JPS62155427A - コンロバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用又は業務用のコンロバーナに関するもの
である。

従来の技術 第２図に従って従来の技術を説明する。

第２図において、１はリング状のブンゼンバーナであり
、バーナボデー２の上面３とバーナキャップ４を嵌合さ
せて形成されている。５はバーナボデー２及びバーナキ
ャップ４に形成された通路であり、混合管（図示なし）
より混合気５′が送られる。又、バーナキャップ４の多
数の開口部とバーナボデー２の上面３で形成されている
空間を炎孔通路とし、混合気５′の下流側を炎孔通路出
口として炎孔７を形成させである。８は炎孔７に形成す
る火災である。９は火炎７に供給される２次空気である
。１１はバーナキャップ４のほぼ中央に設けられた２次
空気口であシ、燃焼用空気の一部を供給するものである
。１２はバーナボデー２に取付けである略円錐状のバー
ナカバーであり、鍋１４からの煮こぼれ等を受けるもの
である。１３は五徳であり、鍋１４を設置する。

さてコンロバーナの具備すべき条件のひとつとして燃焼
熱の有効利用がある。従来は火炎８及び燃焼ガス（図示
なし）が鍋１４に接触し、この対流熱によって鍋１４を
加熱していた。又、ブンゼン燃焼を行うことにより３０
００〜８００＆／ｈ程度の燃焼量可変ができた。

次に他の従来の技術を説明する。

第３図において、１５は全一次バーナであり、上部の多
孔状セラミック１６を配置し、下部に一藺の混合管１７
を形成している。１８は混合管１７内へ燃料ガスを供給
するノズルであシ、１９はガス及び空気−の混合気であ
る。混合気１９は多孔状セラミック１６の炎孔通路を通
過し、炎孔１６′へ到る。他からの点火動作（図示なし
）によって炎孔１６′近傍に火炎２０が形成される。２
１は全一次バーナ１５の上部に対向して設置した耐熱ガ
ラスであり、複数個の五徳爪２２によって固定されてい
る。２２は鍋であり、耐熱ガラス２１及び五徳爪２２の
上部に設置し、加熱する。なお耐熱ガラス２１を設置す
ることによって鍋２３からの煮こぼれによる炎孔１６′
の目づまシを防止している。

２４は燃焼ガスである。

さてセラミック炎孔゛を使用した全一次バーナ１５は炎
孔１６′近傍に火炎２０を形成するため多孔状セラミッ
ク１６の表面が赤熱状態となり、ここから赤外線が放射
される。多孔状セラミック１６からの放射熱がガラス２
１を透過して鍋２３を加熱°し、さらに鍋２３は燃焼ガ
ス２４による対流熱、ガラス２１と鍋２３との伝導熱に
よっても加熱される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら第２図のような構成では火炎８が鍋１４へ
接触する対流伝熱によって鍋１４への地伝達が行なわれ
ることが多く、さらに鍋１４へ接触した時点ではすでに
周囲の空気と庇合し、燃焼ガスの温度が低下しているた
め鍋１４へ対する郊（効率は高くなかった。（４５〜５
０％）　又、バーナキャップ４の形伏からして炎孔７近
辺の鍋１４の部分はよく加熱されるが鍋１４の中央部は
火炎に接触することが少ないので加熱されにくく、その
ため鍋１４に温度分布が生じ調理に不便を感じることが
あった。

次に第３図のような構成においては、セラミック炎孔１
６の全表面が赤熱状態となるので鍋２３に対してはほぼ
均一に加熱することができる。しかしながらこのような
全一次バーナは炎孔１６′の中で燃焼速度と混合気１９
の流速が平衡を保つように設定しておシ、混合気１９の
流速変化が燃焼状態に影響を及ぼす。すなわち混合気１
９の量が増加すれは炎孔１６／近傍での温度が上昇し、
燃焼速度が大になり混合管１７内へ逆火する場合がある
。又、混合気１９の量が減少すれば炎孔１６′近傍の温
度が低下し、燃焼速度が小になシ、火炎がリフトする場
合がある。いずれも不完全燃焼であり、ＣＯ量増加の原
因となる。このため家庭用のコンロバーナに必要とされ
る３０００ｋｔ／ｈ〜８００＆／ｈの燃焼量可変は不可
能に近い。

本発明は従来の問題点を解消するもので熱効率を高めつ
つ、鍋の均一加熱を行い、調理性の向上を図るとともに
ブンゼンバーナと全一次バーナ間の火移り性を改良する
ことを目的としたものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のコンロバーナは中
央部に多孔状のセラミック炎孔を設けた全一次バーナを
配置し、周囲に多数の開口部を有するリング状のバーナ
キャップとバーナポデーを着脱自在に嵌合してバーナキ
ャップ周囲に複数個の炎孔及び上面に複数個の小炎孔を
形成したブンゼンバーナを配置した構成を備えたもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成によって次の作用を有する。

セラミック材からの放射熱とバーナキャップ周囲の炎孔
からの対流熱が鍋に伝達するので従来と比較して伝熱量
が大になる。又、セラミック炎孔をバーナキャップの中
心部に配列することによって鍋の中央部を均一に加熱す
ることができる。

