JPS6215430B2 - - Google Patents

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JPS6215430B2
JPS6215430B2 JP21376182A JP21376182A JPS6215430B2 JP S6215430 B2 JPS6215430 B2 JP S6215430B2 JP 21376182 A JP21376182 A JP 21376182A JP 21376182 A JP21376182 A JP 21376182A JP S6215430 B2 JPS6215430 B2 JP S6215430B2
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JP
Japan
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chamber
filling
blank
liquid
nozzle
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Application number
JP21376182A
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English (en)
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JPS59103892A (ja
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Kazuo Ueda
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Shikoku Kakoki Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kakoki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP21376182A priority Critical patent/JPS59103892A/ja
Publication of JPS59103892A publication Critical patent/JPS59103892A/ja
Publication of JPS6215430B2 publication Critical patent/JPS6215430B2/ja
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、包装機械、さらに詳しくは、容器
をコンベアに供給し、容器がコンベアにより搬送
されている間に一連の包装作業を行なうようにし
た包装機械において、容器に流動性食品のような
内容物を充てんする充てん装置に関する。
従来の技術とその問題点 食品を取扱う機械に関しては、一般に衛生管理
が強く要求される。そのために、必要最小限の空
間を外気から遮断し、その空間で包装作業をなし
うるように、容器搬送コンベア全体およびその搬
送経路にそつて順次配置された充てん装置を含む
一連の装置群の容器に対する作動部分を密閉状チ
ヤンバで取り囲むようにした包装機械が知られて
いる。
ところで、充てん装置では、給液切換時に装置
の内部より残液を抜き取る必要がある。また給液
切換時にその都度または必要に応じて装置の内部
を洗浄・殺菌する必要がある。洗浄・殺菌は装置
の内部に洗浄液・蒸気などを噴出させることによ
つて行なわれるが、噴出させた洗浄液などは残液
と同じ様に抜き取る必要がある。
従来、上述の残液などの抜取り作業は、チヤン
バに設けられ通常は閉じられている作業用窓をあ
けて、そこからドレンホースをチヤンバ内に挿入
して充てんノズルに接続することにより行なわれ
ていた。そのために、同作業の実施そのものが面
倒であるばかりか、作業用窓があけられることに
より、チヤンバ内が外気中の雑菌によつて汚染さ
れるという問題点があつた。
この発明の目的は、残液などの抜取り作業を、
チヤンバ内の無菌化を阻害することなく、簡単に
行なうことのできる包装機械における充てん装置
