JPS62155131A

JPS62155131A - ２輪−４輪駆動切換装置

Info

Publication number: JPS62155131A
Application number: JP60298142A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Fukuhara; 裕一福原; Junichi Hotta; 堀田　順一; Kenji Takeuchi; 武内　賢二
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1985-12-27
Filing date: 1985-12-27
Publication date: 1987-07-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、２輪と４輪の駆動切換可能な装置の改良に関
するものであり、４輪自動車に利用される。

（従来の技術）本発明に係る従来技術として、実開昭６０−１２１５３
１号公報のものがある。このものは第１アウトプットシ
ャフトと第２アウトプットシャフトとの間にクラッチ機
構を有し、２輪駆動時には第１アウトプツ１−シャフト
のみを駆動し、４輪駆動時にはクラッチ機構を係合して
第２アウトプットシャフトも駆動する、２輪−４輪駆動
切換ｖ２置である。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながらこの切換装置は、クラッチ機構に多板式ク
ラッチを使用しており、機構が複雑で、引きずりが生じ
易いという問題点があった。

本発明は、この問題点を解消し、構成がＨ単で適確に作
動するクラッチ機構を提供することを、その技術的課題
とするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記技術課題を達成するために講じた技術的手段は、第
１アウトプットシャフト上に固定される第１ドラム、第
１ドラム内を軸方向に摺動し第１ドラムと共にサーボ室
を形成するピストン５第１アウトプットシャフト上に固
定されピストンを付勢するスプリングを有するハブ、第
２７ウトプツトシヤフトに固定される第２ドラム、第２
ドラムに軸方向に摺動可能に係止されるプレートから成
り、第２ドラムの内周面とピストンの外周面、ピストン
の内周面とプレートの外周面、及びプレートの内周面と
ハブの外周面に各々コーン形状の摩擦面を形成するよう
にクラッチ機構を構成することである。

（作用）サーボ室に圧油を供給することでピストンが移動し、ピ
ストンの外・内周面が第２ドラム内周面とプレート外周
面に当接し、更にプレート内周面がハブ外周面に当接す
ることで、各面間にＦｉ！擦が生じ効力を伝達する。サ
ーボ室の圧油が抜けるとスプリングの付勢力でピストン
は元の位置にもどされ、各面は離反する。

（実施例）以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

エンジンの出力軸に連結されるインプットシャフト１２
はベアリング１３ａ、１３ｂで変速機ケース１１ａ、ｌ
ｌｂに枢支されている。インプットシャフト１２には低
速段用インプットギヤ１４及び高速段用インプットギヤ
１５が各々ニードルベヤリング１６．１７を介して装着
されている。

両インプットギヤ１４．１５間にはレバー１８によって
低−高速を切換える同期装置１９が取付けられている。

インプットシャフト１２と平行して、アイドラシャフト
２０が変速機ケース１１ａ、１１ｂに固定され、低速段
インプットギヤ１４と噛合う低速段ギヤ部２１ａ及び高
速段インプットギヤ１５と噛合う高速段ギヤ部２１ｂを
有するアイドラギヤ２１がテーバベアリング２２．２３
を介してアイドラシャフト２０に装着されている。更に
アイドラシャフト２０と平行して、一方の２輪（例えば
後輪）に連結する第１アウトプットシャフ１−２５がベ
アリング２４を介して変速機ケース１１ｂに枢支され、
第１アウトプットシャフト５の同軸上に他方の２輪（例
えば前輪）に連結する第２アウトプットシャフト２８が
ベアリング２７を介して変速機ケースｌｌａに枢支され
ている。

