JPS62153138A - 高温溶融物の流量調整方法 - Google Patents

高温溶融物の流量調整方法

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JPS62153138A
JPS62153138A JP29168985A JP29168985A JPS62153138A JP S62153138 A JPS62153138 A JP S62153138A JP 29168985 A JP29168985 A JP 29168985A JP 29168985 A JP29168985 A JP 29168985A JP S62153138 A JPS62153138 A JP S62153138A
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湯村 隆史
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井原 昭夫
Shiyunji Kuwazuka
鍬塚 峻二
Yutaka Tsuruya
鶴谷 裕
Yoshinobu Oda
小田 由信
Shigenori Masunaga
升永 重範
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高温溶融物の流量調整方法に関する。
さらに詳しくは、溶融スラグからロック・ウール、デビ
トロセラム等を製造するための電気式の溶融炉から高温
溶融物を実質的に一定流量で排出する方法に関する。
〔従来の技術〕
製鉄所の高炉から多量に副生ずる高温の溶融状のスラブ
は、これを水で急冷破砕して水砕スラグに加工したもの
が高炉セメント、セメント混合材、i′I!盤改良材、
コンクリート骨材等に利用されている。また、これを広
大な敷地に放流し、冷却してスラブ砕石(徐冷スラグ)
に加工したものが路盤材、骨材、埋立資材等のほかに、
ロックウール原料として利用されている。
従来のロックウール製造は、スラグ砕石に必要に応じて
成分調整材を添加して電気炉、キュポラ等の溶融炉で再
溶融し、溶融物を製綿機に供給し、遠心力及び/又は圧
力空気、スチーム等の流体圧力で繊維化する方法が採ら
れている。この従来方法は、スラグ砕石を使用するので
、原料の輸送や貯蔵に便利であり、またロックウール原
料の化学成分調整をしやすいが、高炉から持ち出した莫
大な熱硼を放冷時に放出して利用できず、廃棄している
結果になっている。
そこで、省エネルギーの観点より高炉からの高温溶融ス
ラブを電気炉に直接装入し、電気炉で成分調整と温度調
整した後、製綿機に供給する方法が注目されている1例
えば特公昭37−4559号公報に高滓綿製造法として
記載されている。特開昭59−131534号公報など
も全く同じ技術内容のものである。この方法では、溶融
スラグを電気炉で僅かに加熱し、成分調整材を融解させ
るだけのエネルギー消費で済むので、従来方法に比較し
て多大なエネルギーを節約することができる。しかし高
炉のスラグ排出作業は数時間毎で間欠的であり、鋼車で
輸送された溶融スラグの電気炉への装入も間欠的になら
ざるを得ない、ロックウールの製造は連続作業であり、
電気炉内の溶融物は連続的に減少する。一方、ロックウ
ールの品質の安定化、歩留の向上には、製綿機への溶融
物の供給量をできるだけ変動しないようにすることが肝
要であり、そのため電気炉から溶融物の定量排出が必要
である。
これに対して、実公昭40−5767号公報には、水冷
構造の流出孔体の孔に環状孔部材を設けて、一定量の流
出をはかる装置が提案され、特開昭51−84929号
公報には一定量排出の方法の記載はないが、連続且つ一
定量の割合で溶融物を流出させてロックウールを製造す
ることが記載されている。また、特公昭53−3792
9号公MV1ザI上 量−汁<k +ナヘhイ1;H゛
ρ錫札^J々由爪だめの傾動操作は、単位時間に流出す
るスラグ溶融物が十分に一定に維持されるように調節さ
れる、と希望条件は書かれているが、具体的方法の記載
はない、特開昭56−113335号公報には、液面上
