JPS62153082A - ポリエステルスリング - Google Patents
ポリエステルスリングInfo
- Publication number
- JPS62153082A JPS62153082A JP29545785A JP29545785A JPS62153082A JP S62153082 A JPS62153082 A JP S62153082A JP 29545785 A JP29545785 A JP 29545785A JP 29545785 A JP29545785 A JP 29545785A JP S62153082 A JPS62153082 A JP S62153082A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- sling
- fibers
- sheath
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、クレーン、ホイストなどにより被懸吊物を持
上げ、移動させる際に、被懸吊物に巻つけて使用するス
リングに関する。
上げ、移動させる際に、被懸吊物に巻つけて使用するス
リングに関する。
(従来の技術)
従来から、耐摩耗性に優れたポリアミド繊維を鞘部に配
し、伸度の小さいポリエステル繊維を芯部に配し、更に
、鞘部の摩耗を節−111に判別できるようにするため
に、鞘部と芯部とが異なる色彩を有するようにした二重
織物のベルトからなるスリングが実公昭53−1477
7号公報、実公昭53−29811号公報、実開昭58
−34871号公報などで知られている。
し、伸度の小さいポリエステル繊維を芯部に配し、更に
、鞘部の摩耗を節−111に判別できるようにするため
に、鞘部と芯部とが異なる色彩を有するようにした二重
織物のベルトからなるスリングが実公昭53−1477
7号公報、実公昭53−29811号公報、実開昭58
−34871号公報などで知られている。
(発明が解決すべき問題点)
しかしながら、かかる従来のスリングでは、ポリアミド
繊維を使用しているため、コストが高くなるという問題
があった。
繊維を使用しているため、コストが高くなるという問題
があった。
スリングのコストを低減させるには、ポリアミド繊維に
かえて安価なポリエステル繊維を使用すればよいが、通
常のポリエステル繊維を用いたのでは、タフネス、耐久
性が不足し、更には、鞘部の摩耗を判別することができ
るほど芯部のポリエステル繊維よりも十分濃色に染色す
ることができず、満足すべきスリングは得られなかった
。
かえて安価なポリエステル繊維を使用すればよいが、通
常のポリエステル繊維を用いたのでは、タフネス、耐久
性が不足し、更には、鞘部の摩耗を判別することができ
るほど芯部のポリエステル繊維よりも十分濃色に染色す
ることができず、満足すべきスリングは得られなかった
。
本発明の目的は、従来のスリングのポリアミド繊維にか
えて、高タフネス、高耐久性で、かつ易染性のポリエス
テル繊維を使用し、低順で高タフネス、高耐久性のポリ
エステルスリングを堤供することにある。
えて、高タフネス、高耐久性で、かつ易染性のポリエス
テル繊維を使用し、低順で高タフネス、高耐久性のポリ
エステルスリングを堤供することにある。
(問題点を解決するための手段)
即ち、本発明は、エチレンテレフタレートを主たる繰返
単位として極限粘度が0.9以上のポリエステルよりな
り、非晶配向度が0.40以下、強度が5.5g/de
以上、伸度が15%以上であるポリエステル繊維を含む
ことを特徴とするポリエステルスリングである。
単位として極限粘度が0.9以上のポリエステルよりな
り、非晶配向度が0.40以下、強度が5.5g/de
以上、伸度が15%以上であるポリエステル繊維を含む
ことを特徴とするポリエステルスリングである。
本発明のスリングに用いられるポリエステル繊維を構成
するポリマーは、分子鎖中にエチレンテレツクレート繰
返し単位を90モル%以上、好ましくは95モル%以上
含むポリエステルである。かかるポリエステルとしては
ポリエチレンテレフタレートが好適であるが、10モル
%未満、好ましくは5モル%未満の割合で他の共重合成
分を含んでも差しつかえない。このような共重合成分と
しては例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、オキシ安息香酸、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメリット酸、ペンタエリス
リトール等があげられる。又これらのポリエステルには
安定剤、着色剤等の添加剤を含んでも差しつかえない。
するポリマーは、分子鎖中にエチレンテレツクレート繰
返し単位を90モル%以上、好ましくは95モル%以上
含むポリエステルである。かかるポリエステルとしては
ポリエチレンテレフタレートが好適であるが、10モル
%未満、好ましくは5モル%未満の割合で他の共重合成
分を含んでも差しつかえない。このような共重合成分と
しては例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、オキシ安息香酸、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメリット酸、ペンタエリス
リトール等があげられる。又これらのポリエステルには
安定剤、着色剤等の添加剤を含んでも差しつかえない。
本発明のスリングに用いられるポリエステル繊維は、2
5℃O−クロロフェノール溶液から求めた極限粘度が0
.90以上であることが必要である。極限粘度が0.9
0未満では、スリングに十分な強力を付与するだけの高
強度なポリエステル繊維が得られない。極限粘度として
は、0.9〜1.3が好ましい。
5℃O−クロロフェノール溶液から求めた極限粘度が0
.90以上であることが必要である。極限粘度が0.9
0未満では、スリングに十分な強力を付与するだけの高
強度なポリエステル繊維が得られない。極限粘度として
は、0.9〜1.3が好ましい。
更に、本発明で用いる繊維において、非晶配向度は0.