又、ブンゼンバーナと全一次バーナの燃焼を組合せるこ
とによって全一次バーナの燃焼量を可変しなくとも、ブ
ンゼンバーナの燃焼量を可変し、３０００〜８００＆／
ｈの燃焼量を得ることができる。例えば、ブンゼンバー
ナを２２００．に／ｈ、全一次バーナを８００航／ｈと
し、両バーナで３０００ｋｌ／ｈ（［強１燃焼）となる
。ブンゼンバーナの燃焼量を２２００〜Ｑ　１ｍｌ／　
ｈの範囲で絞り、全一次バーナのみの燃焼でｓｏｏ＆／
ｈ（ｒ弱−１燃焼）となる。

次にバーナキャップ周囲に複数個の炎孔及び上面に複数
個の小炎孔を形成することによってセラミック炎孔との
火移りが容易に行なわれる。つまり１個の点火手段によ
って全一次バーナとブンゼンバーナを同時に燃焼させる
ことができる。

実締例 以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

従来例と同一番号は同一名称、同一部品である。第１図
において２７はリング状のブンゼンバーナであり、バー
ナボデー２８及びバーナキャップ２９によって複数個の
炎孔７が形成されている。なお炎孔７は斜上方に向けで
ある。さらにバーナキャップ２９には散開の小炎孔７′
が設けられており、８及び８′はそれぞれの炎孔かも発
せられる火炎である。なお火炎８′によって火炎８と火
炎２０の火移りを良好に行うことができる。３０はブン
ゼンバーナ用ノズルであり５′は混合気である。１１は
中央部に設けた全一次バーナー５と周囲に設けたブンゼ
ンバーナ２７の境界部に設けた複数個の空気孔である。

３１はブンゼンバーナ２７の炎孔７の周囲に設けたしる
うけであり、天板３２に設置きれている。

上記構成において、他からの点火手段（図示なし）によ
ってブンゼンバーナ２７の炎孔７及び小炎孔７′に火炎
８及び８′が形成される。次に火炎８′によって全一次
バーナ１５の炎孔１６′に火炎２０が形成される。この
ため全一次バーナ１５の多孔状セラミック１６の表面が
赤熱状態となる。セラミック材からの放射熱とバーカキ
９フ１２９周囲の炎孔７からの対流熱が鍋２３に伝達す
るので従来と比較して伝熱量が大になる。バーカキ９フ
１２９周囲の炎孔７が斜上方に形成されているので鍋２
３へ火炎８や燃焼ガスが確実に接触するので熱効率の向
上を図ることができる。又、セラミック炎孔１６をバー
ナキャップ２９の中心部に配列することによって鍋２３
の中央部を均一に加熱することができる。

次にブンゼンバーナ２７と全一次バーナ１５の燃焼を組
合せることによって全一次パーナ１５の燃焼量を可変し
なくとも、炎孔負荷の高い（６〜ｂ し、３０００〜８００！ａｔ／ｈの燃焼を得ることがで
きる。例えばブンゼンバーナ２７の燃焼量を２２００＆
／ｈに設定し、これを調理内容に応じて燃焼量を絞る。

（絞り範囲２２００〜Ｏ＆／ｈ）全一次パーナ１５をｓ
ｏｏ、ｈ／ｈ　に設定し、両バーナを同時に燃焼させ３
０００ｋｉ／ｈから８００＆／ｈまで調整することがで
きる。なお８００　Ｍ／　ｈの燃焼時は全一次バーナ１
５のみを使用し、ブンゼンバーナ２７は使用しない。こ
のように燃焼量を可変することができる。

さらに全一次バーナ１５とブンゼンバーナ２７の境界部
に複数個の空気孔１１を設けることにより、両バーナの
炎孔７．７’、１６’へ２次空気が供給でれるので両バ
ーナとも良好な燃焼を維持することができる。

発明の効果 以上のように本発明コンロバーナによれば次の効果が得
られる。

（１）セラミック炎孔からの放射熱とバーナキャップの
周囲炎孔からの対流熱によって鍋への伝熱量が増加する
ので熱効率を高めることができる。

２）　セラミック炎孔をバーナキャップの中央部に配設
することによって鍋の中央部をほぼ均一に加部すること
ができるので調理性の向上が図られる。

（３）バーナキャップ上面に複数個の小炎孔を形成する
ことによって全一次バーナとブンゼンバーナ間の火移り
を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すコンロバーナの概略断
面図、第２図は従来例のコンロバーナの概略断面図、第
３国は他の従来例コンロバーナの批略１ｔｆ而図である
。 ２・・・・・・炎孔、７′・・・・・・小炎孔、１５・
・・・・・全一次バーナ、１６′・・・・・・セラミッ
ク炎孔、１７・・・・・・ブンゼンバーナ、２８・・・
・・・バーナボデー、２９・・・・・・バーナキャップ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中央部に多孔状のセラミック炎孔を設けた全一次バーナ
   を配置し、周囲に多数の開口部を有するリング状のバー
   ナキャップとバーナボデーを着脱自在に嵌合してバーナ
   キャップ周囲に複数個の炎孔及び上面に複数個の小炎孔
   を形成したブンゼンバーナを配置したコンロバーナ。