に支配する圧力を調整することにより浴の排出量を制御
する方法が提案されて1いる。このように電気炉内の溶
融物の減少に対応して!気炉内の圧力を徐々に高めてノ
ズルからのfJttを一定に保つか、或いはノズルの開
口度を溶融物の減少と共に徐々に大きくして流量を一定
に保つ方法が考えられている・ しかし、前者の加圧調整方法では、加圧装置及びその制
御装置を別途装備しなければならないため、全体システ
ムが大型化且つ複雑化し、また電気炉を気密且つ耐圧構
造にしなければならない。
後者の開口度調整方法では、連続的に減少する電気炉内
の溶融物の着に対応してノズルの開口度を正確に制御す
るのは難しく、定植性の確保に問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本来、液状物を一定量ずつ流出させるには、その流出流
量を測ることが出来ればこの流量を信号として、これが
一定となるよう流出口のバルブを制御するのが通常の方
法であるが、本発明が対象とする高温溶融物では、温度
が下ると固化するという性質のために流出流量の直接測
定は非常に困難である。また、流出口のバルブ的制御も
前記の如く困難である。炉内の液面を正確に測定するこ
とができれば、この液面と流出口のヘッドを一定にする
ことによって一定量の排出が可能となるが、溶融物が高
温のため接触式液面計は勿論のこと、超音波等の非接触
式液面計も使用できない。
電気炉を積載している架台の下にロード・セルなどの重
量測定装置を設置し、この測定値より風袋の電気炉重量
を差し引いて内容物の重量を知り、この時間による変化
を予めセットした時間当り排出量と一致させるように電
気炉を傾動させ、間接的に液面と排出口とのヘッドを一
定にする方法が考えられた。しかしロード嗜セルは重量
物測定を目的としたものであるので、その感度←限界が
あり精度に問題がないこともない。また、東狼変化を検
知してから炉を傾動させるので当然タイム・ラグがあり
、これを克服すべく計装上、比例回路、微分回路、積分
回路などを採用したとしても限度があり、ハンチングや
オフセット等の問題を生じる。これらの密閉に近い容器
中の高温溶融物を排出するのに、一定に流?調整する方
法についてのこれらの問題点を解決するのが本発明の目
的である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、溶融炉内に溶融材料及び必要に応じて成分調
整材を間欠的に装入し、溶融物を連続的に且つ流量調整
して排出する方法において、溶融物温度を目標温度の±
20℃以内に保持すると共に炉体形状よりの計算値又は
溶融材料について予め行った実測値に基づいて、所定時
間に予め決められた微小角度ずつ炉体を傾動させていき
、実質的に定流量に排出させることを特徴とする高温溶
融物の流量調整方法である。
定流量とはいっても、溶融材料を間欠的に装入するので
、この装入時に炉体を迅速に立て直し実質的に正立した
炉に装入する場合と、この炉体の立直し装入に際しても
一定流量を保持させるよう、炉体が最も傾いた状態から
直ちに装入を開始し、炉内溶融物の増加につれて段階的
又は連続的に炉体を徐々に立て直していく場合とがある
。前者の場合には、炉の立て直し及び装入に要する時間
は、1サイクルの10〜15%であるので、この間排出
量は一時的に減少し、また装入につれて増加するが、時
間的に短時間であって品質に対する影響は小さい、後者
の方法をとれば、常時一定流量で排出させ得るが、制御
装置が若干複雑となる。更に説明すると前者の場合、高
炉スラグなどの溶融材料を装入するのに電気炉を実質的
に垂直に立てて装入するが、この炉体の立て直し時に排
出口と炉内液面とのヘッドは減少してIi賃はやや減少
するが、続く装入によって液面は急速に上昇し排出流量
も次第に増加する。即ち、排出流量は一時的に若干減少
し、また装入につれて増加する終’、/h7;、−f−
どスーごの亦1楠ル譜はトい迅ろじI+侠−材料の装入
装置を炉が傾いた状態でも装入可能となるようにして、
炉体が最も傾いた状態即ち炉内適正残凌に到達した時、
直ちに装入を開始すると共に、炉を立て直す方向で液面
