JPS6215454A - 渦流探傷信号処理方法 - Google Patents

渦流探傷信号処理方法

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Publication number
JPS6215454A
JPS6215454A JP15446185A JP15446185A JPS6215454A JP S6215454 A JPS6215454 A JP S6215454A JP 15446185 A JP15446185 A JP 15446185A JP 15446185 A JP15446185 A JP 15446185A JP S6215454 A JPS6215454 A JP S6215454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eddy current
current flaw
filter
signal
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP15446185A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakao
中尾 善之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPS6215454A publication Critical patent/JPS6215454A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は渦流探傷により検出された信号の処理方法に関
する。
〔従来技術〕
鋼管、棒鋼等の表面疵検査のための渦流探傷法としては
、高周波電流を通電することによって検査材に臨ませた
コイルを励磁し、検査材に不健全部分があると、検査材
を流れる渦電流に変化が起こることを利用して、磁束の
時間変化により生じる誘導起電力を検出し、その起電力
変化により疵を検出するものである。
渦流探傷法にとって問題になるのは雑音の発生である。
雑音は送り装置の中心合わせがネト分のためにガタが生
じて振動が起こり、被検査材・探傷コイル間距離が変動
することや寸法変化に因って発生することが多い。この
様な雑音が発生する場合には、それ自体が微弱な疵信号
を検出するのが、困難となる。従って一般の渦流探傷装
置は庇取外の不要信号抑制または一定範囲の周波数成分
出力のみの抽出を目的とし、自動バランス回路。
フィルター回路等を備えている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの回路の機能は当然検出したい疵
信号にも作用するため、相当の感度上昇をせざるを得な
い。感度を上げるということは、即ち疵信号とは無関係
な不要ノイズが発生するため、S/N比低下の要因とな
り、特に微小欠陥の検出を要求された場合には、原信号
としては検出しているにもかかわらず、この理由により
最終的に疵検出に致らない場合があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、渦流探傷によって得た原信号にフ
ィルター演算を適用することにより、探傷感度を上げる
ことなく必要信号のみの抽出が可能である原信号の処理
方法を提供することにある。
本発明は渦流探傷信号処理方法において、渦流探傷によ
って得た原信号に対しフーリエ変換を施すことにより、
時間関数である原信号を周波数関数に変換し、フィルタ
ー関数を選択通過させ、次にその結果に対し逆フーリエ
変換を施すことにより、時間関数として復元し、原信号
をフィルターに通したのと等価の結果を得、その結果を
評価することによって渦流探傷を行うことを特徴とする
〔実施例〕
本発明方法を図面に基づいて詳述する。第1図はその実
施に使用する装置の略示ブロック図であって、その長手
方向(白抜矢符方向)に移送されているスラブ鋳片1に
対し、その移送方向に並設した渦流探傷器2が対向され
ている。渦流探傷器2の出力はサンプリング装置3へ入
力され、そこで一定周期にてサンプリングされ、アナロ
グデータからディジタルデータへ変換されて記憶装置4
に送られる。記憶装置4に格納された時系列データV 
= 5(tl 、(tは時間を表す)はフーリエ変換さ
れて となる。(fは周波数を表す)フーリエ変換後のデータ
はフィルター演算装置5に取りこまれて以下に述べる演
算処理が行われる。
フィルター演算装置5内にはバンドパスフィルター関数
が組み込まれている。バンドパスフィルターの関数B 
fflを例えば下記のごとく重装する。
B if) = (Hffl + L ff1) /2
又はB (fl−7H1fl−IL(fl但しHFfl
ばバイパスフィルターを表す関数であ即ち、 L (f)はローパスフィルターを表す関数である。
即ち、 但し、fcは遮断周波数、B、Cは周波数帯域の広狭を
決定する定数である。
ここでB、Cの数値の決め方について詳述する。
探傷に先立ち第1図におけるスラブ鋳片1に替えて、前
記スラブ鋳片1と同一材質、同一寸法で所定の標準疵が
加工された標準試験片を用いる。そして速度vwl/s
ecで移送され、長さ6+(mn)の標準疵を有してい
