JPS62152681A - 手持ち工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブレード又は部分品のつけられる柄を有する
手持ち工具に関する。

〔従来の技術〕

融通性を高め、また製造の効率を上げるために、一本の
ブレード又は部分品、或いは複数本のブレード又は部分
品を備えた柄を有し、複数本の異なるサイズの部分品を
たった一本の柄に選択的に使用でき、或いは、部分品を
柄に異なる向きで取りつけることができ、それによって
敏捷性を高め、使い易くし、又はトルクを大きくする手
持ち工具を提供することが知られている。

部分品を、選択的に柄に別個の位置で取りつけることの
できる手持ち工具の例が、米国特許第１、５７８．０６
５号、第２．１８２．６７３号、第２．５６９．０６９
号、第２．８２１．４０３号、第３．８５０．０５６号
、第４．０５６．０２０号に示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

部分品を択一的に取りつけることのできる従来技術の工
具は使用融通性を高めることができるけれども、現在利
用できるこれらの工具は比較的高価であり、また、使用
及び組立が難しいことが多い。

本発明の目的は、トルク伝達用部分品を柄に、２つの使
用位置、即ち、最適の使い易さ及び最適の工具回転の迅
速性をもたらす１つの位置と、手動で工具に加えられる
べきトルクを最大にすることのできるもう１つの位置で
、択一的に取りつけることのできる柄を有する手持ち工
具を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、柄を有し、柄の端と交差し
て半径方向スロットが設けられており、該スロットが、
細長い部分品を使い易さを良くし、回転の迅速さを高め
、又は、最大トルクを大きくするように柄に選択的に差
し向けられ、或いは、部分品を工具の柄の中に収納する
ような種々の位置で、部分品に形成されたヘッドを密接
的選択的に受け入れるような手持ち工具を提供すること
にある。

本発明のもう一つの目的は、柄の端と交差する半径方向
スロットの形成されている成形された柄と、工具の融通
性を高めるためにスロットとトルク伝達関係をなして二
者択一的な位置でスロット内に密接に受け入れ可能であ
る成形ヘッドを備えて形成された部分品とを有する手持
ち工具を提供することにある。

本発明のさらにもう一つの目的は、柄の端と交差して形
成された半径方向スロットを備えた柄を有し、工具部分
品に形成されたヘッドがスロット内に、スロットとトル
ク伝達関係をなして選択的に取りつけられ、部分品のヘ
ッドが、部分品の長さと平行な方向におけるスロットか
らの部分品の抜け出しを阻止するように柄に形成された
ボアと選択的に協働する突出部を有する手持ち工具を提
供することにある。

本発明の実施において、通常成形作業により合成プラス
チックで形成された工具の柄は、長さ方向軸線と、前端
と、後端とを有する。半径方向スロットが柄及び柄の前
端と交差し、そしてこのスロットは柄の軸線に対して半
径方向に食い違っている平行な、間隔をへだてた側部を
有する。

アレンレンチ又はねじ廻しのブレードのような細長い金
属部分品は内端を有し、この内端には合成プラスチック
ヘッドが成形されており、ヘッドは、柄のスロットとト
ルク伝達関係をなしてスロット内に密に入ることのでき
る形状のものである。

ヘッドはスロットの側部の間隔と実質的に一致した距離
、間隔をへだでた平行な側面を有し、スロットとヘッド
の横断面形状は、スロットの側部が凹状の底面と交差し
、ヘッドの側部が凸状の底部円筒形面と接線方向に交差
するようなＵ字形形状のものである。

ヘッドはその内側終端に円筒形突出部を備え、この突出
部は、ヘッドの横方向厚さと一致した直径のものであり
、そして部分品の長さに対して垂直に配置された軸線を
有している。ヘッドは互いに直角な軸線を有する一対の
円筒形ボアを有し、該ボアは両方とも柄のスロットと交
差し、そして、部分品及びヘッドが柄のスロットから、
ヘッドの突出部と柄のボアとの協働により部分品の軸方
向に抜けないように部分品のヘッドの突出部を選択的に
密に受け入れる。

柄のスロットの形状及びボアの位置は、部分品のヘッド
と部分品が２つの使用位置のうちの一方で、即ち、部分
品の長さを柄の軸線と同軸にして、或いは柄の軸線と実
質的に垂直に配置して柄に組み合わせることのできるよ
うなものである。部分品の長さを柄の軸線と同軸にした
とき、工具の使い易さは最も良くなり、これは、柄及び
部分品を最少の努力で、しかも最大の速度で回転させる
能力である。部分品のヘッドを、部分品の長さが柄の軸
線と垂直であるようにスロット内に置いたとき、最大の
トルクが柄及び部分品に加えられる。