と排出口とのヘッドが一定となるように炉体をマイナス
傾動即ち垂直に戻すようにさせる。これは装入用鋼車の
重量測定より装入流量を検知して、マイナス傾動の時間
当りの角度を決めることにより可能となる。これによっ
て炉の立て直し、装入時間にも排出i?、を一定に保持
することができる。
高温溶融物は、温度によって粘度が犬きく変化する。粘
度が変化すれば同一のヘッドで即ち炉の傾動角度が同一
であっても、また排出口が同一の径であっても流出jよ
は大きく異る。そこで温度は基準温度に対し、少なくと
も±20℃以内に保持する必要がある。実際の溶融材料
に成分調整材を加えた5i0241%、Anyo313
%、 Ca036%、  Mg06%、その他4%の組
成のものについて、1470℃±20℃において粘度は
7.7±! 2ポイズであった。基準温度付近で±20
”0の変動範囲に温度を保持すれば、流量に与える影響
は僅小である。
炉体形状よりの計算値、又は溶融材料について予め行っ
た実測値に基いて、所定時間に予め決められた微小角度
ずつ炉体を傾動させるとは、一定時間毎に、その時点で
の炉体の傾き角度ごとに予め定めた微小角度ずつ段階的
に炉体を傾動させるか、また−回ごとの傾動させる角度
を一定として時間間隔を、その時点での炉体の傾き角度
ごとに予め決めた間隔としても同様である。特にそれ程
の精度を要しない場合には、一定時間(例えば1分)毎
に、一定の微小角度(例えば0.2度等)だけ段階的に
炉体を傾動させることをも含む、即ちこれは前者の必要
な傾動角度を各時間間隔毎に設定させるのに対し、後者
はこれを時間に対し一定微小角度だけ傾動させるもので
ある。
また、この時間間隔を限りなく微小にしていけば、炉体
の傾き角度について予め定められた傾動角度の時間につ
いての微分値に合致するように連続的に炉体を傾動させ
る場合をも包含する。これは炉体の各傾き角度について
傾動角度の時間についての変化率を予めプログラム的に
定めておき各傾き角度について、この変化率即ち微分値
となるよう傾動させていくものである。
以上の如き、設定は炉内溶融物の組成をある組成あるい
はそれと同一の温度〜粘度挙動をする組成のものと1.
て設定される。しかし、炉内溶融物の組成が予定してい
たものと異って来た等の原因で所定時間に予め決められ
た微小角度ずつ炉体を傾動させて行っても、初めの設定
が異っている以F、より長い時間経過後に排出流量が予
定値と異っていることが起り得る。この場合には、炉内
溶融物の重量の変化値をロードセル等で検知するか、排
出溶融物の重量を製品重量より検知する等、より長い時
間経過後排出蓋の累計値より検知し、所定時間に予め決
められた微小角度の傾動に修正を行う、これが第2の発
明である。
これを実施するには、排出量累計値が予定値と一定値以
上の差異を生じていることを検知したら、先づ温度関係
が予定の範囲内にあるかどうかを検知し、温度が予定範
囲を外れている時は電気炉の加熱系の制御を修正する。
温度が予定範囲に入っている場合は、予め少しずつ異っ
た温度〜粘度挙動の溶融物組成についての、所定時間に
予め決められた微小角度をセットしておき、累計値の差
異の大きさに応じ、その中より選択して傾動角度の修正
を行う等の手段によって行うものである。これらの修正
制御はコンピュータ等を用いて行いうることは、容易に
理解されることであろう、この修正手段はこれに限られ
るわけではなく、より簡単には、所定時間に予め決めら
れた微小傾動角度に、その角度での排出量予定値が該予
定値と異っている程度に応じた係数を乗じて微小傾動角
度を修正するようにしてもよい、炉が最も傾いた状態、
即ち最適残量の状態より迅速に炉を立て直し、炉が垂直
になってから装入を開始する場合について更に説明する
。炉のケて戻し段階より電気炉の加熱を強化し、次に入
る低温度装入物の温度上昇をはかると共に珪石等の成分
調整材をgfc++n l  亡婁かy箇X圧硅ゼフル
叱;又l−切秤ル行う、装入完rと共に所定時間に予め
決められた微小角度ずつ炉体の傾斜を大きくしていく、
傾動角度は全体でもlO〜15度程度の僅かであるので
