JPS6215278A - 石油三次回収薬剤 - Google Patents

石油三次回収薬剤

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JPS6215278A
JPS6215278A JP15432885A JP15432885A JPS6215278A JP S6215278 A JPS6215278 A JP S6215278A JP 15432885 A JP15432885 A JP 15432885A JP 15432885 A JP15432885 A JP 15432885A JP S6215278 A JPS6215278 A JP S6215278A
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acrylamide
polymer
aqueous solution
copolymer
polymerization
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JP15432885A
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Yoshiaki Itou
伊藤 僖章
Atsuhiko Nitta
新田 敦彦
Yuji Sudo
祐司 須藤
Kozo Hayashi
林 耕造
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、多孔質物体中での粘性特性の改良された石油
三次回収薬剤に関するものである。
〔背景技術〕
石油は地下の多孔質物体中に存在しており、自然排油力
を利用した一次採収法による生産の終了後、再び各種の
人工力を付与した採取が行なわれている。二次採収法で
は水攻法が行なわれるが油層に浸透率のむらがあると、
圧入水が浸透率の大きい部分だけを通り、その部分だけ
の油を移動させる。これを防止して掃効率を上げるのが
ポリマー攻法の特徴であり三次採収法と呼ばれる。
ポリマー攻法の重要な機能は易動度制御であり、多孔質
物体中の粘性が非常に大きく、ポリマー溶液の水に対す
る相対浸透率が小さい、すなわち水とポリマー溶液の易
動度の比である抵抗係数が低ポリマー濃度溶液でも大き
いことが重要である。
上記性能を有するポリマーが石油三次回収薬剤として有
用であり、この目的のためにアクリルアミド系重合体が
用いられる0石油回収に用いるアクリルアミド系重合体
は、30〜90℃の高温及び高塩濃度にさらされる上に
、油層中に圧入する際に機械的剪断によってもアクリル
アミド系重合体水溶液の粘性劣化をひきおこし、石油回
収率の低下をまねく、従ってアクリルアミド重合体水溶
液は熱安定性と耐塩性と機械的剪断の少ない超高分子量
アクリルアミド重合体であり、かつ多孔質物体中におい
ては水との易動度(入w)、ポリマー溶液の易動度(入
p)の比(入w/入p)である抵抗係数が低濃度アクリ
ルアミド重合体水溶液でも大きいことが重要である。
石油三次回収薬剤は、効率と経済性を考慮して非常に高
分子量のアクリルアミド系重合体を用いるのが一般的で
あるが、従来の高分子量のアクリルアミド系重合体水溶
液を使用すると、岩盤中の油層への注入性が悪く、場合
によって注入困難なことさえある上に、注入出来ても機
械的剪断劣化が大きく、多孔質物体中でのポリマー水溶
液の抵抗係数が小さくなってしまい、その効力を十分に
発揮しえない。
一方、低分子量のアクリルアミド系重合体の場合は、機
械的剪断劣化は少ないが一定の粘度を保つには高濃度を
用いなければならないため経済的ではない。
そこで、これらの特性を改良するためには米国特許第3
.247,171号には、ポリマーを一部架橋化させる
方法が、米国特許i 3,744,588号にはカチオ
ン性ビニルモノマーとして少なくとも1重量%の(3−
アクリルアミド−3−メチル)ブチルアンモニウムクロ
ライド(AMBTAC)等を含有するアクリルアミド系
重合体を石油三次回収剤に用いる方法が、また米国特許
第4,432,881号には炭素原子8ヶ以上の疎水性
置換基をもつ水溶性ポリマー(たとえば、アクリルアミ
