図中符号（３０）はノズル筒（３）の先端部に形成した
噴口、（３１）は噴射終了圧設定バネである。

上述の構成からなるユニットインジェクタ（１）では、
ケーシング（４）の下端開口（１２）に臨んでいる下側
７ランジ（５）が燃焼室内の圧力を受けて作動すると、
冷却水チャンバー（８）内の冷却水が圧力伝達媒体とな
って、下側７ランノ（５）に作用している燃焼室内圧を
中間７ランジ（６）の下面に作用させ、燃焼室内の圧力
で中間７ランジ（６）を作動させることになる。このと
き、ノズルｆ：ｒＪ（３）の加圧燃料圧入口（１９）は
噴射時期設定筒（２０）で閉塞されていることから、プ
ランジャ室（１６）内は燃焼室内圧に比例する圧力に保
持される。そして、回転駆動されている噴射時期設定筒
（２０）に形成した連通孔（２１）とノズル筒（３）に
形成した加圧燃料圧入口（１９）とが重さなり合うと、
プランジャ室（１６）とニードル弁室（２３）とが連通
することになるか呟プランジャ室（１６）内の高圧に加
圧された燃料がニードル弁室（２３）に−気に流入し、
ニードル弁（２）を噴射終了圧設定バネ（３１）のバネ
圧に抗して押し上げ、噴口（３０）から高圧燃料を燃焼
室に噴射することになる。

なお、上記各実施例では、ノズル筒（３）の外周面とケ
ーシング（４）の内周面との間に燃料チャンバー（９）
と冷却水チャンバー（８）とを上下に区画形成して、冷
却水チャンバー（８）の下壁となる下側７ランジ（５）
を受圧部とし、冷却水チャンバー（８）内の冷却水を圧
力伝達媒体として燃焼室内圧で中間７ランジ（６）を駆
動するようにしたが、冷却水チャンバー（８）を省略し
て、プランジャ（６）を燃焼室に臨ませるようにしても
よい。

（効　果）本発明では、ノズル筒の外側を下面開口状のケーシング
で覆い、ノズル筒外周面とケーシング内周面との間の下
寄部にプランジャ室を形成し、燃焼室内の圧力でプラン
ジャを作動させることにより、プランジャ室内の燃料を
ニードル弁室に圧入するように構成しであることか呟プ
ランジャ室からニードル弁室までの燃料通路が短くなっ
て、デッドボリュームが生じることがない。これによリ
、プランジャ加圧能力を十分に利用して高圧燃料を噴射
することができる。

また、ノズル筒に噴射時期設定筒を外嵌して、ノズル筒
に形成した加圧燃料圧入口を噴射時Ｍ設定筒で覆うよう
にし、噴射時期設定筒をエンジン功ピストン移動に連動
して回転させ、加圧時期設定筒に形成した連通孔が加圧
燃料圧入口に重さなることにより、プランジャ室で加圧
した燃料をニードル弁室に流入させるようにしであるの
で、燃焼室内圧でプランジャポンプを駆動するものであ
りながら、燃料を噴射する正確に時期を制御することが
できる。

【図面の簡単な説明】

ｐｔＳ１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は
要部の一部破断斜視図である。３・・・ノズル筒、４・・・ケーシング、１２・・・（
４）の下端開口、１３・・・戻しバネ、１６・・・プラ
ンジャ室、１８・・・吸入口、１９・・・加圧燃料圧入
口、２０・・・噴射時期設定筒、２１・・・連通孔、２
２・・・回転駆動装置、２３・・・ニードル弁室、３０
・・・噴口。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１．　下端開口状の筒形ケーシング（４）内にノズル筒
（３）を配置し、ケーシング（４）の内周面とノズル筒
（３）の外周面との間の下端寄部分に環状のプランジャ
室（１６）を形成し、プランジャ室（１６）に環状のプ
ランジャ（６）を下から挿嵌し、プランジャ（６）の駆
動用受圧面をケーシング（４）の下端開口（１２）に臨
ませて設け、プランジャ（６）を戻しバネ（１３）で下
向きに押圧付勢し、プランジャ室（１６）に吸入弁付き
吸入口（１８）を設けるとともに、ノズル筒（３）に加
圧燃料圧入口（１９）を開口して、燃焼室内の圧力変動
でプランジャ（６）を作動させるように構成し、ノズル
筒（３）に相対回転可能な状態で外嵌させた噴射時期設
定筒（２０）の下端部をプランジャ室（１６）に突入さ
せ、噴射時期設定筒（２０）の上端部をケーシング（４
）外に突出させて回転駆動装置（２２）で連続回転駆動
させるように構成し、プランジャ室（１６）内における
噴射時期設定筒（２０）に連通孔（２１）を形成し、連
通孔（２１）と加圧燃料圧入口（１９）とが一致した状
態でプランジャ室（１６）内の加圧燃料を連通孔（２１
）及び加圧燃料圧入口（１９）からノズル筒（３）内の
ニードル弁室（２３）に圧入させて、ノズル筒（３）の
下端に形成した噴口（３０）から燃料を噴射させるよう
に構成したことを特徴とする筒内圧駆動式ユニットイン
ジェクタ。