40以下であることが必要で、特に0.30〜0゜40
の範囲内にあることが望ましい。非晶配向度が0.40
を越えると、濃色に染まらなくなり、芯部に配したポリ
エステル繊維との間の色彩差が小さくなって、鞘部の摩
耗を判別しにくくなる。
40以下であることが必要で、特に0.30〜0゜40
の範囲内にあることが望ましい。非晶配向度が0.40
を越えると、濃色に染まらなくなり、芯部に配したポリ
エステル繊維との間の色彩差が小さくなって、鞘部の摩
耗を判別しにくくなる。
また、本発明で用いるポリエステル繊維は、強度が5.
5g/de以上、好ましくは6.0〜8.5 g/de
、伸度が15%以上、好ましくは20〜30%であるこ
とが必要である。強伸度が低すぎると、スリングのタフ
ネス、耐久性が低下してしまう。
5g/de以上、好ましくは6.0〜8.5 g/de
、伸度が15%以上、好ましくは20〜30%であるこ
とが必要である。強伸度が低すぎると、スリングのタフ
ネス、耐久性が低下してしまう。
かかるポリエステル繊維は例えば以下の方法で得られる
。
。
エチレンテレフタレートを主たる繰返単位とする極限粘
度が0.95〜1.5のポリエステル又は極限粘度が0
.7〜0.9のポリエステルに重合促進剤を反応させて
常法により溶融輸送し、紡糸口金より、延伸後の繊度が
1〜20de、全デニール500〜200deになる如
く糸条に吐出し、吐出後直ちに急冷するか、融点以下結
晶化開始温度までの温度に保温するか、又は、融点以上
の温度の過熱雰囲気中に、ある時間さらして遅延冷却を
行う。その後、糸条を冷却固化させるが、その際以下の
条件のもとて冷却固化させることが有用である。
度が0.95〜1.5のポリエステル又は極限粘度が0
.7〜0.9のポリエステルに重合促進剤を反応させて
常法により溶融輸送し、紡糸口金より、延伸後の繊度が
1〜20de、全デニール500〜200deになる如
く糸条に吐出し、吐出後直ちに急冷するか、融点以下結
晶化開始温度までの温度に保温するか、又は、融点以上
の温度の過熱雰囲気中に、ある時間さらして遅延冷却を
行う。その後、糸条を冷却固化させるが、その際以下の
条件のもとて冷却固化させることが有用である。
400 ≦(X X J) /Q≦1900(×は紡糸
口金面からの冷却風(室温)の吹出し面まで距離で45
0u以下、yは冷却風の吹出し長さで100〜500m
5. Qは冷却風の吹出し量で2〜5 N % 7分) 次いで、上記の如く冷却固化させた後、油剤を付与20
00m/分以上の速度で引取る。油剤付与は例えばオイ
リングローラ一方式、スプレ一方式など、随意の方式で
可能である。また、油剤は、必要に応じて任意の繊維用
油剤を適用することが可能である。
口金面からの冷却風(室温)の吹出し面まで距離で45
0u以下、yは冷却風の吹出し長さで100〜500m
5. Qは冷却風の吹出し量で2〜5 N % 7分) 次いで、上記の如く冷却固化させた後、油剤を付与20
00m/分以上の速度で引取る。油剤付与は例えばオイ
リングローラ一方式、スプレ一方式など、随意の方式で
可能である。また、油剤は、必要に応じて任意の繊維用
油剤を適用することが可能である。
上述の条件を随時選択することにより、極限粘度が0.