ド−ドデシルアクリレート共重合体)と界面活性剤の組
合せによる石油三次回収薬剤を用いる方法が開示されて
いる。
しかしながら、これらの方法はいずれも実用化の面から
も、石油三次回収薬剤に対する前述の要求を十分満足す
るものとは云いがたい。
〔発明の開示〕
本発明の目的は、岩盤中の油層への注入性が良く、かつ
岩盤の多孔質物体中での粘性特性の優れた、すなわち抵
抗係数の大きい石油三次回収薬剤の提供にある。
本発明の石油三次回収薬剤は、アクリルアミドまたはア
クリルアミドを優位量含有する単量体を1重金属塩およ
び/または還元性無機リン化合物の存在下に重合開始剤
としてアゾ化合物を用いて水溶液中でラジカル重合し、
必要ならば得られた重合体または共重合体を部分加水分
解し、このようにして選られたアニオン化度が5〜35
モル%の共重合体を乾燥し、粉末化した共重合体粉末か
らなるものである。
一般に、高分子量のアクリルアミドまたはアクリルアミ
ドを優位量含有する重合体を水溶液ラジカル重合により
、効率よく製造するためには、単量体濃度を比較的高く
、開始剤量を出来るだけ少く、重合開始温度も出来るだ
け低くして重合するので、一般には、酸化剤と還元剤と
の組合せによるレドックス開始剤を用いる方法が採用さ
れている。酸化剤又はレドックス開始剤を用いて製造さ
れた高分子量のアクリルアミドまたはアクリルアミドを
優位量含有する重合体は溶解性並びに石油三次回収用薬
剤としての多孔質物体中への注入性及び多孔質物体中へ
の抵抗係数の点で、アゾ化合物を開始剤として製造した
高分子量のアクリルアミドまたはアクリルアミドを優位
量含有する重合体より劣る。この原因は明確ではないが
、アゾ化合物は過酸化物とことなり、ラジカル誘発分解
のような副反応を起さずに正確に熱による一次分解のみ
によりラジカルを発生するために、比較的分岐の少い直
線状のポリマーが出来やすいためと考えられる。
しかし乍ら、高分子量で高性能の重合体を効率よく製造
するには、低温で重合する必要があり、このためには低
温で分解するアゾ化合物を使用する必要がある0本発明
者らは重金属塩および/または還元性無機リン化合物の
存在下に一般によく用いられているアゾ化合物を用いて
できるだけ低温で速やかに重合を行なうことにより高分
子量のアクリルアミドまたはアクリルアミドを優位量含
有する重合体を製造し、このものが、高分子量で、かつ
良溶解性である上に、従来の酸化剤またはレドックス開
始剤を用いた同じ高分子量の水溶性重合体水溶液と比較
して多孔質物体への注入性が良く、また多孔質物体中で
の粘性による抵抗係数が大きく、石油三次回収薬剤とし
て優れた性能を示すことを見出した。
〔発明の実施態様〕
本発明で使用する重金属塩の例としては、二種の原子価
を示すFeその他の重金属の低原子価塩または還元剤に
よって低原子価になる高原子価塩。
例えばFe、 N+、 Go、 Cu、 Mn、 Cr
(1)硫酸塩およびナフテン酸塩等が挙げられる。具体
的には硫酸鉄(II)、硫酸鉄(■)、硫酸鉄(II 
)アンモニウム、硫酸鉄(III)アンモニウム、硫酸
鉄(m)グアニジニウム、硫酸ニッケル(II)、硫酸
ニッケル(II )アンモニウム、硫酸コバルト(II
) 、 硫酸コバル)(II)アンモニウム、硫酸コバ
ルト(II )カリウム、硫酸銅(■)、硫酸マンガン
(n)、硫酸マンガン(m)、 硫酸マンガン(II 
)アンモニウム、硫酸クロム(II)、硫酸りOム(I
[[)、8mクロム(m)アンモニウム、硫酸クロム(
II)カリウム、硫酸クロム(m)グアニジニウム、ナ
フテン酸コバルト(■)などが挙げられ、特に硫酸鉄(
II )アンモニウムが好適に使用できる。
還元性無機リン化合物としてはメタリン酸、メタリン酸
ナトリウム、三メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸、ビ
ロリン酸カリウム、ビロリン酸ナトリウム、ビロリン酸
二水素二ナトリウムなどが挙げられるが、一般的にはピ
°ロリン酸ナトリウムが好適に使用できる。
アゾ化合物としては、 2.2’−アゾビス(N、N’
−ジメチレンイソブチルアミジン)またはその塩、2.