を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明による包装機械の充てん装置は、添付
の第11図から第14図を参照して、容器搬送コ
ンベア1の全体を取囲む密閉状チヤンバ8の上方
に配置されている充てん液タンク98と、上端が
充てん液タンク98に連通されかつ下端がチヤン
バ8内にのびて容器搬送コンベア1の搬送経路上
方の位置に開口している充てん液ノズル103と
を備えており、充てん液タンク98に殺菌蒸気お
よび洗浄液供給管105が接続されるとともに、
充てんノズル103の下方に導液管106が配置
され、導液管106が、容器搬送コンベア1の搬
送経路側方の充てんノズル103の直下より水平
方向に所定距離をおいた位置において回転自在か
つ昇降自在にチヤンバ8に支持されている垂直部
107と、これに一体的に連結されかつ上述の所
定距離に相当する長さを有する水平部108とか
らなり、垂直部107の下端はチヤンバ8の外に
突出しており、水平部108の先端に上向きのノ
ズル接続口112を有する受液器111が設けら
れ、垂直部107の上端に垂直部107と一直線
状に回転操作軸116が連結され、回転操作軸1
16の上端はチヤンバ8の上方に突出しており、
充てんノズル103の側方に、その下端より上向
きにのびかつチヤンバ8の上方に突出した昇降棒
121が配置され、昇降棒121の下端に水平突
出状係合部122が設けられ、受液器111が充
てんノズル103の直下に進入したときに係合部
122にはまるコの字状嵌合部115が受液器1
11に設けられているものである。
作 用 定常の充てん作業が行なわれているときには、
導液管106の水平部108はコンベア1の搬送
方向に向けられている。そのために、導液管10
6が、コンベア1によつて運ばれる容器の移動に
支障をきたすことがない。
充てん作業が終了し、充てん液を交換する場合
には、回転操作軸116を操作して受液器111
を充てんノズル103の直下に進入させる。そう
すると、昇降棒121の係合部に受液器111の
嵌合部115がはまりあい、この状態で昇降棒1
21を上昇させると、受液器111が引き上げら
れて、充てんノズル103の下端開口に接続口1
12が接続される。こうしておいて、装置内部の
残液などを排出すればよい。
実施例 つぎに、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
以下に説明する包装機械は2列に多列化されて
いる。各列を構成する各装置は同一である。図面
を通じて同一の部分は同一の符号で示す。
包装機械では包装体として筒状に成形された紙
製ブランクが用いられる。ブランクの内外両面に
は熱可塑性合成樹脂層が形成されている。
包装機械は、第1図および第2図に示すよう
に、無端コンベア1と、このコンベア1の搬送経
路始端上方に配置され、かつ水平回転軸2および
これの周囲に放射状に取付けられた8つのマンド
レル3を有するロータ4とを備えている。コンベ
ア1とロータ4とは同期して間欠的に駆動され
る。コンベア1は、詳しく図示しないが、水平面
内を循環する一対のチエーン5と、チエーン5に
一定間隔で取付けられた多数のホルダ6と、有底
筒状ブランクCの底を受けて案内するレール7と
を備えている。このコンベア1によつて、ブラン
クCは図中矢印Aで示すように後から前の方向に
搬送される。ロータ4は図中反時計方向に回転駆
動される。コンベア1とロータ4の全体は密閉状
主チヤンバ8で取り囲まれている。主チヤンバ8
の内部には実質的に有効な製品寿命を保証する程
度に無菌化された清浄空気が満たされている。主
チヤンバ8の頂壁上に後方から前方にかけて一連
の装置群9が配置されている。すなわち装置群9
は、筒状ブランクCの容器底部となるべき端部を
順次加熱する第1および第2次底部ヒータ10,
11と、同端部を平坦に折り込む底部ブレーカ1
2と、平坦に折り込まれた同端部を圧着する底部
シール装置13と、筒状ブランクCの容器頂部と
なるべき端部を屋根形に折り込み易くするための
折り目を付ける第1次頂部ブレーカ14と、有底
筒状ブランクCに所定量の内容物を充てんする充
てん装置15と、第1次頂部ブレーカ14によつ