、角度は第1図及び第3図における押上シリンダーなど
のストローク長さに比例すると考えてよい、従って、所
定時間にこの押上シリン、グーを所定長さだけ押上げて
行っても同じである。この流:5調整は段階的であって
も、1回の角度が僅かであるので、実質的には連続的に
傾動させるのと同等であるが、後記のように傾動装置を
工夫して、時間当りの傾動角度の割合を所定の値にして
連続的に排出させればなおよいことは勿論である。流量
とか、液面とか、内部溶融物量とかの他の特性イ1の測
定に基づく制御でないので、タイムΦラグがないのが特
質すべき利点である。しかし前記した如く、内容物の成
分変動、温度変動などの外乱により、前記の一定時間よ
りもずっと長い時間間隔で、炉内内容物の減少量をロー
ド・セル等を通じて測定し、当初予定の排出量との差を
検出し。
前記の所定時間毎の予め決められた微小傾動角度を修正
すると更によい結果を得る。また排出溶融物の時間当り
重陽をロックウール重量より測定して前記と同様の傾動
角度の修正を行ってもよい。
長時間の場合、重量測定の誤差は影響が少なくなる。
以下図面について説明する。第1−図及び第2図は高温
溶融物の保熱用電気炉とその関連設備の正面図である。
第1図において、高炉(図示せず)からの高温溶融スラ
グは鋼車2により直接電気炉1まで運搬され、電気炉l
の上部に設けた材料受入口としての装入装置3を介して
所定量ずつ間欠的に電気炉1に装入される。導管15に
より成分調整材(ロックウール製造にあっては珪石など
)を添加し、電気炉l内で所定温度(1400〜160
0℃)に加熱後、電気炉lの排出口を形成するノズル4
から連続的に製綿機5に定量供給し、製綿機5でロック
ウールを製造する0本発明にあっては、ノズル4から溶
融物を製綿機5に供給する場合に、漸時変化する電気炉
l内に収容された溶融物の量に対応して、所定時間に予
め決められな微小角度ずつ段階的或いは連続的に電気炉
1を傾動させ、ノズル4から排出する溶融物の槍を一定
に保っている。
電気炉lは炉体からの熱放散を防ぐために、複層の耐火
レンガ層を内張すし炉内雰囲気を不活性ガス、例えば窒
素ガスにて保持し、空気の侵入を極力抑えるため電気炉
1の各部をシール構造にしている。電気炉lの下面13
は湾曲状に形成されており、架台10の上面に配設され
たガイドローラ14上に載置した電気炉lの湾曲状下面
13が、上記ガイドローラ14に沿って摺動することに
よって電気炉lの傾動操作を滑らかにしている。勿論、
ガイドローラ14を使用せず、傾動機構作動の際のズレ
を防ぐように転勤可能なかみ合せロッカ方式を採用すれ
ばなおよい、架台10はロードセル9の上に積載されて
いる。
第1図及び第2図では、′電気炉1を傾動させるのに油
圧シリンダ11とピストン12の組合せを用いている。
油圧シリンダに限らず、流体圧シリンダを使用し得るこ
とは勿論である。第2図において、16は所定時間毎に
信号を出すタイマである。17は定量ポンプであって、
タイマ16の信号を受けると所定量の油を油貯留槽(図
示せず)より供給ライン18を経て油圧シリンダ11に
送りピストン12を所定高さだけ上げる。これによって
電気炉lは、回転の半径が非常に大であって、ピストン
12の上昇する高さが小であるので、ビストンストロー
クと傾動角度は比例すると考えてよく、実際上電気炉l
は所定角度だけ傾動することになる。電気炉lを立直す
時は、戻りライン19より油を貯留槽へ戻してピストン
12を下げる。
傾動型δとしては、このような流体圧シリンダに限られ
るわけではない6例えば、第3図ではピニオンギア21
とバックアップロール22の間にラック20を設け、ラ
ック20の上部は電気炉の傾動の一端部に枢着させ、下
端部はバッファシリンダ30内のピストン31に接続す
る。ピニオンギア21には更に小径のギア23を噛み合
せ、モータ28で回転駆動させる。タイマ29が所定時
間毎に信号を出すと、モータ28が一定回転数だけ回転
して停止するように構成される。その時ギア23が所定
回転数だけ回転し、それに伴ってピニオンギア21も所
定回転数だけ回転して停止する。この時電気炉lの重?