2°−アゾビス(2−アミジノプロパン)又はその塩、
4,4°−アゾビス(4−シアノペンタノイックアシッ
ド)またはその塩、2,2°−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、アゾビスインブチロニトリル等
が挙げられる。上記の塩の例としては、塩酸塩や硫酸塩
等の無機酸塩、および有機酸塩等が挙げられる。これら
のアゾ化合物の中で水溶性である2、2゛−アゾビス(
N、N−ジメチレンイソブチルアミジン)ジハイドロク
ロライド、2,2°−アゾビス(2−アミジノプロパン
)ジハイドロクロライド、4,4“−アゾビス(4−シ
アノペンタノイックアシッド)等が使い易さの点で好ま
れる。
重合に際してアゾ化合物と共に使用される重金属塩の使
用量は、種類によっても異なるが硫酸鉄(rI )アン
モニウムの場合は0.1〜20ppm 、より好ましく
は、0.1−IQppmである。  0.1ppra以
下では重合促進効果が小さく 、 20ppm以上では
、効果が大きくて高分子量のものが得られにくい。
また還元性無機リン化合物の使用量は1〜11000p
pの範囲内であり、使用量により重合時間を調節するこ
とが出来るが1 ppm以下では重金属塩の共存下でア
ゾ化合物を用いて重合しても効果がほとんど認められな
いし、11000pp以上では長期保存の際に分子量低
下など物性低下を起し好ましくない、還元性無機リン化
合物は水溶液として重合開始前に単量体水溶液に添加す
ることもできる。
アゾ化合物の添加量は、アゾ化合物の種類及び単量体の
種類と純度によっても変化するので必ずしも限定できな
いが、通常1−1000pp鳳 (対単量体水溶液量、
以下同じ)、好ましくは2〜500ppmの範囲である
なお高分子量で良溶解性であり、かつ粘性特性の優れた
アクリルアミド系重合体を重合する方法としてアゾ化合
物と重金属塩の組合せ、アゾ化合物と還元性無機リン化
合物の組合せ、アゾ化合物と重金属塩と還元性無機リン
化合物の組合せのいずれの方法をもちいても得られる。
このようなアクリルアミド系重合体を効率よ〈重合所要
時間を短くして製造するには、重金属塩と還元性無機リ
ン化合物の共存下にアゾ化合物で重合するのが最も好ま
しく1重金属塩と還元性無機リン化合物の添加量が最も
少量で目的とするアクリルアミド系重合体を製造するこ
とが出来る点で優れている。
本発明においてアクリルアミドを優位量含有する単量体
とは、アクリルアミド単量体を少なくとも50モル%含
有する単量体を意味する。アクリルアミド以外のその他
の反応原料単量体としてはエチレン性不飽和単量体が用
いられる。これらの例はメタアクリルアミド、アクリル
酸、メタアクリル酸、 2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、アミノアルキル(メタ)アクリ
レート、アミノアルキル(メタ)アクリルアミド及びそ
れらの水溶性誘導体(たとえばメチロール化物、塩、エ
ステルなど)等およびアクリルニトリル、スチレン、メ
チルメタアクリレートなどの疎水性モノマー等である。
上記のエチレン性不飽和単量体の具体例を示すと、N−
メチロールアクリルアミド、 N、N−ジメチルアクリ
ルアミド、(メタ)アクリル酸のナトリウム塩、カリウ
ム塩およびアンモニウム塩、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩
およびアンモニウム塩、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、ジメチルアミノエチルメタアクリレート、ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ド、ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミドおよび
これらの塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩の第3級アミン塩、並
びにメチルクロライド、ベーンジルクロライド、ジメチ
ル硫酸、ジエチル硫酸により4級化された第4級アンモ
ニウム塩等である。
アクリルアミドを優位量含む単量体の代表的なものはア
クリルアミドと(メタ)アクリル酸塩および/または2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩と
を主成分とする単量体混合物である。
アニオン化度が5〜35モル%の共重合体は(メタ)ア