て付けられた折り目にそつて同端部を折り曲げる
ことを含み同端部を最終的に屋根形に折り込む第
2次頂部ブレーカ16と、これによつて折り込ま
れた端部を加熱する頂部ヒータ17と、同端部を
圧着する頂部シール装置18とからなるいずれも
公知のものである。装置群9のうち、第1次底部
ヒータ10、第2次底部ヒータ11、底部ブレー
カ12および底部シール装置13はマンドレル停
止位置に対応するように配置されている。装置群
9のブランクCに対する作動部分は主チヤンバ8
内にのびている。主チヤンバ8の装置群9の各作
動部分が挿通した部分は、詳しく図示しないが、
作動部分が往復直線運動を行う部分に対してはジ
ヤバラを用い、回転運動を行う部分に対してはオ
イルシール、メカニカルシールを用いてチヤンバ
8の内外の通気を完全に遮断している。主チヤン
バ8内にはチヤンバ洗浄殺菌装置19が配置され
ている。また主チヤンバ8には清浄空気供給装置
20が備えられている。
主チヤンバ8の後部にはダクト21を介して密
閉状副チヤンバ22が連通状に設置されている。
副チヤンバ22内にはブランク殺菌装置23とブ
ランク受け渡し装置24が配置されている。また
副チヤンバ22の外にはブランク供給装置25が
配置されている。ブランク供給装置25の全体は
後部チヤンバ26によつて取囲まれているが、後
部チヤンバ26は主チヤンバ8および副チヤンバ
22のように密閉構造のものではない。ブランク
供給装置25は、角筒状に成形可能で平たく折り
畳まれた多数のブランクCを積み重ねた状態に収
容するマガジン27を有し、かつマガジン27よ
り平たく折り畳まれているブランクCを角筒状に
広げながら取り出す公知のものである。ブランク
受け渡し装置24は、後で詳しく述べるが、ブラ
ンク成形供給装置25より筒状に成形されたブラ
ンクCを受け取つてブランク殺菌装置23に供給
し、かつブランク殺菌装置23より殺菌済の筒状
ブランクCを受け取つてロータ4に渡すものであ
る。
チヤンバ洗浄殺菌装置19は、第3図および第
4図に示すように、主チヤンバ8内の所要個所配
置された洗浄液噴霧ノズル28、洗浄液噴霧ボー
ル29および殺菌液噴霧ノズル30を備えてい
る。洗浄液噴霧ノズル28およびボール29から
洗浄液を噴射させた状態でコンベア1を運転する
ことにより、コンベア1および主チヤンバ8の内
部を自動的に洗浄することができる。また噴霧ノ
ズル30より殺菌剤を噴霧することにより、コン
ベア1および主チヤンバ8内の殺菌をすることが
できる。殺菌剤としては、35%濃度の過酸化水素
水が用いられる。
第5図は、清浄空気供給装置20を示す。
主チヤンバ8の前部に完成容器排出口31が設
けられるとともに、副チヤンバ22の後部にブラ
ンク供給口32が設けられている。これらの排出
口31および供給口32にはそれぞれ蓋33,3
4が開閉自在に設けられている。主チヤンバ8お
よび副チヤンバ22には空気発生装置35よりの
びてきて分岐した空気供給管36がそれぞれ接続
されている。空気供給管36の分岐後の部分には
それぞれ逆止弁37が設けられている。空気発生
装置35は、吸気フイルタ38、電動送風機3
9、滅菌フイルタ40および加熱ヒータ41から
なる。また主チヤンバ8および副チヤンバ22の
適当な箇所には空気排出管42が接続されてい
る。空気排出管42には開閉弁43が設けられて
いる。さらに清浄空気供給装置20は主チヤンバ
8内の圧力を検出する検出器44を備えている。
その検出圧が設定圧以下となると、検出器44の
出力信号に基いて空気発生装置35が作動するよ
うになされている。なお第5図には示されていな
いが、空気供給管36の一部はブランク殺菌装置
23へも導かれている(第6図から第8図参
照)。
包装機械の定常運転時には、空気発生装置35
から常時清浄空気が供給される。これにより、両
チヤンバ8,22の内部が陽圧に保たれる。そう
すると、両チヤンバ8,22内に外気が流入する
ことがなく、両チヤンバ8,22の外部からの空
気が流入することによる汚染を防止することがで
きる。
夜間のように、包装機械の運転を休止するとき
は、蓋33,34を閉め、かつ排出管42の開閉
弁43を閉じておけば、空気発生装置35の運転