る標準試験片を、コイル幅12の単一コイルにて探傷し
て得られる疵信号の立ち上がりから元に戻るまでの時間
をX (sec) とするとX−(11!+ +j!2
) /vであり、このとき得られる該疵信号を正弦波の
半分と仮定すると疵の周波数Y (Hz)はY = 1
 /(2X)となる。次にYより小さいB+ + B2
 、B3−Bn 、Yより大きいC1゜C2,C3・・
・ciを数種類選定し、Hffl、  Lff+の式に
B+、Ci  (t≦i≦n)を入力し、夫々のB f
flを求める。次ニV ff1−3 ffl x B 
(riを演算し、得られたデータV = V (flは
逆フーリエ変換され、となる。最後に検出器6にて出力
表示される。そして前記B、、C,夫々に対するS/N
比、 St/Niを計算し、最も大きいMAX(St/
Ni)に相当するBmax。
Cmaにを決定して、この決定したBmaに、Cmax
を夫々定数B、Cの値として採用する。そしてこの定数
B、Cの値をフィルター演算装置5内のバンドパスフィ
ルターの関数式に予め組み入れておく。
その後探傷すべきスラブ鋳片1を探傷することにより前
述の演算処理を繰返し、(但しB、Cは既に設定されて
いる)疵検出が行われる。
第2図は本発明に係る変換処理または演算処理後の出力
データ関数の概略図を示している。第2図fatは探傷
器からの原信号データを横軸に時間[tlをとって示し
てあり、矢印の部分が疵信号である。
第2図(′b)はフーリエ変換後の関数図であり、周波
数関数として表示される。第2図fclはバンドパスフ
ィルター関数図であり、第2図+dlはフィルター処理
後の関数図である。第2図(elはフィルター演算後逆
フーリエ変換した関数図であり、第2図falの矢印部
分の標準疵信号が明瞭に出力表示されている。
〔効果〕
次に本発明の効果を実施例に基づき明らかにする。本例
ではBffl= (H(fl+ Lffl) /2. 
fc−1。
B=5.C=35として演算を行った。第3図Falは
渦流探傷によって得た原信号の出力変化を表している。
第3図(alの横軸は時間、縦軸は信号の大きさを夫々
表している。第3図(blは第3図(alで示される原
信号をフーリエ変換した結果を表している。
第3図(blの横軸は周波数、縦軸は信号の大きさを夫
々表している。第3図telは第3図fa+で示される
原信号をフィルター演算後逆フーリエ変換した最終結果
を表している。第3図(C1の横軸は時間、縦軸は信号
の大きさを夫々表している。また中央の横線は疵判別の
ための闇値を表すものであり、この闇値を超えた場合に
はその信号を疵信号と判断する。
第3図falを注視すると疵信号のレベルと殆ど変わら
ないIa、Ha、maが検出できるが、疵信号と雑音と
の判別は困11である。
ところが第3図(C1を注視すると、闇値を超えている
のはmc 〔第3図(alのITaに対応する〕だけで
あり、残りのTc、mc  (夫々第3図fa)のr 
a、 ITaに対応する〕は闇値に達せず、雑音である
ことの判断は容易である。従って原信号では疵信号か雑
音かの判別が出来ない信号をフィルター演算することに
より、その判別を簡単明瞭に行なうことが可能である。
以上詳述した如く、本発明に係る処理方法は原信号にフ
ィルター演算を適用して渦流探傷を行うものであり、S
/N比の改善された処理信号を得ることができる。また
同条件下における同種検査材においては、一度決めた適
正なフィルター条件を繰返し利用できる等、本発明は優
れた効果を奏する。更に前記実施例は検査材をスラブ鋳
片としているが、金属管、金属板等を渦流探傷する場合
においても同様に本発明を適用できることは勿論である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する装置の略示ブロック図
、第2図は本発明に係る変換または演算処理手順に基づ
く関数図、第3図は本発明に係る実施例の信号図である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、渦流探傷によって得た原信号に対しフーリエ変換を
    施すことにより、時間関数である原信号を周波数関数に
    変換し、フィルター関数を選択通過させ、次にその結果
    に対し逆フーリエ変換を施すことにより、時間関数とし
    て復元し、原信号をフィルターに通したのと等価の結果
    を得、その結果を評価することによって渦流探傷を行う
    ことを特徴とする渦流探傷信号処理方法。
JP15446185A 1985-07-12 1985-07-12 渦流探傷信号処理方法 Pending JPS6215454A (ja)

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Cited By (5)

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JP2013113619A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Jfe Steel Corp 金属帯の渦流探傷方法

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