クリル酸または2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸塩などの水溶性のア=、1−ン性ビニル単
量体を、アクリルアミドに対して0〜35モル%共存さ
せてラジカル重合させるか、或は上記の水溶性のアニオ
ン性ビニル単量体を共存させずに、または共存させて重
合し、ついでアクリルアミド成分、および、もし存在す
ればメタアクリルアミド成分、アミノアルキル(メタ)
アクリルアミド成分、アミノアルキル(メタ)アクリレ
ート成分等を部分加水分解することによっても得ること
ができる。
こうして得られたアクリルアミド系の共重合体のアニオ
ン化度が5モル%以下では、油層の岩盤に水溶性重合体
が吸着現象を起しアクリルアミド系重合体水溶液の油層
中の圧入を困難にするだけでなく、一層機械的剪断劣化
を引き起す、又アニオン化度が35モル%以上では、地
下層中に含まれる二価以上の金属塩によるアクリルアミ
ド系重合体の沈澱現象が顕著に起るため岩盤中を詰めて
しまい石油三次回収効率が甚だしく悪化し、かつ機械的
剪断劣化も起りやすくなる。以上の理由からアクリルア
ミド重合体の7ニオン化度は5〜35モル%、好ましく
は10〜30モル%である。
上記アクリルアミドまたはアクリルアミドを優位量含有
する単量体を水溶液中で重金属塩および/または還元性
無機リン化合物の存在下重合開始剤としてアゾ化合物を
用いてラジカル重合して重合体または共重合体を得、所
望により、この共重合体の部分加水分解を行ない、得ら
れたアニオン化度5〜35モル%の共重合体を乾燥、粉
末化して共重合体粉末を得る。
これらの共重合体の分子量は、特には限定されないが、
本発明の効果が良く現われるのは、比較的高い分子量を
もった共重合体においてである。
具体的には少なくとも500万の重量平均分子量を持つ
ことが好ましい、なお、重量平均分子量の測定は光散乱
法または固有粘度[η]法([η]の値はIN−硝酸ナ
トリウム水溶液を用い、30℃の恒温槽の中でウベロー
デ型粘度計またはキャノンフェンスケ型粘度計を用いて
測定した値であり。
アクリルアミドホモポリマーの場合の重量平均分子量は
[η] =  3.73 X 10′4XO166 [にwl    (30℃、lN−NaN03)によっ
て求めた値である。)による。
以下に実施例を示してさらに本発明を具体的に説明する
が、これらの実施例は本発明を限定するものと解される
べきではない。
実施例1 アクリルアミド(AND) 80重量%およびアクリル
醜ソーダ(AANa)20重量%からなるモノマーの濃
度25重量%の水溶液(pH−7,5) 750部を5
℃に冷却した後、1j!の断熱箱に入れ、反応系内をN
2ガスにて十分に脱酸素した。
この水溶液にアゾビスイソブチルニトリル(AIBN)
 0.075部、2,2°−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)ジハイドロクロライド(ABAP) 0.01
5部。
2.2′−アゾビス(N、N−ジメチレンイソブチルア
ミジン)ジハイドロクロライド(ABIA) 0.01
9部をメタノール7.5部に溶解したものと硫酸第一鉄
アンモニウム(FAS)  0.001部を溶解した水
1部とを添加し、5℃で重合を開始させた0重合熱によ
る昇温とそれによる重合が進行するままに放置し、反応
を進行させ、昇温か認められなくなったところで該重合
反応を終了せしめた。この時の重合所要時間は、約12
時間で重合物の最高温度は75℃であった。
得られた重合体ゲルをポリエチレンの袋の中に密封して
、85℃の温水中で2時間熱処理を行った後にミートチ
ョッパーで2〜3mm径に切断し、乾燥粉砕することに
より、標準粘度(Sv値)(IN−NaC1水溶液中で
の0.1重量%ポリマー溶液をアダプター付きBeL型
粘度計により80 rpmで測定した値)が約5.l3
cps/25℃の、水に良溶解性の高分子量粉末を得た
上記のようにして得られたアクリルアミド系高分子量共
重合体粉末を300pp層、 500ppm、 100
0pp腸の濃度の水溶液になる様に水に溶解し、この各
々の水溶液を200taeshのステンレス金アミで濾
過し、スクリーンビスコメーター法によりポリマー水溶
液の多孔質物体中での粘性特性評価としてスクリーンフ
ァクターを求め評価した。
スクリーンビスコメーター法とは、ピペット型ガラス管
の下にlOOメツシュのステンレス性金網を5枚重ねて
取り付け、球部の上下に標線を付けたスクリーンビスコ