−で逆回転しない様にカム24がピニオンギアに噛み合
うようになっており、カム24はスプリング25、磁心
26、ソレノイドコイル27によってピニオンギア21
と11み合い、ピニオンギア21の逆回転を防1卜する
。ピニオンギア21が所定回転角だけ回転すると、これ
と]−み合ったラック20は所定長さだけ上方へ押りげ
られ、電気炉1は所定角度だけ傾動する。炉を昏直す時
はモータに逆回転の信5+を送ると同時に、ソレノイド
コイル27の励磁を解除するとカム24ははずれ、ラー
、り20はバッファシリンダ30とピストン31の作用
で[Tされながらピニオンギア21の逆回転で下降し、
炉をケ直すものである。所定時間に予め決められた微小
角度だけ炉を傾動させるには前記方法に限られるわけで
はなく、例えば第1図において前記油圧傾動力式で定量
ポンプの代りにダイヤフラムバルブ33を用い、タイマ
32の信号でバルブが開き油圧が油圧シリンダ11にか
かり、ピストン12がと昇を始め所定距離上昇した所で
、ピストン12上部に設けた係止片34が所定高さのリ
ミット・スイッチ35を切り、この信号でタイマ信号を
切り、ダイヤフラムバルブ33を閉IEする方式算も考
えられる。このリミット・スイッチ35を所定時間毎に
所定距離上げていく(機構は図示せず省略する)。
これまで、微小角度ずつながら段階的に炉を傾動する方
法について述べたが、これを連続的に行えばなおよいこ
とは勿論である0例えば、第4図では第1図と同様の電
気炉lと油圧シリンダ11による傾動装置において、油
圧ラインよりバルブ36を開くと油圧がダイアフラムバ
ルブ37にかかっている。オリフィス38等の流量計の
信号によりダイアフラムバルブ37を制御して、所定の
流量を油圧シリンダ11に送り、ピストン12を所定時
間に所定長さだけ上昇させてい〈。これは炉を時間ちり
所定角度だけ傾動させることになる。炉をケ直す時はバ
ルブ36を閉じると共に、戻りライン39のバルブ40
を開け、油圧を抜いて炉を垂直位置に戻す、また第5図
では、定量ポンプ42のスイッチを入れると、油タンク
41より供給ライン43を経て、所定時間に所定にの油
を油圧シリンダ11に送り、ピストン12を所定時間に
所定長さだけ連続的に上昇させ、炉を時間当り所定角度
だけ傾動させることができる。炉を立直す時は、定量ポ
ンプ42を停止し、戻りライン44のバルブ45を開い
て、油を油タンク41へ抜きとり炉を垂直に戻す、第6
図ではピニオンギア21の回転によって上方に動かし、
炉を傾動させるようにしたもので、22はバックアップ
ロール、23は回転数をおとすギア、24は炉の重量に
よる逆回転を防止するカムである。このカム24はスプ
リング25と磁心26、コイル27によって、ピニオン
ギア21がラック20を作動させる時にこのピニオンギ
ア21に軽く接触して、異常時の逆回転を防止するもの
である。電源47にスイッチ(図示せず)を入れるとモ
ータ28が回転し、減速946で所定の低速度に減速し
て、ギア23を介してピニオンギア21を反時計方向に
回転させ、ラック20を時間当り所定の長さだけ上方に
押し上げ、炉を時間当り所定の角度ずつ連続的に傾動さ
せることができる。ラック20の下端にはピストン31
がバッファシリンダ30中を上下動可能に取付けられて
おり、これはラック20の下降時、即ち炉立直しの時の
緩衝作用をするものである。
第7図及び第8図は横軸に時間をとり、縦軸に夫々上か
ら炉内溶融物量、傾動角度(段階的傾動の場合と連続的
傾動の場合)、排出流量、炉内溶融物温度を示したもの
で、第7図は炉の立直しを迅速に行い、炉が正立してか
ら装入を開始し、装入が完Yしてから傾動を開始する場
合を、第8図は炉内が一定残′/gJFiに達した時、
直ちに装入を開始すると同時に徐々に炉体をマイナスの
傾動即ち炉体を起こす傾動を段階的又は連続的に行い、
炉が正立して装入が完Yした時に、プラスの傾動を開始
する場合を示す。
まず第7図について説明する。図の左端の炉の立直しと
記載した部分は炉を立直す時間で、溶融物はこの時間帯
も流出速度は減少するが、依然として排出しており、傾
動角は急速に0度(正立)へ戻る。1i、量は急減し、
温度はこの立直し時前後より電気炉を加熱レベルに上げ