が停止しても、供給管36が逆止弁37で自動的
に閉じられるから、両チヤンバ8,22内は陽圧
に保たれる。供給管36は、逆止弁37で両チヤ
ンバ8,22と遮断されるとともに、滅菌フイル
タ40で大気と隔離されているから、供給管36
が汚染されることがない。そのために供給管36
の日常の滅菌作業が不要である。何らかの要因で
両チヤンバ8,22内の圧力が低下すると、これ
を検出器44が検知して電動送風機39が作動す
る。これによつて両チヤンバ8,22内は常に所
定の陽圧値に保たれる。
第6図から第8図に、副チヤンバ22およびブ
ランク殺菌装置23の詳細が示されている。
副チヤンバ22は、前部に主チヤンバ8に通じ
るブランク出口45を有する乾燥チヤンバ46
と、前部が連通口47を介して乾燥チヤンバ46
に通じかつ後部にブランク入口48を有する殺菌
チヤンバ49と、殺菌チヤンバ49のブランク入
口48を含む開口部を覆う加圧チヤンバ50とか
らなる。乾燥チヤンバ46は前後方向を厚みとす
る偏平状箱形のもので、その前部壁にブランク出
口45が設けられている。乾燥チヤンバ46の頂
壁には空気供給管36および空気排出管42の一
端が接続されている。殺菌チヤンバ49は、前端
が開口された横向き有底筒状のもので、乾燥チヤ
ンバ46の後部壁を一方の閉鎖壁とするようにこ
れに開口端が密着させられている。殺菌チヤンバ
49のブランク入口48は連通口47の後方延長
線上に位置している。加圧チヤンバ50は、前端
が開口されかつ殺菌チヤンバ49を所要の空間を
おいて覆うことのできる大きさを有する箱形のも
ので、殺菌チヤンバ49と同様に乾燥チヤンバ4
6の後部壁を一方の閉鎖壁とするようにこれに開
口端が密着せられている。この加圧チヤンバ50
の後部壁に上述したブランク供給口32が設けら
れている。加圧チヤンバ50の頂壁にも空気供給
管36の一端が接続されている。
ブランク殺菌装置23は、乾燥チヤンバ46内
に配置された乾燥用コンベア51と、殺菌チヤン
バ49内に配置された殺菌用コンベア52と、前
者のコンベア搬送経路に配置された熱風吹出しノ
ズル53と、後者のコンベア搬送経路に配置され
たブランク殺菌用殺菌液噴霧ノズル54とからな
る。
乾燥用コンベア51は、相互に上下に所定間隔
をおいて配置されかつ前後方向にのびた回転中心
を有する駆動および従動スプロケツト55,56
と、両スプロケツト55,56に巻き掛けられた
エンドレスチエーン57と、エンドレスチエーン
57に一定間隔をおいて取付けられた多数の乾燥
用ブランクホルダ58とからなる。各ホルダ58
がブランク出口45および連通口47を臨む位置
を通過して移動するように乾燥チヤンバ46内に
乾燥用コンベア51が配置されている。殺菌用コ
ンベア52は、前後方向にのびた水平回転軸59
と、これの周囲に一定間隔をおいて取付けられた
4つの殺菌用ブランクホルダ60とからなる。各
ホルダ60が連通口47およびブランク入口48
を臨む位置を通過して移動しうるように殺菌チヤ
ンバ49内に殺菌用コンベア52が配置されてい
る。乾燥用および殺菌用の両ブランクホルダ5
8,60は、ともに同形状のもので、筒形ブラン
クCを水平姿勢に保持してその上下方向の移動は
拘束するが前後方向の移動は自由とするように、
筒形ブランクCの角部にそわされるように配置さ
れた複数の水平片を備えている。
熱風吹出しノズル53は、乾燥チヤンバ46内
を上下方向にのびた熱風供給管61に乾燥用ブラ
ンクホルダ58の取付間隔に等しい間隔をおいて
取付けられている。その吹出し口は同ブランクホ
ルダ58の軸方向に向けられている。熱風供給管
61の上端は絶縁筒62を介して乾燥チヤンバ4
6の頂壁を貫通してその上方に突出している。そ
の突出端に空気供給管36が接続されるととも
に、バーナ63が取付けられている。
ブランク殺菌用殺菌液噴霧ノズル54は、後向
きの有底筒体64の底部に取付けられている。こ
の筒体64は、殺菌用ブランクホルダ60が水平
回転軸59から垂下したときに、同ホルダ60の
前方延長線上に位置するように乾燥チヤンバ46
内を前後方向に横断し、かつその開口が殺菌チヤ
ンバ49を臨むように乾燥チヤンバ46内に設け
られている。これによつて、同噴霧ノズル54の