メーターを通して、上記のポリマー水溶液を25℃にお
いて流通せしめその液面が標線間を通過する流下時間(
1)を測定する方法である。同様にしてポリマーを含ま
ない水の流下時間(to )を測定し1両者の比(t/
lo)をスクリーンファクターと称して指標とした。そ
の結果は別表の通りである。
ポリマー水溶液の多孔買物体中での粘性特性のもう一つ
の評価として、コア試験法よりの抵抗ファクターを求め
て評価した。
コア試験法による抵抗ファクターは、多孔質物体中を透
過させる際のポリマー溶液の易動度に対する水の易動度
の比として求められる。抵抗ファクターは、ポリマーの
物性、溶媒、多孔質物体の物性ならびに透過速度に応じ
て変動する。ポリマー水溶液の抵抗ファクターが大きけ
れば太き示はどポリマーの効果は高い。
本実験には、あらかじめ800℃の電気炉の中で6時間
焼成後徐々に、冷却させた透過率が約1000ミリダル
シーのベリア砂岩コア(直径1インチ、長さ3インチ)
を用いて行った。ベリア砂岩のコアには、前後及び中間
(後より60ミリメートル)の所にノズルを付は周囲を
エポキシ樹脂で固めたものを用い、その中を水及びポリ
マー濃度300ppm水溶液を一定線速度5層7日、7
m7日、 10m7日で透過させて、その際に発生する
コアの中間から後60ミリメートルの間の圧力損失を測
定し、岩石内の流体流動がダルシーの法則が成立すると
して水易動度(λw)とポリマーの易動度(入p)を測
定し、両者の比(λw/入p)を抵抗ファクターとして
指標とした。
水及びポリマー水溶液を一定線速度でコア中を透過させ
る方法としては、無脈流タイプのポンプを用い、間接的
に水及びポリマー水溶液がコア中に注入される様にして
行った。
その結果は別表の通りである。
実施例2 AM[l 80重量%およびAANa 20重量%から
なるモノマーの濃度25重量%の水溶液(pH−7,5
) 750部を25℃に調節した後、llの断熱箱に入
れ、反応系内をN2ガスにて十分に脱酸素した。
この水溶液に2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)ジハイドロクロライド(ABAP) 0.002部
、4.4゛−7ゾビスー4−シフ/吉草酸(ACVA)
 0.022部をメタノール7.5部に溶解した溶液と
、′M、醜第−鉄アンモニウム(FAS) 0.000
8部を水1部に溶解した水溶液とピロリン酸ナトリウム
0.0075部とを添加し、25℃で重合を開始させた
重合熱による昇温とそれによる重合が進行するままに放
置して反応を進行させ、昇温か認められなくなったとこ
ろで該重合反応を終了せしめた。
この時の重合所要時間は、80分間で重合の最高温度は
90℃であった。
得られた重合体を実施例1と同様な方法により標準粘度
(Sv値)が約8.0cps/25℃の水に良溶解性の
高分子量粉末を得た。以下実施例1と同様の操作によっ
てポリマー水溶液の多孔質物体中での粘性特性の評価を
行った。その結果は別表の通りであった・ 実施例3 AMD 80重量%およびAANa 20重量%からな
るモノマーの濃度25重量%の水溶液(pH−7,5)
 750部を25℃に調節した後、17の断熱箱に入れ
、反応系内をN2ガスにて十分に脱酸素した。
この水溶液に硫酸第一鉄アンモニウム(FAS)0.0
003部を水1部に溶解した水溶液を用いた他は実施例
2と全く同様にして重合を開始させ、また反応を終了せ
しめた。この時の重合所要時間は約160分間であり、
重合の最高温度は90℃であった。
得られた重合体を実施例1と同様な方法により標準粘度
(SV値)が約13.8cps/25℃の水に良溶解性
の高分子量粉末を得た。以下実施例1と同様の操作によ
ってポリマー水溶液の多孔質物体中での粘性特性評価を
行った。結果は別表の通りであった。
比較例I AND 80重量%およびAANa2G重量%からなる
モノマー濃度30重量%の水溶液(pH−7,5) 7
50部を0℃に冷却後、11の断熱箱に入れ、反応系内
をN2ガスにて十分に脱酸素した。この水溶液にAIB
No、25部をメタノール7.5部に溶解して添加し、
さらに重合開始剤としてAPS  0.007部、FA
S 0.0045部を添加し、重合開始温度θ℃にて断
熱重合した。約2時間で重合の最高温度80℃になり反
応が完結した。
得られた重合体を実施例1と同様な方法によす処理し、
標準粘度(SV値)が約5.9(Hps/25℃の水に
良溶解性の高分子量粉末を得た。上記のようにして得ら