柄は又、スロットと交差し且つ柄を貫通して柄の後端ま
で延びた細長い軸方向ボアを備えている。

このボアは部分品を受け入れるのに十分な直径のもので
あり、部分品の長さの大部分が柄のボア内に受け入れら
れ、それにより部分品が柄に対して収納位置で配置され
るように部分品のヘッドをスロットに挿入することがで
きる。

本発明の上記の目的及び利点は以下の説明及び添付の図
面から理解されよう。

〔好ましい実施例の説明〕

工具は、好ましくは合成プラスチックで成形された柄１
０を有し、柄は前端１２と後端１４とを有している。柄
は外部に、柄に対する使用者の摩擦把持を高めるための
長さ方向に設けられた凹部１６を有し、柄の外面は前端
１２に隣接して、凹部１８と円周方向に延びた隆起部２
０とを有している。柄には半径方向スロット２２が形成
され、このスロットは前端１２と交差し、そして第２図
に表面２４で表された距離、柄の長さ即ち丈（たけ）に
沿って延びている。

スロット２２は、柄の軸線の各側に配置され且つスロッ
トの円筒形凹面２８と接線方向に交わる平行な側部２６
を有するＵ字形形状のものである。

半径方向円筒形凹部又はボア３０が隆起部２０を横切っ
て晒の中に形成されており、スロット表面２４はボア３
０によって構成される半円筒形セグメントから成るので
ボア３０の一部を形成している。

柄１０は参照番号３２のところで軸線方向に穴あけされ
、このボア３２は柄抜端１４と交差し、ボア３２と同軸
の大径の円筒形凹部又はボア３４がスロット２２と交差
しており、このボア３４はボア３０の直径と一致した直
径のものである。

全体を参照番号３６で表した工具部分品は細長い形状の
ものであり、図示の実施例では、工具部分品３６は、主
長さ部分３８及びこの主長さ部分３８と直角に配置され
た内端部分４０を有するアレンレンチ（Ａｌｌｅｎ　ｗ
ｒｅｎｃｈ）から成る。理解されるべきこととして、開
示したアレンレンチ工具部分品は本発明に使用される工
具部分品として唯一のタイプのものではない。例えば、
工具は、工具部分品がねじ廻しブレードから成り又は工
具部分品外端に取り付けられるレンチソケットを有する
ような任意のタイプのトルク伝達部材と一緒に使用して
も良く、或いは、工具と関連したその他の既知のトルク
伝達工具部材と一緒に使用しても良い。

工具部分品３６の内端は、好ましくは合成プラスチック
材料で作られ且つ工具部分品内端とトルク伝達関係をな
すように工具部分品内端に一体に成形されたヘッド４２
を備えている。ヘッド４２は、互いに平行であり且つス
ロット側部２６間の間隔と一致した距離、間隔をへだで
ている反対側の平らな側部４４を有している。ヘッド側
部４４は、スロットの円筒形の凹状の直径面２８と一致
した直径の円筒形の凸状の表面４６と交わっている。ヘ
ッドは、第１図〜第７図の実施例ではアレンレンチ内端
部分４０を取り囲み、ボア３０．３４の直径よりもほん
の僅か小さな直径を有する円筒形突出部４８を有してい
る。突出部４８の形状は突出部４８の直径がヘッド側部
４４間の間隔と等しいのでヘッドの形状の残部と境が溶
は合い、そしてヘッドの最も内側の端５０は突出部の半
円筒形の延長部で構成されている。

ヘッド４２には又、柄の凹部１８及び隆起部２０の形状
と一致した凹部５２及び隆起部５４を有する外側表面形
状も形成されている。

通常の使用状態では、ヘッド４２を第１図、第２図、第
４図及び第５図に示すようなやり方でスロット２２の中
に半径方向に差し込む。ヘッド４２をスロット２２内に
半径方向に差し込むことにより、突出部４８はボア３０
の中に受け入れられ、ヘッド側部４４はスロット側部２
６間にしっかりと定位する。ヘッドの凸面４６とスロッ
トの凹面２８とを係合させると、工具部分品の主長さ部
分３８は柄の軸線と同軸になって工具部分品３６は取り
扱い及び迅速な回転に最適なその位置で柄１０の中に定
位する。この位置では、第１図及び第２図に示すように
、ヘッドの凹部５２と隆起部５４は柄の凹部１８と隆起
部２０と整列し且つこれらと一致して一体の且つ魅力的
な外観を呈することになることは理解されよう。

