JPS62157250A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンの燃料制御装置、特に吸気通路内を通
過する吸気向に応じて基本燃料噴Ｉ）Ｊ借を設定すると
共に、この噴射但を大気圧に応じて補正するようにした
燃料制御装置に関する。

（従　　来　　技　　術） 車両用のエンジン、特に燃料噴射式のエンジンにおいて
は、吸気Ｍと回転数とに基いて燃料噴射口が設定される
が、上記吸気向の検出は、エア７０−メータを用いて直
接検出する場合と、例えば特開昭５６−２３５３４号公
報に示されているように、吸気Ｍに対応するスロットル
バルブの開度を検出する場合とがある。しかし、いずれ
の場合にも、検出するのは吸気の流向であって、質ａと
しての吸気量ではないから、一定流量であっても、例え
ば大気圧の変化等により空燃比がリーン（稀薄状態）に
なったりリッチ（過濃状態）になったりすることがあり
、特にこの傾向は吸気が車両の走行に伴う風圧の影響を
受ける場合に著しくなる。

そこで、この種のエンジンにおいては、吸気通路内にお
けるスロットルバルブの上流側に大気圧センサを備え、
スロットルバルブ開度等によって検出した吸気量をこの
大気圧センサの出力によって補正することがある。つま
り、大気圧が低い時には、上記スロットルバルブ開度等
によって検出した吸気量に基いて設定される基本燃料噴
射■を減で方向に補正し、また大気圧が高い時には基本
燃料噴射聞を増重方向に補正し、これにより燃焼室に供
給される質量としＣの吸気量と燃料噴射量どを対応させ
て、最適の空燃比が得られるように制御するのである。

然して上記のようにスロットルバルブの上流側に大気圧
センサを設けた場合、該スロットルバルブの急閉時に次
のような不具合が生じる。即ち、該バルブが急閉される
と、吸気の慣性によって該バルブの直上流側の圧力が急
激に高くなると共に、この高圧が圧力波となって大気圧
センサの設置部に伝播して、該センサが現実の大気圧よ
り高い圧力を誤って検出することになり、そのため、こ
の検出値に阜いて基本燃料噴射量を増量補正した時に空
燃比がオーバーリッチ状態となるのである。

（発　　明　　の　　目　　的） 本発明は、吸気通路におけるスロットルバルブの上流側
に設置した大気圧センサの出力により燃料用ＱＪ　ｒＭ
を補正するようにしたエンジンの燃料制御装置における
上記のような問題に対処するもので、スロットルバルブ
の急閉時における。ト記人気圧センサの誤検出に起因す
る空燃比のオーバーリッチ状態を防止することを目的と
する。

く発　　明　　の　　構　　成） 本発明に係るエンジンの燃料制御Ｖｔ置は上記目的達成
のため次のように構成したことを特徴とする。

即ち、第１図に示すように、吸気通路内を通過する吸気
量を検出する吸気量検出手段１と、該検出手段１によっ
て検出された吸気ｍに応じて燃料噴射量を設定すると共
に、その設定した噴射量となるように燃料噴射装置２を
作動させる燃料制御手段３とを備えると共に、吸気通路
におけるスロットルバルブの上流側に設置された大気圧
センサ４の出力を受けて上記燃料制御手段３で設定され
る燃料噴射量を補正させる補正手段５を備えた構成にお
いて、上記スロットルバルブの急閉を検出するスロット
ルバルブ急閉検出手段６と、該検出手段６がスロットル
バルブの急閉を検出した時に、上記補正手段５による燃
料噴射量の大気圧補正を制限させる補正制限手段７とを
備える。

このような構成によれば、スロットルバルブの急閉時に
発生する高圧を大気圧センサ４が誤検出しても、燃料制
御手段３で設定される燃料噴射量が補正手段５により増
量補正されることが阻止される。尚、この増量補正が制
限されている間においては、スロットルバルブの急開前
における大気圧センサの出力値を利用して燃料噴射装置
の大気圧以上のように本発明に係るエンジンの燃料制御
装置によれば、吸気量に応じて設定される燃料噴射１１
を大気圧センサの出力によって補正するものにおいて、
スロワ急閉時バルブ急閉時に該バルブの上流側に発生す
る高圧を上記大気圧センサが誤検出して上記燃料噴射量
を徒らに増量補正させることが防止される。これにより
、スロットルバルブ急閉時に空燃比がオーバーリッチ状
態となることが回避され、このオーバーリッチ状態によ
る燃費性能や排気性能の悪化等が防止される。