吹出口はブランクホルダ60の軸方向に向けられ
ている。
乾燥用コンベア51の駆動スプロケツト55
は、乾燥チヤンバ46内を前後方向に渡された回
転軸65に固定されている。この回転軸65の前
端は乾燥チヤンバ46の前部壁を貫通してその外
部に突出しており、その突出端にプーリ66が固
定されている。このプーリ66には図示しない原
動機の出力軸に固定されたプーリとの間にベルト
67が巻き掛けられている。このベルト67によ
つて、乾燥用コンベア51は、そのホルダ58が
ブランク出口45および連通口47を臨む位置に
停止しうるように間欠的に駆動される。一方殺菌
用コンベア52の水平回転軸59は、乾燥チヤン
バ46の後壁にこれに取付けられた筒体68を介
して支持されている。この水平回転軸59の前端
は乾燥チヤンバ46内に突出しており、その突出
端に駆動スプロケツト69が固定されている。こ
のスプロケツト69は、殺菌用コンベア52のブ
ランクホルダ60が連通口47およびブランク出
口48を臨む位置に停止しうるようにエンドレス
チエーン57にかみ合わされている。これによつ
て、殺菌用コンベア52は、乾燥用コンベア51
と同期して間欠的に駆動される。その駆動間隔
は、1ピツチのホルダ60の回転で90度である。
また乾燥チヤンバ46のブランク出口45を臨む
ようにその前方のダクト21内にブランクガイド
70が設けられるとともに、殺菌チヤンバ49の
ブランク入口48を臨むようにその後方の加圧チ
ヤンバ50内にブランクガイド71が設けられて
いる。両ブランクガイド70,71はともにブラ
ンクホルダ58,60とほぼ同形状のものであ
る。
さらに殺菌チヤンバ49の下部には乾燥チヤン
バ46および加圧チヤンバ50を貫通してのびて
きた空気排出管42が接続されている。加圧チヤ
ンバ50の内部には空気供給管36によつて速や
かに清浄空気が供給されることと、殺菌チヤンバ
49内部の空気が空気排出管42によつて速やか
に排出されることによつて、加圧チヤンバ50の
内部は殺菌チヤンバ49の内部より高圧に保たれ
る。そのために殺菌チヤンバ49内部の空気は加
圧チヤンバ50に流出することがない。したがつ
て殺菌チヤンバ49内に噴霧された殺菌剤は空気
排出管46より排出される空気とともに排出され
る。これによつて、殺菌剤による大気の汚染が防
止される。
第6図、第9図および第10図は、ブランク受
け渡し装置24の詳細を示す。
ブランク受け渡し装置24は、加圧チヤンバ5
0内の殺菌チヤンバ49の側方を前後方向にのび
た上下一対の水平案内棒72と、水平案内棒72
にころ73を介して移動自在に支持されたキヤリ
ツジ74と、キヤリツジ74の上下にブラケツト
75,76を介して相互に所定間隔をおいて平行
に回転自在に支持されかつ前後方向にのびた一対
の上下部爪軸77,78と、上部爪軸77に固定
された上部爪79と、下部爪軸78の前後に相互
に所定間隔をおいて固定された第1および第2下
部爪80,81とを備えている。
水平案内棒72は、その前端部付近において乾
燥チヤンバ46の後部壁に片持状態に支持されて
いる。キヤリツジ74には連結リンク82を介し
て駆動アーム83の先端が連結されている。駆動
アーム83は左右方向にのびた水平軸84に支持
されている。駆動アーム83が図示しない手段に
よつて揺動させられることにより、キヤリツジ7
4が水平案内棒72にそつて前後方向に往復動さ
せられる。上部爪軸77の大半は、乾燥チヤンバ
46の後部壁にあけられた貫通孔85を介して乾
燥チヤンバ46内に入り込んでいる。上下部爪軸
77,78は、相互に回転運動を伝達し合うよう
に一対のアーム86,87およびリンク88によ
つて連結されている。上部爪軸77の同アーム8
6の前方に作動アーム89が斜め上向き固定され
ている。このアーム89には連結部材90を介し
て昇降体91が連結されている。昇降体91は、
昇降棒92と、これの下端に固定されかつ前後方
向にのびた左右一対の水平案内レール93と、こ
れらのレール93に支持されたトロリ94とから
なる。昇降棒92には図示しないエアシリンダに
よつて昇降させられる。昇降棒92をレール93
およびトロリ94とともに昇降させると、連結部