突出部４８をボア３０内に入れると、工具部分品３６を
スロット２２から軸線方向には引き抜くことができない
。しかしながら、工具部分品をスロットから取り外した
いときには、柄に対してヘッド４２を半径方向に動かし
てヘッドをスロットから引き抜きそして突出部４８をボ
ア３０から引き抜くことにより、柄１０と工具部分品３
６とを分離することができる。スロットからのヘッドの
この取り外しは、使用者が突出部４８の外端を親指又は
その他の指で押さえることにより容易にすることができ
る。突出部外端には、第１図及び第２図から分かるよう
にボア３０のところで外部から近付くことができる。

工具部分品３６で最大トルクを発生させたいときには、
工具部分品とヘッド４２を第６図に示すようなやり方で
スロット２２内に差し込む。この関係では、ヘッドの内
端をスロット内に差し込み、工具部分品の主長さ部分３
８を柄の軸線と直角の関係にする。突出部の凸面５０が
スロットの底面２８と係合するように円筒形へラド４２
をスロット内に完全に入れ、工具部分品とヘッドをボア
３４に向かって軸線方向に動かすと突出部４８はボア３
４内にしっかりと受け入れられる（第６図参照）。構成
要素を第６図に示すように組み合わせると、工具部分品
に対する柄の向きでつくられるトルクアームの増大によ
り最大トルクを工具部分品に与えることができ、そして
工具を楽に使用することができる。第６図に示すような
組み合わせモードでは、突出部４８がボア３４内に受け
入れられているので工具部分品の主長さ部分３８の軸線
方向におけるスロット２２からの工具部分品とヘッドの
抜け出しは阻止される。

ヘッド４２が第２図又は第６図に示すいずれかのやり方
でスロット２２内に受け入れられているとき、スロット
側部２６とヘッド側部４４との係合及びボア３０、ボア
３４のいずれかの中へのヘッド突出部４８の受け入れに
より、工具部分品３６と柄１０との間に確実なトルク伝
達関係がつくられ、構成要素を傷めることなく高トルク
力を柄と工具部分品との間で伝達することができる。

工具部分品３６とヘッド４２を第７図に示すような収納
位置で柄１０と組み合わせることもでき、第７図では、
工具の長さは最小であり、またコンパクトな形状が得ら
れている。第７図に示すように、工具部分品の主長さ部
分３８が柄のボア３２内に受け入れられ、そして第２図
とは逆のやり方でヘッド４２をスロット２２内に入れる
。ヘッド４２がこの関係をなしてスロット２２内にしっ
かりと受け入れられているので第７図の組み合わせが保
たれる。

スロット２２とへラド４２は、第２図又は第６図のいず
れの位置でもヘッドがスロットと係合面のところで合致
するような形状及び寸法のものであることは理解されよ
う。例えば、スロット表面２４はヘッド表面５０又は４
６をぴったりと受け入れるように半円筒形であり（第２
図参照）、スロットの半円筒形表面２８はヘッド表面４
６と一致しく第２図）、或いはヘッド表面５０と一致し
ている（第６図）。突出部４８の直径は側部４４で構成
されるヘッド４２の幅と等しく、表面５０は形状のうえ
で突出部の延長部である。

第８図は、ヘッドへの工具部分品の別の取り付けを示し
ている。この第８図では、工具部分品５８は、例えばね
じ廻し軸部とともに使用されるような円筒形の形状のも
のであり、工具部分品の内端は半径方向に延びたキー６
０を備え、このキー６０は工具部分品の材料からスェー
ジ加工により作られ、工具部分品の円筒形の外形を越え
て半径方向に延びている。合成プラスチックのヘッド４
２′は工具部分品５８の内端に成形され、そして上述し
たようにヘッド４２と一致する形状のものであり、同一
の構成要素は符号（′）つきの参照番号で指示されてい
る。キー６０があることでヘッド４２′に対する工具部
分品５８の有効な連結が確実となり、工具部分品とヘッ
ドとの間の有効なトルク伝達相互連結が行われる。

本発明が複数の異なる寸法又はタイプのトルク伝達用工
具部分品をたった一本の柄と一緒に使用できる無駄のな
い構成の工具に関していることは理解されよう。当然の
ことながら、任意のタイプ又は寸法のアレンレンチ、ソ
ケット又はねじ廻しブレードを工具部分品の外端と関連
させることができ、また前輪のこと、各寸法の工具部分
品は上述のように柄のスロット２２と協働するヘッド４
２を利用することになる。変形として、工具部分品を柄
のスロット内に、工具部分品の長さが柄の軸線に対して
同軸か或いは横方向かのいずれかであるように設けるこ
とにより、便利さが希望どおりに得られるとともに希望
のトルク伝達特性を達成でき、また本発明による工具構
造を経済的に製造でき、そして本発明の工具構造では使
用者側に特別の熟練を必要としない。