90以上で切断伸度が150%以下の結晶性未延伸繊維
であって、結晶化度Xx複屈折率ΔnがX x = 2
.4X10” XΔn+4 (ここで、XxはX線広角
回折による結晶化度、Δnは複屈折率で0゜06以上)
の関係を満足し、複屈折率が0.06以上の未延伸繊維
が得られる。
90以上で切断伸度が150%以下の結晶性未延伸繊維
であって、結晶化度Xx複屈折率ΔnがX x = 2
.4X10” XΔn+4 (ここで、XxはX線広角
回折による結晶化度、Δnは複屈折率で0゜06以上)
の関係を満足し、複屈折率が0.06以上の未延伸繊維
が得られる。
このような未延伸繊維は、また、紡糸口金から吐出後引
取までの吐出繊維のドラフト率を300〜7000とし
、紡糸口金のオリフィス径を0.55〜2.5鶴とし、
かつ引取速度を2000〜6000m/分とすることに
よっても得ることができる。ここで、ドラフト率はポリ
マーの吐出線速度(オリフィス出口速度)に対する繊維
の引取速度の比である。
取までの吐出繊維のドラフト率を300〜7000とし
、紡糸口金のオリフィス径を0.55〜2.5鶴とし、
かつ引取速度を2000〜6000m/分とすることに
よっても得ることができる。ここで、ドラフト率はポリ
マーの吐出線速度(オリフィス出口速度)に対する繊維
の引取速度の比である。
上記の如き速度で引き取った上記特性を有する未延伸繊
維を、紡糸に続いて連続して延伸しても、一旦捲き取っ
た餞別工程で延伸してもよい。紡糸に続いて連続して延
伸する場合には、先に提案した特願昭57−88927
号の方法に$拠して行うことが出来る。また、紡糸後一
旦捲取ってから延伸する場合には、先に提案した特願昭
57−189094号の方法に準拠して行うことが出来
る。
維を、紡糸に続いて連続して延伸しても、一旦捲き取っ
た餞別工程で延伸してもよい。紡糸に続いて連続して延
伸する場合には、先に提案した特願昭57−88927
号の方法に$拠して行うことが出来る。また、紡糸後一
旦捲取ってから延伸する場合には、先に提案した特願昭
57−189094号の方法に準拠して行うことが出来
る。
延伸時の延伸歪みや熱処理歪みを少な(する点では後者
の延伸方法が好ましい。即ち、未延伸繊維をTg+15
〜Tg+50℃(ここでTgは該繊維のガラス転移温度
)で少くとも0.5秒予熱後全延伸倍率の75%以下の
倍率で第1段延伸して未延伸繊維の複屈折率の1.2〜
3.3倍の複屈折率とする。
の延伸方法が好ましい。即ち、未延伸繊維をTg+15
〜Tg+50℃(ここでTgは該繊維のガラス転移温度
)で少くとも0.5秒予熱後全延伸倍率の75%以下の
倍率で第1段延伸して未延伸繊維の複屈折率の1.2〜
3.3倍の複屈折率とする。
次いで1段延伸糸条を更に多段熱処理する。この際、多
段延伸後繊維の融解温度−50℃から融解温度−110
℃の範囲で0.4〜1.5秒間保持しながら−5〜15
%の弛緩熱処理を行なうのが好ましい。
段延伸後繊維の融解温度−50℃から融解温度−110
℃の範囲で0.4〜1.5秒間保持しながら−5〜15
%の弛緩熱処理を行なうのが好ましい。
このようにして得たポリエステル繊維を用いて鞘部と芯
部とからなる二重織物を製織してスリングにする。二重
織物の構造は、例えば、実公昭53−14777号公報
、実公昭53−29811号公報、実開昭58−348
71号公報、実公昭60−28695号公報等に記載さ
れている構造にすればよい。この場合、上述した特定の
ポリエステル繊維を鞘部、芯部のいずれに用いてもよい
が、特に該ポリエステル繊維を鞘部に、従来から使用さ
れている通常のポリエステル繊維を芯部に配すると、コ
ストの安いポリエステル繊維でスリングを製造すること
ができ、しかも十分なタフネス、耐久性を有し、かつ鞘
部が芯部よりも濃色に染って、鞘部の摩耗判別が容易な
スリングが得られるので望ましい。
部とからなる二重織物を製織してスリングにする。二重
織物の構造は、例えば、実公昭53−14777号公報
、実公昭53−29811号公報、実開昭58−348
71号公報、実公昭60−28695号公報等に記載さ
れている構造にすればよい。この場合、上述した特定の
ポリエステル繊維を鞘部、芯部のいずれに用いてもよい
が、特に該ポリエステル繊維を鞘部に、従来から使用さ
れている通常のポリエステル繊維を芯部に配すると、コ
ストの安いポリエステル繊維でスリングを製造すること
ができ、しかも十分なタフネス、耐久性を有し、かつ鞘
部が芯部よりも濃色に染って、鞘部の摩耗判別が容易な
スリングが得られるので望ましい。
尚、本発明において、非晶配向度(f a)は、ロバー
ト・ジェー・サミニル(Robert、J、 Samu
el)の論文記載の方法(J 、 P olymer
S cience A2、10.1972)によ
り算出した。
ト・ジェー・サミニル(Robert、J、 Samu
el)の論文記載の方法(J 、 P olymer
S cience A2、10.1972)によ
り算出した。
即ちΔn=XfcΔnc +(l X) faΔn。
ここでΔnはフィラメント中の分子の配向度を示すパラ
メーターであって浸漬液にブロムナフタリンを用いペレ