材90を介して作動アーム89が揺動し、これに
したがつて上部爪軸77が回転する。上部爪軸7
7の回転運動は一対のアーム86,87およびリ
ンク88によつて下部爪軸78に伝達される。こ
うして上下部爪軸77・78がともに回転させら
れると、これらに固定された上部爪79、第1下
部爪80および第2下部爪81が第10図に実線
と鎖線で示すように水平姿勢からほぼ垂直の下向
き姿勢の範囲で揺動する。また殺菌チヤンバ49
の周壁には切欠部95が設けられており、この切
欠部95を挿通して第1および第2下部爪80,
81が殺菌チヤンバ49の内部に入り込むように
なされている。各爪79,80,81が揺動させ
られるときに、上部爪79は乾燥チヤンバ46の
ブランク出口45を臨む位置に停止した乾燥用ブ
ランクホルダ58に保持されたブランクCに対し
て、係合離脱自在であり、第1下部爪80は連通
口47およびブランク入口48を臨む位置に停止
した殺菌用ブランクホルダ60に保持されたブラ
ンクCに対して係合離脱自在であり、第2下部爪
81は同殺菌用ブランクホルダ60に保持される
べき待機するブランクCに対して係合離脱自在で
ある。この最後のブランクCは、上述した加圧チ
ヤンバ50内のブランクガイド71に保持されて
いる。また上部爪軸77の上部爪79の前方には
図示しない別の爪が固定されている。この爪は、
上部爪79によつて乾燥用ブランクホルダ58よ
り抜き取られたブランクCをさらに前方に送るた
めのものである。このブランクCはダクト21内
のブランクホルダ70に案内されて前方に送られ
る。さらにキヤリツジ74にはこれより下部爪軸
78の下方を後方に向かつてのびた水平棒96が
取付けられている。水平棒96の後端には係合片
97が固定されている。この係合片97によつて
ブランク供給装置25より送られてきたブランク
Cが第2下部爪81の進退ローク範囲すなわちブ
ランクガイド71に保持される位置まで引寄せら
れる。ブランク供給装置25によつて筒状に成形
されたブランクCは、係合片97および第2下部
爪81によつて前方へ送られて殺菌用ブランクホ
ルダ60のいずれかに保持される。このときのホ
ルダ60は水平回転軸59を通る水平線上に停止
している。殺菌用コンベア52が1ピツチ駆動さ
れると、同ブランクCは噴霧ノズル54の正面の
位置まで移動させられ、噴霧ノズル54より殺菌
剤が噴霧されることにより、その内外面が均一に
殺菌される。ついで同コンベア52が3ピツチ駆
動されることにより、殺菌剤の噴霧されたブラン
クCは殺菌チヤンバ49内を一巡して元の位置に
戻る。そしてこの停止位置において第1下部爪8
0によつて前方に送られることにより、ブランク
Cは殺菌用ブランクホルダ60より抜き去られて
乾燥用ブランクホルダ58のいずれかに保持され
る。同ブランクCの抜き去られた殺菌用ブランク
ホルダ60には第2下部爪81によつて別のブラ
ンクCが送り込まれてくる。乾燥用ブランクホル
ダ58に保持されたブランクCは、乾燥チヤンバ
46内を移動させられる間に熱風吹出しノズル5
3より殺菌乾燥される。同ブランクCが乾燥チヤ
ンバ46内を一巡して元の位置より搬送方向2ピ
ツチ手前の停止位置まで運ばれてくると、上部爪
79によつて殺菌用ブランクホルダ58から抜き
取られて前方に送られる。こうして乾燥用ブラン
クホルダ58より抜き去られたブランクCはブラ
ンクガイド70に保持されてさらに前方に送ら
れ、主チヤンバ8に供給される。
第11図から第14図は、充てん装置15を示
す。
充てん装置15は、充てん液タンク98と、上
端が充てん液タンク98に連通されるように分岐
管99を介して充てん液タンク98の底部に接続
された充てんシリンダ100と、充てんシリンダ
100の上下端の中間部に接続管101を介して
接続された定量シリンダ102と、充てんシリン
ダ100の下端に接続された充てんノズル103
とを備えている。
充てん液タンク98には給液管104が接続さ
れている。また充てん液タンク98および定量シ
リンダ102には洗浄殺菌装置19よりのびてき
た洗浄液供給管105がそれぞれ接続されてい
る。充てんノズル103は、主チヤンバ8の頂壁
と貫通してその内部にのびており、その下端開口
がブランク移送経路の真上に位置させられてい