るので上昇を始める。正立した段階で、新たな溶融物の
装入を始める。溶融物量は残湯量(例えば75重量部)
より溝層1(100重量部)へ急激に増加する。この段
階では炉は第1図の状態で王立を保ち、鋼車2より装入
装置3を経て電気炉lへ装入される。
この時傾動角は0度を保つ。また排出流量は内部液面が
上昇するので増加する。温度は、冷えた装入物の追加に
よって急速に低下する。この装入物と共に、珪石等の成
分調整剤も装入すると共に窒素などの不活性カス吹込に
より攪拌し、内部の温度の均一と成分J整剤の均一溶解
をはかる。装入が終rすると本発明の所定時間に予め決
められた微小角度ずつのIvi動を開始する。勿論、残
湯量を充分なlに確保しであるので、成分調整剤の添加
や攪拌が、この時間帯にかかることはさしつかえない。
この時間毎の所定角度の傾動により溶融物は一様に減少
していく、傾動角度は図の如く、所定時間毎の段階状に
又は連続的に傾動角度を増加させていく。流量は、段階
的に傾動角度を増加させる場合も所定時間毎に微小角度
であるので、実質上は連続的に傾動角度を増加させるの
と同じで殆ど一定となる。温度は、装入終了と共に電気
炉が加熱レベルとなっていることで上昇を始め、指定温
度(図では1470℃)になった時に、保温電力レベル
に切替えることにより全体として±20℃以内に保持す
ることかでさる。この温度範囲にあれば粘度の変化は僅
かであり、傾動角度さえ所定の微小角度だけ増加させて
いけば、はぼ一定流量の排出が可能になる。。
第8図では、残湯量が一定の量に達した時、直ちに装入
を開始すると共に装入完了迄に炉を王立に立直す様に炉
体を段階的又は連続的に徐々に立直すもので、排出流量
を装入時にも一定にできる利点がある。その他は第7図
と同様である。
〔作用〕
本発明の排出方法によれば、従来の如く排出量を検知し
てこれによって内部圧力を変化させたり、ノズル口の開
度を調節したり、また傾動角度を変えていくような場合
に起る大きなタイム・ラグが全く関係がなくなる0本発
明は炉体形状よりの計算値又は溶融材料について予め行
った実測値に基づいて所定時間に予め決められた微小角
度だけ炉体を傾動させていくので、測定とアクションの
間の遅れ時間が関係がなく、排出量のハンチング変動や
、オフ・セットなどタイム拳ラグの大きい制御系で起こ
りがちな変動が全くない。
またもっと長時間、例えば5〜15分毎にロードセル等
で炉内溶融物量の減少量、又は排出物による製綿敬の測
定より排出流量に偏りがあることが判明した場合、段階
式の場合にあってはこの所定時間毎の傾動角度を変化さ
せるが、時間間隔を変化させることによって、また連続
的に変化させる場合は1時間当りの傾動角度割合を変化
させることによって大きな変動範囲の修正を行うことも
容易に出来る利点を有する。また炉を迅速に立直してか
ら装入を開始する第7図の場合には、立直し前後に流量
が若干変動するが、炉立直し及び装入時の制御を行わな
いようにしたことにより、傾斜角度を一様に増大させる
だけの制御となり、制御系が著しく簡略化し、誤動作の
おそれが全くない利点を有する。
〔実施例〕
溶融炉の溶融物量の最大重量を100重量部とする。高
炉スラグを鋼車2で輸送し、装入装置3を経て、正立さ
せた電気炉1に25重量部装入した。炉中の溶融物量は
100重量部となった。
これと同時に導管15より珪石を成分調整剤として予め
熱して添加し、窒素ガスを吹込んで攪拌し、珪石の均一
添加と温度の均一化をはかった。
電気炉lを立直す直前より電気炉lを加熱水準に高めて
おき装入前後の内部の温度変動を±20℃以内となるよ
うにする。立直し時に1490℃装込終了時に1454
℃であった。装入終了時より、第2図に示した方式に従
ってタイマにより1分毎に信号を出力し、炉の傾き角度
によって予めO11〜0.3°の範囲に定めた微小角度
ずつ炉体を傾動させていった。この結果、25重駿部の
ロックウール原料溶融物をほぼ一定割合0.48.l(
i部/分で排出し製綿機5に送り込んだ。排出量の変動
は殆ど測定できない程度であった。
〔効果〕
高温溶融物は、液面は勿論のこと流量も正確に測定し難
いものであるが、それにも拘らず、ロックウール製造の
場合等には一定流量の排出が要請される0本発明の流量