第１アウトプットシャフト２５にはアウトプットギヤ２
６，第１ドラム２９，ハブ３０が嵌合固定されている。

第１ドラム２９の外周壁２９ａにはｌＩが２９ｂが設け
られ、第１ドラム２９に嵌合するピストン３１の外周壁
３１ａの外周に設けられた爪部３１ｂと軸方向摺動可能
に嵌合している。ハブ３０と第１ドラム２９の間にはコ
ンプレッションスプリング３３が介装される。変速機ケ
ース１１ｂにはリテーナ３５が取付けられ、オイルポン
プに連通ずる油路３５ａが設けられる。この油路３５ａ
は第１アウトプットシャフト２５及び第１ドラム２９に
設けられた油路２５ａ，２９ｃを介して、第１ドラム２
９とピストン３１とで形成するサーボ室３４に連通ずる
。第２アウトプフトシャフト２８には第２ドラム２８ａ
が一体成形される。第２ドラム２８ａの外周壁２８ｂの
内周にはギヤ２８ｃが設けられ、プレート３２の外周に
設けられた爪部３２ａと軸方向移動可能に嵌合している
。第２ドラム２８ａの外周壁２８ｂの内周面には更にラ
イニング材２８ｄが接着されており、ピストン３１の外
周壁３１ａの外周摩擦面３１ｂと接合可能に対面してい
る。ピストン３１の外周壁３１ａの内周面にはライニン
グ材３１Ｃが接着されており、プレート３２の外周摩擦
面３２ｂと接合可能に対面している。プレート３２の内
周面３２ｃにはライニング材３２Ｃが接着されており、
ハブ３０の外周摩擦面３０ａと接合可能に対面している
。以上のいずれの摩擦面３１ｂ、３２ｂ。

３０ａ及びライニング材２８ｄ、３１ｃ、３２ｃの面も
コーン形状を呈しており、サーボ室３４の作動によりク
ラッチ機構３６を構成する。

以上の構成により、通常の２輪駆動時においては、サー
ボ室３４には圧油が供給されておらず、各コーン形状摩
擦面及びライニング材面は離反しており、クラッチ機構
３６は切断されているため、エンジンからの駆動力は、
インプットシャフト１２−インプットギヤ１４又は１５
−アイドラギヤ２１−アウトプットギヤ２６−第１アウ
トプットシャフト２５を介して一方の２輪（例えば後輪
）を駆動する。

４輪駆動時においては、オイルポンフからリテーナ３５
．第１アウトプットシャフト２５．第１ドラム２９の各
油路３５ａ、２５ａ、２９ｃを通じてサーボ室３４に圧
油が供給され、ピストン３１をハブ３０方向へ押圧し各
摩擦面とライニング材３０ａと３２ｃ、３２ｂと３１Ｃ
，３１ｂと２８ｄを接合させクラッチ機構３６を係合さ
せる。

これによりエンジンから第１アウトプットシャフト２５
へ伝達される駆動力はクラッチ機構３６を介して第２ア
ウトプットシャフ１−２８へも伝達され、第２アウトプ
ットシャフト２８に連結する他方の２輪（例えば前輪）
も駆動する。

〔発明の効果〕

本発明は、切換装置をコーン形状大のクラッチ機構とす
ることで、従来の多板平板式のクラッチ機構に比べ簡素
な構成とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る切換装置を含む変速装置の断面図
、第２図は第１図の主要部の拡大図である。２５・・・第１アウトプットシャフト、２８・・・第２
アウトプットシャフト　２８ａ・・・第２ドラム、２８
ｄ・・・ライニング材、２９・・・第１ドラム、３０・
・・ハブ、３０ａ・・・摩擦面、３１・・・ピストン、
３１ｂ・・・摩擦面。３１Ｃ・・・ライニング材、３２・・・プレート。３２ｂ・・・摩擦面、３２ｃ・・・ライニング材。３４・・・サーボ室

Claims

【特許請求の範囲】

２輪駆動設定時にエンジンのクランク軸と連結して２輪
に動力を伝達する第１アウトプットシャフト、該第１ア
ウトプットシャフトと同軸上に対抗し他の２輪と連結す
る第２アウトプットシャフト、該第１及び第２アウトプ
ットシャフト間に配され、４輪駆動設定時に該第１及び
第２アウトプットシャフトを一体回転的に連結するクラ
ッチ機構を有する２輪−４輪駆動切換装置において、前
記第１（又は第２）アウトプットシャフト上に固定され
る第１ドラム、該第１ドラム内を軸方向に摺動し該第１
ドラムと共にサーボ室を形成するピストン、前記第１（
又は第２）アウトプットシャフト上に固定され前記ピス
トンを付勢するスプリングを有するハブ、前記第２（又
は第１）アウトプットシャフトに固定される第２ドラム
、該第２ドラムに軸方向に摺動可能に係止されるプレー
トから成り、前記第２ドラムの内周面と前記ピストンの
外周面、前記ピストンの内周面と前記プレートの外周面
、及び前記プレートの内周面と前記ハブの外周面に各々
コーン形状の摩擦面を形成してなる前記クラッチ機構を
有する２輪−４輪駆動切換装置。