る。なお充てん作業は、1個の有底筒状ブランク
Cに対して2回行われる。そのためにブランク搬
送経路にそつて2つの充てんノズル103が前後
に隣接して配置されている。
主チヤンバ8内の充てんノズル103の下方に
導液管106が設けられている。導液管106
は、充てんノズル103の真下より左右方向に所
定距離をおいた位置において回転自在かつ昇降自
在に主チヤンバ8に支持された垂直部107と、
垂直部107に一体的に連結されかつ上述の距離
に相当する長さを有する水平部108とからな
る。垂直部107の下端は主チヤンバ8の底壁を
筒状シール部材109を介して貫通してその外部
に突出している。そのシール部材109には排液
管110が接続されている。一方水平部108の
先端には受液器111が取付けられている。受液
器111には隣接した2つの充てんノズル103
に対応して2つのノズル接続口112が上向きに
あけられている。両ノズル接続口112はともに
導液管106に通じている。ノズル接続口112
の縁部には弾性材よりなる環状シール部材113
が取付けられている。さらに受液器111の両側
部には上方突出対向状に一対の係合片114が設
けられている。各係合片114には第14図に示
すように横向の開口を有するコの字状嵌合部11
5が設けられている。
導液管106の垂直部107の上端には垂直部
107に一直線状につらなつて回転操作軸116
が連結されている。回転操作軸116は、主チヤ
ンバ8の頂壁に取付けられた案内筒117を摺動
自在に挿通してその上方に突出している。その突
出端には操作ハンドル118が取付けられてい
る。操作ハンドル118は、主チヤンバ8上に立
てられた垂直円柱状スペーサ119およびこれの
上端に固定された水平円板状摺接部材120を介
して主チヤンバ8の頂壁に受けられている。操作
ハンドル118を回転させることにより、回転操
作軸116および導液管106を介して受液器1
11が水平面内で施回する。
一方充てんノズル103の近傍にはその下端開
口より上向きにのびた昇降棒121が設けられて
いる。昇降棒121の下端には左右方向にのびた
水平突出状係合部122が一体的に設けられてい
る。また昇降棒121の上端は、主チヤンバ8の
頂壁に取付けられた案内筒123を摺動自在に挿
通してその上方に突出するとともに、さらに案内
筒123の真上の主チヤンバ8の頂壁上面に取付
けられた摺動案内板124を摺動自在に挿通して
その上方に突出している。その突出端には角筒体
125がねじ止められている。角筒体125の左
右両側は、それと同じ前後方向の厚みを有する一
対のブロツク状昇降案内部材126によつて受け
られている。角筒体125の前後面には突起12
7がそれぞれ一体的に設けられている。そして各
筒体125およびその左右両側の昇降案内部材1
26を前後から挟みかつその各前後面を案内面と
して摺動案内板124上に左右方向に長い方形状
の前後一対の可動板128が左右方向に移動自在
にのせられている。両可動板128には突起12
7がはめ込まれた溝129がそれぞれ形成されて
いる。各溝129は、第13図に示すように右上
りに傾斜している。両可動板128の一端にはね
じ体130が挟持されている。ねじ体130には
主チヤンバ8の頂壁に軸受131で支持されたね
じ棒132の一端がねじ込まれている。ねじ棒1
32の他端には回転ハンドル133が取付けられ
ている。
定常の充てん作業が行われているときには、無
端コンベア1によつて運ばれるブランクCの移動
に支障のないように、導液管106の水平部10
8は前後方向を向いている。
充てん作業が終了して充てん液を交換する場合
には、上述のようにして受液器111を施回させ
て充てんノズル103の下端開口の真下に進入さ
せる。そうすると昇降棒121の係合部112に
係合片114の嵌合部115がはめられる。これ
により、受液器111が充てんノズル103の真
下に位置決めされかつ昇降棒121に係合され
る。ついで回転ハンドル133を回転させると、
ねじ棒132が回転し、これにねじ合わされたね
じ体130とともに可動板128が第13図で左
方向に移動する。そうすると可動板128の溝1
29によつて突起127が押し上げられる。その