（実　　施　　例） 以下、本発明の実施例について説明する。

第２図に示すように、エンジン１０にｔよ夫々吸、排気
弁１１．１２を介して燃焼室１３に通じる吸気通路１４
と、排気通路１５とが設けられていると共に、上記吸気
通路１４内には上流側からエアクリーナ（図示せず）、
大気圧センサ１６、スロットルバルブ１７及び燃料噴射
ノズル１８が設けられている。ここで、図示しないが、
上記吸気通路１４の吸入開口部は当該自動車の前方に向
っていて走行風を直接受けるように開口されている。

また、このエンジン１０には、上記スロットルバルブ１
７の開度を検出するスロワ］・ル層間センサ１９からの
信号ａと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ２０からの信号すと、上記大気圧センサ１６からの
信号Ｃとが入力されるコントロールユニット２１が備え
られていると共に、このコントロールユニット２１から
は上記各信号ａ、ｂ、ｃｌｃ基いて設定した燃料噴射♀
となるように、上記燃料噴射ノズル１８に燃料制御信号
ｄが出力されるようになっている。

次に、このコントロールユニット２１の燃料制伶■動作
を第３図のフローチャートに従って説明する。

先ず、コントロールユニット２１は、ステップＳ１でス
ロットル開度センサ１９からの信号ａとエンジン回転数
センサ２０からの信号すとを入力し、これらの信号ａ、
ｂが示すスロットル開度（吸気ｆｆｉ　）とエンジン回
転数とに基いて基本燃料噴射量Ｕを設定する。次に、ス
テップＳ２で上記信号ａが示すスロットル開度が急に減
少したか否か、即ち第２図に示す吸気通路１４における
スロットルバルブ１７が急閉されたか否かを検出する。

そして、該スロットルバルブ１７の急閉時以外の場合は
、ステップ３３．Ｓ４．Ｓ５に従って、大気圧センサ１
６らの信号Ｃを入力して吸気通路１４におりるスロット
ルバルブ１７の上流側の大気圧を４測し、この計測値を
記憶すると共に、これを用いて上記ステップＳ１で設定
した基本燃料噴射量に対する大気圧補正を行う。この補
正は、具体的には、信Ｒ，Ｃが示す大気圧が小さい時に
は基本燃料噴射量を減量補正し、大気圧が大きい時は基
本燃料噴射量を増借補正するものである。そして、コン
１−ロールユニット２１は、最後にステップＳ６でその
他の補正、即ち吸気温度、エンジン水温等に応じた基本
燃料噴射量の補正を行い、このような補正によって最終
的に得られた噴射量となるように燃料制御信号ｄを燃料
噴射ノズル１８に出力する。これにより、エンジン１０
の燃焼室１３には吸気と燃料とが最適の空燃比で供給さ
れることになる。

然して上記スロットルバルブ１７が急開された場合には
、吸気通路１４内にＪ５ける該バルブ１７の直上流側に
高圧が発生し、これが大気圧センナ１６によって誤検出
されて、該センサ１６の出力信号Ｃによる大気圧補正（
この場合は増■補正）が誤って或は不必要に行われるこ
とになるが、この場合、コントロールユニット２１は上
記ステップ３３．８４を実行することなく、ステップＳ
２から直接ステップＳ５を実行する。つまり、大気圧セ
ンサ１６からの信号Ｃが示す現時点の大気圧の計測を行
わずに、スロットルバルブ１７の急閉前に計測、記憶し
た大気圧値を用いて基本燃料噴！１）１Ｇの大気圧補正
を行うのである。これにより、スロットルバルブ急閉時
に発生する高圧を誤検出することによる補正により基本
燃料噴射量が不必゛要に増Ｍ補正されることが回避され
、空燃比がオーバーリッチ状態となることが防止される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体構成を示すブロック図、第２図は
本発明の実施例を示ザシステム図、第３図は同実施例の
作用を示すフローチャート図である。 １４・・・吸気通路、１６・・・大気圧センサ、１７・
・・スロットルバルブ、２１・・・コントロールユニッ
ト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸気通路内を通過する吸気量に応じて基本燃料噴
   射量を設定すると共に、上記吸気通路内におけるスロッ
   トルバルブの上流側に設置された大気圧センサの出力に
   よって上記基本燃料噴射量に対する補正制御を行うよう
   にしたエンジンの燃料制御装置であって、上記スロット
   ルバルブの急閉時に上記大気圧センサの出力による補正
   制御を制限させる補正制限手段が設けられていることを
   特徴とするエンジンの燃料制御装置。