調整方法によれば、従来法のように流量検出時と制御時
との時間おくれが大きいための制御孔れによるハンチン
グやオフセットのような流量変動がなく、段階式傾動の
場合には、段階的とはいえ極めて短時間毎の傾動角度調
整であるので殆ど変動なく、また連続式傾動の場合には
、なお変動は少なくなり目的の一定排出流量でロックウ
ール原料溶融物を製綿機へ送り込むことができる、それ
故ロックウール、デビトロセラム等飯物繊維製造に広く
応用できる実用性の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流量調整方法(段階的傾動)を実施す
るための正面図、第2図は電気炉の傾動状態を示す断面
説明図、第3図はラック−ピニオン方式(段階的傾動)
の電気炉傾動装置の概略図、第4図は本発明の流量調整
方法(i!I続的傾動)を実施するための装置の正面図
、第5図は電気炉の傾動状態を示す断面説明図、第6図
はラック・ピニオン方式(連続的傾動)の電気炉傾動装
置の概略図、第7図は排出時間と溶融物量、傾動角度、
排出流量及び温度との関係を示す図、第8図炉の立直し
と原料装入とを同時に行うようにした場合の第7図と同
様の関係を示す図である。 特許出願人 新日鐵化学株式会社 第1図 慎3図 第2図 第 4 図 第5!!I 第6図 第7図 □吟r4

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融炉内に溶融材料及び必要に応じて成分調整材
    を間欠的に装入し、溶融物を連続的に且つ流量調整して
    排出する方法において、溶融物温度を目標温度の±20
    ℃以内に保持すると共に、炉体形状よりの計算値又は溶
    融材料について予め行った実測値に基いて所定時間に予
    め決められた微小角度ずつ炉体を傾動させていき、実質
    的定流量に排出させることを特徴とする高温溶融物の流
    量調整方法。
  2. (2)所定時間に予め決められた微小角度ずつ炉体を傾
    動させるのが、一定時間毎にその時点での炉体の傾き角
    度ごとに予め定めた微小角度ずつ段階的に炉体を傾動さ
    せることである特許請求の範囲第1項記載の高温溶融物
    の流量調整方法。
  3. (3)所定時間に予め決められた微小角度ずつ炉体を傾
    動させるのが、炉体の傾き角度について予め定められた
    傾動角度の時間についての微分値に合致するように連続
    的に炉体を傾動させることである特許請求の範囲第1項
    記載の高温溶融物の流量調整方法。
  4. (4)溶融炉内に溶融材料及び必要に応じて成分調整材
    を間欠的に装入し、溶融物を連続的に且つ流量調整して
    排出する方法において、溶融物温度を目標温度の±20
    ℃以内に保持すると共に、炉体形状よりの計算値又は溶
    融材料について予め行った実測値に基いて、所定時間に
    予め決められた微小角度ずつ、炉体を傾動させていき、
    実質的定流量に排出させると共に、より長い時間毎の溶
    融物の内容重量の変化値又は排出溶融物のより長い時間
    当り重量より、該所定時間に傾動させる予め決められた
    微小角度の修正をすることを特徴とする高温溶融物の流
    量調整方法。
  5. (5)所定時間に予め決められた微小角度ずつ炉体を傾
    動させるのが、一定時間毎にその時点での炉体の傾き角
    度ごとに予め定めた微小角度ずつ段階的に炉体を傾動さ
    せることである特許請求の範囲第4項記載の高温溶融物
    の流量調整方法。
  6. (6)所定時間に予め決められた微小角度ずつ炉体を傾
    動させるのが、炉体の傾き角度について予め定められた
    傾動角度の時間についての微分値に合致するように連続
    的に炉体を傾動させることである特許請求の範囲第4項
    記載の高温溶融物の流量調整方法。
JP29168985A 1985-12-24 1985-12-24 高温溶融物の流量調整方法 Granted JPS62153138A (ja)

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