ノクコンペンセーターを用いてリターデーション法によ
り求めた。詳細な説明は共立出版「高分子実験学講座・
高分子の物性■」を参照されたい。
メーターであって浸漬液にブロムナフタリンを用いペレ
ノクコンペンセーターを用いてリターデーション法によ
り求めた。詳細な説明は共立出版「高分子実験学講座・
高分子の物性■」を参照されたい。
fcは結晶配向度で広角X線回折で測定される平均配向
角θから常法により求めた。
角θから常法により求めた。
Xは結晶化度で密度より常法により求めた。Δnc、Δ
n、は結晶、無定形の固有複屈折率でポリエチレンテレ
フタレートでは各々0.220.0.275である。
n、は結晶、無定形の固有複屈折率でポリエチレンテレ
フタレートでは各々0.220.0.275である。
(実施例)
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例
ジメチルテレフタレート97部、エチレングリコール6
9部、酢酸カルシウムl水塩0.034部及び三酸化ア
ンチモン0.025部をオートクレーブに仕込み、窒素
をゆるやかに通じながら180〜230℃でエステル交
換の結果生成するメタノールを除去したのちHzPOa
の50%水溶液を0.05部加えて加熱温度を280℃
まで上昇させると共に徐々に減圧に移行し、約1時間5
0分重合反応を続けて固有粘度0.80、末端カルボキ
シル基量28当ffi/10’グラムポリマーの重合体
を得た。
9部、酢酸カルシウムl水塩0.034部及び三酸化ア
ンチモン0.025部をオートクレーブに仕込み、窒素
をゆるやかに通じながら180〜230℃でエステル交
換の結果生成するメタノールを除去したのちHzPOa
の50%水溶液を0.05部加えて加熱温度を280℃
まで上昇させると共に徐々に減圧に移行し、約1時間5
0分重合反応を続けて固有粘度0.80、末端カルボキ
シル基量28当ffi/10’グラムポリマーの重合体
を得た。
この重合体チップ100部に2.2′−ビス(2−オキ
サゾリン)(CE)を第1表に示す量トライブレンドし
た後、約300℃で溶融輸送し、孔径0゜61重孔数2
50個を有する紡糸口金より吐出後、吐出糸条を第1表
記載の冷却条件に保持し、その後25℃の冷却風を30
0鶴に亘って4.ONm/分で吹きつけながら冷却固化
せしめた後オイリングローラ−で油剤を付与後第1表記
載の引取速度で捲取った。得られた未延伸糸の特性を第
1表に示した。
サゾリン)(CE)を第1表に示す量トライブレンドし
た後、約300℃で溶融輸送し、孔径0゜61重孔数2
50個を有する紡糸口金より吐出後、吐出糸条を第1表
記載の冷却条件に保持し、その後25℃の冷却風を30
0鶴に亘って4.ONm/分で吹きつけながら冷却固化
せしめた後オイリングローラ−で油剤を付与後第1表記
載の引取速度で捲取った。得られた未延伸糸の特性を第
1表に示した。
この未延伸繊維を85℃に加熱されたロールに供給し、
引取ロールとの間で第1表記載の倍率(DR+)で第1
段延伸後325°Cに加熱された気体浴を介して表記数
の倍率(DRY)で第2段延伸した。
引取ロールとの間で第1表記載の倍率(DR+)で第1
段延伸後325°Cに加熱された気体浴を介して表記数
の倍率(DRY)で第2段延伸した。
その後130°Cの加熱ローラ、330℃の気体浴を使
用して表記数の弛緩率(DRl)で弛緩熱処理した。得
られた延伸糸の性能を第2表に示した。
用して表記数の弛緩率(DRl)で弛緩熱処理した。得
られた延伸糸の性能を第2表に示した。
次にこれらの延伸糸を鞘部に、市販のポリエステル繊維
(1000de/250fils 、極限粘度0.88
、非晶配向度0.68、強度9.2g/de、伸度12
5%)を芯部に配した二重織物を製織してスリングとし
、更に染料Eastman Po1yester Da
rk Red FL (イーストマンコダソク社、商
品名)5.5%o、w、f、を分散剤Dispel T
L(明成化学工業社、商品名)1B/l、助剤硫安2g
/ff、ギ酸0.1B/lと共に分散した染液中に1/
100重量のスリングを浸漬し、30分で98℃まで昇
温し、そのまま60分間染色し、そのタフネス、耐久性
及び鞘部摩耗判定の容易性を評価した。その結果を第2
表に併記した。
(1000de/250fils 、極限粘度0.88
、非晶配向度0.68、強度9.2g/de、伸度12
5%)を芯部に配した二重織物を製織してスリングとし
、更に染料Eastman Po1yester Da
rk Red FL (イーストマンコダソク社、商
品名)5.5%o、w、f、を分散剤Dispel T
L(明成化学工業社、商品名)1B/l、助剤硫安2g
/ff、ギ酸0.1B/lと共に分散した染液中に1/
100重量のスリングを浸漬し、30分で98℃まで昇
温し、そのまま60分間染色し、そのタフネス、耐久性
及び鞘部摩耗判定の容易性を評価した。その結果を第2
表に併記した。
(本頁、以下余白)
第 2 表
*比較例を示す
尚、スリングの性能は、スリングを曲げ角度90゜で1
000分間屈曲疲労させて判定した。◎は極めて良好、
○は良好、Δは問題があることを示す。