れた重合体を実施例1と同様な方法によりポリマー水溶
液の多孔質物体中での粘性特性の評価を行い、その結果
は、別表の通りであった。
比較例2 AND 80重量%およびAANa 20重量%からな
るモノマー濃度25重量%の水溶液(pH−7,5) 
750部を25℃に調節した後、12の断熱箱に入れ、
反応系内をN2ガスにて十分に脱酸素した。この水溶液
にAl810.023部をメタノール7.5部に溶解し
て添加し、さらに重合開始剤としてAPS  O,00
9部、テトラメチルエチレンジアミン0.0045部を
添加し1重合開始源度25℃にて断熱重合した。約5時
間で重合の最高温度85℃になり反応が完結した。
得られた重合体を実施例1と同様な方法により処理し、
標準粘度(SV値)が約8.0cps/ 25℃の水に
良溶解性の高分子量粉末を得た。
上記のようにして得られた重合体を実施例1と同様な方
法によりポリマー水溶液の多孔質物体中での粘性特性の
評価を行った。その結果は別表の通りであった。
比較例3 AND 80重量%およびAANa 20重量%からな
るモノマー濃度23重量%の水溶液(pH=7.5) 
750部を0℃に冷却後、lj!の断熱箱に入れ1反応
系内をN2ガスにて十分に脱酸素した。この水溶液にA
IBNo、113部をメタノール7.5部に溶解して添
加し、さらに重合開始剤としてAPS 0.003部、
FASO,002部を添加し1重合開始源度0℃にて断
熱重合した。約6時間で重合の最高温度68℃になり反
°応が完結した。
得られた重合体を実施例1と同様な方法により処理L、
標準粘度(SV値)が約、 8.9cps/25℃の水
に良溶解性の高分子量粉末を得た。上記のようにして得
られた重合体を実施例1と同様な方法によりポリマー水
溶液の多孔質物体中での粘性特性の評価を行った。
その結果は別表の通りであった。
〔発明の効果〕
本発明による三次石油回収薬剤は多孔質物体中への注入
性が良く、また多孔質物体中での粘性による抵抗係数が
大きく、石油三次回収薬剤としてすぐれたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アクリルアミドまたはアクリルアミドを優位量含有
    する単量体を重金属塩および/または還元性無機リン化
    合物の存在下に、重合開始剤としてアゾ化合物を用いて
    水溶液中でラジカル重合し、必要ならば得られた重合体
    または共重合体を部分加水分解し、このようにして得ら
    れたアニオン化度が5〜35モル%の共重合体を乾燥し
    、粉末化した共重合体粉末からなる石油三次回収薬剤。
JP15432885A 1985-07-15 1985-07-15 石油三次回収薬剤 Pending JPS6215278A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15432885A JPS6215278A (ja) 1985-07-15 1985-07-15 石油三次回収薬剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10562984B2 (en) 2013-08-30 2020-02-18 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Crude oil recovery additive
EP3420047B1 (en) * 2016-02-23 2023-01-11 Ecolab USA Inc. Hydrazide crosslinked polymer emulsions for use in crude oil recovery

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10562984B2 (en) 2013-08-30 2020-02-18 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Crude oil recovery additive
EP3420047B1 (en) * 2016-02-23 2023-01-11 Ecolab USA Inc. Hydrazide crosslinked polymer emulsions for use in crude oil recovery

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