結果、昇降棒121が受液器111とともに引き
上げられ、充てんノズル103の下端開口に受液
器111の接続口112がシール部材113を介
して気密状態に接続される。こうしておいて充て
ん装置15の各部に残つている充てん液を排出す
るようにすればよい。さらに必要に応じて、洗浄
液供給管105より洗浄液または高温蒸気を噴出
させることにより、充てん装置15の各部の洗浄
殺菌をすることができる。使用後の洗浄液または
蒸気は、充てん液と同様にして排出することがで
きる。これらの充てん液の抜き取りおよび洗浄殺
菌の作業は、主チヤンバ8の外部よりその気密を
保持したままで操作ハンドル118および回転ハ
ンドル133を操作することにより行うことがで
きるから、同作業を実施することにより、主チヤ
ンバ8が外気により汚染される恐れがない。
発明の効果 この発明によれば、回転操作軸を回転させかつ
昇降棒を昇降させるだけの簡単な操作により、装
置の内部から残液などを抜き取ることができ、し
かもそのための操作をチヤンバの外からその内部
を密閉したままで行なうことができるために、チ
ヤンバ内の無菌化が阻害されることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は包装機械の側面図および
正面図、第3図および第4図はチヤンバ洗浄殺菌
装置の配置状態を示す側面図、第5図は清浄空気
供給装置の配置状態をしめす側面図、第6図は副
チヤンバの内部を示すものであつて、ブランク殺
菌装置および受け渡し装置の斜視図、第7図はブ
ランク殺菌装置部分を示す副チヤンバの拡大垂直
縦断面図、8図は第7図の―線にそう断面
図、第9図はブランク受け渡し装置部分を示す副
チヤンバの拡大垂直断面図、第10図は第9図の
―線にそう断面図、第11図は充てん装置部
分を示す主チヤンバの拡大垂直横断面図、第12
図は第11図のXII―XII線にそう断面図、第13図
は第12図の―線にそう断面図、第14
図は第13図の―線矢視図である。 1…コンベア、8…チヤンバ、98…充てん液
タンク、103…充てんノズル、105…供給
管、106…導液管、107…垂直部、108…
水平部、111…受液器、112…ノズル接続
口、115…嵌合部、116…回転操作軸、12
1…昇降棒、122…係合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 容器搬送コンベア1の全体を取囲む密閉状チ
    ヤンバ8の上方に配置されている充てん液タンク
    98と、上端が充てん液タンク98に連通されか
    つ下端がチヤンバ8内にのびて容器搬送コンベア
    1の搬送経路上方の位置に開口している充てん液
    ノズル103とを備えており、充てん液タンク9
    8に殺菌蒸気および洗浄液供給管105が接続さ
    れるとともに、充てんノズル103の下方に導液
    管106が配置され、導液管106が容器搬送コ
    ンベア1の搬送経路側方の充てんノズル103の
    直下より水平方向に所定距離をおいた位置におい
    て回転自在かつ昇降自在にチヤンバ8に支持され
    ている垂直部107と、これに一体的に連結され
    かつ上述の所定距離に相当する長さを有する水平
    部108とからなり、垂直部107の下端はチヤ
    ンバ8の外に突出しており、水平部108の先端
    に上向きのノズル接続口112を有する受液器1
    11が設けられ、垂直部107の上端に垂直部1
    07と一直線状に回転操作軸116が連結され、
    回転操作軸116の上端はチヤンバ8の上方に突
    出しており、充てんノズル103の側方に、その
    下端より上向きにのびかつチヤンバ8の上方に突
    出した昇降棒121が配置され、昇降棒121の
    下端に水平突出状係合部122が設けられ、受液
    器111が充てんノズル103の直下に進入した
    ときに係合部122にはまるコの字状嵌合部11
    5が受液器111に設けられている包装機械にお
    ける充てん装置。
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