000分間屈曲疲労させて判定した。◎は極めて良好、
○は良好、Δは問題があることを示す。
第2表に示した結果からも明らかなように、極限粘度0
゜9以上、非晶配向度0.40以下、強度5.5g/d
e以上、伸度15%以上のポリエステル繊維を用いた場
合(実験隘2〜4.7.9)は、スリングのタフネス、
耐久性共に良好であり、鞘部の該ポリエステル繊維が芯
部のポリエステル繊維よりも濃色に染まるため、鞘部の
摩耗が極めて容易に判別できるものであった。
゜9以上、非晶配向度0.40以下、強度5.5g/d
e以上、伸度15%以上のポリエステル繊維を用いた場
合(実験隘2〜4.7.9)は、スリングのタフネス、
耐久性共に良好であり、鞘部の該ポリエステル繊維が芯
部のポリエステル繊維よりも濃色に染まるため、鞘部の
摩耗が極めて容易に判別できるものであった。
これに対して、極限粘度が0.90未満の場合(実験患
1)、強度が5.5g/de未溝の場合(実験寛6)、
あるいは伸度が15%未満の場合(実験嵩8)は、スリ
ングのタフネス、耐久性が劣り、非晶配向度が0.40
を越えた場合(実験寛5)は、鞘部の該ポリエステル繊
維が濃色に染まらなくなり、芯部に配したポリエステル
繊維との色彩差が小さくなって、鞘部の摩耗判別が困難
になる。
1)、強度が5.5g/de未溝の場合(実験寛6)、
あるいは伸度が15%未満の場合(実験嵩8)は、スリ
ングのタフネス、耐久性が劣り、非晶配向度が0.40
を越えた場合(実験寛5)は、鞘部の該ポリエステル繊
維が濃色に染まらなくなり、芯部に配したポリエステル
繊維との色彩差が小さくなって、鞘部の摩耗判別が困難
になる。
(発明の効果)
本発明によれば、タフネス、耐久性に優れたスリングを
提供することができる。しかも、従来の高価なポリアミ
ド繊維にかえて、安価なポリエステル繊維を使用するの
で、スリングの製造コストを大幅に低減させることがで
きる。
提供することができる。しかも、従来の高価なポリアミ
ド繊維にかえて、安価なポリエステル繊維を使用するの
で、スリングの製造コストを大幅に低減させることがで
きる。
Claims (1)
- エチレンテレフタレートを主たる繰返単位として極限粘
度が0.9以上のポリエステルよりなり、非晶配向度が
0.40以下、強度が5.5g/de以上、伸度が15
%以上であるポリエステル繊維を含むことを特徴とする
ポリエステルスリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29545785A JPS62153082A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリエステルスリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29545785A JPS62153082A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリエステルスリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62153082A true JPS62153082A (ja) | 1987-07-08 |
Family
ID=17820834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29545785A Pending JPS62153082A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリエステルスリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62153082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002211876A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-31 | Toray Ind Inc | スリングベルト |
JP2011058134A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Teijin Fibers Ltd | 繊維シート |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29545785A patent/JPS62153082A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002211876A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-31 | Toray Ind Inc | スリングベルト |
JP2011058134A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Teijin Fibers Ltd | 繊維シート |
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