当業者であれば、本発明の精神及び技術的範囲から逸脱
しない本発明の概念の種々の修正が明らかであることは
理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の手持ち工具の斜視図であり、工具部
分品が柄に同軸状に組み合わされている図である。 第２図は、第１図の■−■断面における組み合わせ工具
の直径方向断面立面図である。 第３図は、工具部分品それ自体の斜視図である。 第４図は、第１図の右側から見た第１図の端面図である
。 第５図は、第２図のＶ−■断面における断両立面図であ
る。 第６図は、最大トルクを発生させるように工具部分品の
長さが柄の長さに対して直角に配置されている組み合わ
せ工具の直径方向断両立面図である。 第７図は、柄に対する工具部分品の収納位置を示す直径
方向断両立面図である。 第８図は、工具部分品とトルク伝達関係をなして工具部
分品に成形された工具部分品ヘッドの別の実施例の詳細
部分断面図である。 〔主要な参照番号の説明〕 １０・・・・・・工具　　　　　１２・・・・・・前端
１４・・・・・・後端　　　２２・・・・・・半径方向
スロット。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）柄に対して択一的に位置決めできる工具部分品を
   有する手持ち工具であって、外面、軸線、前端及び後端
   をもつ細長い柄を有し、細長い軸方向に延びた半径方向
   スロットを、柄の外面及び柄の前端と側方に交差して柄
   に設け、前記スロットは、柄の軸線の両側に構成されて
   いて間隔をへだて、そして対向し平らであり且つ平行な
   側部を備えており、さらに、軸線、外端及び内端をもつ
   細長い部分品を有し、部分品の外端にはトルク駆動手段
   を設け、部分品の内端にはヘッドを固着し、ヘッドは、
   前記部分品の軸線が前記柄の軸線と実質的に平行であり
   且つ前記柄の前端から延びるような第１の位置、及び前
   記部分品の軸線が前記柄の軸線に対して横に配置される
   第２の位置で前記ヘッドが前記スロット内にしっかりと
   受け入れられるように前記スロットの側部の間隔と実質
   的に等しい距離、間隔をへだてた一対の間隔を置いた側
   部を備え、前記部分品の軸線に対して横の方向に延びる
   細長い突出部を前記ヘッドに設け、前記柄の軸線に対し
   て横に配置された長さ部分をもち前記スロットと交差す
   る第１の凹部を前記柄に設け、前記柄の軸線に対して実
   質的に平行な長さ部分をもち前記スロットと交差する第
   ２の凹部を前記柄に設け、前記ヘッドの突出部は前記ヘ
   ッドが前記第１の位置にあるときには前記第１の凹部内
   に密接に受け入れられ、前記ヘッドが前記第２の位置に
   あるときには前記第２の凹部内に密接に受け入れられ、
   凹部での前記突出部の受入が前記部分品の軸線と平行な
   方向における前記スロットからの前記ヘッドの抜け出し
   を阻止することを特徴とする手持ち工具。
2. （２）前記ヘッド突出部は円筒形の形状のものであり、
   前記第１及び第２の凹部は円筒形ボアから成ることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の手持ち工具。
3. （３）前記ヘッド突出部は前記第１の凹部内に受け入れ
   られたときに外部から近づけるように前記第１の凹部は
   前記柄の外部と交差していることを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項記載の手持ち工具。
4. （４）前記第２の凹部は前記柄の軸線と同軸であること
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の手持ち工
   具。
5. （５）前記部分品は金属で作られ、前記ヘッドは合成プ
   ラスチックで作られ且つ前記部分品の内端に成形されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
   手持ち工具。
6. （６）前記ヘッドは前記柄の外面の形状と形状が一致す
   る外面を有し、前記ヘッドが前記スロット内の前記第１
   の位置にあるときに前記ヘッドの外面が隣接した柄の外
   面と整列し且つこれと一致することを特徴とする特許請
   求の範囲第（５）項記載の手持ち工具。
7. （７）前記スロットと交差し且つ前記柄の後端に向かっ
   て延びるボアが前記柄に設けてあり、該ボアは、前記部
   分品が前記柄の後端に向かって延びる第３の位置で前記
   ヘッドが前記スロット内に置かれるとき、前記部分品の
   外端を部分品収納位置で受け入れることを特徴とする特
   許請求の範囲第（５）項記載の手持ち工具。